JPH1170764A - 重ね合わせ葉書用シート - Google Patents
重ね合わせ葉書用シートInfo
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- JPH1170764A JPH1170764A JP23490197A JP23490197A JPH1170764A JP H1170764 A JPH1170764 A JP H1170764A JP 23490197 A JP23490197 A JP 23490197A JP 23490197 A JP23490197 A JP 23490197A JP H1170764 A JPH1170764 A JP H1170764A
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- postcard
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- folding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】三つ折り形式の重ね合わせ葉書用シートにおい
て、葉書表面に段差部分が生じないようにし、葉書郵送
時の不用意な剥離が生じないようにする。 【解決手段】第一のシート3の少なくとも三周辺に沿っ
て、強接着手段を備えて折り重ね時に第二シート4に強
接着され葉書表面側に葉書表示を備える第一貼着部7を
設け、第一のシート3と第一貼着部7との三方の境に切
取り部6を設け、第三のシート5の少なくとも三周辺に
沿って、強接着手段を備えて折り重ね時に第二シート4
に強接着される第二貼着部9を設け、第三のシート5と
第二貼着部9との三方の境に切取り部6を設けた。
て、葉書表面に段差部分が生じないようにし、葉書郵送
時の不用意な剥離が生じないようにする。 【解決手段】第一のシート3の少なくとも三周辺に沿っ
て、強接着手段を備えて折り重ね時に第二シート4に強
接着され葉書表面側に葉書表示を備える第一貼着部7を
設け、第一のシート3と第一貼着部7との三方の境に切
取り部6を設け、第三のシート5の少なくとも三周辺に
沿って、強接着手段を備えて折り重ね時に第二シート4
に強接着される第二貼着部9を設け、第三のシート5と
第二貼着部9との三方の境に切取り部6を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三シートを折り重ね
て構成された葉書を得るようにした重ね合わせ葉書用シ
ートに関するものである。
て構成された葉書を得るようにした重ね合わせ葉書用シ
ートに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、葉書で情報を通
知する際に他人が視読できないように親展性を付与して
通知する方法として、葉書に隠蔽ラベルを剥離可能に貼
付したり、葉書紙片に隠蔽紙片を連接しこれを二つ折り
して剥離可能に接着したりすることが行われていた。そ
して、近年の郵便法の下、封書より低額料金で送れる葉
書を更に有効利用するため、定形葉書の形態規定や重量
規定に則しながら通知面積の更なる拡大を図るべく、二
片の隠蔽紙片を葉書本体に連接してその葉書本体の表裏
面を隠蔽する方法が採られるようになった。
知する際に他人が視読できないように親展性を付与して
通知する方法として、葉書に隠蔽ラベルを剥離可能に貼
付したり、葉書紙片に隠蔽紙片を連接しこれを二つ折り
して剥離可能に接着したりすることが行われていた。そ
して、近年の郵便法の下、封書より低額料金で送れる葉
書を更に有効利用するため、定形葉書の形態規定や重量
規定に則しながら通知面積の更なる拡大を図るべく、二
片の隠蔽紙片を葉書本体に連接してその葉書本体の表裏
面を隠蔽する方法が採られるようになった。
【0003】ところで、この葉書本体となる紙片には葉
書の表示として「郵便はがき」などの葉書表示が必要な
ために、葉書本体の辺部側に位置する葉書表示が表れる
ように一方の隠蔽紙片の幅を予め小さくしておくこと
で、三つの紙片を折り重ね合わせし接着したときに前記
葉書表示が覆われず表出するようにした隠蔽形式の葉書
が知られている。この葉書はつぎに示す重量規定もクリ
アさせようとして構成されているものである。即ち、郵
便法の定形葉書の重量規定により、上記三つ折り紙片を
折り重ね合わせし接着して形成した隠蔽形式の葉書で
は、葉書本体の重量が2グラム以上必要であり、葉書本
