JP2007087615A - 隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラスト加工及びエッチング加工の両工法に適用できるマスキング被膜の形成方法。
【解決手段】離型紙2上に設けられたPVCシート1を、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターン形成部11を有するように切出す工程(A)と、隔壁パターン形成部11を有するように切出されたマスキングシート1の表面側に低粘着性のアプリケーションシート3を圧着させる工程(B1)と、一方側にはアプリケーションシート3を有する3層状シート材から上記離型紙2を剥がす工程(B2)と、マスキングシート1のところに接着剤5を塗布する工程(C)と、接着剤5の塗布されたマスキングシート1を接着剤5介してパネル7の表面に圧着する工程(D)と、マスキングシート1がパネル7表面上に圧着された状態においてアプリケーションシート3を剥がす工程(E)と、からなる。
【選択図】図1
【解決手段】離型紙2上に設けられたPVCシート1を、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターン形成部11を有するように切出す工程(A)と、隔壁パターン形成部11を有するように切出されたマスキングシート1の表面側に低粘着性のアプリケーションシート3を圧着させる工程(B1)と、一方側にはアプリケーションシート3を有する3層状シート材から上記離型紙2を剥がす工程(B2)と、マスキングシート1のところに接着剤5を塗布する工程(C)と、接着剤5の塗布されたマスキングシート1を接着剤5介してパネル7の表面に圧着する工程(D)と、マスキングシート1がパネル7表面上に圧着された状態においてアプリケーションシート3を剥がす工程(E)と、からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種ディスプレイパネルにおける隔壁の形成に当って行なわれるパネル表面への、所定の隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法に関するものであり、特に、上記隔壁の形成をブラスト法を採るようにした場合、あるいはエッチング法を採るようにした場合の、いずれの場合においても採用することのできるようにしたマスキング被膜の形成方法に関するものである。
一般に、ディスプレイパネルにおける隔壁の形成方法としては、ガラスパネル等に所定の研磨材を吹き付けることによって行われるブラスト法によるもの、あるいはガラスパネル等をフッ酸液中に浸すことによって行われるエッチング法によるもの等が挙げられる。ところで、これら各工法による隔壁の形成に当っては、いずれの場合においても、ガラスパネル等の表面側に所定の隔壁パターンを有するマスキング被膜を設ける必要がある。そして、このマスキング被膜の形成方法としては、主に感光性樹脂被膜をガラスパネル表面に被着させ、このような状態において、写真プロセスにて隔壁パターンを形成させる方法等が挙げられる。
特開平11−283496号公報
このようにして、ガラスパネル表面上に所定の隔壁パターンを有するマスキング被膜が形成された状態において、その表面側からブラスト法によりガラスパネル表面を研削することによって、所定のパターンからなる隔壁を形成させる方法、あるいはフッ酸液中に上記ガラスパネルを浸して、エッチング手段にて所定のパターンの隔壁を形成させる方法、あるいはこれらブラスト法とエッチング法とを適宜組合せることによって隔壁を形成させる方法等が挙げられる。ところで、上記ブラスト法を採る場合と、エッチング法を採る場合とでは、上記マスキング被膜における隔壁パターンの端末部周辺部における要求性能が異なってくる。例えばブラスト法を採る場合には研磨材に対する耐久強度が要求されるのに対して、エッチング法を採る場合には、マスキング被膜端末部の密着性確保等が要求されることとなる。このような異なった性能(機能)の要求される状態、すなわち、ブラスト加工にも対応できるとともに、フッ酸液等によるエッチング処理にも対応できるようにした、隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法について、その最も適した方法を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、パネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法に関して、所定の厚さを有するものであって所定の接着剤を介して離型紙と共に積層状に形成されたPVC製シートを、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターンを有するように所定の切断手段を用いて切り出すマスキングシート形成工程と、このように所定の隔壁パターンを有するように切り出されたマスキングシートの表面側に低粘着性能を有するアプリケーションシートを圧着させる工程と、このようにして、間にマスキングシートを挟んで一方側にはアプリケーションシートを有し、かつ、他方側には離型紙を有した状態の3層状シート材から上記離型紙を剥がす工程と、このように離型紙の剥がされた状態のマスキングシートの、その離型紙の剥がされた側の面を所定のパネルの表面側に向けて設置するとともに当該パネルと上記アプリケーションシートとの間に上記マスキングシートを挟んだ状態で所定のロール圧着手段を用いて圧着する工程と、このようにしてマスキングシートがパネル表面上に圧着された状態において上記アプリケーションシートを剥がす工程と、からなるようにした。