JP2017219752A - ラベル - Google Patents

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Kazutomi Shigemi
一臣 重見
香 江▲崎▼
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香 江▲崎▼
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Abstract

【課題】2枚のシートが剥離可能に接着されたライナーレス形態のラベルにおいて、ロール状に巻き取られた状態から引き出される際に2枚のシートが不用意に剥離することを回避する。
【解決手段】配達票12と下シート20とがその全面にて剥離可能に擬似接着され、下シート20の配達票12との接着面とは反対側の面に、水分で活性化する再湿糊層50が積層されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、2枚のシートが剥離可能に接着されたライナーレス形態のラベルに関し、特に、ロール状に巻き取られた状態から引き出される際に2枚のシートが不用意に剥離してしまうことを回避する技術ラベルに関する。
従来、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字された配送ラベルが用いられ、配送情報が印字された配送ラベルが配送物に貼付され、配送ラベルに印字された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。
このような配送ラベルとしては、配送物が配送先に配送された後に配送業者が持ち帰る配達票が分離可能に区画形成されているものが用いられている。この配送ラベルを用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が配送ラベルから分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理されることになる。
上述したように配達票を配送ラベルから分離して持ち帰るために、配送ラベルを2枚のシートが重ね合わせて接着された構成とし、そのうち、配達票となる領域のみについて2枚のシートが剥離可能となったものが一般的に用いられている。
図8は、従来の配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本例における配送ラベルは図8に示すように、上シート210と下シート220とが重ね合わされて接着され、下シート220の上シート210との接着面とは反対側の面に剥離紙260が剥離可能に接着されて構成されている。
上シート210は、貼付票211と配達票212とがスリット213を介して分離可能に連接して構成されている。貼付票211及び配達票212のそれぞれには、この配送ラベル201が貼付される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域211a,212aが設けられており、配達票212にはさらに、配送物が配送先に届けられた際に受領印を押下するための押印領域212bが設けられている。上シート210の貼付票211となる領域においては、下シート220との接着面に強接着層240が積層されており、それにより、貼付票211と下シート220とが強接着されている。また、上シート210の配達票212となる領域においては、下シート220との接着面に擬似接着層230が積層されており、それにより、配達票212と下シート220とが剥離可能に接着されている。また、上シート210の配達票212となる領域においては、スリット213に沿う角部が三角形に切り欠かれることでコーナーカット部214が設けられている。
下シート220は、上シート210との接着面とは反対側の面の全面に強接着層250が積層されており、この強接着層250を介して剥離紙260が剥離可能に接着されている。
上記のように構成された配送ラベル201においては、剥離紙260を剥離することで強接着層250を表出させ、表出した強接着層250によって配送物に貼付することになる。そして、配送物が配送先に届けられた後、押印領域212bに受領印が押下され、配達票212が下シート220から剥離されることで配送ラベル201から分離されて配送業者によって持ち帰られることになる。
このように、配送物に貼付される下シート220に上シート210が接着された構成とした上で、上シート210のうち配達票212となる領域を下シート220から剥離可能なものとしておくことにより、配送物に貼付された配送ラベル201から配達票212のみを分離することができるようになる。
近年、上述したようなラベルをロール状に巻き取って保管する構成とすることにより、使用時に剥離紙によるごみを発生させなくすることができるライナーレス形態のラベルが考えられている(例えば、特許文献1,2参照)。このライナーレス形態のラベルにおいては、2枚のシート基材が剥離可能に接着されて構成され、一方の表面に接着層が積層されるとともに、他方の表面に剥離層が積層され、それにより、ロール状に巻き取られた状態においては、配送ラベルがその1周内側の領域に剥離可能に接着されているものとなり、ロール状から引き出して接着層によって配送物等に貼付することができる。
