JP7086779B2 - 情報保護ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、情報が表示されるラベルに関し、特に、表示される情報の漏洩を回避する技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴い、個人情報の保護の重要性が高まっている。個人情報は個人を特定する情報であることから、漏洩した場合に悪用されてしまう可能性が高い。このような個人情報は、配送物が配送される際、配送物に貼着される配送ラベルに表示されて用いられる場合があるが、その場合、配送物から剥離した配送ラベルの廃棄とともに個人情報が漏洩する可能性が生じてしまう。
ここで、基材の一部に先端部がU字状の切り取り線を形成し、被着体に貼着された状態から、切り取り線の内側の領域を剥離部として基材から分離することで、基材の表面に表示された個人情報を破壊して読み取りにくくする構成を有する宛名ラベルが特許文献1に開示されている。この宛名ラベルを配送ラベルとして用いた場合、配送ラベルが貼着された配送物が配送先に届けられた後に、切り取り線の内側の領域を剥離部として基材から分離することで、配送ラベルが、配送物から剥離される部分と配送物に貼着されたままとなる部分とに分割される。それにより、個人情報が破壊されることになり、個人情報の漏洩を回避することができる。
特許第5935427号公報
上述したように、特許文献1に開示されたものは、配送物等の被着体に貼着された後に剥離した際、被着体から剥離される部分と、被着体に貼着されたままとなる部分との複数の領域に分割されるものである。そのため、被着体から剥離された状態においては被着体にはラベルの一部が貼着されたままとなっており、被着体からラベルを完全に除去するには、ラベルの貼着されたままとなっている部分を剥離しなければならず、そのための手間がかかってしまうという問題点がある。特に、被着体に貼着されたままとなっている部分が複数の領域に分離されている場合、分離された複数の領域を1つずつ被着体から剥離しなければならず、かなり煩雑な手間となってしまう。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、シート上に表示された情報を被着体に貼着された状態から手間をかけずに分断して情報の漏洩を回避できる情報保護ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報が表示される情報表示部が分離可能に区画形成された第1のシートと、
前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離シートとを有し、
前記第1のシートには、前記情報表示部を互いに交差することなく横切ることによって前記情報表示部を複数の領域に分離する複数の切り込み線が、当該第1のシートを貫通して形成され、
前記剥離シートは、前記情報表示部の外縁に沿う領域にて前記複数の領域を跨ぐように設けられ、当該剥離シートから分離可能に区画形成された第1の分離部を有する。
上記のように構成された本発明においては、被着体に貼着された第1のシートのうち情報表示部を第1のシートから分離して被着体から剥離する際、第1のシートには、情報表示部を互いに交差することなく横切ることによって情報表示部を複数の領域に分離する複数の切り込み線が第1のシートを貫通して形成されているものの、情報表示部の外縁に沿う領域には、第1のシートが被着体に貼着される前に第1のシートに剥離可能に貼着されていた剥離シートから分離した第1の分離部が、情報表示部の複数の領域を跨ぐように貼着されているため、この第1の分離部を剥離開始端部として情報表示部を複数の領域が一体となった状態で被着体から剥離することができる。その後、情報表示部に貼着された第1の分離部を情報表示部から剥離すると、情報表示部が複数の切り込み線によって複数の領域に分離されることになり、情報表示部に表示された情報が認識困難なものとなり、情報の漏洩が回避されることとなる。
このように、被着体に貼着された情報表示部を、剥離シートから分離した第1の分離部とともに被着体から剥離し、その後、情報表示部から第1の分離部を剥離するだけで、情報表示部が複数の領域に分離されることとなり、シート上に表示された情報を被着体に貼着された状態から手間をかけずに分断して情報の漏洩を回避できる。
また、第1のシートと剥離シートとの間に、第1のシートと擬似貼着されるとともに、剥離シートに剥離可能に貼着された第2のシートを有し、第2のシートが、第1の分離部に対向する領域に、第2のシートから分離可能に区画形成された第2の分離部を有するというように、シート基材が2層構造となったラベルとしてもよい。
また、複数の切り込み線が、情報表示部における情報の印字方向とは非平行な方向に延びていれば、複数の切り込み線の間隔が広かったり、情報表示部に表示される情報の文字の大きさが小さかったりした場合でも、情報表示部が切り込み線によって複数の領域に分離した際に、情報表示部に表示された情報が認識困難なものとなる。
また、剥離シートが、第1の分離部のうち情報表示部の外縁に対向する領域を含む一部の領域に貫通孔を有する構成とすれば、被着体に貼着された状態において、第1の分離部に対向する領域が被着体から不用意に剥離しにくくなる。
本発明によれば、情報が表示される情報表示部が分離可能に区画形成された第1のシートに、情報表示部を互いに交差することなく横切ることによって情報表示部を複数の領域に分離する複数の切り込み線が第1のシートを貫通して形成され、第1のシートの情報が表示される面とは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離シートが、情報表示部の外縁に沿う領域にて複数の領域を跨ぐように設けられ、剥離シートから分離可能に区画形成された第1の分離部を有する構成としたため、被着体に貼着された情報表示部を、剥離シートから分離した第1の分離部とともに被着体から剥離し、その後、情報表示部から第1の分離部を剥離するだけで、情報表示部が複数の領域に分離されることとなり、シート上に表示された情報を被着体に貼着された状態から手間をかけずに分断して情報の漏洩を回避できる。
