JPH09176582A - 枚葉印刷用紙支持粘着シート - Google Patents
枚葉印刷用紙支持粘着シートInfo
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- JPH09176582A JPH09176582A JP35176695A JP35176695A JPH09176582A JP H09176582 A JPH09176582 A JP H09176582A JP 35176695 A JP35176695 A JP 35176695A JP 35176695 A JP35176695 A JP 35176695A JP H09176582 A JPH09176582 A JP H09176582A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汎用パソコンやプリンタを用いて容易かつ低
廉化に名刺を製作できると共に、名刺の裏面への印刷が
できる枚葉印刷用紙支持粘着シートを提供する。 【課題を解決する手段】 再剥離性粘着層3を有するシ
ート基材4の剥離性粘着面に剥離可能に印刷用紙5を接
着した粘着シート1において、粘着シート周縁2を残し
かつ名刺サイズの印刷用紙5を複数枚取るためのハーフ
カットによる切断線を入れ、得られた印刷用紙5の各領
域について、その背後に位置する粘着シート部分4に開
口窓12を設け、この開口窓12を介しこれに露出する
印刷用紙5の裏面に裏面印刷する。
廉化に名刺を製作できると共に、名刺の裏面への印刷が
できる枚葉印刷用紙支持粘着シートを提供する。 【課題を解決する手段】 再剥離性粘着層3を有するシ
ート基材4の剥離性粘着面に剥離可能に印刷用紙5を接
着した粘着シート1において、粘着シート周縁2を残し
かつ名刺サイズの印刷用紙5を複数枚取るためのハーフ
カットによる切断線を入れ、得られた印刷用紙5の各領
域について、その背後に位置する粘着シート部分4に開
口窓12を設け、この開口窓12を介しこれに露出する
印刷用紙5の裏面に裏面印刷する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、枚葉印刷用紙支
持粘着シートに関するもので、更に詳細には、例えば名
刺等の枚葉印刷用紙を印刷時には支持し、印刷後に剥離
可能にする枚葉印刷用紙支持粘着シートに関するもので
ある。
持粘着シートに関するもので、更に詳細には、例えば名
刺等の枚葉印刷用紙を印刷時には支持し、印刷後に剥離
可能にする枚葉印刷用紙支持粘着シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロ等のOA機器
の多様化に伴って、例えば葉書や名刺等の特殊サイズの
用紙の印刷が広く行われている。この名刺等の作製方法
として、パソコンやワープロ等で編集した情報を、名
刺サイズにカットされた印刷用紙専用のプリンタで印刷
する方法、或いは上記と同様にパソコンやワープロ等
で編集された情報を汎用プリンタで1枚の印刷用紙に複
数印刷した後、裁断機で名刺サイズにカットする方法等
が知られている。また、ミシン目が入ったリボン状シー
トに印刷を施し、ミシン目で切って枚葉にするタイプも
一部製品化されているが、切断線の見栄え上重大な欠点
があり、市場に殆ど受け入れられていない。
の多様化に伴って、例えば葉書や名刺等の特殊サイズの
用紙の印刷が広く行われている。この名刺等の作製方法
として、パソコンやワープロ等で編集した情報を、名
刺サイズにカットされた印刷用紙専用のプリンタで印刷
する方法、或いは上記と同様にパソコンやワープロ等
で編集された情報を汎用プリンタで1枚の印刷用紙に複
数印刷した後、裁断機で名刺サイズにカットする方法等
が知られている。また、ミシン目が入ったリボン状シー
トに印刷を施し、ミシン目で切って枚葉にするタイプも
一部製品化されているが、切断線の見栄え上重大な欠点
があり、市場に殆ど受け入れられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者すなわち
名刺サイズの印刷用紙を専用プリンタで印刷する方法に
おいては、専用プリンタが必要であるために高価とな
り、個人的に名刺を作製する場合や少数枚の名刺を作製
する場合には不向きであるという問題がある。これに対
し、後者すなわち1枚の印刷用紙に複数枚印刷するもの
は、汎用パソコンや汎用プリンタが使用できるため、前
者に比べて安価に名刺を作製することができるが、これ
においても裁断機が必要となるため、高価となり、しか
もパソコンとプリンタの他に裁断機を設置するスペース
が必要となり、更には、印刷された用紙を名刺サイズに
裁断するのに手間がかかると共に、熟練を要するなどの
問題がある。
名刺サイズの印刷用紙を専用プリンタで印刷する方法に
おいては、専用プリンタが必要であるために高価とな
り、個人的に名刺を作製する場合や少数枚の名刺を作製
する場合には不向きであるという問題がある。これに対
し、後者すなわち1枚の印刷用紙に複数枚印刷するもの
は、汎用パソコンや汎用プリンタが使用できるため、前
者に比べて安価に名刺を作製することができるが、これ
においても裁断機が必要となるため、高価となり、しか
もパソコンとプリンタの他に裁断機を設置するスペース
が必要となり、更には、印刷された用紙を名刺サイズに
裁断するのに手間がかかると共に、熟練を要するなどの
問題がある。
【0004】かかる問題点に鑑みて、本出願人は、先願
として、周縁を残した内方領域に再剥離性粘着面を有す
るシート基材と、このシート基材の再剥離性粘着面に剥
離可能に接着される用紙とを具備する枚葉印刷用紙支持
粘着シートを既に提案中である(特願平7−20288
9号)。
