JP2017154427A - 重ね合わせシート - Google Patents

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Hiroshi Kikuchi
浩 菊地
勝彦 遠野
Katsuhiko Tono
勝彦 遠野
翔 森田
Sho Morita
翔 森田
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Abstract

【課題】本体紙片の両面にそれぞれ表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着され、冊子状に見開かれる重ね合わせシートにおいて、本体紙片から表紙片を容易に剥離して見開き可能とする。
【解決手段】本体紙片20の一方の面に表紙片10が重ね合わされて剥離可能に接着されるとともに、本体紙片20の他方の面に表紙片30が重ね合わされて剥離可能に接着され、冊子状に見開かれる構成において、表紙片10,30の見開き方向の長さが本体紙片20よりも短い。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体紙片の表裏に表紙片がそれぞれ重ね合わされて剥離可能に接着され、冊子状に見開かれる重ね合わせシートに関する。
従来、商品の広告、販売促進等の手段としてダイレクトメールが利用されている。ダイレクトメールは、差出人が受取人に通知したい情報が文字や画像として所定の用紙に印字されている。このようなダイレクトメールの1つの形態として、2枚の紙片が重ね合わされて剥離可能に接着されてなる圧着はがきを用いたものもあるが、ダイレクトメールとして圧着はがきを用いることで、1枚のはがきを用いる場合と比べて多くの情報を通知することができるようになる。
また、圧着はがきとして、近年、3枚以上の紙片を用いて冊子状に見開き可能としたものも考えられている。
図5は、3枚の紙片を用いて冊子状に見開き可能とした圧着はがきの一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本例における圧着はがきは図5に示すように、本体紙片220が2枚の表紙片210,230に挟み込まれて構成されている。
本体紙片220は、折り部240を介して表紙片210と連接し、折り部240を中心として本体紙片220と表紙片210とが折り畳まれ、本体紙片220の一方の面に表紙片210が重ね合わされている。互いに重ね合わされた本体紙片220と表紙片210とは、互いに対向する面にそれぞれ積層された接着層251によって剥離可能に接着されている。本体紙片220の他方の面には、本体紙片220と同一形状の表紙片230が重ね合わされている。互いに重ね合わされた本体紙片220と表紙片230とは、折り部240に対向する領域に設けられた接着層253によって強接着されているとともに、その他の領域においては、互いに対向する面にそれぞれ積層された接着層252によって剥離可能に接着されている。
図6は、図5に示した圧着はがきの製造方法を説明するための図である。
図5に示した圧着はがきは図6(a)に示すように、本体紙片220と表紙片210,230とが、本体紙片220が真ん中に来るように連接した状態のシート体から製造される。
まず、図6(a)に示すように、表紙片210と本体紙片220との一方の面に、感圧接着剤を塗工して乾燥させることで接着層251を積層し、また、本体紙片220と表紙片230との他方の面に、感圧接着剤を塗工して乾燥させることで接着層252を積層する。また、表紙片230の端辺にホットメルト等を塗工することで接着層253を積層する。
次に、図6(b)に示すように、表紙片210と本体紙片220とを接着層251が積層された面が内側となるように折り部240を中心として折り畳むとともに、本体紙片220と表紙片230とを接着層252が積層された面が内側となるように折り部241を中心として折り畳んで加圧することで、本体紙片220と表紙片210,230とを接着する。
その後、図6(c)に示すように、本体紙片220及び表紙片230の折り部241側から一定の幅の領域(図中A)を断裁することで切り離し、図5に示した圧着はがきを完成させる。
上記のように製造された圧着はがきは、本体紙片220と表紙片210とは、折り部240を中心として見開くことができ、また、本体紙片220と表紙片230とは、接着層253を中心として見開くことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−6664号公報
