JP2015014108A - 外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置 - Google Patents

外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置 Download PDF

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康輝 遠藤
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章司 清水
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裕範 前納
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【課題】塗膜の表面における亀裂等の発生を十分に抑制できる外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置を提供すること。【解決手段】複数枚の外装ボード2と、複数枚の外装ボード2のうち隣接する外装ボード2同士を接続するとともに隣接する外装ボード2間の継目6を被覆する継目被覆テープ4と、外装ボード2及び継目被覆テープ4を覆うように設けられる塗膜5とを備える外装構造体100であって、隣接する外装ボード2のうち塗膜5側で且つ継目6の両側に形成される縁部2aによって溝3が形成され、継目被覆テープ4が、縁部2aに接着されて曲がっている曲がり部4aを有する、外装構造体100。【選択図】図1

Description

本発明は、外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置に関する。
外装構造体は、建築物の外壁の壁面上に配設されるものであり、壁面上に配置される複数枚の外装ボードと、外装ボードに対し壁面と反対側の表面上に設けられる塗膜とを備えている。ここで、隣接する外装ボード同士間には継目が形成されているのが一般的である。しかし、継目の上に直接塗膜が設けられると、塗膜には、継目の形状が反映されることがある。このため、近年では、外装構造体は、塗膜と外装ボードとの間に、隣り合う外装ボード同士間の継目を覆うように、且つ継目を形成する外装ボードを接続するように継目被覆テープをさらに備えることがある。
このような外装構造体として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1には、継目処理テープを平面状に設けた外装構造体が開示されており、この外装構造体によって、温度や湿度の変動により外装ボードが伸縮したり、振動などにより外装ボードの端縁部間の間隔が変動しても、継目処理テープが切断されたり破損されたりすることがなく、その結果、塗膜にひび割れ等の亀裂が生じる可能性が低減されることが記載されている。
特許第3722613号公報
しかし、上記特許文献1に記載の外装構造体は、以下に示す課題を有していた。
すなわち、上記特許文献1に記載の外装構造体は、塗膜に生じる亀裂の抑制の点で未だ改善の余地があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、塗膜に生じる亀裂の発生を十分に抑制できる外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下のことを考えた。すなわち、まず外装構造体は外壁の壁面上に配設される。このとき、例えば壁面が、地震などによって外装構造体側に凸となるように変形することも考えられる。この場合、特許文献1の外装構造体においては、隣接する外装ボードのうち継目処理テープと接着している縁部が、継目処理テープに突き当たる。このとき、継目処理テープが平面状になっているため、隣接する外装ボードのうち継目処理テープと接着している縁部が継目処理テープをさらに突き上げると、継目処理テープがすぐに伸びきってしまい、継目処理テープに対し比較的早期に過大な応力がかかるおそれがある。この場合、壁面の変形度合いによっては、継目処理テープが耐えきれずに切断され、その結果、塗膜に過大な応力がかかり、塗膜に亀裂が発生するおそれがある。従って、このような事態においても塗膜における亀裂の発生を十分に抑制できる外装構造体の開発が望まれる。そこで、本発明者らは、更に鋭意検討を重ねた結果、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出した。
