JP3010172U - 印刷用紙 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数枚の名刺用紙を普及型プリンタのような
比較的安価な印刷機で同時に印刷し、印刷後に簡易に且
つ短時間で名刺一枚分の大きさに分離することによっ
て、凹凸がなく外見の美しい名刺を得ることができるよ
うにする。 【構成】 複数枚の名刺用紙11a〜11eがその切断
面間に介在する接着剤で固定されることによって全体と
して一枚の印刷用紙10とされている。
比較的安価な印刷機で同時に印刷し、印刷後に簡易に且
つ短時間で名刺一枚分の大きさに分離することによっ
て、凹凸がなく外見の美しい名刺を得ることができるよ
うにする。 【構成】 複数枚の名刺用紙11a〜11eがその切断
面間に介在する接着剤で固定されることによって全体と
して一枚の印刷用紙10とされている。
Description
【0001】
本考案は、印刷用紙に関し、特に、オフセット印刷機、スクリ−ン印刷機、孔 版印刷機、活版印刷機、凸版印刷機、パーソナルコンピュータやワードプロセッ サのプリンタ、コピー機、ファクシミリ等の印刷機に使用する印刷用紙に関する 。
【0002】
現在広く普及しているパーソナルコンピュータ及びワードプロセッサの普及型 プリンタは細密な美しい印刷が可能であるため、一般企業や個人は印刷業者に依 頼したのと変わりない程度の例えば名刺等の印刷物を自ら印刷できるようになっ た。
【0003】 ところで、名刺や葉書やテレフォンカード等のように比較的面積の小さい印刷 物を得るには、以下に述べるような手段がある。
【0004】 第1は、名刺等の一枚分の大きさを有する印刷用紙を用いて印刷する手段であ る。
【0005】 第2は、名刺等の例えば10枚分程度の大きさを有する印刷用紙(面付け用紙 )を用いて印刷し、印刷後に断裁機等で名刺等一枚分の大きさに切断する手段で ある。
【0006】 第3は、葉書等の例えば4枚分程度の大きさを有するとともに、葉書等一枚分 の大きさに分割されたミシン目の入った印刷用紙を用いて印刷し、印刷後にミシ ン目に沿って葉書等一枚分の大きさに分離する手段である。
【0007】 第4は、名刺等一枚分の大きさのスリットを入れて一枚づつ剥がせるようにし た用紙の全面に片面粘着性を有する台紙が貼り付けられた印刷用紙を用いて印刷 し、印刷後にスリットに沿って名刺等一枚分の大きさに台紙から剥離する手段で ある。
【0008】
しかし、上述の4つの手段には、夫々以下のような問題点があった。まず、第 1の手段では、パーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタが 名刺等のような比較的小さな面積の印刷用紙に印刷するのには適さないために、 専用の高価な印刷機が必要となるという問題点があった。また、例えば通常の昇 華型カラープリンタ等のような印刷機を用いて名刺等のような比較的小さな面積 の印刷用紙に印刷すると、A4以下のサイズのものはランニングコストがA4と 同等になり、名刺等の単価が非常に高価なものになってしまう。
【0009】 また、第2の手段では、印刷後に印刷用紙を正確且つ短時間で切断するために 高価でスペースをとる断裁機が必要になるという問題点があった。また、第3の 手段では、ミシン目の入った印刷用紙を用いるので、ミシン目で分離した後に、 分離した箇所に凹凸ができて外見が美しくなく、特に名刺として用いるのに全く 不適当であるという問題点があった。さらに、第4の手段では、用紙と台紙を重 ねて用いるためにコストが高く、且つ、用紙の裏面に印刷することができないと いう問題点があった。
【0010】 そこで、本考案の目的は、パーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及 型プリンタのような比較的安価な印刷機で一回の印刷により複数枚同時に印刷す ることができ、印刷後に簡易に且つ短時間で名刺等一枚分の大きさに分離でき、 分離した箇所に凹凸がなく外見の美しい名刺等を得ることができ、さらに、低コ ストで裏面にも印刷することができる印刷用紙を提供することである。
【0011】
前記目的を達成するために、本考案の印刷用紙は、複数枚の用紙が前記用紙の 切断面間に介在する接着剤で固定されることによって全体として一枚とされてい る。
