JP2018120165A - ラベルユニット及びライナーレスロール - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体に貼付されるラベルが分離可能に区画形成されたラベルシートが台紙シートに貼着されてなる構成において、ラベルを台紙シートから不用意に剥離しにくくする。【解決手段】一方の面に接着層30が積層され、ラベル11が分離可能に区画形成されてなるラベルシート10と、接着層30によってラベルシート10に貼着された台紙シート20とを有し、台紙シート20のラベルシート10との貼着面のうちラベル11に対向する領域の全面に剥離層40が積層され、剥離層40には、剥離層40がドット状に部分抜きされた剥離層非形成部41が複数設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、被着体に貼付されるラベル部が分離可能に区画形成されたラベルシートが台紙シートに貼着されてなるラベルユニット及びライナーレスロールに関し、特に、ラベル部を台紙シートから不用意に剥離しにくくする技術に関する。
従来、荷物や商品等に貼付されるラベルは、様々な用途に用いられている。このようなラベルとしては例えば、航空手荷物に取り付けられるタグ用ラベルがある。航空手荷物に取り付けられるタグ用ラベルは一般的に、帯状形状からなり、手荷物の取っ手に巻き掛けて長手方向の両端部を互いに貼着することによって手荷物に取り付けられる。そのため、貼着面に剥離紙が貼着されており、手荷物に取り付けられる際、剥離紙が剥離されて表出した粘着層を用いて長手方向の両端部が互いに接着されることになる。
このように剥離紙が剥離可能に貼着されたラベルは、複数のラベルが分離可能に連続状となってロール状に巻き取られて保管されている場合が多い。その場合、剥離紙に剥離可能に貼着されたラベルシートがミシン目やスリット等によってラベル毎に分離可能となっていたり、ラベルとなる部分のみがラベルシートからミシン目やスリット等によって分離可能となっていたりする(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−276474号公報
上述したようなラベルは、ラベルシートが剥離紙に剥離可能に貼着されているとともに、ミシン目やスリット等によってラベルシートから分離可能となっているため、その一部でも剥離紙から不用意に剥離し始めた場合、意図せずにそのまま剥離紙から剥離してしまう虞れがある。ミシン目の形状を工夫することで、ラベルとなる部分をラベルシートから分離しにくくすることも考えられるが、ラベルシートは、剥離紙との積層方向に剥離しようとする力に対しては剥離紙から剥離しやすく、また、ミシン目は、一部が破断し始めるとそのまま全体が破断していく傾向があるため、ラベルシートを剥離紙との積層方向に剥離しようとする力が加わった場合は、ラベルが意図せずに剥離紙から剥離してしまうという問題点を解決できるとは言い難い。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、被着体に貼付されるラベル部が分離可能に区画形成されたラベルシートが台紙シートに貼着されてなる構成において、ラベル部を台紙シートから不用意に剥離しにくくすることができるラベルユニット及びライナーレスロールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に第1の接着層が積層され、ラベル部が分離可能に区画形成されてなるラベルシートと、
前記第1の接着層によって前記ラベルシートに貼着された台紙シートとを有し、
前記台紙シートは、前記ラベルシートとの貼着面のうち少なくとも前記ラベル部に対向する領域の全面に剥離層が積層され、
前記剥離層には、当該剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられている。
上記のように構成された本発明においては、ラベルシートが第1の接着層によって台紙シートに貼着された構成において、ラベル部が、ラベルシートに分離可能に区画形成されているとともに、台紙シートのラベルシートとの貼着面に積層された剥離層によって台紙シートから剥離可能となっているが、剥離層には、ラベル部に対向する領域において、剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられていることにより、この剥離層非形成部によってラベル部の台紙シートからの剥離力が重くなり、ラベル部が台紙シートから不用意に剥離しにくくなる。
