JP3059623U

JP3059623U - 用紙

Info

Publication number: JP3059623U
Application number: JP1998009634U
Authority: JP
Inventors: 正松口
Original assignee: Osaka Sealing Printing Co Ltd
Current assignee: Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority date: 1998-12-04
Filing date: 1998-12-04
Publication date: 1999-07-13
Anticipated expiration: 2004-12-04

Abstract

(57)【要約】【課題】挟まれても接着剤層が外にはみ出しにくい用
紙を提供することである。【解決手段】用紙１０は紙からなる矩形状かつシート
状の基材１２を含む。基材１２の裏面において縁部分を
除く矩形状の部分には、感圧接着剤や粘着剤からなる接
着剤層１４が形成される。基材１２は、基材１２と同じ
大きさの剥離紙１６の表面において縁部分を除く矩形状
の部分に接着剤層１４で剥離可能に接着される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は用紙に関し、特に、シート状の基材の裏面がたとえば感圧型接着剤や粘着剤からなる接着剤層で剥離紙の表面に剥離可能に接着され、たとえばコピー用紙やプリンタ用紙などとして用いられる用紙に関する。

【０００２】

【従来の技術】

コピー用紙やプリンタ用紙などとして用いられる従来の用紙には、シート状の基材の裏面全面に感圧型接着剤や粘着剤からなる接着剤層が形成され、その基材がその接着剤層で基材と同じ大きさの剥離紙の表面に剥離可能に接着されているものがあった。この用紙では、基材の表面にコピー機によってトナーで複写層が形成されたりプリンタによって印刷層が形成されたりするが、基材を接着剤層とともに剥離紙から剥離すれば、基材を接着剤層で他の物の表面に接着することができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上述の従来の用紙では、基材の裏面全面に接着剤層が形成されているため、コピー機内でドラムなどに挟まれたりプリンタ内で送り用のローラなどに挟まれたりした場合に、接着剤層が基材および剥離紙の端から外にはみ出してしまう場合がある。この場合、用紙は、コピー機やプリンタのドラム、サーマルヘッド、ローラ、プラテン、ガイドなどにひっついて、折れ曲がったり破れたりしてしまうことがある。

【０００４】それゆえに、この考案の主たる目的は、挟まれても接着剤層が外にはみ出しにくい用紙を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案にかかる用紙は、シート状の基材と、基材の裏面に形成される接着剤層と、その表面に基材が接着剤層で剥離可能に接着される剥離紙とを含む用紙において、接着剤層は基材の裏面において縁部分を除く部分に形成され、さらに基材は接着剤層で剥離紙の表面において縁部分を除く部分に剥離可能に接着されることを特徴とする、用紙である。この考案にかかる用紙では、基材、接着剤層および剥離紙は、それぞれ、平面的に見て矩形状に形成されてもよい。また、この考案にかかる用紙では、基材および剥離紙は、平面的に見て同じ大きさに形成されてもよい。この場合、基材および剥離紙は、平面的に見て完全に重ねられてもよい。さらに、基材の裏面において縁部分は、基材の裏面において縁から３ｍｍ内側までの部分であり、さらに剥離紙の表面において縁部分は、剥離紙の表面において縁から３ｍｍ内側までの部分であってもよい。さらに、この考案にかかる用紙では、接着剤層は、たとえば感圧型接着剤または粘着剤からなる。この考案にかかる用紙は、コピー用紙やプリンタ用紙などとして用いられる。

【０００６】この考案にかかる用紙では、接着剤層が基材の裏面において縁部分を除く部分に形成され、さらに基材が接着剤層で剥離紙の表面において縁部分を除く部分に剥離可能に接着されているので、基材の裏面の縁部分および剥離紙の表面の縁部分には接着剤層が形成されていない。そのため、この考案にかかる用紙では、全体が挟まれても、接着剤層が基材および剥離紙の縁から外にはみ出しにくい。

