JP2009196339A - 隠蔽シール付きカード - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリンター使用時にプリンターヘッドがカード部材に引っ掛からないで印刷ができると共に、個人情報開示欄に貼付した隠蔽シールを剥がした時に、隠蔽シールを開封したことが表示される開封確認機能を備えた隠蔽シール付きカードを提供すること。
【解決手段】 カード主体10と隠蔽シール20とが1枚の用紙により連続して形成され、かつ、両者は境界線2から分離可能に設けられ、カード主体10は境界線2から伸びる第1のカード基材11を二つ折りに折り返して第2のカード基材13を形成し、両者を接着剤によって剥離不可に接着する。隠蔽シール20は境界線2から伸びる第1のシール基材21を二つ折りに折り返して第2のシール基材23を形成し、両者を剥離可能で再剥離可能に接着する。カード主体10と隠蔽シール20は自由端部分を限りなく近づけて両者の隙間を小さく形成して段差が生じないようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、隠蔽シール付きカードに関するものである。
郵便はがき等において、個人情報開示欄に隠蔽シールを貼付して開示された個人情報を保護することが知られている。
本願発明者は、特許文献1によって、郵便はがき等に記載された個人情報を隠蔽できる隠蔽ラベルを備えた隠蔽式はがきを提案している。
特開2007−269000号公報
特許文献1に記載された発明において、提案された隠蔽式はがき1(公報記載の符号、以下同じ)は、図7から図14(公報記載の図番号、以下同じ)に示すように、情報記入欄21が設けられた情報記入体20と該情報記入体20に連接している隠蔽ラベル10aとを有するものであり、また、隠蔽ラベル10aは、図1,図2に示すように、隠蔽用基材11と該隠蔽用基材11の片面に設けられた粘着剤層12a,12bとを備えているものである。上記隠蔽用基材11は、第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを有しており、これら隠蔽部に上記粘着剤層12a,12bが、例えば縞状パターン(図2)に設けられ、境界B1にて折り返した時に当該粘着剤層12a,12bが互いに重ならないように形成されているものである。
提案された隠蔽式はがき1は、情報記入欄21に必要な情報を記載した後、折り畳まれていた隠蔽用基材11を開き、境界B2を折り目にして当該隠蔽用基材11を上記情報記入欄21に貼付して記載された個人情報を隠蔽する。そして、隠蔽式はがき1を受け取った受取人は、隠蔽用基材11を剥がして個人情報を確認することができるものである。
ここで、受取人が隠蔽用基材11を剥がした時点で、当該隠蔽用基材11を情報記入体20から切り取って廃棄してもよいが、提案された発明は、隠蔽用基材11を再び情報記入欄21に貼付して個人情報を保護することができるようになっている。このため、上記粘着剤層12a,12bの粘着剤は、剥離可能で再剥離可能な性質を有するものを使用している。
また、上記隠蔽式はがき1は、はがきと隠蔽用基材が一体的に形成されており、隠蔽用基材11を情報記入欄21に容易に貼付して個人情報を保護できると言う利点を有しているが、プリンターを使用する印刷には不向きなものであった。
すなわち、提案された隠蔽式はがき1は、図8に示すように、隠蔽用基材11が第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとからなり、境界B1において第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを折り畳んだ構造なので、当該隠蔽用基材11は用紙2枚分の厚みとなり情報記入体20との間に段差が生じている。そこで、プリンターを使用してはがきに印刷をすると、プリンターヘッドが第2の隠蔽部11bに引っ掛かってしまい印刷不可となることがある。また、隠蔽用基材11が上記した剥離可能で再剥離可能な粘着剤を塗布したものであって、剥離ならびに再剥離を繰り返すことができるものであるから、正規の受取人以外の者が隠蔽用基材11を剥がして個人情報を読み取った場合でも当該部分を再び隠蔽することが可能であり、隠蔽シール本来の目的を発揮できない事態も生ずる危険がある。