また、上述したラベルユニットが一方向に複数連接してロール状に巻き取られてなる構成とした場合、台紙シートのラベルシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層されていれば、台紙シートを第2の接着層を用いて被着体に貼付したり、台紙シートの異なる領域どうしを第2の接着層を用いて貼着したりすることができ、その際、台紙シートの第2の接着層が積層された面に剥離紙を貼着しておく必要がない。また、そのような構成においては、ロール状に巻き取られた状態から引き出す際、上記のように、ラベル部に対向する領域において、剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられていることにより、第2の接着層のブロッキングによってラベル部が台紙シートから不用意に剥離してしまうことが回避される。
本発明によれば、ラベル部が分離可能に区画形成されたラベルシートが第1の接着層によって台紙シートに貼着された構成において、台紙シートのラベルシートとの貼着面のうち少なくともラベル部に対向する領域に積層された剥離層に、剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられているため、ラベル部がラベルシートから分離して台紙シートから剥離可能な構成において、ラベル部を台紙シートから不用意に剥離しにくくすることができる。
また、上述したラベルユニットが一方向に複数連接してロール状に巻き取られてなる構成において、台紙シートのラベルシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層されているものにおいては、台紙シートを第2の接着層を用いて被着体に貼付したり、台紙シートの異なる領域どうしを第2の接着層を用いて貼着したりすることができ、その際、台紙シートの第2の接着層が積層された面に剥離紙を貼着しておく必要がない。また、そのような構成においては、ロール状に巻き取られた状態から引き出す際、上記のように、ラベル部に対向する領域において、剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられていることにより、第2の接着層のブロッキングによってラベル部が台紙シートから不用意に剥離してしまうことを回避できる。
本発明のラベルユニットの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は台紙シートのラベルシートとの貼着面の構成を示す図である。 図1に示したラベルユニットにて生じる作用を説明するためのラベルユニットの部分断面図である。 本発明のラベルユニットの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は台紙シートのラベルシートとの貼着面の構成を示す図、(d)は裏面図である。 図3に示した手荷物タグを発行する工程を示す図であり、(a)は手荷物タグが長手方向に複数連接した状態を示す図、(b)は工程を示す図である。 図3に示した手荷物タグをロール状に巻き取られた状態から引き出す際の作用を説明するための部分断面図である。 図3に示した手荷物タグの使用方法を説明するための図であり、(a)はラベル片が分離された状態を示す図、(b)は手荷物タグが手荷物に取り付けられた状態を示す断面図である。 図3に示した手荷物タグが手荷物に取り付けられた状態を示す外観斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルユニットの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は台紙シート20のラベルシート10との貼着面の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、ラベルシート10と台紙シート20とが積層され、これらラベルシート10と台紙シート20とが第1の接着層30によって貼着されて構成されたラベルユニット1である。
ラベルシート10は、長方形の形状からなり、一方の面の全面に粘着剤が塗布されることで接着層30が積層されている。ラベルシート10には、長方形の形状に、ラベルシート10の表裏を貫通してなるスリット12が形成されており、このスリット12の内側がラベル11となってラベルシート10から分離可能に区画形成されている。
台紙シート20は、ラベルシート10と同一の形状からなり、一方の面にシリコン等からなる剥離剤がパターン塗布されることで剥離層40が積層され、剥離紙を構成している。このように、剥離層40が、剥離剤がパターン塗布されることで台紙シート20に積層されていることにより、台紙シート20のラベルシート10との貼着面には、剥離層40が部分抜きされたドット状の剥離層非形成部41が複数存在している。すなわち、剥離層40は、台紙シート20のラベルシート10との貼着面の全面に積層されているものの、ラベル11に対向する領域において、剥離層40がドット状に部分抜きされた剥離層非形成部41が複数設けられていることになる。
