JPH0453365Y2 - - Google Patents
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- JPH0453365Y2 JPH0453365Y2 JP1985138145U JP13814585U JPH0453365Y2 JP H0453365 Y2 JPH0453365 Y2 JP H0453365Y2 JP 1985138145 U JP1985138145 U JP 1985138145U JP 13814585 U JP13814585 U JP 13814585U JP H0453365 Y2 JPH0453365 Y2 JP H0453365Y2
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- JP
- Japan
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- panel
- wall
- rising
- rising wall
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は外装材としてのパネルの張込み構
造、特にコーキング材を使用せずに雨仕舞いをな
すことを目的とした等圧システムを利用したパネ
ル構造の改良に係わるものである。
造、特にコーキング材を使用せずに雨仕舞いをな
すことを目的とした等圧システムを利用したパネ
ル構造の改良に係わるものである。
(従来技術)
通例、張込みパネルにおける雨仕舞い処理は、
張込まれるパネル間にバツクアツプ材を装填した
上で、コーキング材を充填する手法が一般的とさ
れている。
張込まれるパネル間にバツクアツプ材を装填した
上で、コーキング材を充填する手法が一般的とさ
れている。
しかし乍ら、このような手法に於いては、コー
キング材が直接外部に露呈していることが多く、
このコーキング材自体が急速に劣化し、通例3〜
5年周期でメンテナンスを必要としていた。
キング材が直接外部に露呈していることが多く、
このコーキング材自体が急速に劣化し、通例3〜
5年周期でメンテナンスを必要としていた。
又、コーキング材と、パネルとの間に縁切れを
生じ易いことゝ、コーンキング材により塞がれた
パネル間の隙間と、外気との間に圧力差を生じ易
いことから、コーキング材とパネルとの接触面よ
り雨水が毛管現象により、パネル間の隙間に吸引
される現象をもたらしていた。
生じ易いことゝ、コーンキング材により塞がれた
パネル間の隙間と、外気との間に圧力差を生じ易
いことから、コーキング材とパネルとの接触面よ
り雨水が毛管現象により、パネル間の隙間に吸引
される現象をもたらしていた。
このような事情より、パネル施工においては、
張込まれるパネル間に一定の隙間を残すようにし
て外シール(一次シール)と、内シール(二次シ
ール)とを施し、この外シールと内シールとの間
に構成される隙間部分で、前記の毛管現象及び、
雨水の吸引現象を遮断することが試みられてい
る。
張込まれるパネル間に一定の隙間を残すようにし
て外シール(一次シール)と、内シール(二次シ
ール)とを施し、この外シールと内シールとの間
に構成される隙間部分で、前記の毛管現象及び、
雨水の吸引現象を遮断することが試みられてい
る。
(解決しようとする問題点)
しかしながら、このような張込みパネルの雨仕
舞い処理には次のような不都合が認められた。
舞い処理には次のような不都合が認められた。
その一つは、外シール部分が直接風雨にさらさ
れ、直射日光を浴び、又コーキング材とパネルと
の、温度変化に伴う収縮、膨張の度合いが異なる
ことより、コーキング材の劣化と、シール切れと
が比較的早い時期に生じ易い欠点を有していた。
れ、直射日光を浴び、又コーキング材とパネルと
の、温度変化に伴う収縮、膨張の度合いが異なる
ことより、コーキング材の劣化と、シール切れと
が比較的早い時期に生じ易い欠点を有していた。
又、外シールと、内シールとの間に間隙を設け
た場合でも、この間隙と、外気とが遮断されてい
る関係上、外気圧と、この間隙内の室圧との間に
気圧差を生じ易く、この結果、間隙内に雨水が吸
