JP6609514B2 - 重ね合わせシート - Google Patents

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本発明は、2枚のシートが重ね合わされた重ね合わせシートに関し、特に、一方のシートに分離部が分離可能に区画形成され、他方のシートに切り離し線が形成されてなる重ね合わせシートに関する。
従来より、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字された配送伝票が用いられ、配送情報が印字された配送伝票が配送物に貼付され、配送伝票に印字された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。
このような配送伝票としては、配送物に貼付される伝票片に、配送物が配送先に配送された後に配送業者が持ち帰る配達票が分離可能に区画形成されているものが用いられている。この配送伝票を用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が伝票片から分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理されることになる。
上述したように配達票を伝票片から分離して持ち帰るためには、伝票片のうち配達票となる部分が配送物に貼付されていない状態としておく必要がある。そこで、伝票片のうち配達票となる部分のみ接着層を設けず、それにより、伝票片が配送物に貼付された後においても配達票のみを配送物から離脱可能としている。
また、このような伝票片から配達票が分離可能な構成において、伝票片のうち配達票となる部分のみ接着層を設けない構成とするとともに、伝票片が配送物に貼付される前の状態にて伝票片に剥離可能に貼着されている剥離台紙のうち、配達票に対向する領域を分離領域としてスリットによって分離可能に区画形成し、この分離領域の表裏に情報を表示した配送伝票が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された配送伝票においては、分離票となる配達票が分離可能に区画形成されるとともに一方の面の配達票を除いた領域に接着層が設けられた伝票片に、接着層によって剥離台紙が剥離可能に貼着された構成において、剥離台紙の配達票に対向する領域に、一方向の両端部のみが接着層に対向した分離領域がスリットによって分離可能に区画形成されている。そのため、分離領域のうち接着層に対向しない領域に情報を表示しておき、伝票片を剥離台紙から剥離して配送物に貼付する際に、分離領域を剥離台紙から分離して伝票片に貼着されたままの状態とすることで、その後、伝票片から配達票を分離した際、分離領域に表示された情報を配送物の配送先に通知することができる。
ここで、上述した配達票のように伝票片から分離可能な分離部を有するものにおいては、分離部の角部に、いわゆるコーナーカット部として例えば三角形の孔部を形成しておき、その孔部を摘み代として分離部を容易に分離可能としているものが多く、特許文献1に開示されたものにおいても、そのような構成が採用されている。
特許第5053142号公報
上述したように、特許文献1に開示された配送伝票においては、分離部となる配達票が分離可能に区画形成されるとともに一方の面の配達票を除いた領域に接着層が設けられた伝票片に、接着層によって剥離台紙が剥離可能に貼着された構成において、剥離台紙の配達票に対向する領域に、一方向の両端部のみが接着層に対向した分離領域がスリットによって分離可能に区画形成されている。そのため、前記一方向に直交する方向の分離領域の長さが分離部よりも短い場合、上記のように分離部の角部に孔部を形成すると、剥離台紙から分離領域を分離するためのスリットの一部がこの孔部に対向する場合がある。