【0012】 本考案の一態様においては、前記用紙は、平面形状が40〜110mm×70 〜160mmの矩形であり且つ厚さが0.1〜0.5mmであるとともに、その 長手方向の切断面どうしが対向するように一方向に配列されている。
【0013】 本考案の印刷用紙は、別の態様においては、夫々1枚又は2枚以上の用紙及び 補助用紙が前記用紙及び前記補助用紙の切断面間に介在する接着剤で固定される ことによって全体として一枚とされており、且つ、前記補助用紙が全体の周辺部 の少なくとも一部に配置されている。
【0014】 本考案の一態様においては、前記用紙は平面形状が40〜110mm×70〜 160mmの矩形であり且つ厚さが0.1〜0.5mmであり、前記用紙及び前 記補助用紙は全体の平面形状が矩形となるように配置されている。
【0015】 本考案の印刷用紙は、さらに別の態様においては、複数枚の用紙が前記用紙の 周辺部に貼付された粘着テープで固定されることによって全体として一枚とされ ている。
【0016】 尚、本考案において、「用紙」及び「補助用紙」は、オフセット印刷機、スク リ−ン印刷機、孔版印刷機、活版印刷機、凸版印刷機、パーソナルコンピュータ やワードプロセッサのプリンタ、コピー機、ファクシミリ等の印刷機に用いるこ とのできる材質からできていればよく、例えば紙パルプ製のものや合成樹脂製等 のものでもよい。また、本考案において、「矩形」は、正方形及び長方形を含む ものである。
【0017】
請求項1の印刷用紙は、複数枚の用紙がその切断面間に介在する接着剤で固定 されているので、印刷後に簡易に且つ短時間で切断面に凹凸がなく外見の美しい 名刺等一枚分の大きさに分離することができる。また、複数枚の用紙が台紙に重 ねられることなく全体として一枚に形成されているので、低コストで裏面にも印 刷することができる。また、複数枚の用紙がその切断面で固定されることによっ て全体として一枚とされているので、面積の小さい名刺等の用紙を一回の印刷に より複数枚同時にパーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタ のような比較的安価な印刷機で印刷することができる。また、複数枚の用紙がそ の切断面間に介在する接着剤で固定されているから、用紙を夫々正反対の方向に 引っ張る力に対しては強いので印刷前の取扱中や印刷中に分離しにくく、用紙を 左右又は上下に角度を付けて引き離す力に対しては容易に分離できるので、印刷 後に例えば人間の手で簡単に一枚ずつにすることができる。
【0018】 請求項2の印刷用紙は、複数枚の用紙の平面形状が夫々矩形であるとともにそ の長手方向の切断面どうしが対向するように一方向に配列されているので、印刷 機器の用紙ストック用トレイ(カセット)等への収納がしやすく、また、印刷後 に印刷用紙の分離を例えば人間の手で極めて容易に行うことができる。
【0019】 請求項3の印刷用紙は、用紙及び補助用紙がその切断面間に介在する接着剤で 固定されているので、印刷後に簡易に且つ短時間で切断面に凹凸がなく外見の美 しい名刺等一枚分の大きさに分離することができる。また、夫々1枚又は2枚以 上の用紙及び補助用紙が台紙に重ねられることなく全体として一枚に形成されて いるので、低コストで裏面にも印刷することができる。また、用紙及び補助用紙 がその切断面で固定されることによって全体として一枚とされているので、面積 の小さい名刺等の用紙を例えば一回の印刷により複数枚同時にパーソナルコンピ ュータやワードプロセッサの普及型プリンタのような比較的安価な印刷機で印刷 することができる。また、補助用紙が全体の周辺部の少なくとも一部に配置され ているので、パーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタのよ うな通常の印刷機では印刷することができない各用紙夫々の周辺部にまで印刷を 行うことができる。
【0020】 請求項4の印刷用紙は、全体の平面形状が矩形となるように用紙及び補助用紙 が配置されているので、例えば印刷機器の用紙ストック用トレイ(カセット)へ の収納や保存、運搬等の印刷前における印刷用紙の取扱いが容易になる。
