JP2007269000A - 隠蔽ラベルおよび隠蔽式シート - Google Patents

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Abstract

【課題】製造する際に版の精密な位置合わせが不要で、簡便に製造できる隠蔽ラベルを提供する。
【解決手段】本発明の隠蔽ラベル10aは、第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bに区分された隠蔽用基材11と、隠蔽用基材11の片面に設けられ、再剥離・再貼着性粘着剤からなる粘着剤層12a,12bとを備え、隠蔽用基材11の第2の隠蔽部11bが第1の隠蔽部11aとの境界Bにて折り返され、粘着剤層12a,12bを介して第1の隠蔽部11aに剥離可能に貼着されている隠蔽ラベル10aであって、粘着剤層12a,12bは、第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bの両方に所定のパターンで設けられ、前記所定のパターンは、第1の隠蔽部11aに設けられた粘着剤層12aと第2の隠蔽部11bに設けられた粘着剤層12bとが互いに重ならないパターンである。
【選択図】図1

Description

本発明は、はがき等に記入された個人情報等を隠蔽できる隠蔽ラベルおよび隠蔽式シートに関する。
近年、個人情報を保護する観点から、記入された情報上に隠蔽用基材を貼着して隠蔽する隠蔽ラベルや隠蔽式はがきが普及している。
隠蔽式はがきとしては、例えば、特許文献1に、矩形状のシートからなり、情報記入欄が設けられた情報記入体と、少なくとも情報記入欄を被覆して隠蔽する隠蔽ラベルとを有し、隠蔽ラベルの情報記入欄に接触する側の表面に、同じ幅の粘着剤層と剥離剤層とが交互に縞状に設けられた隠蔽式はがきが提案されている。この隠蔽式はがきでは、隠蔽ラベルの粘着剤層と剥離剤層とが、それらの境界にて折り返した際に重なるようになっている。
特許文献1に記載された隠蔽式はがきでは、まず、剥離剤層に粘着剤層が貼着されるように隠蔽ラベルを折り返して、情報記入欄を露出させ、粘着剤層を露出させないでおく。そのような状態の隠蔽式はがきを入手した利用者が情報記入欄に個人情報等を記入した後、粘着剤層が露出するように隠蔽ラベルを開き、露出した粘着剤層により隠蔽ラベルを情報記入欄に貼着して隠蔽する。そして、隠蔽した状態で郵送する。
実用新案登録第3108806号公報
特許文献1に記載の隠蔽式はがきは、粘着剤層と剥離剤層とを備えるため、これを製造するためには、粘着剤層用の版と剥離剤層用の版の2つを用いる必要がある。2つの版を用いた場合には、粘着剤層と剥離剤層とが重なって形成されないように、各々の版を精密に位置合わせしなければならない。その位置合わせの作業は手間を要するため、特許文献1に記載の隠蔽式はがきは、簡便に得られるものではなかった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、製造する際に版の精密な位置合わせが不要で、簡便に製造できる隠蔽ラベルおよび隠蔽式シートを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を含む。
[1] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
[2] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界で折曲されて第1の隠蔽部に貼着された際に、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
[3] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部のいずれか一方のみに所定のパターンで設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
[4] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部のいずれか一方のみに所定のパターンで設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
[5] 再剥離・再貼着性粘着剤が、粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の隠蔽ラベル。
[6] 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に連接している[1]〜[5]のいずれかに記載の隠蔽ラベルとを有し、
隠蔽ラベルは、情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。
本発明の隠蔽ラベルおよび隠蔽式シートは、製造する際に版の精密な位置合わせが不要で、簡便に製造できる。
本発明の隠蔽ラベルおよび隠蔽式シートにおいて、粘着剤層が、粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する場合には、粘着性と再剥離性のバランスに優れる。
「隠蔽ラベル」
本発明の隠蔽ラベルの一実施形態について説明する。
