JPH0422642Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0422642Y2 JPH0422642Y2 JP3873785U JP3873785U JPH0422642Y2 JP H0422642 Y2 JPH0422642 Y2 JP H0422642Y2 JP 3873785 U JP3873785 U JP 3873785U JP 3873785 U JP3873785 U JP 3873785U JP H0422642 Y2 JPH0422642 Y2 JP H0422642Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner frame
- panel body
- rainwater
- exterior wall
- wall panel
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 3
- 239000002982 water resistant material Substances 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000000565 sealant Substances 0.000 description 5
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、建造物等の外壁として用いられる外
壁用パネル体に関するものである。
壁用パネル体に関するものである。
従来、第3図に示す如く、外壁用パネル体
A′は、躯体10′に対してシーラント23を介存
する構造でシールされ、雨水がパネル体A′と躯
体10′間に浸入するのを防止していた。しかる
に、シーラントは経時変化により劣化してしま
い、この結果、雨水がパネル体と躯体間から浸入
し、これによつて建造物の腐食が促進される許り
でなく、溜つた雨水が腐つたりして異臭を発する
ことがしばしばあり問題になつていた。
A′は、躯体10′に対してシーラント23を介存
する構造でシールされ、雨水がパネル体A′と躯
体10′間に浸入するのを防止していた。しかる
に、シーラントは経時変化により劣化してしま
い、この結果、雨水がパネル体と躯体間から浸入
し、これによつて建造物の腐食が促進される許り
でなく、溜つた雨水が腐つたりして異臭を発する
ことがしばしばあり問題になつていた。
〔問題を解決する手段〕
本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる外壁用パネル体を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、四
周の枠組をしたインナーフレーム間にコア材を充
填し、さらに表裏に面板を覆設してなる外壁用パ
ネル体において、前記インナーフレームを、耐水
性部材で形成すると共に、上記インナーフレーム
に、上側インナーフレームに穿設した流入口から
流入した雨水が左右の側部インナーフレームを経
由して下側インナーフレームに穿設した排出口か
ら排水される排水経路を形成したことを特徴とす
るものである。
を一掃することができる外壁用パネル体を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、四
周の枠組をしたインナーフレーム間にコア材を充
填し、さらに表裏に面板を覆設してなる外壁用パ
ネル体において、前記インナーフレームを、耐水
性部材で形成すると共に、上記インナーフレーム
に、上側インナーフレームに穿設した流入口から
流入した雨水が左右の側部インナーフレームを経
由して下側インナーフレームに穿設した排出口か
ら排水される排水経路を形成したことを特徴とす
るものである。
そしてこの構成によつて、雨水をインナーフレ
ームを介して積極的に流して、雨水の浸入を防止
できるようにしたものである。
ームを介して積極的に流して、雨水の浸入を防止
できるようにしたものである。
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、10は躯体、Aは外壁用パ
ネル体であるが、該パネル体Aは、四周枠組みを
するインナーフレーム1と、インナーフレーム1
間に充填されるハニカム等のコア材2、並びに表
裏面を覆設する面材3などによつて構成されてい
る。
する。図面において、10は躯体、Aは外壁用パ
ネル体であるが、該パネル体Aは、四周枠組みを
するインナーフレーム1と、インナーフレーム1
間に充填されるハニカム等のコア材2、並びに表
裏面を覆設する面材3などによつて構成されてい
る。
上記インナーフレーム1は、屋外側及び室内側
に筒部1a,1bを有するアルミ押出形材によつ
て形成されるものであり、端部をそれぞれ45度の
傾斜面に切断して互いに突き合せると共に、屋内
側筒部1bにL字状のコーナーピース1dを嵌挿
することで、パネル体の四周枠を形成するように
なつている。これら上下左右の各インナーフレー
ム1のうち、上側インナーフレーム1には、躯体
10側に突出する防水辺12が突出していて、雨
水の浸入を防止するようになつているが、この防
水辺12の下面、並びに屋外側筒部1aの上辺に
雨水の流入口8a,8が開設されており、雨水を
屋外側筒部1a内に案内するようになつている。
そして上側インナーフレーム1の筒部1aに流入
した雨水は、左右両側部のインナーフレーム1に
おける筒部1aを通過して下側インナーフレーム
1に至るようになつているが、該下側インナーフ
レーム1には排出口9が開設されていて、前記流
下した雨水を排出するようになつており、この様
にして本考案の排水経路6が形成されている。一
方水切板15には排水管16が形成されていて、
上記排水された雨水を排水管16によつて屋外に
排出するようになつている。
に筒部1a,1bを有するアルミ押出形材によつ
て形成されるものであり、端部をそれぞれ45度の
傾斜面に切断して互いに突き合せると共に、屋内
側筒部1bにL字状のコーナーピース1dを嵌挿
することで、パネル体の四周枠を形成するように
なつている。これら上下左右の各インナーフレー
ム1のうち、上側インナーフレーム1には、躯体
10側に突出する防水辺12が突出していて、雨
水の浸入を防止するようになつているが、この防
水辺12の下面、並びに屋外側筒部1aの上辺に
雨水の流入口8a,8が開設されており、雨水を
