JP7394459B2 - ラベル供給装置 - Google Patents

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Description

本発明はラベル材およびラベル供給装置に関する。
接着層を持つラベル材に所望の文字や図形等を印刷し、これを商品の容器などの被着体に貼り付けることが一般的に行われている。従来、このようなラベル材には、意図せずにラベル材が剥がれることを防止するために、粘着力が強い粘着性接着剤を用いた接着層(粘着層)が設けられている。
しかしながら、ラベル材を被着体に貼着した後で、ラベル材が不要になったとき、あるいは被着体を処分する際にラベル材を分別するときなど、被着体からラベル材を取り除きたい場合がある。このような場合に、粘着層を有するラベル材は被着体から取り除くことが容易ではなく、問題となっていた。
このような問題に対し、例えば特許文献1には、印刷が施された表面基材と、剥離層と、擬似接着層と、中間基材と、粘着層と、をこの順で有し、剥離層と疑似接着層の存在により表面基材を簡単に剥がすことができるラベル材が記載されている。また、特許文献2には、接着層に、紫外線の照射により重合することで粘着力が低下する粘着剤を使用したラベル材が記載されている。このラベル材は、紫外線を照射することにより剥がしとることができるものである。
特開2004-291293号公報 特開2017-134232号公報
しかしながら、特許文献1に記載のラベル材は、表面基材は容易に被着体から剥がすことができるが、一方で粘着層を含んだ層は被着体から剥がすことは難しいことから、ラベル材全体を容易に取り除くことができるとは言えず、上述の問題を解決するに至っていない。また、特許文献2に記載のラベル材では、剥がしとる際に紫外線照射を行うという煩雑さがあり、こちらもラベル材を容易に剥がしとることができるとは言えない。
また、上述の問題に加えて、粘着層を有するラベル材の場合は、剥がしとる際に、ラベル材の一部(例えば、粘着層)が被着体に残存してしまい、取り除くことが難しいという別の問題もある。ラベル材の一部が残存してしまうと、被着体の再利用が難しくなり、ごみとして処分されてしまう。被着体は再利用可能な資源ごみである場合が多いため、再利用されずに捨てられると、環境問題の観点から好ましくない。例えば、捨てられた資源ごみは、ごみ処理施設で焼却処分され、その結果、温室効果ガスのCOを排出し、地球温暖化の一因となっている。
そこで、本発明では、被着体から容易に取り除くことが可能であるラベル材および当該ラベル材の供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第一に本発明は、基材の表面に印刷面を有し、前記基材の裏面側に、保護層と、再湿型接着剤を含む接着層と、を前記裏面からこの順に有する、ラベル材を提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、基材と、接着層と、の間に保護層を有することにより、接着層から基材側へ水分が移ることを防ぎ、さらに保護層が接着層への離型性を有するため、被着体から基材および保護層を含む部分を容易に剥離させることが可能となる。また、再湿型接着剤を含む接着層を有することにより被着体に残存した接着層を容易に除去することも可能となるため、ラベル材全体を被着体から容易に取り除くことが可能となる。
上記発明(発明1)においては、基材が紙であってもよい(発明2)。
上記発明(発明1~2)においては、前記保護層がシリコンを含んでもよい(発明3)。
上記発明(発明1~3)においては、前記接着層が前記保護層上に部分的に存在していてもよい(発明4)。
上記発明(発明1~4)においては、前記再湿型接着剤が、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル樹脂、デキストリンから成る群より選ばれる1つ以上の接着剤を含んでもよい(発明5)。
第二に本発明は、基材の表面に印刷面を有し、前記基材の裏面側に、保護層と、再湿型接着剤を含む接着層と、を前記裏面からこの順に有するラベル材に、印刷を施す印刷手段と、印刷が施された前記ラベル材の前記接着層に水を付与する加水手段と、を有するラベル供給装置を提供する(発明6)。
上記発明(発明6)においては、前記加水手段により水が付与された前記ラベル材の前記接着層を半乾燥させる半乾燥手段を有してもよい(発明7)。
本発明のラベル材によれば、基材および保護層含む層を被着体から容易に剥離することができ、さらに被着体に残存した接着層を容易に除去できるため、ラベル材全体を被着体から容易に取り除くことが可能となる。また、本発明のラベル供給装置によれば、基材および保護層含む層を被着体から容易に剥離することができ、さらに被着体に残存した接着層を容易に除去できるため、被着体から容易に取り除くことが可能であるラベル材を供給することができる。