引されて、この間隙内が浸潤し、発錆あるいはシ
ミ出しの原因とされた。
た場合でも、この間隙と、外気とが遮断されてい
る関係上、外気圧と、この間隙内の室圧との間に
気圧差を生じ易く、この結果、間隙内に雨水が吸
引されて、この間隙内が浸潤し、発錆あるいはシ
ミ出しの原因とされた。
更に、外シールと、内シールとの間の間隙が密
閉間隙であることより、発生結露が外部に逃げ難
く、同様に発錆あるいはシミ出しの要因とされ
た。
閉間隙であることより、発生結露が外部に逃げ難
く、同様に発錆あるいはシミ出しの要因とされ
た。
このような不都合と共に、二重シール構造にお
いては当然のことながら、パネルの構造が複雑と
され、又コーキング材の充填等シーリング施工が
煩雑である不都合を有していた。
いては当然のことながら、パネルの構造が複雑と
され、又コーキング材の充填等シーリング施工が
煩雑である不都合を有していた。
(問題を解決するための手段)
この考案は、かゝる従前における張込みパネル
間のシーリング処理の改良を意図したものであつ
て、具体的には四辺に立上り壁1a,1b,1
c,1cを有し、且つ上辺の立上り壁1a端が上
方に折曲げ延設される突壁1xとされ、且つ下辺
の立上り壁1bが上方に折曲げられた後下方に折
返されて溝1nとされたパネルA,A′,A″……
であつて、該パネルAの溝1nに他のパネル
A′の突壁1xが成形ドライシール材2を介して
水密的に嵌合され、且つパネルA,A′,A″……
の相隣る立上り壁1c,1c間に成形ドライシー
ル材3が水密的に介装され、パネルA,A′,
A″……の相隣る立上り壁1a,1b間が外気に
連通するL字状の空間1mである等圧空間とした
簡易等圧パネル構造である。
間のシーリング処理の改良を意図したものであつ
て、具体的には四辺に立上り壁1a,1b,1
c,1cを有し、且つ上辺の立上り壁1a端が上
方に折曲げ延設される突壁1xとされ、且つ下辺
の立上り壁1bが上方に折曲げられた後下方に折
返されて溝1nとされたパネルA,A′,A″……
であつて、該パネルAの溝1nに他のパネル
A′の突壁1xが成形ドライシール材2を介して
水密的に嵌合され、且つパネルA,A′,A″……
の相隣る立上り壁1c,1c間に成形ドライシー
ル材3が水密的に介装され、パネルA,A′,
A″……の相隣る立上り壁1a,1b間が外気に
連通するL字状の空間1mである等圧空間とした
簡易等圧パネル構造である。
(作用)
本考案においては、叙上の具体的な手段より、
張込まれたパネルA,A′,A″……の左右、即ち
立上り壁1c,1c間は成形ドライシール材3に
より密閉されており、又上下の、即ち立上り壁1
a,1b間が外気に連通するL字状の空間1mを
作り出している。
張込まれたパネルA,A′,A″……の左右、即ち
立上り壁1c,1c間は成形ドライシール材3に
より密閉されており、又上下の、即ち立上り壁1
a,1b間が外気に連通するL字状の空間1mを
作り出している。
そして、この空間1mは、外気に連通してお
り、空間1mの室圧が常に外気圧と等しくなるよ
うに設計されているものであり、空間1mに向け
た雨水の吸入現象が防止されている。
り、空間1mの室圧が常に外気圧と等しくなるよ
うに設計されているものであり、空間1mに向け
た雨水の吸入現象が防止されている。
このように等圧室である空間1mの内側に、ド
ライシール材2及び3を配し、このドライシール
材2及び3により、張込みパネルA,A′,A″…
…の接合縁の全てが一連に気密性が保たれるよう
に構成し、室内側に向けた雨水の浸潤が確実に防
止されるようにしてある。
ライシール材2及び3を配し、このドライシール
材2及び3により、張込みパネルA,A′,A″…
…の接合縁の全てが一連に気密性が保たれるよう
に構成し、室内側に向けた雨水の浸潤が確実に防
止されるようにしてある。
(実施例)
以下本考案に係る等圧パネル構造の典型的な一
実施例を添付の図面について説明する。
実施例を添付の図面について説明する。
パネルAは、四辺を立上壁1a,1b,1c,
1cとした方形のものであり、張込み施工時左右
に位置する辺の立上り壁1c,1cは、その立上
り壁端1c′が僅かにパネルAの内側に向けて彎曲
