JP4865440B2 - 隠蔽ラベルおよびその製造方法、隠蔽式シート - Google Patents
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隠蔽式はがきとしては、例えば、特許文献1に、矩形状のシートからなり、情報記入欄が設けられた情報記入体と、少なくとも情報記入欄を被覆して隠蔽する隠蔽ラベルとを有し、隠蔽ラベルの情報記入欄に接触する側の表面に、同じ幅の粘着剤層と剥離剤層とが交互に縞状に設けられた隠蔽式はがきが提案されている。この隠蔽式はがきでは、隠蔽ラベルの粘着剤層と剥離剤層とが、それらの境界にて折り返した際に重なるようになっている。
特許文献1に記載された隠蔽式はがきでは、まず、剥離剤層に粘着剤層が貼着されるように隠蔽ラベルを折り返して、情報記入欄を露出させ、粘着剤層を露出させないでおく。そのような状態の隠蔽式はがきを入手した利用者が情報記入欄に個人情報等を記入した後、粘着剤層が露出するように隠蔽ラベルを開き、露出した粘着剤層により隠蔽ラベルを情報記入欄に貼着して隠蔽する。そして、隠蔽した状態で郵送する。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、製造する際に版の精密な位置合わせが不要で、簡便に製造できる隠蔽ラベルおよび隠蔽式シートを提供することを目的とする。
[1] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面の全部に設けられた粘着剤層と、粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部を被覆している被覆層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層の露出した部分を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
被覆層は、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層および第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないように粘着剤層を被覆するパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
[2] 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面の全部に設けられた粘着剤層と、粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部を被覆している被覆層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
被覆層は、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層および第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界で折曲されて第1の隠蔽部に貼着された際に第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないように粘着剤層を被覆するパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。
[3] 粘着剤層を構成する粘着剤が再剥離・再貼着性粘着剤である[1]または[2]に記載の隠蔽ラベル。
[4] 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に第1の隠蔽部が連接している[1]に記載の隠蔽ラベルとを有し、
隠蔽ラベルは、第1の隠蔽部から第2の隠蔽部が剥離された後に情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように、第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。
[5] 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に第1の隠蔽部が連接している[2]に記載の隠蔽ラベルとを有し、
隠蔽ラベルは、情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように、第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。
[6] [1]に記載の隠蔽ラベルの製造方法であって、
隠蔽用基材の片面の全部に粘着剤を塗布して粘着剤層を設ける工程と、該粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部に前記所定のパターンで被覆層を設ける工程と、第2の隠蔽部を第1の隠蔽部との境界で折り返して第1の隠蔽部に貼着する工程とを有することを特徴とする隠蔽ラベルの製造方法。