本発明の一実施形態に係るラベル材の断面図を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る補強層を含むラベル材の断面図を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る再湿型接着剤が存在する存在部分と、再湿型接着剤が存在しない非存在部分と、を有するラベル材の断面図を概略的に示す図(1)と、ラベル材を接着層側から見た、再湿型接着剤の存在部分と非存在部分のパターンの例を概略的に示す図(2)及び(3)である。 本発明の一実施形態に係るロール状のラベル材を用いたラベル供給装置10aを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るカード状のラベル材を用いたラベル供給装置10bを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るロール状の半ラベル材を用いたラベル供給装置10Aaを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るカード状の半ラベル材を用いたラベル供給装置10Abを概略的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を用いて詳細に説明する。ただし、この実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
〔ラベル材〕
(1)本発明の一実施形態に係るラベル材1は、基材2の表面に印刷面を有し、基材2の裏面側に、保護層3と、再湿型接着剤を含む接着層4と、を基材2の裏面からこの順に有するものである。図1は本発明の一実施形態に係るラベル材1の基本構成を示す図である。
(2)基材
本発明の一実施形態に係る基材2は、少なくとも一方の面に印刷を施すことが可能な印刷面を有している。基材2の材質としては、特に制限されず、紙や樹脂フィルム、樹脂系合成紙など、様々な材質を用いることができる。紙としては、例えば、クラフト紙、上質紙、上質紙の表面に顔料をコートしたアート紙及びコート紙、上質紙の表面に光沢のある顔料をコートしたグロス紙、紙に金属箔を貼り合わせたホイル紙、特殊紙、グラシン紙、感熱紙等を用いることができる。また、樹脂フィルム基材としては、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリスチレンフィルム、合成樹脂を主原料とした紙状フィルム、ABSフィルム、ポリプロピレンフィルム等を用いることができる。基材2としては、印刷の容易性や費用の観点から、紙を用いることが好ましい。
(3)保護層
本発明の一実施形態に係るラベル材1は、保護層3を有する。保護層3を有することにより、接着層4から基材2へ水分が移ることを防ぐことができる。図1に示すように、保護層3は、基材2の印刷面を表面とした場合の裏面側に位置する。さらに、保護層3からみて基材2とは反対側の面には接着層4が存在するが、保護層3は当該接着層4と隣接するように位置する。
また、保護層3は、接着層4に対する離型性を有し、離型層としても機能することができる。よって、保護層3を有することにより、基材2及び保護層3を含む層を容易に被着体17から剥がすことができる。この際、被着体17には接着層4の全部または一部が残存した状態となる。
保護層3の組成は、接着層4から基材2へ水分が移ることを防ぐことができ、かつ接着層4に対する離型性を有していれば特に制限されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソブチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アルコール可溶性ナイロン、ポリカーボネート、ポリアリレート、フェノール、ポリオキシメチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリホスファゼン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル、ポリパラバン酸、ポリアリルフェノール、フッ素樹脂、ポリ尿素、アイオノマー、シリコン、および、これらの混合物または共重合体等を含むことができ、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合してもよい。これらの中でも、保護層3は、耐久性や柔軟性を有するという観点から、シリコンを含むことが好ましい。
本発明の一形態に係る保護層3は、上記材料以外の他の成分をさらに含んでいてもよい。他の成分としては、特に制限されないが、例えば、潤滑材粒子等が挙げられる。潤滑材粒子としては、特に制限されないが、例えば、フッ素樹脂粒子、シリコン樹脂粒子、シリカ粒子等が挙げられる。
(4)接着層
本発明の一実施形態に係るラベル材1は、被着体17に接着するための接着性を有する接着層4を有する。接着層4は、図1に示すようにラベル材1の印刷面とは反対側の面に配置されており、保護層3と隣接している。