図1および図2に、本実施形態の隠蔽ラベルを示す。なお、図1は、本実施形態の隠蔽ラベルの断面図である。また、図2は、図1の隠蔽ラベル10aの第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを境界Bで折り返して貼着する前の状態を示す平面図(展開図)である。
本実施形態の隠蔽ラベル10aは、矩形状の隠蔽用基材11と、隠蔽用基材11の片面に設けられた粘着剤層12a,12bとを備えるものである。隠蔽用基材11は、矩形状の第1の隠蔽部11aと、第1の隠蔽部11aと略同一形状の第2の隠蔽部11bとに区分され、第2の隠蔽部11bが第1の隠蔽部11aとの境界Bにて折り返され、粘着剤層12a,12bを介して第1の隠蔽部11aに剥離可能に貼着されている。
(隠蔽用基材)
隠蔽用基材11としては、例えば、紙類、フィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられ、フィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の各種高分子フィルムが挙げられる。また、蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等も使用できる。さらに、これらが複数積層した積層体などを適宜採用することができる。
また、隠蔽用基材11は、紙等に記入された個人情報等を隠蔽した際に、記入した個人情報等が隠蔽用基材11を通して視認できないように、高い隠蔽性を有していることが好ましい。隠蔽性を高めるためには、例えば、隠蔽用基材11に酸化チタンなどの不透明化剤を添加したり、塗布したりする方法、粘着剤層12a,12bが設けられていない側の表面に印刷インキのベタ印刷や地紋印刷等を施す方法、粘着剤層12a,12bが設けられていない側の表面に銀色、黒色、濃紺色等の濃色系の着色フィルムや濃色系の色付き紙を貼り合わせる方法などを適宜採用できる。
(粘着剤層)
隠蔽ラベル10aの粘着剤層12a,12bは、図2に示すように、第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bの両方に所定のパターンで設けられている。具体的には、粘着剤層12a,12bのパターンは、隠蔽ラベル10aの長辺と平行でかつ等間隔で縞状なパターンであって、第2の隠蔽部11bを境界Bで折り返して第1の隠蔽部11aに貼着した際に、第1の隠蔽部11aに設けられた粘着剤層12aと第2の隠蔽部11bに設けられた粘着剤層12bとが互いに重ならないパターンである。ただし、粘着剤の塗工誤差の範囲内で一部同士が重なっていても構わない。
また、粘着剤層12a,12bは再剥離・再貼着性粘着剤からなる。再剥離・再貼着性粘着剤としては再剥離性かつ再貼着性を有するものであれば特に限定されない。再剥離・再貼着性粘着剤の中でも、粘着性と再剥離性のバランスに優れることから、粘着剤である粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する再剥離・再貼着性粘着剤(A)が好ましい。
以下、再剥離・再貼着性粘着剤(A)を構成する粘着性微粒子、バインダ、タッキファイヤ等について詳述する。
[粘着性微粒子]
粘着性微粒子はそれ自体が粘着性を有する微粒子であれば特に制限されないが、物性のバランスから、アクリル系共重合体からなることが好ましい。
アクリル系共重合体からなる粘着性微粒子としては、例えば、特開2000−281988号公報による方法で得られる粘着性微粒子が挙げられる。すなわち、(a)一般式 CH=CHCOOR(但し、Rは炭素数4〜10の直鎖または分岐アルキル基を表す)で示されるアクリル酸エステル系単量体60〜100質量%、(b)カルボキシル基を有する不飽和単量体0〜10質量%、(c)前記単量体(a)および(b)と共重合可能なその他の不飽和単量体0〜40質量%、を共重合して得たアクリル系共重合体微粒子が挙げられる。
アクリル酸エステル単量体(a)は、式CH2=CHCOOR1 で表されるアクリル酸エステルであり、そのR1は炭素数4〜10の直鎖もしくは分岐アルキル基を示し、そのような基R1の例としては、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基、i−オクチル基、n−ノニル基、i−ノニル基、n−デシル基などを挙げることができる。
このようなアクリル酸エステルの具体例としては、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート、n−デシルアクリレートなどを例示できる。これらのうち、n−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート等の使用が好ましい。
アクリル酸エステル単量体(a)であるアクリル酸エステルの使用量は(a)〜(c)の合計100質量%中、60〜100質量%であることが好ましく、70〜100質量%であることがより好ましい。アクリル酸エステル単量体(a)の量が60質量%以上であれば、粘着力と凝集力のバランスが優れる。
