JPH0243926Y2 - - Google Patents

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JPH0243926Y2
JPH0243926Y2 JP3191486U JP3191486U JPH0243926Y2 JP H0243926 Y2 JPH0243926 Y2 JP H0243926Y2 JP 3191486 U JP3191486 U JP 3191486U JP 3191486 U JP3191486 U JP 3191486U JP H0243926 Y2 JPH0243926 Y2 JP H0243926Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、カーテンウオールを構成するため上
下及び左右へ配設されたパネルの接合部に関する
ものである。
従来の技術 複数のパネルを上下及び左右へ配設したカーテ
ンウオールの水密を計るには、カーテンウオール
を構成する隣合うパネル間をシールする必要があ
る。
例えば、実公昭57−38482号公報に示すように、
隣合うパネル間にバツクアツプ材を配設し、その
表面側に湿式のシーリング材を充填して装着する
ことでシールしたもの。
特開昭56−100953号公報に示すように、各パネ
ルの外周に連続するガスケツトを側方に突出して
装着すると共に、パネルを躯体に取付ける時に隣
合うパネルのガスケツトを互いに圧接すると共
に、このガスケツトの室外側においてシーリング
材を隣合うパネル間に装着して隣合うパネル間を
二重にシールし、そのガスケツトとシーリング材
との間の空間を外気に連通して空間と外気とを等
圧とすることにより良好な水密性能を得られるよ
うにしたもの。
等が知られている。
考案が解決しようとする問題点 第1のものであると、シーリング材の経年変化
やパネル相互の動きによつてシーリング材に亀裂
が入ると共に、バツクアツプ材が変形破損し、そ
の間に間隙を生じてしまうので、この間隙からパ
ネルの内側に雨水が浸入して建物の天井や床等を
汚損することがある。
第2のものであると、各パネルの外周に装着し
たガスケツトとシーリング材との間に外気と等圧
の空間があるから、前述のようにシーリング材の
亀裂などから浸入した雨水がガスケツトを越えて
パネルの内側に浸入することがない利点を有す
る。
しかし、ガスケツトはパネルの外周に連続して
装着してあるので、パネルのコーナー部において
ガスケツトがR状に彎曲した形状となる。
このために、どのようにしても隣合うパネルの
ガスケツトの彎曲部相互間に隙間が生じ、この隙
間より雨水がパネルの内側に浸入してしまう。
例えば、第11図、第12図に示すように、パ
ネルaの外周に連続して装着したガスケツトbは
パネルaのコーナー部においてR状に彎曲し、ガ
スケツトの彎曲部相互間や躯体cとの間に隙間d
が生じてしまう。
なお、実開昭59−100019号公報に示すように、
ガスケツトのコーナー部位置にのみ突条を形成し
たガスケツトを用いれば、前述の小さな隙間を塞
ぐこが可能であるが、このように長手方向任意位
置にのみ突条を有するガスケツトを製造すること
は製造コストも高いものとなると共に、パネルの
高さ寸法や幅寸法が異なると突条の位置を変化さ
せねばコーナー部と突条とが一致しないから、パ
ネルの高さ寸法や幅寸法に応じて多種類のガスケ
ツトを作製する必要があり、ガスケツトの製造に
手間と時間と費用がかかるので、前述のことと相
俟つてガスケツトの製造が非常に困難となつて製
造コストが非常に高いものとなるので、多量のガ
スケツトを使用するカーテンウオールに用いるガ
スケツトとしては実用的ではない。
問題点を解決するための手段及び作用 隣合うパネル間の室内側をガスケツトでシール
し、室外側をバツクアツプ材の表面側に充填した
シールリング材でシールして両者間に外気と等圧
の空間を形成し、前記バツクアツプ材を直線状バ
ツクアツプ材と、複数の直線部分によつて十文字
状又はT字状となり、かつその直線部分に室内側
に突出してガスケツトの彎曲部に圧接する先細形
状の突部を形成したクロス状バツクアツプ材より
構成して、突部でガスケツトの彎曲部相互間の隙
間を閉塞できるようにしたものである。
実施例 第9図はカーテンウオールの概略正面図であ
り、複数のパネル1を上下及び左右方向に配設し
てあると共に、パネル1は上材2と下材3と左右
の縦材4,4とより方形枠となつた枠体5内にガ
ラス等のパネル材6を装着したものであり、縦材
4の上下と上下材2,3の連結部がコーナー部7
となつていると共に、左右方向端部のパネル1は
建物の躯体外部8と隣接している。
前記上材2は第5図に示すように、縦板10と
横板11で略L型となつた本体12を備え、この
縦板10の上部には鉤片13が一体形成されて鉤
部13aが上向となつていると共に、縦板10の
室内側には上下内向片14,15を介して略コ字
状の取付部16が一体形成されて中空部17を形
成し、その取付部16の上部には上向凹溝18が
一体形成されていると共に、躯体Aに固着した下
フアスナー19にボルト・ナツト20で取付部1
