JP5421033B2 - 配送用伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、宛先情報等を記入して配送品に貼付して用いる配送用伝票に関する。
配送用伝票は、荷札(配送先表示部分)お客様控え、受領証、発送者或いは発送店控え等の複数の情報を記入する部分を有し、これらが各々分離可能にされ、配送の適宜の段階で、配達業者、依頼人、受取人の控とされるものである。
このような配送用伝票としては、例えば、前記荷札等の複写情報記入部が別々の紙片により構成され、それらが重ねられた積層構造をなし、配送用伝票の最表面に位置する複写情報記入部に情報を記入すると、その記入した情報が積層された他の紙片の複写情報記入部に複写されるようにされたものがよく知られる。
他方、配送用伝票は、配送品に貼付して用いることから、配送品に貼付するための貼付機能を有し、この貼付機能は、配送用伝票の裏面側に粘着剤層を設けることにより付与されるのが一般的である。そして、この粘着剤層は、貼付前の取り扱い性の点から剥離紙等の保護シートにより被覆された状態とされる。
すなわち、配送用伝票では、使用に際して、保護シートを剥離して粘着剤層を露出させる作業が行なわれる。
そして、この際、従来の配送用伝票では、貼付の際に剥離した保護シートに何ら活用の余地がなく無駄な紙片として廃棄処理されている。
特開平7−125475号公報 特開2004−291292号公報 特開平7−134554公報 特開11−28876号公報 特開2007−1150号公報
そこで、本発明の主たる課題は、必要な複写を採ることができるとともに、上記の廃棄される不要な紙片がない配送用伝票を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
上基材と中間基材と下基材とを備え、上基材の裏面と中間基材の表面とが対面しかつ中間基材の裏面と下基材の表面とが対面するように各基材が積層されて一枚のシート状をなす配送用伝票であって、
折り線を介して連接する第1紙片領域と第2紙片領域とを有し、
前記第1紙片領域は、上基材の表面に分離可能な第1複写部を有し、中間基材の表面に第2複写部を有し、下基材の表面に第3複写部を有し、
前記第2紙片領域は、下基材の裏面に切り取り線を介して分離可能とされた複写情報記入部を有し、
前記各複写部は、それぞれが重なる位置にあり、
前記複写情報記入部は、前記折り線を介して上基材の表面が折り返し内面となるようにして第1紙片領域と第2紙片領域を折り重ねた際に各複写部と重なる位置にあり、
前記折り線を介して第1紙片領域と第2紙片領域を折り重ねて複写情報記入部と各複写部とが重なる位置とされた状態において、複写情報記入部に記入した情報が各複写部へ複写される複写機能を有し、
かつ、前記中間基材の裏面の前記第3複写部に対面する位置を除く部分に粘着剤層が形成されているとともに、下基材の表面の前記粘着剤層に対面する部位がその粘着剤層に対して剥離可能に接着されている、ことを特徴とする配送用伝票。
<請求項2記載の発明>
前記第1複写部が切り取り線で囲まれ、上基材の他の部分から分離可能とされている請求項1記載の配送用伝票。
<請求項3記載の発明>
前記第2複写部が切り取り線で囲まれ、中間基材の他の部分から分離可能とされている請求項1又は2の何れか1項に記載の配送用伝票。
<請求項4記載の発明>
第2紙片領域は、上基材を有さない請求項1〜3の何れか1項に記載の配送用伝票。
<請求項5記載の発明>
下基材の第1紙片領域と第2紙片領域とが、切り取り線によって分離可能とされている請求項1〜4の何れか1項に記載の配送用伝票。
<請求項6記載の発明>
第2紙片領域の第1紙片領域と折り重ねた際に第1複写部と対面する部分は、複写防止層を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の配送用伝票。
本発明によれば、従来の粘着剤層を保護する保護シートに相当する部分に複写情報記入部があり、しかも、そこに記入された情報が、保護シートの他の領域にある第3複写部を含め他の各複写部に複写され、それら各複写部及び複写情報記入部がそれぞれ分離して各種の控えとすることができる。従って、必要な複写を採ることができるとともに、廃棄される不要な紙片がない配送用伝票となる。