カルボキシル基を含有する単量体(b)としては、α,β−不飽和モノマーもしくはジ−カルボン酸単量体を挙げることができ、炭素数3〜5のα,β−不飽和モノマーもしくはジ−カルボン酸単量体の使用が好ましい。このような単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸などを例示できる。これらの中では、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸の使用がより好ましい。
カルボキシル基を含有する単量体(b)の使用量は、(a)〜(c)の合計100質量%中、0〜10質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましい。カルボキシル基を含有する単量体(b)を前記範囲内で含有すれば、微粒子分散液の機械安定性および凝集力が優れる上に、粘着性および耐水性を良好に保持できる。
その他の不飽和単量体(c)としては特に制限されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート等のアルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸エステル、ジメチルマレート、ジ−n−ブチルマレート、ジ−2−エチルヘキシルマレート、ジ−n−オクチルマレート、ジメチルフマレート、ジ−n−ブチルフマレート、ジ−2−エチルヘキシルフマレート、ジ−n−オクチルフマレート等のマレイン酸エステルもしくはフマル酸エステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等の飽和脂肪酸ビニルエステル類、スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリルなど、また、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、アミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、アミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ビニルメルカプタン、アリルメルカプタン、(ポリ)エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、アリルアクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、アリルメタクリレート等のアミド基もしくは置換アミド基、アミノ基もしくは置換アミノ基、水酸基、エポキシ基、メルカプト基、ラジカル重合性不飽和基などの官能性基を1分子中に少なくとも1個含有する不飽和単量体などが挙げられる。
その他の不飽和単量体(c)の使用量は、(a)〜(c)の合計100質量%中、0〜40質量%であることが好ましく、0〜25質量%であることがより好ましい。その他の不飽和単量体(c)の使用量は、該単量体の種類によっても変わり得るので一義的に使用量は決められないが、接着力とタックのバランスおよびこれらと凝集力とのバランスなどを所望に応じて調整するのに役立つので、そのような目的に合致するように前記範囲量で適宜選択することが好ましい。なお、その他の不飽和単量体(c)の使用量が40質量%を超えると粘着性が過小となり初期接着性が低くなる傾向にある。
アクリル系共重合体のガラス転移温度(以下、Tgという。)は、10℃以下であることが好ましく、−20〜−70℃であることがより好ましい。Tgが10℃を超えると、微粒子の貯蔵弾性率が高くなり過ぎる。
粘着性微粒子としては、そのゲル分率が80〜95質量%であるものが好ましい。ここで、ゲル分率とは、微粒子の所定量W(約1g)をTHF中に室温で1日間撹拌浸漬した後取り出し、2時間風乾しさらに100℃で1時間乾燥する。乾燥後の質量Wを測定して、ゲル分率=(W/W)×100(%)として求められる値である。測定対象の微粒子とは、後述の粘着性微粒子の懸濁重合液または粘着性微粒子を含有してなる粘着性微粒子とバインダ、タッキファイヤ等の混合物を脱イオン水にて希釈後、東洋濾紙(株)製定性濾紙No.101により濾過分離し乾燥されたものをいう。
ゲル分率が80%未満では、粘着性微粒子の強度が弱く、外圧により扁平化し、品質低下が発生し、製品保存安定性が低下する。また、95%を超えると、粘着微粒子の強度が強すぎて、粘着性が低くなる傾向にある。
また、粘着性微粒子の数平均粒子径は10〜50μmであることが好ましく、20〜50μmがより好ましい。
粘着性微粒子の平均粒子径が10μm以上であれば、粘着剤層12a,12b表面に凹凸が形成されて再剥離性がより向上し、50μm以下であれば優れた接着性を維持できる。
ここで、平均粒子径は、数平均粒子径であり、例えば、粘着性微粒子の電子顕微鏡写真からランダムに100個程度の微粒子を選び、粒子径を測ってその平均値を求めることができる。粒子が真球でない場合は、長径と短径を求め、その平均値をその粒子の粒子径と仮定すればよい。
粘着性微粒子としては、糊残りが少なく、被着体との密着性が優れるので、ゲル分率又は平均粒子径の異なる2種以上の粘着微粒子の混合物であることが好ましい。具体的には、平均粒子径が10〜50μmであって、ゲル分率が80〜95%の範囲内で互いに5%以上異なる2種以上の粘着性微粒子の混合物が好ましい。または、ゲル分率が80〜95%であって、平均粒子径が10〜50μmの範囲内で互いに5μm以上異なる2種以上の粘着性微粒子の混合物であることが好ましい。