ここで、上述したように、2枚のシートが重ね合わされて構成される重ね合わせシートにおいては、重ね合わされた後にその表裏から刃型が当てられることで、上述したような配達票等の分離部や剥離台紙の分離領域を分離するためのスリット等の切り離し線が形成されることになる。そのため、2枚のシートが重ね合わされる前に分離部の角部に孔部が形成される等というように、2枚のシートに切り離し線がそれぞれ形成される際に、分離部の角部に孔部が既に形成されている場合、孔部に対向する領域においては、スリット等の切り離し線を形成するために孔部とは反対側から刃型を当てると、孔部が形成されていないシートの孔部に対向する領域が孔部に入り込むように湾曲し、それにより、切り離し線を形成するために刃型によってシートに加わる圧力が弱まり、切り離し線を確実に形成することができなくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、分離部が第1の切り離し線によって分離可能に区画形成された第1のシートと、第2の切り離し線が形成された第2のシートとが重ね合わされた重ね合わせシートにおいて、第2の切り離し線の一部が、分離部が第1のシートから分離される際の分離開始端の近傍の領域にて第1の切り離し線に交差するように形成されている場合であっても、分離部を第1のシートから分離しやすくしながらも、第2の切り離し線を確実に形成することができる重ね合わせシートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
分離部が第1の切り離し線によって分離可能に区画形成され、前記分離部が当該分離部の所定の端部領域を分離開始端として分離される第1のシートと、
前記第1のシートに重ね合わされ、該重ね合わせ状態において前記分離開始端の近傍の領域にてその一部が前記第1の切り離し線に交差するように形成された第2の切り離し線を具備する第2のシートとを有し、
前記第1のシートは、前記分離開始端の近傍の領域において、前記第2の切り離し線に重ならない領域に、前記第1の切り離し線に繋がった孔部を有し、
前記第1の切り離し線は、前記第2の切り離し線に交差する領域が、前記孔部と、前記分離開始端となる端部領域とに繋がったスリットとなっている。
上記のように構成された本発明においては、分離部を第1のシートから分離しやすくするための孔部が第1のシートに形成された状態にて第1のシートと第2のシートとが重ね合わされた後に、第1のシートと第2のシートとに第1の切り離し線と第2の切り離し線とをそれぞれ形成するためにその表裏から刃型が当てられた場合であっても、孔部が第1のシートの第2の切り離し線に重ならない領域に設けられているので、第2の切り離し線を形成するために第2のシートに刃型が当てられても、第2のシートが刃型によって湾曲して第2の切り離し線を形成するために第2のシートに加わる圧力が弱まることがなくなり、分離部を第1のシートから分離しやすくするための孔部を有しながらも、第2の切り離し線が確実に形成されることになる。また、第1の切り離し線について、分離開始端の近傍の領域における第2の切り離し線に交差する領域が、孔部と、分離開始端となる端部領域とに繋がったスリットとなっていることから、孔部を摘み代として分離部を第1のシートから分離する場合でも、第1のシートの切断部分が第1の切り離し線から逸れていくことが回避される。
本発明によれば、第1のシートには、第1の切り離し線によって第1のシートから分離部を分離しやすくするための孔部が設けられているものの、この孔部は分離部の分離開始端の近傍にて第2の切り離し線に重ならない領域に設けられているので、第2の切り離し線を形成するために第2のシートに刃型が当てられても、第2のシートが刃型によって湾曲して第2の切り離し線を形成するために第2のシートに加わる圧力が弱まることがなくなり、それにより、分離部を第1のシートから分離しやすくしながらも、第2の切り離し線を確実に形成することができる。また、第1の切り離し線について、分離開始端の近傍の領域における第2の切り離し線に交差する領域が、孔部と、分離開始端となる角部とに繋がったスリットとなっているため、孔部を摘み代として分離部を第1のシートから分離する場合でも、第1のシートの切断部分が第1の切り離し線から逸れていくことを回避できる。
本発明の重ね合わせシートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図、(d)は(a)に示したC−C’断面図である。 図1に示した伝票片及び剥離台紙の構成を示す図であり、(a)は伝票片の剥離台紙との貼着面の構成を示す図、(b)は剥離台紙の伝票片との貼着面の構成を示す図、(c)は伝票片に形成されたスリット及びコーナーカット部と剥離台紙に形成されたスリットとの位置関係を示す図である。 図1及び図2に示した配送伝票が配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図であり、(a)は剥離台紙の納品書以外の部分が伝票片から剥離した状態における伝票片の裏面の構成を示す図、(b)は伝票片が配送物に貼付された状態を示す図である。 