すなわち本発明は、複数枚の外装ボードと、前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体であって、隣接する前記外装ボードのうち前記塗膜側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成され、前記継目被覆テープが、前記縁部に接着されて曲がっている曲がり部を有する、外装構造体である。
本発明の外装構造体は、塗膜を外壁と反対側に向けた状態で外壁の壁面に配設される。この場合、壁面が外装構造体側に凸となるように変形しても、継目被覆テープが曲がり部を有するため、平面状である場合に比べて、継目被覆テープの曲がり部が伸びきるまでに十分な余裕がある。このため、継目被覆テープに対し直ちに過大な応力が加わりにくい。従って、継目被覆テープが切断されることが十分に抑制される。このため、塗膜に急激に過大な応力が加わることが十分に抑制され、塗膜において亀裂が生じることを十分に抑制することができる。
上記外装構造体においては、前記溝がV溝であり、前記曲がり部がV字状に折れ曲がっていることが好ましい。
この場合、隣接する外装ボード同士間でその厚さ方向にずれが生じても、溝を形成する縁部間に生じる段差が塗膜表面に反映されることが十分に抑制され、外装構造体の塗膜表面における外観不良の発生を十分に抑制することができる。
また本発明は、複数枚の外装ボードと、前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体の製造方法であって、前記複数枚の外装ボードを、設置面上に、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成されるように配置する外装ボード配置工程と、前記継目被覆テープを、前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を覆うように前記外装ボードに接着する接着工程と、前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように前記塗膜を形成する塗膜形成工程とを含み、前記接着工程において、前記継目被覆テープが、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される前記縁部に接着されて曲がる曲がり部を有するように前記外装ボードに接着される、外装構造体の製造方法である。
この製造方法によれば、塗膜において亀裂が生じることを十分に抑制することができる外装構造体を製造することができる。
上記接着工程においては、円筒状の本体部と、前記本体部の外周面上に突出して設けられる突出部とを有するローラを備えたローラ装置を用い、前記ローラ装置の前記ローラを、前記突出部を前記溝に差し込んだ状態で前記継目被覆テープに押し付けながら前記溝に沿って回転移動させることにより、前記継目被覆テープを前記外装ボードに接着することが好ましい。
この場合、ローラ装置のローラの突出部を溝に差し込んだ状態で溝に沿って回転移動させるので、ローラを回転移動させている途中で、ローラが溝に沿った方向からずれることがより十分に抑制される。このため、ローラが突出部を有しない場合に比べて、継目被覆テープを、溝を形成する縁部に、作業者の熟練度を要することなく且つ容易に密着させることができる。
上記製造方法においては、前記ローラ装置における前記ローラの硬度が前記外装ボードの硬度よりも小さいことが好ましい。
この場合、ローラの硬度が外装ボードの硬度よりも小さい。別言すると、ローラは、外装ボードに対して相対的に軟らかい。このため、ローラの突出部が溝の形状に対して相補的な形状になっていなくても、ローラを、突出部を溝に差し込んだ状態で継目被覆テープに押し付けると、突出部を溝の形状に対して相補的な形状又はそれに近い形状に変形させることが可能となる。言い換えると、突出部を、溝に隙間なく収容させることができる。このため、溝の延び方向に沿って、継目被覆テープと縁部との間における密着をより十分に行うことができる。このため、継目被覆テープと溝を形成する縁部との間に気泡が入りこむことが十分に抑制される。従って、得られる外装構造体が高温環境下に置かれた際、気泡の膨張によって継目被覆テープが局所的に突出することが十分に抑制され、ひいては塗膜表面の一部が局所的に突出することが十分に抑制される。