非粘着性微粒子としては、例えば、炭酸カルシウム粒子、ケイ酸アルミニウム粒子、タルク粒子、ホワイトカーボン粒子、サラン中空球、セルロースパウダー等の微小粒子又は微粉末を用いることができる。これらの非粘着性微粒子は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[バインダ]
バインダとしては、例えば、天然ゴムや合成ゴムをベースにしたゴム系、またアクリル系、SBR系、シリコーン系等の合成樹脂をベースにしたものが挙げられる。形態としてはエマルジョン型、溶剤型、無溶剤型などがあり、いずれのタイプでもよいが、中でも粘着性、耐久性および価格面から水性エマルジョン型のアクリル系粘着剤で、Tgが−30〜−10℃のものが粘着性の面から好ましい。Tgを−30℃以上とすることで糊残りを防止でき、−10℃以下とすることで粘着剤層12a,12bの柔軟性を確保することができる。
バインダの量は粘着性微粒子100質量部に対して、5〜40質量部であることが好ましく、5〜35質量部であることがより好ましく、5〜30質量部であることが特に好ましい。バインダの量が粘着性微粒子100質量部に対して40質量部以下であれば、粘着性を向上させることができる。
[タッキファイヤ]
タッキファイヤは、再剥離・再貼着性粘着剤(A)の初期接着性を向上させるために使用される。
タッキファイヤとしては、例えば、石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体などが挙げられる。石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体とは、例えば、ポリテルペン系樹脂、テルペン変性体等のテルペン系樹脂;例えば、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹脂、芳香族系石油樹脂等の石油系樹脂;例えば、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル等のロジン系樹脂;その他、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等を例示することができる。これらの中でも、石油系樹脂、ロジン系樹脂またはテルペン系樹脂が好ましい。
タッキファイヤの軟化点は、70〜180℃であることが好ましく、100〜160℃であることがより好ましく、120〜150℃であることが特に好ましい。また、タッキファイヤの質量平均分子量(Mw)が、5000以下であることが好ましく、2000〜4000であることがより好ましい。
また、タッキファイヤは、水系媒体中において安定に分散されるものが好ましく、水系媒体中の体積平均粒子径が0.4μm以下になるものが好ましく、0.05〜0.35μmになるものがより好ましい。
タッキファイヤの量は前記粘着性微粒子100質量部に対して0.1〜20質量部であることが好ましく、0.5〜10質量部であることがより好ましい。タッキファイヤの量が粘着性微粒子100質量部に対して0.1質量部以上であれば、優れた初期接着性を有し、かつ、外圧が長期間加わった状態でも性能低下しにくい。一方、20質量部以下である場合にも、外圧が長期間加わった状態でも性能低下しにくい。
[架橋剤]
再剥離・再貼着性粘着剤(A)には架橋剤が含まれても構わない。
架橋剤としては、従来公知のものが使用できる。例えば、グリシジル化合物、イソシアネート化合物、オキサゾリン基含有化合物、カルボジイミド基を1つ以上有する化合物、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Al3+などを含むイオン性架橋剤(例えば酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム等)などが挙げられる。
架橋剤は1種を単独で用いてもよいし、2種類以上併用しても構わない。
グリシジル化合物としては、例えば、(ポリ)エチレングリコールグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレングリコールグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ジブロモネオペンチルグリコールグリシジルエーテル、o−フタル酸ジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリストールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
イソシアネート化合物としては、例えば、1,2−エチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、ジシクロヘキシル−2,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘキシル4,4’−ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート等が挙げられる。また、これらイソシアネート化合物と、例えば、青酸、マロン酸ジエステル、アセチルアセトン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、ヒドロキシルアミン、アリールメルカプタン、カプロラクタム、ピロカテコール、脂肪族メルカプタン、モノメチルアニリン、ジフェニルアミン、フェノール等の活性水素化合物との付加体であるイソシアネート再生体等であってもよい。
