JP3615837B2 - 隠蔽情報所持体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隠蔽すべき情報(以下隠蔽情報という)を表示して隠蔽状態で通知する、葉書、各種カード等の隠蔽情報所持体に関し、特に、重ね合わせ用の三紙片からなり、各重ね合わせ面を、圧を加えて接着する接着剤で接着する隠蔽情報所持体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、三紙片を重ね合わせ、各重ね合わせ面を、感圧性接着剤や熱圧着する接着剤のような、圧を加えて接着する接着剤で接着するとともに、重ね合わせた紙片に、紙片の端縁と接しないように設けた切り欠き部である窓部、あるいは、紙片の端縁と接するように設けた切り欠き部であるコーナーカットや段差部(重ね合う紙片の一方の幅を短く形成して設ける帯状の切り欠き部)を設けた隠蔽情報所持体は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種隠蔽情報所持体では、各重ね合わせ面を接着する際に加える圧が、切り欠き部に対応する部分の段差により重ね合わせた他の紙片に充分には加わらないので、作成した隠蔽情報所持体の切り欠き部に対応する重ね合わせ面を確実に接着することができず、この切り欠き部対応部分が非接着状態のままであったり、一旦接着しても容易に剥離して非接着状態になるという事態を生じている。そして、切り欠き部が窓部の場合には、窓部に対応する非接着部分が膨らんでしまうという不都合を生じる。また、切り欠き部がコーナーカットや段差部の場合には、コーナーカットや段差部に対応する非接着部分は通常折り用ミシン目を介して一体化しているが、この折り用ミシン目が破断した場合には、切り欠き部対応部分が剥離状態になるという不都合がある。本発明はこのような不都合を解消した隠蔽情報所持体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明の請求項1に記載した隠蔽情報所持体は三紙片を重ね合わせてなり、重ね合わせ三紙片の各重ね合わせ面を、圧を加えて接着する接着剤で接着するとともに、少なくとも一方の前記重ね合わせ接着面は剥離可能に接着し、この剥離可能な重ね合わせ面の少なくとも一面には隠蔽すべき情報を表示した隠蔽情報記入部が設けられ、重ね合わせた三紙片のうち両外側の二紙片には、互いに対応する位置に切り欠き部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施形態】
以下、本発明を隠蔽葉書に適用した場合の好適な実施形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1〜図8は第1の実施形態を示し、図1は隠蔽葉書の表面側の概略的な平面図、図2はその裏面側の概略的な平面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図、図5は隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図、図6は隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面図、図7は同じく裏面側の概略的な平面図、図8は図6のB−B線断面図、図9〜図15は第2の実施形態を示し、図9は隠蔽葉書の表面側の概略的な平面図、図10はその裏面側の概略的な平面図、図11は図9のC−C線断面図、図12は隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図、図13は同じく隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図、図14は隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面図、図15は同じく裏面側の概略的な平面図である。
【0006】
まず、図1〜図8に基づき本発明の第1の実施形態であるコーナーカットを設けた隠蔽葉書について説明する。図6〜図8に示すように、隠蔽葉書1(図1〜図3参照)を作成するための隠蔽葉書用シート11は、折り部たる折り兼切り用のミシン目2と折り用のミシン目3を境として、ともに葉書大の上紙片4、中紙片5、下紙片6を連接してなる。また、前記各ミシン目2,3でZ字状に折り重ねた場合に、中紙片5を挟んで、図3における上下に対応する両外側の前記上紙片4の右下隅部と前記下紙片6の右下隅部には、それぞれ直角三角形状のコーナーカット7,8を設けている。
【0007】
図8に示すように、隠蔽葉書用シート11の表面側のうち、重ね合わせ面となる中紙片5と下紙片6の表面には、通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤9を全面的に塗布し、前記隠蔽葉書用シート11の裏面側のうち、重ね合わせ面となる上紙片4と中紙片6の裏面には、同じく通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤10を全面的に塗布している。
【0008】
上述した感圧性接着剤9,10としては、印字、印刷が可能であり、感圧性で一旦接着すると再剥離不能な非剥離性の接着剤基剤に、この接着剤基剤に対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなるものが好適である。前記接着剤基剤としては、従来用いられている通常の感圧性接着剤でよいが、特に挙げれば、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。