また本発明は、隣接する外装ボード同士を接続するとともに隣接する外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープを前記外装ボードに接着させるためのローラ装置であって、円筒状の本体部と、前記本体部の外周面上に突出して設けられ、隣接する前記外装ボードのうち前記継目の両側の縁部によって形成される溝に差し込むための突出部と、を有するローラを備えるローラ装置である。
このローラ装置は、隣接する外装ボードを接続するとともに隣接する外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープを外装ボードに接着させる場合に有用である。すなわち、本発明のローラ装置は、ローラを、その突出部を溝に差し込んだ状態で継目被覆テープに押し付けながら溝に沿って回転移動させると、ローラを回転移動させている途中で、ローラが溝に沿った方向からずれることがより十分に抑制される。このため、ローラが突出部を有しない場合に比べて、継目被覆テープを、短時間で効率よく外装ボードに接着させることができる。
本発明によれば、塗膜の表面における亀裂の発生を十分に抑制できる外装構造体、その製造方法及びこれに用いるローラ装置が提供される。
本発明の外装構造体の一実施形態を示す部分切断面端面図である。 本発明のローラ装置の一実施形態を示す正面図である。 本発明の外装構造体の製造方法の一工程を示す部分切断面端面図である。 図3の外装構造体の製造方法に用いる継目被覆テープを備えた積層体を示す断面図である。 本発明の外装構造体の製造方法の一工程を示す部分切断面端面図である。 本発明の外装構造体の製造方法の一工程を示す部分切断面端面図である。
以下、本発明の外装構造体について図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の外装構造体の好適な実施形態を示す部分切断面端面図である。
図1に示すように、外装構造体100は、外壁1の壁面1a上に設置されるものであり、壁面1a上に平面状に配列される複数枚の外装ボード2と、複数枚の外装ボード2のうち隣接する外装ボード2同士を接続するとともに隣接する外装ボード2間の継目6を被覆する継目被覆テープ4と、外装ボード2及び継目被覆テープ4を覆うように設けられる塗膜5とを備えている。そして、隣接する外装ボード2のうち塗膜5側で且つ継目6の両側に形成される縁部2aによってV溝3が形成されている。ここで、縁部2aは、本実施形態では平坦面となっている。そして、継目被覆テープ4は、縁部2aに接着されてV字状に折れ曲がっている曲がり部4aと、曲がり部4aの両縁部に設けられ、外装ボード2の塗膜5側の表面2bに接着される平坦部4bとで構成されている。
次に、外装構造体100の作用効果について説明する。
外装構造体100は、塗膜5を外壁1と反対側に向けた状態で外壁1の壁面1a上に配設される。この場合、壁面1aが外装構造体100側に凸となるように変形しても、継目被覆テープ4が曲がり部4aを有するため、平面状である場合に比べて、継目被覆テープ4の曲がり部4aが伸びきるまでに十分な余裕がある。このため、継目被覆テープ4に対し直ちに過大な応力が加わりにくい。従って、継目被覆テープ4が切断されることが十分に抑制される。このため、塗膜5に急激に過大な応力が加わることが十分に抑制され、塗膜5において亀裂が生じることを十分に抑制することができる。
また外装構造体100では、継目被覆テープ4が、曲がり部4aの両縁部にそれぞれ平坦部4bを有している。このため、継目被覆テープ4が平坦部4bを有しない場合に比べて、外装ボード2との接着面積を増加させることができ、継目被覆テープ4が外装ボード2から剥離することを十分に抑制することができる。
さらに外装構造体100では、隣接する外装ボード2同士間の継目6の両側の縁部2aによって形成される溝がV溝3となっており、継目被覆テープ4の曲がり部4aがV字状に折れ曲がっている。このため、隣接する外装ボード2同士間でその厚さ方向にずれが生じても、V溝3を形成する縁部2a間に生じる段差が塗膜5の表面に反映されることが十分に抑制され、外装構造体100の塗膜5の表面における外観不良の発生を十分に抑制することができる。
次に、上記外装ボード2、継目被覆テープ4及び塗膜5について詳細に説明する。
(外装ボード)