また、複数の切り込み線が、情報表示部における情報の印字方向とは非平行な方向に延びているものにおいては、複数の切り込み線の間隔が広かったり、情報表示部に表示される情報の文字の大きさが小さかったりした場合でも、情報表示部が切り込み線によって複数の領域に分離した際に、情報表示部に表示された情報を認識困難なものとすることができる。
また、剥離シートが、第1の分離部のうち情報表示部の外縁に対向する領域を含む一部の領域に貫通孔を有するものにおいては、被着体に貼着された状態において、第1の分離部に対向する領域が被着体から不用意に剥離しにくくすることができる。
本発明の情報保護ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シートの構成を示す図である。 図1に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図であり、(a)は、配送物から分離された貼付票の状態を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は貼付票から分離部が分離された状態を示す図である。 本発明の情報保護ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シートの構成を示す図である。 図7に示した配送ラベルが配送物に貼着される際の効果を説明するための図である。 本発明の情報保護ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シートの構成を示す図である。 図9に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 図9に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図であり、(a)は、配送物から分離された貼付票の状態を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は貼付票から分離部が分離された状態を示す図である。 本発明の情報保護ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シートの構成を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報保護ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シート30の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、伝票シート10と中間シート20とが擬似接着層40によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート20の伝票シート10との貼着面とは反対側の面に粘着剤層50を介して剥離シート30が剥離可能に貼着された配送ラベル1である。
伝票シート10は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票11と貼付票12とがスリット14を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票11には、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄11aが設けられているとともに、配達票11を中間シート20から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク11bが貼付票12に隣接する1つの角部に表示されている。
貼付票12は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄12aが設けられているとともに、貼付票12を中間シート20から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク12bが、貼付票12の端辺のうち配達票11と貼付票12との連接方向に延びる端辺に沿う領域に表示されている。さらに貼付票12には、切り込み線となるスリット13が伝票シート10を貫通して複数形成されている。この複数のスリット13は、貼付票12の外縁上のうち剥離開始マーク12bが沿う第1の端辺上に一端を有し、そこから貼付票12の外縁上のうち第1の端辺に対向する第2の端辺に向かって互いに交差することなく並行して延びることで貼付票12を横切り、第2の端辺上に他端を有している。このように複数のスリット13は、貼付票12の対向する端辺間を並行して延びることで、貼付票12を複数の領域に分離するものとなっている。
伝票シート10の裏面に積層された擬似接着層40は、ニス層42と接着剤層41とが積層されて構成されており、ニス層42が伝票シート10側となるようにして伝票シート10に積層されている。
中間シート20は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層40によって伝票シート10に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート20には、その外縁のうち、貼付票12の剥離開始マーク12bが沿う端辺に重なる端辺に沿う領域に、貼付票12のスリット13によって分離される複数の領域を跨ぐ第2の分離部22がスリット21によって中間シート20から分離可能に区画形成されている。中間シート20の擬似接着層40とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層50が積層され、この粘着剤層50によって剥離シート30が剥離可能に貼着されている。なお、中間シート20、粘着剤層50及び剥離シート30としては、中間シート20と剥離シート30が粘着剤層50を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
剥離シート30は、伝票シート10及び中間シート20よりも一回り大きな形状を有している。剥離シート30には、中間シート20の分離部22に対向して第1の分離部32がスリット31によって剥離シート30から分離可能に区画形成されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用方法及びその際の作用について説明する。