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においては、パネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法に関して、離型紙上に設けられた所定の厚さを有するPVC製シートを、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターンを有するように所定の切断手段を用いて切り出すマスキングシート形成工程と、このように所定の隔壁パターンを有するように切り出されたマスキングシートの表面側に低粘着性能を有するアプリケーションシートを圧着させる工程と、このようにして、間にマスキングシートを挟んで一方側にはアプリケーションシートを有し、かつ、他方側には離型紙を有した状態の3層状シート材から上記離型紙を剥がすとともに、このように離型紙の剥がされた状態の上記マスキングシートのところにアクリル系樹脂製接着剤またはブタジエンゴム系接着剤を塗布する工程と、このように所定の接着剤の塗布されたマスキングシート及びアプリケーションシートからなる積層状シート材を、上記所定の接着剤の塗布された面を所定のパネル表面側に向けて設置するとともに当該パネルと上記アプリケーションシートとの間に上記マスキングシートを挟んだ状態で所定のロール圧着手段を用いて圧着する工程と、このようにしてマスキングシートがパネル表面上に圧着された状態において上記アプリケーションシートを剥がす工程と、からなるようにした。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2のいずれかに記載の隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法に関して、上記切断手段として、ピナクル型の押し型刃物を用いるようにした押し型式切断法を採るようにした。
また、請求項4記載の発明である第四の発明においては、請求項1または請求項2のいずれかに記載の隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法に関して、上記ロール圧着手段による圧着工程を、室温状態にて行なわせるようにした。
第一の発明によれば、ブラスト法及びフッ酸液によるエッチング法の両方の隔壁形成手段に適用できるようにした共通のマスキング被膜を効率良く得ることができるようになった。特に、本発明のものにおいては、マスキング被膜を形成するPVC製シート等をパネル表面上に貼付けた状態において、直接、カッター等からなる切断手段を用いて切り出すようにした従来の工法等に較べて、パネル表面を切断刃物にて傷付けるようなことが無くなった。その結果、パネル表面に切欠きクラック等を生じさせるおそれが無くなり、隔壁を有するパネルの生産性の向上を図ることができるようになった。また、第二の発明のものにおいても、ブラスト法及びフッ酸液によるエッチング法の両方の隔壁形成手段に適用できるようにした共通のマスキング被膜を効率良く得ることができるようになった。特に、本発明のものにおいては、マスキング被膜を形成するPVC製シートのパネル表面上への貼付けがアクリル系樹脂製接着剤あるいはブタジエンゴム系接着剤にて行なわれるようになっていることより、マスキング被膜(マスキングシート)のパネル表面への接着が円滑に行なわれるとともに、このようにして接着されたマスキング被膜(マスキングシート)の隔壁形成工程後における除去作業(取外し作業)等が円滑に行なわれるようになった。その結果、隔壁を有するパネルの生産性の向上を図ることができるようになった。
また、第三の発明によれば、切断手段にピナクル型の押型刃物を用いるようにしたので、切断工程において刃こぼれ等が生ぜず、マスキングシートの切り出し工程を、円滑に、かつ、効率良く行なわせることができるようになった。また、第四の発明によれば、パネル表面へのマスキングシートの貼付けに当って、アクリル系樹脂製接着剤等を使用するとともに、ロール圧着手段を用いて、更には圧着作業時の温度を20℃前後の常温状態を採るようにしたので、パネルとマスキングシートとの接着面に気泡等の生ずるおそれが無くなり、パネル表面への隔壁パターンの形成に当って、隔壁の形状精度等を向上させることができるようになった。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図3を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、所定の隔壁パターンを有するマスキング被膜のパネル表面上への形成方法に関するものである。その具体的な工程は、図1に示す如く、離型紙2上に設けられた所定の厚さを有するPVC製シート1を、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターン形成部11を有するように所定の切断手段9を用いて切り出すマスキングシート形成工程(A)と、このように所定の隔壁パターン形成部11を有するように切り出されたマスキングシート1の表面側に低粘着性能を有するアプリケーションシート3を圧着させる工程(B1)と、このようにして、間にマスキングシート1を挟んだ状態で一方側にはアプリケーションシート3を有し、かつ、他方側には離型紙2を有した状態の3層状シート材から上記離型紙2を剥がす工程(B2)と、このように離型紙2の剥がされた状態の上記マスキングシート1のところに所定の接着剤5を塗布する工程(C)と、このように所定の接着剤5の塗布されたマスキングシート1及びアプリケーションシート3からなる積層状シート材を、上記接着剤5の塗布された面を所定のパネル7の表面側に向けて設置するとともに当該パネル7と上記アプリケーションシート3との間に上記マスキングシート1を挟んだ状態で所定のロール圧着手段6を用いて圧着する工程(D)と、このようにしてマスキングシート1がパネル7表面上に圧着された状態において上記アプリケーションシート3を剥がす工程(E)と、からなることを基本とするものである。