本発明の配送用伝票の平面図であるとともに、上基材の表面を示す図である。 上基材の裏面を示す図である。 中間基材の表面を示す図である。 中間基材の裏面を示す図である。 下基材の表面を示す図である。 本発明の配送用伝票の裏面図であるとともに、下基材の裏面を示す図である。 図1のVII−VII断面図である。 図1のVIII−VIII断面図である。 図1のIX−IX断面図である。 図1のX−X断面図である。 本発明の配送用伝票の使用方法を説明するための図である。
次いで、本発明の実施形態を図1〜11を参照しながら以下に詳述する。
『構造例』
本形態の配送用伝票X1は、上基材1と中間基材2と下基材3とを有し、上基材1の裏面1Bと中間基材の表面2Aとが対面し、中間基材の裏面2Bと下基材の表面3Aとが対面するように前記各基材が積層された3層構造をなしている。
他方、本形態の配送用伝票X1は、折り線L1を介して連接する第1紙片領域Aと第2紙片領域Bとを有する。
前記第1紙片領域Aにおける上基材1の表面1Aには、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の既知の印刷技術により枠欄や当該枠内に記載すべき情報を指定する表示等を印刷することで、荷札兼受領証部となる第1複写部11が形成されている。
なお、ここでの記載すべき情報とは、例えば、配送先情報、依頼主連絡先、整理番号、集配日、配達予定日、配送品名等の配送に関する必須情報を含む適宜の情報である。
他方、本形態の配送用伝票X1では、好適な例として、前記第1複写部11が切り取り線L2で矩形に囲まれており、上基材の他の部分から分離可能に形成されている。
ここで、切り取り線L2は、当該線に沿って切断されるように配した、ミシン目線、スリット線、ハーフスリット線などであるが、本配送用伝票X1においては、前記第1複写部11を囲む切り取り線L2は、意図せず切断し難く、必要時に所定方向に向かって意図的に順次ミシン目線が裂けるジッパーミシン目線であるのが好ましい。
なお、本形態X1では、好ましく、第1複写部11を囲む切り取り線L2で矩形に囲まれる適宜の部のコーナーが小三角状にカットされた所謂コーナーカット50が施されており、切り取り開始端として当該コーナーが摘みやすくなっている。
また、本形態の配送用伝票X1では、第1複写部11を囲む切り取り線L2の内側において上基材1の裏面1Bが中間基材2に対して非接着とされ、外側において剥離不能に接着されている(図2及び図3における接着部は符号16で示す)。かかる接着により、第1紙片領域Aおいては、上基材1と中間基材2とが積層一体化されている。
なお、本形態の配送用伝票X1では、第1複写部11を囲む切り取り線L2の外側位置の全体が剥離不能に接着されているが、これに限らず適宜部分的に剥離不能に接着されていてもよい。さらに、接着は、既知の非剥離性接着剤を層状、薄膜状、網目状に配されて行なわれていればよい。また、接着剤の種類については、特に限定されるものではない。
他方、第1紙片領域Aにおいては、中間基材2の表面2Aに、第1複写部11と同様にフレキソ印刷等による表示等の印刷によって、荷札となる第2複写部12が形成され、下基材3の表面3Aには、発送者或いは発送店控えとなる第3複写部13が形成されている。これらの第2複写部12と第3複写部13とは、前記第1複写部11と重なる位置に配置され、もって、上記第1紙片領域Aにある各基材に形成される各複写部がそれぞれ重なる位置となるように構成されている。
ここで、本形態の配送用伝票X1では、好適な例として、前記第2複写部12は切り取り線L3で囲まれていてもよい。なお、前記第2複写部12が前記第1複写部11を囲む切り取り線L2よりも若干小さい矩形か又は同様の大きさの矩形の切り取り線L3で囲まれており、前記上基材裏面2Bの接着剤の影響を受けることなく、中間基材2の他の部分から分離可能とされている。L3をL2よりも若干小さい矩形とすることにより、第1複写部11をL2によって分離する際に、誤って第2複写部12を同時に分離することを好適に防ぐことができる。
また、図示はしないが、第2複写部にもコーナーカットを施すことで、当該コーナーが掴みやすくなる。
