JPH0332717Y2 - - Google Patents

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JPH0332717Y2
JPH0332717Y2 JP2182U JP2182U JPH0332717Y2 JP H0332717 Y2 JPH0332717 Y2 JP H0332717Y2 JP 2182 U JP2182 U JP 2182U JP 2182 U JP2182 U JP 2182U JP H0332717 Y2 JPH0332717 Y2 JP H0332717Y2
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JP2182U
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建築物におけるサツシ、カーテンウ
オールの如き枠材の接続部分における水密構造に
関し、建築本体の寿命とほぼ同等の期間の耐久性
を期待し得るものである。
[従来の技術] 従来、第1図に示すような外観をもつカーテン
ウオール構造において、ガラス又はパネル9の上
部におけるカーテンウオールの枠材の接続部Aの
構造としては、第9図に示すように不定形シール
材37を、隙間部分に充填したものが知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながらかかる構造においては、シール材
37と枠材との接着不良があるとシール材の剥離
箇所からただちに漏水事故を起こす。又はシール
材が弾性劣化及び接着力低下をおこして枠材の熱
伸縮等の引張り、圧縮に追従できなくなると亀裂
を生じ、又は接着面の剥離を生じて直ちに漏水事
故を起こす。あるいはシール作業が施工者の特殊
な技倆によるところが多く、かつ施工が現場作業
となるため、充分な施工管理が行き届かず、施工
不良を起こして漏水事故を惹起する等の問題があ
つた。
シール材37に微小の亀裂又は細孔が発生して
もこの穴から外気が室内外の気圧(圧力)差によ
つて多量に漏気してくる。この漏気が多量の雨水
の吸込みを引起す。
シール材37と枠材との剥離は、外観の目視検
査でも発見が難しい。しかしながら、前記欠陥箇
所からの漏水量は驚く程多く建物の天井、床等を
著しく汚す。又、漏水箇所を発見するためには天
井を剥がしたりなど大変な調査を伴う。
更にこような欠陥が発生したときには、第9図
のように枠材の接続部Aが、外壁パネル11の裏
面にあると発見が難しく、また、補修のために外
壁パネル11を取りはずさなければならず、大変
な補修工事となる。場所によつては補修工事がで
きない事態も発生する。
近年、外壁パネルの目地はシール材で塞がない
ことが多いが、このような外壁構造では、特に雨
水の止水部であるアルミサツシの枠材は、この接
続部を信頼性と耐久性のある防水構法としなけれ
ばならない。
本考案はこのような問題点を解決し、高性能な
水密性能を確保するとともにメンテナンスフリー
にすることができるものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案は漏水発生の三条件である
水があること、隙間があること、水を移動さ
せる力があること、の要素のうち、水を移動させ
る力である重力、表面張力、毛細管現象、運動エ
ネルギー、圧力差から、圧力差による原因を取り
除いて、高水密性を確保するいわゆる等圧排水機
構の原理を応用するとともに、ゴム様弾性体のジ
ヨイント水受け15(第3図参照)を使用するこ
とにより第9図に示す従来のシール材による工法
の持つ問題点を解決したものである。
以下、本考案を前記第1図A部に適用した場合
の実施例によつて詳細に説明する。
第2図は第1図の枠材の一般部分Bを、第4図
は枠材の接続部Aの断面構造を示すもので、枠材
1の押縁2によりガラス開口3を構成するよう押
縁2との結合片4を下面に有し、上面には前立壁
5を、室内側面にはフアスナー取付溝6を有する
形状である。この枠材1をフアスナー7により躯
体8に取付ける。枠材1の下側には窓部を構成す
るガラス又はパネル9が前記ガラス開口3に嵌込
まれて、ガラスシール10されて、枠材1と気
密、水密的に結合される。
これら躯体8、躯体8と枠材1間の気密材3
6、枠材1、ガラスシール10及びガラス又はパ
ネル9とで室の内外を区画する基本的な止水ライ
ンが形成される。
枠材1の上側には外壁の化粧材となる外壁パネ
ル11が枠材1との間隙を有して垂設されて壁面
を構成している。
本考案にかかるカーテンウオールの構造におい
て、枠材1と枠材1との間隙34(第5図参照)
を有する接続部分に第3図に示すようなゴム様弾
性体からなるジヨイント部水受け15を枠材1の
裏面に取付ける。
ジヨイント部水受け15は、枠材1の裏面に添
うように、傾斜部16、垂下片17、枠材1の後
立壁12の全面に当接する前当接片19と、後面
に当接する後当接片20とを有し、傾斜部16と
垂下片17とには接触片23により形成される複
数の溝21を設けている。溝21は垂下片17の
下端が外気に開放され、垂下片17側からのみ雨
水が落下するように、傾斜部16の前当接片19
側に立上り壁22を設けている。そして、傾斜部
16と垂下片17の前記溝21と平行にしてその
中央部に、ジヨイント部水受け15を枠材1,1