体を構成している紙片を少なくも2グラム以上あるもの
を使用しなくてはならず、よって、葉書を構成する一紙
片当たりの重量が2グラム以上の用紙しか選択できない
が、これでは隠蔽紙片も含めた葉書全体の重量が6グラ
ムを越えて6グラム以下とする規定から外れる。そのた
め、重量調整を行う目的と上記葉書表示を表出するため
に、上述したように表面側の隠蔽紙片の幅を小さくして
いた。
書の表示として「郵便はがき」などの葉書表示が必要な
ために、葉書本体の辺部側に位置する葉書表示が表れる
ように一方の隠蔽紙片の幅を予め小さくしておくこと
で、三つの紙片を折り重ね合わせし接着したときに前記
葉書表示が覆われず表出するようにした隠蔽形式の葉書
が知られている。この葉書はつぎに示す重量規定もクリ
アさせようとして構成されているものである。即ち、郵
便法の定形葉書の重量規定により、上記三つ折り紙片を
折り重ね合わせし接着して形成した隠蔽形式の葉書で
は、葉書本体の重量が2グラム以上必要であり、葉書本
体を構成している紙片を少なくも2グラム以上あるもの
を使用しなくてはならず、よって、葉書を構成する一紙
片当たりの重量が2グラム以上の用紙しか選択できない
が、これでは隠蔽紙片も含めた葉書全体の重量が6グラ
ムを越えて6グラム以下とする規定から外れる。そのた
め、重量調整を行う目的と上記葉書表示を表出するため
に、上述したように表面側の隠蔽紙片の幅を小さくして
いた。
【0004】しかし、上記三つ折りの重ね合わせ葉書用
シートからなる葉書にあっては葉書表示を表出させるた
めの切り欠きの部分で段差が生じており、このため、郵
送時に前記段差に他の葉書などが引っ掛かり易くなって
その引っ掛かりにより剥がれを生じるという不都合があ
った。そこで本発明は上記事情に鑑み、三つ折り形式の
重ね合わせ葉書用シートにおいて、上記段差部分が生じ
ないようにすることを課題とし、葉書郵送時の不用意な
剥離が生じないようにすることを目的とするものであ
る。
シートからなる葉書にあっては葉書表示を表出させるた
めの切り欠きの部分で段差が生じており、このため、郵
送時に前記段差に他の葉書などが引っ掛かり易くなって
その引っ掛かりにより剥がれを生じるという不都合があ
った。そこで本発明は上記事情に鑑み、三つ折り形式の
重ね合わせ葉書用シートにおいて、上記段差部分が生じ
ないようにすることを課題とし、葉書郵送時の不用意な
剥離が生じないようにすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、折り重ね時に葉書用貼着シートと
なる第一のシートと葉書本体シートとなる第二のシート
と葉書用貼着シートとなる第三のシートとの三シートが
折り部を介して連接され、三シートの折り重ね時に対向
する対向面それぞれに弱接着力の弱接着手段を備えて、
折り重ね時に対向するシートが前記接着手段を介して剥
離可能に貼り合わされる構成とした重ね合わせ葉書用シ
ートにおいて、前記第一のシートの少なくとも三周辺に
沿って、強接着力の強接着手段を備えて折り重ね時に第
二シートに強接着され葉書表面側に葉書表示を備える第
一貼着部が設けられて、前記第一のシートと前記第一貼
着部との三方の境に切取り部が設けられ、かつ、前記第
三のシートの少なくとも三周辺に沿って、強接着力の強
接着手段を備えて折り重ね時に第二シートに強接着され
る第二貼着部が設けられて、前記第三のシートと前記第
二貼着部との三方の境に切取り部が設けられていること
を特徴とする重ね合わせ葉書用シートを提供して、上記
課題を解消するものである。
してなされたもので、折り重ね時に葉書用貼着シートと
なる第一のシートと葉書本体シートとなる第二のシート
と葉書用貼着シートとなる第三のシートとの三シートが
折り部を介して連接され、三シートの折り重ね時に対向
する対向面それぞれに弱接着力の弱接着手段を備えて、
折り重ね時に対向するシートが前記接着手段を介して剥
離可能に貼り合わされる構成とした重ね合わせ葉書用シ
ートにおいて、前記第一のシートの少なくとも三周辺に
沿って、強接着力の強接着手段を備えて折り重ね時に第
二シートに強接着され葉書表面側に葉書表示を備える第
一貼着部が設けられて、前記第一のシートと前記第一貼
着部との三方の境に切取り部が設けられ、かつ、前記第
三のシートの少なくとも三周辺に沿って、強接着力の強
接着手段を備えて折り重ね時に第二シートに強接着され
る第二貼着部が設けられて、前記第三のシートと前記第
二貼着部との三方の境に切取り部が設けられていること
