JPS6145046A

JPS6145046A - 建築構造物の防火外装構造

Info

Publication number: JPS6145046A
Application number: JP16648984A
Authority: JP
Inventors: 元旦船木
Original assignee: Funaki Shoji KK
Current assignee: Funaki Shoji KK
Priority date: 1984-08-10
Filing date: 1984-08-10
Publication date: 1986-03-04
Also published as: JPH0135138B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明は建築構造物の防火外装構造に関するものである
。

〔従来技術及びその解決すべき課題〕

従来、建築基準に合う木造下地防火構造を形成するため
には、木製支柱の上から厚さ１２ｍＵａのいわゆるサプ
ロク板（３尺×６尺）からなる石膏ボード等の厚手の耐
火材を使用しなければならなかった。しかしながら、厚
さ１２■のサプロク板からなる石膏ボードは材質上、重
量がほぼ１４〜２０ｋｇとなり、罪搬作業−に損傷しや
すい欠点の他、防火構造の建築基準に合わせるためには
ボード相互間の継目には少しの隙間も生じないように固
定しなければならないと云う取付作業上の問題もあった
。

〔発明の開示〕

本発明は上記欠点に鑑み為されたものであって、従来の
ものと比べ石膏ボードをより薄手のものとすると共に、
石膏ボードを二重又は三重にはり合せ、しかもその継目
の上には隙間が生じないよう°に、かつ、継目が重合し
ないように張設し、その」−から金属製外装板を葺いた
ものである。即ち本発明は、支柱に耐火ボードをボード
相互に間隙が生じないように釘等の固定具で固定させて
第１耐火ボード面を形成すると共に、第１耐火ボード面
のボード相互間の継目を覆う耐火ボードをボード相互に
間隙が生じないように固定具で固定させて第２耐火ボー
ド面を形成し、少なくとも第２耐火ボード面の」−に金
属製外装板を横葺きするようにしたことを特徴とする建
築構造物の防火外装構造である。

〔実　　施　　例　　〕

以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図は建屋に立設された木製支柱及び間柱と、これら
に釘、ねじ等の固定具で固定された厚さＬａ＋ｍのサブ
ロク板からなる耐火ボードと、金属製面板との取付位置
関係を示す上面図、第２図は同上の要部拡大図、第３図
は外装板の部分切欠斜視図である。

第１図乃至第３図に於て、（３１）は建屋（３ｏ）に立
設された木製支柱、（３２）は間柱である。

（３３）は厚さ８ＩＩＩＩのサブロク板からなる石膏ボ
ード等の耐火ボードであって、はぼ１１〜１７ｋｇの重
量を有する。

耐火ボード（３３）は、第１耐火ボード面（３３ａ）と
第２耐火ボード面（３３ｂ）との二重張りで形成された
面を有する。即ち、第１耐火ボード面（３３ａ）は、支
柱（３１）及び間柱（３２）に直接釘等の固定具（３４
）で耐火ボード（３３）　（３３）相互間に間隙が生じ
ないように十分に密着させて固定される。（３５）はそ
の継目である。第２耐火ボード面（３３ｂ）は、前記の
ようにして形成された第１耐火ボード面（３３ａ）の直
上に、前記継目（３５）と第２耐火ボード面（３３ｂ）
の継目（３６）とが重合しないように耐火ボード（３３
）（３３）を固定具（３４）で支柱（３１）及び間柱（
３２）に固定される。又、第１耐火ボード面（３３ａ）
と第２耐火ボード面（３３ｂ）との間には建屋（３０）
内外方向にも空間部が生じないように重合させて張設固
定される。

（２０）は前記のようにして形成された第２耐火ボード
面（３３ｂ）の−Ｌから横葺きされる金属製の外装板で
ある。即ち、本実施例による外装板（２０）は、アルミ
ニウム、塗装鋼板などの金属板、或は難燃性の合成樹脂
板の一体曲げ加工品からなり、第３図及び第４図に示す
ように、平板部（１）の上縁に嵌入部（２）が、下縁に
嵌合部（３）がそれぞれ平板部（１）より室内側に位置
するように一体に連設されている。すなわち、第３図及
び第４図にも示すように、平板部（＋）の」二級には室
内側が高く室外側が低い傾斜をもつＲで屈曲された２つ
の連接部（４）　（４）を介して嵌入部（２）が設けら
れる。嵌合部（３）は平板部（１）の下縁から室内側に
延びる連設部（６）を介して垂直断面がほぼ倒立Ｕ字形
に形成され、嵌合部（３）の室外側壁（７）の下端部（
７ａ）が連設部　（８）下端より下方に突設されている
。