本発明の課題は、隠蔽シール付き葉書で代表されるカードにおいて、プリンターの使用時にプリンターヘッドが隠蔽シール等のカード部材に引っ掛からないで印刷ができると共に、個人情報開示欄に貼付した隠蔽シールを剥がした時に、当該隠蔽シールを開封したことが表示される開封確認機能を備えた隠蔽シール付きカードを提供することである。
解決手段の第1は、カード主体と隠蔽シールが1枚の用紙により形成され、かつ、両者は境界線から分離可能に設けられ、上記カード主体は、上記境界線から伸びる第1のカード基材を二つ折りに折り返して当該第1のカード基材に重合した第2のカード基材を形成し、上記第1及び第2のカード基材は接着剤によって剥離不可に接着したものであり、上記隠蔽シールは、上記境界線から伸びる第1のシール基材を二つ折りに折り返して当該第1のシール基材に重合した第2のシール基材を形成し、上記第1及び第2のシール基材は粘着剤によって剥離及び再剥離可能に接着したものであり、上記カード主体と上記隠蔽シールは折り返した自由端部分を互いに近づけて両者の隙間を小さく形成し、上記カード主体が有する第2のカード基材に個人情報記載欄を設けたことを特徴とするものである。
解決手段の第2は、解決手段の第1において、カード主体は、個人情報記載欄に隣接して開封確認構造が設けられ、上記開封確認構造が、第2のカード基材から第1のカード基材に達する切込み窓穴を設けて該切込み窓穴の内側を開封表示小片に形成し、該開封表示小片と上記第1のカード基材が剥離可能で再剥離不可に形成されていることを特徴とするものである。
解決手段の第3は、解決手段の第2において、第2のカード基材に設けた切込み窓穴内の開封表示小片は、第1のカード基材との間に剥離可能で再剥離不可の擬似接着層を設けたことを特徴とするものである。
解決手段の第4は、解決手段の第2において、第2のカード基材に設けた切込み窓穴内の開封表示小片は、第1のカード基材との間に剥離可能な複数の点状接着剤を設けたことを特徴とするものである。
解決手段の第5は、解決手段の第1から4のいずれかにおいて、隠蔽シールの第1のシール基材と第2のシール基材を接着する粘着剤は、自由端の縁部が帯状に塗布した帯状粘着剤層であり、他の部分が一方の基材に塗布した粘着剤が相手方の基材の粘着剤と重ならない非重合式模様に塗布した非重合式粘着剤層であって、上記第1及び第2のシール基材は、いずれも粘着剤が塗布されていない部分に剥離及び再剥離可能に接着されたことを特徴とするものである。
請求項1は、カード主体と隠蔽シールとが1枚の用紙から形成され、両者はいずれも二つ折りに設けられ、カード主体は接着剤により剥離不可に接着され、隠蔽シールは粘着剤により剥離及び再剥離可能に接着され、さらに、カード主体と隠蔽シールは自由端部分を限りなく近づけて両者の隙間を小さく形成したものであるから、個人情報記載欄に記載した個人情報を隠蔽シールで隠蔽できる機能を備えたカードでありながら、カード表面に段差が生じていないから、カードに文字又は地模様の印刷をプリンターで行う時に、プリンターヘッドがカードの一部に引っ掛からずに印刷できる効果を奏するものである。
請求項2は、カード主体が設けた個人情報記載欄に隣接して開封確認構造が設けられ、該開封確認構造が、第2のカード基材から第1のカード基材に達する切込み窓穴を設けて窓穴内を開封表示小片に形成し、該開封表示小片と上記第1のカード基材は剥離可能で再剥離不可に形成されたものであるから、個人情報記載欄に隠蔽シールを貼付した後、これを開封すると上記開封表示小片が第2のシール基材に付着して開封されたことが示され、以後は再剥離のための接着ができないから、正規の受取人以外のものが隠蔽シールを開封することが防止できる効果を奏する。
請求項3は、開封表示小片と第1のカード基材が、剥離可能で再剥離不可の擬似接着層を設けて接着されているから、開封表示小片を剥離する前の密着度がよいことの効果を奏するものである。
請求項4は、開封表示小片と第1のカード基材が、剥離可能で再剥離不可の点状接着剤を設けて接着されているから、カード基材に接着剤を塗布する工程中に開封確認構造の製造ができるので、カードの製造が容易となることの効果を奏する。
請求項5は、隠蔽シールの第1のシール基材と第2のシール基材を接着する粘着剤が、自由端の縁部が帯状に塗布した帯状粘着剤層であり、他の部分が一方の基材に塗布した粘着剤が相手方の基材の粘着剤と重ならない非重合式模様に塗布した非重合式粘着剤層であって、両シール基材は、いずれも粘着剤が塗布されていない部分に剥離可能で再剥離可能に接着されているから、隠蔽シールをカード主体の個人情報記載欄に貼付する前は、二つ折りにして当該カード主体に連接しておくことができ、これにより高品質な隠蔽シール付きカードが得られる効果を奏するものである。