本発明の一実施形態に係る接着層4は、再湿型接着剤を含む。再湿型接着剤とは、乾燥させた状態では非接着性であり、水分の付与により接着性を発現する機能を持った接着剤を意味する。再湿型接着剤は水溶性の接着剤または水分散性の高分子を使用した接着剤であるため、基材2及び保護層3を含んだ層を剥がしとった後に、被着体17に残存した接着層4を水洗いすることで容易に除去することが可能である。
また、再湿型接着剤を含む本発明の一実施形態に係る接着層4は乾燥させた状態では非接着性であるため、常時粘着性を有する粘着剤を用いた粘着層に必須の剥離紙・剥離フィルムが不要であり、コストの削減やごみの削減という効果も期待できる。
再湿型接着剤としては、上記の再湿型接着剤としての機能を有していれば特に制限されないが、酸化でんぷん、エーテル化でんぷん等の各種でんぷん類、にかわ、アラビアゴム、トラガントゴム、デキストリン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル等のポリビニルエーテル類、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ビスコース等のセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、カゼイン、ゼラチン、アルギン酸ソーダ等が挙げられる。これらの中でも、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル樹脂、デキストリンから成る群より選ばれる1つ以上の接着剤を含むことが好ましく、加湿環境下における保存性、加熱活性化時の接着性の観点からポリビニルアルコールが特に好ましい。
接着層4には、例えば、アルミニウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、バリウム、チタン等の炭酸塩、酸化物、水酸化物、硫酸塩等、および天然シリカ、ゼオライト、カオリン、焼成カオリン等の粘土類を含む無機系顔料、澱粉、スチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、パラフィン、天然ワックス、合成ワックス等のブロッキング防止剤や、必要に応じて硬膜剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、pH調整剤、消泡剤等の各種添加剤を、再湿型接着剤の接着性を阻害しない範囲で加えることができる。
本発明の一実施形態に係る接着層4は、図3に示すように、接着能力が失われない範囲で、保護層3上に部分的に存在していてもよい。すなわち、接着層4は、再湿型接着剤が存在する存在部分4aと、前記再湿型接着剤が存在しない非存在部分4bと、を有していてもよい。また存在部分4aおよび非存在部分4bのパターンは、図3(2)に示すようにストライプ調であってもよいし、図3(3)に示すように市松模様調であってもよいし、その他にはドット調でもよく、様々なものを採用できる。非存在部分4bを設けることにより、ラベル材1に使用する再湿型接着剤の量を低減させることができ、コストを削減することができる。また、非存在部分4bを設けることで、ラベル材1を剥がしとりやすく、さらには水洗いで接着層4を除去する際にもより除去をしやすくなる。
(5)他の層
本発明の一実施形態に係るラベル材1は、本発明の効果が得られる範囲において、基材2、保護層3および接着層4以外の他の層をさらに有していてもよい。他の層としては、特に制限されないが、例えば、図2に示すような補強層5等が含まれる。
補強層5は、ラベル材1の強度を高めるための層である。補強層5は、例えば、ラベル材1における基材2と保護層3の間に配置されていてもよい。補強層5は、特に制限されないが、例えば、上記の基材2にて説明した材料で適宜構成することができ、その厚さは適宜設定することできる。
〔ラベル供給装置〕
(1)本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10は、基材2の表面に印刷面を有し、基材2の裏面側に、保護層3と、再湿型接着剤を含む接着層4と、を裏面からこの順に有するラベル材1に、印刷を施す印刷手段12と、印刷が施されたラベル材1の接着層4に水を付与する加水手段15と、を有するラベル供給装置10である。
(2)印刷手段
印刷手段12は、基材2の表面の印刷面に印刷を施す手段である。印刷の方法は、基材2やその印刷面の材質により適宜選択することができる。例えば、基材2が、熱を感知することで色が変わる感熱紙である場合は、サーマルプリンターを印刷手段12として採用できる。また、例えば、基材2が普通紙や再生紙である場合は、インクジェットプリンターやレーザープリンターを採用することができる。
(3)加水手段