カルボジイミド基を1つ以上有する化合物としては、例えば、ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド、ジシクロヘキシルカルボジイミド、テトラメチルキシリレンカルボジイミド、ウレア変性カルボジイミド等が挙げられる。
ただし、再剥離・再貼着性粘着剤(A)を塗布した直後に第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを貼着する場合には、再剥離・再貼着性粘着剤(A)が架橋剤を含まないことが好ましい。架橋剤を含む再剥離・再貼着性粘着剤(A)を塗布した直後に、第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを貼着すると、隣接する粘着剤層12aと粘着剤層12bとの再剥離・再貼着性粘着剤同士で架橋が進み、第1の隠蔽部11aを剥離する際の剥離が重くなることがある。
再剥離・再貼着性粘着剤には、必要に応じて他の助剤を添加してもよい。他の助剤としては、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤などが挙げられる。
隠蔽ラベル10aの境界Bには、容易に折曲できるように折り目が付けられていたり、ミシン目が形成されていたりすることが好ましい。
(使用方法)
隠蔽ラベル10aは、第1の隠蔽部11aから第2の隠蔽部11bを剥離し、これにより露出した粘着剤層12a,12bによって個人情報等を記載したシートに貼着することにより使用される。
上述した実施形態の隠蔽ラベル10aでは、粘着剤層12a,12bを構成する粘着剤として再剥離・再貼着性粘着剤を用い、かつ、この粘着剤が隠蔽用基材の全面ではなく、部分的に塗布されているため、第2の隠蔽部11bを第1の隠蔽部11aから剥離するときに、粘着剤層の粘着力を分断しやすい。そのため、粘着剤層12a,12bが設けられていない部分に剥離剤層を設けなくても容易に剥離できる。
また、第1の隠蔽部11aの粘着剤層12aが第2の隠蔽部11bを貼着し、第2の隠蔽部11bの粘着剤層12bが第1の隠蔽部11aを貼着しているため、隠蔽ラベル10aを確実に閉じておくことができる。さらに、粘着剤層12a,12bが第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bの両方に設けられていることにより、隠蔽ラベル10aによって隠蔽できる領域を広くすることができる。
また、隠蔽ラベル10aは、剥離剤層を設けなくてもよいから、簡便に製造できる。
また、隠蔽ラベル10aは、粘着剤上に剥離紙を積層しないため、記入した個人情報を隠蔽ラベル10aにより隠蔽する利用者側にてごみが発生しない。
(製造方法)
隠蔽ラベル10aは、例えば、隠蔽用基材11の片面に、長辺と平行に再剥離・再貼着性粘着剤を縞状に塗布して粘着剤層12a,12bを設け、第2の隠蔽部11bを第1の隠蔽部11aとの境界Bで折り返して第1の隠蔽部11aに貼着することにより得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、例えば、ロールコーター、リバースロールコーター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター、リップコーター、グラビアコーター、リバースグラビアコーター等が挙げられ、また、スクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷機も適用できる。
再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、乾燥質量で3〜30g/mであることが好ましく、5〜20g/mであることがより好ましい。塗工量が3g/m以上であれば、得られる粘着剤層12a,12bの接着性能が優れたものとなり、30g/m以下であれば粘着剤層12a,12b表面に凹凸が形成されやすく、再剥離性により優れる。
このような隠蔽ラベル10aの製造方法では、粘着剤層用の版のみを使用すればよく、版の位置合わせの作業が簡便になるため、隠蔽ラベル10aを簡便に製造できる。
なお、本発明の隠蔽ラベルは上述した実施形態に限定されない。例えば、粘着剤層のパターンは、図3に示すように、隠蔽ラベル10bの短辺と平行にかつ等間隔で縞状のパターンであって、第2の隠蔽部11bを境界Bで折り返して第1の隠蔽部11aに貼着した際に、粘着剤層12c,12dが互いに重ならないパターンであってもよい。
また、図4に示すように、隠蔽ラベル10cにおける第1の隠蔽部11aに、粘着剤層12eが水玉状のパターンで設けられ、第2の隠蔽部11bに、第2の隠蔽部11bを境界Bで折り返して第1の隠蔽部11aに貼着した際に、粘着剤層12eに重ならないように水玉状に粘着剤がない部分が形成されたパターンで粘着剤層12fが設けられてもよい。
