JP4630170B2 - プリント用分離シート - Google Patents

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Description

本発明は、分離線によって分離領域が区画形成され、分離領域以外の領域の裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着され、表面に印刷が施されるプリント用分離シートに関し、特に、分離線の延長方向に対して直交する方向への引張力に対する耐久機能に関する。
従来より、配送物に貼付される配送伝票のように、複数の領域に分離可能とする分離シートにおいては、分離領域の境界線にミシン目が形成され、このミシン目によって複数の領域に分離可能な構成となっているものが多い。
図7は、一般的な配送伝票の構成例を示す図である。
本構成例は図7に示すように、配送物に貼付される貼付票202aと、配送物が配送先に配送された後に回収される配達票202bとがミシン目203を介して分離可能に連接して構成されている。貼付票202aは、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域214aが表面に設けられ、裏面には、配送物に貼付するための粘着剤(不図示)が塗布されている。また、配達票202bには、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域214bと配送物の受領印を押下するための押印領域215とが設けられている。
上記のように構成された配送伝票201は、貼付票202aと配達票202bとがミシン目203を介して連接した状態で、貼付票202aの裏面に塗布された粘着剤によって配送物に貼付され、その後、配送物が配送先に届けられ、押印領域215に受領印が押下された後、ミシン目203によって配達票202bが貼着票202aから切り離されて回収されることになる。
このような配送伝票においては、複数枚の伝票紙がその一部にて接着されて構成されたものが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−48385号公報
上述したような配送伝票においては、配送物に貼付される前に、表面に配送情報を印刷する必要があるが、その際、配送伝票がプリンタ内を移送されながら配送情報が印刷されることになる。プリンタにおいては、移送ローラ等によって配送伝票を引っ張りながら移送するため、配送伝票には移送方向に引張力が加わることになる。ここで、上述した配送伝票が、ミシン目と直交する方向に移送された場合について説明する。
図8は、図7に示した配送伝票201がミシン目203と直交する方向に移送された際のミシン目203の状態を説明するための図であり、(a)は移送による引張力が加わっていない場合のミシン目203の状態を示す図、(b)は移送による引張力が加わった場合のミシン目203の状態を示す図である。
図7に示したミシン目203は、図8(a)に示すように、配送伝票201の移送方向と直交する方向にカット部203aとタイ部203bとが連続するように形成されており、カット部203aは、カット部203aとタイ部203bとが連続する方向、すなわち、配送伝票201の移送方向と直交する方向に延長した形状となっている。
そのため、配送伝票201を移送することにより、配送伝票201の移送方向に引張力が加わると、図8(b)に示すように、カット部203aが配送伝票201の移送方向に伸び、それにより、その両端が裂けてカット部203aどうしがつながり、配送伝票201がミシン目203にて破断してしまう。特に、高速印字を行う場合等、配送伝票201が高速で移送される場合は、引張力が大きくなり、ミシン目203が破断しやすくなってしまう。また、上述したように配送伝票201を移送ローラによって移送する場合は、配送伝票201のフレキシビリティ性が要求されるが、フレキシビリティ性を確保するために配送伝票201の厚さを薄くした場合においても、ミシン目203が破断しやすくなってしまう。
このようなことは、複数枚の伝票紙がその一部にて接着されて構成された配送伝票においても生じる。複数枚の伝票紙はその一部のみでしか接着されていないため、ミシン目が形成されていない伝票紙にミシン目が形成された伝票紙が接着されていたとしても、ミシン目が形成された伝票紙のミシン目を介して連接する領域の一方が、ミシン目が形成されていない伝票紙に接着されていなければ、上述したものと同様にしてミシン目が破断し、その領域が配送伝票から切り離されてしまうことになる。
そのため、上述した配送伝票201のように、ミシン目203等の分離カット部が予め設けられており、後に印刷が施されるプリント用分離シートにおいては、印刷が施される際に分離カット部が上述したように破断しないように、印刷を行うプリンタ等をわざわざ調整または選択しなくてはならないという不都合が生じてしまう。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、分離線によって分離領域が区画形成され、分離領域以外の領域の裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着され、表面に印刷が施されるプリント用分離シートにおいて、分離線の延長方向に直交する方向に引張力が加わった場合にその引張力によって分離領域が分離してしまう可能性を低減することができるプリント用分離シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