切り取り線L3は、当該線に沿って切断されるように配した、ミシン目線、スリット線、ハーフスリット線などであるが、前記第2複写部12を囲む切り取り線L3は、意図せず切断し難く、必要時に所定方向に向かって意図的に順次ミシン目線が裂けるジッパーミシン目線であるのが好ましい。
他方、第1紙片領域Aにおける前記中間基材裏面2Bの前記第2複写部12と重なる位置を除く部分、すなわち、本形態の配送用伝票X1における第2複写部12を囲む切り取り線L3の外側であって中間基材2の裏面側となる位置には、粘着剤層23が形成されている。本形態では、好ましく第2複写部12を囲むように矩形に粘着剤層23が配置されているが、必ずしもこのように配置する必要はない。
前記粘着部23は、ホットメルト粘着剤、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の既知の粘着剤が層状、薄膜状、網目状に配されてなる部分であり、適宜の粘着力を有して、配送用伝票を配送品に貼付するためのものである。なお、本発明における無駄な紙片を排出しないという環境に配慮した効果をより一層顕著なものとすべく、接着剤は、解離性接着剤とするのがよい。解離性接着剤であれば、紙のリサイクルがしやすくなる。なお、粘着部23の厚さは、特に限定されない。通常は、10〜50μm、好ましくは20〜30μm程度である。10μm以下だと粘着力が不足し、切取り片が紛失する恐れがあり、50μm以上になると粘着剤が基材からはみ出す恐れがある。なお、上記掲げた粘着剤のなかで最も好ましいのは乾燥性に優れ、乾燥後基材のぼこつきが少なく、印字適性が良好となるホットメルト粘着剤である。
また、第1紙片領域Aにおける下基材3の表面3Aの前記粘着剤層23に対面する部位は、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の離型剤を層状、薄膜状、網目状に適宜配してなる既知の離型処理がなされており、前記粘着剤層23に対して下基材3が剥離可能に接着された状態となっている。かかる接着により、第1紙片領域Aおいては、中間基材2と下基材3とが積層一体化されている(図5において離型処理部分を符号17で示す)。
他方、前記第2紙片領域Bは、本形態では好ましい例として、上基材を有さない。すなわち、本形態の配送用伝票では、中間基材2、下基材3よりも上基材1が小さく構成されている。
そして、第2紙片領域Bは、下基材3の裏面3Bに、第1複写部11と同様にフレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の既知の印刷技術により枠欄や当該枠内に記載すべき情報を指定する表示等を印刷することで、依頼者控えとなる複写情報記入部14が分離可能に形成されている。
この複写情報記入部14は、図6から理解されるように、前記折り線L1を介して上基材1の表面1Aが折り返し内面となるようにして第1紙片領域Aと第2紙片領域Bを折り重ねたさいに各複写部11〜13と重なる位置に形成されている。
他方、本形態の配送用伝票X1では、複写情報記入部14の分離は、好適な例として、第2紙片領域Bにおける中間基材2の裏面2Bに粘着剤層24が形成され、さらに下基材3の表面3Aが離型処理され、両者が剥離可能に積層一体化されているとともに、下基材3の第2紙片領域Bと第1紙片領域Aとの間に切り取り線L4を形成することで達成可能となっている(図5において前記離型処理部分を符号18で示す)。
すなわち、この切り取り線L4を切り取りつつ、第2紙片領域Bにおける下基材3を中間基材2より剥離することで、複写情報記入部14が分離するように構成されている。
なお、第2紙片領域Bにおける粘着剤層24及び離型処理部分18は、上記第1紙片領域Aにおいて説明した粘着剤層23と同様の構成をとることができ、製造にあたっては、各領域毎ではなく、各基材の積層に先立って中間基材2の裏面2Bに対して一括で粘着剤層23,24を形成することができ、また、下基材3の表面3Aに離型処理部17,18を形成することができる。もちろん、第1紙片領域Aと第2紙片領域Bにおける粘着剤層23,24、離型処理部17,18は離間している必要はなく、図示のように連続していてもよい。