を特徴とする重ね合わせ葉書用シートを提供して、上記
課題を解消するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図5に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は重ね合
わせ葉書用シート1を示している。この重ね合わせ葉書
用シート1は、三シートが折り部2を介して横一連に連
接され、折り部2からZ状に折り畳んで重ね合わせるこ
とで葉書形態となるようにしたものであり、Z状に折り
畳むこの重ね合わせ葉書用シート1では折り重ねて葉書
形態とした時に葉書用貼着シートとなる第一のシート3
と葉書本体シートとなる第二のシート4と葉書用貼着シ
ートとなる第三のシート5とが折り部2を介して連接し
ている。上記第一のシート3の折り部側を除く三周辺に
沿って切り取りミシン目やタイ部を短くした不連続のス
リットなどからなる切取り部6が設けられており、この
切取り部6を介して第一貼着部7が三周辺に沿ってい
る。そして、この第一貼着部7の上辺における葉書表面
側には郵便はがきなどの所要の文字よりなる葉書表示8
が設けられている。また、第三のシート5においても折
り部側を除く三周辺に沿って切り取りミシン目やタイ部
を短くした不連続のスリットなどからなる切取り部6が
入れられており、この切取り部6を介して第二貼着部9
が三周辺に沿っている。なお、切取り部6の両端は折り
部2に達している。
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は重ね合
わせ葉書用シート1を示している。この重ね合わせ葉書
用シート1は、三シートが折り部2を介して横一連に連
接され、折り部2からZ状に折り畳んで重ね合わせるこ
とで葉書形態となるようにしたものであり、Z状に折り
畳むこの重ね合わせ葉書用シート1では折り重ねて葉書
形態とした時に葉書用貼着シートとなる第一のシート3
と葉書本体シートとなる第二のシート4と葉書用貼着シ
ートとなる第三のシート5とが折り部2を介して連接し
ている。上記第一のシート3の折り部側を除く三周辺に
沿って切り取りミシン目やタイ部を短くした不連続のス
リットなどからなる切取り部6が設けられており、この
切取り部6を介して第一貼着部7が三周辺に沿ってい
る。そして、この第一貼着部7の上辺における葉書表面
側には郵便はがきなどの所要の文字よりなる葉書表示8
が設けられている。また、第三のシート5においても折
り部側を除く三周辺に沿って切り取りミシン目やタイ部
を短くした不連続のスリットなどからなる切取り部6が
入れられており、この切取り部6を介して第二貼着部9
が三周辺に沿っている。なお、切取り部6の両端は折り
部2に達している。
【0007】重ね合わせ葉書用シート1においては葉書
形態時に上記第一貼着部7、第二貼着部9が第二のシー
ト4に対して固定的となり、第一のシート3における第
一貼着部7を除いた部分、そして、第三のシート5にお
ける第二貼着部9を除いた部分が見開くことができるよ
うに、選択された接着手段が重ね合わせ時に対向する面
に設けられている。即ち、図1に示すように、第一のシ
ート3と第二のシート4とを折り重ねた時の第一のシー
ト3と第二のシート4との対向面部分それぞれには弱接
着力の接着剤を塗布してなる弱接着手段10が設けられ
ているとともに、前記第一貼着部7と第二シート4との
対向面部分には強接着力の接着剤を塗布してなる強接着
手段11が設けられている。同様にして、第二のシート
4と第三のシート5とを折り重ねた時の第二のシート4
と第三のシート5との対向面部分それぞれには弱接着力
の接着剤を塗布してなる弱接着手段10が設けられてい
るとともに、第二貼着部9と第三シート5との対向面部
分には強接着力の接着剤を塗布してなる強接着手段11
が設けられている。
形態時に上記第一貼着部7、第二貼着部9が第二のシー
ト4に対して固定的となり、第一のシート3における第
一貼着部7を除いた部分、そして、第三のシート5にお
ける第二貼着部9を除いた部分が見開くことができるよ
うに、選択された接着手段が重ね合わせ時に対向する面
に設けられている。即ち、図1に示すように、第一のシ
ート3と第二のシート4とを折り重ねた時の第一のシー
ト3と第二のシート4との対向面部分それぞれには弱接
着力の接着剤を塗布してなる弱接着手段10が設けられ
ているとともに、前記第一貼着部7と第二シート4との
対向面部分には強接着力の接着剤を塗布してなる強接着
手段11が設けられている。同様にして、第二のシート
