JP4378539B2 - 薄肉部品への粘着剤付着方法及びそれに使用する治具。 - Google Patents

薄肉部品への粘着剤付着方法及びそれに使用する治具。 Download PDF

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Description

本発明は、片面に粘着剤が付いた薄肉部品を容易に製造するための薄肉部品への粘着剤付着方法及びそれに使用するに好適な治具に関する。
携帯電話機やカメラの操作ボタン類、ディスプレイ枠等には、各種表示や装飾のための薄肉部品が貼り付けられている。従来は、それぞれの現場で薄肉部品の裏面に人手で粘着剤を塗布し、それを携帯電話機等の被貼着物に貼り付けていた。
上記従来の方法は、作業能率が悪いうえ、粘着剤の塗布むらが発生しやすく、被貼着物に貼り付けた場合に、接着不良が生じたり、粘着剤が薄肉部品からはみ出たりするという問題点があった。そこで本発明は、薄肉部品に粘着剤を適正な厚みで均一に効率良く付けることができる方法及びそれに使用するに好適な治具を提供することを課題としている。
本発明にかかる薄肉部品への粘着剤付着方法は、離型紙の片面に粘着剤層が形成されたシートの粘着剤層側の面に台紙フィルムを貼着する工程と、離型紙及び粘着剤層を所望の部品の形状に打ち抜く工程と、部品部分以外の離型紙及び粘着剤層を除去する工程と、部品部分の離型紙を除去する工程と、上記各工程を経て得られた台紙フィルムの表面に部品の形状に粘着剤層が付いたものの上に、部品の形状に貫通穴が形成された押えプレートを粘着剤層と貫通穴とが重なるように被せ、しかる後、貫通穴の中に薄肉部品を嵌め込んで粘着剤に押し付ける部品の形状に貫通穴が形成された押えプレートを粘着剤層と貫通穴とが重なるように被せ、しかる後、貫通穴の中に薄肉部品を嵌め込んで粘着剤層に押し付ける工程とを含むことを特徴としている。
また、本発明にかかる治具は、台紙フィルムの表面に部品の形状に粘着剤層が付いたものを粘着剤層側が上になるように載せる支持プレートと、部品の形状に貫通穴が形成され、前記支持プレートに載せられた粘着剤付き台紙フィルムの上に被せられる押えプレートとを備え、これら支持プレート及び押えプレートに、粘着剤層の位置と貫通穴の位置とが合致するように粘着剤付き台紙フィルムを位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴としている。
本発明にかかる薄肉部品への粘着剤付着方法によれば、片面に適正な厚みで粘着剤が均一に付いた薄肉部品が得られるので、携帯電話機等の機器に薄肉部品を綺麗に良好に貼り付けることができるようになる。その薄肉部品に粘着剤を付着させる方法は、台紙フィルムの表面に部品の形状に適正厚みの粘着剤層が付いたものの上に押えプレートを被せ、その押えプレートの貫通穴に薄肉部品を上から嵌め込んで粘着剤に押し付けて、薄肉部品に粘着剤を付着させるものであるから、熟練した技術を必要とせず誰もが容易かつ効率的に作業することができる。
また、本発明にかかる治具を使用すると、上記作業の能率を向上させられる。
図1及び図2に示す粘着剤付き薄肉部品を製造する場合を例にとって本発明を具体的に説明する。図における1は粘着剤付き薄肉部品、2は薄肉部品、3は粘着剤、4は台紙フィルム(セパ)である。
まず、両面が平滑な離型面になった第一離型紙5の片面に均一厚みの粘着剤層3が形成された粘着シート6を成形する(図3)。当該粘着シート6はロール状に巻き取ることが可能である。
次いで、粘着シート6の粘着剤層3側の面に、片面だけが平滑な離型面になった第二離型紙7を該離型面が粘着剤層3に面するように貼る(図4)。その後、第一離型紙5を剥がす(図5)。このように、第一離型紙5から第二離型紙7に貼り替えることにより、第二離型紙7の離型面でない方が外面に面するようになり、以降の作業を行いやすくなる。
次いで、第一離型紙5を剥がしたあとに、台紙フィルム4を貼る(図6)。この台紙フィルム4はPET製であり、離型紙5,7ほどの離型性は有しないが、粘着剤層3から簡単に引き剥がすことができる性質を有している。
そして、第二離型紙7、粘着剤層3、台紙フィルム4の3層状になったシートに、第二離型紙7側から粘着剤層3の深さまで、所定の部品の形状に型抜きする(図7)。それに引き続き、シートを所定の長さに裁断するとともに、位置決め用の孔を穿設する(図8)。
型抜き線に沿って、型以外の部分の第二離型紙7及び粘着剤層3を除去する(図9)。さらに、型部分の第二離型紙7を除去する(図10)。これにより、台紙フィルム3の片面に粘着剤層3が部品の形状に付いた粘着剤付き台紙フィルム8が得られる。これを次工程へ移送する場合には、図11に示すように、粘着剤層3の側に保護用の離型紙9を貼るとよい。
