JPH0332670B2 - - Google Patents

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JPH0332670B2
JPH0332670B2 JP59212074A JP21207484A JPH0332670B2 JP H0332670 B2 JPH0332670 B2 JP H0332670B2 JP 59212074 A JP59212074 A JP 59212074A JP 21207484 A JP21207484 A JP 21207484A JP H0332670 B2 JPH0332670 B2 JP H0332670B2
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gap
joint
concrete
joint material
plates
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JP59212074A
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Hideharu Osada
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ALC板その他のコンクリート板で
構成される建造物の部分特に壁面において、吹付
材と組み合わせてコンクリート板の突合せ部分の
間隙を封止する方法に関する。
現在、コンクリート製建造物には現場打ちと既
成コンクリート板を組み合わして作るプレハブ的
なものの両者があるが、安価で断熱性等に優れ且
つ工期が短くてすむこともあつて後者の比重が次
第に増しつつある。ただこれらコンクリート板
は、突合け部分(継目部分)でトラブルを起こし
易い。
本発明はこの突合せ部分の処理を良好に行なう
もので、以下、コンクリート板として最も広く用
いられているALC板を例に取つて説明する。
ALC板はオートクレーブ養生した軽量起泡コ
ンクリート製品であり、工場生産によるプレキヤ
スト建材の一種であるため寸法精度や品質が一定
で軽量且つ断熱性・耐火性・加工性に富む。従つ
て、現在では一般建築物や特殊建築物の床、外
壁、間仕切壁或いは耐火被覆材として広く用いら
れている。
ただ、ALC板はその性質上吸水性があり、外
壁に用いる場合にはその表面を防水処理する必要
がある。またその突合せ部分の間隙からの浸水を
防止するために、第2図aに示すようにALC板
1,1の突合せ部分の間隙2にアスフアルト等の
コーキング材3を填隙しつつ組み立て、更に間隙
2の表側にある楔形溝4の部分にパテ5を塗り込
むことが一般に行われている。このような処理を
した後、第2図b(同図aのX−X線部分断面図)
の如く表面側に防水塗料6と化粧用の吹付材7を
順次吹付けて仕上げる。尤も、吹付材7に防水性
を持たせて防水塗料6を省略することもある。
ところが、防水塗料や吹付材7を施したALC
板は一旦水を吸収すると水の逃げ場がないため、
この水が塗装の弱い個所にクラツクを起こして漏
出したり、突合せ部分から漏出してパテや塗料を
膨潤させたり、また氷結してコーキング材にひび
割れを起こしたりする。更に、ALC板は均質で
あるため振動等の外力や熱変化による内部応力の
影響はコーキング部分にしわよせされ、その結果
間隙部分の塗装面やコーキング材に亀裂を生じて
美感を損ないまた雨水の浸入を起こす。
一方、或種のALC板はその表面に種々な凹凸
模様を形成して壁面に変化をもたらそうと図つて
いるが、吹付け仕上げをする関係上どうしても平
板的になり変化が乏しくなる欠点がある。
本発明は、これらALC板製外壁面につきもの
の各種欠点を解消すべくなされたもので、組み立
てたALC板の突合せ部分の間隙をその巾より広
い板状の目地材で覆い、その上から吹付材を吹付
けて目地板をALC板壁面に固着させることによ
り間隙を封止して完全防水をなさしめることを目
的とする。また、目地材の一部の吹付材を除去し
て、壁面に金属、プラスチツク等の出目地・入目
地を縦横に表出して変化を持たせることを目的と
する。
更に本発明は、外壁面に限らず間仕切等内壁面
で吹付け仕上げする場合に壁面に金属やプラスチ
ツク等の目地を形成して吹付材と相俟つて壁面を
美麗に仕上げることを目的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明方法の一例を示す。まず、第2
図aのようにALC板1,1を組み立てた後、第
1図aの如く突合せ部分間隙2の楔形溝4を覆う
ようにアルミニウム製の目地材8を取りつける。
尚、楔形溝4はALC板縁部の面取りによつて形
成されるが、楔形溝4のない場合も同様に突合せ
部分の両側にわたつて目地材8を取りつける。ま
た本発明の場合楔形溝4に塗着するパテ4の量は
少なくてもよいし、省略してもよい。
この取付けは、本発明の場合目地材8の左右の
平面状の控部81,81の裏面に塗着した粘着剤
82により行なつているが、接着材或いは釘等の