図2及び図3は、図1に示した配送ラベル1が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送ラベル1を使用する場合は、まず、図2(a)に示すように、配送情報表示欄11a,12aに、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報11c,12cが印字される。
配送情報表示欄11a,12aに配送情報11c,12cが印字された後、中間シート20から剥離シート30が剥離される。
その際、剥離シート30には、スリット31によって分離部32が剥離シート30から分離可能に区画形成されているため、図2(b)に示すように、貼付票12の外縁に沿う領域において、分離部32が剥離シート30から分離されて粘着剤層50によって中間シート20に貼着されたままとなる。そして、分離部32以外の領域にて表出した粘着剤層50によって、図3に示すように配送ラベル1が配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル1が貼着された配送物2は、配送情報表示欄11a,12aに表示された配送情報11c,12cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。
図4は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。図5は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。図6は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル1の使用方法を説明するための図であり、(a)は、配送物2から分離された貼付票12の状態を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は貼付票12から分離部22,32が分離された状態を示す図である。
上記のように配送ラベル1が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図4(a)に示すように、配達票11が配送ラベル1から分離される。配達票11は、スリット14を介して貼付票12と分離可能となっているとともに、伝票シート10の裏面に積層された擬似接着層40によって中間シート20に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク11bに従って中間シート20から剥離することができる。その際、配達票11と貼付票12との境界のうち、剥離開始マーク11b側の端部に、剥離開始マーク11b側の端部が配達票11側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをスリット14の代わりに設けておけば、配達票11を配送ラベル1から分離する力が配達票11側に向かった場合でも、配達票11の分離部分がスリット14からずれて配達票11が破断してしまうことが回避される。
中間シート20から剥離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図4(b)に示すように、配達票11が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図5(a)に示すように、貼付票12が配送ラベル1から分離される。配送ラベル1には、上述したように剥離シート30から分離した分離部32が貼付票12の外縁に沿う領域に貼着されたままとなっているため、貼付票12の縁から分離部32と配送物2との間に指を容易に入れることができる。そして、中間シート20には、剥離シート30の分離部32に対向する領域にスリット21によって分離部22が中間シート20から分離可能に区画形成されているため、図5(a)に示すように、剥離開始マーク12bに従って貼付票12が剥離されていくことで、中間シート20においても、分離部22が中間シート20から分離し、貼付票12の配送情報12cが表示されたスリット13に挟まれた領域が中間シート20の分離部22以外の領域から剥離されていく。
ここで、貼付票12の配送情報12cが表示されたスリット13に挟まれた領域は、スリット13を介して複数の領域に分離されているため、中間シート20から剥離された状態においては、ばらばらになってしまう。しかしながら、中間シート20から剥離された貼付票12には、その外縁に沿う領域において、貼付票12のスリット13によって分離される複数の領域に跨って中間シート20の分離部22及びこれに貼着された剥離シート30の分離部32が貼着されているため、貼付票12の配送情報12cが表示された領域の全てが一体となった状態で中間シート20から剥離され、図5(b)に示すように、貼付票12の配送情報12cが表示された領域が配送物2側に残存することなくその全てが配送物2から分離されることになる。
配送物2から分離した貼付票12は、上述したように、貼付票12の外縁上に両端部を具備するスリット13によって複数の領域に分離されているものの、貼付票12の外縁に沿う領域には、中間シート20の分離部22及びこれに貼着された剥離シート30の分離部32が複数の領域に跨って貼着されているため、図6(a),(b)に示すように、一体となった状態となっている。
その後、貼付票12に貼着された分離部22,32を貼付票12から剥離することで分離すると、貼付票12がスリット13によって複数の領域に分離されることになり、図6(c)に示すように、貼付票12に表示された配送情報12cが分断されて認識困難なものとなり、情報の漏洩が回避されることとなる。
このように、配送物2に貼着された貼付票12を、中間シート20から分離した分離部22及び剥離シート30から分離した分離部32とともに配送物2から剥離し、その後、貼付票12から分離部22,32を剥離することで、貼付票12が複数の領域に分離されることとなり、貼付票12に表示された配送情報12cを配送物2に貼着された状態から手間をかけずに分断して情報の漏洩を回避できる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の情報保護ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シート130の構成を示す図である。