所定方向に引張力が加わり、少なくとも前記所定方向と直交する方向に延長する分離線が設けられて該分離線によって分離領域が区画形成され、前記分離領域以外の領域の裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着され、表面に印刷が施されるプリント用分離シートにおいて、
前記分離領域は、前記所定方向と直交する方向に延長する分離線に沿う領域の少なくとも一部に、被着体への貼着後の剥離が可能であり、かつ剥離後の再貼着が不可能な接着構造を有し、該接着構造によって前記剥離紙に貼着されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、表面に情報が印字される等という機械処理にかけられる際、所定方向に加わる引張力によって、所定方向と直交する方向に延長する分離線が裂ける方向に力が加わる。ところが、分離線を介して分離領域以外の領域は裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着されており、また、分離領域は分離線に沿う領域の少なくとも一部に設けられた接着構造によって剥離紙に貼着されているため、分離線が裂ける方向に力が加わっても、分離線を介した2つの領域は、ともに剥離紙に貼着、固定されていることにより分離しにくくなる。
このプリント用シートは、剥離紙が剥離されて被着体に貼着されて使用される。被着体へは、分離領域以外の領域に塗布された粘着剤と分離領域の一部に設けられた接着構造によって貼着される。その後、分離領域が分離線を介して他の領域から分離されることになるが、その際、分離領域の接着構造が貼着後の剥離が可能なものであるため、分離領域を被着体から剥離することができる。また、被着体から剥離された分離領域は、分離線に沿う領域のみに接着構造が設けられているため、カールすることがなく、また、その接着構造が剥離後の再貼着が不可能なものであるため、裏面がベタつくことがない。
以上説明したように本発明においては、分離線を介して分離領域以外の領域が裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着されており、また、分離領域が分離線に沿う領域の少なくとも一部に設けられた接着構造によって剥離紙に貼着されているため、分離線の延長方向に直交する方向に引張力が加わった場合にその引張力によって分離領域が分離してしまう可能性を低減することができる。
また、剥離紙が剥離されて被着体に貼着された後、分離領域が分離線を介して他の領域から分離されることになるが、その際、分離領域の接着構造が貼着後の剥離が可能なものであるため、分離領域を被着体から剥離することができる。また、被着体から剥離された分離領域は、分離線に沿う領域のみに接着構造が設けられているため、カールすることがなく、また、その接着構造が剥離後の再貼着が不可能なものであるため、裏面がベタつくことがない。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のプリント用分離シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示した表面シート10の裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した剥離紙20の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、表面シート10と剥離紙20とが表面シート10の裏面に塗布された粘着剤30によって剥離可能に貼着されて構成されている。
表面シート10は、分離線となるミシン目12によって他の領域から分離可能な分離領域となる配達票11が区画形成され、配達票11には、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域14bと、配送物の受領印を押下するための押印領域15とが設けられている。ミシン目12を介して他方の領域は、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域14aが設けられて配送物に貼付される貼付票16と、情報が掲載された情報掲載領域17とから構成され、これらはスリット18によって分離可能に構成されている。
配達票11の裏面には、配達票11を分離可能とするミシン目12のうち、配送情報印刷領域14a,14bに配送情報を印刷する際における配送伝票シート1の移送方向に直交する方向に延長するミシン目12に沿う領域に、目止層41、剥離層42及びニス層43が積層され、ニス層43上に粘着剤30が塗布されることにより、被着体への貼着後の剥離が可能であり、かつ剥離後の再貼着が不可能な接着構造40が形成されている。また、配達票11の裏面の他の領域には、粘着剤30は塗布されていない。また、配達票11の角部の1つには切り込み19が形成されており、配達票11を貼付票16から切り離す際にこの切り込み19から配達票11を切り離していくことになる。
表面シート10の貼付票16及び情報掲載領域17の裏面には、その全面に粘着剤30が塗布されている。