外装ボード2としては、例えばセメントなどからなるものを用いることができる。対向する縁部2a(平坦面)同士の交差角は180°未満であれば特に制限されるものではないが、30〜120°であることが好ましく、45〜90°であることがより好ましい。またV溝3の深さは、特に制限されるものではないが、外装ボード2の厚さの0より大きく5/14以下であることが好ましい。外装ボード2の塗膜5側の表面2bは、図1では平坦面として示されているが、表面2bには凹凸模様が形成されていてもよい。
(継目被覆テープ)
継目被覆テープ4は通常、粘着剤で構成される。上記粘着剤は、例えばアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル等を含む。上記粘着剤の厚さは、例えば5〜50μmであればよい。
曲がり部4aのなす角はV溝3のなす角と同一である。すなわち、曲がり部4aのなす角θは180°未満であれば特に制限されるものではないが、30〜120°であることが好ましく、45〜90°であることがより好ましい。
(塗膜)
塗膜5は通常、継目被覆テープ4よりも小さい伸び率を有することが好ましい。ここで、塗膜5の伸び率とは、JIS K 400の塗料一般試験方法に従う塗膜の伸び率測定法に準拠された値を言う。塗膜5の伸び率と継目被覆テープ4の伸び率との差は、25〜95%であることが好ましい。塗膜5は、アクリルシリコン樹脂、アクリル樹脂などのベース樹脂を含む。塗膜5は、ベース樹脂のほか、必要に応じて、着色顔料、体質顔料などの顔料を含んでもよい。さらに、塗膜5は、可塑剤、防腐剤、消泡剤、レベリング剤、顔料分散剤、沈降防止剤、たれ防止剤、紫外線吸収剤などの各種添加剤を含んでいてもよい。
次に、上述した外装構造体100の製造方法について図2〜図6を参照して説明する。
まず外装構造体100の製造方法の説明に先立ち、外装構造体100の製造方法に用いるローラ装置について図2を用いて説明する。図2は、外装構造体100の製造に用いるローラ装置の好適な実施形態を示す正面図である。
図2に示すように、ローラ装置20は、ローラ21と、ローラ21を回転可能に固定する固定部22とを備えている。ローラ21は、円筒状の本体部23と、本体部23の外周面上に設けられる環状の突出部24とを有しており、本体部23には、その延び方向に沿って貫通孔23aが形成されている。固定部22は、棒状のハンドル25と、ハンドル25の一端とローラ21とを接続するL字型の接続部26と、接続部26に固定され、本体部23の貫通孔23aを貫通する回転軸27とを有している。本実施形態では、回転軸27の一端が固定ねじ28aによって接続部26に固定され、回転軸27の他端には、接続部26とともにローラ21を挟むように固定ねじ28bが固定されている。固定ねじ28bは、ローラ21が回転軸27から脱落するのを防止するためのものである。
次に、外装構造体100の製造方法について図3〜図6を参照しながら説明する。図3、図5〜図6は、本発明の外装構造体の製造方法の一連の工程を示す部分切断面端面図、図4は、図3の外装構造体の製造方法に用いる継目被覆テープを備えた積層体を示す断面図である。
まず複数枚の外装ボード2を用意する。そして、図3に示すように、これらの外装ボード2を、外壁1の壁面1a上に平面状に並べる。このとき、隣接する外装ボード2の間の継目6の両側に形成される縁部2aによってV溝3が形成されるように複数枚の外装ボード2を配置する(外装ボード配置工程)。
次に、図4に示すように、継目被覆テープ4と継目被覆テープ4を支持する支持部材11との積層体10を用意する。続いて、この積層体10を、継目6を覆うように配置する。このとき、継目被覆テープ4をV溝3側に向け、支持部材11は、V溝3とは反対側に向けるようにする。またこの継目被覆テープ4の両縁部を外装ボード2の表面2bに接着させる。
次に、積層体10を、支持部材11側から継目6に沿って押し付ける。本実施形態では、積層体10の押付けはローラ装置20を用いて行う。具体的には以下のようにして積層体10の押付けが行われる。
まずローラ装置20のハンドル25を握り、図5に示すように、ローラ装置20のローラ21をV溝3上に配置する。このとき、ローラ21の突出部24で継目被覆テープ4をV溝3に向かって押し付けて凹ませる。こうして、ローラ21の突出部24を、外壁1の壁面1aと反対側にあるV溝3に差し込む。そして、この状態で、ローラ21を積層体10の支持部材11に押し付けながらV溝3に沿って回転移動させる。
