JPH0425456Y2 - - Google Patents

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JPH0425456Y2
JPH0425456Y2 JP17867287U JP17867287U JPH0425456Y2 JP H0425456 Y2 JPH0425456 Y2 JP H0425456Y2 JP 17867287 U JP17867287 U JP 17867287U JP 17867287 U JP17867287 U JP 17867287U JP H0425456 Y2 JPH0425456 Y2 JP H0425456Y2
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ridge
flange
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watertight
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は型材を用いて方立と無目を構成した
カーテンウオールにおいて、両者の接合部に防水
処理を施した、カーテンウオールにおける水密構
造に関するものである。
〔従来技術及び考案が解決しようとする問題点〕
型材を用いたカーテンウオールでは、従来漏水
に対する排水を方立を通じて建物の最下部まで流
すことにより行うのが一般的である。
ところがこの方法では方立と無目との接合部に
おける防水性が不十分になるため、シール材の劣
化により第6図のように壁面からの水が型材の溶
接箇所やメタルタツチ部分を伝つて室内へ漏水す
る恐れがあり、また第7図のように押縁に水抜き
穴を設けた場合、やはりシール材の劣化によつて
室外からの吹き上がりの際室内に漏水する可能性
がある。
この考案はこうした従来の排水方法の弱点を踏
まえてなされたもので、各無目毎に浸入した水を
受けて室外に排出する構造とすることにより漏水
を防止しようとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
この考案では無目と方立のそれぞれ室外側に取
り付けられる無目型材と押縁との取合い部分に水
密材を配置し、ここに水密性を持たせることによ
り各無目毎に水を受ける構造とし、漏水の防止を
図る。
無目型材は室外側にフランジを有し、対向する
室内側に水返しとしての立上り片が形成された、
壁面から浸入した水を受ける部材であり、無目の
室外側に水平に突設されたブラケツト上に載り、
これにボルトによつて接合される。
水密材は水平面をなす基板と、基板から押縁お
よびスペーサーに沿つて起立する起立片と、無目
型材の押縁およびフランジの内側に沿つて垂下す
る垂下片とからなり、基板を無目型材端部の延出
片上に重ね合わせることにより無目型材に差し込
まれ、押縁との取合い部に装着される。
この水密材、すなわちそれぞれ対向しない3方
向の面をなす基板、起立片および垂下片と気密材
および押縁、シール材、フランジによつて無目型
材両端と押縁との間の水密性が確保されると同時
に、基板によつて無目型材延出片に形成される段
差により押縁を伝つて落下する水は各無目型材で
受けることになる。
〔実施例〕
以下この考案を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
この考案の水密構造はカーテンウオールを構成
する無目1と方立4の室外側に配置される無目型
材3との押縁5との取合い部に特殊な形状の水密
材6を差し込んで形成されるので、第1図に示す
ようにカーテンウオール内に浸入した水を各層の
無目型材3で一旦受けてから室外に排出する構造
としたものである。
第2図、第3図はこの考案を実施したカーテン
ウオールの構成例を示したものであるが、に示
すように無目1は方立4に金物7を介して取り付
けられ、無目型材3はに示すように無目1の室
外側に溶接により水平に突設されたブラケツト2
上に載置され、これにボルト8によりパツキング
9を挟んで接合される。
無目型材3は図示するように室外側に無目1と
同じ形のフランジ3aを有し、このフランジ3a
の中間より室内側に延出する延出片3dと、延出
片3dの室内側から立上る立上り片3bが形成さ
れており、フランジ3aには延出片3dとの連結
部より上方に水抜き穴3cが部分的に明けられ、
立上り片3b上部には無目1との間の気密性確保
のための気密材10が被せられる。
押縁5はに示すように方立4の室外側に溶接
されたスペーサー11にボルト8によつて取り付
けられている。
この考案の水密構造を形成する無目型材3の端
部は第4図、第5図に示すようにフランジ3aよ
り延出片3dと立上り片3bが無目1とスペーサ
ー11との距離の大きさだけ長めに形成されてお
り、その無目型材3の無目1から突出した延出片
3d上に水密材6が差し込まれる。
なお気密材10は無目型材3の立上り片3bに