剥離紙20は、剥離台紙21の一方の面のうち、表面シート10に重ね合わされた場合に配達票11の接着構造40と貼付票16に対向する領域にシリコン等の剥離剤22が塗布され、この剥離剤22が塗布された面が粘着剤30を介して表面シート10と貼着されることにより、表面シート10の配達票11及び貼付票16と剥離紙20とが剥離可能に貼着されることになる。なお、表面シート10の情報掲載領域17は、剥離剤22を介さずに剥離台紙21と粘着剤30によって貼着されているため、剥離台紙21から剥離可能とはなっていない。
このように構成された配送伝票シート1は、配送情報印刷領域14a,14bに配送情報を印刷する必要がある。本形態においては、配送伝票シート1が、プリンタにおいて移送ローラによって、ミシン目12のうち接着構造40が沿うように設けられたミシン目12の延長方向に直交する方向に移送されながら配送情報印刷領域14a,14bに配送情報が印刷されるものとする。
以下に、上述した配送伝票シート1の移送時における作用について説明する。
図2は、図1に示した配送伝票シート1の移送時の作用を説明するための図である。
図1に示した配送伝票シート1の配送情報印刷領域14a,14bに配送情報を印刷するために、配送伝票シート1をプリンタにセットすると、図2に示すように、配送伝票シート1が、剥離紙20が内側となるように移送ローラ50に巻きつけられ、接着構造40が沿うように設けられたミシン目12の延長方向に直交する方向に移送ローラ50が回転して移送されていく。すると、移送ローラ50による移送によって配送伝票シート1の移送方向に引張力が加わるとともに、表面シート10及び剥離紙20と移送ローラ50の表面との間の距離の差により、表面シート10に形成されたミシン目12のうち、配送伝票シート1の移送方向に直交する方向に延長するミシン目12が広がるように幅方向に引っ張られ、断裁されやすくなる。ここで、そのミシン目12を介して貼付票16となる表面シート10は裏面に塗布された粘着剤30によって剥離紙20に貼着され、また、そのミシン目12を介して配達票11となる表面シート10は、目止層41、剥離層42、ニス層43及び粘着剤30からなる接着構造40によって剥離紙20に貼着されている。そのため、表面シート10のミシン目12を介した両側の部分がともに剥離紙20にて固定されていることになり、それにより、表面シート10がこのミシン目12を介して破断しにくくなる。
上述したように配送伝票シート1が移送されながら、配送情報印刷領域14a,14bに配送情報が印刷され、その後、ミシン目12を介して配達票11が連接した貼付票16が、情報掲載領域17からスリット18によって分離されるとともに剥離紙20から剥離され、配送物に貼付されて利用されることになる。なお、この際、配達票11の一部及び貼付票16の剥離紙20と対向する面には粘着剤30が塗布されているものの、剥離紙20は剥離台紙21に剥離剤22が塗布された構成であるため、配達票11及び貼付票16は剥離紙20から剥離することができ、この粘着剤30によって配達票11及び貼付票16が配送物に貼付されることになる。
配達票11及び貼付票16が貼付された配送物は、配送情報印刷領域14a,14bに印刷された配送情報に従って配送先に配送され、押印領域15に受領印が押下された後、切り込み19からミシン目12が断裁されていくことにより配達票11が貼付票16から切り離され、配送物から剥離されて回収される。
図3は、図1に示した貼付票16及び配達票11が配送物に貼付された状態から配達票11のみが剥離される状態を説明する図であり、(a)は配達票11が配送物から剥離されていく状態を示す図、(b)は配送物から剥離された配達票11の表面図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
図3(a)に示すように、図1に示した貼付票16及び配達票11は、表面シート10の裏面に塗布された粘着剤30によって被着体となる配送物60に貼付される。そして、切り込み19からミシン目12が断裁されていくことにより配達票11が貼付票16から切り離されていき、配達票11が配送物60から剥離される。この際、配達票11は、配達票11の裏面の一部に設けられた接着構造40が剥離層42とニス層43との界面にて剥離することにより、配送物60から剥離することになる。
貼付票16から切り離され、配送物60から剥離された配達票11は図3(b),(c)に示すように、接着構造40が端部にのみ設けられているため、カールすることがなく、また、接着構造40のうち、目止層41及び剥離層42のみが付着している構成となるため、粘着剤30が残存しておらず、それにより、裏面がベタつくことがない。また、このように回収された配達票11はその後、配送情報印刷領域14bに印刷された配送情報や表面に印刷されたバーコード情報(不図示)を読み取る等の機械処理にかけられることになるが、その際、粘着剤30によってジャム等が生じることを回避することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明のプリント用分離シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示した表面シート110の裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した剥離紙120の構成を示す図である。