加水手段15は、ラベル材1の接着層4に水を付与する手段である。接着層4に水を付与することにより再湿型接着剤の接着性を発現させることができる。加水手段15は、ラベル材1の接着層4に水を付与できれば特に制限されないが、例えば、スプレーで水を噴霧することで接着層4に水を付与する機構、水を含ませたスポンジに接着層4が触れることにより接着層4に水を付与する機構等を、ラベル材1の搬送経路に設けることで実現される。また、加水手段15において、接着層4に付与する水を予め加温しておいてもよい。このように加温した水を接着層4に付与することで、水を付与した接着層4の乾燥時間を短縮することができる。
(4)その他の手段
本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10は、裁断手段13、半乾燥手段16、貼付手段、操作手段等のその他の手段を有していてもよい。
(裁断手段)
裁断手段13とは、ラベル材1を所望の大きさに裁断する手段であり、裁断の方法は適宜選択することができる。裁断手段13は加水手段15の前に設けられていることが好ましい。加水手段15の前に裁断手段13が設けられることで、接着剤が裁断手段13の刃に付着することを防ぎ、それにより、刃の清掃の回数を減らすことができる。
(半乾燥手段)
半乾燥手段16とは、接着層4が含む水分を、接着層4の接着能力が失われない範囲で、適宜蒸発させる手段である。半乾燥手段16に用いられる乾燥の方法は、特に制限されないが、温風を接着面に送ることにより乾燥させる方法、ラベル材1の搬送経路中に電熱線を埋め込んでおき、その電熱線上をラベル材1が移動することでラベル材1を温めて乾燥させる方法等が挙げられる。接着層4を半乾燥させることにより、被着体17へラベル材1を容易に貼り付けることができ、さらにラベル材1を貼り付けた後にラベル材1の位置がずれることを防止することができる。なお、半乾燥手段16としての電熱線を、加水手段15において水を加温するための熱源として利用してもよい。
(貼付手段)
貼付手段とは、ラベル材1を被着体17に貼り付ける手段である。ラベル材1を貼り付ける方法は、特に制限されないが、例えば、ラベル材1の印刷面をチャック機構で吸い上げて貼付け機により被着体17に貼り付ける方法等が挙げられる。なお、ラベル材1を手で被着体17へ貼り付ける場合は、貼付手段を設けなくてもよい。
(操作手段)
操作手段とは、ラベル供給装置10の操作を行うための手段である。例えば、ラベルの供給の開始や終了、ラベル材1の印刷枚数、ラベル材1の大きさ、印刷する内容、ラベル材1を供給する速度、加水手段15によって供給される水の量、半乾燥手段16による乾燥時間や乾燥温度等、ラベル供給装置の種々の機能に関わる操作を、操作手段を用いて実施することができる。操作手段はラベル供給装置自体に備わっていてもよいし、携帯端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータなどの端末装置でもよい。
(5)次に本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10について図4および5を参照しながら説明する。なお、図4では、ロール状にされたラベル材1を用いた場合のラベル供給装置10aを記載し、図5では、カードのように1単位(1枚)ごとに分かれているラベル材1を用いた場合のラベル供給装置10bを記載しているが、これに限られるものではない。
図4のラベル供給装置10aは、ロール状のラベル材1を矢印の方向に巻きだし(巻き出し部11)、印刷手段12(プリンター)によりラベル材1の印刷面に所定の情報を印刷する。次に、ラベル供給装置10aは、印刷されたラベル材1を、裁断手段13(カッター刃)で一単位ごとに切断する。次に、切断された一単位ごとのラベル材1を、運搬手段14(ベルトコンベア)に乗せ、ラベル材1の接着層4に対して加水手段15(スプレー)により水を噴霧する。次に、水を付与した接着層4に対して半乾燥手段16(温風機)より温風を送ることで、接着層4を半乾燥させる。その後、ラベル材1を貼付手段(不図示、貼付け機)で被着体17へ貼り付ける。
図5のラベル供給装置10bは、まず、印刷手段12(プリンター)にセットされた1単位ごとに分かれているカード状のラベル材1を使用して印刷を行う。次に、ラベル供給装置10bは、印刷が終わったラベル材1を運搬手段14(ベルトコンベア)に乗せて、ラベル材1の接着層4に対して加水手段15(スプレー)により水を噴霧する。次に、水を付与した接着層4に対して半乾燥手段16(温風機)より温風を送ることで、接着層4を半乾燥させる。その後、ラベル材1を貼付手段(不図示、貼付け機)で被着体17へ貼り付ける。
〔ラベル供給装置の変形例〕
(1)本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10Aは、基材2の表面に印刷面を有し、基材2の裏面側に保護層3を有する半ラベル材1aに印刷を施す印刷手段12aと、印刷を施された半ラベル材1aの裏面側に再湿型接着剤を含む接着層4を形成しラベル材1Aとする接着層形成手段18と、を有する。ここで半ラベル材1aとは印刷を施すための基材2と、離型性を持つ保護層3と、を備えるものであり、該保護層3の基材2とは反対側の面に接着層4を形成することによりラベル材1Aとなる。