【０００７】この考案の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１はこの考案にかかる用紙の一例を示す斜視図であり、図２はその用紙の断面図である。この用紙１０は、たとえば日本工業規格Ａ列４番の大きさの矩形状かつシート状の基材１２を含む。この基材１２は、その表面にコピー機によってトナーで複写層を形成しやすくかつその表面にプリンタによって印刷層を形成しやすいたとえば紙などのシート状のものからなる。

【０００９】基材１２の裏面には、たとえば感圧型接着剤や粘着剤からなる接着剤層１４が形成される。この場合、接着剤層１４は、基材１２の裏面において縁からたとえば３ｍｍ内側までの縁部分を除く矩形状の部分に形成される。

【００１０】また、基材１２は、接着剤層１４によって、たとえば日本工業規格Ａ列４番の大きさの矩形状の剥離紙１６の表面に剥離可能に接着される。この場合、基材１２は、剥離紙１６の表面において縁からたとえば３ｍｍ内側までの縁部分を除く矩形状の部分に接着剤層１４で剥離可能に接着される。

【００１１】したがって、この用紙１０では、平面的に見て、基材１２および剥離紙１６が完全に重ねられることになる。

【００１２】この用紙１０では、基材１２の表面にコピー機によってトナーで複写層が形成されたりプリンタによって印刷層が形成されたりするが、基材１２および剥離紙１６の縁部分に接着剤層１４が形成されていないため、全体がコピー機内でドラムなどに挟まれたりプリンタ内で送り用のローラなどに挟まれたりしても、接着剤層１４が基材１２および剥離台紙１６の端から外にはみ出しにくい。そのため、この用紙１０は、コピー機やプリンタのドラム、サーマルヘッド、ローラ、プラテン、ガイドなどにひっつくにくく、それらにひっついて折れ曲がったり破れたりしにくい。

【００１３】なお、上述の用紙１０では、日本工業規格Ａ列４番の大きさの基材１２および剥離紙が用いられているが、この考案では、たとえば日本工業規格Ｂ列４番の大きさなどの他の大きさの基材および剥離紙が用いられてもよい。

【００１４】

【考案の効果】

この考案によれば、挟まれても接着剤層が外にはみ出しにくい用紙が得られる。そのため、この考案にかかる用紙は、コピー機やプリンタのドラム、サーマルヘッド、ローラ、プラテン、ガイドなどにひっつくにくく、それらにひっついて折れ曲がったり破れたりしにくい。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案にかかる用紙の一例を示す斜視図であ
る。

【図２】図１に示す用紙の断面図である。

【符号の説明】

１０用紙１２基材１４接着剤層１６剥離紙

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＤ２１Ｈ 5/00 Ｂ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】シート状の基材、前記基材の裏面に形成
される接着剤層、およびその表面に前記基材が前記接着
剤層で剥離可能に接着される剥離紙を含む用紙におい
て、前記接着剤層は前記基材の裏面において縁部分を除く部
分に形成され、さらに前記基材は前記接着剤層で前記剥
離紙の表面において縁部分を除く部分に剥離可能に接着
されることを特徴とする、用紙。
【請求項２】前記基材、前記接着剤層および前記剥離
紙は、それぞれ、平面的に見て矩形状に形成される、請
求項１に記載の用紙。
【請求項３】前記基材および前記剥離紙は、平面的に
見て同じ大きさに形成される、請求項１または請求項２
に記載の用紙。
【請求項４】前記基材および前記剥離紙は、平面的に
見て完全に重ねられる、請求項３に記載の用紙。
【請求項５】前記基材の裏面において縁部分は、前記
基材の裏面において縁から３ｍｍ内側までの部分であ
り、さらに前記剥離紙の表面において縁部分は、前記剥
離紙の表面において縁から３ｍｍ内側までの部分であ
る、請求項４に記載の用紙。
【請求項６】前記接着剤層は、感圧型接着剤または粘
着剤からなる、請求項１ないし請求項５のいずれかに記
載の用紙。
【請求項７】コピー用紙として用いられる、請求項１
ないし請求項６のいずれかに記載の用紙。
【請求項８】プリンタ用紙として用いられる、請求項
１ないし請求項６のいずれかに記載の用紙。