【0021】 請求項5の印刷用紙は、複数枚の用紙がその周辺部に貼付された粘着テープで 固定されているので、粘着テープを剥離することによって印刷後に簡易に且つ短 時間で切断面に凹凸がなく外見の美しい名刺等一枚分の大きさに分離することが できる。また、複数枚の用紙が台紙に重ねられることなく全体として一枚に形成 されているので、低コストで裏面にも印刷することができる。また、用紙がその 周辺部で固定されることによって全体として一枚とされているので、面積の小さ い名刺等の用紙を一回の印刷により複数枚同時にパーソナルコンピュータやワー ドプロセッサの普及型プリンタのような比較的安価な印刷機で印刷することがで きる。
【0022】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】 図1に本考案の第1実施例の印刷用紙の平面図を示す。図1において、印刷用 紙10は、平面形状が55mm×91mmの矩形であり且つ厚さが0.2mmの 紙パルプ製の5枚の名刺用紙11a〜11eを有している。名刺用紙11a〜1 1eは、各名刺用紙の長手方向の切断面(91mm×0.2mm)どうしが対向 するように一方向に配列されている。つまり、名刺用紙11aの長手方向の切断 面の一方は、名刺用紙11bの長手方向の切断面の一方と対向しており、名刺用 紙11bの長手方向の切断面の他方は、名刺用紙11cの長手方向の切断面の一 方と対向している。さらに、名刺用紙11cの長手方向の切断面の他方は、名刺 用紙11dの長手方向の切断面の一方と対向しており、名刺用紙11dの長手方 向の切断面の他方は、名刺用紙11eの長手方向の切断面の一方と対向している 。
【0024】 名刺用紙11a及び名刺用紙11bの対向する切断面の間、名刺用紙11b及 び名刺用紙11cの対向する切断面の間、名刺用紙11c及び名刺用紙11dの 対向する切断面の間、並びに、名刺用紙11d及び名刺用紙11eの対向する切 断面の間には、幅(対向する切断面間の距離)0.01mm程度の酢酸ビニルエ マルジョン系接着剤(図示せず)が介在している。この結果、名刺用紙11a〜 11eは、対向する切断面において分離可能に固定されることになり、全体とし て一枚の印刷用紙10を形成している。尚、固定の状態は、名刺用紙11a〜1 1eが接着剤が介在する部分で分離可能にされている状態であればよく、接着剤 が完全に硬化している状態、及び、接着剤が完全に硬化しておらず柔軟性のある 状態のいずれでもよい。
【0025】 本実施例の印刷用紙10は、複数枚の名刺用紙11a〜11eがその切断面間 に介在する酢酸ビニルエマルジョン系接着剤で固定されているので、印刷後に簡 易に且つ短時間で切断面に凹凸がなく外見の美しい名刺一枚分の大きさに分離す ることができる。また、複数枚の名刺用紙11a〜11eが台紙に重ねられるこ となく全体として一枚に形成されているので、低コストで裏面にも印刷すること ができる。また、複数枚の名刺用紙11a〜11eがその切断面で固定されるこ とによって全体として一枚とされているので、面積の小さい名刺用紙11a〜1 1eを一回の印刷により複数枚同時にパーソナルコンピュータやワードプロセッ サの普及型プリンタのような比較的安価な印刷機で印刷することができる。
【0026】 本実施例の印刷用紙10は、名刺用紙11a〜11eがその切断面間に介在す る接着剤で固定されているから、名刺用紙11a〜11eを夫々正反対の方向に 引っ張る力に対しては強いので印刷前の取扱中や印刷中に分離しにくい。また、 名刺用紙11a〜11eを左右又は上下に角度を付けて引き離す力に対しては容 易に分離できるので、印刷後簡単に一枚ずつにすることができる。
【0027】 また、本実施例の印刷用紙10は、名刺用紙11a〜11eの平面形状が矩形 であるとともにその長手方向の切断面どうしが対向するように一方向に配列され ているので、印刷機器の用紙ストック用トレイ(カセット)等への収納がしやす く又、印刷後に名刺用紙11a〜11eの分離を例えば人間の手で極めて容易に 行うことができる。
【0028】 図1に示すような印刷用紙10を製造するには、例えば、酢酸ビニルエマルジ ョン系接着剤を各名刺用紙11a〜11eの対向する切断面の両面又は片面に薄 く塗布する。そして、名刺用紙11a〜11eの切断面どうしを密着させる。尚 、酢酸ビニルエマルジョン系接着剤は、切断面の全面に連続して塗布してもよく 、点接着のように不連続に塗布してもよい。