4と第三のシート5とを折り重ねた時の第二のシート4
と第三のシート5との対向面部分それぞれには弱接着力
の接着剤を塗布してなる弱接着手段10が設けられてい
るとともに、第二貼着部9と第三シート5との対向面部
分には強接着力の接着剤を塗布してなる強接着手段11
が設けられている。
【0008】上記構造の重ね合わせ葉書用シート1をZ
状に折り畳んで三シートを重ね合わせ、上記弱接着手段
10と強接着手段11に対する所要の接着条件、例えば
加圧することで対向部分が接着した葉書12が得られ
る。そして、前記第一のシート3における第一貼着部7
の以外の部分が弱接着手段10を介して第二のシート4
の対応部分に剥離可能に貼り合わされ、第三のシート5
における第二貼着部9の以外の部分も弱接着手段10を
介して第二のシート4の対向部分に剥離可能に貼り合わ
される。勿論、第一、第二貼着部7,9は第二のシート
4に接着固定される。上記構造の葉書を見開くには、葉
書12の表面において図に示すように切取り部6から第
一のシート3を捲り上げ、同様に葉書12の裏面側にお
いても切取り部6から第三のシート5を捲り上げるよう
にすればよい。このように切取り部6から第一、第三の
シートを捲るようにすることで第一のシートから第二の
シートにかけての剥離可能に接着された対向部分が現れ
るとともに、第二のシートから第三のシートにかけての
剥離可能に接着された対向部分が現れるようになるた
め、予めこの対向部分に隠蔽情報が設けられている。図
1に示す重ね合わせ葉書用シート1では、剥離可能に接
着される第一のシート3と第二のシート4、及び第二の
シート4と第三のシート5のそれぞれの剥離可能に接着
される部分が隠蔽情報記載部13として構成され、情報
印字後に弱接着手段を設けたり、逆に弱接着手段が設け
られた後に情報印字をして隠蔽情報を有するようにす
る。なお、第一のシート3における葉書表面となる面に
は宛名情報記載部14が設けられている。
状に折り畳んで三シートを重ね合わせ、上記弱接着手段
10と強接着手段11に対する所要の接着条件、例えば
加圧することで対向部分が接着した葉書12が得られ
る。そして、前記第一のシート3における第一貼着部7
の以外の部分が弱接着手段10を介して第二のシート4
の対応部分に剥離可能に貼り合わされ、第三のシート5
における第二貼着部9の以外の部分も弱接着手段10を
介して第二のシート4の対向部分に剥離可能に貼り合わ
される。勿論、第一、第二貼着部7,9は第二のシート
4に接着固定される。上記構造の葉書を見開くには、葉
書12の表面において図に示すように切取り部6から第
一のシート3を捲り上げ、同様に葉書12の裏面側にお
いても切取り部6から第三のシート5を捲り上げるよう
にすればよい。このように切取り部6から第一、第三の
シートを捲るようにすることで第一のシートから第二の
シートにかけての剥離可能に接着された対向部分が現れ
るとともに、第二のシートから第三のシートにかけての
剥離可能に接着された対向部分が現れるようになるた
め、予めこの対向部分に隠蔽情報が設けられている。図
1に示す重ね合わせ葉書用シート1では、剥離可能に接
着される第一のシート3と第二のシート4、及び第二の
シート4と第三のシート5のそれぞれの剥離可能に接着
される部分が隠蔽情報記載部13として構成され、情報
印字後に弱接着手段を設けたり、逆に弱接着手段が設け
られた後に情報印字をして隠蔽情報を有するようにす
る。なお、第一のシート3における葉書表面となる面に
は宛名情報記載部14が設けられている。
【0009】上記葉書において第一、第三のシートそれ
ぞれを見開いた時点においても葉書表示8を有する第一
貼着部7が第二のシート4に固定されているため、この
第二のシート4と第一貼着部7とで葉書表示を有する葉
書本体が構成され、葉書における重量規定をクリアさせ
ることができる。即ち、重ね合わせ葉書用シート1の素
材選定などの理由により仮に第二のシート自体の重量が
2グラム弱となっても、この第一貼着部を一体として備
えるようになるため、葉書表示を有する葉書本体の重量
を2グラム以上とすることが容易である。
ぞれを見開いた時点においても葉書表示8を有する第一
貼着部7が第二のシート4に固定されているため、この
第二のシート4と第一貼着部7とで葉書表示を有する葉
書本体が構成され、葉書における重量規定をクリアさせ
ることができる。即ち、重ね合わせ葉書用シート1の素
材選定などの理由により仮に第二のシート自体の重量が