図1及び図2に示した配送伝票が配送物に貼付された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は配送物に貼付された伝票片から配達票が分離されていく状態を示す図、(b)は配送物に貼付された伝票片から領収証、貼付票及び配達票が分離された後の状態を示す図である。 図1及び図2に示した配送伝票のコーナーカット部の形状や位置を変えた例を示す図である。 本発明の重ね合わせシートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の重ね合わせシートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図、(d)は(a)に示したC−C’断面図である。図2は、図1に示した伝票片10及び剥離台紙20の構成を示す図であり、(a)は伝票片10の剥離台紙20との貼着面の構成を示す図、(b)は剥離台紙20の伝票片10との貼着面の構成を示す図、(c)は伝票片10に形成されたスリット14b及びコーナーカット部15と剥離台紙20に形成されたスリット22との位置関係を示す図である。
本形態における重ね合わせシートは図1に示すように、長方形の伝票片10と剥離台紙20とが重ね合わされて貼着された配送伝票1である。なお、図1(d)においては、配送伝票1の積層構造をわかりやすくするために便宜上厚みを帯びて図示しているが、配送伝票1は実際には、図1(b),(c)に示すように、横方向から見た場合に積層構造がわからないほどのものである。
伝票片10は本願発明における第1のシートとなるものであって、図1及び図2(a)に示すように、長手方向の長さが剥離台紙20よりも短くなっており、領収証11と、貼付票12と、本発明における分離部となる配達票13とを有している。これら領収証11、貼付票12及び配達票13にはそれぞれ、この伝票片10が貼付される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域11a,12a,13aが設けられており、配達票13にはさらに、配送物が配送先に届けられた際に受領印を押下するための押印領域13bが設けられている。領収証11、貼付票12及び配達票13の境界及び周囲にはジッパー14aが形成されており、このジッパー14aによって領収証11、貼付票12及び配達票13がそれぞれ伝票片10から分離可能に区画形成されている。ジッパー14aは、例えば、長辺と短辺とが鈍角を有して“ヘ”の字状に連結した複数の切り込みが並んで構成されているものが考えられる。また、配達票13の1つの角部の近傍には、伝票片10が長方形の形状に切り抜かれてなる孔部となるコーナーカット部15がジッパー部14aに繋がって設けられているとともに、その角部からコーナーカット部15までの領域がジッパー14aではなくスリット14bとなっている。これら、ジッパー14a及びスリット14bから本願発明の第1の切り離し線が構成されている。本形態におけるコーナーカット部15は、ジッパー14aのうち伝票片10の長手方向の配達票13側の端辺において、当該端辺に並行する辺が長辺となる長方形の形状となって配達票13の外側に設けられている。
伝票片10の剥離台紙20との貼着面には、貼付票12及び配達票13を除いた領域と、領収証11の一部の領域とに、伝票片10の外周に沿って接着剤が塗工されることで接着層30が設けられている。
剥離台紙20は、本願発明における第2のシートとなるものであって、図1及び図2(b)に示すように、第2の切り離し線となるスリット22が形成されることで納品書21が分離可能に区画形成されており、伝票片10との貼着面においては、伝票片10に対向する領域のうち納品書21以外の全面に剥離剤が塗工されることで剥離層40が設けられている。納品書21は、領収証11、貼付票12及び配達票13に渡って対向するようにスリット22によって形成されている。納品書21は、剥離台紙20の短手方向の長さが、領収証11、貼付票12及び配達票13よりも若干短くなっており、それにより、配送伝票1の短手方向における、領収証11、貼付票12及び配達票13の両側の部分においては、接着層30の全ての領域が剥離層40に対向している。また、納品書21は、剥離台紙20の長手方向の長さが、領収証11と貼付票12と配達票13とを加えた長さよりも若干長くなっており、それにより、納品書21の長手方向にて対向する2つの端辺に並行する端部領域がそれぞれ、接着層30と対向している。また、納品書21には、剥離台紙20の長手方向のうち配達票13に対向する側の端部領域において、配達票13に対向する領域に納品書21の端辺に並行してミシン目23が形成されており、それにより、納品書21は、ミシン目23を断裁することで、接着層30と対向する端部領域が切り離し可能となっている。また、納品書21には、剥離台紙20の長手方向のうち領収証11に対向する側の端部領域においても、接着層30に対向しない領域に納品書21の端辺に並行してミシン目24が形成されており、それにより、納品書21は、ミシン目24を断裁することで、接着層30と対向する端部領域が切り離し可能となっている。