このような基本工程からなるものにおいて、上記マスキングシート1の隔壁パターン形成部11を生成させるための切断手段として、本実施の形態においては、例えば図2に示すようなピナクル型の押し型刃物を用いるようにした。ところで、このようなピナクル型の押し型刃物9は、その先端部における刃先99の部分が、例えば図2に示す如く、約40°の傾斜角をもって両刃を形成するようになっているので、このようなピナクル型切断刃物9を用いることによって、マスキングシート1の隔壁パターン形成部11の、その端末部のところは、例えば図2に示す如く、略40°の傾斜角をもって切断面が形成されることとなる。また、このような切断に当っては、刃物9の刃先99のところが比較的柔らかな面を有する離型紙2のところに接触することとなるので、刃先99における刃こぼれ等が生ぜず、切断作業を連続的に進めることができるようになる。そして、このような切断作業が行なわれた状態において、隔壁パターン形成部11でない残りの部分19を、例えば図1の(A)に示すように取除くことによって、所定の隔壁パターンが形成されることとなる。
次に、このようにして隔壁パターンの形成されたPVC製シート等からなるマスキングシート1の表面側に、後の作業におけるマスキングシート1の保護等を図るために、アプリケーションシート3が被せられることとなる(図1の(B1))。このアプリケーションシート3は市販の一般的なものであって所定の低粘着性能を有するシート状部材からなるものである。なお、このアプリケーションシート3における粘着力は、上記離型紙2とPVC製シートからなるマスキングシート1との間における接着力よりも若干強い(強力)なものであることを要する。このようにアプリケーションシート3が上記マスキングシート1上に被せられた状態において、マスキングシート1とアプリケーションシート3とを、所定の圧着手段を用いて圧着させる(図1の(B1)参照)。
このようにして3層状のシート状部材が形成された状態において上記離型紙2を剥がして(図1の(B2)参照)、この離型紙2の剥がされた側(取除かれた側)のマスキングシート1の表面上へ所定の接着剤5を塗布する(図1の(C)参照)。なお、接着剤5としては、ブラスト加工等によりパネル7への加工、具体的には隔壁の形成が済んだ後に、上記マスキングシート1を除去する場合に、その除去作業を円滑に、かつ、効率良く行なわせるために、本実施の形態においては、アクリル系樹脂製接着剤またはブタジエンゴム系接着剤を用いることとしている。また、このような接着剤が上記PVC製シートからなるマスキングシート1の裏面側に、予めシート素材の状態において設けられている接着剤付きのマスキングシート1を用いるようにしても良い。このような場合においては、当該工程においては接着剤の塗布作業が不要となる。
次に、このようにマスキングシート1の一方の面側にアクリル系樹脂製接着剤等の所定の接着剤5の塗布された状態のものをガラスパネル等からなるパネル7の表面上に設置するとともに、上記接着剤5を介して上記マスキングシート1をパネル7の表面上に圧着させる。この圧着作業に当っては、本実施の形態においては、例えば、図1の(D)に示す如く、ロール圧着手段6を用いて行なうこととする。すなわち、図1の(D)に示す如く、アプリケーションシート3、マスキングシート1、パネル7からなる3層状部材を間に挟んだ状態で、両側からロール圧着手段6にて、徐々に、かつ、連続的に圧着するようにする。これによって、マスキングシート1とパネル7との間に介在することとなる接着剤5内に存在することが懸念される気泡を完全に追い出すことができるようになる。
このようにして、マスキングシート1がパネル7の表面に接着剤5を介して取り付けられた状態において、マスキングシート1の保護用として被せられていたアプリケーションシート3を引き剥がす(図1の(E)参照)。これによって、パネル7の表面上に所定の隔壁パターン形成部11を有するマスキングシート1の取り付けられた状態のものが形成されることとなる(図3参照)。
次に、このようにして形成された所定の隔壁パターン形成部11を、その表面上に有するパネル7について、図3を基に説明する。このものは、ガラスパネル等からなるパネル7の表面側にアクリル系樹脂製接着剤またはブタジエンゴム系接着剤等の所定の接着剤5を介してPVC製のマスキングシート1を形成する隔壁パターン形成部11が強固に接着された状態となっているものである。そして、このようにしてパネル7の表面上に設けられた隔壁パターン形成部11の、その端末部は、図3に示す如く、約40°の傾斜角を有するようになっているものである。その結果、端末部の先端部111のところは圧着工程(図1の(D))において強力に圧着された状態となっている。従って、このようなマスキングシート1を有する状態で、その表面側からブラスト加工が施された場合において、隔壁パターン形成部11の端末部の先端部111のところがめくれ上がってしまうと言うようなことがない。また、このような部材(図3に示すもの)をもってフッ酸液中にてエッチング処理を行なった場合においても、先端部111のところからフッ酸液等が浸み込むようなこともない。
このように、本実施の形態に基づく工程にて形成されたマスキング被膜をその表面側に有するパネル部材は、そのまま、ブラスト加工にも適用できるし、また、フッ酸液等によるエッチング加工にも適用することができることとなる。このように、本実施の形態におけるものは、ブラスト加工法あるいはエッチング加工法のいずれの工法を採る場合においても採用することができるようになり、ブラスト加工法とエッチング加工法との組み合わせ工法を採るような場合において、優れた能力を発揮することとなる。その結果、生産性の向上を図ることができるようになる。