6が取着され、前記横板11の下部には内、外係
止部21,22が一体形成してあり、その内、外
係止部21,22にパネル材6を支持する内上、
外上押え材23,24がそれぞれ係着してある。
前記下材3は第5図に示すように、縦板30と
横板31で略L型となつた本体32を備え、この
縦板30の下部には鉤片33が一体形成されて鉤
部33aが下向となつていると共に、縦板30の
室内側には上下内向片34,35を介して略コ字
状の取付部36が一体形成されて中空部37を形
成し、その取付部36の下部には下向凹溝38が
一体形成されていると共に、躯体Aに固着した上
フアスナー39にボルト・ナツト40で取付部3
6が取着され、前記横板31の上部には内、外係
止部41,42が一体形成してあり、その内、外
係止部41,42にパネル材6を支持する内下、
外下押え材43,44がそれぞれ装着してある。
つまり、上材2と下材3とは同一形状となつて
上下反転した状態で躯体Aに取着され、鉤片13
の鉤部13aと鉤片33の鉤部33aとが相対向
して室外側、すなわち外側向の横凹部25を形成
していると共に、上向凹溝18と下向凹溝38と
が相対向している。
前記縦材4は第6図に示すように、縦板50と
横板51で略L型となつた本体52を備え、この
縦板50の側部には鉤片53が一体形成されて鉤
部53aが外向となつていると共に、縦板50の
室内側には左右内向片54,55を介して略コ字
状の取付部56が一体形成されて縦方向の中空部
57を形成し、その取付部56の外部には外向凹
溝58が一体形成されていると共に、躯体Aに固
着した縦フアスナー59にボルト・ナツト60で
取付部56が取着され、前記横板51の側部には
外縦押え片61と一対の内係止片62とが一体形
成してあり、その外縦押え片61と内係止片62
に係着した内縦押え片63とでパネル材6を支持
している。
そして、左右に隣合う縦材4の外向の鉤部53
aが相対向して室外側、つまり外側向の縦凹部2
6を形成していると共に、外向凹溝58相互が相
対向している。
一方、上材2と下材3と左右の縦材4,4は方
形枠状に枠組みされて各鉤部13a,33a,5
3aが四周連続していると共に、上向凹溝18と
下向凹溝38と左右の外向凹溝58とが四周連続
し、その上向凹溝18と下向凹溝38と左右の外
向凹溝58に亘つて連続したガスケツト70が環
状に装着され、このガスケツト70は取付基部7
1と中空突出部72とを備えた通常一般的な形状
で簡単に製造できるものとなつている。
そして、パネル1を躯体Aに上下、左右に取付
けた時に第1図に示すように上下、左右に隣合う
4つのパネル1のガスケツト70が圧着した隣合
うパネル1の室内側部間をシールするが、ガスケ
ツト70はパネル1のコーナー部7でR状に彎曲
するから、4つのガスケツト70の彎曲部間に小
さな隙間S1が生じると共に、第3図に示すように
躯体外部8と対向する上下に隣合うパネル1のガ
スケツト70が圧着して躯体外部8との室内側部
間をシールするが、前述と同様に2つのガスケツ
ト70の彎曲部と躯体外部8との間に小さな隙間
S2が生じる。
また、第1図、第2図、第5図、第6図に示す
ように隣合うパネル1の鉤片13,33,53間
に形成された外側向の横凹部25と縦凹部26と
はパネル1の四周に連続し、この横凹部25と縦
凹部26とに亘つてバツクアツプ材73が鉤部1
3a,33a,53aで支持されるように四周連
続して装着されると共に、このバツクアツプ材7
3の表面側にシーリング材74を充填して隣合う
パネル1の室外側部間をシールし、前記ガスケツ
ト70との間に四周連続した空間75を形成して
いる。
なお、第3図、第4図に示すように躯体外部8
と対向するパネル1においてはバツクアツプ材7
3は鉤片53の鉤部53aと躯体外部8とに亘つ
て装着され、シーリング材74がその表面側に充
填されてパネル1と躯体外部との間の外側部分を
シールしてガスケツト70との間に空間75を形
成している。
前記バツクアツプ材73は直線状バツクアツプ
材76とクロス状バツクアツプ材77とより成
り、クロス状バツクアツプ材77は第7図、第8
図に示すように直線状バツクアツプ材76と同一
形状の直線部分78を複数放射状に備えた十文字
状又はT字形状となり、かつその中央裏面には略
円錐形状の突部79が室内側に向けて突出して一
体形成してある。
このようであるから、クロス状バツクアツプ材
77の突部79が第1図、第2図、第3図、第4
図に示すようにガスケツト70の彎曲部に圧着し
て彎曲部相互間に生じた隙間S1及び躯体外部8と
彎曲部間に生じた隙間S2を閉塞し、シーリング材
74を越えて空間75に浸入した雨水がガスケツ
ト70を越えて内側に浸入することを防止でき
る。
なお、シーリング材74を越えて空間75に浸
入した雨水は第1図に示すように集水器80とパ
イプ81を経て縦材4の中空部57に流れ込み、
縦材4の縦板50に形成した排水孔82より外部
に排出される。83は前記中空部57の下部に嵌
着した止水栓である。
また、前記空間75は第6図に示すように縦材
4の右内向片55に形成した関口84より中空部
57に連通し、前記排水孔82で外部と連通して