【0029】 本実施例において、名刺用紙11a〜11eの平面形状は、55mm×91m mの矩形としたが、40〜110mm×70〜160mmの矩形であってもよい 。また、名刺用紙11a〜11eの厚さは0.2mmとしたが、厚さが0.1〜 0.5mmであってもよい。このように名刺用紙11a〜11eの平面形状を4 0〜110mm×70〜160mmの矩形、厚さを0.1〜0.5mmにすると 、面積の小さい名刺用紙を一回の印刷により複数枚同時にパーソナルコンピュー タやワードプロセッサの普及型プリンタのような印刷機で印刷するのに適する。 また、名刺用紙11a〜11eは必ずしも同一の大きさ同一の形状でなくともよ く、切断面が対向するようにできれば異なる大きさ及び形状の名刺用紙どうしを 接着、固定してもよい。また、名刺用紙11a〜11eの平面形状は、角部分に おいて辺が90°で直交するものに限らず、角部分が丸みを帯びた矩形であって もよい。また、本実施例では名刺用紙を一方向に配列したが、名刺用紙を縦横夫 々の方向に複数配列し、各切断面間を接着剤で固定してもよい。
【0030】 また、接着剤としては、酢酸ビニルエマルジョン系接着剤の代わりに酢酸ビニ ル以外のエマルジョン系接着剤、シリコン系接着剤、弾性系接着剤、エポキシ樹 脂等の熱硬化性樹脂系接着剤、瞬間系接着剤(α−シアノアクリレート系等)、 エラストマー系接着剤、ホットメルト系接着剤及び熱可塑性樹脂系接着剤等を用 いることができる。
【0031】 図2に本考案の第2実施例の印刷用紙の平面図を示す。図2において、印刷用 紙20は、平面形状が55mm×91mmの矩形であり且つ厚さが0.2mmの 紙パルプ製の10枚の名刺用紙21a〜21jを有している。名刺用紙21a〜 21e及び名刺用紙21f〜21jは、各名刺用紙の長手方向の切断面(91m m×0.2mm)どうしが対向するように一方向に配列されている。つまり、名 刺用紙21aの長手方向の切断面の一方は、名刺用紙21bの長手方向の切断面 の一方と対向しており、名刺用紙21bの長手方向の切断面の他方は、名刺用紙 21cの長手方向の切断面の一方と対向している。さらに、名刺用紙21cの長 手方向の切断面の他方は、名刺用紙21dの長手方向の切断面の一方と対向して おり、名刺用紙21dの長手方向の切断面の他方は、名刺用紙21eの長手方向 の切断面の一方と対向している。また、名刺用紙21f〜21jもこれと同様に 配列されている。
【0032】 名刺用紙21a〜21eは、その左右を補助用紙22a、22bで挟まれると ともに、その上下を補助用紙22d、22eで挟まれている。また、名刺用紙2 1f〜21jは、その左右を補助用紙22b、22cで挟まれるとともに、その 上下を補助用紙22d、22eで挟まれている。ここで、補助用紙22a〜22 cは、紙パルプ製で、平面形状が9mm×275mmの矩形であり且つ厚さが0 .2mmである。補助用紙22d、22eは、同じく紙パルプ製で、平面形状が 9mm×209mmの矩形であり且つ厚さが0.2mmである。つまり、印刷用 紙20全体の外周から内側に9mm程度離れた部分までは補助用紙22a、22 c、22d、22eのいずれかが配置されている。
【0033】 名刺用紙21a及び名刺用紙21bの対向する切断面の間、名刺用紙21b及 び名刺用紙21cの対向する切断面の間、名刺用紙21c及び名刺用紙21dの 対向する切断面の間、名刺用紙21d及び名刺用紙21eの対向する切断面の間 、名刺用紙21f及び名刺用紙21gの対向する切断面の間、名刺用紙21g及 び名刺用紙21hの対向する切断面の間、名刺用紙21h及び名刺用紙21iの 対向する切断面の間、名刺用紙21i及び名刺用紙21jの対向する切断面の間 、並びに、名刺用紙21a〜21j及びこれらと隣接する補助用紙22a〜22 eの対向する切断面の間には、幅(対向する切断面間の距離)0.05mm程度 のシリコン系接着剤(図示せず)が介在している。この結果、名刺用紙21a〜 21jは、対向する切断面において分離可能に固定されることになり、全体とし て一枚の印刷用紙20を形成している。尚、固定の状態は、名刺用紙21a〜2 1jが接着剤の介在する部分で分離可能にされている状態であればよい。