[7] [2]に記載の隠蔽ラベルの製造方法であって、
隠蔽用基材の片面の全部に粘着剤を塗布して粘着剤層を設ける工程と、該粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部に前記所定のパターンで被覆層を設ける工程とを有することを特徴とする隠蔽ラベルの製造方法。
本発明の隠蔽ラベルの一実施形態について説明する。
図1および図2に、本実施形態の隠蔽ラベルを示す。なお、図1は、本実施形態の隠蔽ラベルの断面図である。また、図2は、図1の隠蔽ラベル10aの第1の隠蔽部11aと第2の隠蔽部11bとを境界B1で折り返して貼着する前の状態を示す平面図(展開図)である。
本実施形態の隠蔽ラベル10aは、矩形状の隠蔽用基材11と、隠蔽用基材11の片面の全部に設けられた粘着剤層12a,12bと、粘着剤層12a,12bの隠蔽用基材11と反対側の面の一部を被覆している被覆層13a,13bとを備えるものである。隠蔽用基材11は、矩形状の第1の隠蔽部11aと、第1の隠蔽部11aと略同一形状の第2の隠蔽部11bとに区分され、第2の隠蔽部11bが第1の隠蔽部11aとの境界B1にて折り返され、粘着剤層12a,12bの露出した部分を介して第1の隠蔽部11aに剥離可能に貼着されている。
隠蔽用基材11としては、例えば、紙類、フィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられ、フィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の各種高分子フィルムが挙げられる。また、蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等も使用できる。さらに、これらが複数積層した積層体などを適宜採用することができる。
粘着剤層12a,12bを構成する粘着剤としては、例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが使用される。粘着剤の中でも、隠蔽ラベル10aが使いやすくなることから、再剥離・再貼着性粘着剤が好ましい。再剥離・再貼着性粘着剤としては再剥離性かつ再貼着性を有するものであれば特に限定されない。再剥離・再貼着性粘着剤の中でも、粘着性と再剥離性のバランスに優れることから、粘着剤である粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する再剥離・再貼着性粘着剤(A)が好ましい。
以下、再剥離・再貼着性粘着剤(A)を構成する粘着性微粒子、バインダ、タッキファイヤ等について詳述する。
粘着性微粒子はそれ自体が粘着性を有する微粒子であれば特に制限されないが、物性のバランスから、アクリル系共重合体からなることが好ましい。
アクリル系共重合体からなる粘着性微粒子としては、例えば、特開2000−281988号公報による方法で得られる粘着性微粒子が挙げられる。すなわち、(a)一般式 CH2=CHCOOR1(但し、R1 は炭素数4〜10の直鎖または分岐アルキル基を表す)で示されるアクリル酸エステル系単量体60〜100質量%、(b)カルボキシル基を有する不飽和単量体0〜10質量%、(c)前記単量体(a)および(b)と共重合可能なその他の不飽和単量体0〜40質量%、を共重合して得たアクリル系共重合体微粒子が挙げられる。
このようなアクリル酸エステルの具体例としては、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート、n−デシルアクリレートなどを例示できる。これらのうち、n−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート等の使用が好ましい。
ゲル分率が80%未満では、粘着性微粒子の強度が弱く、外圧により扁平化し、品質低下が発生し、製品保存安定性が低下する。また、95%を超えると、粘着微粒子の強度が強すぎて、粘着性が低くなる傾向にある。
粘着性微粒子の平均粒子径が10μm以上であれば、粘着剤層12a,12b表面に凹凸が形成されて再剥離性がより向上し、50μm以下であれば優れた接着性を維持できる。
ここで、平均粒子径は、数平均粒子径であり、例えば、粘着性微粒子の電子顕微鏡写真からランダムに100個程度の微粒子を選び、粒子径を測ってその平均値を求めることができる。粒子が真球でない場合は、長径と短径を求め、その平均値をその粒子の粒子径と仮定すればよい。
非粘着性微粒子としては、例えば、炭酸カルシウム粒子、ケイ酸アルミニウム粒子、タルク粒子、ホワイトカーボン粒子、サラン中空球、セルロースパウダー等の微小粒子又は微粉末を用いることができる。これらの非粘着性微粒子は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