特開2014−174522号公報 特開2014−174523号公報
しかしながら、上述したようなライナーレス形態のラベルにおいては、ロール状に巻き取られた状態ではラベル同士が接着層及び剥離層によって剥離可能に接着されているとともに、ラベルを構成する2枚のシートも剥離可能に接着されているため、ロール状から引き出される際に、引き出そうとするラベルとその1周内側の領域が剥離せずに、2枚のシートが剥離してしまう虞がある。特に、2枚のシートがその一部にて剥離可能に接着されている場合、2枚のシートが剥離してしまう可能性が高くなる。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、2枚のシートが剥離可能に接着されたライナーレス形態のラベルにおいて、ロール状に巻き取られた状態から引き出される際に2枚のシートが不用意に剥離することを回避することができる、ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
互いに剥離可能に擬似接着された第1及び第2のシートと、
前記第2のシートの前記第1のシートとの接着面とは反対側の面に積層され、水分で活性化する再湿糊層とを有し、
前記第2のシートは、その全面にて前記第1のシートと剥離可能に擬似接着されている。
上記のように構成された本発明においては、被着体に貼付するための接着層として、水分で活性化する再湿糊層を用いることで、ロール状に巻き取って保管する場合であっても、ラベルがその1周内側の領域と接着されておらず、それにより、ロール状から引き出される際、剥離可能に接着された第1のシートと第2のシートとが不用意に剥離してしまうことが回避される。また、第1のシートと第2のシートとがその全面にて剥離可能に擬似接着されていることによっても、第1のシートと第2のシートとが不用意に剥離してしまうことが回避される。
また、再湿糊層は、第2のシートの第1のシートとの接着面とは反対側の面に積層されているが、第2のシートが耐水性を有する材料から構成されていることで、再湿糊層を活性化するために第2のシートの再湿糊層が積層された面に水分が付与された場合であっても、その水分が第2のシートを介して第1のシートとの接着面まで浸透しにくくなり、それにより、第1のシートと第2のシートとの間における擬似接着機能に水分による悪影響が生じて第1のシートと第2のシートとを必要時にきれいに剥離することができなくなってしまうことが回避される。
また、第2のシートとして、紙基材の少なくとも一方の面に、樹脂材料からなるコート層が積層されてなるものが考えられる。
本発明によれば、第1のシートと第2のシートとがその全面にて剥離可能に擬似接着されており、かつ、水分で活性化する再湿糊層が、被着体に貼付するための接着層として第2のシートの第1のシートとの接着面とは反対側の面に積層されているため、ロール状に巻き取られた状態から引き出される際に剥離可能に擬似接着された2枚のシートが不用意に剥離することを回避できる。
また、第2のシートが耐水性を有する材料から構成されているものにおいては、再湿糊層を活性化するために第2のシートの再湿糊層が積層された面に水分が付与された場合であっても、その水分が第1のシートと第2のシートとの擬似接着面まで浸透しにくくなり、必要時に2枚のシートをきれいに剥離することができる。
本発明のラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した配送ラベルを保管状態から使用可能な状態とするまでの工程を説明するための図である。 図1に示した配送ラベルに水分が吹き付けられた際の作用を説明するための図である。 図1に示した配送ラベルを配送物に貼付した後の使用方法を説明するための図である。 本発明のラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した配送ラベルに水分が吹き付けられた際の作用を説明するための図である。 図5に示した配送ラベルを配送物に貼付した後に貼付票を分離していく際の状態を示す図である。 従来の配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、上シート10と下シート20とが重ね合わされて接着されてなるライナーレス形態の配送ラベル1である。
