JP3101251B2 - ラベル印刷紙およびその製造方法 - Google Patents

ラベル印刷紙およびその製造方法

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JP3101251B2 JP10301272A JP30127298A JP3101251B2 JP 3101251 B2 JP3101251 B2 JP 3101251B2 JP 10301272 A JP10301272 A JP 10301272A JP 30127298 A JP30127298 A JP 30127298A JP 3101251 B2 JP3101251 B2 JP 3101251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着機能を備えた
ラベル印刷紙に係る技術分野に属し、詳しくは、製品等
に品名,価格等を表示するために例えばループ径を任意
に調整して巻付可能なテープ状のラベルを印字するため
のものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着機能を備えたラベル印刷紙と
しては、例えば、特開平8−30200号公報に記載の
ものが知られている。
【0003】この従来のラベル印刷紙は、印刷されるラ
ベル基材とラベル基材が粘着される台紙との間に接着力
調整層を備えてなるもので、ラベル基材,台紙の剥離の
際にラベル基材の所要部分にのみ粘着剤を露出させるこ
とができる。この従来のラベル印刷紙では、ラベル基
材,台紙の厚さを均等化してプリンタでの印刷を高精細
化することを指向している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の印刷用紙
では、裏面が台紙からなるため、両面印刷ができず印刷
情報量が少なくなるために、情報量を増やすべきという
要請に迫られていた。また、ラベル基材と同面積の台紙
を剥離除去するために、台紙が廃棄物となってしまい、
廃棄量を減少すべきことが検討されていた。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、両面印刷が可能で廃棄物の少ないラベル
印刷紙と、このラベル印刷紙を製造するに好適なラベル
印刷紙の製造方法とを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係るラベル印刷紙は、次のような手段を
採用する。
【0007】即ち、請求項1に記載のように、ラベル基
材はラベル材と支持材とが粘着剤を介して一体積層さ
れ、ラベル材または支持材のいずれかにはその一面に設
けられた凹部と、凹部に粘着されラベル材または支持材
と面一となる剥離片と、剥離片の粘着面側に塗布される
剥離剤とを備え、凹部に塗着された粘着剤層は積層した
際の粘着剤層が兼用されていることを特徴とする。
【0008】この手段では、ラベル基材がラベル材と支
持材とで一体的に合紙され、合紙の際に粘着剤層が利用
可能となる。この場合に、粘着剤が剥離片で被覆され凹
部が剥離片で埋められているために、基材の両面への印
字が可能になる。印字後に剥離片を剥離すると、凹部に
粘着剤が露出する。
【0009】請求項2に記載のように、ラベル基材はミ
シン目入れあるいは半抜き加工により複数に分離可能に
並列配置されていることを特徴とする。
【0010】この手段では、一枚の用紙としてラベル基
材が連続形成されていると同時に、印字等に応じて複数
枚毎に分離可能となる。
【0011】また、請求項3に記載のように、並列配置
された複数のラベル材と支持材の交差方向に沿って凹部
が配置されていることを特徴とする。
【0012】この手段では、複数のラベル材と支持材と
凹部との配置が同一となって、印字のセッテイングがさ
れる。
【0013】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係るラベル印刷紙の製造方法は、次のような手段を
採用する。
【0014】請求項4に記載のように、表面が印刷可能
なラベル材の裏面に粘着剤を塗布し、支持材の裏面の一
定領域に剥離剤を塗布して、ラベル材の粘着剤と支持材
の裏面,剥離剤とを粘着した後、支持材を剥離剤の塗布
領域の外縁に沿って連続的または間欠的に切断する。
【0015】この手段では、ラベル基材が2枚のラベル