第1実施例
図1から図9が第1実施例を示している。図1は本発明に係る隠蔽シール付きカードの正面図、図2は同中央縦断面図、図3は隠蔽シールを開いた状態を示す正面図、図4は隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態を示す正面図、図5は隠蔽シールを情報開示欄から剥がした状態を示す正面図、図6は第1実施例おける開封確認構造の変形態様を示す正面図、図7は同中央縦断面図、図8は隠蔽シール付きカードを使用する手順を示す断面図、図9は隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態(図4)におけるカードの表面を示す斜視図である。
図1から図5において、隠蔽シール付きカード1は、カード主体10と隠蔽シール20とが1枚の用紙により形成され、両者の境界線2にはミシン目が設けられ、カード主体10及び隠蔽シール20は当該境界線2から分離可能に形成されているものである。
上記カード主体10は、境界線2から伸びる第1のカード基材11を折返し線12から上記境界線2に向って折り返して第2のカード基材13を形成したものであり、両者は接着剤14によって剥離不可に接着されている。また、上記隠蔽シール20は、境界線2から伸びる第1のシール基材21を折返し線22から上記境界線2に向って折り返して第2のシール基材23を形成したものであって、両者は粘着剤24によって剥離及び再剥離可能に接着されているものである。なお、カード主体10における第2のカード基材13の自由端及び隠蔽シール20の第2のシール基材23の自由端は、互いに近づけて両者の隙間を可能な限り小さくすることにより、隠蔽シール付きカード1の表面に段差を発生させないようにしている(図2)。
上記隠蔽シール20は、第1のシール基材21及び第2のシール基材23を二つ折りに形成して接合面に剥離及び再剥離可能な粘着剤24を塗布したものであるから、塗布された粘着剤24は、折り畳んだ時に互いに粘着剤同士が接着しないパターンに形成されている。図3は隠蔽シール20に塗布した粘着剤24の塗布パターンの一例を示しており、自由端の縁部分は、帯状に塗布した帯状粘着剤層24aが形成され、他の部分は、二つ折りにした時、一方の基材に塗布した粘着剤が相手方基材の粘着剤と重ならない非重合式模様となる非重合式粘着剤層24bが形成されている。因みに、実施形態では、非重合式粘着剤層24bが市松模様である。すなわち、帯状粘着剤層24a及び非重合式粘着剤層(市松模様状粘着剤層)24bは、隠蔽シール20を折り畳んだ時に、いずれも粘着剤が塗布されていない部分に接着されるようになっている。
上記カード主体10が有する第2のカード基材13に個人情報記載欄30が設けられており、また、該個人情報記載欄30に隣接して開封確認構造31が設けられている。ここで、開封確認構造31は、第1のカード基材11と第2のカード基材13を折り畳んで接着した時、第2のカード基材13から第1のカード基材11に達する切込み窓穴32を設けて当該切込み窓穴32の内側に開封表示用小片33を形成し、さらに該切込み窓穴32内における開封表示用小片33と第1のカード基材11との間に、剥離可能で再剥離不可の擬似接着層34を設けたものである。
本明細書において、接着した基材が「剥離及び再剥離可能に接着されている」とは、接着された部分を剥離した後に再度接着することが可能であって、接着及び剥離を繰り返して行うことができるものを言い、これに対し「剥離可能で再剥離不可に接着されている」とは、接着部分を剥離した後は再度接着することができないものを言う。
なお、上記切込み窓穴32内における第2のカード基材12に「開封済」の文字を繰り返して印刷しておき(図5)、隠蔽シール20を剥がして開封表示用小片33を切込み窓穴32から除去し、個人情報記載欄30に記載された個人情報を読み取ったことを確認するものである。なお、上記個人情報記載欄30及び開封確認構造31は、隠蔽シール20を境界線2から折り返した時に当該隠蔽シール20によって隠蔽される位置に設けることが条件であり、換言すれば、隠蔽シール20は、境界線2から折り返した時に、上記個人情報記載欄30及び開封確認構造31が隠蔽できる大きさが必要である(図4)。