また、平板部（１）の左右方向一端から長手方向に嵌入
片（８）が突設され、嵌入片（８）は室内側へ少許膨出
させた連設部（９）を介して平板部（１）に対して室内
側に偏位して配置されており、その上部は嵌入部（２）
と連続すると共に、下部は平板部（１）の延長線上に位
置するように切欠されている。平板部（１）の左右方向
他端部には、連設部（ｌＯ）を介して水平断面がほぼＵ
形の嵌合凹部（１１）が平板部（１）の室内側に配置さ
れて形成されている。そして、嵌合凹部（１１）は、平
板部（１）に対応する高さ位置に切欠されて平板部（１
）のほぼ全高にわたって設けられているが、嵌合Ｃり部
（ｔＢの下端部は、第４図に示した部分水平断面図に明
示したように連設部（θ）の上面に位置するように屈曲
形成されている。

第５図乃至第６図は外装板（２０）を耐火ボードに取付
けた状態の縦断面及びその部分拡大図である。

尚、前記嵌入片（８）と嵌合凹部（１１）の平板部（１
）に対する位置関係は、」二記第１実施例の場合は、第
３図に示すように室内側から見て外装板の左側に嵌入片
（８）を、右側に嵌合凹部（１１）を形成したが、この
形成位置は後述するように左右の取付位置を上記のもの
とはそれぞれ逆に配置形成することができる。

第７図は第３図に示した第１実施例の水平断面図である
。

又、第８図及び第９図は、嵌入片（８）と嵌合凹部（１
１）の取付位置を１実施例のものとは左右逆にしたもの
の水平断面図とその葺き上げ方法の概略説明図であって
、図中、（１７）はジヨイントカバーであって、ジヨイ
ントカバー　（１７）を使用するときは外装板の継目か
ら第２耐火ボード面（３３ｂ）側への水密機能が一層良
くなる。

以下、第３図、第８図及び第９図を参照しつつ、上記実
施例の外装板を用いた建築構造物の外壁を葺き上げる方
法につき説明する。

まず、横葺き外装すべき第２耐火ボード面（３３ｂ）の
最上段に、最初の外装板（１２）嵌合部（３）の室内側
壁（７）下端部（７ａ）をネジ、釘等の固定具（３４）
で固定させる。次に、この外装板（１２）の嵌合凹部（
１１）に次の外装板（１３）の嵌入片（８）を嵌入させ
該嵌入片（８）を外装板（１２）の連設部（ｆｌ）」二
に支持させる。そして上下の連設部（４）、（８）で嵌
入片（８）を挾んで上下方向に位置決めすると共に、外
装板（１２）の嵌合凹部（１１）の連設部（１０）と外
装板（１３）嵌入片（８）の連設部（９）の当接により
左右方向に位置決めして、複数の外装板（１２）、（１
３）・・・・・・を横葺きする。

次に、−上段の外装板（１２）　、（１３）・・・・・
・に下段の外装板（１４）　（１４°）を装着する順序
につき説明する。先ず、すでに上段の左右方向に葺かれ
た外装板（１２）の嵌合部（３）に、外装板（１４）の
嵌入部（２）を嵌入させて位置決めした後に固定具（１
６）で固定させる。次に、この外装板（１４）に、更に
第６図中右側の外装板（１４’）を装着するには、外装
板（１４）の嵌合凹部（１１）に外装板（ｔａ’）の嵌
入片（８）を外装板（１４′）の右端部が下がる位置で
嵌入させて左右方向の位置決めを行い、次に前記と同様
にして、上段外装板（１２）の嵌合部（３）に外装板（
１４°）の嵌入部（２）を嵌入させ、上段外装板（１２
）の嵌合部（３）と、下段外装板（１４）の嵌合凹部（
１１）と、下段外装板（１４°）の嵌入片（８）を含む
嵌入部（２）とを、適確に水密になるように嵌合させ、
このようにして上方から下方に向って複数段に外装板を
葺くものである。

〔発明の効果〕

本発明は前記の構成からなり、支柱に耐火ボードをボー
ド相互に間隙が生じないように釘等の固定具で固定させ
て第１耐火ボード面を形成すると共に、第１耐火ボード
面のボード相互間の継目を覆う耐火ボードをボード相互
に間隙が生じないように固定具で固定させて第２耐火ボ
ード面を形成し、少なくとも第２耐火ボード面の上に金
属製外装板を横葺きするようにしたことにより、第１耐
火ボード面のボード相互間の継目は第２耐火ボード面の
ボード相互間の継目と重合することがなくなるため、例
えば８鵬腸の厚さの比較的薄い耐火ボードを重ねて使用
するだけで防火効果を著しく太きくさせることができ、
しかも、この上から金属製外装板を横葺きすることで、
外部から高熱が加えられても充分に耐えることが可能で
ある。