上シート10は、インクジェット印字や記入が可能な紙または感熱紙等からなり、貼付票11と配達票12とがスリット13を介して分離可能に連接して構成されている。貼付票11及び配達票12のそれぞれには、この配送ラベル1が貼付される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域11a,12aが設けられており、配達票12にはさらに、配送物が配送先に届けられた際に受領印を押下するための押印領域12bが設けられている。上シート10の貼付票11となる領域においては、下シート20との接着面の全面に強接着層40が積層されており、それにより、貼付票11と下シート20とが剥離困難に接着されている。なお、剥離困難とは、人間の手によって基材を剥離した場合に、上シート10や下シート20自体が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に強接着されていることである。また、上シート10の配達票12となる領域においては、下シート20との接着面の全面に擬似接着層230が積層されており、それにより、配達票12と下シート20とが剥離可能に擬似接着されている。また、上シート10の配達票12となる領域においては、スリット13に沿う角部が三角形に切り欠かれることでコーナーカット部14が設けられている。
下シート20は、紙基材21の一方の面に、アクリル系ニス等の樹脂材料からなるコート層22が積層されて構成されており、それにより、耐水性を有する材料から構成されている。下シート20は、コート層22側の面が上シート10と接着されており、紙基材21のコート層22とは反対側の面の全面には、PVA(polyvinyl alcohol)系接着剤等からなる再湿糊が塗工されることで再湿糊層50が積層されている。
上記のように構成された配送ラベル1においては、上シート10のうち配達票12となる領域が本発明の第1のシートとなり、下シート20のうち配達票12が剥離可能に接着された領域が本発明における第2のシートとなり、上シート10の配達票12となる領域と、下シート20及び再湿糊層50の配達票12に対向する領域と、擬似接着層30とから、本発明のラベルが構成されている。
本形態における配送ラベル1は、擬似接着層30及び強接着層40を介して上シート10と下シート20とを接着するとともに、下シート20の上シート10との接着面とは反対側の面に再湿糊層50を積層することで製造される。この際、擬似接着層30や強接着層40を構成する接着剤が乾燥していない状態においては、接着剤に含まれる水分が下シート20を介して再湿糊層50まで浸透してしまうと、再湿糊層50の接着機能に悪影響が生じてしまう。また、再湿糊層50を構成する再湿糊が乾燥していない状態においては、再湿糊に含まれる水分が下シート20を介して擬似接着層30まで浸透してしまうと、擬似接着層30の擬似接着機能に悪影響が生じてしまう。
ところが、本形態の配送ラベル1においては、下シート20が、紙基材21にコート層22が積層されて構成されているため、配送ラベル1の製造時において、擬似接着層30や強接着層40を構成する接着剤に含まれる水分が下シート20を介して再湿糊層50まで浸透したり、再湿糊層50を構成する再湿糊に含まれる水分が下シート20を介して擬似接着層30まで浸透したりすることが回避されることになる。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用形態について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル1を保管状態から使用可能な状態とするまでの工程を説明するための図である。
図1に示した配送ラベル1は図2(a)に示すように、連続状となってロール1aとして巻き取られて保管されており、使用時に引き出されていく。その際、配送ラベル1は被着体となる配送物に貼付するための接着層として再湿糊層50が用いられており、ロール1aとして巻き取られた状態においては、水分によって再湿糊層50が活性化されていないため、配送ラベル1がその1周内側の領域と接着されていない。そのため、配送ラベル1が引き出されていく際、剥離可能に擬似接着された配達票12と下シート20とが不用意に剥離してしまうことが回避される。また、剥離可能に接着された配達票12と下シート20とが、その全面にて擬似接着層30によって剥離可能に擬似接着されていることによっても、配達票12と下シート20とが不用意に剥離してしまうことが回避される。
ロール1aから引き出された配送ラベル1は、図2(b)に示すように、断裁刃2によって図1に示した単片状に断裁される。
そして、単片状に断裁された配送ラベル1の再湿糊層50が積層された面側から、図2(c)に示すように、霧吹き器3によって水分3aが吹き付けられる。配送ラベル1の再湿糊層50が積層された面側から水分3aが吹き付けられると、再湿糊層50が活性化し、配送ラベル1が再湿糊層50によって配送物に貼付可能な状態となる。
図3は、図1に示した配送ラベル1に水分が吹き付けられた際の作用を説明するための図であり、配達票12側の断面図を示す。
配送ラベル1の再湿糊層50が積層された面側から水分3aが吹き付けられると、図3に示すように、吹き付けられた水分3aが紙基材21側から浸透していく。そのため、紙基材21に浸透した水分3aが擬似接着層30まで浸透した場合、擬似接着層30の擬似接着機能に悪影響が生じ、その後、上シート10の配達票12となる領域と下シート20とが剥離できなくなってしまう場合がある。ところが、紙基材21の上シート10との接着面側にはコート層22が積層されているため、紙基材21を浸透した水分3aがコート層22から上シート10側には浸透しにくくなり、それにより、擬似接着層30の擬似接着機能に水分3aによる悪影響が生じることを回避できる。