バインダとしては、例えば、天然ゴムや合成ゴムをベースにしたゴム系、またアクリル系、SBR系、シリコーン系等の合成樹脂をベースにしたものが挙げられる。形態としてはエマルジョン型、溶剤型、無溶剤型などがあり、いずれのタイプでもよいが、中でも粘着性、耐久性および価格面から水性エマルジョン型のアクリル系粘着剤で、Tgが−30〜−10℃のものが粘着性の面から好ましい。Tgを−30℃以上とすることで糊残りを防止でき、−10℃以下とすることで粘着剤層12a,12bの柔軟性を確保することができる。
バインダの量は粘着性微粒子100質量部に対して、5〜40質量部であることが好ましく、5〜35質量部であることがより好ましく、5〜30質量部であることが特に好ましい。バインダの量が粘着性微粒子100質量部に対して40質量部以下であれば、粘着性を向上させることができる。
タッキファイヤは、再剥離・再貼着性粘着剤(A)の初期接着性を向上させるために使用される。
タッキファイヤとしては、例えば、石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体などが挙げられる。石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体とは、例えば、ポリテルペン系樹脂、テルペン変性体等のテルペン系樹脂;例えば、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹脂、芳香族系石油樹脂等の石油系樹脂;例えば、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル等のロジン系樹脂;その他、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等を例示することができる。これらの中でも、石油系樹脂、ロジン系樹脂またはテルペン系樹脂が好ましい。
タッキファイヤの軟化点は、70〜180℃であることが好ましく、100〜160℃であることがより好ましく、120〜150℃であることが特に好ましい。また、タッキファイヤの質量平均分子量(Mw)が、5000以下であることが好ましく、2000〜4000であることがより好ましい。
また、タッキファイヤは、水系媒体中において安定に分散されるものが好ましく、水系媒体中の体積平均粒子径が0.4μm以下になるものが好ましく、0.05〜0.35μmになるものがより好ましい。
再剥離・再貼着性粘着剤(A)には架橋剤が含まれても構わない。
架橋剤としては、従来公知のものが使用できる。例えば、グリシジル化合物、イソシアネート化合物、オキサゾリン基含有化合物、カルボジイミド基を1つ以上有する化合物、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Al3+などを含むイオン性架橋剤(例えば酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム等)などが挙げられる。
架橋剤は1種を単独で用いてもよいし、2種類以上併用しても構わない。
被覆層13a,13bは、第1の隠蔽部11aに設けられた粘着剤層12aおよび第2の隠蔽部11bに設けられた粘着剤層12bの両方の表面に所定のパターンで設けられている。
本実施形態における所定のパターンは、隠蔽ラベル10aの長辺と平行でかつ等間隔の縞状のパターンであって、第1の隠蔽部11aに設けられた粘着剤層12aと第2の隠蔽部11bに設けられた粘着剤層12bとが互いに重ならないように粘着剤層12a,12bを被覆するパターンである。ただし、被覆層13a,13bを設ける際の誤差の範囲内で粘着剤層12a,12bの一部同士が重なるようになっていても構わない。
剥離剤としては、例えば、汎用の付加型もしくは縮合型のシリコーン系剥離剤や長鎖アルキル基含有化合物が用いられる。特に、反応性が高い付加型シリコーン系剥離剤が好ましく用いられる。シリコーン系剥離剤としては、具体的には、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−4527、SD−7220等や、信越化学工業(株)製のKS−3600、KS−774、X62−2600などが挙げられる。また、シリコーン系剥離剤中にSiO2単位と(CH3)3SiO1/2単位あるいはCH2=CH(CH3)SiO1/2単位を有する有機珪素化合物であるシリコーンレジンを含有することが好ましい。シリコーンレジンの具体例としては、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−843、SD−7292、SHR−1404等や、信越化学工業(株)製のKS−3800、X92−183等が挙げられる。
隠蔽ラベル10aは、第1の隠蔽部11aから第2の隠蔽部11bを剥離し、これにより露出した粘着剤層12a,12bによって個人情報等を記載したシートに貼着することにより使用される。