しかも、薄手の耐火ボードを使用することができるため
、作業性能が良く、高所作業上も安全である。

又、金属製外装板に、上下方向に嵌入部と嵌合部を、更
に左右方向に嵌入片と嵌合凹部を形成したものを使用し
た時は、外装板（１２）　、（１４）・・・・・・を−
１一方から下方に向って葺くことにより建築構造物の外
壁を構築して行くので、外壁の室外側に配置した足場構
体と躯体を連結する控え部材の除去は、上方のものから
下方に向って外装板（１２）、（ｔａ）・・・・・・の
葺き上げ位置に応じて除去して行けばよく、足場構体の
支持が常に安定し、施工時の安全性が確保でき、施工が
容易にできる。

しかも、本実施例では、外装板（１２）、（１３）。

・・・・・・を左、右方向に横葺きする場合に、既に葺
かれている外装板（１２）の嵌合凹部（１１）に、葺こ
うとする外装板（１３）の嵌入片（８）を嵌入すること
で、外装板（１２）の連設部（６）」−に嵌入片（８）
が支持されるので、外装板（１３）が横長で長尺のもの
であっても少ない労力で葺くことができ、また嵌入片（
８）がＬ下方向には連設部（４）、（６）で、左右方向
には隣接する外装板（＋２）、（１３）の嵌入片（８）
、嵌合凹部（１１）の連設部（９）、（１０）の当接で
、それぞれ位置決めされるので、外装板（１２）　、（
１３）の位置決めが正確にできる。

さらに、外装板（１２）　、　（１３）は、平板部（１
）の一端に嵌入片（８）を、他端に嵌合凹部（１１）を
それぞれ形成させればよいので、比較的構造が簡単であ
る。

なお、本発明において、左右に隣接する外装板の接合部
は室内側をコーキング材で覆うことにより、水密性を保
持させることが好ましいが、第７図に示すように、嵌合
凹部（１１）を覆ってジヨイントカバー（１７）を嵌合
弾持させれば一層水密性が向−１−する。また、本発明
の外装板に設ける嵌入片（８）と嵌合凹部（１１）は実
施例と左、右進にしてもよい。さらに、本発明は、建築
構造物の外壁に限られることなく、屋根を葺く場合にも
適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の防火外装構造の取付位置関係を示す−
Ｌ面図、第２図は同一１−の部分拡大図、第３図は金属
製外装板の一実施例の室内側から見た状態を示す分解斜
視図、第４図は同にのＡ−Ａ線断面図、第５図は同葺き
上がり状態の垂直断面図、第６図は同−Ｌの部分切欠拡
大図、第７図は室内側から見た状態の部分切欠水平断面
図、第８図及び第９図は嵌入片と嵌合凹部の取付位置を
変えた外装板の葺き」二げ方法の概略説明図である。（１）・・・平板部、　（２）・・・嵌入部、　（３）
・・・嵌合部、（４）　、　（６）　、　（９）　、　
（ｔｏ）・・・連設部、　（８）・・・嵌入片、（１１
）・・・嵌合凹部、（１２）、（１３）。（１４）・・・外装板、（３１）・・・支柱、（３２）
・・・間柱、（３３）・・・耐火ボード、（３３ａ）・
・・第１耐火ボード面、（３３ｂ）・・・第２耐火ボー
ド面、（３５）　、（３Ｂ）・・・継目。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）支柱に耐火ボードをボード相互に間隙が生じないように釘等の固定具で固定させて第１耐火
ボード面を形成すると共に、第１耐火ボード面のボード
相互間の継目を覆う耐火ボードをボード相互に間隙が生
じないように固定具で固定させて第２耐火ボード面を形
成し、少なくとも第２耐火ボード面の上に金属製外装板
を横葺きするようにしたことを特徴とする建築構造物の
防火外装構造。
（２）耐火ボードの厚さは９ｍｍ以下である特許請求の
範囲第１項記載の建築構造物の防火外装構造。
（３）外装板は上下方向に嵌入部と嵌合部を有し、左右方向に嵌入片と嵌合凹部を有する特許請求
の範囲第１項又は第２項記載の建築構造物の防火外装構
造。
（４）第１耐火ボード面と第２耐火ボード面との内外方向には空間部が生じないようにボードを重
合させた特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項記載
の建築構造物の防火外装構造。