【0034】 本実施例の印刷用紙20は、名刺用紙21a〜21j及び補助用紙22a〜2 2eがその切断面間に介在するシリコン系接着剤で固定されているので、印刷後 に例えば人間の手で簡易に且つ短時間で切断面に凹凸がなく外見の美しい名刺一 枚分の大きさに分離することができる。また、複数枚の名刺用紙21a〜21j が台紙に重ねられることなく全体として一枚に形成されているので、低コストで 裏面にも印刷することができる。また、複数枚の名刺用紙21a〜21jがその 切断面で固定されることによって全体として一枚とされているので、面積の小さ い名刺用紙21a〜21jを一回の印刷により複数枚同時にパーソナルコンピュ ータやワードプロセッサの普及型プリンタのような比較的安価な印刷機で印刷す ることができる。
【0035】 また、補助用紙22a〜22eが印刷用紙20の周辺部に配置されているので 、例えば用紙押さえのために周辺部に余白をとる必要があるパーソナルコンピュ ータやワードプロセッサの普及型プリンタのような通常の印刷機では印刷するこ とができない各名刺用紙21a〜21j夫々の周辺部にまで印刷を行うことがで きる。尚、補助用紙は、印刷用紙20の周辺部の少なくとも一部に配置されてい れば各名刺用紙21a〜21j夫々の周辺部にまで印刷を行うことが可能である 。
【0036】 また、印刷用紙20は全体の平面形状が矩形となるように名刺用紙21a〜2 1j及び補助用紙22a〜22eが配置されているので、例えば印刷機器の用紙 ストック用トレイ(カセット)への収納が極めて容易になる。例えば、印刷用紙 20が、日本工業規格A列4番(横21cm、縦29.7cm)の大きさである 様にすれば、プリンタやコピ−機等の印刷機器の用紙ストック用トレイに本実施 例の印刷用紙20を蓄積するだけで、手間のかかる作業を必要とせずに印刷を行 うことができる。また、印刷用紙20は全体の平面形状が矩形となるように名刺 用紙21a〜21j及び補助用紙22a〜22eが配置されているので、保存や 運搬の点についても便利である。このように、本実施例の印刷用紙20によって 、印刷前における印刷用紙の取扱いを容易にすることができる。
【0037】 図3に本考案の第3実施例の印刷用紙の平面図を示す。図3において、印刷用 紙30は、平面形状が54mm×86mmの矩形であり且つ厚さが0.27mm の合成樹脂製の3枚の例えばテレフォンカード等のカード用紙31a〜31cと 、平面形状が直径50mmの円形であり且つ厚さが0.27mmの合成樹脂製の 2枚のカード用紙31d、31eとを有している。各カード用紙31a〜31e は、各カード用紙31a〜31eと同じ大きさ・形状の開口部を有し、外周の平 面形状が150mm×210mmの矩形であり且つ厚さが0.27mmの合成樹 脂製の補助用紙32にはめ込まれている。ここで、各カード用紙31a〜31e は、印刷用紙30全体の外周から10mm程度離されるような位置にはめ込まれ ている。つまり、印刷用紙30全体の外周から内側に10mm程度離れた部分ま では補助用紙32が配置されている。尚、カード用紙31a、31b、31Cは 、角部分において辺が90°で直交しておらず、角部分が丸みを帯びている。
【0038】 カード用紙31a及び補助用紙32の対向する切断面の間、カード用紙31b 及び補助用紙32の対向する切断面の間、カード用紙31c及び補助用紙32の 対向する切断面の間、カード用紙31d及び補助用紙32の対向する切断面の間 、並びに、カード用紙31e及び補助用紙32の対向する切断面の間には、幅( 対向する切断面間の距離)0.05mm程度のエポキシ系接着剤(図示せず)が 介在している。この結果、各カード用紙31a〜31eは、対向する切断面にお いて分離可能に固定されることになり、全体として一枚の印刷用紙30を形成し ている。尚、固定の状態は、カード用紙31a〜31eが接着剤の介在する部分 で分離可能にされている状態であればよい。尚、補助用紙32を熱可塑性樹脂製 にして、補助用紙32とカ−ド用紙31a〜31eとが対向する部分に加熱溶着 加工、又は高周波溶着加工等を施して、補助用紙32とカ−ド用紙31a〜31 eを固定するようにしてもよい。