として、周縁を残した内方領域に再剥離性粘着面を有す
るシート基材と、このシート基材の再剥離性粘着面に剥
離可能に接着される用紙とを具備する枚葉印刷用紙支持
粘着シートを既に提案中である(特願平7−20288
9号)。
【0005】しかし、先願の枚葉印刷用紙支持粘着シー
トは片面にのみ印刷をする場合を想定しているため、両
面を印刷する用途には適さない。
トは片面にのみ印刷をする場合を想定しているため、両
面を印刷する用途には適さない。
【0006】そこで、この発明の目的は、上記課題を解
決し、汎用パソコンやプリンタを用いて容易に名刺を製
作できかつ名刺の作製の低廉化を図ることができると共
に、名刺の裏面への印刷も可能である枚葉印刷用紙支持
粘着シートを提供することにある。
決し、汎用パソコンやプリンタを用いて容易に名刺を製
作できかつ名刺の作製の低廉化を図ることができると共
に、名刺の裏面への印刷も可能である枚葉印刷用紙支持
粘着シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の枚葉印刷用紙支持粘着シートは、
周縁を残した内方領域に再剥離性粘着面を有するシート
基材と、その剥離性粘着面に剥離可能に接着する印刷用
紙とを具備する枚葉印刷用紙支持粘着シートにおいて、
粘着シート周縁を残しかつ所定サイズの印刷用紙を複数
枚取るためのハーフカットによる切断線を入れ、得られ
た所定サイズの印刷用紙の各領域について、その背後に
位置する粘着シート部分に、裏面印刷を可能とする開口
窓をこの印刷用紙より小さく設け、この開口窓の周縁部
に印刷用紙の周縁を粘着し、上記開口窓内に印刷用紙の
裏面を露出させたことを特徴とする(請求項1)。
に、この発明の第1の枚葉印刷用紙支持粘着シートは、
周縁を残した内方領域に再剥離性粘着面を有するシート
基材と、その剥離性粘着面に剥離可能に接着する印刷用
紙とを具備する枚葉印刷用紙支持粘着シートにおいて、
粘着シート周縁を残しかつ所定サイズの印刷用紙を複数
枚取るためのハーフカットによる切断線を入れ、得られ
た所定サイズの印刷用紙の各領域について、その背後に
位置する粘着シート部分に、裏面印刷を可能とする開口
窓をこの印刷用紙より小さく設け、この開口窓の周縁部
に印刷用紙の周縁を粘着し、上記開口窓内に印刷用紙の
裏面を露出させたことを特徴とする(請求項1)。
【0008】この発明において、シート基材の剥離力
を、5〜50gf/25mmとするのが好ましい(請求
項2)。また上記内方領域の周縁の用紙が上記印刷用紙
の材質と異なっていてもよい(請求項3)。
を、5〜50gf/25mmとするのが好ましい(請求
項2)。また上記内方領域の周縁の用紙が上記印刷用紙
の材質と異なっていてもよい(請求項3)。
【0009】この発明の第2の枚葉印刷用紙支持粘着シ
ートは、印刷用紙それ自体を1列又は複数列に並べ、そ
の両端を再剥離性粘着テープで固定しシート状としたこ
とを特徴とする(請求項4)。
ートは、印刷用紙それ自体を1列又は複数列に並べ、そ
の両端を再剥離性粘着テープで固定しシート状としたこ
とを特徴とする(請求項4)。
【0010】この発明の第3の枚葉印刷用紙支持粘着シ
ートは、印刷用紙複数枚分の連続した打ち抜き穴を有す
る打ち抜き枠内に印刷用紙を収納して配列した後、それ
ら印刷用紙の両端部を、再剥離性粘着テープで打ち抜き
枠に固定しシート状にしたことを特徴とする(請求項
5)。
ートは、印刷用紙複数枚分の連続した打ち抜き穴を有す
る打ち抜き枠内に印刷用紙を収納して配列した後、それ
ら印刷用紙の両端部を、再剥離性粘着テープで打ち抜き
枠に固定しシート状にしたことを特徴とする(請求項
5)。
【0011】この発明の第4の枚葉印刷用紙支持粘着シ
ートは、印刷用紙それ自体の上下端部を相互に再剥離性
粘着テープで固定したことを特徴とする(請求項6)。
ートは、印刷用紙それ自体の上下端部を相互に再剥離性
粘着テープで固定したことを特徴とする(請求項6)。
【0012】これら請求項4,5又は6記載の発明にお
いて、粘着テープの剥離力を、5〜50gf/25mm
とするのが好ましい(請求項7)。また上記打ち抜き枠
の用紙は必要に応じて上記印刷用紙の材質と異なっても
よい(請求項8)。 上記のように構成されるこの発明
の枚葉印刷用紙支持粘着シートによれば、シート基材は
周縁を残して内方領域に再剥離性粘着面あるいは粘着面
を有し、これら粘着面に印刷用紙を剥離可能に接着する
ことにより、印刷用紙を接着した状態あるいは印刷用紙
に変えて印刷用紙に接着した状態で、汎用プリンタにて
印刷することができる。しかも、開口窓又は粘着テープ
間を介して印刷用紙裏面の印刷ができる。また、印刷後
に印刷用紙をシート基材から剥離して使用に供すること
ができる。
いて、粘着テープの剥離力を、5〜50gf/25mm
とするのが好ましい(請求項7)。また上記打ち抜き枠
の用紙は必要に応じて上記印刷用紙の材質と異なっても
よい(請求項8)。 上記のように構成されるこの発明
の枚葉印刷用紙支持粘着シートによれば、シート基材は
周縁を残して内方領域に再剥離性粘着面あるいは粘着面
を有し、これら粘着面に印刷用紙を剥離可能に接着する
ことにより、印刷用紙を接着した状態あるいは印刷用紙
に変えて印刷用紙に接着した状態で、汎用プリンタにて
印刷することができる。しかも、開口窓又は粘着テープ
間を介して印刷用紙裏面の印刷ができる。また、印刷後
に印刷用紙をシート基材から剥離して使用に供すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
態に基づいて説明する。
【0014】第1実施形態 図1はこの発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第1実