(2)印刷手段
印刷手段12aは、半ラベル材1aに印刷を施す以外は上述の印刷手段12と同様である。
(3)接着層形成手段
接着層形成手段18は、半ラベル材1aにおいて、保護層3の基材2とは反対側の面に接着層4を形成する手段である。接着層形成手段18により接着層4を形成された半ラベル材1aはラベル材1Aとなる。半ラベル材1aに接着層4を付着させる方法は、再湿型接着剤を含む接着層4を形成することができれば特に制限されないが、例えば、再湿型接着剤を含む水溶液をスプレーにより噴霧する方法、再湿型接着剤を塗布用ローラー等で塗布する方法等が挙げられる。
(4)その他の手段
本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10Aは、ラベル供給装置10と同様に、裁断手段13a、半乾燥手段16a、貼付手段、操作手段等を有していてもよい。ここで裁断手段13aとは、半ラベル材1aを裁断する以外は裁断手段13と同様である。また、ここで半乾燥手段16aとは、接着層形成手段18により形成された接着層4が含む水分を、接着層4の接着能力が失われない範囲で適宜蒸発させる以外は、上述した半乾燥手段16と同様である。
(5)次に本発明の一実施形態に係るラベル供給装置10Aについて図6および7を参照しながら説明する。なお、図6では、ロール状にされた半ラベル材1aを用いた場合のラベル供給装置10Aaを記載し、図7では、カードのように1単位(1枚)ごとに分かれている半ラベル材1aを用いた場合のラベル供給装置10Abを記載しているが、これに限られるものではない。
図6のラベル供給装置10Aaは、ロール状の半ラベル材1aを矢印の方向に巻きだし(巻き出し部11a)、印刷手段12a(プリンター)により、半ラベル材1aの印刷面に所定の情報を印刷する。次に、ラベル供給装置10Aaは、半ラベル材1aを裁断手段13a(カッター刃)で一単位ごとに切断する。次に、切断された一単位ごとの半ラベル材1aを運搬手段14a(ベルトコンベア)に乗せ、半ラベル材1aの印刷面とは逆側の面に再湿型接着剤の水溶液を接着層形成手段18(塗布用ローラー)を用いて塗布することで接着層4を形成する。次に、塗布された接着層4に対して半乾燥手段16a(温風機)で温風を送ることで、接着層4を半乾燥させる。その後、ラベル材1Aを貼付手段(不図示、貼付け機)で被着体17へ貼り付ける。
図7のラベル供給装置10Abは、まず、印刷手段12a(プリンター)にセットされた1単位ごとに分かれているカード状の半ラベル材1aを使用して印刷を行う。次に、ラベル供給装置10Abは印刷が終わった半ラベル材1aを運搬手段14a(ベルトコンベア)に乗せ、半ラベル材1aの印刷面とは逆側の面に接着層形成手段18(塗布用ローラー)を用いて再湿型接着剤の水溶液を塗布することで接着層4を形成する。次に、形成された接着層4に対して半乾燥手段16a(温風機)より温風を送ることで、接着層4を半乾燥させる。その後、ラベル材1Aを貼付手段(不図示、貼付け機)で被着体17へ貼り付ける。
本発明によれば、基材2及び保護層3を含む層を被着体17から容易に剥離することができ、さらに被着体17に残存した接着層4を容易に除去できるため、被着体17から容易に取り除くことが可能なラベル材1を提供することができる。また、本発明によれば、基材2及び保護層3を含む層を被着体17から容易に剥離することができ、さらに被着体17に残存した接着層4を容易に除去できるため、被着体17から容易に取り除くことが可能なラベル材1を供給するためのラベル供給装置10も提供することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図4~7では、ラベル材1および半ラベル材1aとしてロール状とカード状の形状のもの、印刷手段12及び12aとしてプリンター、裁断手段13及び13aとしてカッター刃、運搬手段14及び14aとしてベルトコンベア、加水手段15としてスプレー、半乾燥手段16及び16aとして温風機、接着層形成手段18として塗布用ローラーを例示的に示したが、これに限られるものではない。
1、1A…ラベル材
1a…半ラベル材
2…基材
3…保護層
4…接着層
4a…存在部分
4b…非存在部分
5…補強層
10a、10b、10Aa、10Ab…ラベル供給装置
11、11a…巻き出し部
12、12a…印刷手段
13、13a…裁断手段
14、14a…運搬手段
15…加水手段
16、16a…半乾燥手段
17…被着体
18…接着層形成手段

Claims (1)

  1. 基材の表面に印刷面を有し、前記基材の裏面側に、保護層と、再湿型接着剤を含む接着層と、を前記裏面からこの順に有するラベル材に、印刷を施す印刷手段と、
    印刷が施された前記ラベル材の前記接着層に水を付与する加水手段と、
    前記加水手段により水が付与された前記ラベル材の前記接着層を半乾燥させる半乾燥手段と、を有するラベル供給装置。
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