【0039】 本実施例の印刷用紙30は、複数枚のカード用紙31a〜31eがその切断面 間に介在するエポキシ系接着剤で固定されているので、印刷後に例えば人間の手 で簡易に且つ短時間で切断面に凹凸がなく外見の美しい例えばテレフォンカード 一枚分の大きさに分離することができる。また、複数枚のカード用紙31a〜3 1eが台紙に重ねられることなく全体として一枚に形成されているので、低コス トで裏面にも印刷することができる。また、複数枚のカード用紙31a〜31e がその切断面で固定されることによって全体として一枚とされているので、面積 の小さいカード用紙31a〜31eを一回の印刷により複数枚同時にパーソナル コンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタのような比較的安価な印刷機 で印刷することができる。
【0040】 また、補助用紙32が印刷用紙30全体の周辺部に配置されているので、パー ソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタのような通常の印刷機 では印刷することができない各カード用紙31a〜31e夫々の周辺部にまで印 刷を行うことができる。
【0041】 印刷用紙30は全体の平面形状が矩形となるようにカード用紙31a〜31e 及び補助用紙32が配置されているので、保存や運搬の点についても便利である 。このように、本実施例の印刷用紙30によって、印刷前における印刷用紙の取 扱いを容易にすることができる。また、印刷用紙30は全体の平面形状が矩形と なるようにカード用紙31a〜31e及び補助用紙32が配置されているので、 例えば印刷機器の用紙ストック用トレイ(カセット)への収納が極めて容易にな る。
【0042】 尚、本実施例では5枚のカード用紙31a〜31eを用いたが、一枚のカード 用紙を1枚又は2枚以上の補助用紙で取り囲むように印刷用紙を構成してもよい 。
【0043】 図4に本考案の第4実施例の印刷用紙の平面図を示す。図4において、印刷用 紙40は、平面形状が100mm×148mmの矩形であり且つ厚さが0.2m m程度の紙パルプ製の4枚の私製葉書41a〜41dを有している。私製葉書4 1a〜41dは、私製葉書41a及び41bの長手方向の切断面(148mm× 0.2mm)どうし、私製葉書41c及び41dの長手方向の切断面どうし、私 製葉書41a及び41cの幅方向の切断面(100mm×0.2mm)どうし、 並びに、私製葉書41b及び41dの幅方向の切断面どうしが対向するように配 列されている。
【0044】 また、4枚の私製葉書41a〜41dは、図4に示すように7枚の粘着テープ 43a〜43gで固定されることによって全体として一枚とされている。粘着テ ープ43a〜43gは、直径5mm程度の円形紙の片面にゴム系粘着剤を塗布し たものであり、各私製葉書41a〜41dの長手方向の辺にはその両端部及び中 央部に3枚が貼付され且つ各私製葉書41a〜41dの幅方向の辺にはその両端 部に2枚が貼付されている。尚、粘着テープ43a〜43gは、印刷後に剥離可 能に貼付されていればよい。
【0045】 本実施例の印刷用紙40は、複数枚の私製葉書41a〜41dがその周辺部に 貼付された粘着テープ43a〜43gで固定されているので、粘着テープ43a 〜43gを剥離することによって印刷後に例えば人間の手で簡易に且つ短時間で 切断面に凹凸がなく外見の美しい私製葉書41a〜41d一枚分の大きさに分離 することができる。また、私製葉書41a〜41dが台紙に重ねられることなく 全体として一枚に形成されているので、低コストで裏面にも印刷することができ る。また、私製葉書41a〜41dがその周辺部で固定されることによって全体 として一枚とされているので、面積の小さい私製葉書41a〜41dを一回の印 刷により複数枚同時にパーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリ ンタのような比較的安価な印刷機で印刷することができる。
【0046】 また、本実施例においても、粘着剤としては、ゴム系粘着剤の代わりに、シリ コン系粘着剤、アクリル系粘着剤等を用いることができる。