施形態の一部を分解して示す斜視図、図2は図1のA−
A線に沿う拡大断面図である。
施形態の一部を分解して示す斜視図、図2は図1のA−
A線に沿う拡大断面図である。
【0015】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シート1
(以下に粘着シートという)は、周縁に枠部2を残して
その内方領域に2列の再剥離性粘着面としての再剥離性
粘着層3を有するシート基材4と、再剥離性粘着層3に
剥離可能に接着される名刺に供される名刺サイズの複数
枚(図面では5枚の場合を示す)の印刷用紙5とで構成
されている。この場合、印刷用紙5は予め名刺サイズに
カットされたものを複数枚配列してもよく、あるいは5
枚分の名刺サイズの印刷用紙を再剥離性粘着層3に張り
合わせた後、印刷用紙のみを切断するハーフカットで複
数枚の配列にしてもよい。ここでは、粘着シート1の用
紙端部を所定幅残して、複数枚の同一形状カードつまり
名刺サイズの印刷用紙5が取れるようにハーフカットに
よる切断線が入れられ、複数枚の印刷用紙5が縦方向に
連続して二列に配列された形態の複合シートとなってい
る。なお、周縁に枠部2を残した理由は、名刺上・下部
に直線を引く場合に枠部2がないと、直線が名刺の端部
から引くことができなくなるので、これを防止するため
である。
(以下に粘着シートという)は、周縁に枠部2を残して
その内方領域に2列の再剥離性粘着面としての再剥離性
粘着層3を有するシート基材4と、再剥離性粘着層3に
剥離可能に接着される名刺に供される名刺サイズの複数
枚(図面では5枚の場合を示す)の印刷用紙5とで構成
されている。この場合、印刷用紙5は予め名刺サイズに
カットされたものを複数枚配列してもよく、あるいは5
枚分の名刺サイズの印刷用紙を再剥離性粘着層3に張り
合わせた後、印刷用紙のみを切断するハーフカットで複
数枚の配列にしてもよい。ここでは、粘着シート1の用
紙端部を所定幅残して、複数枚の同一形状カードつまり
名刺サイズの印刷用紙5が取れるようにハーフカットに
よる切断線が入れられ、複数枚の印刷用紙5が縦方向に
連続して二列に配列された形態の複合シートとなってい
る。なお、周縁に枠部2を残した理由は、名刺上・下部
に直線を引く場合に枠部2がないと、直線が名刺の端部
から引くことができなくなるので、これを防止するため
である。
【0016】上記シート基材4は、例えば厚さ25〜3
8μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他プラ
スチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成され
ている。このシート基材4の表面に下塗り剤6を介して
再剥離性粘着層3が塗布されている。
8μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他プラ
スチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成され
ている。このシート基材4の表面に下塗り剤6を介して
再剥離性粘着層3が塗布されている。
【0017】なおこの場合、下塗り剤6として、例えば
アクリルゴム系、ポリウレタンゴム系等を使用すること
ができ、再剥離性粘着層3の粘着剤としてアクリル系粘
着剤、具体的にはアクリル系粒状微粘着剤とアクリル系
架橋タイプの中粘着剤とを適宜混合したしたものを使用
することができる。なお、アクリル系粒状微粘着剤とし
て、例えばアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル
90〜99.5重量%及び反応性官能基含有ビニル系モ
ノマー10〜0.5重量%から構成される共重合体微少
球で、共重合体微少球が、ビニル系モノマーの反応性官
能基を介して油溶性架橋剤により粒子内架橋されてなる
アクリル酸エステル系架橋重合体微少球が使用される
(特開昭61ー258854号公報参照)。また、アク
リル系架橋タイプの中粘着剤として、例えばアクリル酸
エステル及び/又はメタクリル酸のエステル62.0〜
99.95重量%、α−モノオレフィンカルボン酸0.
05〜8.0重量%、並びに酢酸ビニル及び/又はプロ
ピオン酸ビニル0〜30.0重量%よりなる共重合体
に、アルカリ金属アルコラート及びアルカリ金属水酸化
物から選ばれたアルカリ金属化合物を、この共重合体中
のカルボキシル基に対してアルカリ金属が0.01〜
2.0当量となるような割合で含有せしめてなる感圧性
接着剤組成物が使用される(特公昭52ー26765号
公報参照)。なお、アクリル系粒状微粘着剤とアクリル
系架橋タイプの中粘着剤の組成物は必ずしも上記組成物
に限定されるものではない。
アクリルゴム系、ポリウレタンゴム系等を使用すること
ができ、再剥離性粘着層3の粘着剤としてアクリル系粘
着剤、具体的にはアクリル系粒状微粘着剤とアクリル系
架橋タイプの中粘着剤とを適宜混合したしたものを使用
することができる。なお、アクリル系粒状微粘着剤とし
て、例えばアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル
90〜99.5重量%及び反応性官能基含有ビニル系モ
ノマー10〜0.5重量%から構成される共重合体微少
球で、共重合体微少球が、ビニル系モノマーの反応性官
能基を介して油溶性架橋剤により粒子内架橋されてなる
アクリル酸エステル系架橋重合体微少球が使用される
(特開昭61ー258854号公報参照)。また、アク
リル系架橋タイプの中粘着剤として、例えばアクリル酸
エステル及び/又はメタクリル酸のエステル62.0〜
99.95重量%、α−モノオレフィンカルボン酸0.
