JP2000158857A - 重ね合わせ接着用シート - Google Patents

重ね合わせ接着用シート

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JP2000158857A
JP2000158857A JP10353894A JP35389498A JP2000158857A JP 2000158857 A JP2000158857 A JP 2000158857A JP 10353894 A JP10353894 A JP 10353894A JP 35389498 A JP35389498 A JP 35389498A JP 2000158857 A JP2000158857 A JP 2000158857A
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Motohiko Tezuka
元彦 手塚
Junichi Tabuchi
純一 田淵
Hidehito Sugawara
秀仁 菅原
Makoto Umeda
誠 梅田
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Toppan Edge Inc
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重ね合わせ接着用シートの各重ね合わせ面を重
ね合わせて接着した後に、接着状態は確実に維持する一
方、剥離開始動作を容易にする。 【解決手段】折り用ミシン目4を介して連接した第一紙
片2と第二紙片3の各裏面である重ね合わせ面のそれぞ
れに剥離可能な感圧性接着剤7を塗布し、重ね合わせた
重ね合わせ面同士を剥離可能に接着するための重ね合わ
せ接着用シート1であって、互いに重ね合わせるべき重
ね合わせ面の一方の剥離開始端である、切欠6に対応す
る隅部を含む端部に、感圧性接着剤7を塗布していない
未塗布部8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ね合わせ面を剥
離可能に接着するための重ね合わせ接着用シートに関
し、例えば、二つ折りあるいは三つ折りして重ね合わせ
た各重ね合わせ面を剥離可能に接着し、二つ折り葉書あ
るいは三つ折り葉書を作成するための重ね合わせ接着用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の重ね合わせ接着用シートにあっ
ては、剥離動作を容易にするために、剥離開始部分の接
着力を重ね合わせ面の他の部分よりも弱く設定しておく
ことが望ましい。
【0003】従来においては、重ね合わせ面に塗布した
剥離可能な接着剤の剥離開始部に対応する部分の上に、
印刷層や剥離剤層等の接着抑制剤層を設ける構成や、剥
離開始部となるコーナー部や端部に対応する重ね合わせ
面の対接する各面に、剥離可能な接着剤を全く塗布しな
い構成を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の第1
の構成によると、接着抑制剤という新たな材料を必要と
するとともに、接着抑制剤層を設ける作業工程が加わる
という不都合がある。また、従来の第2の構成による
と、重ね合わせ面を接着後に、剥離開始部が未接着なた
め、剥離可能に接着された重ね合わせ面の他の部分まで
不必要に剥離し易いという不都合がある。
【0005】本発明は、このような従来の不都合を解消
して、新たな材料や作業工程が加わることがないととも
に、剥離可能に接着された重ね合わせ面が不必要に剥離
することがなく、また、重ね合わせ面接着後の剥離開始
動作も容易になし得る重ね合わせ接着用シートを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載した発明は、重ね合わせ面の
それぞれに剥離可能な接着剤を塗布し、重ね合わせた重
ね合わせ面同士を前記接着剤で剥離可能に接着するため
の重ね合わせ接着用シートであって、互いに重ね合わせ
るべき重ね合わせ面の一方の剥離開始端を含む所定端部
に、前記接着剤を塗布していない未塗布部を設けたこと
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、
図1〜図4は二つ折り葉書用シートに適用した第1の実
施形態を示すもので、図1は二つ折り葉書用シートの表
面側を示す平面図、図2は同じく裏面側を示す平面図、
図3は所定情報をプリント後に重ね合わせ面を重ね合わ
せて作成した二つ折り葉書を示す斜視図、図4は重ね合
わせ面を部分的に剥離した状態を示す斜視図である。
【0008】また、図5〜図7は三つ折り葉書用シート
に適用した第2の実施形態を示し、図5は三つ折り葉書
用シートの表面側を示す平面図、図6は同じく裏面側を