また、上記カード主体10には、隠蔽シール20を貼付した時に、当該隠蔽シール20によって隠蔽されない位置に「開封確認機能付」の文字を印刷しておき、隠蔽された個人情報を読み取ったことを知らせて正規の受取人以外の者が開封することを阻止するものである。
図6,図7は、第1実施例における開封確認構造の変形態様を示している。開封確認構造の変形態様は、開封表示用小片33と第1のカード基材11との間に、剥離可能な複数の点状接着剤35を設けたものであって、ここで接着剤は、第1及び第2のカード基材11,13を接着する接着剤を使用しており、その塗布作業が、当該第1及び第2のカード基材11,13に接着剤を塗布する塗布作業と同時に行えることの利点があり、カード製造が容易となるものである。
なお、開封表示用小片33が第1のカード基材11から剥離されても、点状接着剤35は開封表示用小片33に付着しているが、粘着剤は、例えば開封表示用小片33が、長さ50mm、幅5mm程度の場合、4ないし5箇所に点状に塗布しているので、この程度の接着剤では、隠蔽シール20の帯状粘着剤層24aを開封表示用小片33に貼着してから剥がすと、開封表示用小片33は帯状粘着剤層24aして第1のカード基材11から剥がれる。なお、第1のカード基材11から剥離した後の開封表示用小片33には接着材が残っているが、剥離された後は元の位置に接着する接着力がなくなっている。
この他、隠蔽シール20に塗布した粘着剤24は、自由端縁部の帯状粘着剤層24aの粘着剤が非重合式模様を形成する非重合式粘着剤層24bの粘着剤よりも粘着力を強く形成しておくと、プリンターによる印字作業の時に隠蔽シール20の端部が剥がれることが防止でき、また、個人情報記載欄30及び開封確認構造31から剥離した時に開封表示用小片33を確実に接着できるものとなる。
実施形態において、隠蔽シール付きカード1は郵便葉書である。図1,図6に示す第2のカード基材13が葉書の裏面であって通信欄となり、図2,図7に示す第1のカード基材11が葉書の表面であって宛名記載面となり、「郵便はがき」の文字ならびに郵便番号記載欄の他に受取人の住所及び氏名等を表記する(図9参照)。また、上記第2のカード基材13に設けた個人情報記載欄30には、例えば、受取人が要求する個人情報として、差出人の氏名、住所、勤務先、性別、生年月日等の項目を表記する。
実施形態の隠蔽シール付きカード1は、カード表面に段差がなく平坦に形成されているものであるから、カードに印字する文字の他に地模様の印刷をカードの製造工程中において行う時に、プリンターヘッドが隠蔽シール20等のカード部材に引っかからずに印刷ができるものである。なお、地模様の印刷がカードを形成する生地に予め印刷しておくことができることは勿論である。また、隠蔽シール付きカード1のカード表面が平坦に形成されていることは、上記の利点があるだけでなく、保管ならびに管理をする時にカードの山が傾斜することなく積層できるものとなる。
次に、隠蔽シール付きカード1の使用方法を説明する。隠蔽シール付きカード1が郵便葉書であって、例えば、葉書が入会申込書の類である場合は、図1,図6(図8A)の状態で入会申込人に配布される。葉書を受け取った入会申込人(郵便差出人)は、個人情報記載欄30に自己の氏名、住所、勤務先、性別、生年月日等を記載する。実施形態では、隠蔽シール20に、例えば「ここからはがしてください」と言った文字を印刷して剥がす位置を明示しているので、指示された隅部から隠蔽シール20を剥がして粘着剤24の塗布面を露出させる(図3,図8B)。
次いで、隠蔽シール20を境界線2から折り曲げて個人情報記載欄30に貼付し、当該個人情報記載欄30に記載された個人情報を隠蔽する。隠蔽シール20は、個人情報記載欄30ならびに切込み窓穴32を覆う大きさに形成されているから、隠蔽シール20を境界線2から折り曲げると、個人情報記載欄30と切込み窓穴32の双方が同時に隠蔽されるものとなる(図4,図8C)。
図4,図8C,図9は、いずれも個人情報記載欄30に個人情報が記載され、隠蔽シール20が当該個人情報記載欄30に貼付された状態であるから、この状態で隠蔽シール付きカード1を葉書として投函することができる。
隠蔽シール付きカード1の受取人は、隠蔽シール20を「ここからはがしてください」と表記された隅部から剥がして個人情報記載欄30に記載された個人情報を読み取る。隠蔽シール20に塗布された粘着剤24は剥離可能なものであるから、個人情報記載欄30に貼付された隠蔽シール20は、カード主体10から剥離することができ、当該個人情報記載欄30に記載された個人情報が読み取れる(図5,図8D)。
