JP6639083B2 - 鉄骨造の外壁耐火断熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄骨造の外壁耐火断熱構造に関する。
近年、耐火構造を有する外壁を備えた建築物が求められている。この種の建築物として、複数の鉄骨の屋外側に一対の石膏ボードが設けられ、さらに、これら石膏ボードの外側に留め具を介して外壁材が取り付けられた外壁構造を備えたものがある。
このような外壁構造では、さらに断熱性能を具備するのが好ましい。その場合、例えば特許文献1に示す外壁構造のように、鉄骨間にグラスウールやロックウール等の断熱材を配設するのが一般的である。
特開2014−66016号公報
上記外壁構造では、石膏ボードによって耐火性能を担保することができる。また、鉄骨間に断熱材を配設することによって鉄骨間領域の断熱性能を担保することもできる。
しかしながら、鉄骨に位置する領域には断熱材が保持されていないので、屋外又は屋内から鉄骨に伝導する熱については、断熱することができないという問題があった。特に、鉄骨は木材に比べて熱伝導率が高いため、鉄骨に伝導した熱が室内に与える影響は大きかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鉄骨造の建築物において高い断熱性能を保持することができる外壁耐火断熱構造を提供することにある。
本発明の鉄骨造の外壁耐火断熱構造は、左右方向に間隔をおいて配置された複数の縦鉄
骨と、この複数の縦鉄骨の屋外側に設けられた耐火ボードと、この耐火ボードの屋外側に設けられた断熱ボードと、この断熱ボードの屋外側に設けられた外壁と、前記外壁と前記断熱ボードとを前記縦鉄骨に固定する留め具とを備え、前記留め具は、前記縦鉄骨に固定される固定部と、前記断熱ボード及び前記外壁を固定するための留め具本体とを備え、前記耐火ボードの表面上に配置されて固着具を介して前記縦鉄骨に固定されており、前記耐火ボードは、縦鉄骨の屋外側において互いに突き合わせた状態で同一平面上に設けられた複数の第一矩形板と、前記第一矩形板の屋外側面に重ねられ、それぞれが互いに突き合わせられた複数の第二矩形板とを備え、前記各第二矩形板は、前記第一矩形板と同じ構造であり、上下方向に並ぶ前記第一矩形板同士の横継ぎ目である全ての第一横継ぎ目は、上下方向に並ぶ前記第二矩形板同士の横継ぎ目である全ての第二横継ぎ目とは上下方向にずれており、前記外壁は、複数の横張り外壁材が上下方向に突き合わせられて構成され、上下方向に突き合わせられた前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第二横継ぎ目に対して上下方向にずれており、前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第一横継ぎ目に対しても上下方向にずれており、前記第一矩形板および前記第二矩形板は、上下長さが前記横張り外壁材の働き幅の2倍であり、前記第一横継ぎ目と前記第二横継ぎ目は、上下方向に、前記働き幅と同じ長さずれており、前記横張り外壁材の働き幅の両端は、前記第一横継ぎ目と前記第二横継ぎ目との間の中央に位置しており、前記断熱ボードは、上下方向に突き合わされて複数配置され、前記断熱ボード同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第一横継ぎ目と前記全ての第二横継ぎ目と前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目とに対して上下方向にずれていることを特徴とする。
本発明の鉄骨造の外壁耐火断熱構造によれば、鉄骨造の建築物において高い断熱性能を保持することができる。
本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造の要部断面図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、縦鉄骨に第一矩形板を配置した状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、第二矩形板を配置した状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、耐火ボードの表面に留め具を固定した状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の留め具の分解斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、断熱ボードを取り付けた状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、横張り外壁材を取り付けた状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、横張り外壁材と、第一横継ぎ目と第二横継ぎ目との関係を示す断面図である。 