するようにしてある。
1cとした方形のものであり、張込み施工時左右
に位置する辺の立上り壁1c,1cは、その立上
り壁端1c′が僅かにパネルAの内側に向けて彎曲
するようにしてある。
又、張込み施工時上方に位置する辺の立上り壁
1aは、その壁端1a′より上方に向けて突壁1x
が連設されており、しかも、この突壁1xの上部
が、立上り壁1aの方向に僅かに折曲げられた
後、該突壁1xと平行となるように更に上方に向
けて延設され突壁1x′とされている。
1aは、その壁端1a′より上方に向けて突壁1x
が連設されており、しかも、この突壁1xの上部
が、立上り壁1aの方向に僅かに折曲げられた
後、該突壁1xと平行となるように更に上方に向
けて延設され突壁1x′とされている。
次いで、張込み施工時下方に位置する辺の立上
り壁1bは、その立上り壁端1b′が上方に折曲げ
られた内壁1yと、この内壁1yに一定の間隔を
置いて平行に折返された外壁1y′とを有し、この
内壁1yと、外壁1y′との間を、前記突壁1xの
係合溝1nとしている。
り壁1bは、その立上り壁端1b′が上方に折曲げ
られた内壁1yと、この内壁1yに一定の間隔を
置いて平行に折返された外壁1y′とを有し、この
内壁1yと、外壁1y′との間を、前記突壁1xの
係合溝1nとしている。
従つて、外壁1y′と内壁1yとが構成する溝1
nは、突壁1x及び1x′が緩かに嵌合される幅寸
法を有するものとし、しかも外壁1y′の内面に突
壁1xの外面(室内側の)が直接々触するように
溝幅等が設定されている。
nは、突壁1x及び1x′が緩かに嵌合される幅寸
法を有するものとし、しかも外壁1y′の内面に突
壁1xの外面(室内側の)が直接々触するように
溝幅等が設定されている。
尚、パネルAは、パネル強度を増す目的と、シ
ーリング効果を助長する目的及び発錆を防止する
目的等より前記の立上り壁1a,1b,1c,1
cを以下の方法で構成することゝした。
ーリング効果を助長する目的及び発錆を防止する
目的等より前記の立上り壁1a,1b,1c,1
cを以下の方法で構成することゝした。
即ち、パネルAの四隅部分に、パネルの立上り
壁1a,1b,1c,1cを絞り折り上げた際に
生ずる、余剰パネル部分の逃げのための割欠1t
を設けておき、この割欠1tよりも、更に下方よ
り立上り壁1a,1b,1c,1cを絞りつける
ことにより、立上り壁1a,1b,1c,1c
は、割欠1tの下方に絞り壁1k部分を有するこ
とゝされた。
壁1a,1b,1c,1cを絞り折り上げた際に
生ずる、余剰パネル部分の逃げのための割欠1t
を設けておき、この割欠1tよりも、更に下方よ
り立上り壁1a,1b,1c,1cを絞りつける
ことにより、立上り壁1a,1b,1c,1c
は、割欠1tの下方に絞り壁1k部分を有するこ
とゝされた。
尚、この割欠1tの形状あるいは割設位置は、
成形されるパネルの使用目的により適宜変更され
るものとする。
成形されるパネルの使用目的により適宜変更され
るものとする。
このように構成されたパネルAの使用において
は、張込まれたパネルAの四隅部分が絞り壁1k
とされており、割欠1t部分が直接外部に露呈し
ない特長を有している。この結果、パネルの四隅
部分(通例は折曲げた立上り壁相互を溶接してい
る。)から雨水が漏れ込み、あるいは錆び出す不
都合が効果的に回避された。
は、張込まれたパネルAの四隅部分が絞り壁1k
とされており、割欠1t部分が直接外部に露呈し
ない特長を有している。この結果、パネルの四隅
部分(通例は折曲げた立上り壁相互を溶接してい
る。)から雨水が漏れ込み、あるいは錆び出す不
都合が効果的に回避された。
叙上の構成よりなるパネルA,A′,A″……の
具体的な張込み施工について以下説明する。
具体的な張込み施工について以下説明する。
先ず、縦胴縁5に成形ドライシール材3が添設
されており、この成形ドライシール材3を立上り
壁1cの壁端1c′をもつて押し込むようにパネル
A,A′,A″……を止着6する。尚、この止着6
は、立上り壁1aの突壁1xにおいてなされるも
のとし、突壁1x′に成形ドライシール材2が取付
けられる。又、この操作に先立つて第1図等に示
すように立上り壁1bの下面に弾性シール材4が