また、上述した隠蔽ラベル10a〜10cでは、第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bの両方に粘着剤層12a,12bが所定のパターンで設けられていたが、本発明の隠蔽ラベルは、粘着剤層が第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bのいずれか一方のみに所定のパターンで設けられたものであってもよい。図5および図6に、第1の隠蔽部11aのみに、粘着剤層12gが所定のパターンで設けられた隠蔽ラベル10dを示す。なお、図5は、隠蔽ラベル10dの断面図である。また、図6は、図5の隠蔽ラベル10dの第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを境界Bで折り返して貼着する前の状態を示す平面図(展開図)である。
この隠蔽ラベル10dにおける粘着剤層12gは、第1の隠蔽部11aに、隠蔽ラベル10dの長辺と平行にかつ等間隔で縞状に設けられている。
隠蔽ラベル10dも、第1の隠蔽部11aから第2の隠蔽部11bを剥離し、これにより露出した粘着剤層12gによって個人情報等を記載したシートに貼着されて使用される。なお、隠蔽ラベル10dを貼着する際には、第2の隠蔽部11bを切り取っても構わない。
粘着剤層が第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bのいずれか一方のみに設けられた場合の、粘着剤層のパターンとしては、例えば、上述した粘着剤層12c,12dのパターンや、粘着剤層12eのパターン、粘着剤層12fのパターンなどが挙げられる。
また、上述した実施形態では、隠蔽ラベル10aが矩形状であったが、矩形状に限定されず、例えば、三角形状、正方形状などであってもよい。
「隠蔽式シート」
本発明の隠蔽式シートの一実施形態について説明する。
図7および図8に、本実施形態の隠蔽式シートである隠蔽式はがきを示す。この隠蔽式はがき1は、情報記入欄21が設けられた矩形状の情報記入体20と、情報記入体20に連接している上述した隠蔽ラベル10aとを有するものである。隠蔽式はがき1の隠蔽ラベル10aは、情報記入体20との境界Bで折曲された際に少なくとも情報記入欄21を被覆するように、第1の隠蔽部11aが情報記入体20に連接している。
(情報記入体)
情報記入体20としては、隠蔽ラベル10aの隠蔽用基材11と同じものを使用することができるが、糊残りが少ないという点では、非塗工紙タイプの上質紙、クラフト紙が好ましい。また、情報記入体20として、炭酸カルシウムが含まれるものを用いることができるが、炭酸カルシウムが含まれるものを用いた場合には、情報記入体20上に目止め層を設けておくことが好ましい。
情報記入体20の情報記入欄21は、本実施形態のように、記入する箇所を明確にするために、枠21aが設けられていることが好ましい。枠21aを設ける方法としては、公知の印刷を適用することができる。
情報記入欄21に記入する情報としては、例えば、氏名、電話番号、住所、カード番号、収入金額、借入金額、略歴、家族構成、病状、病歴などが挙げられる。
隠蔽式はがき1では、隠蔽ラベル10aと情報記入体20との境界Bに、容易に折曲できるように折り目が付けられていたり、ミシン目が形成されていたりすることが好ましい。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式はがき1は、まず、隠蔽ラベル10aにおける第1の隠蔽部11aに第2の隠蔽部11bを貼着させて粘着剤層12a,12bが露出せず、かつ、情報記入体20の情報記入欄21が露出した状態としておく。
その状態の隠蔽式はがき1を入手した利用者は、情報記入欄21に個人情報等を記入した後、第2の隠蔽部11bをつまんで引き剥がし、図9に示すように、隠蔽ラベル10aを開いて、粘着剤層12a,12bを露出させる。
そして、図10に示すように、隠蔽ラベル10aを境界Bで折り返し、露出した粘着剤層12a,12bにより隠蔽ラベル10aを情報記入体20に貼着して被覆することにより、情報記入欄21を隠蔽する。そして、情報記入欄21を隠蔽した状態で、個人情報等を求めた企業に郵送する。
上述した実施形態の隠蔽式はがき1は、隠蔽ラベル10aを有するものであるため、製造する際に版の精密な位置合わせが不要で、簡便に製造できるものである。
また、隠蔽式はがき1では、粘着剤上に剥離紙を積層しないため、記入した個人情報を隠蔽ラベル10aにより隠蔽する利用者側にてごみが発生しない。
また、隠蔽式はがき1では、利用者が入手した際に情報記入欄21を露出させておくことができるため、利用者が情報記入欄21の位置を容易に判別できる。
なお、本発明の隠蔽式シートは、上述した実施形態に限定されず、隠蔽ラベルとして、隠蔽ラベル10b,10cのいずれかを使用してもよい。
また、隠蔽ラベルとして隠蔽ラベル10dを用いてもよい。図11に隠蔽ラベル10dを有する隠蔽式はがき2を示す。この隠蔽式はがき2を使用する際には、まず、図12に示すように、隠蔽ラベル10dを開いて、粘着剤層12gを露出させる。次いで、図13に示すように、境界Bにて隠蔽ラベル10dを折り返して情報記入欄21を隠蔽する。その際、情報記入欄21に第1の隠蔽部11aのみが被覆するようになっている。情報記入欄21に第1の隠蔽部11aのみを被覆させた場合には、第2の隠蔽部11bが不要になるから、第2の隠蔽部11bを境界Bにて切り取ってしまうことが好ましい。