また、隠蔽ラベル10aでは、第1の隠蔽部11aの粘着剤層12aが第2の隠蔽部11bを貼着し、第2の隠蔽部11bの粘着剤層12bが第1の隠蔽部11aを貼着している。そのため、隠蔽ラベル10aを確実に閉じておくことができる。さらに、粘着剤層12a,12bが第1の隠蔽部11aおよび第2の隠蔽部11bの両方に設けられていることにより、隠蔽ラベル10aによって隠蔽できる領域を広くすることができる。
また、隠蔽ラベル10aは、剥離剤層を設けなくてもよいから、簡便に製造できる。
また、隠蔽ラベル10aは、粘着剤上に剥離紙を積層しないため、記入した個人情報を隠蔽ラベル10aにより隠蔽する利用者側にてごみが発生しない。
隠蔽ラベル10aは、例えば、隠蔽用基材11の片面の全部に粘着剤を塗布して粘着剤層12a,12bを設け、粘着剤層12a,12bの表面に所定のパターンで被覆層13a,13bを設け、第2の隠蔽部11bを第1の隠蔽部11aとの境界B1で折り返して第1の隠蔽部11aに貼着することにより得られる。
粘着剤の塗工量は、乾燥質量で3〜30g/m2であることが好ましく、5〜20g/m2であることがより好ましい。塗工量が3g/m2以上であれば、得られる粘着剤層12a,12bの接着性能が優れたものとなり、30g/m2以下であれば粘着剤層12a,12b表面に凹凸が形成されやすく、再剥離性により優れる。
まず、紙と紙、フィルムとフィルム、紙とフィルムを剥離可能に接着した材料のうち、いずれか一層側に所定のパターンが得られるように打ち抜きをおこない、不要な部分を剥離し、除去する。次いで、残った部分(被覆層13a,13b)を粘着剤層12a,12bに貼合し、その後、被覆層13a,13に隣接する層のうち、粘着剤層12a,12bと反対側の層を除去する方法などが挙げられる。
また、図4に示すように、隠蔽ラベル10cの、第1の隠蔽部11aに設けられた粘着剤層12aに、水玉状の孔を有する被覆層13eが設けられ、第2の隠蔽部11bに、境界B1で折り返した際に粘着剤層12a,12b同士が重ならないように粘着剤層12bを被覆する水玉状の被覆層13fが設けられてもよい。
この隠蔽ラベル10dにおける被覆層13gのパターンは、隠蔽ラベル10dの長辺と平行でかつ等間隔の縞状のパターンである。
粘着剤層12aおよび粘着剤層12bのいずれか一方の表面の一部に設けられた被覆層のパターンとしては、例えば、上述した被覆層13c,13dのパターンや、被覆層13eのパターン、被覆層13fのパターンなどが挙げられる。
本発明の隠蔽式シートの一実施形態について説明する。
図7および図8に、本実施形態の隠蔽式シートである隠蔽式はがきを示す。この隠蔽式はがき1は、情報記入欄21が設けられた矩形状の情報記入体20と、情報記入体20に連接している上述した隠蔽ラベル10aとを有するものである。隠蔽式はがき1の隠蔽ラベル10aは、情報記入体20との境界B2で折曲された際に少なくとも情報記入欄21を被覆するように、第1の隠蔽部11aが情報記入体20に連接している。
情報記入体20としては、隠蔽ラベル10aの隠蔽用基材11と同じものを使用することができるが、糊残りが少ないという点では、非塗工紙タイプの上質紙、クラフト紙が好ましい。また、情報記入体20として、炭酸カルシウムが含まれるものを用いることができるが、炭酸カルシウムが含まれるものを用いた場合には、情報記入体20上に目止め層を設けておくことが好ましい。
情報記入体20の情報記入欄21は、本実施形態のように、記入する箇所を明確にするために、枠21aが設けられていることが好ましい。枠21aを設ける方法としては、公知の印刷を適用することができる。
情報記入欄21に記入する情報としては、例えば、氏名、電話番号、住所、カード番号、収入金額、借入金額、略歴、家族構成、病状、病歴などが挙げられる。
本実施形態の隠蔽式はがき1は、まず、隠蔽ラベル10aにおける第1の隠蔽部11aに第2の隠蔽部11bを貼着させて粘着剤層12a,12bが露出せず、かつ、情報記入体20の情報記入欄21が露出した状態としておく(図7参照)。
その状態の隠蔽式はがき1を入手した利用者は、情報記入欄21に個人情報等を記入した後、第2の隠蔽部11bをつまんで引き剥がし、図9に示すように、隠蔽ラベル10aを開いて、粘着剤層12a,12bを露出させる。
そして、図10に示すように、隠蔽ラベル10aを境界B2で折り返し、露出した粘着剤層12a,12bにより隠蔽ラベル10aを情報記入体20に重ね、隠蔽ラベル10aを手で擦るなどして押圧する。これにより、粘着剤層12a,12bを情報記入体20に接触させて、隠蔽ラベル10aを情報記入体20に貼着し、情報記入欄21を隠蔽する。そして、情報記入欄21を隠蔽した状態で、個人情報等を求めた企業に郵送する。
また、隠蔽式はがき1では、粘着剤上に剥離紙を積層しないため、記入した個人情報を隠蔽ラベル10aにより隠蔽する利用者側にてごみが発生しない。
また、隠蔽式はがき1では、利用者が入手した際に情報記入欄21を露出させておくことができるため、利用者が情報記入欄21の位置を容易に判別できる。