止着7される場合と弾性シール材4の使われない
場合とがある。
されており、この成形ドライシール材3を立上り
壁1cの壁端1c′をもつて押し込むようにパネル
A,A′,A″……を止着6する。尚、この止着6
は、立上り壁1aの突壁1xにおいてなされるも
のとし、突壁1x′に成形ドライシール材2が取付
けられる。又、この操作に先立つて第1図等に示
すように立上り壁1bの下面に弾性シール材4が
止着7される場合と弾性シール材4の使われない
場合とがある。
このようにして取付けられたパネルA′に対し、
パネルAの溝1nにパネルA′の突壁1x′のドライ
シール材2が密嵌するように、パネルAを取付
け、このパネルAの立上り壁1aの突壁1xにお
いて胴縁5に対する止着6をなすようにして、順
次パネルA,A′,A″……の組付けをなすように
した。
パネルAの溝1nにパネルA′の突壁1x′のドライ
シール材2が密嵌するように、パネルAを取付
け、このパネルAの立上り壁1aの突壁1xにお
いて胴縁5に対する止着6をなすようにして、順
次パネルA,A′,A″……の組付けをなすように
した。
尚、成形ドライシール材3は、胴縁5の凹溝5
a内に介装されていると共に、パネルA,A″の
立上り壁1c,1c間に弾発的に介装される部分
とを有し、概ねT字状とされ、胴縁5の凹溝5a
に介装される基底部3aと、立上り壁1c,1c
間に位置する頭部3bの両側面に壁1c,1cに
向けて長さ方向に条設された大、小の翼3c,3
dの中壁1cに圧接する翼3cとの間に構成され
る隙間3eによつて毛管現象を遮断するようにし
ている。
a内に介装されていると共に、パネルA,A″の
立上り壁1c,1c間に弾発的に介装される部分
とを有し、概ねT字状とされ、胴縁5の凹溝5a
に介装される基底部3aと、立上り壁1c,1c
間に位置する頭部3bの両側面に壁1c,1cに
向けて長さ方向に条設された大、小の翼3c,3
dの中壁1cに圧接する翼3cとの間に構成され
る隙間3eによつて毛管現象を遮断するようにし
ている。
次いで、成形ドライシール材2は、突壁1x及
び1x′に係入されるL字状の割溝2aを有し、し
かも弾発性を助長する意図より中空部2bを設け
溝1nに対する水密的な嵌着状態を維持し得るよ
うに構成された。
び1x′に係入されるL字状の割溝2aを有し、し
かも弾発性を助長する意図より中空部2bを設け
溝1nに対する水密的な嵌着状態を維持し得るよ
うに構成された。
尚、成形ドライシール材2及び3は、要所に溝
2c,3eを設け、雨水の浸潤、殊に毛管現象に
よる浸入を極力防止するようにしている。
2c,3eを設け、雨水の浸潤、殊に毛管現象に
よる浸入を極力防止するようにしている。
次いで立上り壁1b,1a間に形成される空間
1mが大である場合に取付けられる弾性シール材
4は立上り壁1b面に立上り壁1aに向けた翼4
aを有するものとし、この翼4aの自由端はパネ
ルAの立上り壁1aに近接される構造とされてい
る。
1mが大である場合に取付けられる弾性シール材
4は立上り壁1b面に立上り壁1aに向けた翼4
aを有するものとし、この翼4aの自由端はパネ
ルAの立上り壁1aに近接される構造とされてい
る。
この結果、張込まれたパネルA,A′の立上り
壁1a,1b間には、空間1mが作り出されると
共に、この空間1mは外気と連通しているため、
常に外気圧に等しい室圧を有する。
壁1a,1b間には、空間1mが作り出されると
共に、この空間1mは外気と連通しているため、
常に外気圧に等しい室圧を有する。
尚、パネルA,A′,A″……の四隅部分には、
パネルの成形に際して割欠部が生じているもので
あり、この割欠部を適宜覆う塞ぎ金具8及び9が
用意されている。
パネルの成形に際して割欠部が生じているもので
あり、この割欠部を適宜覆う塞ぎ金具8及び9が
用意されている。
特に立上り壁1aと1cとの隅部においては突
壁1xに沿つて壁端1c′の形状に合う突片8aを
有する塞ぎ金具8が、又、立上り壁1bと1cと
の隅部においては内壁1yと、外壁1y′の割欠に
対応して、内壁1yの割欠部分を覆う板部9a
と、外壁1y′に到る間の割欠部分を覆う板部9b
と、外壁1y′の反対の方向に延びる板部9cとを