固定手段を用いてもよい。尚、控部81,81に
挟まれた目地形成部83はコ字状に突出してお
り、その表面には後述する目的のために粘着テー
プ84が貼着されている。また目地材8の素材
は、アルミニウムの他ステンレス、銅、真鍮等の
耐腐蝕性に優れた金属や耐候性に優れた各種のプ
ラスチツク、更にはこれらの金属とプラスチツク
との複合材等が好ましく用いられる。
次に、第1図bの如く防水塗料6を0.3Kg/m2
程度の割合で塗布し、乾燥後吹付材7を凡そ3〜
6Kg/m2(厚みにして1.5〜3mm程度、場合によ
つては厚み20mm程度まで可)の割合で吹き付け
る。尚、防水塗料6は目地材8の取り付け前に施
してもよいし吹付材7の種類や厚みによつては省
略してもよい。
続いて、第1図cに示すように吹付材7が未乾
燥の間(吹付け直後〜2時間後程度)に、上記粘
着テープ84をその上面の吹付材7aとともに除
去する。かくして同図dに示すように、ALC板
1の突合せ部分の位置にアルミニウム製角棒状の
出目地を設けた吹付材仕上げの壁面が簡単・確実
に得られる。更に、必要に応じて艶出し、防水及
び耐久性付与の目的で、アクリル−ウレタン系等
の透明塗料を0.2〜0.5Kg/m2程度の割合で全面に
均一な厚みで塗布してもよい。
尚、各目地材8の交点の部分には、第3図a或
いはbのように平面視十字状或いはT字状の連結
用目地材9,9′を用いるしよい。また、目地材
8の端部に連結用目地材との段差をなくすために
第3図cのような差し込み部85を設けたり、目
地材8の一端にこれら連結用目地材9,9′と同
様のものを一体形成したりしてもよい。また、図
中符号86は釘孔である。
かくして得られた目地部は、隣り合うALC板
の間隙2が振動等の外力Fや熱・水による内部応
力により変形しても、表面が目地材8で覆われて
いるため雨水の浸入は防げるし亀裂が入つて美感
を損なうこともない。特に本例の場合、目地形成
部83がコ字状に突出しているので該部分が変形
して歪を吸収する。また万一ALC板1が水Wを
吸収しても、楔形溝4と目地材8の空隙を通つて
外部に排出される可能性が大きく、塗装面にクラ
ツクを生じさせることもない。(第1図c。) ところで、前記例は目地形成部83面上の吹付
材7を除去して目地材8を裸出させたが、第1図
bの状態のままで仕上げてもよい。この場合目地
が突条のみで構成されるので目立たないきらいは
あるが、防水性能や突合せ部分の塗装部の亀裂防
止の働きは前記例と同じである。もつとも、この
場合目地形成部83に貼着する粘着テープ84は
不要でり、また目地材8の素材に防錆処理した鉄
材なども用いることができる。
次に第4図aは、ALC板1としてその周縁部
に目地材の控部81が嵌り込む段部10を設けた
ものを用いた例を示す。かくすると、目地材の取
り付け位置がずれないし吹付材7が目地部8で段
付きにならず奇麗に仕上がる利点がある。尚、本
例では目地材8の取り付け手段として粘着剤82
と釘11を併用しているが、その何れかでもよ
い。また、第4図bのように目地材控部81と
ALC板1の間にゴムやプラスチツク等のシール
材12を介在させると、防水効果がより増大す
る。シール材12を用いる場合前記段部10はよ
り深くするとよい。
また、目地材8の形状は、前記例に示したもの
の他、第5図a〜fに例示するように各種のもの
が考えられる。この内a及びbは前記例同様出目
地に用いるもので、目地形成部83が夫々三角及
び半円状をしているが、その他に六角柱や台形柱
等各種の多面柱の周面の一部と同様の形状のもの
でもよい。次にc及びdは入目地に用いるものの
一例であり、夫々a,bを裏返しにした形状のも
のであるが、その他前記同様種々な目地形成部の
ものを用いてもよい。またeは目地形成部83が
控部81と面一のものを示し、この目地材8を用
いると全面が平面状に仕上がる。一方fはコーナ
ー部分に用いられるものの一例を示す。コーナー
部分に用いる目地材8もその目地形成部83は前
記各例の如く出目地、入目地用の種々な形状のも
のが用いられる。
尚本発明において、上記各種の目地材8を
ALC板1の突合せ部分以外の部分にも固定ない
し仮止めし、吹付材施工後目地形成部83の粘着
テープ84を除去して、壁面を装飾することも考
えられる。
以上は、本発明をALC板を例にして説明した
が、その他軽量骨材や無機質繊維を混入した軽量
コンクリート板、補強コンクリート板等種々なコ
ンクリート板にも応用出来ることは言うまでもな
い。
以上詳述したように、本発明はALC板等のコ
ンクリート板で構成される建物の部分特に外壁面
において、コンクリート板の突合せ部分間隙を覆
うように目地材を固定ないし仮止めし、その上か
ら吹付材を吹付けて目地材をコンクリート板上に
固着することにより該間隙を封止するものであ
る。
従つて、隣り合うコンクリート板の間隙が変形
して例え該部分のコーキング材に亀裂が入つたと
しても美感を損なうことがなく、また防水が完全
に行なわれる。しかもコンクリート板にしみこん
だ水は、コンクリート板側面と目地材で形成され