本実施形態の変形例に係る留め具の一部を示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る留め具を耐火ボードの表面に固定した状態の斜視図である。 本実施形態の変形例に係る留め具を耐火ボードの表面に固定した状態の断面図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、横長補強材を取り付けた状態の斜視図である。 本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造において、横長補強材を取り付けた状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る鉄骨造の外壁耐火断熱構造(以下、外壁構造という)は、図1に示すように、縦鉄骨1と、耐火ボード2と、断熱ボード4と、外壁3と、断熱ボード4及び外壁3を固定する留め具5とを備えている。
各縦鉄骨1は、図2に示すように、上下方向に延びており、鉛直な鉄骨体である。縦鉄骨1は、例えば、C型鋼や、角パイプ等の軽量鉄骨によって構成される(本実施形態の外壁構造では、C型鋼によって構成される)。本実施形態の縦鉄骨1は縦胴縁である。なお、縦鉄骨1は、柱や間柱であってもよく、縦胴縁に限定されない。
複数の縦鉄骨1は、左右方向に一定の間隔をおいて(つまり、等ピッチで)配置されている。縦鉄骨1は、屋外側に臨む屋外側縦面11を有している。この屋外側縦面11は鉛直な平面であり、各縦鉄骨1の屋外側縦面11が同一平面上に位置している。なお、縦鉄骨1は、左右方向に間隔をおいて配置されていればよく、等ピッチである必要はない。この屋外側縦面11には、耐火ボード2が接触するようにして配置される。
耐火ボード2は、図1に示すように、縦鉄骨1の屋外側に設けられている。耐火ボード2は、耐火性を有している。耐火ボード2は、縦鉄骨1に沿って配置されており、固着具(例えば、ねじや釘)を介して縦鉄骨1に固定されている。この耐火ボード2は、2枚の矩形板を重ねることで構成されている(屋内側の矩形板を第一矩形板21とし、屋外側の矩形板を第二矩形板24とする)。耐火ボード2は、このように2枚の矩形板を重ねて、所定厚さとなるように構成されているため、扱いやすい比較的軽量な矩形板を用いることができる。従って、運搬性や施工性を向上させることができる。
各第一矩形板21は、図2に示すように、上下方向に幅を有し、左右方向に長さを有し、正面視矩形状をしている。各第一矩形板21は、上下方向および左右方向に隣接する他の第一矩形板21に突き合わせるようにして配置される。複数の第一矩形板21は、同一平面上に位置している。
第一矩形板21は、石膏ボードによって構成されている。この石膏ボードとしては、例えば、JIS A 6901で規定される強化石膏ボードが用いられる。さらに、石膏ボードには、撥水剤などにより防水加工が施されていることが好ましい。これにより、雨水や湿気などによって、石膏ボードの強度や耐久性などが低下するのを抑制することができる。なお、第一矩形板21は、耐火性を有していればよく、石膏ボードでなくてもよい。第一矩形板21は、例えば、珪酸カルシウム板,セメント板などであってもよい。
第一矩形板21は所定の厚さを有している。第一矩形板21の厚さは、外壁構造として必要な耐火性能に応じて決定される。第一矩形板21の厚さは、例えば、15〜27mmとするのが好ましく、15mmとするのがより好ましい。また、第一矩形板21の大きさは、例えば、幅が600〜1220mm,長さが1200〜3030mmとするのが好ましい。特に、第一矩形板21の長さは、縦鉄骨1のピッチの自然数n倍となるように形成されており、少なくともn≧2となるよう形成されるのが好ましい(本実施形態ではn=3である)。なお、第一矩形板21の幅,長さ,及び厚さは、特に限定されない。
各第二矩形板24は、図3に示すように、第一矩形板21と同様に、正面視矩形状をなしている。各第二矩形板24は、第一矩形板21の屋外側の側面(以下、屋外側面という)に重ねられている。各第二矩形板24は、上下方向および左右方向に隣接する他の第二矩形板24に突き合わせるようにして配置される。複数の第二矩形板24は、同一平面上に位置している。なお、各第二矩形板24は、第一矩形板21とほぼ同じ構造であり、重複する説明は省略する。