示す平面図、図7は所定情報をプリント後に重ね合わせ
面を重ね合わせて作成した三つ折り葉書を示す斜視図で
あり、同様に、図8〜図10は三つ折り葉書用シートに
適用した第3の実施形態、図11〜図13は三つ折り葉
書用シートに適用した第4の実施形態をそれぞれ示すも
のである。
【0009】まず、図1〜図4に基づいて第1の実施形
態を説明する。図1及び図2に示すように、単片状態の
二つ折り葉書用シート1は、第1紙片2と第2紙片3を
折り用ミシン目4を介して連接し、この折り用ミシン目
4で裏面側に折り重ねるように構成してある。前記第1
紙片2は、表面が宛先表示面となり、裏面が隠蔽すべき
情報(以下隠蔽情報という)のプリント面となってお
り、法定葉書の基準に合致するサイズで、表面の上端に
沿って「郵便はがき」という5文字からなる郵便葉書表
示5をあらかじめ印刷してある。そして、折り用ミシン
目4とは反対側の下端隅部を三角形状に切り欠いてなる
切欠6を設けている。また、第2紙片3は、表面が差出
人表示面となり、裏面が隠蔽情報表示面となっている。
【0010】図2に示すように、各紙片2,3の重ね合
わせ面である裏面側には、第2紙片3の折り用ミシン目
4とは反対側の端部を除いて、通常では接着せず、所定
の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能な弱
い接着力を有する公知の感圧性接着剤7を塗布してい
る。折り重ねた時に、切欠6に対応する隅部を含む前記
感圧性接着剤7を塗布していない第2紙片3の端部が未
塗布部8を構成する。
【0011】次に、このように構成した単片状態の二つ
折り葉書用シート1によって、図3に示す二つ折り葉書
11を作成する手順を説明する。まず、両面プリンタ
(図示せず)によって、第1紙片2の表面に宛先情報1
2と切欠6に向けた矢印と「ここからはがして下さい」
の文からなる剥離開始端指示表示13を、また第2紙片
3の表面には差出人情報(図示せず)をプリントする一
方、重ね合わせ面である第1紙片2と第2紙片3の裏面
には感圧性接着剤7塗布部分に隠蔽情報14をプリント
する。
【0012】続いて、このように所定情報をプリントし
た二つ折り葉書シート1を、折り用ミシン目4で裏面側
に折り重ね、各重ね合わせ面を重ね合わせたうえ所定の
圧を付与し、感圧性接着剤7により剥離可能に接着す
る。これによって、図3に示す二つ折り葉書11を得る
ことができ、投函可能となる。この際、未塗布部8に対
応する部分は、感圧性接着剤7同士で接着する他の部分
よりも接着力が弱くなっている。
【0013】この二つ折り葉書11を受領した宛名人
は、剥離開始端指示表示13にしたがって、切欠6部分
に指を掛けて両紙片2,3を離反するように捲り上げる
と(図4参照)、各重ね合わせ面が剥離して隠蔽情報1
4を視認することができる。この剥離動作は、切欠6部
分から上端に向けて帯状に伸びる未塗布部8に対応する
部分の接着力をより弱く設定しているので、容易に行う
ことができる。
【0014】次に、図5〜図7に基づいて第2の実施形
態を説明する。図5及び図6に示すように、単片状態の
三つ折り葉書用シート21は、折り用ミシン目25,2
6を介して、第1紙片22、第2紙片23、第3紙片2
4を連接し、これら各折り用ミシン目25,26でZ字
状に折り重ねるように構成してある。すなわち、第2紙
片23と第3紙片24の表面側及び第1紙片22と第2
紙片23の裏面側とが、それぞれ対応する重ね合わせ面
となる。
【0015】第1紙片22は、表面が宛先表示面とな
り、重ね合わせ面である裏面が隠蔽情報のプリント面と
なっている。また、第2紙片23は、ともに重ね合わせ
面である表裏両面が隠蔽情報のプリント面となり、裏面
の折り用ミシン目26に沿って「郵便はがき」という5
文字からなる郵便葉書表示27をあらかじめ印刷してあ
る。さらに、第3紙片24は、重ね合わせ面である表面
が隠蔽情報表示面となり、裏面が差出人情報表示面とな
っている。
【0016】そして、第2紙片23と第3紙片24は、
法定葉書の基準に合致するサイズである一方、第1紙片
22は折り用ミシン目25と反対側を帯状に切り欠いて
前記法定葉書サイズよりも幅が狭いサイズに設定し、折
り重ねた時に第2紙片23の郵便葉書表示27が露出す
るように構成している。また、前記第1紙片22と前記
第3紙片24には、各折り用ミシン目25,26とは反
対側の下端隅部を三角形状に切り欠いてなる切欠28,
29を設けている。
【0017】図5及び図6に示すように、各紙片22,
23,24の重ね合わせ面には、第1紙片22の折り用
ミシン目25とは反対側の端部と、第3紙片24の折り
用ミシン目26とは反対側の端部、並びに第2紙片23
の郵便葉書表示27に対応する端部とを除いて、通常で
は接着せず、所定の圧を加えると接着可能となり、接着