上述した圧着はがきにおいては、表紙片210の本体紙片220との連接方向の長さが本体紙片220よりも短くなっていることで、表紙片210の本体紙片220との剥離開始端側の端辺がずれており、それにより段差が生じている。これは、郵便法の規制によって、本体紙片220には、「郵便はがき」等といった郵便物である旨を示す情報を表示し、これを視認可能とするためである。そのため、表紙片210と本体紙片220とは、この段差を利用して剥離開始端から容易に剥離することができるようになる。
ところが、本体紙片220と表紙片230とは、接着層253によって強接着された端辺とは反対側の端辺が剥離開始端となるものの、上述したように、本体紙片220と表紙片230とが重ね合わせされた状態において同時に断裁されることでその端辺が形成されるため、剥離開始端となる端辺にて、表紙片210と本体紙片220のような段差は生じていない。そのため、本体紙片220と表紙片230とを剥離しにくいという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、本体紙片の両面にそれぞれ表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着され、冊子状に見開かれる重ね合わせシートにおいて、本体紙片から表紙片を容易に剥離して見開きやすい重ね合わせシートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に第1の接着層が積層され、他方の面に第2の接着層が積層された本体紙片と、
前記本体紙片と折り部を介して連接し、前記本体紙片との連接方向の長さが前記本体紙片よりも短く、前記折り部が折り畳まれて前記本体紙片の前記一方の面に重ね合わされ、前記本体紙片との重ね合わせ面に前記第1の接着層が積層された第1の表紙片と、
一端辺が前記折り部に重なるように前記本体紙片の前記他方の面に重ね合わされ、前記一端辺に直交する方向の長さが前記本体紙片よりも短く、前記一端辺に沿ってミシン目が形成され、前記本体紙片との重ね合わせ面に前記第1の接着層が積層された第2の表紙片とを有し、
前記第1の表紙片は、前記第1の接着層によって前記本体紙片と剥離可能に接着され、
前記第2の表紙片は、前記ミシン目を介して前記一端辺とは反対側の領域が、前記第1の接着層と前記第2の接着層とによって前記本体紙片と剥離可能に接着され、前記ミシン目を介して前記一端辺側の領域が、該一端辺に沿って設けられた強接着層によって前記本体紙片に強接着されている。
上記のように構成された本発明においては、本体紙片の一方の面に第1の表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着されるとともに、本体紙片の他方の面に第2の表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着され、これら本体紙片と第1及び第2の表紙片とが剥離されて冊子状に見開かれる構成において、第1の表紙片の本体紙片との連接方向の長さが本体紙片よりも短いことにより、その長さの違いによって剥離開始端側に段差が生じ、この段差部分を利用することで、第1の表紙片と本体紙片とを容易に剥離して見開くことができる。また、第2の表紙片についても、本体紙片の折り部に重ねられる一端辺に直交する方向の長さが本体紙片よりも短いことにより、その長さの違いによって剥離開始端側に段差が生じ、この段差部分を利用することで、第2の表紙片と本体紙片とを容易に剥離して見開くことができる。また、本体紙片と第1の表紙片とが、本体紙片と第1の表紙片にそれぞれ積層された第1の接着層によって剥離可能に接着されており、また、本体紙片と第2の表紙片とが、本体紙片に積層された第2の接着層と第2の表紙片に積層された第1の接着層とによって剥離可能に接着されていることにより、本体紙片と第1の表紙片とを接着するための接着層と、本体紙片と第2の表紙片とを接着するための接着層とで、第1の接着層が共通している。それにより、本体紙片と第1の表紙片との剥離力と、本体片と第2の表紙片との剥離力とが大きく異なることがなくなり、本体紙片と第1及び第2の表紙片とをそれぞれ剥離して重ね合わせシートを見開く場合に必要以上の力が加わって本体紙片や表紙片が破れてしまったり、第1及び第2の表紙片のうち一方が本体紙片から剥離できないものと勘違いしてしまったりすることがない。