第一矩形板21は、第二矩形板24と同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。例えば、第一矩形板21を石膏ボードとし、第二矩形板24を珪酸カルシウム板としてもよい。一般に、珪酸カルシウム板は石膏ボードよりも耐水性が高い。そのため、第二矩形板24に珪酸カルシウムを用いることで、外壁構造の耐水性を向上させることができる。
また、各第一矩形板21の幅は、各第二矩形板24の幅と同一であることが好ましい。また、各第一矩形板21の長さは、各第二矩形板24の長さと同一であることが好ましい。さらに、各第一矩形板21の厚さは、各第二矩形板24の厚さと同一であることが好ましい。なお、ここでいう「同一」とは、厳密な意味で同一である必要はなく、例えば、規格上同一とみなすことができれば、「同一」の範疇に含まれるものとする。
耐火ボード2は、次のように形成される。施工者は、図2に示すように、第一矩形板21を縦鉄骨1の屋外側縦面11に接触させた状態で、縦鉄骨1に固定する。このとき、施工者は、第一矩形板21の幅方向に沿った一対の辺(縦辺)を縦鉄骨1に重ねるように配置し、固着具を屋外側から打入して、第一矩形板21を縦鉄骨1に固定する。次いで、施工者は、別の第一矩形板21を、既に固定した第一矩形板21に、端部同士を突き合わせるようにして配置し、既に固定した第一矩形板21と同様に縦鉄骨1に固定する。このようにして、複数の第一矩形板21を縦鉄骨1の屋外側側面に沿って順次固定する。
なお、上下方向に並ぶようにして配置された第一矩形板21同士の横継ぎ目を、第一横継ぎ目23という。また、左右方向に並ぶようにして配置された第一矩形板21同士の縦継ぎ目を、第一縦継ぎ目22という。第一横継ぎ目23は、外壁構造の左右方向の全長に亙って直線状に形成されている。また、第一縦継ぎ目22は、外壁構造の上下方向の全長に亙って直線状に形成されている。
次いで、施工者は、第一横継ぎ目23を覆うようにして、金属テープ27を第一矩形板21の屋外側面に貼着する。金属テープ27は上下方向に幅を有し、左右方向に長さを有している。金属テープ27は、第一横継ぎ目23の長手方向の全長に亙って設けられる。
金属テープ27は、例えば、アルミニウム、鉄鋼などにより構成される。特に、金属テープ27としては、金属のうちでも比較的安価なアルミニウムテープを用いることが好ましい。これにより、第一矩形板21が変形し、第一横継ぎ目23の一部が開いても、金属テープ27によって継ぎ目の開きを覆うことができる。この結果、耐火性能の低下を抑制することができる。
なお、金属テープ27は、第一縦継ぎ目22を覆うようにして第一矩形板21に貼着されてもよいし、設けられなくてもよい。これは、第一縦継ぎ目22が縦鉄骨1に重ねられているため、第一縦継ぎ目22が開いても、耐火性能の低下が僅かなものであるからである。
次いで、施工者は、図3に示すように、第二矩形板24を、第一矩形板21の屋外側面に重ねるようにして配置する。このとき施工者は、第二矩形板24を、その横辺が第一矩形板21の第一横継ぎ目23とは上下方向にずれるように配置する。これにより、第二矩形板24同士の横継ぎ目(以下、第二横継ぎ目26という)が、第一横継ぎ目23に対して上下方向に離れて配置される。
また、施工者は、第二矩形板24を、その縦辺が第一矩形板21の第一縦継ぎ目22とは左右方向にずれるように配置する。具体的には、施工者は、第二矩形板24の縦辺が、第一縦継ぎ目22に重ねられた縦鉄骨1とは別の縦鉄骨1に正面視で重なるように、第二矩形板24を配置する。これにより、第二矩形板24同士の縦継ぎ目(以下、第二縦継ぎ目25という)が、第一縦継ぎ目22に対して左右方向に離れて配置される。
このように、本実施形態の耐火ボード2は、第一矩形板21の第一横継ぎ目23と第二矩形板24の第二横継ぎ目26とが厚さ方向に重ならず、また、第一縦継ぎ目22と第二縦継ぎ目25とが厚さ方向に重ならない。このため、本実施形態の耐火ボード2によれば、万が一、いずれかの継ぎ目が開いても、耐火性能の低下を抑制することができる。
このような構成の耐火ボード2の屋外側面には、図4に示すように、断熱ボード4及び外壁3を縦鉄骨1に固定する複数の留め具5が固定される。
複数の留め具5は、耐火ボード2の表面上に配置され、釘やビス等の固着具を介して縦鉄骨1に固定される。各留め具5は、図5に示すように、縦鉄骨1に固定される固定部51と、断熱ボード4及び外壁3を固定するための留め具本体53とを備えている。