図4は、図1に示した配送ラベル1を配送物に貼付した後の使用方法を説明するための図である。
上記のように配送ラベル1の再湿糊層50が積層された面側から水分3aが吹き付けられることにより再湿糊層50が活性化した後、図4(a)に示すように、活性化した再湿糊層50を用いて配送ラベル1を配送物4に貼付する。
配送ラベル1が貼付された配送物4は、配送情報表示領域11a,12aに記入あるいは印字された配送情報11c,12cに従って配送先に配送されていく。
配送物4が配送先に届けられ、図4(b)に示すように、配達票12の押印領域12bに受領印12dが押下された後、コーナーカット部14を摘み代とすることで配達票12が下シート20から剥離されていく。配達票12は擬似接着層30によって下シート20と剥離可能に擬似接着されており、また、配達票12と貼付票11とはスリット13を介して分離可能に連接しているため、配達票12のみを貼付票11から分離して下シート20から剥離することができる。この際、上述したように、配送ラベル1の再湿糊層50が積層された面側から水分3aが吹き付けられたものの、擬似接着層30の擬似接着機能に水分3aによる悪影響が生じることが回避されているため、図4(c)に示すように、配達票12と下シート20とをきれいに剥離することができる。
このようにして配送ラベル1から分離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られ、配送物4が配送先に届けられた旨が管理されることになる。
上述したように本形態においては、下シート20と接着された上シート10のうち配達票12となる領域が擬似接着層30によって下シート20と剥離可能に擬似接着された構成において、配送物4に貼付するための接着層として再湿度糊層50を用いることにより、連続状となってロールとして巻き取られて保管しておく場合であっても、配送ラベル1がその1周内側の領域と接着されていないことで、配送ラベル1が引き出されていく際、剥離可能に擬似接着された配達票12と下シート20とが不用意に剥離してしまうことが回避される。また、剥離可能に擬似接着された配達票12と下シート20とが、その全面にて擬似接着層30によって剥離可能に接着されていることによっても、配達票12と下シート20とが不用意に剥離してしまうことが回避される。さらに、配送物4に貼付する際に再湿糊層50を活性化するために下シート20側から水分が付与されるものの、下シート20が紙基材21にコート層22が積層された耐水性を有する材料から構成されるものであるため、擬似接着層30の擬似接着機能に水分による悪影響が生じることが回避されており、配達票12と下シート20とをきれいに剥離することができる。
なお、本形態は、紙基材21の上シート10との接着面側にコート層22が積層されているが、コート層22は、紙基材21の再湿糊層50側に積層されていてもよいし、紙基材21の両面に積層されていてもよい。
また、下シート20の上シート10との接着面に剥離層を積層することで配達票12のみならず貼付票11も下シート20から剥離可能とし、貼付票11を下シート20から剥離した後に強接着層40によって貼付可能なものとしてもよい。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明のラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図5に示すように、第1の実施の形態にて示した配送ラベル1に対して、第1のシートとなる上シート110に、第2のシートとなるフィルム層120が剥離可能に接着され、フィルム層120の上シート110との接着面とは反対側の面に再湿糊層150が積層されている点が異なる配送ラベル101である。
フィルム層120は、上シート110の裏面に、例えばポリプロピレンやオレフィン等を用いた押し出しラミネートによって形成されており、それにより、耐水性を有する材料から構成されている。
また、上シート110の配達票112となる領域に第1の実施の形態に示したものと同様にコーナーカット部114aが設けられているとともに、上シート110の貼付票111となる領域にも、配達票112とは反対側の端辺に沿う角部が三角形に切り欠かれることでコーナーカット部114bが設けられている。
上記のように構成された配送ラベル101においても、被着体となる配送物に貼付するための接着層として再湿糊層150が用いられているため、ロール状に巻き取られた状態においては、再湿糊層150が水分によって活性化されていないことにより、配送ラベル101がその1周内側の領域と接着されていない。そのため、配送ラベル101が引き出されていく際、剥離可能に擬似接着された上シート110とフィルム層120とが不用意に剥離してしまうことが回避される。また、上シート110とフィルム層120とが、その全面にて剥離可能に擬似接着されていることによっても、上シート110とフィルム層120とが不用意に剥離してしまうことが回避される。