05〜8.0重量%、並びに酢酸ビニル及び/又はプロ
ピオン酸ビニル0〜30.0重量%よりなる共重合体
に、アルカリ金属アルコラート及びアルカリ金属水酸化
物から選ばれたアルカリ金属化合物を、この共重合体中
のカルボキシル基に対してアルカリ金属が0.01〜
2.0当量となるような割合で含有せしめてなる感圧性
接着剤組成物が使用される(特公昭52ー26765号
公報参照)。なお、アクリル系粒状微粘着剤とアクリル
系架橋タイプの中粘着剤の組成物は必ずしも上記組成物
に限定されるものではない。
【0018】また、上記シート基材4及び印刷用紙5は
印刷時の温度に耐え得る耐熱性を有する必要がある。す
なわち、プリンタ印刷時の温度(印刷用紙5の表面温
度:約280℃、下部温度:約180℃)に耐え得る必
要がある。この場合、プリンタ時間(1〜2秒)の間、
耐熱性を有するものであればよい。
印刷時の温度に耐え得る耐熱性を有する必要がある。す
なわち、プリンタ印刷時の温度(印刷用紙5の表面温
度:約280℃、下部温度:約180℃)に耐え得る必
要がある。この場合、プリンタ時間(1〜2秒)の間、
耐熱性を有するものであればよい。
【0019】一方、名刺の裏側への印刷を可能とするた
め、上記粘着シート1の印刷用紙5より裏側に存在する
シート基材4、下塗り剤6及び再剥離性粘着層3は、各
々の印刷用紙5の裏面に相当する面領域の一部(裏印刷
上必要)が切り取られ、すなわち名刺サイズの印刷用紙
5の周縁部に相当する額縁状受け部11を残す形で切り
取られ、これにより形成された開口窓12から各々の印
刷用紙5の裏面が露出している。額縁状受け部11の表
面には再剥離性粘着面としての再剥離性粘着層3がその
まま残されている。したがって、各印刷用紙5は、その
周縁部が、額縁状受け部11の再剥離性粘着層3によ
り、シート基材4と粘着されて保持される。
め、上記粘着シート1の印刷用紙5より裏側に存在する
シート基材4、下塗り剤6及び再剥離性粘着層3は、各
々の印刷用紙5の裏面に相当する面領域の一部(裏印刷
上必要)が切り取られ、すなわち名刺サイズの印刷用紙
5の周縁部に相当する額縁状受け部11を残す形で切り
取られ、これにより形成された開口窓12から各々の印
刷用紙5の裏面が露出している。額縁状受け部11の表
面には再剥離性粘着面としての再剥離性粘着層3がその
まま残されている。したがって、各印刷用紙5は、その
周縁部が、額縁状受け部11の再剥離性粘着層3によ
り、シート基材4と粘着されて保持される。
【0020】しかし、印刷用紙5は少なくとも2箇所に
おいてシート基材4と止められていれば足りる。このた
め、この剥離性粘着層3は額縁状受け部11の全周囲に
わたって設けられている必要はなく、部分的であっても
よく、また開口窓12の形状つまりこれによって形成さ
れる受け部11の形状は額縁状に連続している必要はな
く、途中で途切れていてもよい。
おいてシート基材4と止められていれば足りる。このた
め、この剥離性粘着層3は額縁状受け部11の全周囲に
わたって設けられている必要はなく、部分的であっても
よく、また開口窓12の形状つまりこれによって形成さ
れる受け部11の形状は額縁状に連続している必要はな
く、途中で途切れていてもよい。
【0021】上記のように構成されるこの発明の粘着シ
ートを用いて名刺を作製する場合は、名刺の編集情報を
作成したパソコン等に接続されたプリンタ(図示せず)
にこの発明の粘着シート1をセットした後、プリンタを
駆動して各印刷用紙5に所定の印刷を施し、更に裏面へ
の印刷をしたい場合は表裏を反転させた状態で再度プリ
ンタに粘着シート1を通し、その開口窓12より所要の
印刷を施し、その後シート基材4から印刷が施された印
刷用紙5を剥離すればよい。
ートを用いて名刺を作製する場合は、名刺の編集情報を
作成したパソコン等に接続されたプリンタ(図示せず)
にこの発明の粘着シート1をセットした後、プリンタを
駆動して各印刷用紙5に所定の印刷を施し、更に裏面へ
の印刷をしたい場合は表裏を反転させた状態で再度プリ
ンタに粘着シート1を通し、その開口窓12より所要の
印刷を施し、その後シート基材4から印刷が施された印
刷用紙5を剥離すればよい。
【0022】第2実施形態 図3はこの発明の粘着シートの第2実施形態の拡大断面
図である。第2実施形態は、上記第1実施形態における
再剥離性粘着層3に代えて、再剥離性粘着層3より粘着
力の高い粘着力を有する粘着面としての粘着層7を形成
し、印刷用紙5の裏面の周縁部に剥離剤8を塗布して、
印刷用紙5を粘着層7に対して剥離可能に接着した場合
である。
図である。第2実施形態は、上記第1実施形態における
再剥離性粘着層3に代えて、再剥離性粘着層3より粘着
力の高い粘着力を有する粘着面としての粘着層7を形成
し、印刷用紙5の裏面の周縁部に剥離剤8を塗布して、
印刷用紙5を粘着層7に対して剥離可能に接着した場合
である。
【0023】この場合、粘着層7を構成する粘着剤は、
上記第1実施形態と同様にシート基材4に下塗り剤6を
介して塗布されている。この粘着剤には上記第1実施形
態の再剥離性粘着剤と同様、例えばアクリル系粒状微粘
着剤とアクリル系架橋タイプの中粘着剤とを適宜に混合
したもので、中粘着剤の割合を多くしたものが使用され
る。また、剥離剤8として、例えばジメチルポリシロキ
サン等のシリコン系剥離剤、長鎖アルキル基を有する化
合物、パーフロロアルキル基を含有するポリマー、クロ
ム塩酸、シェラック、ワックス類、アクリロニトリルと
の共重合物等を使用することができる。
上記第1実施形態と同様にシート基材4に下塗り剤6を
介して塗布されている。この粘着剤には上記第1実施形
態の再剥離性粘着剤と同様、例えばアクリル系粒状微粘
着剤とアクリル系架橋タイプの中粘着剤とを適宜に混合
したもので、中粘着剤の割合を多くしたものが使用され
る。また、剥離剤8として、例えばジメチルポリシロキ
サン等のシリコン系剥離剤、長鎖アルキル基を有する化
合物、パーフロロアルキル基を含有するポリマー、クロ
ム塩酸、シェラック、ワックス類、アクリロニトリルと
の共重合物等を使用することができる。
【0024】なおこの場合、上記シート基材4は例えば
厚さ25μmポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他
プラスチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成
されている。なお、第2実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
厚さ25μmポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他
プラスチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成
されている。なお、第2実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
【0025】上記のように構成することにより、再剥離
性粘着剤を使用することなく、一般にタック紙に使用さ
れている粘着剤と同じ粘着剤を使用することができるの
で、コストの低廉化を図ることができる。
性粘着剤を使用することなく、一般にタック紙に使用さ
れている粘着剤と同じ粘着剤を使用することができるの
で、コストの低廉化を図ることができる。
【0026】第3実施形態 図4はこの発明の粘着シートの第3実施形態の使用前の
状態の平面図(a)及び使用時の平面図(b)であり、
図5は図4(a)のBーB線に沿う拡大断面図、図6は
図4(b)のCーC線に沿う拡大断面図である。
状態の平面図(a)及び使用時の平面図(b)であり、
図5は図4(a)のBーB線に沿う拡大断面図、図6は
図4(b)のCーC線に沿う拡大断面図である。
【0027】第3実施形態は、市販の名刺用紙に印刷を
施せるようにした場合である。すなわち、上記第1実施
形態と同様に周縁に枠部2を残してその内方領域に2列
の再剥離性粘着層3を有するシート基材4の再剥離性粘
着層3に、剥離用紙9を剥離可能に接着して粘着シート
1を構成し(図4(a)及び図5参照)、印刷時に剥離
用紙9をシート基材4から剥離して、再剥離性粘着層3
に市販の名刺用紙10(印刷用紙)を隙間なく並べて接
着可能にしたものである(図4(b)及び図6参照)。
施せるようにした場合である。すなわち、上記第1実施
形態と同様に周縁に枠部2を残してその内方領域に2列
の再剥離性粘着層3を有するシート基材4の再剥離性粘
着層3に、剥離用紙9を剥離可能に接着して粘着シート
1を構成し(図4(a)及び図5参照)、印刷時に剥離
用紙9をシート基材4から剥離して、再剥離性粘着層3
に市販の名刺用紙10(印刷用紙)を隙間なく並べて接
着可能にしたものである(図4(b)及び図6参照)。
【0028】この粘着シート1は、その裏面側から上記
開口窓12に相当するカット用領域13を描く境界線1
4に沿ってハーフカットされており、裏面印刷が必要な
場合には、図6の如く、この粘着シート1のカット用領
域13を除去して開口窓12を形成し、名刺用紙10の
裏面に印刷ができるようになっている。
開口窓12に相当するカット用領域13を描く境界線1
4に沿ってハーフカットされており、裏面印刷が必要な
場合には、図6の如く、この粘着シート1のカット用領
域13を除去して開口窓12を形成し、名刺用紙10の
裏面に印刷ができるようになっている。
【0029】なお、上記シート基材4は例えば厚さ25
〜30μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他
プラスチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成
されており、このシート基材4の表面に下塗り剤6を介
して再剥離性粘着層3が塗布されている。
〜30μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他
プラスチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成
されており、このシート基材4の表面に下塗り剤6を介
して再剥離性粘着層3が塗布されている。
【0030】上記のように構成することにより、名刺を
作製する場合は、粘着シート1から剥離用紙9を剥離
し、それにより生まれた領域における再剥離性粘着層3
に名刺用紙10を並べて接着し、そして、その状態でプ
リンタにセットして名刺用紙10に印刷することができ
る。また、裏面印刷が必要ならば、図6の如く、更にカ
ット用領域13を除去して再度プリンタに通すことによ
り、開口窓12から所望の文字等を名刺用紙10に印刷
することができる。
作製する場合は、粘着シート1から剥離用紙9を剥離
し、それにより生まれた領域における再剥離性粘着層3
に名刺用紙10を並べて接着し、そして、その状態でプ
リンタにセットして名刺用紙10に印刷することができ
る。また、裏面印刷が必要ならば、図6の如く、更にカ
ット用領域13を除去して再度プリンタに通すことによ
り、開口窓12から所望の文字等を名刺用紙10に印刷
することができる。
【0031】なお、第3実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
【0032】第4実施形態 図7はこの発明の粘着シートの第4実施形態の使用前の
状態の拡大断面図、図8は第4実施形態の使用時の拡大
断面図である。
状態の拡大断面図、図8は第4実施形態の使用時の拡大
断面図である。
【0033】第4実施形態は、上記第3実施形態の再剥
離性粘着層3に代えて上記第2実施形態の粘着層7をシ
ート基材4に設け、上記第3実施形態の剥離用紙9及び
名刺用紙10の裏面に上記第2実施形態の剥離剤8を塗
布した場合である。
離性粘着層3に代えて上記第2実施形態の粘着層7をシ
ート基材4に設け、上記第3実施形態の剥離用紙9及び
名刺用紙10の裏面に上記第2実施形態の剥離剤8を塗
布した場合である。
【0034】なお、第4実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態及び第2実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
分は上記第1実施形態及び第2実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0035】上記のように構成することにより、市販の
名刺用紙(上質紙)の裏面に剥離剤8を塗布して、再剥
離性粘着剤を使用することなく、一般にタック紙に使用
されている粘着剤と同じ粘着剤を使用することができの