にまたがつて取付けたとに、枠材1の傾斜部13
及び垂下部14と同一高さになるように垂直片2
4を設けている。なお、第3図中18は無目の嵌
合溝を示す。第4図枠材1,1の接続部の断面
図、第5図はその上面図、第6図は底面図、第7
図は第4図のC−C断面図を示すが、上述のジヨ
イント部水受け15は、ジヨイント水受け押え2
6により接続する枠材1,1にまたがつて枠材1
の傾斜部13および垂下部14にその接触片23
が圧接される状態で取付ける。ジヨイント部水受
け15の垂直片24は、枠材1,1の接続部の間
に位置し、枠材1の傾斜部13及び垂下部14と
同一高さになるようにセツトされる。無論枠材
1,1はジヨイント部水受け15がとりつけられ
るように、押縁2との結合片4,4等はその部分
で切欠き加工されている。
ジヨイント部水受け15の後当接片20の背面
に、第4図で示す押付けブロツク27を挿入し
て、後当接片は後立壁12に圧接される。前立壁
5には雨水が直接前立壁5,5の間隙から前立壁
5の後部へ進入しないように塞ぎ板28を取付け
る。前立壁5と後立壁12との間には、切欠25
及び枠材接続部隙間を覆い、傾斜部13との間に
空洞31をつくり、かつ前当接片19を後立壁1
2へ押付けるジヨイントスリーブ29が取付けら
れる。
枠材1の前立壁5の前部には、外壁パネル11
が垂下されており、また、前立壁5と後立壁12
との間には枠材1と枠材取り付け躯体8との接合
部を覆い、一端を躯体8に取付けて垂設し、他端
を傾斜部13に当接するゴム様弾性体からなるフ
ラツシング30を垂設して雨水が直接前記気密材
36及び前当接片19に当らないようにして止水
ラインの保護をはかつている。このフラツシング
30は枠材1,1の接続部分においてはジヨイン
トスリーブ29の上面に接触することになるの
で、外気はジヨイントスリーブの下面にできる空
洞31からフラツシング30の裏面及び切欠25
から、ジヨイント部水受け15の各溝21のそれ
ぞれに達することができる。したがつて、フラツ
シング30の前面側、裏面側の圧力差はなくなつ
て、フラツシング30がはためくことがない。
又、ジヨイント部水受け15の各溝21も雨水の
出口側と入口側との圧力差が発生しない。前記第
5図に示す切欠25は、接続する枠材1,1の両
側にまたがつて設ける。この切欠25の長さはジ
ヨイント部水受け15の幅とほぼ同じ長さとす
る。この切欠25は外気圧を複数の溝21に導入
するために設けている。
[考案の作用効果] 本考案の水密構造は以上のようなものである
が、その作用効果は下記のとおりである。
暴風雨の時には雨は渦巻風に乗つて建物の下階
から上階に向つて吹上げて来たり、横殴りの雨に
なつたりする。また、都会ではビル風と称して局
所的に乱れた風が吹くこともよく知られている。
この風に運ばれて思わぬ方向から吹付けてくる。
外壁パネル11と枠材1の隙間からこのような
風により運ばれた雨水は、その大部分は一般部分
Bでは前立壁5で枠接続部Aでは前立壁5に取付
けられて、接合部の隙間を塞いでいる塞ぎ板28
に衝突して防がれる。それを乗えた雨水はフラツ
シング30に衝突して枠材1の上面に導かれて、
あるものは接続部の隙間からジヨイント部水受け
15の溝21に落下してガラス9の外面へ排出さ
れる。一般部分Bの雨水は前立壁5に適宜間隔で
設けられた水抜穴35から排水される。しかしな
がら強風雨時においては、前記溝21から排出さ
れるべき雨水が雨水の出口にかかる風圧力で逆流
したり、あるいは隙間34から溝21に加わる風
圧力で接触片23を乗越えてジヨイント水受け押
え26内に入り、それが押縁2を伝わつて室内へ
流れ出す場合が想定される。逆流は雨水の出口の
風圧力と雨水の流入する入口の風圧力の圧力差に
よるものである。接触片23を乗越えるのは、溝
21の圧力とジヨイント水受け押え26内部の気
圧との差によるものである。そこでこのようなこ
とが生じないように、枠材1,1に切欠25を前
述のように設ける。そうすることによつて、外気
圧が空洞31を経て切欠25から溝21の各々の
雨水の入口側に導かれるので、各溝21の雨水の
出口側と入口側とは気圧が等しくなる結果、気圧
差によつて外部へ排出すべき雨水が逆流したり水
位が上昇したりする懸念がない。すなわち等圧排
水機構を構成することになる。従つて各溝21の
雨水は重力のみによつて移動する。暴風雨時でも
圧力差が発生しないので風のない時の雨水の移動
と同じ原理で逆流もなく、水位の上昇もなく、す
みやかに排水される。又、接触片23を複数条設
けることにより毛細管現象によつてて接触片23
を乗越えて雨水が流れ出す心配もなくなる。実際
の施工段階ではジヨイント部水受け15とジヨイ
ント水受け押え26とは、枠材1の取付位置を調
整する関係上、左右に10mm程度の余裕33が必要
であるので、この部分にも外気を導入するととも
に万一浸入した雨水の排水経路をも考えておけ
ば、より完壁な水密構造となる。
又、各溝21に導かれた外気が室内側へ漏気し
て圧力バランスがくずれる即ち等圧排水機構がく
ずれるのを防止するために、各接触片23及び立
上り壁22はジヨイント水受け押え26によつて
枠材1の裏面に気水密的に圧接される。更に後当
接片20は押付けブロツク27により、前当接片
19はジヨイントスリーブ29により、それぞれ
枠材1の後立壁12に圧接される。したがつて、
ジヨイント水受け15の全体が、枠材1に圧接さ