有する塞ぎ金具9が取付けられている。
壁1xに沿つて壁端1c′の形状に合う突片8aを
有する塞ぎ金具8が、又、立上り壁1bと1cと
の隅部においては内壁1yと、外壁1y′の割欠に
対応して、内壁1yの割欠部分を覆う板部9a
と、外壁1y′に到る間の割欠部分を覆う板部9b
と、外壁1y′の反対の方向に延びる板部9cとを
有する塞ぎ金具9が取付けられている。
尚、パネルAの溝1n内の、前記の成形ドライ
シール材2との間に、更に空間10を設け、この
空間10により成形ドライシール材2と内壁1y
との隙間を伝つて浸潤する雨水を確実に防止した
ものであるが、パネルA,A′,A″……の組付け
の隅部に於いては、この空間10を高発泡シール
材11をもつて塞ぐものとし、そのシール特性を
損じないように考慮された。
シール材2との間に、更に空間10を設け、この
空間10により成形ドライシール材2と内壁1y
との隙間を伝つて浸潤する雨水を確実に防止した
ものであるが、パネルA,A′,A″……の組付け
の隅部に於いては、この空間10を高発泡シール
材11をもつて塞ぐものとし、そのシール特性を
損じないように考慮された。
(効果)
本考案に係る簡易等圧パネルの構造は、叙上に
おける構成よりして簡単な張込み施工が可能であ
ると共に、等圧システムにより雨水の吸入が一切
なく、張込みパネル間よりする雨水の浸潤、発
錆、シミ出しの問題が確実に回避された。
おける構成よりして簡単な張込み施工が可能であ
ると共に、等圧システムにより雨水の吸入が一切
なく、張込みパネル間よりする雨水の浸潤、発
錆、シミ出しの問題が確実に回避された。
又、充填タイプのコーキング材を使用していな
いことよりメヂ部分のメンテナンスが殆ど不要と
され、成形ドライシール材の選択いかによつては
概ねパネル材の耐用年数に相当する期間、メンテ
ナンスが不要とされた。
いことよりメヂ部分のメンテナンスが殆ど不要と
され、成形ドライシール材の選択いかによつては
概ねパネル材の耐用年数に相当する期間、メンテ
ナンスが不要とされた。
特に、本考案に係るパネル構造は、パネル材、
成形ドライシール材、及び弾性シール材等のいず
れも工場生産に適したものであり、現場における
コーキング材の充填その他の現場施工を極力無く
したことにより、品質の均一化と、シール特性の
向上及び施工コストの割安化が予定された。
成形ドライシール材、及び弾性シール材等のいず
れも工場生産に適したものであり、現場における
コーキング材の充填その他の現場施工を極力無く
したことにより、品質の均一化と、シール特性の
向上及び施工コストの割安化が予定された。
又、このように、現場施工を無くすことによ
り、熟練施工者を不要とし、工期の短縮並びに良
好な施工仕上りが予定された。
り、熟練施工者を不要とし、工期の短縮並びに良
好な施工仕上りが予定された。
第1図は本考案に係るパネル構造の縦断面図、
第2図はパネルAの隅部の縦断面図、第3図は正
面図、第4図は横断面図、第5図はパネルAの一
部斜視図である。 尚、図中A……パネル、1……壁、2,3……
成形ドライシール材、4……弾性シール材、5…
…胴縁、6,7……止着、8,9……塞ぎ金具、
10……空間、11……高発泡シール材を示すも
のである。
第2図はパネルAの隅部の縦断面図、第3図は正
面図、第4図は横断面図、第5図はパネルAの一
部斜視図である。 尚、図中A……パネル、1……壁、2,3……
成形ドライシール材、4……弾性シール材、5…
…胴縁、6,7……止着、8,9……塞ぎ金具、
10……空間、11……高発泡シール材を示すも
のである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 略方形のパネル板が、各辺に該パネル板と略直
交して夫々同一方向に向いた立上り壁1a,1
b,1c,1cを有していると共に前記パネル板
の上辺にある立上り壁1aが該立上り壁1aの立
上り壁端1a′より上方に向けて折曲げ延設される
突壁1xを有し、側辺にある立上り壁1c,1c
が該立上り壁1c,1cの立上り壁端1c′,1
c′を内方に向けて湾曲させており、下辺にある立
上り壁1bが、該立上り壁1bの立上り壁端1