このように構成されたラベルシート10と台紙シート20とが、ラベルシート10の接着層30が積層された面と、台紙シート20の剥離層40が積層された面とが対向するように積層され、ラベルシート10と台紙シート20とが接着層30及び剥離層40によって剥離可能に貼着されている。その際、台紙シート20のラベルシート10との貼着面には複数の剥離層非形成部41が存在するが、この剥離層非形成部41においては、剥離層40が積層されずに部分抜きされているため、ラベルシート10と台紙シート20とが、剥離層40を介さずに接着層30のみによって貼着されていることで剥離が容易ではない難剥離部42となっている。なお、図1に示したものにおいては、台紙シート20のラベル11に対向する領域に剥離層非形成部41が存在しているが、ラベル11以外の領域に剥離層非形成部41が存在していてもよい。
以下に、上記のように構成されたラベルユニット1にて生じる作用について説明する。
図2は、図1に示したラベルユニット1にて生じる作用を説明するためのラベルユニット1の部分断面図である。
図1に示したラベルユニット1は、上述したように、ラベルシート10に形成されたスリット12によってラベル11がラベルシート10から分離可能となっているとともに、ラベルシート10と台紙シート20とが接着層30及び剥離層40によって剥離可能に貼着されている。そのため、例えば、ラベルシート10が外側となるように湾曲した場合、図2(a)に示すように、スリット12を剥離開始端辺としてラベル11が台紙シート20から不用意に剥離してしまう。
ところが、ラベルシート10と台紙シート20とが接着層30及び剥離層40によって剥離可能に貼着されているものの、台紙シート20のラベルシート10との貼着面には、剥離層40が部分抜きされた複数の剥離層非形成部41が存在しており、この剥離層非形成部41においては、ラベルシート10と台紙シート20とが剥離層40を介さずに接着層30のみによって貼着されることでラベルシート10と台紙シート20との剥離力が重くなる難剥離部42となっているため、図2(b)に示すように、ラベル11の台紙シート20からの不用意な剥離が難剥離部42で止まり、ラベル11が台紙シート20から剥離してしまうことが回避される。
このように、ラベル11が分離可能に区画形成されたラベルシート10が接着層30によって台紙シート20に貼着された構成において、台紙シート20のラベルシート10との貼着面のうちラベル11に対向する領域に積層された剥離層40に、ドット状に部分抜きされた剥離層非形成部41が複数設けられているため、ラベル11がラベルシート10から分離して台紙シート20から剥離可能な構成において、ラベル11を台紙シート20から不用意に剥離しにくくすることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明のラベルユニットの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は台紙シート120のラベルシート110との貼着面の構成を示す図、(d)は裏面図である。
本形態は図3に示すように、帯状のラベルシート110と台紙シート120とが接着されてなる手荷物タグ101である。
ラベルシート110は、PET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)等のフィルムからなるシートの表面に公知の感熱剤が塗布されてなる、いわゆるフィルムサーマルと呼ばれる1層構造の基材から構成されている。ラベルシート110は、裏面の全面に粘着剤が塗布されることで接着層130が積層されており、長手方向の一方の端部近傍に、ラベル部となる3つのラベル片111a〜111cを有している。ラベル片111a〜111cは、それぞれ長方形の形状を有し、ラベルシート110の長手方向に並んで、ラベルシート110の表裏を貫通してなるミシン目112によってラベルシート110から分離可能に区画形成されている。
台紙シート120は、ラベルシート110との貼着面のうちラベル片111a〜111cに対向する領域に、剥離剤がパターン塗布されることで剥離層140が積層されている。剥離層140は、ラベル片111a〜111cに対向する領域に積層されていればよいが、ラベル片111a〜111cのミシン目112との位置合わせの関係で、実際には、ラベル片111a〜111cに対向する領域よりも若干広めの領域に積層されることが好ましい。このように、剥離層140が、剥離剤がパターン塗布されることで台紙シート120に積層されているため、台紙シート120のラベル片111a〜111cに対向する領域には、剥離層140が部分抜きされたドット状の剥離層非形成部141が複数存在している。すなわち、剥離層140は、台紙シート120のラベル片111a〜111cに対向する領域の全面に積層されているものの、剥離層140がドット状に部分抜きされた剥離層非形成部41が複数設けられていることになる。
