JP2523784Y2 - カーテンウォールの目地構造 - Google Patents

カーテンウォールの目地構造

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一郎 ▲高▼橋
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日本建鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は建築物のパネル式構法によりカーテンウォー
ルを構成するカーテンウォールの目地構造に関する。
〈従来の技術〉 パネル式構法によるカーテンウォールの、ユニットパ
ネルを多数配置してカーテンウォールを構成する場合の
目地構造は、コーキング材の充填、あるいは柔軟材帯状
パッキン、いわゆるコンプリバンドを隣接するユニット
パネルの各々への挟持配置によって、気密、水密にする
ことが多い。これらの方法は構成が簡単であり、コスト
も安い。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記従来の各方法はユニットパネル間
の変位量が大きい場合に対応が困難である欠点を持つ。
すなわち、コーキング材充填による方法、柔軟材帯状パ
ッキンを配置する方法のいずれも隣接するユニットパネ
ル間の相対変位量が少ない場合は問題はないが、地震等
による大きい変位に遭遇すると結合部が離れることがあ
る。一旦結合が離れると施工しなおさない限り回復でき
ず、特に縦目地部は、横目地部に比べて雨仕舞の低下が
著しい。
本考案はユニットパネル間の相対変位量が大きくても
支障を生じることがないカーテンウォールの目地構造を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係るカーテンウォールの目地構造は、複数枚
のユニットパネルを平面状に配置してカーテンウォール
を構成した際の各ユニットパネル間に形成される目地の
構造において、ユニットパネルを表面パネルとその周縁
を囲んだ金属フレームとにより形成し、該金属フレーム
の室内側縁部全周に設けた室内側溝に柔軟材パッキンを
装着し、同金属フレームの前記室内側溝より屋外側に寄
った縁部全周にリップ付柔軟性パッキンを装着するため
の中間位置溝を設け、前記金属フレームの側部において
は、前記中間位置溝より屋外側に寄った位置でかつ前記
中間位置溝と略平行にリップ付柔軟材パッキンを装着す
る為の屋外側溝を設けるとともに同金属フレームの側部
上下に前記中間位置溝と屋外側溝とを連通させる斜行溝
を設け、前記中間位置溝と、前記金属フレームの側部に
おいては中間位置溝若しくは斜行溝を介して前記屋外側
溝のいずれかにリップ材柔軟材パッキンを装着したもの
である。
そしてこのユニットパネルがなす横目地部では、上下
に位置するユニットパネルの柔軟材パッキン相互を圧接
させ同リップ付柔軟材パッキンのリップ相互を重なり合
わせる。
さらに縦目地部では、左右に位置するユニットパネル
の柔軟材パッキン相互を圧接し、一方のユニットパネル
の中間位置溝に装着したリップ付柔軟材パッキンのリッ
プを他方のユニットパネルの中間位置溝内に挿入し、同
他方のユニットパネルの屋外側溝に装着したリップ付柔
軟材パッキンのリップを一方のユニットパネルの屋外側
溝内に挿入したことを特徴とするものである。
〈作用〉 ユニットパネルの縦目地部及び横目地部の室内側に寄
った位置の全周に配置した室内側溝に挿入し装着してい
る中空断面形状の柔軟材パッキンは室内側に近い位置で
カーテンウォールのユニットパネル間のシールを行い、
外方から風雨が漏れてきた場合の浸入を防ぎ、又、施工
時に多い室内側からの異物の浸入を防ぐ。
ユニットパネルの縦目地部及び横目地部の厚さ方向中
空位置の全周に設けた中間位置溝に挿入したリップ付柔
軟材パッキンは隣接するユニットパネル間の横目地部に
おいては上下のユニットパネル間でリップ先端相互が重
なり合い、この部分のシールを行う。
この縦目地部において一方のユニットパネルでは中間
位置溝に装着したリップ付柔軟材パッキンのリップが他
方のユニットパネルの中間位置溝内に挿入されてシール
を行い、又他方のユニットパネルでは斜行溝を介して屋
外側溝に装着したリップ付柔軟材パッキンのリップが一
方のユニットパネルの屋外側溝に挿入してシールを行
う。
〈実施例〉 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図とそのA−A線矢視断面図である第2図、同B
−B線矢視断面図である第3図に示すように、本実施例
に係るカーテンウォール1は、ほぼ正方形のみかげ石等
からなる表面パネル2とこの表面パネル2の背面側縁を
囲む金属フレーム3とからなるユニットパネル4を複数
枚平面状に配置して構成した場合の、カーテンウォール
の目地構造5についてのものである。このカーテンウォ
ールの目地構造5は第2図に示す如く、その縦目地部6
及び横目地部7において、各ユニットパネル4の室内8
側に寄った位置の縁部全周に略C字状断面形状の室内側
溝9を設ける。この室内側溝9に軟質プラスチックによ
る中空断面形状の柔軟材パッキン10を夫々挿入する。中
空断面形状の柔軟材パッキン10は、隣接したユニットパ
ネル4,4間において互いに圧接する状態に装着されてい
る。
一方各ユニットパネル4の厚さ方向中間位置の縁部全
周に略C字状断面形状の中間位置溝11を設け、ここにリ
ップ12付柔軟材パッキン13を挿入する。リップ12は本実
施例の場合、平行した2枚のものにしたが、1枚であっ
てもよい。このリップ12の高さは、第2図に示すように
横目地部7において上下に隣接したユニットパネル4と
4の各中間位置溝11と11に挿入したリップ付柔軟材パッ
キン13と13との各リップ12,12の先端相互が重なるよう