で、市販されている各種の名刺用紙を使用してバラエテ
ィーに富んだ名刺の作製を行うことができる。
名刺用紙(上質紙)の裏面に剥離剤8を塗布して、再剥
離性粘着剤を使用することなく、一般にタック紙に使用
されている粘着剤と同じ粘着剤を使用することができの
で、市販されている各種の名刺用紙を使用してバラエテ
ィーに富んだ名刺の作製を行うことができる。
【0036】上記実施形態では、シート基材4の内方領
域に2列の再剥離性粘着層3(再剥離性粘着面)あるい
は粘着層7(粘着面)を設け、この再剥離性粘着層3、
粘着層7に印刷用紙5あるいは剥離用紙9や名刺用紙1
0を剥離可能に接着する場合について説明したが、必ず
しもこのような場合に限定されるものではなく、粘着層
3、7を1つあるいは3列以上設けるようにしてもよ
い。また、1列の粘着層3、7に接着される印刷用紙5
や名刺用紙10の枚数5枚以外の適宜枚数としてもよ
い。
域に2列の再剥離性粘着層3(再剥離性粘着面)あるい
は粘着層7(粘着面)を設け、この再剥離性粘着層3、
粘着層7に印刷用紙5あるいは剥離用紙9や名刺用紙1
0を剥離可能に接着する場合について説明したが、必ず
しもこのような場合に限定されるものではなく、粘着層
3、7を1つあるいは3列以上設けるようにしてもよ
い。また、1列の粘着層3、7に接着される印刷用紙5
や名刺用紙10の枚数5枚以外の適宜枚数としてもよ
い。
【0037】第5実施形態 第5実施形態は、市販の名刺用紙10それ自体を、図
9,図10に示すように1列又は図11,図12に示す
ように2列に並べ、その両端を再剥離性粘着テープ15
で固定し、シート状としたものである。この形態では、
上記した名刺裏面への開口窓12が再剥離性粘着テープ
15間で形成されるため、最も簡易に、名刺裏面への印
刷ができる。
9,図10に示すように1列又は図11,図12に示す
ように2列に並べ、その両端を再剥離性粘着テープ15
で固定し、シート状としたものである。この形態では、
上記した名刺裏面への開口窓12が再剥離性粘着テープ
15間で形成されるため、最も簡易に、名刺裏面への印
刷ができる。
【0038】第6実施形態 第6実施形態は、図13,図14に示すように、名刺サ
イズの打ち抜き穴、ここでは名刺5枚分の連続した打ち
抜き穴17を有する打ち抜き枠16を用意し、この打ち
抜き穴17内に名刺用紙10を収納して配列した後、そ
れら名刺用紙10の両端部を、再剥離性粘着テープ15
で、打ち抜き枠16に固定し、シート状にしたものであ
る。打ち抜き穴17内に名刺用紙10を収納して配列す
る形態であるため、図11のように名刺用紙10自体を
1枚1枚並べた形態に比べ、名刺用紙10の配列にズレ
が生じにくい。
イズの打ち抜き穴、ここでは名刺5枚分の連続した打ち
抜き穴17を有する打ち抜き枠16を用意し、この打ち
抜き穴17内に名刺用紙10を収納して配列した後、そ
れら名刺用紙10の両端部を、再剥離性粘着テープ15
で、打ち抜き枠16に固定し、シート状にしたものであ
る。打ち抜き穴17内に名刺用紙10を収納して配列す
る形態であるため、図11のように名刺用紙10自体を
1枚1枚並べた形態に比べ、名刺用紙10の配列にズレ
が生じにくい。
【0039】第7実施形態 上記では名刺用紙10の両端部を再剥離性粘着テープ1
5で固定したが、この実施形態は、図15(a)(b)
に示すように、名刺用紙10それ自体の上下端部を相互
に再剥離性粘着テープ15で固定したものである。この
場合、再剥離性粘着テープ15による名刺用紙10の上
下端部の連結は、図16(a)に示すように名刺用紙1
0の表側と裏側で交互に、又は無規則的に行ってもよ
い。再剥離性粘着テープ15を名刺用紙10の表裏面に
交互に固定することにより、名刺用紙10をつづら折り
にしてコンパクトにすることができる(図16(b)参
照)。更に、図17に示すように、2列に上下に配列し
再剥離性粘着テープ15で名刺用紙10の上下端を連結
することもできる。
5で固定したが、この実施形態は、図15(a)(b)
に示すように、名刺用紙10それ自体の上下端部を相互
に再剥離性粘着テープ15で固定したものである。この
場合、再剥離性粘着テープ15による名刺用紙10の上
下端部の連結は、図16(a)に示すように名刺用紙1
0の表側と裏側で交互に、又は無規則的に行ってもよ
い。再剥離性粘着テープ15を名刺用紙10の表裏面に
交互に固定することにより、名刺用紙10をつづら折り
にしてコンパクトにすることができる(図16(b)参
照)。更に、図17に示すように、2列に上下に配列し
再剥離性粘着テープ15で名刺用紙10の上下端を連結
することもできる。
【0040】なお、上記実施形態では、印刷用紙が名刺
用紙の場合について説明したが、印刷用紙は名刺以外の
カードやはがき等の所定サイズの用紙であってもよいこ
とは勿論である。
用紙の場合について説明したが、印刷用紙は名刺以外の
カードやはがき等の所定サイズの用紙であってもよいこ
とは勿論である。
【0041】
【実施例】次に、この発明の粘着シートの再剥離性粘着
層3と粘着層7に使用される粘着剤の剥離性の実験結果
について説明する。
層3と粘着層7に使用される粘着剤の剥離性の実験結果
について説明する。
【0042】剥離力測定方法:JIS Z−0237の
粘着テープ・粘着シート試験方法を用いて90度ひき剥
がし法にて測定 試験紙片 :官製はがきを名刺サイズに裁断 測定片の調製 : 測定片I:アクリル系粒状微粘着剤とアクリル系架橋タ
イプの中粘着剤とのブレンド比率を適宜に変えてポリエ
ステルフィルム25μmに30μm厚で塗布し、上記試
験紙片を張り合わせて測定片とした。
粘着テープ・粘着シート試験方法を用いて90度ひき剥
がし法にて測定 試験紙片 :官製はがきを名刺サイズに裁断 測定片の調製 : 測定片I:アクリル系粒状微粘着剤とアクリル系架橋タ
イプの中粘着剤とのブレンド比率を適宜に変えてポリエ
ステルフィルム25μmに30μm厚で塗布し、上記試
験紙片を張り合わせて測定片とした。
【0043】測定片II:上記試験紙片の裏面に剥離剤
{ナイスタックNWシリーズ用剥離ナイナー[ニチバン
(株)製]}に用いたシリコン系剥離剤にて処理(5g
/2m2)した面を張り合わせて測定片とした。
{ナイスタックNWシリーズ用剥離ナイナー[ニチバン
(株)製]}に用いたシリコン系剥離剤にて処理(5g
/2m2)した面を張り合わせて測定片とした。
【0044】実験条件:上記試験片を全て張り合わせた
後、無荷重の下で、上記JIS Z−0237の標準条
件で1カ月放置した。
後、無荷重の下で、上記JIS Z−0237の標準条
件で1カ月放置した。
【0045】上記条件で粘着シートの剥離性の測定を行
ったところ、第1実施形態〜第4実施形態(図1〜図
8)については表1に示すような結果が、また第5実施
形態(図9〜図12)については表2に示すような結果
が得られた。
ったところ、第1実施形態〜第4実施形態(図1〜図
8)については表1に示すような結果が、また第5実施
形態(図9〜図12)については表2に示すような結果
が得られた。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】上記実験の結果、剥離力が5〜50gf/
25mmの場合が、試験紙片を貼り合わせた台紙を手動
でプリンタをゆっくり通過させた場合の紙片端部の浮き
上がりが少なく、印刷に支障をきたすことがなかった。
また、粘着フィルム張り合わせ紙片の耳部を手で掴み、
水平に保って粘着フィルムのみを上方に300mm/m
inの速度で引っ張って剥がした場合のカール状態が少
なく、名刺としての品質を損なうことがないことが判っ
た。
25mmの場合が、試験紙片を貼り合わせた台紙を手動
でプリンタをゆっくり通過させた場合の紙片端部の浮き
上がりが少なく、印刷に支障をきたすことがなかった。
また、粘着フィルム張り合わせ紙片の耳部を手で掴み、
水平に保って粘着フィルムのみを上方に300mm/m
inの速度で引っ張って剥がした場合のカール状態が少
なく、名刺としての品質を損なうことがないことが判っ
た。
【0049】
【発明の効果】以上要するにこの発明の枚葉印刷用紙支
持粘着シートによれば、シート基材は周縁を残して内方
領域に再剥離性粘着面あるいは粘着面を有し、これら粘
着面に用紙を剥離可能に接着するので、印刷用紙を接着
した状態あるいはこの用紙に代えて別の印刷用紙(例え
ば名刺用紙)を接着した状態で、汎用プリンタで印刷す
ることができる。しかも、開口窓又は粘着テープ間を介
して印刷用紙裏面の印刷ができる。また、印刷後に用
紙、印刷用紙をシート基材から剥離して使用に供するこ
とができ、したがって、名刺等の作製を容易にすること
ができると共に、名刺等の作製の低廉化を図ることがで
きる。
持粘着シートによれば、シート基材は周縁を残して内方
領域に再剥離性粘着面あるいは粘着面を有し、これら粘
着面に用紙を剥離可能に接着するので、印刷用紙を接着
した状態あるいはこの用紙に代えて別の印刷用紙(例え
ば名刺用紙)を接着した状態で、汎用プリンタで印刷す
ることができる。しかも、開口窓又は粘着テープ間を介
して印刷用紙裏面の印刷ができる。また、印刷後に用
紙、印刷用紙をシート基材から剥離して使用に供するこ
とができ、したがって、名刺等の作製を容易にすること
ができると共に、名刺等の作製の低廉化を図ることがで
きる。
【図1】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第1
実施形態の一部を分解して示す斜視図である。
実施形態の一部を分解して示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第2
実施形態の拡大断面図である。
実施形態の拡大断面図である。
【図4】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第3
実施形態の使用前の状態の平面図(a)及び使用時の平
面図(b)である。
実施形態の使用前の状態の平面図(a)及び使用時の平
面図(b)である。
【図5】図4(a)のB−B線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図6】図4(b)のC−C線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図7】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第4
実施形態の使用前の状態の拡大断面図である。
実施形態の使用前の状態の拡大断面図である。
【図8】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第4
実施形態の使用時の状態の拡大断面図である。
実施形態の使用時の状態の拡大断面図である。
【図9】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第5
実施形態の平面図である。
実施形態の平面図である。
【図10】図9の枚葉印刷用紙支持粘着シートの概略断
面図である。
面図である。
【図11】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第
5実施形態の変形を示す平面図である。
5実施形態の変形を示す平面図である。
【図12】図11の枚葉印刷用紙支持粘着シートの概略
断面図である。
断面図である。
【図13】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第
6実施形態の変形を示す平面図である。
6実施形態の変形を示す平面図である。
【図14】図13の枚葉印刷用紙支持粘着シートの概略
断面図である。
断面図である。
【図15】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第
7実施形態を示す平面図(a)及びその概略断面図
(b)である。
7実施形態を示す平面図(a)及びその概略断面図
(b)である。
【図16】図15の枚葉印刷用紙支持粘着シートの変形
例を示し、印刷用紙への粘着テープの接着状態の概略断
面図(a)及びつづら折り状態の概略断面図(b)であ
る。
例を示し、印刷用紙への粘着テープの接着状態の概略断
面図(a)及びつづら折り状態の概略断面図(b)であ
る。
【図17】同じく図15の枚葉印刷用紙支持粘着シート
の変形例を示す平面図である。
の変形例を示す平面図である。
1 枚葉印刷用紙支持粘着シート(粘着シート) 2 枠部 3 再剥離性粘着層(再剥離性粘着面) 4 シート基材 5 名刺サイズの印刷用紙 6 下塗り剤 7 粘着層 8 剥離剤 9 剥離用紙 10 市販の名刺用紙 11 額縁状受け部 12 開口窓 13 カット用領域 14 境界線 15 再剥離性粘着テープ 16 打ち抜き枠 17 打ち抜き穴
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/02 G09F 3/02 M
Claims (8)
- 【請求項1】 周縁を残した内方領域に再剥離性粘着面
を有するシート基材と、その剥離性粘着面に剥離可能に
接着する印刷用紙とを具備する枚葉印刷用紙支持粘着シ
ートにおいて、 粘着シート周縁を残しかつ所定サイズの印刷用紙を複数
枚取るためのハーフカットによる切断線を入れ、得られ
た所定サイズの印刷用紙の各領域について、その背後に
位置する粘着シート部分に、裏面印刷を可能とする開口
窓をこの印刷用紙より小さく設け、この開口窓の周縁部
に印刷用紙の周縁を粘着し、上記開口窓内に印刷用紙の
裏面を露出させたことを特徴とする枚葉印刷用紙支持粘
着シート。 - 【請求項2】 シート基材の剥離力を、5〜50gf/
25mmとすることを特徴とする請求項1記載の枚葉印
刷用紙支持粘着シート。 - 【請求項3】 上記内方領域の周縁の用紙が上記印刷用
紙の材質と異なることを特徴とする請求項1記載の枚葉
印刷用紙支持粘着シート。 - 【請求項4】 印刷用紙それ自体を1列又は複数列に並
べ、その両端を再剥離性粘着テープで固定しシート状と
したことを特徴とする枚葉印刷用紙支持粘着シート。 - 【請求項5】 印刷用紙複数枚分の連続した打ち抜き穴
を有する打ち抜き枠内に印刷用紙を収納して配列した
後、それら印刷用紙の両端部を、再剥離性粘着テープで
打ち抜き枠に固定しシート状にしたことを特徴とする枚
葉印刷用紙支持粘着シート。 - 【請求項6】 印刷用紙それ自体の上下端部を相互に再
剥離性粘着テープで固定したことを特徴とする枚葉印刷
用紙支持粘着シート。 - 【請求項7】 粘着テープの剥離力を、5〜50gf/
25mmとすることを特徴とする請求項4,5又は6記
載の枚葉印刷用紙支持粘着シート。 - 【請求項8】 上記打ち抜き枠の用紙が上記印刷用紙の
材質と異なることを特徴とする請求項5記載の枚葉印刷
用紙支持粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35176695A JP3868528B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 枚葉印刷用紙支持粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35176695A JP3868528B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 枚葉印刷用紙支持粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09176582A true JPH09176582A (ja) | 1997-07-08 |
JP3868528B2 JP3868528B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=18419469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35176695A Expired - Fee Related JP3868528B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 枚葉印刷用紙支持粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3868528B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247981A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Dainippon Printing Co Ltd | カード添付用台紙 |
JP2007121866A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Toppan Forms Co Ltd | プリント用分離シート |
JP2010076420A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-04-08 | Kobayashi Create Co Ltd | カード付き帳票とその製造方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35176695A patent/JP3868528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247981A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Dainippon Printing Co Ltd | カード添付用台紙 |
JP4498955B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2010-07-07 | 大日本印刷株式会社 | カード添付用台紙 |
JP2007121866A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Toppan Forms Co Ltd | プリント用分離シート |
JP4630170B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-02-09 | トッパン・フォームズ株式会社 | プリント用分離シート |
JP2010076420A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-04-08 | Kobayashi Create Co Ltd | カード付き帳票とその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3868528B2 (ja) | 2007-01-17 |
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