また、本実施の形態のものにおいては、パネル7表面へのマスキングシート1の圧着工程(図1の(D)参照)をロール圧着手段6によるようにするとともに、この工程を20℃前後の常温にて行なわせるようにしたので、圧着部に存在するおそれのある気泡を除去することができるようになり、ブラスト加工工程中等において隔壁部に亀裂等が生ずるのを回避することができるようになる。その結果、隔壁形成作業の歩留り率の向上を図ることができるようになり、延いては生産性の向上を図ることができるようになる。また、このようにして所定の隔壁部が形成された後には、上記マスキングシート1は、作業者等の手作業にて簡単に引き剥がす(取外す)ことができるとともに、このようにして引き剥がされたマスキングシート1は、PVC製シートからなるものであるので焼却処分等にて簡単に廃棄処分をすることができるようになる。従って、従来のフォトレジスト材の処理等に較べて環境への影響が少なくてすむようになる。
1 マスキングシート
11 隔壁パターン形成部
111 先端部
19 残りの部分
2 離型紙
3 アプリケーションシート
5 接着剤
6 ロール圧着手段
7 パネル
9 切断手段(ピナクル型押し型刃物)
99 刃先
11 隔壁パターン形成部
111 先端部
19 残りの部分
2 離型紙
3 アプリケーションシート
5 接着剤
6 ロール圧着手段
7 パネル
9 切断手段(ピナクル型押し型刃物)
99 刃先
Claims (4)
- 所定の厚さを有するものであって所定の接着剤を介して離型紙と共に積層状に形成されたPVC製シートを、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターンを有するように所定の切断手段を用いて切り出すマスキングシート形成工程と、このように所定の隔壁パターンを有するように切り出されたマスキングシートの表面側に低粘着性能を有するアプリケーションシートを圧着させる工程と、このようにして、間にマスキングシートを挟んで一方側にはアプリケーションシートを有し、かつ、他方側には離型紙を有した状態の3層状シート材から上記離型紙を剥がす工程と、このように離型紙の剥がされた状態のマスキングシートの、その離型紙の剥がされた側の面を所定のパネルの表面側に向けて設置するとともに当該パネルと上記アプリケーションシートとの間に上記マスキングシートを挟んだ状態で所定のロール圧着手段を用いて圧着する工程と、このようにしてマスキングシートがパネル表面上に圧着された状態において上記アプリケーションシートを剥がす工程と、からなることを特徴とするパネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法。
- 離型紙上に設けられた所定の厚さを有するPVC製シートを、裏側に離型紙を残した状態で所定の隔壁パターンを有するように所定の切断手段を用いて切り出すマスキングシート形成工程と、このように所定の隔壁パターンを有するように切り出されたマスキングシートの表面側に低粘着性能を有するアプリケーションシートを圧着させる工程と、このようにして、間にマスキングシートを挟んで一方側にはアプリケーションシートを有し、かつ、他方側には離型紙を有した状態の3層状シート材から上記離型紙を剥がすとともに、このように離型紙の剥がされた状態の上記マスキングシートのところにアクリル系樹脂製接着剤またはブタジエンゴム系接着剤を塗布する工程と、このように所定の接着剤の塗布されたマスキングシート及びアプリケーションシートからなる積層状シート材を、上記所定の接着剤の塗布された面を所定のパネル表面側に向けて設置するとともに当該パネルと上記アプリケーションシートとの間に上記マスキングシートを挟んだ状態で所定のロール圧着手段を用いて圧着する工程と、このようにしてマスキングシートがパネル表面上に圧着された状態において上記アプリケーションシートを剥がす工程と、からなることを特徴とするパネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法。
- 請求項1または請求項2のいずれかに記載の隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法において、上記切断手段に、ピナクル型の押し型刃物を用いるようにした押し型式切断法を採ることとしたことを特徴とするパネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法。
- 請求項1または請求項2のいずれかに記載の隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法において、上記ロール圧着手段による圧着工程を、室温にて行なわせるようにしたことを特徴とするパネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法。
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JP4698532B2 (ja) * | 2006-09-01 | 2011-06-08 | 株式会社アルプスエンジニアリング | パネル表面上に隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法及びそれに用いられる装置 |
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