固定部51は、耐火ボード2の屋外側面に接した状態で縦鉄骨1に固定され、留め具本体53を支持する部分である。固定部51は、正面視矩形状をなしている。固定部51の中央には、屋外側に突出する突出片52が設けられている。突出片52は、留め具本体53を下方から支持する。
留め具本体53は、固定部51に支持固定される。留め具本体53は、連結部61と、横面部54と、保持部62とを備えており、側面視略クランク状をなしている。連結部61は、横面部54の後端部(すなわち、屋内側の端部)から上方に向かって延出している。連結部61は、固定部51の屋外側の面に当てられた状態で、リベット等の固着具を介して固定部51に連結される。横面部54は、略水平に形成されている。横面部54は、前後方向に延びており、その上方および下方に断熱ボード4が配置される。横面部54の前端部(すなわち、屋外側の端部)には、保持部62が設けられている。
保持部62は、横面部54の前端部から上下方向に延出している。保持部62は、断熱ボード4を保持する断熱材保持部60と、外壁3を保持する外壁材保持部57とを備えている。
断熱材保持部60は、上方に配置される断熱ボード4の下端部を保持すると共に、下方に配置される断熱ボード4の上端部を保持する。これにより、断熱ボード4が耐火ボード2の屋外側面に沿って支持される。断熱材保持部60は、横面部54の前端部から下方に延びる矩形板状の下保持片56と、該下保持片56の上端左右両端から上方に延びる一対の上下方向に細長い上保持片55とを備えている。各上保持片55の上端部は、屋内側に向かって折り返されて丸みを帯びるように湾曲している。そのため、断熱ボード4の下端が上保持片55と連結部61との間に導入しやすくなっている。一方、下保持片56の下端部は、屋内側に向かって折り返されて丸みを帯びるように湾曲している。そのため、断熱ボード4の上端が下保持片56と連結部61との間に導入しやすくなっている。
外壁材保持部57は、下保持片56の上下方向中央部に形成された横長矩形状の開口部の上端から屋外側に突出するように形成されている。外壁材保持部57は、上記開口部上端の左右両端部から上方に突出する一対の上突出片58と、一対の上突出片58の間において下方に折り曲げられるように設けられた下突出片59とを備えている。一対の上突出片58は、その上方に配置される外壁3を構成する外壁材(横張り外壁材31)の下端に引っ掛かることによって当該上方に配置される横張り外壁材31を保持する。一方、下突出片59は、その下方に配置される横張り外壁材31の上端に引っ掛かって該横張り外壁材31が屋外側に傾斜するのを防ぐように保持する。
このような構成の留め具5は、図6に示すように、耐火ボード2の複数箇所に固定された状態で、上下方向に対向する留め具5間に断熱ボード4が配置される。なお、図6中の符号9は、耐火ボード2の屋外側面に固定されたであり、外壁3の固定に用いられる。
断熱ボード4は、断熱性を有し、板状をなしている。断熱ボード4は、左右方向に長さを有し、上下方向に幅を有し、正面視矩形状をなしている。断熱ボード4としては、例えば、発泡ポリエチレン系や発泡フェノール系の断熱材や、無機質発泡系の断熱材が用いられる。または、グラスウールやロックウール等の繊維集合体をボードに形成したものを用いてもよい。
断熱ボード4は、弾性を有すると共に、保形性も有している。断熱ボード4は、上下方向に対向する一対の留め具5の断熱材保持部60に差し込まれて保持される。これにより、断熱ボード4を、耐火ボード2の屋外側に沿って配置することができる。
この状態において、図7に示すように、断熱ボード4の屋外側には、外壁3が設けられる。外壁3は、複数の横張り外壁材31によって構成されている。外壁3は、この横張り外壁材31が上下方向に凹凸嵌合し、すなわち上下方向に突き合わせられて構成されている。また、横張り外壁材31は、左右方向にも突き合わせられている。左右方向に突き合わせた箇所には、例えば、シリコーン系のシーリング材が充填される。
横張り外壁材31は、上下方向に幅を有し、左右方向に長さを有しており、正面視矩形状をしている。横張り外壁材31は、例えば、窯業系サイディング材により構成される。なお、横張り外壁材31は、窯業系サイディング材に限らず、金属サイディング材であってもよい。
横張り外壁材31の大きさは、例えば、働き幅が300〜1000mmであり、また長さが1000〜3600mmに形成される。さらに、横張り外壁材31の厚さは、12〜40mmに形成される。
また、横張り外壁材31は、図7に示すように、上端に嵌合凸部32が形成され、下端に嵌合凹部33が形成されている。嵌合凸部32および嵌合凹部33は、横張り外壁材31の長さ方向の全長に亙って形成されている。嵌合凸部32は、上方に配置された別の横張り外壁材31の嵌合凹部33に嵌合する。これにより、上下一対の横張り外壁材31が連結される。