本形態は図4に示すように、表面シート110と剥離紙120とが表面シート110の裏面に塗布された粘着剤130によって剥離可能に貼着されて構成されている。
表面シート110は、分離線となるミシン目112と複数の切り込み113とによって他の領域から分離可能な分離領域となる配達票111が区画形成され、配達票111には、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域114bと、配送物の受領印を押下するための押印領域115とが設けられている。ミシン目112及び複数の切り込み113を介して他方の領域は、配送情報を印刷するための配送情報印刷領域114aが設けられて配送物に貼付される貼付票116と、情報が掲載された情報掲載領域117とから構成され、これらはスリット118によって分離可能に構成されている。
配達票111の裏面には、配達票111を分離可能とするミシン目112のうち、配送情報印刷領域114a,114bに配送情報を印刷する際における配送伝票シート101の移送方向に直交する方向に延長するミシン目112に沿う領域に、目止層141、剥離層142及びニス層143が積層され、ニス層143上に粘着剤130が塗布されることにより、被着体への貼着後の剥離が可能であり、かつ剥離後の再貼着が不可能な接着構造140が形成されている。また、配達票111の裏面の他の領域には、粘着剤130は塗布されていない。また、配達票111の角部の1つには切り込み119が形成されており、配達票111を貼付票116から切り離す際にこの切り込み119から配達票111を切り離していくことになる。
配達票111を分離可能とする複数の切り込み113は、配送伝票シート101の移送方向に対して直交する方向に連続するように形成されており、それぞれは、一辺が連続方向に延長し、他辺がそれに対して配達票111側に斜めに延長する2辺からなるくの字状となっている。
表面シート110の貼付票116及び情報掲載領域117の裏面には、その全面に粘着剤130が塗布されている。
剥離紙120は、剥離台紙121の一方の面のうち、表面シート110に重ね合わされた場合に配達票111の接着構造140と貼付票116に対向する領域にシリコン等の剥離剤122が塗布され、この剥離剤122が塗布された面が粘着剤130を介して表面シート110と貼着されることにより、表面シート110の配達票111及び貼付票116と剥離紙120とが剥離可能に貼着されることになる。なお、表面シート110の情報掲載領域117は、剥離剤122を介さずに剥離台紙121と粘着剤130によって貼着されているため、剥離台紙121から剥離可能とはなっていない。
このように構成された配送伝票シート101は、配送情報印刷領域114a,114bに配送情報を印刷する必要がある。本形態においては、配送伝票シート101が、プリンタにおいて移送ローラによって、ミシン目112のうち接着構造140が沿うように設けられたミシン目112の延長方向、並びに複数の切り込み113の連続方向に直交する方向に移送されながら配送情報印刷領域114a,114bに配送情報が印刷されるものとする。
以下に、上述した配送伝票シート101の移送時における作用について説明する。
図5は、図4に示した配送伝票シート101の移送時の作用を説明するための図であり、(a)は配送伝票シート101が移送ローラによって移送される状態を示す図、(b)は切り込み113の構成を示す図、(c)は移送方向に引張力が加わった際の切り込み113の状態を示す図である。
図4に示した配送伝票シート101の配送情報印刷領域114a,114bに配送情報を印刷するために、配送伝票シート101をプリンタにセットすると、図5(a)に示すように、配送伝票シート101が、剥離紙120が内側となるように移送ローラ150に巻きつけられ、接着構造140が沿うように設けられたミシン目112の延長方向、並びに複数の切り込み113の連続方向に直交する方向に移送ローラ150が回転して移送されていく。すると、移送ローラ150による移送によって配送伝票シート101の移送方向に引張力が加わるとともに、表面シート110及び剥離紙120と移送ローラ150の表面との間の距離の差により、表面シート110に形成された複数の切り込み113をそれぞれ構成する2辺のうち、配送伝票シート101の移送方向に対して直交する方向に延長する辺部113aが広がるように幅方向に引っ張られ、複数の切り込み113間が断裁されやすくなる。ところが、この引張力は切り込み113を構成する2辺のうち辺部113aに対して斜めの方向に延長した辺部113bにも作用する。この辺部113bは、その延長方向が引張力が加わる方向に対して斜めになっているため、図5(c)に示すように、広がるように幅方向に引っ張られる力と延長方向に引っ張られる力とに分散する。そのため、切り込み113に作用した力によって辺部113aが裂けようとするものの、辺部113bの力の分散によって切り込み113全体として裂けにくくなる。