また、隠蔽ラベル10a〜10dのように、情報記入体の一方の短辺側の縁に隠蔽ラベルの第1の隠蔽部が連接している場合には、図示例のように、情報記入体20の短辺と隠蔽ラベル10a〜10dの長辺とが同じ長さであってもよいが、情報記入体の短辺より隠蔽ラベルの長辺が短いことが好ましい。情報記入体の短辺より隠蔽ラベルの長辺が短ければ、隠蔽ラベルを情報記入体に貼着した際に情報記入体からはみ出ることがないため、例えば、隠蔽式はがき仕分け時の貼り付き、隠蔽ラベルの剥がれ等の実用上の不具合発生を防止できる。
また、隠蔽式シートとして、図14に示すように、情報記入体20の一方の長辺側の縁に隠蔽ラベル10eの第1の隠蔽部11aが連接しているものであってもよい。なお、図14は、隠蔽ラベル10eの第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを境界Bで折り返して貼着する前の状態を示す平面図である。
また、本発明の隠蔽式シートは、隠蔽式はがきに限定されず、例えば、はがき状でないカードであっても構わない。
本発明の隠蔽ラベルの一実施形態を示す断面図である。 図1の隠蔽ラベルを展開した状態を示す平面図である。 本発明の隠蔽ラベルの他の実施形態を示す展開図である。 本発明の隠蔽ラベルの他の実施形態を示す展開図である。 本発明の隠蔽ラベルの他の実施形態を示す断面図である。 図5の隠蔽ラベルの展開図である。 本発明の隠蔽式シートの一実施形態を示す平面図である。 図7の隠蔽式シートを長辺と平行に切断した際の断面図である。 図7の隠蔽式シートの使用方法を示す平面図である。 図7の隠蔽式シートの使用方法を示す断面図である。 本発明の隠蔽式シートの他の実施形態を示す断面図である。 図11の隠蔽式シートの使用方法を示す図である。 図11の隠蔽式シートの使用方法を示す図である。 本発明の隠蔽式シートの一実施形態を展開した状態を示す平面図である。
符号の説明
1,2 隠蔽式はがき(隠蔽式シート)
10a,10b,10c,10d,10e 隠蔽ラベル
11 隠蔽用基材
11a 第1の隠蔽部
11b 第2の隠蔽部
12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g 粘着剤層
20 情報記入体
21 情報記入欄
,B 境界

Claims (6)

  1. 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
    粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部の両方に所定のパターンで設けられ、
    前記所定のパターンは、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
  2. 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
    粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部の両方に所定のパターンで設けられ、
    前記所定のパターンは、第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界で折曲されて第1の隠蔽部に貼着された際に、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
  3. 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
    粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部のいずれか一方のみに所定のパターンで設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
  4. 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面に設けられた粘着剤層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
    粘着剤層は、再剥離・再貼着性粘着剤からなり、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部のいずれか一方のみに所定のパターンで設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
  5. 再剥離・再貼着性粘着剤が、粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する請求項1〜4のいずれかに記載の隠蔽ラベル。
  6. 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に連接している請求項1〜5のいずれかに記載の隠蔽ラベルとを有し、
    隠蔽ラベルは、情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。

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