本形態は図7に示すように、図1に示したものに対して、中間シート120と剥離シート130のそれぞれに分離可能に区画形成された分離部122,132の形状が異なる配送ラベル101である。本形態の配送ラベル101における分離部122,132は、貼付票12の端辺に対向する2ヶ所の部分が内側に凹んだ形状を有している。
以下に、上記のように構成された配送ラベル101の効果について説明する。
図8は、図7に示した配送ラベル101が配送物に貼着される際の効果を説明するための図である。
上述したように本形態の配送ラベル101における分離部122,132は、貼付票12の端辺に対向する2ヶ所の部分が内側に凹んだ形状を有している。そのため、図8(a)に示すように、配送情報表示欄11a,12aに、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報11c,12cが印字された後、中間シート120から剥離シート130が剥離され、分離部132が剥離シート130から分離されて粘着剤層50によって中間シート120に貼着されたままとなった状態においては、図8(b)に示すように、分離部132の凹んだ領域、すなわち、分離部132のうち貼付票12の外縁に対向する領域を含む一部の領域に、貫通孔133が生じることとなる。
剥離シート130が剥離された配送ラベル101は、剥離シート130が剥離されることで表出した粘着剤層50によって配送物に貼着されることになるが、配送ラベル101と配送物との間に分離部132が介在している領域においては、配送ラベル101が配送物に貼着されていない状態となる。しかしながら、分離部132に生じた貫通孔133を介しても粘着剤層50が表出していることで、配送ラベル101と配送物との間に分離部132が介在している領域においても、貫通孔133において配送ラベル101と配送物とが貼着された状態となり、分離部132に対向する領域が配送物の配送途中等において配送物から不用意に剥離しにくくなる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の情報保護ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シート230の構成を示す図である。
本形態は図9に示すように、伝票シート210と中間シート220とが擬似接着層40によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート220の伝票シート210との貼着面とは反対側の面に粘着剤層50を介して剥離シート230が剥離可能に貼着された配送ラベル201である。
伝票シート210は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票11と貼付票212とがスリット14を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票11には、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄11aが設けられているとともに、配達票11を中間シート220から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク11bが貼付票212に隣接する1つの角部に表示されている。
貼付票212は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄12aが設けられているとともに、貼付票12を中間シート220から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク12bが配達票11に隣接する1つの角部に表示されている。さらに貼付票212には、切り込み線となるスリット213が伝票シート210を貫通して複数形成されている。この複数のスリット213は、貼付票212の外縁上のうち剥離開始マーク12bが表示された角部の近傍の端辺上に一端を有し、そこから互いに交差することなく放射状に延びることで貼付票212を横切り、貼付票212の端辺上に他端を有している。このように複数のスリット213は、貼付票212の2つの端辺間を放射状に延びることで、貼付票212を複数の領域に分離するものとなっている。
伝票シート210の裏面に積層された擬似接着層40は、ニス層42と接着剤層41とが積層されて構成されており、ニス層42が伝票シート10側となるようにして伝票シート210に積層されている。
中間シート220は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層40によって伝票シート210に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート220には、その外縁のうち、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部に、貼付票212のスリット213によって分離される複数の領域を跨ぐ三角形の第2の分離部222がスリット221によって中間シート220から分離可能に区画形成されている。中間シート220の擬似接着層40とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層50が積層され、この粘着剤層50によって剥離可能に貼着されている。なお、中間シート220、粘着剤層50及び剥離シート230としては、中間シート220と剥離シート230が粘着剤層50を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
剥離シート230は、伝票シート210及び中間シート220よりも一回り大きな形状を有している。剥離シート230には、中間シート220の分離部222に対向して第1の分離部232がスリット231によって剥離シート230から分離可能に区画形成されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル201の使用方法及びその際の作用について説明する。