台紙シート120のラベルシート110との貼着面とは反対側の面には、例えば、水性エマルジョン等からなる感圧接着剤が塗工されることで第2の接着層となる感圧接着層131が積層されている。感圧接着層131は、台紙シート120の長手方向における両端部からそれぞれ1/3程度の範囲内となる上流側領域121a及び下流側領域121cにおいては、台紙シート120のラベルシート110との接着面とは反対側の面の全面に積層され、また、上流側領域121aと下流側領域211cとに挟まれた中間領域121bにおいては、台紙シート120のラベルシート110との貼着面とは反対側の面のうち、台紙シート120の長手方向に延びる2つの端辺に沿う領域のみに積層されている。そのため、中間領域121bにおいては、台紙シート120の長手方向に延びる2つの端辺に沿う領域を除く部分が、感圧接着層131が積層されていない非接着領域123となっている。これにより、台紙シート120の長手方向については、上流側領域121a、中間領域121b及び下流側領域121cのいずれにおいても、その少なくとも一部にて連続して感圧接着層131が存在していることとなる。また、台紙シート120の感圧接着層131が積層された面には、長手方向における下流側領域121c側の端部に、台紙シート120の短手方向の中央部から一定の幅でカット指示マーク124が施されている。なお、カット指示マーク124は、ラベルシート110及び台紙シート120を部分的に切り抜いて孔開け処理によって施してもよいし、孔ではなく、台紙シート120に印刷等によって施してもよい。さらに、台紙シート120の感圧接着層131が積層された面には、手荷物タグ101の使用方法等を示す印字情報125が印字されているが、台紙シート120の短手方向中央部分には一定の幅を有する特定印字領域122が設けられており、この特定印字領域122には印字情報125は印字されていない。なお、カット指示マーク124及び印字情報125は、感圧接着層131が積層される前に印刷あるいは印字されてもよいし、感圧接着層131が積層された後に印刷あるいは印字されてもよい。
このように構成されたラベルシート110と台紙シート120とが、ラベルシート110の接着層130が積層された面と、台紙シート120の剥離層140が積層された面とが対向するように積層され、ラベルシート110と台紙シート120とが接着層130及び剥離層140によって剥離可能に貼着されている。その際、台紙シート120のラベルシート110との貼着面には複数の剥離層非形成部141が存在するが、この剥離層非形成部141においては、剥離層140が積層されずに部分抜きされていることにより、ラベルシート110と台紙シート120とが、剥離層140を介さずに接着層130のみによって貼着されていることで剥離が容易ではない難剥離部142となっている。
以下に、上記のように構成された手荷物タグ101の使用方法及びその際の作用効果について説明する。
図4は、図3に示した手荷物タグ101を発行する工程を示す図であり、(a)は手荷物タグ101が長手方向に複数連接した状態を示す図、(b)は工程を示す図である。
図3に示した手荷物タグ101は、図4(a)に示すように長手方向に複数連接した状態でラベルシート110に情報が印字されることとなる。そのため、複数連接した手荷物タグ101は、図4(b)に示すように、長手方向にロール状に巻き取られてライナーレスロールとなるロール状タグ101aとなっており、互いに対向する一対の搬送ローラ2a,2bの回転によって引き出され、印字部3にてラベルシート110に情報が印字された後、カット部4にて単片状の手荷物タグ101に断裁されて発行されることとなる。その際、引き出された手荷物タグ101の一方の面には、感圧接着層131が積層されているものの、感圧接着層131は、上述したように水性エマルジョン等からなるものであり、塗工された面どうしを接着するものであるため、感圧接着層131が塗工された面に手等が接触した場合でも、感圧接着層131による感圧接着剤が手等に付着してしまうことがない。
ここで、複数連続した手荷物タグ101をロール状に巻き取られた状態から引き出す際の作用について説明する。
図5は、図3に示した手荷物タグ101をロール状に巻き取られた状態から引き出す際の作用を説明するための部分断面図である。