このような構成の横張り外壁材31は、留め具5の外壁材保持部57に支持固定される。外壁材保持部57は、上突出片58が嵌合凹部33を支持し、下突出片59が嵌合凸部32を支持する。これにより、横張り外壁材31は、断熱ボード4の屋外側の側面に沿って固定される。
施工手順としては、先ず、下段の留め具5を耐火ボード2の表面に、耐火ボード2を介して縦鉄骨1に至る固定具により固定する。次に、留め具5に断熱ボード4、横張り外壁材31の順に、それぞれの下端を支持させる。次に、上段の留め具5を断熱ボード4および横張り外壁材31のそれぞれの上端を支持するよう設けて、固定具により縦鉄骨1に固定する。このようにして一段分の断熱ボード4および横張り外壁材31を固定する。以後は、これを繰り返し、下方から上方に向けて順次施工していくものである。
このとき、横張り外壁材31の横継ぎ目は、第二横継ぎ目26に対して上下方向にずれている。さらに、横張り外壁材31の横継ぎ目は、第一横継ぎ目23に対しても上下方向にずれている。これによって、万が一、横張り外壁材31の横継ぎ目と第一横継ぎ目23と第二横継ぎ目26とが開いた場合であっても、耐火性能の低下を抑制することができる。
このような本実施形態の外壁構造では、図1に示すように、断熱ボード4と外壁3との間に通気隙間7が形成される。通気隙間7は、外気と通じている。通気隙間7の幅(断熱ボード4の厚さ方向と平行な方向の寸法)は、例えば、5mm〜15mmに形成される。この通気隙間7は、留め具5の断熱材保持部60がスペーサとなって形成される。このように、本実施形態の外壁構造では、断熱ボード4と外壁3との間に通気隙間7が形成されているため、横張り外壁材31の裏側に結露が生じるのを防止でき、断熱ボード4の経時的な劣化を抑制することができる。
また、図8に示すように、本実施形態の外壁構造においては、第一矩形板21および第二矩形板24の縦辺の長さH1は、横張り外壁材31の働き幅H2の2倍に形成されている。また、第一横継ぎ目23と第二横継ぎ目26との間の寸法Lは、横張り外壁材31の働き幅H2と同じである。そして、横張り外壁材31の働き幅H2の両端が、それぞれ、第一横継ぎ目23と第二横継ぎ目26との間の中央に位置している。
例えば、第一矩形板21及び第二矩形板24として、サブロク板(大きさ3尺×6尺、910×1820mm)を用いた場合、縦辺の寸法の1/2、すなわち1.5尺だけ、上下方向にずらして配置することができる。また、大きさが1.5尺×10尺(455×3030mm)である横張り外壁材31を用い、横張り外壁材31の横辺を、第一矩形板21の横辺と第二矩形板24の横辺と間の略中央に位置させる。
これにより、第一矩形板21の横辺、第二矩形板24の横辺、及び横張り外壁材31の長辺のいずれをも厚み方向で重ならないように配置しやすくできる。このとき、第一矩形板21の横辺、第二矩形板24の横辺、及び横張り外壁材31の長辺は、それぞれ、上下方向に約0.75尺ずつ離れて配置される。
(本実施形態の変形例)
上記実施形態の留め具5は、いわゆるピース状の留め具5であり、左右方向に間隔をおいて複数箇所に配置されているが、例えば、図9に示されるような構造であってもよい。
なお、本変形例において、上記実施形態の構成と対応する構成には、上記実施形態の符号の数字の末尾にアルファベット「a」を加えた符号を付し、上記実施形態の構成と変形例の構成とをまとめて示す場合には、数字のみの符号で示す。
本変形例の留め具5aは、左右方向に延びており、この左右方向の長さが横張り外壁材31の左右方向の長さと同じとなるように形成されている(つまり、留め具5aは外壁3の左右方向の略全長に亙って設けられる)。留め具5aは、固定部51aと、固定部51aから前方に突出した横面部54aと、横面部54aの前端から上下方向に延出した保持部62aとを備える。保持部62aは、横張り外壁材31を保持する外壁材保持部57aと、断熱ボード4を保持する断熱材保持部60aとを有している。断熱材保持部60aは、上突出片59aと下突出片58aとを有している。この留め具5aは、例えば、アルミニウムを押し出し成型することで形成される。
留め具5aは、左右方向に長尺に形成されているため、取り付けが容易である上に、断熱ボード4の変形を一層抑制することができる。
なお、留め具5aが外壁3の左右方向の全長に亙って設けられる場合、通気隙間7を確保するために、保持部62aを上下方向に貫通する複数の貫通孔63を設けることが好ましい。これにより、保持部62aの下方の通気隙間7と、上方の通気隙間7とを連通するため、断熱ボード4と外壁3との間の通気を確保することができる。