【0047】 図5に本考案の第5実施例の印刷用紙の平面図を示す。図5において、印刷用 紙50は、平面形状が55mm×91mmの矩形であり且つ厚さが0.2mmの 紙パルプ製の6枚の名刺用紙51a〜51fを有している。名刺用紙51a〜5 1dは、名刺用紙51a及び51bの長手方向の切断面(91mm×0.2mm )どうし、名刺用紙51b及び51cの長手方向の切断面どうし、名刺用紙51 d及び51eの長手方向の切断面どうし、名刺用紙51e及び51fの長手方向 の切断面どうし、名刺用紙51a及び51dの幅方向の切断面(55mm×0. 2mm)どうし、名刺用紙51b及び51eの幅方向の切断面どうし、並びに、 名刺用紙51c及び51fの幅方向の切断面どうしが対向するように配列されて いる。
【0048】 また、6枚の名刺用紙51a〜51fは、図5に示すように3枚の粘着テープ 53a〜53cで固定されることによって全体として一枚とされている。粘着テ ープ53a、53bは長さ182mm程度、幅3mm程度の矩形合成樹脂の片面 にアクリル系粘着剤を塗布したものであり、粘着テープ53cは長さ165mm 程度、幅3mm程度の矩形合成樹脂の片面にアクリル系粘着剤を塗布したもので ある。各名刺用紙51a〜51fの長手方向の辺には粘着テープ53a、53b が貼付され、且つ、各名刺用紙51a〜51fの幅方向の辺には粘着テープ53 a、53bの貼付された面とは裏側に粘着テープ53cが貼付されている。尚、 粘着テープ53a〜53cは、印刷後に剥離可能に貼付されていればよい。また 、粘着テープは、印刷用紙50全体が一枚の印刷用紙として固定できるように貼 付すればよいので隣接する全ての辺を固定する必要はない。従って、図5におい て例えば粘着テープ53cは貼付しなくてもよい。
【0049】 本実施例の印刷用紙50は、複数枚の名刺用紙51a〜51fがその周辺部に 貼付された粘着テープ53a〜53cで固定されているので、粘着テープ53a 〜53cを剥離することによって印刷後に例えば人間の手で簡易に且つ短時間で 切断面に凹凸がなく外見の美しい名刺用紙51a〜51f一枚分の大きさに分離 することができる。また、名刺用紙51a〜51fが台紙に重ねられることなく 全体として一枚に形成されているので、低コストで裏面にも印刷することができ る。また、名刺用紙51a〜51fがその周辺部で固定されることによって全体 として一枚とされているので、面積の小さい名刺用紙51a〜51fを一回の印 刷により複数枚同時にパーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリ ンタのような比較的安価な印刷機で印刷することができる。
【0050】
以上説明したように、本考案の印刷用紙は、一回の印刷により複数枚同時にパ ーソナルコンピュータやワードプロセッサの普及型プリンタのような比較的安価 な印刷機で印刷することができるとともに、印刷後に簡易に且つ短時間で名刺等 一枚分の大きさに分割することができる。従って、名刺等一枚当りのコストを非 常に低く抑えることが可能になる。
【0051】 また、用紙が台紙に重ねられることなく全体として一枚に形成されているので 、余計なコストをかけることなく印刷用紙の裏面にも印刷することができる。従 って、両面印刷を行う場合にも、名刺等一枚当りのコストを非常に低く抑えるこ とが可能になる。
【0052】 また、各用紙が接着剤又は粘着テープで固定されているだけなので、切断面に 凹凸がなく外見の美しい名刺等を得ることが可能になる。
【0053】 このように、本考案の印刷用紙によると、例えば個人や一般企業においても、 印刷業者に依頼したのと同程度に美しい名刺等を低コストで迅速に印刷すること が可能になる。
【図1】本考案の第1実施例の印刷用紙を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の第2実施例の印刷用紙を示す平面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の第3実施例の印刷用紙を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】本考案の第4実施例の印刷用紙を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】本考案の第5実施例の印刷用紙を示す平面図で