図3に示した手荷物タグ101の台紙シート120に積層された感圧接着層131は、感圧接着層131が積層された面どうし、すなわち台紙シート120どうしを貼着するものであるが、図4(b)に示したように手荷物タグ101がロール状に巻き取られてロール状タグ101aとなった状態においては、その巻き取りによる圧力によって、手荷物タグ101の台紙シート120には、1周分内周の手荷物タグ101のラベルシート110に対しても弱い粘着力をもって密着された状態となっている。
そのため、上述したようにロール状タグ101aとなった状態から引き出すと、図5(a)に示すように、ラベルシート110のうち剥離層140に対向する領域が感圧接着層131のブロッキングによって台紙シート120から剥離して持ち上がり、それにより、ミシン目112が破断した場合、ラベル片111a〜111cがラベルシート110から分離して台紙シート120から不用意に剥離してしまう。
ところが、ラベル片111a〜111cと台紙シート120とが接着層130及び剥離層140によって剥離可能に貼着されているものの、台紙シート120のラベル片111a〜111cに対向する領域には、剥離層140が部分抜きされた複数の剥離層非形成部141が存在しており、この剥離層非形成部141においては、ラベル片111a〜111cと台紙シート120とが剥離層140を介さずに接着層130のみによって貼着されることでラベルシート110と台紙シート120との剥離力が重くなる難剥離部142となっているため、図5(b)に示すように、ラベル片111a〜111cが台紙シート120からの不用意な剥離が難剥離部142で止まる。
それにより、図5(c)に示すように、ミシン目112が破断することがなく、ラベル片111a〜111cがラベルシート110から分離して台紙シート120から不用意に剥離してしまうことが回避される。
図6は、図3に示した手荷物タグ101の使用方法を説明するための図であり、(a)はラベル片111a〜111cが分離された状態を示す図、(b)は手荷物タグ101が手荷物に取り付けられた状態を示す断面図である。図7は、図3に示した手荷物タグ101が手荷物5に取り付けられた状態を示す外観斜視図である。
上述したようにして手荷物タグ101が発行されると、図6(a)に示すように、ラベル片111a〜111cが、それぞれラベルシート110から分離されて台紙シート120から剥離される。ラベル片111a〜111cは、ミシン目112によってラベルシート110から分離可能に区画形成されているため、ミシン目112を破断することで、ラベルシート110から分離することができる。また、ラベルシート110と台紙シート120とは、接着層130によって貼着されているものの、台紙シート120のラベルシート110との貼着面のうちラベル片111a〜111cに対向する領域に剥離層140が積層されているため、ラベル片111a〜111cを、接着層130のラベル片111a〜111cに対向する領域とともに台紙シート120から剥離することができる。この際、ラベル片111a〜111cに対向する領域には剥離層140が部分抜きされた剥離層非形成部141が存在し、この剥離層非形成部141においては、ラベル片111a〜111cと台紙シート120とが接着層130のみによって貼着された難剥離部142となっているが、剥離層非形成部141はドット状の形状のものであるため、人間の手によれば、ラベル片111a〜111cを台紙シート120から剥離することができる。また、剥離層140は、台紙シート120のラベルシート110との貼着面のうちラベル片111a〜111cに対向する領域にしか積層されていないため、ラベルシート110のラベル片111a〜111c以外の領域は、接着層130のみによって台紙シート120に剥離困難に貼着されていることとなる。なお、剥離困難とは、ラベルシート110と台紙シート120とを人間の手によって剥離した場合に、ラベルシート110や台紙シート120自体が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に強接着されていることである。そのため、ラベルシート110のラベル片111a〜111c以外の領域を台紙シート120から剥離することは困難であり、ラベルシート110のラベル片111a〜111c以外の領域を誤って台紙シート120から剥離してしまうことが回避される。
ラベルシート110から分離して台紙シート120から剥離されたラベル片111a〜111cは、裏面に接着層130が積層された状態となっているため、この接着層130によって他の被着体に貼付することができる。
その後、図6(b)及び図7に示すように、台紙シート120の感圧接着層131が積層された面が内側となるように手荷物タグ101が手荷物5の取っ手5aに巻き掛けられ、台紙シート120の感圧接着層131が塗工された面どうしが貼着される。