材と支持材の積層で形成され、凹部,剥離片となる部分
が切断形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るラベル印刷
紙およびその製造方法の実施の形態を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1〜図3は、本発明に係るラベル印刷紙
の実施の形態(1)を示すものである。
【0018】この実施の形態では、ラベル基材1が単一
材からなるものを示してある。
【0019】この実施の形態のラベル基材1は、印字な
いしは印刷可能な材質であれば自由に選択が可能で、印
刷に使用するプリンタ等に対応して適宜選択される。
【0020】ラベル基材1の片面には、凹部2が形成さ
れている。この凹部2は、ラベル基材1の厚さのほぼ半
分程度まで彫込む形成される。
【0021】凹部2の底面には、粘着剤3が塗着されて
いる。この粘着剤3は、アクリル系,ゴム系のものが選
択され、ラベル基材1が例えば10〜30μm前後の厚
さ(好ましくは20μm前後の厚さ)に塗着される。
【0022】凹部2の粘着剤3には、剥離片4が貼着さ
れる。この剥離片4は、基材1と同材質,異材質のもの
の選択が可能で、貼着されて基材1の片面と面一となる
厚さになっている。
【0023】剥離片4の粘着剤3への粘着面には、剥離
剤5が塗着されている。この剥離剤5は、粘着剤3に弱
く粘着して剥離片4を強く引くことにより粘着剤3から
剥離する性質を有し、例えばシリコン薄膜を選択する
と、剥離片4が基材1と同材質で粘着剤3が前述の材
質,塗着厚さの場合には5μm前後の厚さに塗着され
る。
【0024】この実施の形態によると、凹部2が剥離片
4で埋められ粘着剤3が剥離片4で被覆されているた
め、基材1の両面に凹凸がなくなる。従って、基材1の
両面に各種のプリンタで確実,高精細に印字することが
できる。この結果、基材1の印刷情報量が多くなる。
【0025】印刷後には、図1(B)に示すように、剥
離片4,剥離剤5を粘着剤3から剥離することにより、
粘着剤3を露出させることができる。
【0026】剥離片4,剥離剤5の剥離は、粘着剤3を
露出させる部分のみの面積となる。従って、剥離除去さ
れる破棄物の量が少なくなる。この結果、製造コスト,
廃棄コストが安価になり経済的になる。
【0027】なお、この実施の形態では、図2に示すよ
うに、ラベル基材1を特開平8−30200号公報と同
様に細帯形にカット使用されるラベル紙として利用する
ことができる。ラベル基材1は、予めミシン目入りある
いは半抜き加工により容易に分離可能に連続する用紙と
して形成することができ、枚葉紙あるいはロール紙に形
成できる。勿論、断裁機が備えられている場合にはラベ
ル基材1に上述の加工を施す必要がない。
【0028】図3は、本発明に係るラベル印刷紙の実施
の形態(2)と本発明に係るラベル印刷紙の製造方法の
実施の形態(1)とを示すものである。
【0029】この実施の形態では、ラベル基材1が2部
材からなる。
【0030】この実施の形態1のラベル基材1は、少な
くとも表面が印刷可能なラベル材11と支持材12を積
層してなる。ラベル材11と支持材12は、露出される
粘着剤3を兼用する粘着剤3で粘着されている。また、
凹部2が例えば支持材12にカットされて開口され、支
持材12と別部材の剥離片4が凹部2にセットされてい
る。
【0031】この実施の形態によると、ラベル基材1が
ラベル材11と支持材12からなるため、印字時の熱で
ラベル基材1がカールするのを防止することができる。
【0032】また、前述の実施の形態のように、凹部2
を彫込み形成する必要がないため、凹部2の加工工作が
容易になる。
【0033】さらにこの実施の形態では、製造に際し
て、ラベル材11の裏面に粘着剤3を塗布し、支持材1
2の凹部2に剥離剤5が塗布された剥離片4をセットし
て(図3(A)参照)、ラベル材11の粘着剤3と支持
材12の裏面,剥離片4の剥離剤5とを粘着する(図3
(B)参照)工程を採ることができる。
【0034】この工程によると、積層粘着技術を利用し
ているため、製造が容易になる。また、ラベル基材1に
凹部2をカットすればよく、前述の実施の形態のような
凹部2の彫込み加工を必要としないため、凹部2の加工
工作が容易となる。
【0035】図4は、本発明に係るラベル印刷紙の実施