沿つてその端部まで延材して後述の水密材6の起
立片6bと当接している。
水密材6は第4図−に示すように無目型材3
の延出片3d上に重ね合わせられる基板6aと、
基板6aから押縁5およびスペーサー11に沿つ
て起立する起立片6bと、基板6aから押縁5お
よび無目型材3のフランジ3aの内側に沿つて垂
下する垂下片6cとからそれぞれ対向しない3方
向の面をなしている。
この水密材6は第4図のように基板6aを無目
型材3の延出片3d上に差し込むことによつて側
部がフランジ3aと立上り片3bとの間に嵌入し
てこれに取り付けられ、第5図に示すような水密
構造を形成する。このとき基板6aはその室内側
端面が無目型材3の立上り片3bに接触してその
延出片3dと気密材10との間に嵌入され、延出
片3dとの間には段差を形成している。
方立4および押縁5の端面と無目型材3のフラ
ンジ3a端面との組立誤差を吸収する隙間には第
5図−のようにシール材12が充填される。こ
のとき垂下片6cはシール材12のバツクアツプ
材として機能する。
この水密材6によつて無目型材3両端と押縁5
との取合い部の水密性が確保され、押縁5、また
は方立4に伝つて落下する水は水密材6の起立片
6bにガイドされて基板6aで一旦受けられ、基
板6aと室内側の気密材10と押縁5、シール材
12、フランジ3aで形成される排水路を通じ、
第1図のようにこれと無目型材3の延出片3dと
の段差を通じてフランジ3aに設けられた水抜き
穴まで導かれ、排出されることになる。
〔考案の効果〕
この考案は以上の通りであり、無目型材の両端
に装着され、延出片上に差し込まれる基板と基板
から押縁およびスペーサーに沿つて起立する起立
片と押縁および無目型材のフランジの内側に沿つ
て垂下する垂下片とからなる水密材を、その基板
を無目型材の水平面上に重ねることによつて方立
と押縁との取合い部における水密性が確保され、
またこれによつて上方からの水は起立片でガイド
され、基板と気密材と押縁と組立誤差を吸収する
押縁端面とフランジ間に充填したシール材および
フランジで形成される排水路を通じて各無目型材
で受けてから室外へ排出されるため従来のような
接合部で漏水の恐れのない、安定した水密効果が
期待できる。
また室外からの吹き上がりに対しては無目型材
の立上り片には端部が起立片と当接する気密材を
被せることによつて確実に浸水を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による排水経路を示した概要
図、第2図、第3図はこの考案を用いたカーテン
ウオールの構成例を示したもので、は横断面
図、は縦断面図、第4図−,は水密材の取
り付け状況を示した斜視図、第5図−,はこ
の考案の構成例を示したそれぞれ平面図、正面
図、第6図、第7図は従来構造を示した縦断面図
である。 1……無目、2……ブラケツト、3……無目型
材、3a……フランジ、3b……立上り片、3c
……水抜き穴、3d……延出片、4……方立、5
……押縁、6……水密材、6a……基板、6b…
…起立片、6c……垂下片、7……金物、8……
ボルト、9……パツキング、10……気密材、1
1……スペーサー、12……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーテンウオールを構成する無目1の室外側に
    水平に突設されたブラケツト2上に設置され、こ
    れにボルト止めされる室外側にフランジ3aを有
    し、このフランジ3aの中間より室内側に延出す
    る延出片3dと、この延出片3dの室内側に立上
    り片3bが形成された無目型材3の両端と、方立
    4の室外側に取り付けられる押縁5との取合い部
    分における水密構造であり、無目型材3の両端
    に、延出片3d上に差し込まれる基板6aと、基
    板6aから押縁5およびスペーサー11に沿つて
    起立する起立片6bと、押縁5および無目型材3
    のフランジ3aの内側に沿つて垂下する垂下片6
    cとからなる水密材6を、その基板6aを無目型
    材3の水平面上に重ね合わせて差し込んでなり、
    立上り片3bには端部は起立片6bと当接すると
    ともに下面が基板6aと当接する気密材10が被
    せられ、かつ押縁5の端面とフランジ3aとの隙
    間にはシール材12が充填され、基板6aと気密
    材10と押縁5、シール材12およびフランジ3
    aで排水路を形成してなることを特徴とするカー
    テンウオールにおける水密構造。
JP17867287U 1987-11-24 1987-11-24 Expired JPH0425456Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0182207U JPH0182207U (ja) 1989-06-01
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