以下に、伝票片10に形成されたスリット14b及びコーナーカット部15と剥離台紙20に形成されたスリット22との位置関係について、詳細に説明する。
本形態における配送伝票1を構成する伝票片10は、図2(c)に示すように、配達票13が、貼付票12とは反対側の1つの角部が分離開始端13cとなって伝票片10から分離されるものである。そして、分離開始端13cの近傍においてジッパー14aに繋がってコーナーカット部15が形成されており、このコーナーカット部15を、配達票13を伝票片10から分離する際の摘み代とすることで、分離開始端13cから配達票13を分離しやすくなっている。
一方、剥離台紙20に形成されたスリット22は、伝票片10と剥離台紙20とが貼着された状態においてその一部が分離開始端13cの近傍の領域に対向するように形成されている。そのため、スリット22がコーナーカット部15と重なってしまう場合がある。その場合、上述したように、コーナーカット部15が形成された伝票片10と剥離台紙20とが重ね合わされて貼着された後にその表裏から刃型が当てられることで、ジッパー14aやスリット22等が形成されることになると、剥離台紙20のコーナーカット部15に対向する領域においては、スリット22を形成するための刃型を当てると、コーナーカット部15に入り込むように湾曲し、それにより、スリット22を形成するために刃型によって剥離台紙20に加わる圧力が弱まり、スリット22を確実に形成することができなくなってしまう。
そこで、本形態の配送伝票1においては、図2(c)に示すように、コーナーカット部15が分離開始端13cの近傍の領域においてスリット22と重ならない領域に設けられている。それにより、スリット22を形成するために剥離台紙20に刃型が当てられても、剥離台紙20が刃型によって湾曲してスリット22を形成するために剥離台紙20に加わる圧力が弱まることがなくなり、配達票13を伝票片10から分離しやすくするためのコーナーカット部15を有しながらも、スリット22が確実に形成されることになる。
また、コーナーカット部15が、ジッパー14aのスリット22に交差する領域を介して配達票13の分離開始端13cとなる角部とは反対側に形成されているが、配達票13の分離開始端13cとなる角部からスリット22に交差する領域を通過してコーナーカット部15までの部分がスリット14bとなっているため、コーナーカット部15を摘み代として配達票13を伝票片10から分離する場合でも、伝票片10の切断部分がジッパー14a及びスリット14bからなる切り離し線から逸れていくことが回避される。
以下に、上記のように構成された配送伝票1の使用方法について説明する。
まず、配送伝票1が配送物に貼付されるまでの使用方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示した配送伝票1が配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図であり、(a)は剥離台紙20の納品書21以外の部分が伝票片10から剥離した状態における伝票片10の裏面の構成を示す図、(b)は伝票片10が配送物に貼付された状態を示す図である。
図1及び図2に示した配送伝票1を使用する場合は、まず、伝票片10を配送物に貼付するために伝票片10から剥離台紙20を剥離する。伝票片10と剥離台紙20とは、上述したように伝票片10に設けられた接着層30によって貼着されているものの、剥離台紙20の納品書21以外の全面に剥離層40が設けられているため、容易に剥離していくことができる。剥離台紙20をその端部から剥離していくと、納品書21の周囲にはスリット22が形成されているとともに、納品書21が、剥離台紙20の長手方向の両端部の領域にて接着層30によって伝票片10に貼着されているため、図3(a)に示すように、納品書21が剥離台紙20から分離して伝票片10に貼着されたまま残り、納品書21の周囲の領域が伝票片10から剥離する。