また、本体紙片と第1の表紙片とは、折り部を介して連接していることで互いに剥離した場合に折り部を中心として見開かれる一方、本体紙片と第2の表紙片とは、互いに剥離した場合に、本体紙片の折り部に重ねられる第2の表紙片の一端辺に沿って設けられた強接着層を中心として見開かれることになるが、第2の表紙片には、この一端辺に沿ってミシン目が形成され、ミシン目を介して一端辺側の領域に強接着層が設けられているので、ミシン目を折り部として第2の表紙片を折り畳むことで、第2の表紙片を本体紙片から剥離した際に強接着層を中心として見開いた状態を維持することができる。
本発明によれば、本体紙片の一方の面に第1の表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着されるとともに、本体紙片の他方の面に第2の表紙片が重ね合わされて剥離可能に接着され、冊子状に見開かれる構成において、第1及び第2の表紙片の見開き方向の長さが本体紙片よりも短いことにより、その長さの違いによって剥離開始端側に段差が生じ、この段差部分を利用することで、第1及び第2の表紙片と本体紙片とを容易に剥離して見開くことができる。また、本体紙片と第1の表紙片とを接着するための接着層と、本体紙片と第2の表紙片とを接着するための接着層とで、第1の接着層が共通しているため、本体紙片と第1の表紙片との剥離力と、本体片と第2の表紙片との剥離力とが大きく異なることを回避することができる。また、本体紙片と第1の表紙片とは、折り部を介して連接していることで、互いに剥離して折り部を中心として見開かれた場合に見開かれた状態を維持しやすく、また、本体紙片と第2の表紙片とは、互いに剥離して見開かれた場合に、第2の表紙片に形成されたミシン目を折り部として第2の表紙片を折り畳むことで、見開いた状態を維持しやすくなる。
本発明の重ね合わせシートの実施の一形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は他方の面から見た図である。 図1に示した圧着はがきの製造方法を説明するための図である。 図1に示した圧着はがきについて本体紙片と表紙片とを剥離していく状態を示す図である。 図1に示した圧着はがきが見開かれた状態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 3枚の紙片を用いて冊子状に見開き可能とした圧着はがきの一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した圧着はがきの製造方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の重ね合わせシートの実施の一形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は他方の面から見た図である。
本形態による重ね合わせシートは図1に示すように、本体紙片20が2枚の表紙片10,30に挟み込まれて構成された圧着はがき1である。なお、図1(d)においては、圧着はがき1の積層構造をわかりやすくするために便宜上厚みを帯びて図示しているが、圧着はがき1は実際には、図1(b),(c)に示すように、横方向から見た場合に積層構造がわからないほどのものである。
本体紙片20は、折り部40を介して表紙片10と連接し、一方の面に感圧接着剤が塗工されることで第1の接着層51が積層され、他方の面にも感圧接着剤が塗工されることで第2の接着層52が積層されている。また、接着層52が積層された面には、折り部40に沿ってホットメルト糊が塗工されることで強接着層となる接着層53が積層されている。
表紙片10は、本願発明における第1の表紙片となるものであって、折り部40にて折り畳まれ、本体紙片20の接着層51が積層された面に重ね合わされている。表紙片10の本体紙片20との重ね合わせ面には、感圧接着剤が塗工されることで第1の接着層51が積層されている。そして、表紙片10は、表紙片10及び本体紙片20にそれぞれ積層された接着層51によってその全面にて本体紙片20と剥離可能に接着されている。また、表紙片10の本体紙片20との重ね合わせ面とは反対側の面には、この圧着はがき1の送付元から送付先に通知すべき通知情報11a,11bが表示されている。