また、隠蔽シール20を個人情報記載欄30に貼付すると、隠蔽シール20の自由端縁に設けた帯状粘着剤層24aに切込み窓穴32内の開封表示用小片33が接着する。そこで、隠蔽シール20を剥離すると、開封表示用小片33が擬似接着層34又は点状接着剤35が剥離して当該隠蔽シール20に付着する。隠蔽シール20が剥離されると、図5に示すように、切込み窓穴32内に「開封済」の文字が現れ、隠蔽シール20を剥離して個人情報を読み取ったことが明示される。
前述したように、隠蔽シール20に塗布した粘着剤24は、剥離可能で再剥離可能なものであるから、いったんカード主体10から剥離しても再び個人情報記載欄30に貼付することが可能である。ただし、隠蔽シール20に設けた帯状粘着剤層24aの幅と開封表示用小片33の幅を同一に形成することにより、隠蔽シール20をカード主体10から剥離した後に再び個人情報記載欄30に貼付しても、当該隠蔽シール20は、開封表示用小片33が接着された部分が貼付できないので、たとえ、隠蔽シール20を個人情報記載欄30に再度貼付した場合であっても、隠蔽シール20の端縁が貼付できず、このため、個人情報を読み取った後の隠蔽シール付きカード1は、開封済みであって個人情報が読み取られたことが確認できるのである。
第2実施例
図10から図13が第2実施例を示している。図10は隠蔽シール付きカードを示す正面図と断面図、図11は隠蔽シールを開いた状態を示す正面図、図12は隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態を示す正面図、図13は隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態(図12)におけるカードの表面を示す斜視図である。
第2実施例は、第1実施例と同じ構造を有しているので、第1実施例の説明において使用した符号に「100」を付けて表しており、第1実施例と同じ部材については詳細な説明を省略したものがある。
第2実施例は、隠蔽シール120をカード主体110の縦方向の側縁に設けたものであり、個人情報記載欄130に個人情報を記載したのち隠蔽シール120を当該個人情報記載欄130に貼付するものであるが、隠蔽シール120が葉書全面を覆う大きさに形成されているので、隠蔽シール120によって葉書裏面の通信欄全面を隠蔽することができるものである。
図10において、隠蔽シール付きカード101は、カード主体110と隠蔽シール120が1枚の用紙を二つ折りに形成し、カード主体110は接着剤により剥離不可に接着され、隠蔽シール120は粘着剤により剥離可能で再剥離可能に接着したものである。図11に示すように、粘着剤124の塗布模様は、第1実施例と同様に、例えば、自由端の端部は帯状に、他の部分は非重合式模様に塗布している。また、カード主体110と隠蔽シール120は折り返した時にできるだけ隙間が生じないように端部を接近させておき、隠蔽シール付きカード101の表面に段差を発生させないようにしている(図10B)。
使用方法も第1実施例の場合と同じである。個人情報記載欄130に個人情報を記載したのち隠蔽シール120を開き(図11)、境界線102から隠蔽シール120を折り畳んで個人情報記載欄130に接着し、個人情報記載欄130に記載された個人情報を隠蔽する(図12)。図12及び図13は、郵便葉書たる隠蔽シール付きカード101の表裏を示しており、この状態で投函可能となる。また、カードの受取人は、隠蔽シール120を剥がして個人情報記載欄130に記載された個人情報を読み取ることができる。
なお、第2実施例において、開封確認構造(第1実施例の31)の説明を省略したが、第1実施例と同様な開封確認構造を設けることができることは勿論である。
第1及び第2実施例において、はがき本体を形成するカード主体10,110は、第1のカード基材11,111と第2のカード基材13,113を貼り合せたものであるが、両者は剥離不可に接着されているので、はがき本体は1枚ものとして取扱われる。したがって、隠蔽シール20,120を貼付した時は、隠蔽シール20,120が、はがき本体(カード主体10,110)の添付物となり郵便規則に合致したものとなる。