後に剥離可能な弱い接着力を有する公知の感圧性接着剤
30を塗布している。剥離開始端となる各切欠28,2
9から上端に向けて伸びる前記感圧性接着剤30を塗布
していない第1紙片22の裏面側端部と第3紙片24の
表面側端部が未塗布部31,32を構成する。
【0018】次に、このように構成した単片状態の三つ
折り葉書用シート21によって、図7に示す三つ折り葉
書41を作成する手順を説明する。まず、両面プリンタ
(図示せず)によって、第1紙片22の表面に宛先情報
33と切欠28に向けた矢印と「ここからはがして下さ
い」の文からなる剥離開始端指示表示34を、また重ね
合わせ面である第2紙片23と第3紙片24の各表面の
感圧性接着剤30塗布部分には隠蔽情報(図示せず)を
プリントする。一方、重ね合わせ面である第1紙片22
と第2紙片23との各裏面の感圧性接着剤30塗布部分
には隠蔽情報(図示せず)をプリントし、第3紙片24
の裏面には差出人情報(図示せず)と切欠29に向けた
矢印と「ここからはがして下さい」の文からなる剥離開
始端指示表示(図示せず)をプリントする。
【0019】続いて、このように所定情報をプリントし
た三つ折り葉書用シート21を、各折り用ミシン目2
5,26で各重ね合わせ面同士が重なり合うようにZ字
状に重ね合わせたうえ所定の圧を付与し、感圧性接着剤
30により各重ね合わせ面同士を剥離可能に接着する。
これによって、図7に示す葉書表示27が露出した三つ
折り葉書41を得ることができ、投函可能となる。この
際、未塗布部31,32に対応する部分は、感圧性接着
剤30同士で接着する他の部分よりも接着力が弱くなっ
ている。
【0020】この三つ折り葉書41を受領した宛名人
は、剥離開始端指示表示34にしたがって、切欠28部
分に指を掛けて第1紙片22と第2紙片23を離反する
ように捲り上げた後、切欠29部分に指を掛けて第3紙
片24と第2紙片23を離反するように捲り上げると、
各重ね合わせ面が剥離して隠蔽情報(図示せず)を視認
することができる。この剥離動作は、各切欠28,29
部分から上端に向けて帯状に伸びる未塗布部31,32
に対応する部分の接着力をより弱く設定しているので、
容易に行うことができる。
【0021】次に、図8〜図10に基づいて第3の実施
形態を説明する。図8及び図9に示すように、単片状態
の三つ折り葉書用シート51は、折り用ミシン目55,
56を介して、第1紙片52、第2紙片53、第3紙片
54を連接し、これら各折り用ミシン目55,56でZ
字状に折り重ねるように構成してある。そして、第2紙
片53と第3紙片54の表面側及び第1紙片52と第2
紙片53の裏面側とが、それぞれ対応する重ね合わせ面
となる。
【0022】第1紙片52は、表面が宛先表示面とな
り、重ね合わせ面である裏面が隠蔽情報のプリント面と
なっている。また、第2紙片53は、ともに重ね合わせ
面である表裏両面が隠蔽情報のプリント面となり、裏面
の折り用ミシン目56に沿って「郵便はがき」という5
文字からなる郵便葉書表示57をあらかじめ印刷してあ
る。さらに、第3紙片54は、重ね合わせ面である表面
が隠蔽情報表示面となり、裏面が差出人情報表示面とな
っている。
【0023】そして、各紙片52,53,54は、法定
葉書の基準に合致するサイズであり、第1紙片52に
は、三紙片をZ字状に折り重ねた時に第2紙片53の郵
便葉書表示57の各文字が露出するように、折り用ミシ
ン目55とは反対側の端部に5つの透孔58を設けてあ
る。また、前記第1紙片52と前記第3紙片54には、
各折り用ミシン目55,56とは反対側の下端隅部を三
角形状に切り欠いてなる切欠59,60を設けている。
【0024】図8及び図9に示すように、各紙片52,
53,54の重ね合わせ面には、第1紙片52の折り用
ミシン目55とは反対側の端部と、第3紙片54の折り
用ミシン目56とは反対側の端部とを除いて、通常では
接着せず、所定の圧を加えると接着可能となり、接着後
に剥離可能な弱い接着力を有する公知の感圧性接着剤6
1を塗布している。剥離開始端となる各切欠59,60
から上方に伸びる前記感圧性接着剤61を塗布していな
い第1紙片52の裏面側端部と第3紙片54の表面側端
部が未塗布部62,63を構成する。
【0025】次に、このように構成した単片状態の三つ
折り葉書用シート51によって、図10に示す三つ折り
葉書71を作成する手順を説明する。まず、両面プリン
タ(図示せず)によって、第1紙片52の表面に宛先情
報64と切欠59に向けた矢印と「ここからはがして下
さい」の文からなる剥離開始端指示表示65を、また重
ね合わせ面である第2紙片53と第3紙片54の各表面
の感圧性接着剤61塗布部分には隠蔽情報(図示せず)
をプリントする。一方、重ね合わせ面である第1紙片5
2と第2紙片53との各裏面の感圧性接着剤61塗布部