2グラム弱となっても、この第一貼着部を一体として備
えるようになるため、葉書表示を有する葉書本体の重量
を2グラム以上とすることが容易である。
【0010】上述したように、重ね合わせ葉書用シート
1では第一、第三のシート3,5に折り部側を除く三周
辺に沿って切取り部6を設けており、葉書において第一
貼着部7、第二貼着部9を残すようにして第一、第三シ
ート3,5を切取り部6から捲るようにして見開くもの
であるが,その捲り操作を行い易いように、各切取り部
6のコーナーには、アール状のスリットとするとともに
第二のシートに対する接着力を更に弱めたり、或は未接
着状態とした捲り端15を設けている。さらには、切取
り部6のコーナーに対応する第一、第三のシートの隅部
を切り欠くようにしてもよい。この切り欠く場合には段
差が生じることになるが、葉書の表面状に形成される段
差部分の領域は極めて小さく、葉書郵送時などにおいて
他の葉書などが引っ掛かるようなことはない。
1では第一、第三のシート3,5に折り部側を除く三周
辺に沿って切取り部6を設けており、葉書において第一
貼着部7、第二貼着部9を残すようにして第一、第三シ
ート3,5を切取り部6から捲るようにして見開くもの
であるが,その捲り操作を行い易いように、各切取り部
6のコーナーには、アール状のスリットとするとともに
第二のシートに対する接着力を更に弱めたり、或は未接
着状態とした捲り端15を設けている。さらには、切取
り部6のコーナーに対応する第一、第三のシートの隅部
を切り欠くようにしてもよい。この切り欠く場合には段
差が生じることになるが、葉書の表面状に形成される段
差部分の領域は極めて小さく、葉書郵送時などにおいて
他の葉書などが引っ掛かるようなことはない。
【0011】上記実施の例では、第一、第三のシートの
三周辺に第一、第二貼着部を設けてその境界部分に切取
り部を設けるようにしたが、第一、第三のシートの四周
辺に亘って、第一、第二貼着部を設けるようにしてもよ
く、そして、この四周辺に第一、第二貼着部が配置され
る場合には、第一、第三のシートそれぞれにおいて三方
の境界部分に切取り部を設けて第一、第三のシートそれ
ぞれが捲り上げられるようにする。また、上記実施の例
においては重ね合わせ葉書用シート1がZ状に折り畳ま
れるものとして説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば図5のように、巻き折り状に折り
畳む重ね合わせ葉書用シート1から葉書12を得ること
も可能であり、葉書用貼着シートとなる第一のシート3
において四周辺に亘って第一貼着部7を設けるととも
に、その境界部分の内、三方に切取り部6を設け、ま
た、葉書用貼着シートとなる第三のシート5においても
四周辺に亘って第二貼着部9を設けるとともに、その境
界部分の内、三方に切取り部6を設けるようにし、前記
第一、第二貼着部7,9を葉書本体シートである第二の
シート4に強接着手段にて接着固定し、この第一、第二
貼着部7,9を除く第一、第三のシート3,5の第二の
シート4に対する部分を弱接着手段にて剥離可能に貼り
合わせる構造となるように構成してもよい。
三周辺に第一、第二貼着部を設けてその境界部分に切取
り部を設けるようにしたが、第一、第三のシートの四周
辺に亘って、第一、第二貼着部を設けるようにしてもよ
く、そして、この四周辺に第一、第二貼着部が配置され
る場合には、第一、第三のシートそれぞれにおいて三方
の境界部分に切取り部を設けて第一、第三のシートそれ
ぞれが捲り上げられるようにする。また、上記実施の例
においては重ね合わせ葉書用シート1がZ状に折り畳ま
れるものとして説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば図5のように、巻き折り状に折り
畳む重ね合わせ葉書用シート1から葉書12を得ること
も可能であり、葉書用貼着シートとなる第一のシート3
において四周辺に亘って第一貼着部7を設けるととも
に、その境界部分の内、三方に切取り部6を設け、ま
た、葉書用貼着シートとなる第三のシート5においても
四周辺に亘って第二貼着部9を設けるとともに、その境
界部分の内、三方に切取り部6を設けるようにし、前記
第一、第二貼着部7,9を葉書本体シートである第二の
シート4に強接着手段にて接着固定し、この第一、第二
貼着部7,9を除く第一、第三のシート3,5の第二の
シート4に対する部分を弱接着手段にて剥離可能に貼り