本発明に係る隠蔽シール付きカードの第1実施例を示す正面図。 図1における中央縦断面図。 第1実施例において隠蔽シールを開いた状態を示す正面図。 第1実施例の隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態を示す正面図。 第1実施例の隠蔽シールを情報開示欄から剥がした状態を示す正面図。 第1実施例おける開封確認構造の変形態様を示す正面図。 図6における中央縦断面図。 第1実施例おいて隠蔽シール付きカードを使用する手順を示す断面図。 第1実施例の隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態におけるカード表面を示す斜視図。 本発明に係る隠蔽シール付きカードの第2実施例を示す正面図。 第2実施例において隠蔽シールを開いた状態を示す正面図。 第2実施例の隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態を示す正面図。 第2実施例の隠蔽シールを情報開示欄に貼付した状態におけるカード表面を示す斜視図。
符号の説明
1 隠蔽シール付きカード
2 境界線
10 カード主体
11 第1のカード基材
12 折返し線
13 第2のカード基材
14 接着剤
20 隠蔽シール
21 第1のシール基材
22 折返し線
23 第2のシール基材
24 粘着剤
24a 帯状粘着剤層
24b 非重合式粘着剤層(市松模様状粘着剤層)
30 個人情報記載欄
31 開封確認構造
32 切込み窓穴
33 開封表示用小片
34 擬似接着層
35 点状接着剤

Claims (5)

  1. カード主体(10,110)と隠蔽シール(20,120)が1枚の用紙により形成され、かつ、両者は境界線(2,102)から分離可能に設けられ、上記カード主体は、上記境界線から伸びる第1のカード基材(11,111)を二つ折りに折り返して当該第1のカード基材に重合した第2のカード基材(13,113)を形成し、上記第1及び第2のカード基材は接着剤によって剥離不可に接着したものであり、上記隠蔽シールは、上記境界線から伸びる第1のシール基材(21,121)を二つ折りに折り返して当該第1のシール基材に重合した第2のシール基材(23,123)を形成し、上記第1及び第2のシール基材は粘着剤によって剥離及び再剥離可能に接着したものであり、上記カード主体と上記隠蔽シールは折り返した自由端部分を互いに近づけて両者の隙間を小さく形成し、上記カード主体が有する第2のカード基材に個人情報記載欄(30,130)を設けたことを特徴とする隠蔽シール付きカード。
  2. カード主体(10)は、個人情報記載欄(30)に隣接して開封確認構造(31)が設けられ、上記開封確認構造が、第2のカード基材(13)から第1のカード基材(11)に達する切込み窓穴(32)を設けて該切込み窓穴の内側を開封表示小片(33)に形成し、該開封表示小片と上記第1のカード基材が剥離可能で再剥離不可に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の隠蔽シール付きカード。
  3. 第2のカード基材(13)に設けた切込み窓穴(32)内の開封表示小片(33)は、第1のカード基材(11)との間に剥離可能で再剥離不可の擬似接着層(34)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の隠蔽シール付きカード。
  4. 第2のカード基材(13)に設けた切込み窓穴(32)内の開封表示小片(33)は、第1のカード基材(11)との間に剥離可能な複数の点状接着剤(35)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の隠蔽シール付きカード。
  5. 隠蔽シール(20,120)の第1のシール基材(21,121)と第2のシール基材(23,123)を接着する粘着剤は、自由端の縁部が帯状に塗布した帯状粘着剤層(24a)であり、他の部分が一方の基材に塗布した粘着剤が相手方の基材の粘着剤と重ならない非重合式模様に塗布した非重合式粘着剤層(24b)であって、上記第1及び第2のシール基材は、いずれも粘着剤が塗布されていない部分に剥離及び再剥離可能に接着されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の隠蔽シール付きカード。
JP2008089915A 2008-01-24 2008-03-31 隠蔽シール付きカード Active JP5385542B2 (ja)

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