b′より上方に折り曲げられた後、一定間隔を置い
て前記立上り壁1bに平行且つ下方に折返して形
成される溝1nを有しているパネルA,A′,
A″……であつて、 前記パネルA,A′,A″……が、下方に位置し
て組付けられるパネルの上辺にある立上り壁1a
と、このパネルの上方に位置して組付けられるパ
ネルの下辺にある立上り壁1bとが向き合い、且
つ、組付けられるパネルの側辺にある立上り壁1
cと、このパネルの側方に位置して組付けられる
パネルの側辺にある立上り壁1cとが向き合つて
夫々の立上り壁1aと1b及び1cと1cとの間
に溝が設けられるように前記パネルA,A′,
A″……が組付けられると共に 前記下方に組付けられるパネルの上辺にある立
上り壁1aの突壁1xに成形ドライシール2を組
付け、この成形ドライシール2の組付けられてい
る突壁1xが、前記パネルの上方に組付けられる
パネルの下辺にある立上り壁1bにある前記溝1
n内の上部に嵌め込まれて、該成形ドライシール
2の嵌め込まれている溝1nと前記立上り壁1
a,1bとの間に設けられる溝との間が、屈曲し
た等圧空間とされており、 パネルの側辺にある立上り壁1cと、このパネ
ルの側方に組付けられるパネルの側辺にある立上
り壁1cとの間の溝3cには、成形ドライシール
3が組込まれていることを特徴とする簡易等圧パ
ネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985138145U JPH0453365Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985138145U JPH0453365Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6247612U JPS6247612U (ja) | 1987-03-24 |
JPH0453365Y2 true JPH0453365Y2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=31042859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985138145U Expired JPH0453365Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453365Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2568863Y2 (ja) * | 1993-05-31 | 1998-04-15 | 株式会社ノザワ | 壁パネルの縦目地構造 |
JP2017002461A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | ケイミュー株式会社 | 外壁材の連結構造と外壁材用留め金具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812813B1 (ja) * | 1968-05-13 | 1973-04-23 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521139Y2 (ja) * | 1971-06-22 | 1977-01-12 | ||
JPS5647282Y2 (ja) * | 1976-10-01 | 1981-11-05 |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP1985138145U patent/JPH0453365Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812813B1 (ja) * | 1968-05-13 | 1973-04-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6247612U (ja) | 1987-03-24 |
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