また、貼付票116から配達票111を分離するための分離線となる領域のうち、配送伝票シート101の移送方向に対して直交する方向に延長する他方の分離線においては、配達票111を貼付票116から分離させはじめる領域となる切り込み119から離れているため、複数の切り込み113の上述したような断裁作用が生じにくい。そこで、本形態においては、貼付票116から配達票111を分離するための分離線となる領域のうち、配送伝票シート101の移送方向に対して直交する方向に延長する他方の分離線をミシン目112とし、第1の実施の形態にて示したものと同様に、このミシン目112に沿うように配達票111の裏面に、目止層141、剥離層142、ニス層143及び粘着剤130からなる接着構造140を設けている。そのため、このミシン目112が形成された領域においては、配送伝票シート101の移送による引張力が加わった場合、ミシン目112が広がるように幅方向に引っ張られ、断裁されやすくなるものの、そのミシン目112を介して貼付票116となる表面シート110は裏面に塗布された粘着剤130によって剥離紙120に貼着され、また、そのミシン目112を介して配達票111となる表面シート110は、目止層141、剥離層142、ニス層143及び粘着剤130からなる接着構造140によって剥離紙120に貼着されているため、表面シート110がこのミシン目112を介して破断しにくくなる。
上述したように配送伝票シート101が移送されながら、配送情報印刷領域114a,114bに配送情報が印刷され、その後、ミシン目112及び複数の切り込み113を介して配達票111が連接した貼付票116が、情報掲載領域117からスリット118によって分離されるとともに剥離紙120から剥離され、配送物に貼付されて利用されることになる。なお、この際、配達票111の一部及び貼付票116の剥離紙120と対向する面には粘着剤130が塗布されているものの、剥離紙120は剥離台紙121に剥離剤122が塗布された構成であるため、配達票111及び貼付票116は剥離紙120から剥離することができ、この粘着剤130によって配達票111及び貼付票116が配送物に貼付されることになる。
配達票111及び貼付票116が貼付された配送物は、配送情報印刷領域114a,114bに印刷された配送情報に従って配送先に配送され、押印領域115に受領印が押下された後、複数の切り込み113間、並びにミシン目112が断裁されることにより配達票111が貼付票116から切り離され、配送物から剥離されて回収される。
図6は、図4に示した配達票111が貼付票116から切り離される際の状態を説明する図であり、(a)は配達票111が貼付票116から切り離されていく状態を示す図、(b)は貼付票116から切り離された配達票111の表面図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
配送物に貼付された貼付票116から配達票111を切り離す場合は、図6(a)に示すように、配達票111の角部の1つに形成された切り込み119から配達票111を摘み、配送物から離れる方向に引っ張っていく。なお、本形態においては、配達票111の切り込み119が形成された領域には接着構造140が設けられていないため、切り込み119を摘みやすい。すると、ミシン目112においては、複数のカット部112a間のタイ部112bが破断していくことにより、複数のカット部112aがつながり、貼付票116から配達票111が切り離されていく。一方、複数の切り込み113が連続する領域においては、切り込み113を構成する辺部113b及び辺部113aによって配達票111が貼付票116から分離し、引張力が切り込み113の辺部113a側の端部に達する。そして、配達票111を配送物から離れる方向にさらに引っ張っていくと、その領域の引張力は辺部113bの延長側に向かうため、辺部113aの端部から辺部113bの延長側に表面シート110が破断していく。すると、この破断方向には隣接する切り込み113の辺部113bが存在するため、破断部分がその辺部113bとつながり、再び辺部113b及び辺部113aによって配達票111が貼付票116から分離していく。
このようにして、配達票111を配送物から離れる方向に引っ張っていくと、複数の切り込み113間が順次破断して複数の切り込み113がつながるとともにミシン目112が破断し、それにより、配達票111が貼付票116から切り離されることになる。
また、接着構造140が設けられた領域においては、この接着構造140によって配達票111が配送物に貼付されているが、接着構造140を構成する剥離層142とニス層143との界面にて剥離し、配達票111を配送物から剥離することができる。
貼付票116から切り離され、配送物から剥離された配達票111は図6(b),(c)に示すように、接着構造140が一端部にのみ設けられているため、カールすることがなく、また、接着構造140が設けられた領域においては、目止層141及び剥離層142のみが付着している構成となるため、粘着剤130が残存しておらず、それにより、裏面がベタつくことがない。また、このように回収された配達票111はその後、配送情報印刷領域114bに印刷された配送情報や表面に印刷されたバーコード情報(不図示)を読み取る等の機械処理にかけられることになるが、その際、粘着剤130によってジャム等が生じることを回避することができる。また、切り込み113を構成する2つの辺部113a,113bのうち、配送伝票シート101の移送方向に対して斜めに延長している辺部113bが配達票111側に斜めの方向に延長しているため、配達票111が貼付票116から切り離された状態においては、配達票111の側辺部に分離による微細な凸部が生じることがない。そのため、この配達票111が機械処理にかけられた場合にジャム等が生じることを回避することができる。