分には隠蔽情報(図示せず)をプリントし、第3紙片5
4の裏面には差出人情報(図示せず)と切欠60に向け
た矢印と「ここからはがして下さい」の文からなる剥離
開始端指示表示(図示せず)をプリントする。
【0026】続いて、このように所定情報をプリントし
た三つ折り葉書用シート51を、各折り用ミシン目5
5,56で各重ね合わせ面同士が重なり合うようにZ字
状に重ね合わせたうえ所定の圧を付与し、感圧性接着剤
61により各重ね合わせ面同士を剥離可能に接着する。
これによって、図10に示す葉書表示57が各透孔58
から露出した三つ折り葉書71を得ることができ、投函
可能となる。この際、未塗布部62,63に対応する部
分は、感圧性接着剤61同士で接着する他の部分よりも
接着力が弱くなっている。
【0027】この三つ折り葉書71を受領した宛名人
は、剥離開始端指示表示65にしたがって、切欠59部
分に指を掛けて第1紙片52と第2紙片53を離反する
ように捲り上げた後、切欠60部分に指を掛けて第3紙
片54と第2紙片53を離反するように捲り上げると、
各重ね合わせ面が剥離して隠蔽情報(図示せず)を視認
することができる。この剥離動作は、各切欠59,60
部分から上端に向けて帯状に伸びる未塗布部62,63
に対応する部分の接着力をより弱く設定しているので、
容易に行うことができる。
【0028】次に、図11〜図13に基づいて第4の実
施形態を説明する。図11及び図12に示すように、単
片状態の三つ折り葉書用シート81は、折り用ミシン目
85,86を介して、第1紙片82、第2紙片83、第
3紙片84を連接し、これら各折り用ミシン目85,8
6で逆Z字状に折り重ねるように構成してある。そし
て、第2紙片83と第3紙片84の表面側及び第1紙片
82と第2紙片83の裏面側とが、それぞれ対応する重
ね合わせ面となる。
【0029】第1紙片82は、表面が宛先表示面とな
り、重ね合わせ面である裏面が隠蔽情報のプリント面と
なるとともに、表面の折り用ミシン目85に沿って「郵
便はがき」という5文字からなる郵便葉書表示87をあ
らかじめ印刷してある。また、第2紙片83は、ともに
重ね合わせ面である表裏両面が隠蔽情報のプリント面と
なり、第3紙片84は、重ね合わせ面である表面が隠蔽
情報表示面となり、裏面が差出人情報表示面となってい
る。
【0030】そして、各紙片82,83,84は、法定
葉書の基準に合致するサイズに形成してある。また、第
1紙片82と第3紙片84には、各折り用ミシン目8
5,86とは反対側の下端隅部を三角形状に切り欠いて
なる切欠88,89を設けている。
【0031】図11及び図12に示すように、各紙片8
2,83,84の重ね合わせ面には、第1紙片82の折
り用ミシン目85とは反対側の端部と、第3紙片84の
折り用ミシン目86とは反対側の端部とを除いて、通常
では接着せず、所定の圧を加えると接着可能となり、接
着後に剥離可能な弱い接着力を有する公知の感圧性接着
剤90を塗布している。剥離開始端となる各切欠88,
89から上端に向けて伸びる前記感圧性接着剤90を塗
布していない第1紙片82の裏面側端部と第3紙片84
の表面側端部が未塗布部91,92を構成する。また、
第1紙片82の葉書表示87を設けた帯状部分に重ね合
わされる、第2紙片83の裏面側における帯状部分に
は、通常では接着せず、所定の圧を加えると接着可能と
なり、接着後に剥離困難な通常の接着力を有する公知の
感圧性接着剤93を塗布している。
【0032】次に、このように構成した単片状態の三つ
折り葉書用シート81によって、図13に示す三つ折り
葉書101を作成する手順を説明する。まず、両面プリ
ンタ(図示せず)によって、第1紙片82の表面に宛先
情報94と切欠88に向けた矢印と「ここからはがして
下さい」の文からなる剥離開始端指示表示95を、また
重ね合わせ面である第2紙片83と第3紙片84との各
表面の感圧性接着剤90の塗布部分には隠蔽情報(図示
せず)をプリントする。一方、重ね合わせ面である第1
紙片82と第2紙片83の各裏面には、感圧性接着剤9
0の塗布部分に隠蔽情報(図示せず)をプリントし、第
3紙片84の裏面には差出人情報(図示せず)と切欠8
9に向けた矢印と「ここからはがして下さい」の文から
なる剥離開始端指示表示(図示せず)をプリントする。
【0033】続いて、このように所定情報をプリントし
た三つ折り葉書用シート81を、各折り用ミシン目8
5,86で各重ね合わせ面同士が重なり合うように逆Z
字状に重ね合わせたうえ所定の圧を付与し、各重ね合わ
せ面同士を、感圧性接着剤90部分は剥離可能に、感圧
性接着剤93部分は剥離困難に接着する。これによっ
て、図13に示す三つ折り葉書101を得ることがで
き、投函可能となる。この際、未塗布部91,92に対
応する部分は、感圧性接着剤90同士で接着する他の部