剥離台紙20の納品書21を除く領域を伝票片10から剥離すると、伝票片10の剥離台紙20との貼着面に設けられた接着層30が表出し、図3(b)に示すように、この接着層30を用いて伝票片10を配送物2に貼付する。
伝票片10が貼付された配送物2は、配送情報表示領域11a,12a,13aに記入あるいは印字された配送情報11d,12d,13dに従って配送先に配送されていく。
次に、配送物2が配送先に届けられた後、納品書21が取り出されるまでの使用方法について説明する。
図4は、図1及び図2に示した配送伝票1が配送物に貼付された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は配送物に貼付された伝票片10から配達票13が分離されていく状態を示す図、(b)は配送物に貼付された伝票片10から領収証11、貼付票12及び配達票13が分離された後の状態を示す図である。
配送物2が配送先に届けられ、図4(a)に示すように、配達票13の押印領域13bに受領印13eが押下された後、ジッパー14aを破断していくことにより配達票13を伝票片10から分離する。その際、上述したように、配達票13は、貼付票12とは反対側の1つの角部が分離開始端13cとなって伝票片10から分離されていくことになるが、分離開始端13cの近傍にコーナーカット部15が形成されているため、このコーナーカット部15を摘み代とすることで、分離開始端13cから配達票13を分離しやすくなっている。また、配達票13の分離開始端13cとなる角部からコーナーカット部15までの部分がスリット14bとなっているため、コーナーカット部15を摘み代として配達票13を伝票片10から分離する場合でも、伝票片10の切断部分がジッパー14a及びスリット14bからなる切り離し線から逸れていくことが回避される。
その後、貼付票12の配達票13が伝票片10から分離したことによって生じた端部を摘み、ジッパー14aを破断していくことにより貼付票12を伝票片10から分離し、さらに、領収証11の貼付票12が伝票片10から分離したことによって生じた端部を摘み、ジッパー14aを破断していくことにより、領収証11を伝票片10から分離する。
すると、図4(b)に示すように、剥離台紙20から分離して伝票片10に貼着されたままとなり、配送物2に関する情報となる納品情報21aが表示された納品書21が視認可能となる。
そして、納品書21に設けられたミシン目23,24を破断することで、納品書21の伝票片10に貼着されていない部分を、伝票片10と配送物2との間から取り出すことができる。
なお、コーナーカット部15の形状や位置は上述したものに限らない。
図5は、図1及び図2に示した配送伝票1のコーナーカット部15の形状や位置を変えた例を示す図である。
図1及び図2に示した配送伝票1のコーナーカット部15としては、図5(a)に示すように、ジッパー14aのうち伝票片10の長手方向の配達票13側の端辺において、当該端辺に並行する辺が長辺となる長方形の形状となって配達票13の内側に設けられているものであってもよい。
また、図5(b)に示すように、コーナーカット部15が、ジッパー14aのうち伝票片10の長手方向の配達票13側の端辺において、当該端辺に並行する辺が長辺となる長方形の形状となって配達票13の内側に設けられるとともに、スリット14bが、コーナーカット部15の配達票13側の端辺から延長するように設けられたものであってもよい。
また、図5(c)に示すように、コーナーカット部15として、ジッパー14aのうち伝票片10の短手方向の分離開始端13c側の端辺において、当該端辺に並行する辺が長辺となる長方形の形状となって、スリット14bがコーナーカット部15の短辺から延長するように配達票13の外側に設けられているものであってもよい。
また、図5(d)に示すように、コーナーカット部15として楕円形状を有するものであってもよい。
上記のいずれのものにおいても、配達票13の分離開始端13cの近傍の領域において、剥離台紙20に形成されたスリット22に重ならない領域にジッパー14aに繋がったコーナーカット部15が設けられているとともに、スリット22に交差する領域が、ジッパー14aの代わりに、コーナーカット部15と、配達票13の分離開始端13cとなる角部とに繋がったスリット14bとなっているものとなる。