合わせる構造となるように構成してもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の重ね合わ
せ葉書用シートによれば、折り重ね時に葉書用貼着シー
トとなる第一のシートと葉書本体シートとなる第二のシ
ートと葉書用貼着シートとなる第三のシートとの三シー
トが折り部を介して連接され、三シートの折り重ね時に
対向する対向面それぞれに弱接着力の弱接着手段を備え
て、折り重ね時に対向するシートが前記接着手段を介し
て剥離可能に貼り合わされる構成とした重ね合わせ葉書
用シートにおいて、前記第一のシートの少なくとも三周
辺に沿って、強接着力の強接着手段を備えて折り重ね時
に第二シートに強接着され葉書表面側に葉書表示を備え
る第一貼着部が設けられて、前記第一のシートと前記第
一貼着部との三方の境に切取り部が設けられ、かつ、前
記第三のシートの少なくとも三周辺に沿って、強接着力
の強接着手段を備えて折り重ね時に第二シートに強接着
される第二貼着部が設けられて、前記第三のシートと前
記第二貼着部との三方の境に切取り部が設けられている
ことを特徴とするものである。このように剥離可能に貼
り合わせる第一、第三のシートのそれぞれにおいて少な
くも三周辺に第二のシートに対して強接着される第一、
第二貼着部を設けるとともに、その第一、第二貼着部と
の境において三方に切取り部を設けており、この重ね合
わせ葉書用シートから葉書を得ると、その葉書の形態で
は第一、第三のシートの周辺に段差を生じさせないよう
になる。よって、葉書郵送時に他の葉書などが接触する
ことがあっても第一のシートや第三のシートが捲り上げ
られることはなく、見開きできる隠蔽部分を有した葉書
の形態が適正に保たれ、その葉書自体の取り扱いも容易
になる。さらに、見開いた葉書において葉書本体の辺部
には、捲り上げた第一のシートや第三のシートと同じ厚
さの貼着部が重ね合わされていることとなり、一旦見開
いた第一のシートや第三のシートを折り戻しても葉書本
体の周辺との間で段差が生じ難く、多少カールしていて
も葉書を平滑化できて取り扱いが容易になるなど、実用
性に優れた効果を奏するものである。
せ葉書用シートによれば、折り重ね時に葉書用貼着シー
トとなる第一のシートと葉書本体シートとなる第二のシ
ートと葉書用貼着シートとなる第三のシートとの三シー
トが折り部を介して連接され、三シートの折り重ね時に
対向する対向面それぞれに弱接着力の弱接着手段を備え
て、折り重ね時に対向するシートが前記接着手段を介し
て剥離可能に貼り合わされる構成とした重ね合わせ葉書
用シートにおいて、前記第一のシートの少なくとも三周
辺に沿って、強接着力の強接着手段を備えて折り重ね時
に第二シートに強接着され葉書表面側に葉書表示を備え
る第一貼着部が設けられて、前記第一のシートと前記第
一貼着部との三方の境に切取り部が設けられ、かつ、前
記第三のシートの少なくとも三周辺に沿って、強接着力
の強接着手段を備えて折り重ね時に第二シートに強接着
される第二貼着部が設けられて、前記第三のシートと前
記第二貼着部との三方の境に切取り部が設けられている
ことを特徴とするものである。このように剥離可能に貼
り合わせる第一、第三のシートのそれぞれにおいて少な
くも三周辺に第二のシートに対して強接着される第一、
第二貼着部を設けるとともに、その第一、第二貼着部と
の境において三方に切取り部を設けており、この重ね合
わせ葉書用シートから葉書を得ると、その葉書の形態で
は第一、第三のシートの周辺に段差を生じさせないよう
になる。よって、葉書郵送時に他の葉書などが接触する
ことがあっても第一のシートや第三のシートが捲り上げ
られることはなく、見開きできる隠蔽部分を有した葉書
の形態が適正に保たれ、その葉書自体の取り扱いも容易
になる。さらに、見開いた葉書において葉書本体の辺部
には、捲り上げた第一のシートや第三のシートと同じ厚
さの貼着部が重ね合わされていることとなり、一旦見開
いた第一のシートや第三のシートを折り戻しても葉書本
体の周辺との間で段差が生じ難く、多少カールしていて
も葉書を平滑化できて取り扱いが容易になるなど、実用
性に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る重ね合わせ葉書用シートの実施の
例を示すもので、(イ)は片面を示す説明図、(ロ)は
他方の片面を示す説明図である。
例を示すもので、(イ)は片面を示す説明図、(ロ)は
他方の片面を示す説明図である。
【図2】重ね合わせ葉書用シートから得られる葉書を示
すもので、(イ)は葉書上面側を示す説明図、(ロ)は