この変形例の留め具5aは、図10のようにして取り付けられることが好ましい。すなわち、留め具5aは、固定部51aが第二横継ぎ目26を跨ぐようにして第二矩形板24の表面に配置され、固着具を介して、第二矩形板24に固定される。ここで、「第二矩形板24に固定される」とは、固着具が第二矩形板24だけに打ち込まれる場合だけでなく、耐火ボード2を貫通して縦鉄骨に打ち込まれる場合も含む。
そして、図11に示すように、留め具5a間に断熱ボード4が設置され、さらに、横張り外壁材31が設置される。
このように、左右方向に長尺な留め具5aが第二横継ぎ目26を上下方向に跨ぐようにして取り付けられると、万が一、第二横継ぎ目26が開いた場合にも、開いた継ぎ目を覆うことができ、この結果、耐火性能の低下を防ぐことができる。また、留め具5aを金属により構成すれば、留め具5aの剛性によって、強熱による第二矩形板24の縁部の変形も抑制することができる。
また、図12,13に示すように、ピース状の留め具5に加えて、横長補強材8を取り付けてもよい。
図12に示すように、横長補強材8は、第二横継ぎ目26を上下方向に跨ぐようにして取り付けられる。横長補強材8は、例えば、金属板を曲げ加工することで形成される。横長補強材8は、左右方向に長尺であるが、具体的には、左右方向の長さが横張り外壁材31の長さと同じであることが好ましい。
横長補強材8は、第二矩形板24に固定される固着部81と、固着部81の下方に設けられた一対の突条部82と、突条部82の間に設けられた覆い部83とを備える。固着部81は、第二矩形板24に固定される。ここで、「第二矩形板24に固定される」とは、固着具が第二矩形板24だけに打ち込まれる場合だけでなく、耐火ボード2を貫通して縦鉄骨1に打ち込まれる場合も含む。また、一対の突条部82は、図13に示すように、断熱ボード4の屋内側面に当たっている。覆い部83は、第二横継ぎ目26を屋外側から覆う。
横長補強材8は、図12に示すように、第二横継ぎ目26を上下方向に跨ぐようにして、第二矩形板24に固定される。そして、図13に示すように、留め具5に断熱ボード4が設置され、さらに、横張り外壁材31が設置される。
このように、左右方向に長尺な横長補強材8が第二横継ぎ目26を上下方向に跨ぐようにして取り付けられることにより、万が一、第二横継ぎ目26が開いた場合にも、開いた継ぎ目を覆うことができる。この結果、耐火性能の低下を防ぐことができる。また、横長補強材8は金属製である上に突条部82が設けられているため、剛性が高い。したがって、強熱による第二矩形板24の縁部の変形も抑制することができる。
−本発明の実施形態に係る外壁構造の特徴−
以上、説明したように、本実施形態の外壁構造は、次の第1の特徴を備える。第1の特徴では、左右方向に間隔をおいて配置された複数の縦鉄骨1と、この複数の縦鉄骨1の屋外側に設けられた耐火ボード2と、この耐火ボード2の屋外側に設けられた断熱ボード4と、この断熱ボード4の屋外側に設けられた外壁3とを備える。
この第1の特徴を有する外壁構造によれば、耐火ボード2と外壁3との間に断熱ボード4が設けられているため、縦鉄骨1同士の間だけでなく、縦鉄骨1が位置する箇所においても断熱性能を付与することができる。また、保形性を有する断熱ボード4を用いるため、施工性を向上させることができる。
また、縦鉄骨1同士の間には、必ずしも断熱材を配置する必要がないため、縦鉄骨1間に断熱材を配置しない場合には内装材を設けなくてもよい。この場合、内装材を省くことができるため、部品点数を抑制することもできる。
また、本実施形態の外壁構造は、以下に示す第2〜13の特徴を有することが好ましい。なお、この第2〜12の特徴は、本発明に必ずしも必要な構成ではなく、任意の構成である。
第2の特徴では、第1の特徴において、外壁3と断熱ボード4との間には、外気と通じる通気隙間7が形成される。
第2の特徴を有する外壁構造によれば、外壁3の裏側に結露が発生するのを防ぐことができ、断熱ボード4の劣化を防ぐことができる。
また、第3の特徴では、第1または第2の特徴において、耐火ボード2は、縦鉄骨1の屋外側において互いに突き合わせた状態で同一平面上に設けられた複数の第一矩形板21と、第一矩形板21の屋外側面に重ねられ、それぞれが互いに突き合わせられた複数の第二矩形板24とを備える。上下方向に並ぶ第一矩形板21同士の横継ぎ目である第一横継ぎ目23が、上下方向に並ぶ第二矩形板24同士の横継ぎ目である第二横継ぎ目26とは上下方向にずれている。外壁3は、複数の横張り外壁材31が上下方向に突き合わせられたものである。そして、上下方向に突き合わせられた横張り外壁材31同士の横継ぎ目が、第二横継ぎ目26に対して上下方向にずれている。