図10及び図11は、図9に示した配送ラベル201が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図9に示した配送ラベル201を使用する場合は、まず、図10(a)に示すように、配送情報表示欄11a,12aに、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報11c,12cが印字される。
配送情報表示欄11a,12aに配送情報11c,12cが印字された後、中間シート220から剥離シート230が剥離される。
その際、剥離シート230には、スリット231によって分離部232が剥離シート230から分離可能に区画形成されているため、図10(b)に示すように、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部において、分離部232が剥離シート230から分離されて粘着剤層250によって中間シート220に貼着されたままとなる。そして、分離部232以外の領域にて表出した粘着剤層50によって、図11に示すように配送ラベル201が配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル201が貼着された配送物2は、配送情報表示欄11a,12aに表示された配送情報11c,12cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。
図12は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル201の使用方法を説明するための図である。図13は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル201の使用方法を説明するための図である。図14は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル201の使用方法を説明するための図であり、(a)は、配送物2から分離された貼付票212の状態を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は貼付票212から分離部222,232が分離された状態を示す図である。
上記のように配送ラベル201が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図12(a)に示すように、配達票11が配送ラベル201から分離される。配達票11は、スリット14を介して貼付票212と分離可能となっているとともに、伝票シート210の裏面に積層された擬似接着層40によって中間シート220に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク11bに従って中間シート220から剥離することができる。その際、配達票11と貼付票212との境界のうち、剥離開始マーク11b側の端部に、剥離開始マーク11b側の端部が配達票11側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをスリット14の代わりに設けておけば、配達票11を配送ラベル201から分離する力が配達票11側に向かった場合でも、配達票11の分離部分がスリット14からずれて配達票11が破断してしまうことが回避される。
中間シート220から剥離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図12(b)に示すように、配達票11が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図13(a)に示すように、貼付票212が配送ラベル201から分離される。配送ラベル201には、上述したように剥離シート230から分離した分離部232が貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部に貼着されたままとなっているため、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部から分離部232と配送物2との間に指を容易に入れることができる。そして、中間シート220には、剥離シート230の分離部232に対向する領域にスリット221によって分離部222が中間シート220から分離可能に区画形成されているため、図13(a)に示すように、剥離開始マーク12bに従って貼付票212が剥離されていくことで、中間シート220においても、分離部222が中間シート220から分離し、貼付票212が中間シート220の分離部222以外の領域から剥離されていく。
ここで、中間シート220から剥離された貼付票212は、スリット213を介して複数の領域に分離されているため、中間シート220から剥離された状態においては、ばらばらになってしまう。しかしながら、中間シート220から剥離された貼付票212には、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部において、貼付票212のスリット213によって分離される複数の領域に跨って中間シート220の分離部222及びこれに貼着された剥離シート230の分離部232が貼着されているため、貼付票212が一体となった状態で中間シート220から剥離され、図13(b)に示すように、貼付票212が配送物2側に残存することなくその全てが配送物2から分離されることになる。
配送物2から分離した貼付票212は、上述したように、貼付票212の外縁上に両端部を具備するスリット213によって複数の領域に分離されているものの、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部には、中間シート220の分離部222及びこれに貼着された剥離シート230の分離部232が複数の領域に跨って貼着されているため、図14(a),(b)に示すように、一体となった状態となっている。