次に、支持部材11を継目被覆テープ4から剥離させる。こうして、図6に示すように、継目被覆テープ4の両縁部は平坦部4bとなり、平坦部4bの間の部分は、V溝3を形成する縁部2aに接着されて曲がり、曲がり部4aとなる。
なお、支持部材11を継目被覆テープ4から剥離させた後、ローラ装置20を用いて積層体10を押し付けたときと同様に、さらに継目被覆テープ4の押付けを、ローラ装置20を用いて行ってもよい。
こうして、継目被覆テープ4が、複数枚の外装ボード2のうち隣接する外装ボード2同士を接続するとともに隣接する外装ボード2間の継目6を覆うように外装ボード2に接着される(接着工程)。
最後に、外装ボード2及び継目被覆テープ4を覆うように塗膜5を形成する(塗膜形成工程)。
塗膜5は、例えば塗料を外装ボード2及び継目被覆テープ4を覆うように塗布した後、乾燥させることによって得ることができる。
以上のようにして、外装構造体100の製造が完了する。
こうして外装構造体100を製造すると、塗膜5において亀裂が生じることを十分に抑制することができる外装構造体100を製造することができる。
また、ローラ装置20を用いて積層体10の押付けを行うため、ローラ装置20のローラ21の突出部24をV溝3に差し込んだ状態でV溝3に沿って回転移動させるので、ローラ21を回転移動させている途中で、ローラ21がV溝3に沿った方向からずれることがより十分に抑制される。このため、ローラ21が突出部24を有しない場合に比べて、継目被覆テープ4を、V溝3を形成する縁部2aに、作業者の熟練度を要することなく且つ容易に密着させることができる。
ここで、上述したローラ装置20について詳細に説明する。
(ローラ)
ローラ21の硬度は特に制限されるものではないが、外装ボード2よりも小さい硬度を有するものが好ましい。この場合、ローラ21の硬度が外装ボード2の硬度よりも小さい。別言すると、ローラ21は、外装ボード2に対して相対的に軟らかい。このため、ローラ21の突出部24がV溝3の形状に対して相補的な形状になっていなくても、ローラ21を、突出部24をV溝3に差し込んだ状態で継目被覆テープ4に押し付けると、突出部24をV溝3の形状に対して相補的な形状又はそれに近い形状に変形させることが可能となる。言い換えると、突出部24を、V溝3に隙間なく収容させることができる。このため、V溝3の延び方向に沿って、継目被覆テープ4と縁部2aとの間における密着をより十分に行うことができる。従って、継目被覆テープ4とV溝3を形成する縁部2aとの間に気泡が入りこむことが十分に抑制される。従って、得られる外装構造体100が高温環境下に置かれた際、気泡の膨張によって継目被覆テープ4が局所的に突出することが十分に抑制され、ひいては塗膜5の表面の一部が局所的に突出することが十分に抑制される。
ローラ21の突出部24は、本体部23の外周面から離れるにつれて先細る形状を有することが好ましい。この場合、ローラ21の突出部24をV溝3に差し込みやすくなり、V溝3を形成する縁部2aに対する継目被覆テープ4の曲がり部4aの密着性をより向上させることができる。ローラ21の突出部24の本体部23の外周面からの高さは、突出部24をV溝3に差し込んだときに、V溝3の底に突出部24の先端部が届く高さ以上であればよい。
またローラ21の突出部24が、本体部23の外周面から離れるにつれて先細る形状を有する場合、突出部24は、環状の先端部と本体部23の外周面とを結ぶ第1面と、第1面と交差し、環状の先端部と本体部23の外周面とを結ぶ第2面とで構成される。ここで、第1面と第2面とのなす角は、V溝3を形成する縁部2a同士の交差角以下であることが好ましい。この場合、圧着の効率が上がるという利点が得られる。
ローラ21を構成する材料としては、具体的にはシリコーン樹脂、エポキシ樹脂などを用いることができる。
(ハンドル)
ハンドル25を構成する材料としては、例えば木材、金属などを用いることができる。これらのうち、軽量化を図り、作業者の作業負担を軽減する観点からは、木材が好ましい。
(接続部)
接続部26を構成する材料としても、例えば木材や金属が用いられる。これらのうち、強度及びローラ装置20の長寿命化の観点からは、金属が好ましく用いられる。特に、金属としては、ステンレスが用いられる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、継目被覆テープ4が、曲がり部4aと平坦部4bとで構成されているが、曲がり部4aのみで構成されていてもよい。また曲がり部4aは、V溝3を形成する平坦面からなる縁部2aの全体を覆う必要は必ずしもなく、一部のみを覆っていてもよい。