空間75は外気と等圧となつている。
第10図はクロス状バツクアツプ材77の他の
実施例であり、放射状の直線部分78の裏面に断
面略V字状となつた突条片85を長手方向に亘つ
て一体形成して突部79としてある。
このようにすれば、例えばガスケツト70の長
さや形状などによつて彎曲部相互間以外にパネル
1のクロス部近くに生じた小さな隙間をも閉塞す
ることができる。
考案の効果 隣合うパネル間の室内側をガスケツト70でシ
ールし、室外側をバツクアツプ材74でシールし
て外気と等圧となつた空間75の形成すると共
に、ガスケツト70のパネル1のコーナー部に生
じる彎曲部相互間の隙間をバツクアツプ材73を
構成するクロス状バツクアツプ材77の直線部7
8に形成した突部79で閉塞したから、シールリ
ング材74を越えて空間75に浸入した雨水がガ
スケツト70を越えて室内側に浸入することがな
く、確実な水密性能を発揮すると共に、ガスケツ
ト70を彎曲部相互間に隙間が生じない特別な形
状とする必要がなく、ガスケツト70を簡単にし
かも安価に製造できてカーテンウオールのパネル
に用いるガスケツトとして実用的である。
また、バツクアツプ材73を直線状バツクアツ
プ材76と突部79を有するクロス状バツクアツ
プ材77より構成したので、直線状バツクアツプ
材76として通常のバツクアツプ材を利用でき、
クロス状バツクアツプ材77のみを突部79を有
する特殊形状とすれば良く実用的である。
また、パネル1を躯体Aに取付けてガスケツト
相互を圧接させた後に、バツクアツプ材73を装
着してシーリング材74を充填できるから、バツ
クアツプ材73を装着する際にガスケツト相互の
圧接状態を確認して突部79でガスケツトの彎曲
部相互間の隙間を閉塞できる。
つまり、カーテンウオール施工の最終工程でシ
ール状態を確認できるから作業が更に確実とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本考案の実施例を示し、第
1図は第9図の部拡大図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第9図の部拡大図、第
4図は第3図の−線断面図、第5図、第6図
は第9図の−線、−線断面図、第7図、
第8図はクロス状バツクアツプ材の斜視図、第9
図はカーテンウオールの概略正面図、第10図は
クロス状バツクアツプ材の他の実施例の斜視図、
第11図、第12図は従来例の不具合説明図であ
る。 1はパネル、70はガスケツト、73はバツク
アツプ材、74はシーリング材、75は空間、7
9は突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーテンウオールを構成する各パネル1の室内
    側外周にガスケツト70を環状に四周連続して装
    着し、この各パネル1を躯体Aに前記ガスケツト
    70相互が圧着した状態で上下又は左右に取付け
    て隣合うパネル1,1間の室内側をシールすると
    共に、前記隣合うパネル1,1間におけるガスケ
    ツト70より室外側にバツクアツプ材73を配
    し、このバツクアツプ材73の表面側に室外側よ
    りシーリング材74を充填して隣合うパネル1,
    1間の室外側をシールし、これによつて前記ガス
    ケツト70とバツクアツプ材73との間に空間7
    5を形成すると共に、その空間75を外部に開口
    連通し、前記バツクアツプ材73を、パネル1の
    コーナー部以外の部分に配設される直線状バツク
    アツプ材76及び、パネル1のコーナー部分に配
    設され、複数の直線部分78によつて十文字状又
    はT字状となり、かつその裏面側に、室内側に突
    出して前記ガスケツト70におけるパネル1のコ
    ーナー部に沿つた彎曲部に圧接して隣合うガスケ
    ツト70の彎曲部相互間に生じた隙間を閉塞する
    先細形状の突部79を有するクロス状バツクアツ
    プ材77より構成したことを特徴とするカーテン
    ウオールのパネル接合部。
JP3191486U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH0243926Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3191486U JPH0243926Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3191486U JPH0243926Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Publication Number Publication Date
JPS62144311U JPS62144311U (ja) 1987-09-11
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ID=30838088

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