また、表紙片10の本体紙片20との連接方向の長さが本体紙片20よりも短くなっており、それにより、本体紙片20の表紙片10との重ね合わせ面のうち、折り部40に対向する端辺に沿う領域が表出している。本体紙片20のこの領域には、本体紙片20と表紙片10との剥離開始端を示す開封指示情報21aが表示されており、この開封指示情報21aが表出している。
表紙片30は、本願発明における第2の表紙片となるものであって、一端辺が折り部40に重なるように本体紙片20の接着層52が積層された面に重ね合わされている。表紙片30の本体紙片20との重ね合わせ面には、感圧接着剤が塗工されることで第1の接着層51が積層されている。また、表紙片30は、折り部40と重なる端辺に直交する方向の長さが本体紙片20よりも短くなっているとともに、接着層53に対向する領域に対して、折り部40と重なる端辺とは反対側にその端辺に沿ってミシン目32が形成されている。そして、表紙片30は、ミシン目32を介して、折り部40と重なる端辺とは反対側の領域の全面が、表紙片30に積層された接着層51と本体紙片20に積層された接着層52とによって本体紙片20と剥離可能に接着され、また、ミシン目32を介して、折り部40と重なる端辺側の領域が、本体紙片20に積層された接着層53によって、本体紙片20に強接着されている。なお、強接着とは、表紙片30と本体紙片20とを人間の手によって剥離した場合に、表紙片30や本体紙片20自体が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に接着されていることである。また、表紙片30の本体紙片20との重ね合わせ面とは反対側の面には、この圧着はがき1の送付先の氏名等からなる宛先情報31が表示されている。
また、表紙片30の折り部40と重なる端辺に直交する方向の長さが本体紙片20よりも短くなっていることにより、本体紙片20の表紙片30との重ね合わせ面のうち、折り部40に対向する端辺に沿う領域が表出している。本体紙片20のこの領域には、本体紙片20と表紙片30との剥離開始端を示す開封指示情報21bと、この圧着はがき1が郵便物であることを示す郵便物情報22が表示されており、これら開封指示情報21b及び郵便物情報22が表出している。
以下に、上記のように構成された圧着はがき1の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した圧着はがき1の製造方法を説明するための図である。
図1に示した圧着はがき1を製造する場合は、図2(a)に示すように、本体紙片20と表紙片10と表紙片30とがこの順で連接してなるシート体を用いる。このシート体においては、通知情報11a,11b、宛先情報31、開封指示情報21a,21b及び郵便物情報22を含む、本体紙片20や表紙片10,30に表示される情報は全て印刷あるいは印字されている。なお、実際には、このようなシート体が、本体紙片20と表紙片10,30との連接方向に直交する方向に連続してなる連続シートを用いるが、以下においては、説明をわかりやすくするために単片状のシート体を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、シート体の一方の面の全面に、感圧接着剤を塗工して乾燥させることで接着層51を積層する。なお、シート体には、表紙片30の一端辺に沿ってミシン目32が予め形成されている。
次に、図2(b)に示すように、シート体の他方の面のうち本体紙片20のみの全面に、感圧接着剤を塗工して乾燥させることで接着層52を積層する。
次に、図2(c)に示すように、表紙片10と表紙片30との連接部分となる切り取り予定部41を断裁することにより、表紙片10と表紙片30とを切り離す。なお、シート体にミシン目32が予め形成されていない場合は、表紙片30にミシン目32を形成した後、切り取り予定部41を断裁する。
次に、図2(d)に示すように、本体紙片20の接着層52が積層された面に、表紙片10との連接部分となる折り部40に沿ってホットメルト糊を塗工することで接着層53を積層する。
次に、図2(e)に示すように、本体紙片20及び表紙片10のうち、本体紙片20の接着層52が積層された面に、表紙片30の接着層51が積層された面が対向するように表紙片30を重ね合わせて本体紙片20と表紙片30とを接着層53によって貼り合わせ、本体紙片20及び表紙片10と、表紙片10から切り離された表紙片30とを丁合する。