それにより、スリット22を形成するために剥離台紙20に刃型が当てられても、剥離台紙20が刃型によって湾曲してスリット22を形成するために剥離台紙20に加わる圧力が弱まることがなくなり、配達票13を伝票片10から分離しやすくしながらも、スリット22を確実に形成することができる。また、コーナーカット部15を摘み代として配達票13を伝票片10から分離する場合でも、伝票片10の切断部分がジッパー14a及びスリット14bからなる切り離し線から逸れていくことを回避できる。
(他の実施の形態)
図6は、本発明の重ね合わせシートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における重ね合わせシートは図6に示すように、上シート110と下シート120とが重ね合わされて貼着された重ね合わせシートであって、本願発明の基本的な構造を有するものである。
上シート110は本願発明における第1のシートとなるものであって、図6に示すように、第1の切り離し線となるミシン目114aが形成されており、このミシン目114aによって分離票113が上シート110から分離可能に区画形成されている。また、図1に示したものと同様に、分離票113を上シート110から分離する際の分離開始端113cの近傍において、後述する下シート120に形成されたスリット122に重ならない領域にミシン目114aに繋がったコーナーカット部115が設けられているとともに、分離票113の分離開始端113cとなる角部からコーナーカット部115までの部分が、ミシン目114aの代わりにスリット114bとなっている。上シート110の下シート120との貼着面には、分離票113を除いた領域に、上シート110の外周に沿って接着剤が塗工されることで接着層130が設けられている。
下シート120は、本願発明における第2のシートとなるものであって、図6に示すように、第2の切り離し線となるスリット122が形成されている。スリット122は、その一部が分離開始端113cの近傍においてスリット114bと交差するように形成されている。
上記のように構成された重ね合わせシートにおいても、コーナーカット部115が分離開始端113cの近傍の領域においてスリット122と重ならない領域に設けられていることにより、スリット122を形成するために下シート120に刃型が当てられても、下シート120が刃型によって湾曲してスリット122を形成するために下シート120に加わる圧力が弱まることがなくなり、分離票113を上シート110から分離するためのコーナーカット部115を有しながらも、スリット122が確実に形成されることになる。また、分離票113の分離開始端113cとなる角部からスリット122に交差する領域を通過してコーナーカット部115までの部分がスリット114bとなっていることにより、コーナーカット部115を摘み代として分離票113を上シート110から分離する場合でも、上シート110の切断部分がミシン目114a及びスリット114bからなる切り離し線から逸れていくことが回避される。
1 配送伝票
2 配送物
10 伝票片
11 領収証
11a,12a,13a 配送情報表示領域
11d,12d,13d 配送情報
12 貼付票
13 配達票
13b 押印領域
13c,113c 分離開始端
13e 受領印
14a ジッパー
14b,22,114b,122 スリット
15,115 コーナーカット部
20 剥離台紙
21 納品書
21a 納品情報
23,24,114a ミシン目
30,130 接着層
40 剥離層
110 上シート
113 分離票
120 下シート

Claims (1)

  1. 分離部が第1の切り離し線によって分離可能に区画形成され、前記分離部が当該分離部の所定の端部領域を分離開始端として分離される第1のシートと、
    前記第1のシートに重ね合わされ、該重ね合わせ状態において前記分離開始端の近傍の領域にてその一部が前記第1の切り離し線に交差するように形成された第2の切り離し線を具備する第2のシートとを有し、
    前記第1のシートは、前記分離開始端の近傍の領域において、前記第2の切り離し線に重ならない領域に、前記第1の切り離し線に繋がった孔部を有し、
    前記第1の切り離し線は、前記第2の切り離し線に交差する領域が、前記孔部と、前記分離開始端となる端部領域とに繋がったスリットとなっている、重ね合わせシート。
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