また、前記切り取り線L4は、必ずしも第1紙片領域Aと第2紙片領域Bとの間に形成する必要はなく、第2紙片領域Bにあってもよいし、第3複写部13を侵食しない範囲で、第1紙片領域Aにあってもよい。また、図示例のように1本の直線である必要もなく、複写情報記入部14を囲むように配してもよい。
ここで、前記切り取り線L4も、第1複写部11を囲む切り取り線L1と同様に、当該線に沿って切断されるように配した、ミシン目線、スリット線、ハーフスリット線などが採用できるが、ここでの最も好ましい切り取り線は、複写情報記入部を他の部分から容易に分離しやすいハーフスリット線である。
他方、本形態の配送用伝票X1は、前記折り線L1を介して第1紙片領域Aと第2紙片領域Bを折り重ねて複写情報記入部14と各複写部11〜13とが重なる位置とされた状態において、複写情報記入部14に記入した情報が各複写部11〜13へ複写される複写機能を有する。
本形態の配送用伝票X1においては、この複写機能は、特に図7〜10に示されるように、各基材1,2,3をノーカーボン紙により構成することで達成されている。より詳細には、上基材1を、表面1Aに発色剤層10Aと顕色剤層10Bとを有し、裏面1Bに発色剤層10Cを有する上用紙の一種(業界においてセルフ上用紙とも称される)で構成し、中間基材2を、表面2Aに顕色剤層20Aを有し裏面2Bに発色剤層20Bを有する中用紙で構成し、下基材3を、表面3Aに顕色剤層30Aを有する下用紙で構成することで、複写機能が付与されている。
かかる構成により、本形態の配送用伝票X1では、前記折り線L1を介して第1紙片領域Aと第2紙片領域Bを折り重ねて複写情報記入部14と各複写部11〜13とが重なる位置とされた状態において、複写情報記入部14に対して印圧をもって記入した情報がノーカーボン紙の原理により各複写部11〜13に対して複写される。なお、第2紙片領域Bの中間基材表面2Aには、複写情報記入部14に記入した情報が、鏡文字となって表示されないように、顕色剤層20A上に複写防止層19としての減感層を設けるのがよい。なお、減感層は既知の減感剤、減感インキの塗布、印刷、塗工などにより設けることができる。
なお、本発明の配送用伝票X1における複写機能については、この形態に限定されない。例えば、図示はしないが、上基材を、裏面に発色剤層を有する上用紙とし、下基材を表面に顕色剤層を有する下用紙とし、中間基材を、折り返し時に第1複写部と対面する部位にカーボン層を設けたバックカーボン紙としてもよい。
複写機能は、本発明の作用効果を妨げない範囲で、上用紙、セルフ上用紙、中用紙、下用紙、バックカーボン紙等を適宜組み合わせて達成することができる。
なお、本発明の配送用伝票X1においては、顕色剤層を構成する顕色剤、発色剤層を構成する発色剤、或いはノーカーボン紙の番手については、特に限定されない。手書き記入やインパクトプリンタの使用を考慮して適宜選定すればよい。
また、本発明における各基材1〜3のベースとなる原紙は、特に限定されない。クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙等を使用することができる。
さらに、本発明の配送用伝票X1においては、折り返しによる紙厚の増加と上述の複写機能の効果を考慮して、積層時における紙厚を350μm以下、特に275〜325μmとするのが望ましい。紙厚が350μmを超えると手書きで複写部に記入をした際、筆圧が弱いと、複写機能が発揮できなくなる可能性がある。また、ノンインパクトプリンタで印刷する際に紙詰まりが起こりやすくなる問題がある。
『使用方法例』
次いで、上記本形態の配送用伝票X1の使用方法例を、特に図11を参照しながら説明する。
まず、図11(A)〜(B)に示すように、前記折り線L1を介して上基材1の表面1Aが折り返し内面となるようにして第1紙片領域Aと第2紙片領域Bを折り重ねて、図11(C)に示されるように、各複写部11〜13と複写情報記入部14とが重なる位置とする。
次いで、複写情報記入部14に対して、手書き又はインパクトプリンタにより情報を記入する。この手書き又はインパクトプリンタによる複写情報記入部14へ情報記入を行なうと、上述の複写機能によって各複写部11〜13に、当該記入情報14と同じ情報が複写される。