また、上記実施形態では、溝がV溝3となっているが、溝はV溝3に限定されるものでないことはもちろんである。例えば上記実施形態では、V溝3を形成する縁部2aが平坦面となっているが、この平坦面は、例えば湾曲面であってもよい。
また上記実施形態では、ローラ装置20において、回転軸27に接続部26が固定され、その接続部26にハンドル25が固定されているが、接続部26を省略し、ハンドル25を回転軸27の両端にそれぞれ設けることも可能である。
さらに上記実施形態では、外装構造体100を製造する際、継目被覆テープ4の押付けにローラ装置20が用いられているが、ローラ装置20は必ずしも必要なものではない。例えば作業者が手で継目被覆テープ4の押付けを行ってもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず30cm×15cm×1.4cmの寸法を有する外装ボードを10枚用意した。この外装ボードとしては、模様が形成されている側の表面の縁部が平坦面となっているものを用いた。ここで、模様が形成されている側の表面に対する縁部の傾斜角度は60°とした。そして、これらの外装ボードを、平坦な壁面上に平面状に並べた。このとき、隣接する外装ボードの間の継目の両側に形成される平坦面(傾斜面)によってV溝が形成されるように外装ボードを配置した。このとき、V溝を形成する2つの平坦面の交差角は60°であった。またV溝の深さは3mmであった。
次に、厚さ200μmの継目被覆テープと、継目被覆テープを支持する厚さ50μmの支持部材との積層体を用意した。このとき、継目被覆テープは、アクリル樹脂で構成し、支持部材は、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)で構成した。続いて、この積層体を、隣接する外装ボード間の継目を覆うように配置した。このとき、継目被覆テープをV溝側に向け、支持部材は、V溝とは反対側に向けた。またこの継目被覆テープの両縁部を外装ボードの表面に接着させた。
次に、図2に示す構成を有するローラ装置を用意した。ローラ装置において、ローラ、接続部、及び、ハンドルは以下のように構成した。
(1)ローラ
材質:シリコンゴム
直径:45mm
貫通孔の直径:7mm
本体部の長さ:45mm
突出部の本体部外周面からの高さ:4mm
突出部の先端部のなす角:55°
(2)接続部
材質:ステンレス
(3)ハンドル
材質:木
形状:円柱状
長さ:12cm
最大直径:2.2cm
(4)回転軸
材質:ステンレス
長さ:35cm
直径:3.5mm
そして、上記ローラ装置を用いて、積層体を、支持部材側から継目に沿って押し付けた。具体的には以下のようにして積層体の押付けを行った。
まずローラ装置のハンドルを握り、ローラ装置のローラをV溝上に配置した。このとき、ローラの突出部で継目被覆テープをV溝に向かって押し付けて凹ませた。こうして、ローラの突出部を、壁面と反対側にあるV溝に差し込んだ。そして、この状態で、ローラを積層体の支持部材に押し付けながらV溝に沿って回転移動させた。
次に、支持部材を継目被覆テープから剥離させた。支持部材を継目被覆テープから剥離させた後も、ローラ装置を用いて積層体を押し付けたときと同様に、さらに継目被覆テープの押付けを、上記ローラ装置を用いて行った。
こうして、継目被覆テープを、隣り合う2つの外装ボードの表面にそれぞれ接着される2つの平坦部と、2つの平坦部の間にあってV溝を形成する2つの平坦面に接着される曲がり部とで構成されるようにした。
こうして、継目被覆テープを、複数枚の外装ボードのうち隣接する外装ボード同士を接続するとともに隣接する外装ボード間の継目を覆うように外装ボードに接着した。
そして、アクリル樹脂エマルション74.0質量部(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:ポリデュレックスG624)、造膜助剤1.0質量部(イースト マンケミカル ジャパン株式会社製、商品名:テキサノール)、分散剤0.5質量部(サンノプコ株式会社製、商品名:ノプコスパース44C)、消泡剤0.2質量部(旭電化株式会社製、商品名:アデカネートB−190)、増粘剤0.6質量部(フジケミカル株式会社製、ヒドロキシエチルセルロース)、二酸化チタン24質量部を、容器中で攪拌機にて混合攪拌して塗料を用意し、この塗料を、外装ボード及び継目被覆テープを覆うように塗布した後、23℃で336時間乾燥させた。こうして外装ボード及び継目被覆テープを覆うように塗膜を形成した。