次に、図2(f)に示すように、本体紙片20と表紙片10とを、接着層51が積層された面が内側となるように折り部40を中心として折り畳んで重ね合わせる。
次に、連続状のシート体を図2に示すような単片状の形状に断裁し、図2(g)に示すように、丁合された本体紙片20及び表紙片10,30を重ね合わせ方向に加圧する。それにより、表紙片10と本体紙片20とが、表紙片10及び本体紙片20にそれぞれ積層された接着層51によってその全面にて剥離可能に接着され、また、表紙片30と本体紙片20とが、表紙片30のミシン目32を介して、折り部40と重なる端辺とは反対側の領域の全面が、表紙片30に積層された接着層51と本体紙片20に積層された接着層52とによって剥離可能に接着されるとともに、ミシン目32を介して、折り部40と重なる端辺側の領域が、本体紙片20に積層された接着層53によって強接着され、図1に示した圧着はがき1が完成する。
なお、上述した製造方法では、本体紙片20と表紙片10と表紙片30とがこの順で連接してなるシート体を用いているが、表紙片30が端に存在するものであれば、表紙片10と本体紙片20と表紙片30とがこの順で連接してなるものであってもよい。その場合、上述したようにシート体に接着層51,52を積層した後、本体紙片20と表紙片30とを切り離すこととなる。
また、本体紙片20の接着層52が積層された面に接着層53を積層した後に、本体紙片20と表紙片10とを折り部40を中心として折り畳んで重ね合わせているが、本体紙片20と表紙片10とを折り畳んで重ね合わせた後、本体紙片20の接着層52が積層された面に接着層53を積層してもよい。
以下に、上記のようにして製造された圧着はがき1の使用方法について説明する。
図3は、図1に示した圧着はがき1について本体紙片20と表紙片10,30とを剥離していく状態を示す図である。
上記のようにして製造された圧着はがき1は、表紙片30に表示された宛先情報31に従って送付先に送付されていく。
圧着はがき1の送付先においては、圧着はがき1を開封するために図3(a)に示すように、本体紙片20に表示された開封指示情報21bに従って、表紙片30のミシン目32に沿う端辺と対向する端辺を剥離開始端として、表紙片30を本体紙片20から剥離していく。この際、表紙片30は、ミシン目32を介して、折り部40と重なる端辺とは反対側の領域が、表紙片30に積層された接着層51と本体紙片20に積層された接着層52とによって本体紙片20と剥離可能に接着されているため、本体紙片20から剥離していくことができるが、表紙片30の折り部40と重なる端辺に直交する方向の長さが本体紙片20よりも短いことにより、表紙片30の本体紙片20との剥離開始端側の端辺がずれており、それにより段差が生じている。そのため、この段差部分を利用することで、表紙片30を本体紙片20から容易に剥離していくことができる。
また、図3(b)に示すように、本体紙片20に表示された開封指示情報21aに従って、表紙片10の折り部40に対向する端辺を剥離開始端として、表紙片10を本体紙片20から剥離していく。この際、表紙片10はその全面が、表紙片10及び本体紙片20にそれぞれ積層された接着層51によって本体紙片20と剥離可能に接着されているため、本体紙片20から剥離していくことができるが、表紙片10の折り部40に直交する方向の長さが本体紙片20よりも短いことにより、表紙片10の本体紙片20との剥離開始端側の端辺がずれており、それにより段差が生じている。そのため、この段差部分を利用することで、表紙片10を本体紙片20から容易に剥離していくことができる。
このように圧着はがき1を開封するために表紙片10,30を本体紙片20からそれぞれ剥離していくことになるが、表紙片30と本体紙片20とが、表紙片30に積層された接着層51と本体紙片20に積層された接着層52とによって剥離可能に接着されており、また、表紙片10と本体紙片20とが、表紙片10及び本体紙片20にそれぞれ積層された接着層51によって剥離可能に接着されているため、表紙片30と本体紙片20とを剥離可能に接着するための接着層と、表紙片10と本体紙片20とを剥離可能に接着するための接着層とで、接着層51が共通している。この接着層51は、同一のユニットにて感圧接着剤の塗工及び乾燥が同時に行われることで積層されたものであるため、その剥離力は同一のものとなっている。