JPS5923127Y2 - Pcカ−テンウオ−ルの水密構造 - Google Patents

Pcカ−テンウオ−ルの水密構造

Info

Publication number
JPS5923127Y2
JPS5923127Y2 JP12160782U JP12160782U JPS5923127Y2 JP S5923127 Y2 JPS5923127 Y2 JP S5923127Y2 JP 12160782 U JP12160782 U JP 12160782U JP 12160782 U JP12160782 U JP 12160782U JP S5923127 Y2 JPS5923127 Y2 JP S5923127Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
board
mullion
gap
curtain wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12160782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5860710U (ja
Inventor
敏 本田
Original Assignee
日本軽金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本軽金属株式会社 filed Critical 日本軽金属株式会社
Priority to JP12160782U priority Critical patent/JPS5923127Y2/ja
Publication of JPS5860710U publication Critical patent/JPS5860710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5923127Y2 publication Critical patent/JPS5923127Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物におけるPCカーテンウオールの水密構
造に関するものである。
近時、建築資材の高騰及び人手不足に伴って建築用コン
クリート施行はPC化(プレキャスト・コンクリート化
)され、PCカーテンウオールを多用するようになった
PCカーテンウウオール上法は工場生産のため工事費の
節減及び工期の短縮は役立っているが、従来の現場コン
クリート施行に比較した場合、そのモジュール化された
個々のPCC縦継目気密性及び水密性殊に水密性が最大
の弱点であった。
従来のカーテンウオールにおいては、第4図に示すよう
に、間隙をおいて対向したPC板21間の内方にガスケ
ット状の水密部材22を、又外方にはバックアツプ材2
3を挟持させ、更にバックアツプ材外方の間隙に粘性の
コーキング材24をつめ込んでいた。
しかしこの従来の工法では、地震等の振動によるPC板
21間の相関変位を吸収するために目地幅(コーキング
幅)が大になりがちで、殊に大型のPC板を使用した場
合にそれが甚だしい。
このことは現場施行の手間を増大するし、また経年変化
でコーキング材24に亀裂を生じ、コンクリートも劣化
して表面が粉状化することによりコーキング部25に隙
間ができ、殊に垂直方向の隙間(図は水平方向の隙間を
示す)は寸法が大でかつ風雨が直接吹付けるので水蜜性
が著しく低下した。
尚水密部材22とバックアツプ材23との間には通常空
間部26を設ける。
本考案は、以上の点を考慮したもので、本考案の目的は
粘性コーキング材を使用しないドライエ法により工期を
短縮し、コストダウン可能なPCカーテンウオール構造
を提供することであり、本考案によれば、躯体に垂直状
に固定された方立と、方立の室外面に予め取付けられた
保形状の垂直水密部材と、垂直水密部材の室外面に接触
状に取付けるべきPC板と、上記躯体に固定された方立
を利用してPC板を垂直水蜜部材に圧接するための引寄
せ手段とを備えて完全な水密性を得るようにした新規の
PCカーテンウオール構造を提供するものである。
本考案の構造の実施例を第1図ないし第3図について説
明する。
建築物は垂直主柱とそれに水平に取付けたスラブ(共に
図示せず)とで強度部材を構威し、スラブ間の外方には
複数の方立(H型断面の鋼又はアルミニウム合金)1を
固定する。
矩形状PC板2がこの方立1間に建築物の外壁を形成す
るように縦1列に設けられてPCカーテンウオールを構
威する。
互に間隙Aをおいて対向した水平方向のPC板2の垂直
端部内側に夫々長方形状の切欠凹所3が設けられ、前記
の方立1はこの凹所3内に位置する。
又PC板2の下部を方立1のウェブ1aにポル)4aで
結合した2個のL形断面の下部ブラケット4上に載せ、
又上部は例えば方立1の内方フランジ1bに溶接等で固
定した平板状の上部ブラケット5と、PC板2に予め設
けた雌ねじとをポル)5aで結合する。
尚、方立1にPC板2を取付ける前に、あらかじめ方立
1の外方フランジ1Cに弾力性材料からなる保形状の垂
直水密部材6を嵌合するので、前記のポル)5aを締付
ける時にはPC板が室内方向に引寄せられて垂直水蜜部
材6の外側面6aは凹所3の内側面3aに密着される。
次に第2図についてPC板の断面形状を説明する。
PC板2の上部端面ば段階状に形成され、外方より、下
方に雨水を流すのに十分な傾斜角を有する傾斜面2aと
、続いて立上った垂直面2bと、後述する水平水蜜部材
を載せる水平段部2Cと、更に立上った水平段部2dと
により形成され、垂直面2bは前記の垂直水蜜部材6の
外側面6aと同一平面上にある。
PC板の下部の断面も前記の上部断面に係合する段階形
状に形成される。
前記の水平段部2C上には、弾力性材料でできた長方形
断面の水平水蜜部材7がPC板2の幅方向に載せられて
その端面は垂直水密部材6の端面に密接する。
尚、対向したPC板2の側端面は垂直水密部材6の端面
に密接して水蜜性を保持する。
更に水平水蜜部材7の上面に、上部にあるPC板を圧接
して組立てるので、PC板2の垂直面2bの平面内にP
C−カーテンウオールの完全水蜜面が完成される。
第1図に戻って、垂直水蜜部材6の外方には、対向した
PC板2,2間の間隙空間8を介して両PC板端部に凹
入し、かつ垂直方向に延びた凹所9が設けられる。
前記のようにして方立1の両側にPC板2,2を取付け
た後に、前記の凹所9に、その上部をPC板2の傾斜面
2aに合わせ、更に垂直水蜜部材6に密接して立上るよ
うに形成したチャンネル形断面の不完全水密部材10を
凹所9の上方より滑り込ませる。
この不完全水蜜部材1oのチャンネル開口部は外方を向
き、又凹所9に入れられた部分の長さは、はぼPC板2
の高さに等しくとってあり、凹所9内において若干の隙
間をもって遊合する。
更にその上方の折曲げ部分を接着して前記付随空間8を
10 a部で覆蔽し、又立上り部10 bを垂直水密部
材6の外面6aに固定する。
即ち第3図に示すように上下のPC板の間には傾斜した
間隙Bと立上った間隙CとがPCカーテンウオール外壁
に沿ってその全面にわたって構成され、又不完全水密部
材10の後方のカーテンウオールの垂直間隙空間8には
下方に雨水排出用間隙Bを備えた垂直間隙空間が形成さ
れたことになる。
通常風速の風で吹付けられた雨水は、垂直、水平方向に
配置したPC板間を交叉状に密閉した垂直及び水平水蜜
部材により遮断される。
又雨水の大部分のものは垂直方向では不完全水蜜部材1
0の外方に開口したチャンネル部で受けられて降下し傾
斜した間隙Bより外方に排出される。
又雨水は水平方向では傾斜した間隙Bを逆上し得ないの
で流れ落ちて外方に排出される。
強風を伴なった雨が吹付けた場合、雨水は垂直方向では
不完全水密部材10と凹所9との隙間より垂直の間隙空
間8内に流入はするが、間隙空間8の下部が外部に開放
しているから圧力が外圧に等しくなり噴流状の流入は行
われない。
しかも前述したようにその背部は垂直及び水蜜部材によ
る水蜜構造になっているため防水は完全である。
本考案によるときは、雨水の侵入し易いPC板間の水底
方向間隙を水蜜施工するに当って、建築物の躯体に方立
を固定して静止部材を構威し、この方立には予め垂直水
蜜部材を取付けておき、該方立を利用してPC板を垂直
水蜜部材に引寄せるように圧接したので、上記垂直方向
間隙の水蜜が完全である。
又PC板支持用の方立に垂直水蜜部材を取付けたので現
場コーキング作業が不要となり、施行が簡単で、工期短
縮、コストダウン化が可能である。
更に従来の現場コーキングのように建築物の階層間の変
位、熱伸縮によるコーキングの剥離がない等多大の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案にかかる実施例の横断面図、第2図は本
考案にかかる実施例の一部破断斜視図、第3図は本考案
にかかる実施例の縦断面図、第4図は従来の構造の縦断
面図である。 1・・・・・・方立、2・・・・・・PC板、6・・・
・・・垂直水密部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 躯体に垂直状に固定された方立1と、 方立1の室外面に取付けられた保形状の垂直水蜜部材6
    と、 垂直水密部材6の室外面に取付けるべきPC板2と、 方立1の室内面に固着されると共に複数の締付はポル)
    5aを装着したブラケット5とにより構成され、 上記ポル)5aをPC板2に締付けて引寄せ、該PC板
    2を水蜜部材6の室外面に密接状に圧接してなるPCカ
    ーテンウオールの水蜜構造。
JP12160782U 1982-08-12 1982-08-12 Pcカ−テンウオ−ルの水密構造 Expired JPS5923127Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12160782U JPS5923127Y2 (ja) 1982-08-12 1982-08-12 Pcカ−テンウオ−ルの水密構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12160782U JPS5923127Y2 (ja) 1982-08-12 1982-08-12 Pcカ−テンウオ−ルの水密構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860710U JPS5860710U (ja) 1983-04-23
JPS5923127Y2 true JPS5923127Y2 (ja) 1984-07-10