の形態(3)と本発明に係るラベル印刷紙の製造方法の
実施の形態(2)とを示すものである。
【0036】この実施の形態では、前述の図3に示した
実施の形態の支持材12に凹部2を予め開口しないで、
剥離片4も別個に形成しておかない工作を行う。即ち、
ラベル材11の裏面に粘着剤3を塗布し、支持材12の
裏面の一定領域に剥離剤5を塗布して(図4(A)参
照)、ラベル材11の粘着剤3と支持材12の裏面,剥
離剤5とを粘着した後、支持材12を剥離剤5の塗布領
域の外縁に沿ってカッタ7で連続的または間欠的に切断
する(図4(A)参照)工程を採る。
【0037】この工程によると、前述の工程と同様に、
積層粘着技術を利用しているため、製造が容易になる。
また、、凹部2,剥離片4の同時形成加工が可能で、製
造時間を短縮することができる。また、ラベル材11,
支持材12の粘着の際には、まだカッタ7による切断が
行われていないため、粘着の圧力等で粘着剤3が漏出す
ることがない。
【0038】以上、図示した実施の形態の外に、ラベル
基材1の両面に凹部2を設けることも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るラベル印刷
紙は、ラベル材と支持材とを積層一体化する際の粘着剤
層をそのまま利用して剥離紙を合紙することができるう
え、ラベルとしての厚みを増すことができ、強靱なラベ
ル材として長期間利用可能となる。この場合に、積層紙
材の構成を均質にすれば、湿度や温度の変化による用紙
のカールが発生し難くなり、凹部が剥離片で埋められて
両面への印刷が可能になり、廃棄物を少なくできる効果
がある。そして、この効果により、基材の印刷情報量が
多くなり、製造コスト,廃棄コストが安価になり経済的
になる効果が生ずる。
【0040】また、本発明に係るラベル印刷紙の製造方
法は、積層粘着技術により簡単な製造が可能になる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラベル印刷紙の実施の形態
(1)を示す断面図であり、(A)は剥離片の粘着状態
を示し、(B)は剥離片の剥離状態を示す。
【図2】 図1の利用例を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係るラベル印刷紙の実施の形態
(2)と、ラベル印刷紙の製造方法の実施の形態(1)
とを示す断面図であり、(A),(B)の順に工程順が
示されている。
【図4】 本発明に係るラベル印刷紙の実施の形態
(3)と、ラベル印刷紙の製造方法の実施の形態(2)
とを示す断面図であり、(A),(B)の順に工程順が
示されている。
【符号の説明】
1 ラベル基材 11 ラベル材 12 支持材 2 凹部 3 粘着剤 4 剥離片 5 剥離剤

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル基材はラベル材と支持材とが粘着
    剤を介して一体積層され、ラベル材または支持材のいず
    れかにはその一面に設けられた凹部と、凹部に粘着され
    ラベル材または支持材と面一となる剥離片と、剥離片の
    粘着面側に塗布される剥離剤とを備え、凹部に塗着され
    た粘着剤層は積層した際の粘着剤層が兼用されているこ
    とを特徴とするラベル印刷紙。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラベル印刷紙において、
    ラベル基材はミシン目入れあるいは半抜き加工により複
    数分離可能に並列配置されていることを特徴とするラベ
    ル印刷紙。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のラベル印刷紙において、
    並列配置された複数のラベル材と支持材の交差方向に沿
    って凹部が配置されていることを特徴とするラベル印刷
    紙。
  4. 【請求項4】 表面が印刷可能なラベル材の裏面に粘着
    剤を塗布し、支持材の裏面の一定領域に剥離剤を塗布し
    て、ラベル材の粘着剤と支持材の裏面,剥離剤とを粘着
    した後、支持材を剥離剤の塗布領域の外縁に沿って連続
    的または間欠的に切断するラベル印刷紙の製造方法。
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