次いで、複写情報記入部14に必要な情報を記入するとともに各複写部11〜13に複写がなされたら、図11(D)に示すように、第3複写部13に係る下基材を分離する。このとき、第3複写部13は、上述のとおり離型処理を介して中間基材2に対して剥離可能となっているとともに、下基材3には切り取り線L4が形成されているので、下基材3にかかる第3複写部13が、中間基材2及び下基材3の他の部分より分離剥離される。分離された第3複写部13は、依頼者控えとして、依頼者が保管する。そして、第3複写部13を分離剥離すると、第2紙片領域Aにおける中間基材2の裏面2Bに形成された粘着剤層23が露出するので、この粘着剤層23を介して、配送用伝票の残りの部分を配送品Dに部分的に貼付する。
次いで、図11(E)に示すように、第2紙片領域Bにおける下基材3を中間基材2より分離剥離する。この分離剥離された第2紙片領域Bにかかる下基材3の裏面3Bには、複写情報記入部14が位置されているため、これを依頼人の控えとして依頼人が保管する。そして、複写情報記入部14を分離剥離すると、中間基材2の裏面2Bに形成された粘着剤層24が露出するので、この粘着剤層24を介して、配送用伝票の残りの部分を配送品Dに貼付する。
このように、本発明においては、貼付の為に剥離する紙片が発送者等控え、依頼人控えとなるので、無駄な紙片がない。
なお、上記使用例では、第3複写部13を分離剥離して、配送用伝票を配送品Dに部分的に貼付した後、複写情報記入部14を分離剥離して残りの部分を配送品Dに貼付するようにしたが、複写情報記入部14を先に分離剥離して配送用伝票を部分的に配送品Dに貼付し、その後に第3複写部13を剥離して残りの部分を配送品Dに貼付してもよい。さらには、複写情報記入部14と第3複写部13の双方を分離剥離して、粘着剤層23,24を露出させて配送品Dに貼付してもよい。
次いで、配送品に配送用伝票が貼付されたならば、発送者等はこの状態において、配達業者や運送会社等の配達者に対して配送品Dを受け渡して、配送品Dの配送を依頼する。配達者は、配送品Dを受け取った後に、上基材1の第1複写部11である荷札兼受領証に記載された宛先情報に基づいて、配送品Dを届け先に届け、受取人へ配送品Dを受け渡す。
このとき、図11(F)に示されるように、配達者は荷札兼受領証部である第1複写部11を切り取り線L2で切断して配送品Dより分離し、これに受取人より受領確認の押印やサインをもらって受領の確認とする。
かくして、配送品Dの配送が完了し、この時点で、発送者等には第3複写部13である発送者等控えが手元に控えとして残り、依頼主には複写情報記入部14である依頼主控えが手元に控えとして残り、配達業者には第1複写部11である受領証が残り、受取人には第2複写部12である受取人控えが貼付された配送品が受領される。
さらに、本形態の配送用伝票X1では、図11(G)に示されるように、第2複写部12が切り取り線L3で囲まれているため、受取人は、適宜、切り取り線L3で第2複写部12を切り取り、配送品より分離することができ、第2複写部12の情報が配送品に残ったままになることがなくなり、情報保護が容易であり、かつ必要に応じて、第2複写部12を手元に控えとして保管することができる。
このように本発明の配送用伝票X1は、各部に記入した情報に基づいて、宛先への配達及び受領の確認といった配送の基本的機能が達成されるとともに、配送用伝票から分離される各紙片が無駄なく利用され、廃棄される紙片なく使用することができる。
『その他の形態』
上記形態の配送用伝票X1は、第2紙片領域Bに係る中間基材2が配送用伝票に貼付される構成であるが、本発明は、例えば、第1紙片領域Aと第2紙片領域Bとが切り取り線を介して分離可能に構成し、複写情報記入部14にかかる下基材3を第2紙片領域Bにかかる中間基材2とともに分離する構成とすることができる。この場合、配送品に対して貼付される紙面がコンパクトとなる利点がある。