また、隠蔽ラベルとして隠蔽ラベル10dを用いてもよい。図11に隠蔽ラベル10dを有する隠蔽式はがき2を示す。この隠蔽式はがき2を使用する際には、まず、図12に示すように、隠蔽ラベル10dを開いて、粘着剤層12aを露出させる。次いで、図13に示すように、境界B2にて隠蔽ラベル10dを折り返して情報記入欄21を隠蔽する。その際、情報記入欄21に第1の隠蔽部11aのみが被覆するようになっている。情報記入欄21に第1の隠蔽部11aのみを被覆させた場合には、第2の隠蔽部11bが不要になるから、第2の隠蔽部11bと第2の隠蔽部11bに設けられた粘着剤層12bおよび被覆層13bとを境界B1にて切り取ってしまうことが好ましい。
10a,10b,10c,10d,10e 隠蔽ラベル
11 隠蔽用基材
11a 第1の隠蔽部
11b 第2の隠蔽部
12a,12b 粘着剤層
13a,13b,13c,13d,13e,13f,13g,13h,13i,13j 被覆層
20 情報記入体
21 情報記入欄
B1,B2 境界
Claims (7)
- 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面の全部に設けられた粘着剤層と、粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部を被覆している被覆層とを備え、隠蔽用基材の第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界にて折り返され、粘着剤層の露出した部分を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されている隠蔽ラベルであって、
被覆層は、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層および第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないように粘着剤層を被覆するパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。 - 第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分された隠蔽用基材と、隠蔽用基材の片面の全部に設けられた粘着剤層と、粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部を被覆している被覆層とを備え、隠蔽用基材が、第1の隠蔽部と第2の隠蔽部との境界にて折曲可能になっている隠蔽ラベルであって、
被覆層は、第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層および第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層の両方に所定のパターンで設けられ、
前記所定のパターンは、第2の隠蔽部が第1の隠蔽部との境界で折曲されて第1の隠蔽部に貼着された際に第1の隠蔽部に設けられた粘着剤層と第2の隠蔽部に設けられた粘着剤層とが互いに重ならないように粘着剤層を被覆するパターンであることを特徴とする隠蔽ラベル。 - 粘着剤層を構成する粘着剤が再剥離・再貼着性粘着剤である請求項1または2に記載の隠蔽ラベル。
- 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に第1の隠蔽部が連接している請求項1に記載の隠蔽ラベルとを有し、
隠蔽ラベルは、第1の隠蔽部から第2の隠蔽部が剥離された後に情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように、第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。 - 情報記入欄が設けられた情報記入体と、該情報記入体に第1の隠蔽部が連接している請求項2に記載の隠蔽ラベルとを有し、
隠蔽ラベルは、情報記入体との境界で折曲された際に少なくとも情報記入欄を被覆するように、第1の隠蔽部が情報記入体に連接していることを特徴とする隠蔽式シート。 - 請求項1に記載の隠蔽ラベルの製造方法であって、
隠蔽用基材の片面の全部に粘着剤を塗布して粘着剤層を設ける工程と、該粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部に前記所定のパターンで被覆層を設ける工程と、第2の隠蔽部を第1の隠蔽部との境界で折り返して第1の隠蔽部に貼着する工程とを有することを特徴とする隠蔽ラベルの製造方法。 - 請求項2に記載の隠蔽ラベルの製造方法であって、
隠蔽用基材の片面の全部に粘着剤を塗布して粘着剤層を設ける工程と、該粘着剤層の隠蔽用基材と反対側の面の一部に前記所定のパターンで被覆層を設ける工程とを有することを特徴とする隠蔽ラベルの製造方法。
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