な長さに設定されている。
そして、第1図のB−B線矢視断面図である第3図に
示す如くユニットパネル4は、その厚さ方向の前記中間
位置溝11より屋外14側に寄った両側位置に略C字状断面
形状の屋外側溝15が設けられている。この屋外側溝15は
前記中間位置溝11と略同一断面形状をなす。従ってとも
に同じリップ付柔軟材パッキン13を装着出来る。
各ユニットパネル4のフレーム3において、その側部
上下には前記中間位置溝11と屋外側溝15とを連通させる
斜行溝16が形成される。
この斜行溝16は、前記両溝を連通させている為、中間
位置溝11,屋外側溝15と略同形の断面形状を有する。
従って各ユニットパネル4においては、そのフレーム
3の上下部両側部に設けた中間位置溝11を介してリップ
付柔軟材パッキン13を全周に装着することが可能とな
り、一方上部の中間部位置溝11装着されたリップ付柔軟
材13を前記上の斜行溝16を介して側部の屋外側溝15に装
着し、さらに下の斜行溝16を介して下部の中間位置溝11
に連続的に装着することができる。
すなわち、ユニットパネル4において、その側部では
リップ付柔軟材パッキン13が中間位置溝11に装着された
ものと、屋外側溝15に装着されたものがある。
第4図は、そのうち屋外側溝15にリップ付柔軟材パッ
キン13を装着したユニットパネル4の側面図である。
カーテンウォール1を構成する各ユニットパネル4に
おいて、隣接するユニットパネル4,4では、一方のユニ
ットパネル4をその中間位置溝11全周亘ってリップ付柔
軟材13を装着したものを用い、他のユニットパネル4は
その側部では屋外側溝15にリップ付柔軟材パッキン13を
装着したものを用いることで第3図に示す如く、縦目地
部6ではリップ付柔軟材13,13により所謂二重シールさ
れる。
この場合、各リップ付柔軟材13の各リップは、少なく
とも隣のユニットパネル4の側部に設けられた空(リッ
プ付柔軟材パッキン13が装着されていない)の中間位置
溝11内又は屋外側溝15内にとどく丈の長さを有するもの
である。
上記構成のユニットパネル4,4…により構成されたカ
ーテンウォール1において、その縦目地部7では第2図
の如く上下のリップ付柔軟材パッキン13,13によるシー
ルと、同柔軟材パッキン10,10によるシールで所謂二重
シールとなり、又横目地部7より確実な雨仕舞を要求さ
れる縦目地部6においては、第3図の如く、柔軟材パッ
キン10,10によるシールと、各リップ付柔軟材パッキン1
3と空溝とのシールからなり、所謂三重シールとなって
十分な雨仕舞効果を挙げる。
しかもリップ付柔軟材パッキン13は、リップ相互が重
なり、又溝内にリップが挿入された状態となっているの
で、地震力や風圧等によりユニットパネル4,4…相互に
変位が生じてもリップ相互、リップと溝とは重なり接解
した状態を維持しているので、シール効果を低下させる
ことはない。
〈考案の効果〉 本考案に係るカーテンウォールの目地構造によれば、
横目地部に比べ縦目地部のシール効果をより向上させ得
るとともに、カーテンウォールのユニットパネル間に相
対変位があっても各目地部におけるシール効果を低下さ
せることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施例に係るカーテンウォールの目地構造
を用いて構成した壁の正面図、 第2図は、第1図のA−A線矢視断面図、 第3図は、第1図のB−B線矢視断面図、 第4図は、ユニットパネルの側面図である。 尚、図中1はカーテンウォール,2は表面パネル,3は金属
フレーム,4はユニットパネル,5はカーテンウォールの目
地構造,6は縦目地部,7は横目地部,8は室内,9は室内側
溝,10は中空断面形状の柔軟材パッキン,11は中間位置
溝,13はリップ付柔軟材パッキン,15は屋外側溝,16は斜
行溝である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のユニットパネルを平面状に配置し
    てカーテンウォールを構成した際の各ユニットパネル間
    に形成される目地構造において、 前記ユニットパネルは、表面パネルとその周縁を囲んだ
    金属フレームとからなり、該金属フレームの室内側縁部
    全周に設けた室内側溝に柔軟材パッキンを装着し、同金
    属フレームの前記室内側溝より屋外側に寄った縁部全周
    にリップ付柔軟性パッキンを装着するための中間位置溝
    を設け、 前記金属フレームの側部においては、前記中間位置溝よ
    り屋外側に寄った位置でかつ前記中間位置溝と略平行に
    リップ付柔軟材パッキンを装着する為の屋外側溝を設け
    るとともに同金属フレームの側部上下に前記中間位置溝
    と屋外側溝とを連通させる斜行溝を設け、 前記中間位置溝と、前記金属フレームの側部においては
    中間位置溝若しくは斜行溝を介して前記屋外側溝のいず
    れかにリップ付柔軟材パッキンを装着したものであっ
    て、 前記ユニットパネルがなす横目地部では上下に位置する
    ユニットパネルの柔軟材パッキン相互を圧接し、同リッ
    プ付柔軟材パッキンのリップ相互を重なり合わせるとと
    もに、 前記縦目地部では、左右に位置するユニットパネルの柔
    軟材パッキン相互を圧接し、一方のユニットパネルの中
    間位置溝に装着されたリップ付柔軟材パッキンはそのリ
    ップが他方のユニットパネルの中間位置溝内に挿入さ
    れ、同他方のユニットパネルの屋外側溝に装着されたリ
    ップ付柔軟材パッキンのリップが一方のユニットパネル
    の屋外側溝内に挿入されたことを特徴とするカーテンウ
    ォールの目地構造。
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