る空隙を伝つて外部へ排出されることが可能とな
り、コンクリート板塗装面の亀裂防止の目的も達
成できる。更に、吹付材施工後目地形成部に貼着
された粘着テープを除去すると、金属、プラスチ
ツク或いは両者が積層された目地材面が壁面に縦
横に表出され、美感上大きな効果をもたらす。
しかも従来方法と比較して、巾細の目地材が余
分に必要になるだけあり、パテの塗り込みを省略
したり簡略化でき全体として手間やコストもそう
変わらず、建物の保護及び美感の点で実用上極め
て有意義なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により突合せ部分間隙を封止す
る順序の一例を示し、aは間隙部分に目地材を仮
止めした状態の部分横断面図、bは防水塗料及び
吹付材を全面に施した状態の部分横断面図、cは
粘着テープを除去する状態の斜視図、dは得られ
た壁面の斜視図である。第2図aは組み立てられ
たALC板の平面図、同図bは従来方法により得
られる壁面の間隙個所の部分横断面図、第3図a
及びbは夫々異なる連結用目地材の一例を示す斜
視図、同図cは目地材端部の変形例を示す斜視図
である。また第4図a,bは変形例を示す部分横
断面図で、第5図a,b,c,d,e及びfは断
面形状が異なる種々な目地材をALC板の突合せ
部分間隙に取りつけた状態の横断面図である。 1……ALC板、2……間隙、3……コーキン
グ材、4……楔形溝、5……パテ、6……防水塗
料、7……吹付材、7a……除去される吹付材、
8……目地材、81……控部、82……粘着剤、
83……目地形成部、84……粘着テープ、85
……差し込み部、9,9′……連結用目地材、1
0……段部、11……シール材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組み立てられたコンクリート板の突合せ部分
    の間隙にコーキング材を埋めると共に、該間隙を
    覆うように、断面視コの字状をした可撓性を有す
    る長尺体であつてその空隙が長手方向に沿つて連
    続している目地形成部及びその両側に延出する控
    部とによりなる目地材を固定ないし仮止めし、次
    いでコンクリート板と目地材の表面に吹付材を吹
    き付けて目地材をコンクリート板に固着させるこ
    とを特徴とするコンクリート板の突合せ部分間隙
    の封止方法。 2 コンクリート板と目地材の表面に吹付材を吹
    き付けた後、目地材の目地形成部の上面にある吹
    付材を除去するものである特許請求の範囲第1項
    記載のコンクリート板の突合せ部分間隙の封止方
    法。 3 目地材の控部はシール部材を介してコンクリ
    ート板に固着ないし仮止めされるものである特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載のコンクリート
    板の突合せ部分間隙の封止方法。 4 コンクリート板のコーナー部分に生じる十字
    状或いはT字状の間隙の部分には、平面視十字状
    或いはT字状の連結用目地材を用いるものである
    特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の
    コンクリート板の突合せ部分間隙の封止方法。 5 コンクリート板には、予め目地材の控部が嵌
    り込む段部を、該コンクリート板の突合せ部分間
    隙の周縁部に設けておくものである特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載のコンクリート板の突合
    せ部分間隙の封止方法。
JP21207484A 1984-10-08 1984-10-08 コンクリ−ト板の突合せ部分間隙の封止方法 Granted JPS6192255A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554761Y2 (ja) * 1992-04-02 1997-11-17 日本碍子株式会社 壁パネルの雨仕舞構造及び該雨仕舞構造に用いる樋接続具
JP2015014108A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 藤倉化成株式会社 外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置

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JPS55159063A (en) * 1979-05-30 1980-12-10 Noda Plywood Mfg Co Ltd Method of making ornamental wall surface
JPS58538A (ja) * 1981-06-25 1983-01-05 奈良 康則 暗渠排水管掃除用ホ−スの送り込み装置

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