なお、本形態においては、切り込み113を構成する2つの辺部113a,113bのうち一方の辺部113aが、配送伝票シート101の移送方向に直交する方向に延長しているが、貼付票116から配達票111が分離可能な構成であれば、切り込み113を構成する2つの辺部113a,113bが配送伝票シート101の移送方向に直交する方向に延長しないものであってもよい。また、その形状は上述したようにくの字に限らない。また、開口領域に対して広がるような3つの辺からなるコの字型のものであってもよい。
また、配達票111を貼付票116から分離可能とするためのミシン目112のうち、配送伝票シート101の移送方向に直交する方向に延長するミシン目112については、そのミシン目112を介して貼付票116側が粘着剤130によって表面シート110と剥離紙120あるいは配送物とが貼着され、また、そのミシン目112を介して配達票111側が接着構造140によって表面シート110と剥離紙120あるいは配送物とが貼着されるため、スリットであってもよい。
また、上述した2つの実施の形態においては、配達票11,111を貼付票16,116から分離可能とするためのミシン目12,112のうち、配送伝票シート1,101の移送方向に直交する方向に延長するミシン目12,112に沿って配達票11,111側に接着構造40,140を設けているが、配達票11,111を貼付票16,116から分離可能とするためのミシン目12,112の全てに沿って配達票11,111側に接着構造40,140を設けることも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、配達票11,111から貼付票16,116が分離可能に構成されたものを例に挙げて説明したが、分離領域が複数設けられた形状のものであってもよい。
本発明のプリント用分離シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示した表面シートの裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した剥離紙の構成を示す図である。 図1に示した配送伝票シートの移送時の作用を説明するための図である。 図1に示した貼付票及び配達票が配送物に貼付された状態から配達票のみが剥離される状態を説明する図であり、(a)は配達票が配送物から剥離されていく状態を示す図、(b)は配送物から剥離された配達票の表面図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。 本発明のプリント用分離シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示した表面シートの裏面の構成を示す図、(d)は(b)に示した剥離紙の構成を示す図である。 図4に示した配送伝票シートの移送時の作用を説明するための図であり、(a)は配送伝票シートが移送ローラによって移送される状態を示す図、(b)は切り込みの構成を示す図、(c)は移送方向に引張力が加わった際の切り込みの状態を示す図である。 図4に示した配達票111が貼付票116から切り離される際の状態を説明する図であり、(a)は配達票111が貼付票116から切り離されていく状態を示す図、(b)は貼付票116から切り離された配達票111の表面図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。 一般的な配送伝票の構成例を示す図である。 図7に示した配送伝票がミシン目と直交する方向に移送された際のミシン目の状態を説明するための図であり、(a)は移送による引張力が加わっていない場合のミシン目の状態を示す図、(b)は移送による引張力が加わった場合のミシン目の状態を示す図である。
符号の説明
1,101 配送伝票シート
10,110 表面シート
11,111 配達票
12,112 ミシン目
14a,14b,114a,114b 配送情報印刷領域
15,115 押印領域
16,116 貼付票
17,117 情報掲載領域
18,118 スリット
19,119 切り込み
20,120 剥離紙
21,121 剥離台紙
22,122 剥離剤
30,130 粘着剤
40,140 接着構造
41,141 目止層
42,142 剥離層
43,143 ニス層
50,150 移送ローラ
60 配送物
112a カット部
112b タイ部
113 切り込み
113a,113b 辺部

Claims (1)

  1. 所定方向に引張力が加わり、少なくとも前記所定方向と直交する方向に延長する分離線が設けられて該分離線によって分離領域が区画形成され、前記分離領域以外の領域の裏面に塗布された粘着剤によって剥離紙に貼着され、表面に印刷が施されるプリント用分離シートにおいて、
    前記分離領域は、前記所定方向と直交する方向に延長する分離線に沿う領域の少なくとも一部に、被着体への貼着後の剥離が可能であり、かつ剥離後の再貼着が不可能な接着構造を有し、該接着構造によって前記剥離紙に貼着されていることを特徴とするプリント用分離シート。
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