JP2015014108A - 外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
外装ボード2としては、例えばセメントなどからなるものを用いることができる。対向する縁部2a(平坦面)同士の交差角は180°未満であれば特に制限されるものではないが、30〜120°であることが好ましく、45〜90°であることがより好ましい。またV溝3の深さは、特に制限されるものではないが、外装ボード2の厚さの0より大きく5/14以下であることが好ましい。外装ボード2の塗膜5側の表面2bは、図1では平坦面として示されているが、表面2bには凹凸模様が形成されていてもよい。
継目被覆テープ4は通常、粘着剤で構成される。上記粘着剤は、例えばアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル等を含む。上記粘着剤の厚さは、例えば5〜50μmであればよい。
塗膜5は通常、継目被覆テープ4よりも小さい伸び率を有することが好ましい。ここで、塗膜5の伸び率とは、JIS K 400の塗料一般試験方法に従う塗膜の伸び率測定法に準拠された値を言う。塗膜5の伸び率と継目被覆テープ4の伸び率との差は、25〜95%であることが好ましい。塗膜5は、アクリルシリコン樹脂、アクリル樹脂などのベース樹脂を含む。塗膜5は、ベース樹脂のほか、必要に応じて、着色顔料、体質顔料などの顔料を含んでもよい。さらに、塗膜5は、可塑剤、防腐剤、消泡剤、レベリング剤、顔料分散剤、沈降防止剤、たれ防止剤、紫外線吸収剤などの各種添加剤を含んでいてもよい。
ローラ21の硬度は特に制限されるものではないが、外装ボード2よりも小さい硬度を有するものが好ましい。この場合、ローラ21の硬度が外装ボード2の硬度よりも小さい。別言すると、ローラ21は、外装ボード2に対して相対的に軟らかい。このため、ローラ21の突出部24がV溝3の形状に対して相補的な形状になっていなくても、ローラ21を、突出部24をV溝3に差し込んだ状態で継目被覆テープ4に押し付けると、突出部24をV溝3の形状に対して相補的な形状又はそれに近い形状に変形させることが可能となる。言い換えると、突出部24を、V溝3に隙間なく収容させることができる。このため、V溝3の延び方向に沿って、継目被覆テープ4と縁部2aとの間における密着をより十分に行うことができる。従って、継目被覆テープ4とV溝3を形成する縁部2aとの間に気泡が入りこむことが十分に抑制される。従って、得られる外装構造体100が高温環境下に置かれた際、気泡の膨張によって継目被覆テープ4が局所的に突出することが十分に抑制され、ひいては塗膜5の表面の一部が局所的に突出することが十分に抑制される。
ハンドル25を構成する材料としては、例えば木材、金属などを用いることができる。これらのうち、軽量化を図り、作業者の作業負担を軽減する観点からは、木材が好ましい。
接続部26を構成する材料としても、例えば木材や金属が用いられる。これらのうち、強度及びローラ装置20の長寿命化の観点からは、金属が好ましく用いられる。特に、金属としては、ステンレスが用いられる。
まず30cm×15cm×1.4cmの寸法を有する外装ボードを10枚用意した。この外装ボードとしては、模様が形成されている側の表面の縁部が平坦面となっているものを用いた。ここで、模様が形成されている側の表面に対する縁部の傾斜角度は60°とした。そして、これらの外装ボードを、平坦な壁面上に平面状に並べた。このとき、隣接する外装ボードの間の継目の両側に形成される平坦面(傾斜面)によってV溝が形成されるように外装ボードを配置した。このとき、V溝を形成する2つの平坦面の交差角は60°であった。またV溝の深さは3mmであった。
(1)ローラ
材質:シリコンゴム
直径:45mm
貫通孔の直径:7mm
本体部の長さ:45mm
突出部の本体部外周面からの高さ:4mm
突出部の先端部のなす角:55°
(2)接続部
材質:ステンレス
(3)ハンドル
材質:木
形状:円柱状
長さ:12cm
最大直径:2.2cm
(4)回転軸
材質:ステンレス
長さ:35cm
直径:3.5mm
外装ボードとして、模様が形成されている側の表面の縁部が、その表面と平行な平坦面となっているものを用いることにより、隣接する外装ボード間で継目の両側に溝が形成されないようにするととともに、継目被覆テープを、手作業で平面上に外装ボードに接着させたこと以外は実施例1と同様にして外装構造体を作製した。
2…外装ボード
2a…縁部
3…V溝(溝)
4…継目被覆テープ
5…塗膜
20…ローラ装置
21…ローラ
23…本体部
24…突出部
100…外装構造体
Claims (6)
- 複数枚の外装ボードと、
前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、
前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体であって、
隣接する前記外装ボードのうち前記塗膜側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成され、
前記継目被覆テープが、前記縁部に接着されて曲がっている曲がり部を有する、外装構造体。 - 前記溝がV溝であり、前記曲がり部がV字状に折れ曲がっている請求項1に記載の外装構造体。
- 複数枚の外装ボードと、
前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、
前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体の製造方法であって、
前記複数枚の外装ボードを、設置面上に、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成されるように配置する外装ボード配置工程と、
前記継目被覆テープを、前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を覆うように前記外装ボードに接着する接着工程と、
前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように前記塗膜を形成する塗膜形成工程とを含み、
前記接着工程において、前記継目被覆テープが、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される前記縁部に接着されて曲がる曲がり部を有するように前記外装ボードに接着される、外装構造体の製造方法。 - 前記接着工程において、円筒状の本体部と、前記本体部の外周面上に突出して設けられる突出部とを有するローラを備えたローラ装置を用い、前記ローラ装置の前記ローラを、前記突出部を前記溝に差し込んだ状態で前記継目被覆テープに押し付けながら前記溝に沿って回転移動させることにより、前記継目被覆テープを前記外装ボードに接着する、請求項3に記載の外装構造体の製造方法。
- 前記ローラ装置における前記ローラの硬度が前記外装ボードの硬度よりも小さい、請求項4に記載の外装構造体の製造方法。
- 隣接する外装ボード同士を接続するとともに隣接する外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープを前記外装ボードに接着させるためのローラ装置であって、
円筒状の本体部と、
前記本体部の外周面上に突出して設けられ、隣接する前記外装ボードのうち前記継目の両側の縁部によって形成される溝に差し込むための突出部と、
を有するローラを備えるローラ装置。
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JP2013140267A JP2015014108A (ja) | 2013-07-04 | 2013-07-04 | 外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置 |
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2013
- 2013-07-04 JP JP2013140267A patent/JP2015014108A/ja active Pending
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