そして、ロール状から引き出されて単片状に断裁された後、配送ラベル101の再湿糊層150が積層された面側から水分が吹き付けられることで、再湿糊層150が活性化し、配送ラベル101が再湿糊層150によって配送物に貼付可能な状態となる。
図6は、図5に示した配送ラベル101に水分が吹き付けられた際の作用を説明するための図であり、一部の断面図を示す。
配送ラベル101の再湿糊層150が積層された面側から水分103aが吹き付けられると、図6に示すように、再湿糊層150がフィルム層120に積層されていることから、吹き付けられた水分103aはフィルム層120から上シート110側には浸透しにくくなり、それにより、フィルム層120の上シート110との接着面における擬似接着機能に水分103aによる悪影響が生じることが回避される。
上記のように再湿糊層150が積層された面側から水分103aが吹き付けられることにより再湿糊層150が活性化した配送ラベル101は、第1の実施の形態にて示したものと同様に、活性化した再湿糊層150を用いて配送物に貼付される。
そして、配送物が配送先に届けられ、配達票112の押印領域112bに受領印が押下された後、コーナーカット部114aを摘み代とすることで配達票112がフィルム層120から剥離されていく。配達票112はフィルム層120と剥離可能に擬似接着されており、また、配達票112と貼付票111とはスリット113を介して分離可能に連接しているため、配達票112のみを貼付票111から分離してフィルム層120から剥離することができる。この際、上述したように、配送ラベル101の再湿糊層150が積層された面側から水分103aが吹き付けられたものの、フィルム層120の上シート110との接着面における擬似接着機能に水分103aによる悪影響が生じることが回避されているため、配達票111とフィルム層120とをきれいに剥離することができる。
本形態においては、配達票112のみならず貼付票111もフィルム層120に剥離可能に擬似接着されているため、上述したように配達票112を配送ラベル101から分離した後、貼付票111も配送ラベル101から分離することができる。
図7は、図5に示した配送ラベル101を配送物に貼付した後に貼付票111を分離していく際の状態を示す図である。
図7(a)に示すように配達票112が配送ラベル101から分離された後、図7(b)に示すように、コーナーカット部114bを摘み代とすることで貼付票111がフィルム層120から剥離されていく。配達票112はフィルム層120と剥離可能に擬似接着されているため、貼付票111をフィルム層120から剥離することができる。この際、上述したように、配送ラベル101の再湿糊層150が積層された面側から水分103aが吹き付けられたものの、フィルム層120の上シート110との接着面における擬似接着機能に水分103aによる悪影響が生じることが回避されているため、貼付票111とフィルム層120とをきれいに剥離することができる。
このように、配達票112のみならず貼付票111も配送ラベル101から分離することで、貼付票111の配送情報表示領域111aに印字または記入された配送情報111cの漏洩を回避することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ラベルを配送ラベル1,101に適用した例を挙げて説明したが、配送ラベル以外にも、長尺状にして、段ボール等の封緘用ラベルとしてもよい。また、その一部のみに、宛名情報を印刷する等してもよい。
1,101 配送ラベル
1a ロール
2 断裁刃
3 霧吹き器
3a,103a 水分
4,104 配送物
10,110 上シート
11,111 貼付票
11a,12a,111a,112a 配送情報表示領域
11c,12c,111c 配送情報
12,112 配達票
12b,112b 押印領域
12d 受領印
13,113 スリット
14,114a,114b コーナーカット部
20 下シート
21 紙基材
22 コート層
30 擬似接着層
40 強接着層
50,150 再湿糊層
120 フィルム層

Claims (3)

  1. 互いに剥離可能に擬似接着された第1及び第2のシートと、
    前記第2のシートの前記第1のシートとの接着面とは反対側の面に積層され、水分で活性化する再湿糊層とを有し、
    前記第2のシートは、その全面にて前記第1のシートと剥離可能に擬似接着されている、ラベル。
  2. 請求項1に記載のラベルにおいて、
    前記第2のシートは、耐水性を有する材料から構成されている、ラベル。
  3. 請求項2に記載のラベルにおいて、
    前記第2のシートは、紙基材の少なくとも一方の面に、樹脂材料からなるコート層が積層されてなる、ラベル。
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