次工程で目的の薄肉部品2に粘着剤付き台紙フィルム8の粘着剤層3を付着させるのであるが、その工程では図12に示す治具10を用いる。この治具10は、裁断された台紙フィルム4とほぼ同じ大きさの支持プレート11と押えプレート12とを蝶番13で連結してなる。押えプレート12には、薄肉部品1と同じ形状をした貫通穴12a,…が開けられている。また、粘着剤付き台紙フィルム8の位置決め手段として、支持プレート11の上面四隅に位置決め用の突起11a,…が形成されているとともに、押えプレート12の下面に前記突起11a,…が嵌り込む凹部12b,…が形成されている。支持プレート11及び押えプレート12の材質は特に限定しないが、例えば支持プレート11は不透明アクリル板、押えプレート12は透明アクリル板が好適である。
治具10は次のように使用する。すなわち、突起11a,…に台紙フィルム4の位置決め孔4a,…を挿通させて位置決めした状態で、支持プレート11の上に粘着剤付き台紙フィルム8を粘着剤層3が上になるように載せる(図13)。次いで、その上から押えプレート12を被せて、粘着剤付き台紙フィルム8を固定する(図14)。そして、押えプレート12の型穴12aに薄肉部品2を嵌め込み、上から指先で軽く押圧して粘着剤層3を薄肉部品2に付着させる(図15)。治具10を外せば、粘着剤付き薄肉部品1を台紙フィルム4に貼った製品が得られる(図1、図2参照)。
製品はそのままの状態で出荷される。そして、図16に示すように、使用現場で台紙フィルム4から粘着剤付き薄肉部品1を剥がし、その粘着剤付き薄肉部品1を裏面側に付いている粘着剤2により被粘着物13に貼り付ける。
電気製品、家庭用品等の広汎な用途に適用できる。
粘着剤付き薄肉部品を台紙フィルムに貼った製品を示す図である。 図1のS−S断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その1を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その2を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その3を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その4を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その5を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その6を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その7を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その8を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その9を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その10の断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その11を示す断面図である。 薄肉部品への粘着剤付着工程その12を示す断面図である。 粘着剤付き薄肉部品の使用方法を示す図である。 治具の斜視図である。
符号の説明
1 粘着剤付き薄肉部品
2 薄肉部品
3 粘着剤
4 台紙フィルム
5 第一離型紙
7 第二離型紙
8 粘着剤付き台紙フィルム
10 治具
11 支持プレート
11a 突起(位置決め手段)
12 押えプレート
12a 貫通穴
12b 凹部(位置決め手段)


Claims (2)

  1. 離型紙の片面に粘着剤層が形成されたシートの粘着剤層側の面に台紙フィルムを貼着する工程と、離型紙及び粘着剤層を所望の部品の形状に打ち抜く工程と、部品部分以外の離型紙及び粘着剤層を除去する工程と、部品部分の離型紙を除去する工程と、上記各工程を経て得られた台紙フィルムの表面に部品の形状に粘着剤層が付いたものの上に、部品の形状に貫通穴が形成された押えプレートを粘着剤層と貫通穴とが重なるように被せ、しかる後、貫通穴の中に薄肉部品を嵌め込んで粘着剤層に押し付ける工程とを含むことを特徴とする薄肉部品への粘着剤付着方法。
  2. 台紙フィルムの表面に部品の形状に粘着剤層が付いたものを粘着剤層側が上になるように載せる支持プレートと、部品の形状に貫通穴が形成され、前記支持プレートに載せられた粘着剤付き台紙フィルムの上に被せられる押えプレートとを備え、これら支持プレート及び押えプレートに、粘着剤層の位置と貫通穴の位置とが合致するように粘着剤付き台紙フィルムを位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする治具。


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