その後、貼付票212に貼着された分離部222,232を貼付票212から剥離することで分離すると、貼付票212がスリット213によって複数の領域に分離されることになり、図14(c)に示すように、貼付票212に表示された配送情報12cが分断されて認識困難なものとなり、情報の漏洩が回避されることとなる。この際、本形態においては、貼付票212に形成された複数のスリット213が、貼付票212の剥離開始マーク12bが表示された角部の近傍の端辺上に一端を有し、そこから放射状に延びることで貼付票212を横切り、貼付票212の端辺上に他端を有しているものであるため、複数のスリット213のそれぞれは、貼付票212における配送情報12cの印字方向とは非平行な方向に延びていることになる。そのため、複数のスリット213の間隔が広かったり、貼付票212の配送情報表示欄12aに表示される配送情報12cの文字の大きさが小さかったりした場合でも、貼付票212がスリット213によって複数の領域に分離した際に、貼付票212の配送情報表示欄12aに表示された配送情報12cを認識困難なものとすることができる。なお、複数のスリット213が貼付票212における配送情報12cの印字方向とは非平行な方向に延びた構成を実現するためには、複数のスリット213が放射状に延びた形態とするものに限らず、複数のスリット213が、貼付票212における配送情報12cの印字方向とは直交する方向に延びた形態とするものであってもよい。
このように、配送物2に貼着された貼付票212を、中間シート220から分離した分離部222及び剥離シート230から分離した分離部232とともに配送物2から剥離し、その後、貼付票212から分離部222,232を剥離することで、貼付票212が複数の領域に分離されることとなり、貼付票212に表示された配送情報12cを配送物2に貼着された状態から手間をかけずに分断して情報の漏洩を回避できる。
(第4の実施の形態)
図15は、本発明の情報保護ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は剥離シート30の構成を示す図である。
本形態は図15に示すように、図1に示した配送ラベル1に対して、伝票シート10の裏面の構成が異なる配送ラベル301である。
本形態における伝票シート10の裏面には、その全面に、貼着後の剥離及び再貼着を可能とする再剥離糊が塗布されることで再剥離糊層350が積層され、この再剥離糊層350によって伝票シート10が剥離シート30と剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された配送ラベル301においては、剥離シート30が剥離されて再剥離糊層530によって配送物に貼着され、その後、配達票11及び貼付票12が配送ラベル301から分離されて配送物から剥離されることになる。配達票11及び貼付票12は、その裏面に、貼着後の剥離及び再貼着を可能とする再剥離糊が塗布されることで再剥離糊層350が積層されているため、被着体となる配送物から容易に剥離することができる。その際、第1の実施の形態にて示したものと同様に、剥離シート30から分離した分離部32が貼付票12の外縁に沿う領域に貼着されたままとなっているため、貼付票12の縁から分離部32と配送物2との間に指を容易に入れることができる。そして、剥離開始マーク12bに従って貼付票12が配送物から剥離されていき、その後、貼付票12に貼着された分離部32を貼付票12から剥離することで分離することにより、貼付票12がスリット13によって複数の領域に分離されることになる。それにより、貼付票12に表示された配送情報が分断されて認識困難なものとなり、情報の漏洩が回避されることとなる。
なお、上述した実施の形態においては、分離部32,132,232がスリット31,131,231によって剥離シート30,130,230から分離可能に区画形成されているが、スリット31,131,231の代わりに、タイ部を有するミシン目等を用いることも考えられる。その場合、配送情報表示欄11a,12aに配送情報を印字する際に、分離部32,132,232が剥離シート30,130,230から不用意に分離してしまうことを回避することができる。
1,101,201,301 配送ラベル
2 配送物
10,210 伝票シート
11 配達票
11a,12a 配送情報表示欄
11b,12b 剥離開始マーク
11c,12c 配送情報
12,212 貼付票
13,14,21,31,121,131,213,221,231 スリット
20,120,220 中間シート
22,32,122,132,222,232 分離部
30,130,230 剥離シート
40 擬似接着層
41 接着剤層
42 ニス層
50 粘着剤層
133 貫通孔
350 再剥離糊層

Claims (3)

  1. 情報が表示される情報表示部が分離可能に区画形成された第1のシートと、
    前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離シートとを有し、
    前記第1のシートには、前記情報表示部を互いに交差することなく横切ることによって前記情報表示部を複数の領域に分離する複数の切り込み線が、当該第1のシートを貫通して形成され、
    前記剥離シートは、前記情報表示部の外縁に沿う領域にて前記複数の領域を跨ぐように設けられ、当該剥離シートから分離可能に区画形成された第1の分離部を有し、
    前記第1のシートと前記剥離シートとの間に、前記第1のシートと擬似貼着されるとともに、前記剥離シートに剥離可能に貼着された第2のシートを有し、
    前記第2のシートは、前記第1の分離部に対向する領域に、当該第2のシートから分離可能に区画形成された第2の分離部を有する、情報保護ラベル。
  2. 請求項に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記複数の切り込み線は、前記情報表示部における情報の印字方向とは非平行な方向に延びている、情報保護ラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記剥離シートは、前記第1の分離部のうち前記情報表示部の外縁に対向する領域を含む一部の領域に貫通孔を有する、情報保護ラベル。
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