第3の特徴を有する外壁構造によれば、万が一、第一矩形板21または第二矩形板24に収縮や膨張が生じ、第一横継ぎ目23または第二横継ぎ目26が開いても、耐火性能の低下を抑制することができる。
また、第4の特徴では、第3の特徴において、横張り外壁材31同士の横継ぎ目が、第一横継ぎ目23に対しても上下方向にずれている。
第4の特徴を有する外壁構造によれば、万が一、横張り外壁材31同士の横継ぎ目と、第一横継ぎ目23がいずれも開いても、横張り外壁材31同士の横継ぎ目の屋内側には、第一矩形板21と第二矩形板24とが確実に存在するため、より一層、耐火性能の低下を抑制することができる。
また、第5の特徴では、第3または第4の特徴において、耐火ボード2は、第一矩形板21同士の縦継ぎ目である第一縦継ぎ目22が前記縦鉄骨1に重ねられる。また、第二矩形板24同士の縦継ぎ目である第二縦継ぎ目25が、第一縦継ぎ目22に重ねられた縦鉄骨1とは別の縦鉄骨1に重ねられる。
第5の特徴を有する外壁構造によれば、第一縦継ぎ目22または第二縦継ぎ目25が開いても、縦鉄骨1によって覆われるため、耐火性能の低下を抑制することができる。
また、第6の特徴では、第1〜5のいずれかの特徴において、外壁3と断熱ボード4とを縦鉄骨1に固定する留め具5をさらに備える。
第6の特徴を有する外壁構造によれば、留め具5によって、外壁3と断熱ボード4とを固定できるため、施工性が向上する。
また、第7の特徴では、第3〜6のいずれかの特徴において、第一矩形板21および第二矩形板24は、上下長さが横張り外壁材31の働き幅の2倍である。第一横継ぎ目23と第二横継ぎ目26は、上下方向に、働き幅と同じ長さずれている。横張り外壁材31の働き幅の両端が、第一横継ぎ目23と前記第二横継ぎ目26との間の中央に位置する。なお、ここでいう「2倍」とは、厳密な意味での2倍ではなく、おなじ作用効果を奏する範囲であれば、多少の多寡にかかわらず「2倍」であるとみなす。また、「働き幅と同じ長さ」とは、厳密な意味での同じ長さでなくてもよく、同じ長さとみなせる範囲であれば、大きくても小さくてもよいものとする。さらに、「中央」とは、厳密に中央でなくてもよく、中央とみなせる範囲にあればよい。
第7の特徴を有する外壁構造によれば、第一矩形板21の横辺、第二矩形板24の横辺、横張り外壁材31の長辺とのいずれをも厚み方向で重ならないように配置しやすくできる。
また、第8の特徴では、第3〜7のいずれかの特徴において、第一横継ぎ目23が全長に亙って金属テープ27によって覆われる。
第8の特徴を有する外壁構造によれば、万が一、第一横継ぎ目23が開いても、その継ぎ目を金属テープ27によって覆うことができて、耐火性能の低下を抑制できる。
また、第9の特徴では、第3〜8のいずれかの特徴において、第一矩形板21及び第二矩形板24の厚みがいずれも15mmである。なお、15mmとは、厳密に15mmである必要はなく、規格上、15mmとみなせる範囲を含む。
第9の特徴を有する外壁構造によれば、規格品である15mmの矩形板2枚を用いて耐火ボード2を形成することができる。この結果、矩形板が現場で扱いやすく、運搬性や施工性を向上させることができる。
また、第10の特徴では、第6の特徴において、留め具5の左右方向の長さが、横張り外壁材31の左右方向の長さと同じである。なお、ここでいう「同じ」とは、厳密な意味での同じ長さでなくてもよく、同じ長さとみなせる範囲であれば、大きくても小さくてもよいものとする。
第10の特徴を有する外壁構造によれば、施工性を向上できる上に、断熱ボード4の変形を抑制することができる。
また、第11の特徴では、第3〜10の特徴において、第二横継ぎ目26を跨ぐようにして第二矩形板24に固定された横長補強材8が設けられる。なお、ここでいう、「第二矩形板24に固定された」とは、固着具が第二矩形板24だけに打ち込まれる場合だけでなく、第二矩形板24を貫通して縦鉄骨に打ち込まれ、これによって第二矩形板24の表面に固定されている場合も含む。
第11の特徴を有する外壁構造によれば、万が一、第二横継ぎ目26が開いた場合にも、開いた継ぎ目を横長補強材8によって覆うことができ、この結果、耐火性能の低下を防ぐことができる。また、横長補強材8の剛性によって、第二矩形板24の縁部の変形も抑制することができる。
また、第12の特徴では、第6の特徴において、留め具5が、第二横継ぎ目26を跨ぐようにして第二矩形板24に固定される。