以上のようにして外装構造体を作製した。
(比較例1)
外装ボードとして、模様が形成されている側の表面の縁部が、その表面と平行な平坦面となっているものを用いることにより、隣接する外装ボード間で継目の両側に溝が形成されないようにするととともに、継目被覆テープを、手作業で平面上に外装ボードに接着させたこと以外は実施例1と同様にして外装構造体を作製した。
上記実施例1及び比較例1で得られた外装構造体について、塗膜が折れ曲がるようにして壁面が外装構造体側に凸となるように変形させた。この変形動作を繰り返し10回行った。そして、外装構造体の塗膜表面を観察したところ、実施例1の外装構造体では、塗膜表面に亀裂は認められなかった。これに対し、比較例1の外装構造体では、塗膜表面に亀裂が認められた。
従って、本発明の外装構造体によれば、塗膜に生じる亀裂の発生を十分に抑制できることが確認された。
1…壁面
2…外装ボード
2a…縁部
3…V溝(溝)
4…継目被覆テープ
5…塗膜
20…ローラ装置
21…ローラ
23…本体部
24…突出部
100…外装構造体

Claims (6)

  1. 複数枚の外装ボードと、
    前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、
    前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体であって、
    隣接する前記外装ボードのうち前記塗膜側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成され、
    前記継目被覆テープが、前記縁部に接着されて曲がっている曲がり部を有する、外装構造体。
  2. 前記溝がV溝であり、前記曲がり部がV字状に折れ曲がっている請求項1に記載の外装構造体。
  3. 複数枚の外装ボードと、
    前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープと、
    前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように設けられる塗膜とを備える外装構造体の製造方法であって、
    前記複数枚の外装ボードを、設置面上に、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される縁部によって溝が形成されるように配置する外装ボード配置工程と、
    前記継目被覆テープを、前記複数枚の外装ボードのうち隣接する前記外装ボード同士を接続するとともに隣接する前記外装ボード間の継目を覆うように前記外装ボードに接着する接着工程と、
    前記外装ボード及び前記継目被覆テープを覆うように前記塗膜を形成する塗膜形成工程とを含み、
    前記接着工程において、前記継目被覆テープが、隣接する前記外装ボードのうち前記設置面と反対側で且つ前記継目の両側に形成される前記縁部に接着されて曲がる曲がり部を有するように前記外装ボードに接着される、外装構造体の製造方法。
  4. 前記接着工程において、円筒状の本体部と、前記本体部の外周面上に突出して設けられる突出部とを有するローラを備えたローラ装置を用い、前記ローラ装置の前記ローラを、前記突出部を前記溝に差し込んだ状態で前記継目被覆テープに押し付けながら前記溝に沿って回転移動させることにより、前記継目被覆テープを前記外装ボードに接着する、請求項3に記載の外装構造体の製造方法。
  5. 前記ローラ装置における前記ローラの硬度が前記外装ボードの硬度よりも小さい、請求項4に記載の外装構造体の製造方法。
  6. 隣接する外装ボード同士を接続するとともに隣接する外装ボード間の継目を被覆する継目被覆テープを前記外装ボードに接着させるためのローラ装置であって、
    円筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面上に突出して設けられ、隣接する前記外装ボードのうち前記継目の両側の縁部によって形成される溝に差し込むための突出部と、
    を有するローラを備えるローラ装置。
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