また、第2紙片領域Bにおける中間基材2の表面2Aには、各種広告や各種証明書を印刷などによって配することができる。証明書としては、例えば、近年エコブーム(環境配慮思考)で配送業者はハイブリットカーなどで配送を行い二酸化炭素の排出を抑えるなどの取り組みを行っており、本配送用伝票も、無駄に捨てる紙片がないことから、配送にかかるCO2削減に貢献しているので、カーボンオフセットを証明する証明書などが適する。その際、広告、証明書等を切り取れるように、ミシン目等を設け、中間基材2の第2紙片領域2の裏面の粘着剤層を、広告等の情報を除く部分に塗布することで、広告、証明書等を分離可能とすることもできる。
他方、上記形態では、第1複写部11を切り取り線L2で囲むことで分離可能としたが、第1複写部に係る上基材1を中間基材2に対して疑似接着剤或いは点接着等により剥離可能に接着して、分離可能にしてもよい。
また、上記形態では、第2紙片領域Bには上基材1を有さない構成としたが、上基材1がある構成としてもよい。この場合、例えば、第2紙片領域Bにおける上基材1を第1紙片領域Aにおける上基材1と同様のセルフ上用紙とした場合に、鏡文字が複写されるが、このような場合であっても、本発明の機能は達成できる。好ましくは上基材表面に減感層を設け、鏡文字が複写されるのを防止するのがよい。その他、鏡文字の露出を防止すべく、第2紙片領域Bの上基材1の表面1Aに重ねて被覆シートを重ねる構成としてもよい。
さらに、本発明では、第1紙片領域Aと第2紙片領域Bとに別種の上基材とすることができる。
本発明は、配送品に貼付して用いる配送用伝票に利用可能できる。
1…上基紙、1A…上基材の表面、1B…上基材の裏面、2…中間基材、2A…中間基材の表面、2B…中間基材の裏面、3…下基材、3A…下基材の表面、3B…下基材の裏面、L1…折り線、L2,L3,L4…切り取り線、A…第1紙片領域、B…第2紙片領域、11…第1複写部(荷札兼受領証部)、12…第2複写部(荷札)、13…第3複写部(お客様控え)、14…複写情報記入部、16…接着部、17,18…離型処理部、23,24…粘着剤層、10A,10C,20B…発色剤層、10B,20A,30A…顕色剤層、D…配送品、X1…配送用伝票。19…複写防止層

Claims (6)

  1. 上基材と中間基材と下基材とを備え、上基材の裏面と中間基材の表面とが対面しかつ中間基材の裏面と下基材の表面とが対面するように各基材が積層されて一枚のシート状をなす配送用伝票であって、
    折り線を介して連接する第1紙片領域と第2紙片領域とを有し、
    前記第1紙片領域は、上基材の表面に分離可能な第1複写部を有し、中間基材の表面に第2複写部を有し、下基材の表面に第3複写部を有し、
    前記第2紙片領域は、下基材の裏面に切り取り線を介して分離可能とされた複写情報記入部を有し、
    前記各複写部は、それぞれが重なる位置にあり、
    前記複写情報記入部は、前記折り線を介して上基材の表面が折り返し内面となるようにして第1紙片領域と第2紙片領域を折り重ねた際に各複写部と重なる位置にあり、
    前記折り線を介して第1紙片領域と第2紙片領域を折り重ねて複写情報記入部と各複写部とが重なる位置とされた状態において、複写情報記入部に記入した情報が各複写部へ複写される複写機能を有し、
    かつ、前記中間基材の裏面の前記第3複写部に対面する位置を除く部分に粘着剤層が形成されているとともに、下基材の表面の前記粘着剤層に対面する部位がその粘着剤層に対して剥離可能に接着されている、ことを特徴とする配送用伝票。
  2. 前記第1複写部が切り取り線で囲まれ、上基材の他の部分から分離可能とされている請求項1記載の配送用伝票。
  3. 前記第2複写部が切り取り線で囲まれ、中間基材の他の部分から分離可能とされている請求項1又は2の何れか1項に記載の配送用伝票。
  4. 第2紙片領域は、上基材を有さない請求項1〜3の何れか1項に記載の配送用伝票。
  5. 下基材の第1紙片領域と第2紙片領域とが、切り取り線によって分離可能とされている請求項1〜4の何れか1項に記載の配送用伝票。
  6. 第2紙片領域の第1紙片領域と折り重ねた際に第1複写部と対面する部分は、複写防止層を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の配送用伝票。
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