ある。
ある。
10、20、30、40、50 印刷用紙 11a〜11e、31a〜31j、51a〜51f 名
刺用紙 21a〜21e カード用紙 22、32a〜32e 補助用紙 41a〜41d 私製葉書 43a〜43g、53a〜53c 粘着テープ
刺用紙 21a〜21e カード用紙 22、32a〜32e 補助用紙 41a〜41d 私製葉書 43a〜43g、53a〜53c 粘着テープ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10、20、30、40、50 印刷用紙 11a〜11e、31a〜31j、51a〜51f 名
刺用紙 21a〜21e カード用紙 22a〜22e、32 補助用紙 41a〜41d 私製葉書 43a〜43g、53a〜53c 粘着テープ
刺用紙 21a〜21e カード用紙 22a〜22e、32 補助用紙 41a〜41d 私製葉書 43a〜43g、53a〜53c 粘着テープ
Claims (5)
- 【請求項1】 複数枚の用紙が前記用紙の切断面間に介
在する接着剤で固定されることによって全体として一枚
とされていることを特徴とする印刷用紙。 - 【請求項2】 前記用紙は、平面形状が40〜110m
m×70〜160mmの矩形であり且つ厚さが0.1〜
0.5mmであるとともに、その長手方向の切断面どう
しが対向するように一方向に配列されていることを特徴
とする請求項1に記載の印刷用紙。 - 【請求項3】 夫々1枚又は2枚以上の用紙及び補助用
紙が前記用紙及び前記補助用紙の切断面間に介在する接
着剤で固定されることによって全体として一枚とされて
おり、且つ、前記補助用紙が全体の周辺部の少なくとも
一部に配置されていることを特徴とする印刷用紙。 - 【請求項4】 前記用紙は平面形状が40〜110mm
×70〜160mmの矩形であり且つ厚さが0.1〜
0.5mmであり、前記用紙及び前記補助用紙は全体の
平面形状が矩形となるように配置されていることを特徴
とする請求項3に記載の印刷用紙。 - 【請求項5】 複数枚の用紙が前記用紙の周辺部に貼付
された粘着テープで固定されることによって全体として
一枚とされていることを特徴とする印刷用紙。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012904U JP3010172U (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 印刷用紙 |
JP33660594A JPH08197871A (ja) | 1994-09-22 | 1994-12-26 | 印刷用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012904U JP3010172U (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 印刷用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010172U true JP3010172U (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=43145943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994012904U Expired - Lifetime JP3010172U (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 印刷用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010172U (ja) |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP1994012904U patent/JP3010172U/ja not_active Expired - Lifetime
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