そのため、接着層51,52が、接着層51のみによって剥離可能に接着された2つの紙片の剥離力と、接着層52のみによって剥離可能に接着された2つの紙片の剥離力との差が0.3〜1.2N/6”程度となるものであっても、本体紙片20と表紙片10との剥離力と、本体紙片20と表紙片30との剥離力との差が0.1〜0.7N/6”程度となり、本体紙片20と表紙片10との剥離力と、本体紙片20と表紙片30との剥離力との差を30%程度小さくすることができる。それにより、本体紙片20と表紙片10との剥離力と、本体紙片20と表紙片30との剥離力とが大きく異なることがなくなり、本体紙片20と表紙片10,30とをそれぞれ剥離して圧着はがき1を開封する場合に必要以上の力が加わって本体紙片20や表紙片10,30が破れてしまったり、表紙片10,30のうち本体紙片20との剥離力が重い方が本体紙片20から剥離できないものと勘違いしてしまったりすることがない。
このようにして表紙片10,20をそれぞれ本体紙片20から剥離していくことで、圧着はがき1を開封して見開くことになる。
図4は、図1に示した圧着はがき1が見開かれた状態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
表紙片10を本体紙片20から剥離していくと、表紙片10と本体紙片20とは、表紙片10の剥離開始端となる端辺と対向する端辺にて折り部40を介して連接しているため、図4に示すように、折り部40を中心として見開かれることになる。
一方、表紙片30を本体紙片20から剥離していくと、本体紙片20と表紙片30とは、表紙片20の剥離開始端となる端辺と対向する端辺に沿う領域にて接着層53によって強接着されているため、図4に示すように、接着層53を中心として見開かれることになる。その際、表紙片30には、接着層53に沿ってミシン目32が形成されているので、ミシン目32を折り部として表紙片30を折り畳むことで、表紙片30を本体紙片20から剥離した際に見開いた状態を維持することができる。
なお、上述した実施の形態においては、表紙片10と本体紙片20とが、表紙片10及び本体紙片20にそれぞれ積層された接着層51によってその全面にて剥離可能に接着されるとともに、表紙片30と本体紙片20とにおいては、ミシン目32を介して折り部40とは反対側の領域の全面が、表紙片30に積層された接着層51と本体紙片20に積層された接着層52とによって剥離可能に接着された圧着はがき1を例に挙げて説明したが、本願発明の重ね合わせシートは、表紙片10と本体紙片20のそれぞれの重ね合わせ面のうち、その周縁部のみに接着層51が積層され、表紙片10と本体紙片20とが周縁部のみにて剥離可能に接着されるとともに、表紙片30の本体紙片20との重ね合わせ面のうち、ミシン目32を介して折り部40とは反対側の領域の周縁部のみに接着層51,52が積層され、表紙片30の本体紙片20とが、ミシン目32を介して折り部40と重なる端辺とは反対側の領域の周縁部のみにて剥離可能に接着された形態のものに適用することも考えられる。
1 圧着はがき
10,30 表紙片
11a,11b 通知情報
20 本体紙片
21a,21b 開封指示情報
22 郵便物情報
31 宛先情報
32 ミシン目
40 折り部
41 切り取り予定部
51〜53 接着層

Claims (1)

  1. 一方の面に第1の接着層が積層され、他方の面に第2の接着層が積層された本体紙片と、
    前記本体紙片と折り部を介して連接し、前記本体紙片との連接方向の長さが前記本体紙片よりも短く、前記折り部が折り畳まれて前記本体紙片の前記一方の面に重ね合わされ、前記本体紙片との重ね合わせ面に前記第1の接着層が積層された第1の表紙片と、
    一端辺が前記折り部に重なるように前記本体紙片の前記他方の面に重ね合わされ、前記一端辺に直交する方向の長さが前記本体紙片よりも短く、前記一端辺に沿ってミシン目が形成され、前記本体紙片との重ね合わせ面に前記第1の接着層が積層された第2の表紙片とを有し、
    前記第1の表紙片は、前記第1の接着層によって前記本体紙片と剥離可能に接着され、
    前記第2の表紙片は、前記ミシン目を介して前記一端辺とは反対側の領域が、前記第1の接着層と前記第2の接着層とによって前記本体紙片と剥離可能に接着され、前記ミシン目を介して前記一端辺側の領域が、該一端辺に沿って設けられた強接着層によって前記本体紙片に強接着されている、重ね合わせシート。
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