葉書下面側を示す説明図である。
すもので、(イ)は葉書上面側を示す説明図、(ロ)は
葉書下面側を示す説明図である。
【図3】葉書の断面を示す説明図である。
【図4】切取り部のコーナーを示す説明図である。
【図5】他の実施の例を示すもので、(イ)は葉書上面
側を示す説明図、(ロ)は葉書下面側を示す説明図であ
る。
側を示す説明図、(ロ)は葉書下面側を示す説明図であ
る。
1…重ね合わせ葉書用シート 2…折り部 3…第一のシート 4…第二のシート 5…第三のシート 6…切取り部 7…第一貼着部 9…第二貼着部 10…弱接着手段 11…強接着手段 12…葉書 15…捲り端
Claims (1)
- 【請求項1】折り重ね時に葉書用貼着シートとなる第一
のシートと葉書本体シートとなる第二のシートと葉書用
貼着シートとなる第三のシートとの三シートが折り部を
介して連接され、三シートの折り重ね時に対向する対向
面それぞれに弱接着力の弱接着手段を備えて、折り重ね
時に対向するシートが前記接着手段を介して剥離可能に
貼り合わされる構成とした重ね合わせ葉書用シートにお
いて、 前記第一のシートの少なくとも三周辺に沿って、強接着
力の強接着手段を備えて折り重ね時に第二シートに強接
着され葉書表面側に葉書表示を備える第一貼着部が設け
られて、前記第一のシートと前記第一貼着部との三方の
境に切取り部が設けられ、 かつ、前記第三のシートの少なくとも三周辺に沿って、
強接着力の強接着手段を備えて折り重ね時に第二シート
に強接着される第二貼着部が設けられて、前記第三のシ
ートと前記第二貼着部との三方の境に切取り部が設けら
れていることを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23490197A JPH1170764A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 重ね合わせ葉書用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23490197A JPH1170764A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 重ね合わせ葉書用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170764A true JPH1170764A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16978086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23490197A Pending JPH1170764A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 重ね合わせ葉書用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1170764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008230099A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧着葉書 |
JP2012051378A (ja) * | 2011-11-10 | 2012-03-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧着葉書 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23490197A patent/JPH1170764A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008230099A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧着葉書 |
JP2012051378A (ja) * | 2011-11-10 | 2012-03-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧着葉書 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060620 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |