JPH09305113A - 枚葉印刷用紙支持粘着シート - Google Patents

枚葉印刷用紙支持粘着シート

Info

Publication number
JPH09305113A
JPH09305113A JP14097696A JP14097696A JPH09305113A JP H09305113 A JPH09305113 A JP H09305113A JP 14097696 A JP14097696 A JP 14097696A JP 14097696 A JP14097696 A JP 14097696A JP H09305113 A JPH09305113 A JP H09305113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
printing paper
base material
printing
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14097696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikoya Moriguchi
彦弥 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP14097696A priority Critical patent/JPH09305113A/ja
Publication of JPH09305113A publication Critical patent/JPH09305113A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用パソコンやプリンタを用いて容易かつ低
廉化に名刺を製作でき、かつ、名刺の裏面への印刷を可
能にすること。 【解決手段】 再剥離性粘着層2を有するシート基材3
と、このシート基材3の再剥離性粘着層2に剥離可能に
接着される用紙4とからなる粘着シート1において、用
紙4に、複数枚の同一矩形状の印刷用紙5を間隔をおい
て取れるようにハーフカットによる切断線6を設ける。
シート基材3には、印刷用紙5の裏面を露呈すべく少な
くとも2本のハーフカットによる切断線7を設ける。こ
れにより、シート基材3に接着された状態で印刷用紙5
の表面に印刷することができ、切断線7に沿ってシート
基材3を剥離して、印刷用紙5の裏面を露呈することに
より、印刷用紙5の裏面に印刷することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、枚葉印刷用紙支
持粘着シートに関するもので、更に詳細には、例えば名
刺等の印刷用紙を印刷時には支持し、印刷後に剥離可能
にし、かつ印刷用紙の裏面への印刷を可能にする枚葉印
刷用紙支持粘着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロ等のOA機器
の多様化に伴って、例えば葉書や名刺等の特殊サイズの
用紙の印刷が広く行われている。この名刺等の作製方法
として、 パソコンやワープロ等で編集した情報を、名刺サイズ
にカットされた印刷用紙専用のプリンタで印刷する方
法、 上記と同様にパソコンやワープロ等で編集された情報
を汎用プリンタで1枚の印刷用紙に複数印刷した後、裁
断機で名刺サイズにカットする方法、 ミシン目が入ったリボン状シートに印刷を施し、ミシ
ン目で切って枚葉にする方法、 印刷用カードを収容する複数のカード保持域を所定の
配列パターンで台紙の表面上に形成し、カード保持域の
底面に剥離性接着剤層を形成して、カード保持域に印刷
用カードを保持した状態で印刷する方法(実開平2−9
9638号)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記すなわ
ち名刺サイズの印刷用紙を専用プリンタで印刷する方法
においては、専用プリンタが必要であるために高価とな
り、個人的に名刺を作製する場合や少数枚の名刺を作製
する場合には不向きであるという問題がある。上記す
なわち1枚の印刷用紙に複数枚印刷するものは、汎用パ
ソコンや汎用プリンタが使用できるため、上記のもの
に比べて安価に名刺を作製することができるが、これに
おいても裁断機が必要となるため、高価となり、しかも
パソコンとプリンタの他に裁断機を設置するスペースが
必要となり、更には、印刷された用紙を名刺サイズに裁
断するのに手間がかかると共に、熟練を要するなどの問
題がある。上記すなわちミシン目が入ったリボン状シ
ートに印刷する方法においては、切断線の見栄え上重大
な欠点があり、市場に殆ど受け入れられていないという
問題がある。これに対して、上記すなわち台紙に形成
されたカード保持域に印刷用カードを剥離可能に保持し
て印刷するものは、比較的容易に印刷することができ、
また印刷用紙も予め所定サイズに切断されているため、
体裁のよいものとなる。しかし、このような印刷用支持
シートは片面にのみ印刷をする場合を想定しているた
め、両面を印刷する用途には適さない。また、カード保
持域内に印刷用カードをはめ込むように収容するため、
印刷後のカードの取り出しが面倒であるという問題もあ
る。
【0004】印刷用紙の両面を印刷する方法として、剥
離可能な接着面を有する台紙に、接着される印刷用紙の
サイズより小面積の窓孔を設けるものが提案されている
(特開平8−90961号公報)。しかし、台紙に窓孔
を設けるものは、印刷用紙の裏面側に空間部が生じ、表
面印刷の際、その裏面部分がプリンターのロールから浮
くため印字が乱れるという問題がある。この問題を解決
する手段として、複数枚の名刺用紙を、その切断面間に
介在する接着剤をで固定する方法が考えられるが、この
方法では、厚さの薄い名刺用紙を切断面で接着するのに
手間がかかりコスト高となるという問題がある。また、
接着剤は印刷後に剥離できるようにするために接着力を
弱くすると、名刺用紙が離脱する虞れがあり、実用的で
はない。この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、
汎用パソコンやプリンタを用いて容易に名刺を製作でき
かつ名刺の作製の低廉化を図ることができると共に、名
刺の裏面への印刷を可能にする枚葉印刷用紙支持粘着シ
ートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートは、再剥離
性粘着面を有するシート基材と、このシート基材の再剥
離性粘着面に剥離可能に接着される用紙とからなり、
上記用紙に、複数枚の同一矩形状の印刷用紙を間隔をお
いて取れるようにハーフカットによる切断線を設け、
上記シート基材には、上記印刷用紙の裏面を露呈すべく
少なくとも2本のハーフカットによる切断線を設けてな
る、ことを特徴とする(請求項1)。
【0006】この発明において、上記シート基材に設け
られる切断線は、印刷用紙の裏面を露呈すべく少なくと
も2本のハーフカットによる切断線であれば、切断線の
形態は任意でよく、例えば、上記シート基材に設けられ
るハーフカットによる切断線を、シート基材の両端に渡
って連続する互いに平行な複数の直線状線にて形成する
ことができる(請求項2)。また、この切断線を、印刷
用紙周縁の内方側に沿って屈曲する第1の切断線と、隣
接する印刷用紙の上記第1の切断線を連結する第2の切
断線とを有する蛇行状線にて形成する(請求項3)か、
あるいは、印刷用紙の角部の内方側を通る傾斜切断線
と、印刷用紙の辺部近傍に沿う直状切断線とを有するジ
グザグ状線にて形成することができる(請求項4)。
【0007】また、上記シート基材の剥離力を、5〜5
0gf/25mmとする方が好ましい(請求項5)。
【0008】上記のように構成されるこの発明の枚葉印
刷用紙支持粘着シートによれば、印刷用紙を剥離可能に
接着するシート基材に、印刷用紙の裏面を露呈すべく少
なくとも2本のハーフカットによる切断線を設けること
により、印刷用紙を接着した状態で、汎用プリンタにて
印刷することができる。しかも、シート基材を切断線に
沿って剥離することにより、印刷用紙の裏面を露呈する
ことができるので、印刷用紙の裏面を印刷することがで
きる。また、印刷後に印刷用紙をシート基材から剥離し
て使用に供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】◎第一実施形態 図1はこの発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第一実
施形態の一部を分解して示す斜視図、図2は上記粘着シ
ートの裏面図、図3は図1のA−A線に沿う拡大断面
図、図4は図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【0011】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シート1
(以下に粘着シートという)は、片面に再剥離性粘着面
としての再剥離性粘着層2を有するシート基材3と、再
剥離性粘着層2に剥離可能に接着される名刺に供される
用紙4とで構成されている。
【0012】この場合、用紙4は再剥離性粘着層2に貼
合わされた後、複数枚の同一矩形状の印刷用紙5を適宜
間隔をおいて取れるようにハーフカットによる切断線6
が設けられている。ここでは、粘着シート1の用紙端部
を所定幅の枠部4aを残して、複数枚の同一形状カード
つまり名刺サイズの印刷用紙5が取れるようにハーフカ
ットによる切断線6が入れられ、複数枚の印刷用紙5が
縦方向に連続して2列に配列された形態の複合シートと
なっている。なお、周縁に枠部4aを残した理由は、名
刺上・下部に直線を引く場合に枠部4aがないと、直線
が名刺の端部から引くことができなくなるので、これを
防止するためである。
【0013】一方、シート基材3には、縦方向の両端に
渡って互いに平行な複数本(図面では8本の場合を示
す)のハーフカットによる切断線7が設けられており、
これら切断線7の任意の線に沿ってシート基材3を剥離
することによって、印刷用紙5の裏面を露呈し得るよう
に構成されている。この場合、これら切断線7間に例え
ばa,b…iのような記号を施し、印刷用紙5の裏面の
印刷領域に対応させて例えばb,c,dの領域を剥がす
ことによって印刷する面積をコントロールすることがで
きる。なお、印字用ソフトのプログラムによって予め切
断線7の位置決めをしておけば、名刺の裏面印刷の面積
に対応させて上記領域a,b…iの剥がす記号を指示す
ることができる。
【0014】上記シート基材3は、例えば厚さ25〜3
8μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他プラ
スチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成され
ている。そして、このシート基材3の表面に下塗り剤8
を介して再剥離性粘着層2が塗布されている(図3及び
図4参照)。
【0015】なおこの場合、下塗り剤8として、例えば
アクリルゴム系、ポリウレタンゴム系等を使用すること
ができ、再剥離性粘着層2の粘着剤としてアクリル系粘
着剤、具体的にはアクリル系粒状微粘着剤とアクリル系
架橋タイプの中粘着剤とを適宜混合したしたものを使用
することができる。なお、アクリル系粒状微粘着剤とし
て、例えばアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル
90〜99.5重量%及び反応性官能基含有ビニル系モ
ノマー10〜0.5重量%から構成される共重合体微少
球で、共重合体微少球が、ビニル系モノマーの反応性官
能基を介して油溶性架橋剤により粒子内架橋されてなる
アクリル酸エステル系架橋重合体微少球が使用される
(特開昭61ー258854号公報参照)。また、アク
リル系架橋タイプの中粘着剤として、例えばアクリル酸
エステル及び/又はメタクリル酸のエステル62.0〜
99.95重量%、α−モノオレフィンカルボン酸0.
05〜8.0重量%、並びに酢酸ビニル及び/又はプロ
ピオン酸ビニル0〜30.0重量%よりなる共重合体
に、アルカリ金属アルコラート及びアルカリ金属水酸化
物から選ばれたアルカリ金属化合物を、この共重合体中
のカルボキシル基に対してアルカリ金属が0.01〜
2.0当量となるような割合で含有せしめてなる感圧性
接着剤組成物が使用される(特公昭52ー26765号
公報参照)。なお、アクリル系粒状微粘着剤とアクリル
系架橋タイプの中粘着剤の組成物は必ずしも上記組成物
に限定されるものではない。
【0016】また、上記シート基材3及び印刷用紙5は
印刷時の温度に耐え得る耐熱性を有する必要がある。す
なわち、プリンタ印刷時の温度(印刷用紙5の表面温
度:約280℃、下部温度:約180℃)に耐え得る必
要がある。この場合、プリンタ時間(1〜2秒)の間、
耐熱性を有するものであればよい。
【0017】上記のように構成されるこの発明の粘着シ
ートを用いて名刺を作製する場合は、名刺の編集情報を
作成したパソコン等に接続されたプリンタ(図示せず)
にこの発明の粘着シート1をセットした後、プリンタを
駆動して各印刷用紙5に所定の印刷を施し、更に裏面へ
の印刷をしたい場合は、図5に示すように、印刷領域に
対応した領域例えばb,c,dの部分のシート基材3を
剥がして印刷用紙5の裏面を露呈した状態で再度プリン
タに粘着シート1を通し、その露呈部分に所要の印刷を
施し、その後シート基材3から印刷が施された印刷用紙
5を剥離すればよい。
【0018】◎第二実施形態 図6はこの発明の粘着シートの第二実施形態の拡大断面
図である。
【0019】第二実施形態は、上記第一実施形態におけ
る再剥離性粘着層2に代えて、再剥離性粘着層2より粘
着力の高い粘着力を有する粘着面としての粘着層9を形
成し、印刷用紙5の裏面に剥離剤10を塗布して、印刷
用紙5を粘着層9に対して剥離可能に接着した場合であ
る。
【0020】この場合、粘着層9を構成する粘着剤は、
上記第一実施形態と同様にシート基材3に下塗り剤8を
介して塗布されている。この粘着剤には上記第一実施形
態の再剥離性粘着剤と同様、例えばアクリル系粒状微粘
着剤とアクリル系架橋タイプの中粘着剤とを適宜に混合
したもので、中粘着剤の割合を多くしたものが使用され
る。また、剥離剤10として、例えばジメチルポリシロ
キサン等のシリコン系剥離剤、長鎖アルキル基を有する
化合物、パーフロロアルキル基を含有するポリマー、ク
ロム塩酸、シェラック、ワックス類、アクリロニトリル
との共重合物等を使用することができる。
【0021】なおこの場合、上記シート基材3は例えば
厚さ25μmポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、その他
プラスチック製フィルム、あるいは紙製部材等にて形成
されている。なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
【0022】上記のように構成することにより、再剥離
性粘着剤を使用することなく、一般にタック紙に使用さ
れている粘着剤と同じ粘着剤を使用することができるの
で、コストの低廉化を図ることができる。
【0023】◎第三実施形態 図7はこの発明の粘着シートの第三実施形態を示す裏面
図、図8は第三実施形態の別の例を示す裏面図である。
【0024】第三実施形態は、シート基材3に設けられ
るハーフカットによる切断線7を、印刷用紙5周縁の内
方側に沿って屈曲する第1の切断線7aと、隣接する印
刷用紙5の第1の切断線7aを連結する第2の切断線7
bとを有する蛇行状線7cにて形成した場合である。
【0025】この場合、図7に示すように、第2の切断
線7bを配列された印刷用紙5の配列方向の中央部側に
設けてもよく、あるいは、図8に示すように、第2の切
断線7bを印刷用紙5の配列方向に沿って左右に交互に
偏倚させるようにしてもよい。なお、第2の切断線7b
を印刷用紙5の配列方向に沿って交互に偏倚させる場合
には、隣接する印刷用紙5の間隔を広げておく方がよ
い。その理由は、隣接する印刷用紙5の間隔が狭いと、
第1の切断線7aと第2の切断線7bとの連結部分が鋭
角的になり、スムーズに剥離できない場合が生じるから
である。なお、図8では、印刷用紙5が適宜間隔をおい
て1列に配列される場合について説明したが、図7と同
様に印刷用紙5を2列配列してもよい。
【0026】上記のように、シート基材3に設けられる
ハーフカットによる切断線7を、印刷用紙5周縁の内方
側に沿って屈曲する第1の切断線7aと、隣接する印刷
用紙5の第1の切断線7aを連結する第2の切断線7b
とを有する蛇行状線7cにて形成することにより、1回
の剥離操作によって、各列の印刷用紙5の裏面を同時に
露呈することができる。また、上記第一実施形態の場合
に比べて、露呈される印刷用紙5の裏面の周縁部にはシ
ート基材3が多く残っているため、裏面印刷の際の印刷
用紙5の保持を強固にすることができ、印刷時の印刷用
紙5の移動を防止することができると共に、印字の乱れ
等を更に確実に防止することができる。なお、第三実施
形態において、その他の部分は上記第一実施形態と同じ
であるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略
する。
【0027】◎第四実施形態 図9はこの発明の粘着シートの第四実施形態を示す表面
図である。
【0028】第四実施形態は、上記第三実施形態のシー
ト基材3の剥離を容易に行えるようにした場合である。
すなわち、上記蛇行状切断線7cの端部側の2本の蛇行
状切断線7c間の部分に、半円弧状の切込み11を設け
て、この切込み11に爪を入れて、シート基材3の剥離
を容易に行えるようにした場合である。この場合、切込
み11は、シート基材3全体を半円弧状に切り欠いても
よく、あるいは、シート基材3の再剥離性粘着層2(あ
るいは粘着層9)を円弧状に切除するようにしてもよ
い。要するに、シート基材3を剥離する際に、引き剥が
しを容易にするための爪の引っ掛かり部分が形成できれ
ばよい。なお、第四実施形態において、その他の部分は
上記第一実施形態及び第三実施形態と同じであるので、
同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0029】◎第五実施形態 図10はこの発明の粘着シートの第五実施形態を示す拡
大断面図である。
【0030】第五実施形態は、シート基材3に設けられ
るハーフカットによる切断線7を、印刷用紙5の角部5
aの内方側を通る傾斜切断線7dと、印刷用紙5の辺部
近傍に沿う直状切断線7eとを有するジグザグ状線7f
にて形成した場合である。なおこの場合、ジグザグ状線
7fの端部側の2本のジグザグ状線7f間の部分に、上
記第四実施形態と同様の半円弧状の切込み11を設けて
おく方が好ましい。
【0031】上記のように、シート基材3に設けられる
ハーフカットによる切断線7を、印刷用紙5の角部5a
の内方側を通る傾斜切断線7dと、印刷用紙5の辺部近
傍に沿う直状切断線7eとを有するジグザグ状線7fに
て形成することにより、上記第三実施形態の場合と同様
に、1回の剥離操作によって、各列の印刷用紙5の裏面
を同時に露呈することができる。また、上記第一実施形
態の場合に比べて、露呈される印刷用紙5の裏面の角部
5aがシート基材3にて保持されるため、裏面印刷の際
の印刷用紙5の保持を強固にすることができ、印刷時の
印刷用紙5の移動を防止することができると共に、印字
の乱れ等を更に確実に防止することができる。
【0032】なお、上記実施形態では、印刷用紙が名刺
用紙の場合について説明したが、印刷用紙は名刺以外の
カードやはがき等の所定サイズの用紙であってもよいこ
とは勿論である。
【0033】
【実施例】次に、この発明の粘着シートの再剥離性粘着
層2と粘着層9に使用される粘着剤の剥離性の実験結果
について説明する。
【0034】剥離力測定方法:JIS Z−0237の
粘着テープ・粘着シート試験方法を用いて90度ひき剥
がし法にて測定 試験紙片 :代表的名刺用紙である上質紙190g
/m2を名刺サイズに裁断 測定片の調製 : 測定片I:アクリル系粒状微粘着剤とアクリル系架橋タ
イプの中粘着剤とのブレンド比率を適宜に変えてポリエ
ステルフィルム25μmに30μm厚で塗布し、上記試
験紙片を貼合わせて測定片とした。
【0035】測定片II:上記試験紙片の裏面に剥離剤
{ナイスタックNWシリーズ用剥離ナイナー[ニチバン
(株)製]}に用いたシリコン系剥離剤にて処理(5g
/2m2)した面を貼合わせて測定片とした。
【0036】実験条件:上記試験片を全て貼合わせた
後、無荷重の下で、上記JIS Z−0237の標準条
件で1カ月放置した。
【0037】上記条件で粘着シートの剥離性の測定を行
ったところ、表1に示すような結果が得られた。
【0038】
【表1】
【0039】上記実験の結果、剥離力が5〜50gf/
25mmの場合が、試験紙片を貼り合わせた台紙を手動
でプリンタをゆっくり通過させた場合の紙片端部の浮き
上がりが少なく、印刷に支障をきたすことがなかった。
また、粘着フィルム貼合わせ紙片の耳部を手で掴み、水
平に保って粘着フィルムのみを上方に300mm/mi
nの速度で引っ張って剥がした場合のカール状態が少な
く、名刺としての品質を損なうことがないことが判っ
た。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の枚葉
印刷用紙支持粘着シートによれば、印刷用紙を剥離可能
に接着するシート基材に、印刷用紙の裏面を露呈すべく
少なくとも2本のハーフカットによる切断線を設けるの
で、印刷用紙を接着した状態で、汎用プリンタにて印刷
することができる。しかも、シート基材を切断線に沿っ
て剥離することにより、印刷用紙の裏面を露呈すること
ができるので、印刷用紙の裏面を印刷することができ
る。更には、印刷後に印刷用紙をシート基材から剥離し
て使用に供することができるので、名刺等の作製を容易
にすることができる共に、名刺等の作製の低廉化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第一
実施形態の一部を分解して示す斜視図である。
【図2】第一実施形態の裏面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図5】シート基材を剥がした状態の裏面図である。
【図6】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第二
実施形態を示す拡大断面図である。
【図7】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第三
実施形態を示す表面図である。
【図8】第三実施形態の別の例を示す表面図である。
【図9】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第四
実施形態を示す表面図である。
【図10】この発明の枚葉印刷用紙支持粘着シートの第
五実施形態を示す表面図である。
【符号の説明】
1 枚葉印刷用紙支持粘着シート(粘着シート) 2 再剥離性粘着層(再剥離性粘着面) 3 シート基材 4 用紙 5 印刷用紙 6 用紙側のハーフカットの切断線 7 シート基材側のハーフカットの切断線 7a 第1の切断線 7b 第2の切断線 7c 蛇行状線 7d 傾斜切断線 7e 直状切断線 7f ジグザグ状線 8 下塗り剤 9 粘着層 10 剥離剤 11 切込み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再剥離性粘着面を有するシート基材と、
    このシート基材の再剥離性粘着面に剥離可能に接着され
    る用紙とからなり、 上記用紙に、複数枚の同一矩形状の印刷用紙を間隔をお
    いて取れるようにハーフカットによる切断線を設け、 上記シート基材には、上記印刷用紙の裏面を露呈すべく
    少なくとも2本のハーフカットによる切断線を設けてな
    る、ことを特徴とする枚葉印刷用紙支持粘着シート。
  2. 【請求項2】 上記シート基材に設けられるハーフカッ
    トによる切断線が、シート基材の両端に渡って連続する
    互いに平行な複数の直線状線である、ことを特徴とする
    請求項1記載の枚葉印刷用紙支持粘着シート。
  3. 【請求項3】 上記シート基材に設けられるハーフカッ
    トによる切断線が、印刷用紙周縁の内方側に沿って屈曲
    する第1の切断線と、隣接する印刷用紙の上記第1の切
    断線を連結する第2の切断線とを有する蛇行状線であ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の枚葉印刷用紙支持
    粘着シート。
  4. 【請求項4】 上記シート基材に設けられるハーフカッ
    トによる切断線が、印刷用紙の角部の内方側を通る傾斜
    切断線と、印刷用紙の辺部近傍に沿う直状切断線とを有
    するジグザグ状線である、ことを特徴とする請求項1記
    載の枚葉印刷用紙支持粘着シート。
  5. 【請求項5】 上記シート基材の剥離力を、5〜50g
    f/25mmとする、ことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の枚葉印刷用紙支持粘着シート。
JP14097696A 1996-05-10 1996-05-10 枚葉印刷用紙支持粘着シート Withdrawn JPH09305113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14097696A JPH09305113A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 枚葉印刷用紙支持粘着シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14097696A JPH09305113A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 枚葉印刷用紙支持粘着シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09305113A true JPH09305113A (ja) 1997-11-28

Family

ID=15281234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14097696A Withdrawn JPH09305113A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 枚葉印刷用紙支持粘着シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09305113A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072342A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-19 Keiwa Inc. Feuille stratifiee et feuille de preparation de carte
KR100414434B1 (ko) * 2001-10-30 2004-01-13 한국폼텍 주식회사 컴퓨터 프린터용 명함 용지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072342A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-19 Keiwa Inc. Feuille stratifiee et feuille de preparation de carte
KR100414434B1 (ko) * 2001-10-30 2004-01-13 한국폼텍 주식회사 컴퓨터 프린터용 명함 용지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10373529B2 (en) Label sheet design for easy removal of labels
CA2512250C (en) Label sheet design for easy removal of labels
WO2001079372A2 (en) Large-sized, mountable and removable sheet assembly and method therefor
US20080284156A1 (en) Label Having Means of Preventing Deformation in a Substrate
WO1987002973A1 (en) Carrier for advancing sheets
JPH07306641A (ja) 微細ミシン目入りタツク紙
WO2006023076A1 (en) Device for supporting a substantially planar article
JP2006227051A (ja) ラベル貼付台紙とその使用方法
JPH09305113A (ja) 枚葉印刷用紙支持粘着シート
JP3868528B2 (ja) 枚葉印刷用紙支持粘着シート
EP0076593A1 (en) System for transferring indicia to a surface
US20010041232A1 (en) Method for merchandising mouse pads
JPH0930155A (ja) 枚葉印刷用紙支持粘着シート
JP3233325B2 (ja) ラベル連続紙
JP3101251B2 (ja) ラベル印刷紙およびその製造方法
JP2004291292A (ja) 配送伝票用帳票
JP2004291293A (ja) 配送伝票用帳票
JP2008502003A (ja) 再配置可能な機構のこけら板状組立体
JP2003237221A (ja) 印刷用シート
JP2003261841A (ja) 貼り合わせ用粘着シート
JPH1035963A (ja) 巻き取りシートの末端部仮止め兼連結用粘着テープ
JP3203467B2 (ja) 展示パネル用台板
JP4498880B2 (ja) 積層カレンダー
JP3010172U (ja) 印刷用紙
KR19990028262A (ko) 전착가능한 커버 물품

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030805