れる結果、外気が室内側へ漏れることはなくな
り、各溝21の内部は常に外気圧と等しく等圧に
保たれ、高性能な水密構造となる。
更にジヨイント部水受け15は前記のとおり、
枠材1に圧接されているだけであるから、水密性
能をそこなうことなく、枠材1の熱伸縮をも吸収
することができる。もちろんジヨイント水受け押
え26は、片側をルーズホールにして枠材1に取
付けており、枠材1の熱伸縮に対応できるように
している。加えてジヨイント水受け15ゴム様の
成形体であるから、シール材の如く、枠材との接
着不良や弾性劣化、接着力低下など耐久性を心配
する必要がないメンテナンスフリーの構造であ
る。又、施工者の特殊な技倆を必要とせず、施工
が簡単であるので、施工不良を起こしたりする心
配も皆無である。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案を適用するカーテンウオール構造
の外観、第2図は第1図B部の縦断面図、第3図
は本考案におけるジヨイント部水受けの斜視図、
第4図は第1図A部の縦断面図、第5図はジヨイ
ント水受けの枠材への納り図、第6図はジヨイン
ト水受け押えの取付図、第7図は第4図のC−C
断面図、第8図は枠材接合部の斜視図、第9図は
従来例の斜視図、第10図は第9図のD−D断面
図をそれぞれ示す。 1……枠材、2……押縁、3……ガラス開口、
4……係合片、5……前立壁、6……フアスナー
取付溝、7……フアスナー、8……躯体、9……
ガラス又はパネル、10……ガラスシール、11
……外壁パネル、12……後立壁、13……傾斜
部、14……垂下部、15……ジヨイント部水受
け、16……傾斜部、17……垂下片、18……
嵌合溝、19……前当接片、20……後当接片、
21……溝、22……立上り壁、23……接触
片、24……垂直片、25……切欠、26……ジ
ヨイント水受け押え、27……押付けブロツク、
28……塞ぎ板、29……ジヨイントスリーブ、
30……フラツシング、31……空洞、32……
切欠き加工、33……余裕、34……間隙、35
……水抜き穴、36……気密材、37……シール
材、38……枠内空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建築物の外壁を構成するガラス又はパネル9
    を気密、水密に取り付けるため、該ガラス又は
    パネル9の上端部に、建物外観の水平方向に連
    続して使用されるいわゆるサツシ、カーテンウ
    オールの上部の枠材1の長手方向端部の継手の
    間隙34において、外壁パネル11を該枠材1
    の外部側上部に、その下部において外気と連通
    するように設け、隣り合う枠材1にまたがつて
    枠材1の裏面及び後立壁12に沿つて、定形の
    ジヨイント部水受け15を圧接し、該ジヨイン
    ト部水受け15は排水のための溝21を有し、
    後立壁12の上部と躯体8との間は枠長手方向
    に沿う気密材36を設けて、ジヨイント部水受
    け15と駆体8と枠体1を気密的に接合し、
    又、前記溝21の下端は外気に開放してなるこ
    とを特徴とするサツシ、カーテンウオールの如
    き枠材接続部の水密構造。 (2) 溝21が複数設けられている実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載のサツシ、カーテンウオー
    ルの如き枠材接続部の水密構造。
JP2182U 1982-01-05 1982-01-05 サツシ、カ−テンウオ−ルの如き枠材接続部の水密構造 Granted JPS58104279U (ja)

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JP2182U JPS58104279U (ja) 1982-01-05 1982-01-05 サツシ、カ−テンウオ−ルの如き枠材接続部の水密構造

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Publication Number Publication Date
JPS58104279U JPS58104279U (ja) 1983-07-15
JPH0332717Y2 true JPH0332717Y2 (ja) 1991-07-11

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JP2182U Granted JPS58104279U (ja) 1982-01-05 1982-01-05 サツシ、カ−テンウオ−ルの如き枠材接続部の水密構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0663409B2 (ja) * 1985-12-11 1994-08-22 積水ハウス株式会社 サツシユの結露防止構造
JP2519920Y2 (ja) * 1990-06-15 1996-12-11 株式会社キューサン 型材接続部のシール部材

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JPS58104279U (ja) 1983-07-15

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