感圧接着層131は、上述したように、感圧接着層131が積層された面どうしを貼着するものであるため、貼着後に人間の手によって剥離した場合に基材自体が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に台紙シート120どうしを貼着することができる。このように、手荷物5に取り付けられる手荷物タグ101が、一方の面に接着層130が積層されたラベルシート110と、接着層130によってラベルシート110に貼着され、ラベルシート110との貼着面とは反対側の面に感圧接着層131が積層された台紙シート120とを有する構成であることにより、剥離紙を用いずに運用することができる。
この際、手荷物タグ101が手荷物5の取っ手5aに巻き掛けられることで互いに対向することとなる手荷物タグ101の長手方向中央部を介した両側の領域は、全くずれることなく重なり合うのではなく、実際には、図7に示すように、若干ずれて重なり合う場合が多い。そのため、図3(d)に示した上流側領域121a及び下流側領域121cは、台紙シート120の全面に感圧接着層131が積層されていることから、対向した台紙シート120が互いに接着されることとなるが、中間領域121bにおいては、台紙シート120の長手方向に延びる2つの端辺に沿う領域のみに感圧接着層131が積層されているため、感圧接着層131どうしが対向する面積が狭くなり、それにより、ほとんど接着されないものとなって手荷物5の取っ手5aとの間に空間が生じることとなる。
このように、手荷物タグ101を手荷物5の取っ手5aに巻き掛けて対向する領域を互いに貼着した際、手荷物5の取っ手5aとの間に空間を生じさせることで、使用後に取っ手5aから手荷物タグ101を容易に取り除くことができる。また、このような空間が生じるとともに、手荷物タグ101の取っ手5aに当接する部分においては手荷物タグ101の長手方向に沿う領域のみに感圧接着層131が積層されていることにより、手荷物5の取っ手5aに感圧接着剤が付着しにくくなる。
なお、本形態においては、第2の接着層として感圧接着層131を例に挙げて説明したが、第2の接着層として、感圧接着剤以外の接着剤による接着層を用いても、上述したような感圧接着剤特有の効果を得ることはできないものの、ラベル片111a〜111cを台紙シート120から不用意に剥離しにくくすることができ、また、台紙シート120を第2の接着層を用いて被着体に貼付したり、台紙シート120の異なる領域どうしを第2の接着層を用いて貼着したりすることができ、その際、台紙シートの第2の接着層が積層された面に剥離紙を貼着しておく必要がないという、本願発明の効果を得ることができる。
また、上述した2つの実施の形態においては、剥離層非形成部41,141としてドット状のものを例に挙げて説明したが、島状のものであれば、ドット状に限らず矩形状や任意の形状のものであってもよい。ただし、ドット状のように角部がないものであれば、ラベル11やラベル片111a〜111cを剥離する際、あらゆる方向から剥離しても、いわゆる紙破れを生じさせることなく綺麗に剥離することができる。なお、島状とは、凸状となっていることを意味するのではなく、剥離層40,140が部分抜きされた領域が、離れ小島のようになった形状を言う。
また、剥離層非形成部41,141として、島状のものではなく、ストライプ状や格子状等のものも考えられる。
1 ラベルユニット
2a,2b 搬送ローラ
3 印字部
4 カット部
5 手荷物
5a 取っ手
10,110 ラベルシート
11 ラベル
12 スリット
20,120 台紙シート
30,130 接着層
40,140 剥離層
41,141 剥離層非形成部
42,142 難剥離部
101 手荷物タグ
101a ロール状タグ
111a〜111c ラベル片
112 ミシン目
121a 上流側領域
121b 中間領域
121c 下流側領域
122 特定印字領域
123 非接着領域
124 カット指示マーク
125 印字情報
131 感圧接着層

Claims (2)

  1. 一方の面に第1の接着層が積層され、ラベル部が分離可能に区画形成されてなるラベルシートと、
    前記第1の接着層によって前記ラベルシートに貼着された台紙シートとを有し、
    前記台紙シートは、前記ラベルシートとの貼着面のうち少なくとも前記ラベル部に対向する領域の全面に剥離層が積層され、
    前記剥離層には、当該剥離層が島状に部分抜きされた剥離層非形成部が複数設けられている、ラベルユニット。
  2. 請求項1に記載のラベルユニットが一方向に複数連接してロール状に巻き取られてなるライナーレスロールであって、
    前記台紙シートは、前記ラベルシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層されている、ライナーレスロール。
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