屋外側筒部1a内に案内するようになつている。
そして上側インナーフレーム1の筒部1aに流入
した雨水は、左右両側部のインナーフレーム1に
おける筒部1aを通過して下側インナーフレーム
1に至るようになつているが、該下側インナーフ
レーム1には排出口9が開設されていて、前記流
下した雨水を排出するようになつており、この様
にして本考案の排水経路6が形成されている。一
方水切板15には排水管16が形成されていて、
上記排水された雨水を排水管16によつて屋外に
排出するようになつている。
尚、図中、13はパネル体Aと躯体10の屋内
側継目部をシールするシーラント、14は同上屋
外側継目部をシールすべく躯体10側から垂設せ
しめたシール片、14aはパネル体Aと水切板1
5との継目部をシールすべくパネル体A側から垂
設せしめたシール片である。
側継目部をシールするシーラント、14は同上屋
外側継目部をシールすべく躯体10側から垂設せ
しめたシール片、14aはパネル体Aと水切板1
5との継目部をシールすべくパネル体A側から垂
設せしめたシール片である。
叙述の如く構成された本考案において、躯体1
0に外壁として建付けられたパネル体Aは、風雨
に晒されることとなるが、シール材14が劣化し
たり、あるいはシール材14から無理に浸入した
雨水は、流入口8a,8からインナーフレーム1
の筒体1a内に流入し、排水経路6を流下して排
出口9から確実に排出されることになる。従つ
て、従来の如く、パネル体Aと躯体10との継目
部のシールに殊更気を使うことなく、本実施例の
如くシール片14を垂下せしめる程度のものであ
つても、雨水が継目部から内部に浸入してしまう
ようなことが全くない。また、シール片14が劣
化損傷したとしても、その排水性能に支障をきた
すことがなく、かつ継目部の内側のシーラント1
3も太陽光線や風雨に直接晒されることもないの
で、極めて長持ちし、もつて長期に亘つて所要の
外壁材として使用することができるものである。
0に外壁として建付けられたパネル体Aは、風雨
に晒されることとなるが、シール材14が劣化し
たり、あるいはシール材14から無理に浸入した
雨水は、流入口8a,8からインナーフレーム1
の筒体1a内に流入し、排水経路6を流下して排
出口9から確実に排出されることになる。従つ
て、従来の如く、パネル体Aと躯体10との継目
部のシールに殊更気を使うことなく、本実施例の
如くシール片14を垂下せしめる程度のものであ
つても、雨水が継目部から内部に浸入してしまう
ようなことが全くない。また、シール片14が劣
化損傷したとしても、その排水性能に支障をきた
すことがなく、かつ継目部の内側のシーラント1
3も太陽光線や風雨に直接晒されることもないの
で、極めて長持ちし、もつて長期に亘つて所要の
外壁材として使用することができるものである。
以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、躯体とパネル体との継目部に浸入
する雨水は、パネル体を構成するインナーフレー
ムを有効利用して排出せしめられることとなり、
従つて、上記継目に従来必要だつた厳重なシール
を不用として簡単なものでよく、しかも、雨水の
浸入による腐食も確実に防止し得ることができる
ものである。
のであるから、躯体とパネル体との継目部に浸入
する雨水は、パネル体を構成するインナーフレー
ムを有効利用して排出せしめられることとなり、
従つて、上記継目に従来必要だつた厳重なシール
を不用として簡単なものでよく、しかも、雨水の
浸入による腐食も確実に防止し得ることができる
ものである。
第1図は本考案実施例の外壁用パネルの要部を
示す正面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は従来例の要部の断面図である。 図中、1はインナーフレーム、2は充填材、3
は表面材、4,5は開口、6は排水路、Aは外壁
用パネルである。
示す正面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は従来例の要部の断面図である。 図中、1はインナーフレーム、2は充填材、3
は表面材、4,5は開口、6は排水路、Aは外壁
用パネルである。
Claims (1)
- 四周の枠組をしたインナーフレーム間にコア材
を充填し、さらに表裏に面板を覆設してなる外壁
用パネル体において、前記インナーフレームを、
耐水性部材で形成すると共に、上記インナーフレ
ームに、上側インナーフレームに穿設した流入口
から流入した雨水が左右の側部インナーフレーム
を経由して下側インナーフレームに穿設した排出
口から排水される排水経路を形成したことを特徴
とする外壁用パネル体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3873785U JPH0422642Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3873785U JPH0422642Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61155505U JPS61155505U (ja) | 1986-09-26 |
JPH0422642Y2 true JPH0422642Y2 (ja) | 1992-05-25 |
Family
ID=30546023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3873785U Expired JPH0422642Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422642Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684642B2 (ja) * | 1988-12-12 | 1994-10-26 | 開成技研株式会社 | 構築用排水パネル |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP3873785U patent/JPH0422642Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61155505U (ja) | 1986-09-26 |
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