第12の特徴を有する外壁構造によれば、万が一、第二横継ぎ目26が開いた場合にも、開いた継ぎ目を留め具5によって覆うことができ、この結果、耐火性能の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態の外壁構造では、縦鉄骨1間に断熱材を配置していないが、本実施形態の外壁構造に加えて、縦鉄骨1間に断熱材を配置してもよい。これにより、断熱性能をより向上させることが可能である。
1 縦鉄骨
11 縦鉄骨の屋外側縦面
2 耐火ボード
21 第一矩形板
22 第一縦継ぎ目
23 第一横継ぎ目
24 第二矩形板
25 第二縦継ぎ目
26 第二横継ぎ目
27 金属テープ
3 外壁
31 外壁材
32 嵌合凸部
33 嵌合凹部
4 断熱ボード
5 留め具
5a 留め具
51 固定部
52 突出片
53 留め具本体
54 横面部
55 上保持片
56 下保持片
57 外壁材保持部
60 断熱材保持部
61 連結部
62 保持部
7 通気隙間
8 横長補強材

Claims (6)

  1. 左右方向に間隔をおいて配置された複数の縦鉄骨と、
    これら複数の縦鉄骨の屋外側に設けられた耐火ボードと、
    この耐火ボードの屋外側に設けられた断熱ボードと、
    この断熱ボードの屋外側に設けられた外壁と、
    前記外壁と前記断熱ボードとを前記縦鉄骨に固定する留め具と
    を備え、
    前記留め具は、前記縦鉄骨に固定される固定部と、前記断熱ボード及び前記外壁を固定するための留め具本体とを備え、前記耐火ボードの表面上に配置されて固着具を介して前記縦鉄骨に固定されており、
    前記耐火ボードは、
    縦鉄骨の屋外側において互いに突き合わせた状態で同一平面上に設けられた複数の第一矩形板と、
    前記第一矩形板の屋外側面に重ねられ、それぞれが互いに突き合わせられた複数の第二矩形板と
    を備え、
    前記各第二矩形板は、前記第一矩形板と同じ構造であり、
    上下方向に並ぶ前記第一矩形板同士の横継ぎ目である全ての第一横継ぎ目は、上下方向に並ぶ前記第二矩形板同士の横継ぎ目である全ての第二横継ぎ目とは上下方向にずれており、
    前記外壁は、複数の横張り外壁材が上下方向に突き合わせられて構成され、
    上下方向に突き合わせられた前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第二横継ぎ目に対して上下方向にずれており、
    前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第一横継ぎ目に対しても上下方向にずれており、
    前記第一矩形板および前記第二矩形板は、上下長さが前記横張り外壁材の働き幅の2倍であり、
    前記第一横継ぎ目と前記第二横継ぎ目は、上下方向に、前記働き幅と同じ長さずれており、
    前記横張り外壁材の働き幅の両端は、前記第一横継ぎ目と前記第二横継ぎ目との間の中央に位置しており、
    前記断熱ボードは、上下方向に突き合わされて複数配置され、前記断熱ボード同士の全ての横継ぎ目は、前記全ての第一横継ぎ目と前記全ての第二横継ぎ目と前記横張り外壁材同士の全ての横継ぎ目とに対して上下方向にずれている
    ことを特徴とする鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
  2. 前記外壁と前記断熱ボードとの間には、外気と通じる通気隙間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
  3. 前記第一矩形板同士の縦継ぎ目である第一縦継ぎ目が前記縦鉄骨に重ねられている一方、前記第二矩形板同士の縦継ぎ目である全ての第二縦継ぎ目が前記全ての第一縦継ぎ目に重ねられた前記縦鉄骨とは別の縦鉄骨に重ねられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
  4. 前記第一横継ぎ目が全長に亙って金属テープによって覆われている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
  5. 前記第一矩形板及び前記第二矩形板の厚みがいずれも15mmである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
  6. 前記第二横継ぎ目を跨ぐようにして前記第二矩形板に固定された横長補強材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の鉄骨造の外壁耐火断熱構造。
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