Family

ID=29915542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12160782U Expired JPS5923127Y2 (ja) 1982-08-12 1982-08-12 Pcカ−テンウオ−ルの水密構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923127Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5860710U (ja) 1983-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2008198C (en) Closure and seal for prefabricated building panels
US3423895A (en) Roof structure
JPH02501230A (ja) 間口及び又は屋根のためのシール装置
JPS5923127Y2 (ja) Pcカ−テンウオ−ルの水密構造
JP2979896B2 (ja) 外壁パネルのシール構造
JP2783715B2 (ja) ユニット式カーテンウォールにおける接合部の水密構造
JPH0518405Y2 (ja)
CN216810231U (zh) 一种新型阳台外墙支撑结构
JPH04103909U (ja) プレキヤストコンクリート板の等圧カーテンウオール構造
JPH0213622Y2 (ja)
JP3578633B2 (ja) クリーンルーム
JPS6322243Y2 (ja)
JPH0425456Y2 (ja)
JPH0428964Y2 (ja)
JPS636346Y2 (ja)
JPH0750491Y2 (ja) カーテンウォールの無目がわ排水構造
JPS5936577Y2 (ja) カ−テンウオ−ル方立本体の連結部
JP2985054B2 (ja) 笠木のジョイント部水密構造
JP3403497B2 (ja) 樋ユニットおよび樋ユニットを用いた無落雪屋根の横樋施工方法
JP4047289B2 (ja) Pcカーテンウォール、およびこれを備えた建物
JP2540379Y2 (ja) 方立の連結装置
JPS6143841Y2 (ja)
JPH0211542Y2 (ja)
JPS6211144B2 (ja)
JPH0343285Y2 (ja)