分よりも接着力が弱くなっている。
【0034】この三つ折り葉書101を受領した宛名人
は、剥離開始端指示表示95にしたがって、切欠88部
分に指を掛けて第1紙片82と第2紙片83を離反する
ように捲り上げた後、切欠89部分に指を掛けて第3紙
片84と第2紙片83を離反するように捲り上げると、
感圧性接着剤93塗布部分を除く接着していた各重ね合
わせ面が剥離して隠蔽情報(図示せず)を視認すること
ができる。この剥離動作は、各切欠88,89部分から
上端に向けて帯状に伸びる未塗布部91,92に対応す
る部分の接着力をより弱く設定しているので、容易に行
うことができる。
【0035】なお、本発明は、上述の各実施形態に限定
されるものではなく、例えば、未塗布部8,31,3
2,62,63,91,92は、各重ね合わせ面の一方
側の剥離開始端を含む所定端部に設ければ足り、特に図
示した位置に限られず、一端部に限られるものではな
く、複数端に設けてもよい。また、剥離可能な接着剤
は、感圧性接着剤7,30,61,90に限らず、感熱
性あるいは再湿性の接着剤でもよい。さらに、葉書用シ
ート1,21,51,81以外の用途にも適用可能であ
ることはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各重ね
合わせ面の対接する一方の剥離開始端を含む所定の端部
に、剥離可能な接着剤の未塗布部を設けることにより、
各重ね合わせ面を接着するのに必要な接着力は維持する
一方、剥離開始動作を容易になし得るという効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における二つ折り重ね合わせ葉書
用シートの表面側の平面図。
【図2】同じく裏面側の平面図。
【図3】同じく所定情報をプリント後に作成した二つ折
り葉書の斜視図。
【図4】同じく二つ折り葉書の重ね合わせ面を部分的に
剥離した状態の斜視図。
【図5】第2実施形態における三つ折り重ね合わせ葉書
用シートの表面側の平面図。
【図6】同じく裏面側の平面図。
【図7】同じく所定情報をプリント後に作成した三つ折
り葉書の斜視図。
【図8】第3実施形態における三つ折り重ね合わせ葉書
用シートの表面側の平面図。
【図9】同じく裏面側の平面図。
【図10】同じく所定情報をプリント後に作成した三つ
折り葉書の斜視図。
【図11】第4実施形態における三つ折り重ね合わせ葉
書用シートの表面側の平面図。
【図12】同じく裏面側の平面図。
【図13】同じく所定情報をプリント後に作成した三つ
折り葉書の斜視図。
【符号の説明】
1 二つ折り葉書用シート 2,22,52,82 第1紙片 3,23,53,83 第2紙片 4,25,26,55,56,85,86 折り用
ミシン目 5,27,57,87 葉書表示 6,28,29,59,60,88,89 切欠 7,30,61,90 感圧性接着剤 8,31,32,62,63,91,92 未塗布
部 11 二つ折り葉書 12,33,64,94 宛先表示 14 隠蔽情報 21,51,81 三つ折り葉書用シート 24,54,84 第3紙片 41,71,101 三つ折り葉書 58 透孔 93 感圧性接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ面のそれぞれに剥離可能な接
    着剤を塗布し、重ね合わせた重ね合わせ面同士を前記接
    着剤で剥離可能に接着するための重ね合わせ接着用シー
    トであって、互いに重ね合わせるべき重ね合わせ面の一
    方の剥離開始端を含む所定端部に、前記接着剤を塗布し
    ていない未塗布部を設けたことを特徴とする重ね合わせ
    接着用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036756A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Nippon Rika Seishi Kk 圧着用紙の加工方法および加工装置
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JP2012071429A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 冊子状物および冊子状送付物
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JP2013006290A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Dainippon Printing Co Ltd 圧着シート及びその製造方法
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