【0009】
一方、前記微粒状充てん剤としては、前記接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。また、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上する。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうるとともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しやすいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点がある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタで、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合でも、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。
【0010】
上述した微粒状充てん剤の配合割合によって、感圧性接着剤9,10による接着面の剥離強度を調整する。また、微粒状充てん剤の配合割合による調整に加えて、感圧性接着剤9,10を網点状に塗布したり、塗布厚を調整したり、あるいは地紋印刷を施して調整を行うと、剥離強度の調整はより容易となる。感圧性接着剤9,10の具体例としては、天然ゴム100重量部に対し、スチレン2重量部とメタクリル酸10重量部とをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスに、テルペン樹脂系粘着付与剤5重量部に対し、平均粒径5μmのシリカゲル20重量部を添加したものを加えてなるものが好適である。
【0011】
そして、図6に示すように、上紙片4の表面側は宛名情報12を印字する折り重ねた時の表出面であり、中紙片5と下紙片6の表面側は互いに折り重ねられる重ね合わせ面で、前記中紙片5の重ね合わせ面には通知内容に関する説明文13をあらかじめ印刷する一方、前記下紙片6の重ね合わせ面には、コーナーカット8と対応しない位置に、隠蔽情報である口座番号14、名義人名15、満期日16、預金金額17をそれぞれ記入するための隠蔽情報記入部である口座番号記入欄18、名義人名記入欄19、満期日記入欄20、預金金額記入欄21を印刷によりあらかじめ設けている。また、前記上紙片4の表面側には、コーナーカット7に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示24があらかじめ印刷されている。
【0012】
一方、図7に示すように、下紙片6の裏面側は差出人情報22をあらかじめ印刷する折り重ねた時の表出面であり、上紙片4と中紙片5の裏面側は互いに折り重ねられる重ね合わせ面で、これら重ね合わせ面には一般的な案内文23をあらかじめ印刷している。また、前記下紙片6の裏面側には、コーナーカット8に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示25があらかじめ印刷されている。
【0013】
次に、上述のように構成した隠蔽葉書用シート11から図1〜図3に示す隠蔽葉書1を作成する手順について説明する。まず、各宛名人に共通な情報13,22,23,24,25と記入欄18,19,20,21があらかじめ印刷された隠蔽葉書用シート11を所定方向に移送しながら、図示していないコンピュータの出力装置であるプリンタ装置によって、図6に示すように、前記コンピュータにあらかじめ入力しておいた宛名情報12とこの宛名人に対応する口座番号14、名義人名15、満期日16、預金金額17を、それぞれ記入すべき所定の口座番号記入欄18、名義人名記入欄19、満期日記入欄20、預金金額記入欄21に印字する。
【0014】
続いて、折り重ね装置(図示せず)によって、各重ね合わせ面が対接するように、隠蔽用葉書シート11を各ミシン目2,3でZ字状に三つ折りし(図3参照)、宛名情報12と差出人情報22を表出する一方、口座番号14、名義人名15、満期日16、預金金額17の各隠蔽情報を隠蔽して外部からは視認不能な状態とする。次に、上下一対の圧着ローラを備えた圧着装置(図示せず)により各感圧性接着剤9,10の接着条件である所定の圧を付与し、重ね合わせ面を剥離可能に接着して隠蔽葉書1とする。
【0015】
この圧着装置による圧着動作において、上紙片4のコーナーカット7に対応する中紙片5と下紙片6の重ね合わせ面には充分な圧がかからないが、このコーナーカット7に上下に対応して下紙片6のコーナーカット8が設けられているので、中紙片5と下紙片6の重ね合わせ面に非接着部分や、容易に剥離する接着部分が生ずることはなく、重ね合わせ面において確実な接着が行われる。
【0016】
このようにして作成した図1〜図3に示す隠蔽葉書1は、一般の葉書と同様に投函可能である。一方、この隠蔽葉書1を受領した宛名人は、剥離開始端指示表示25にしたがい、コーナーカット8から中紙片5と下紙片6とを相対的に引き離すと、これら各紙片5,6の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた口座番号14、名義人名15、満期日16、預金金額21の各隠蔽情報と説明文13が露出して視認可能な状態となる(図6参照)。また、剥離開始端指示表示24にしたがい、コーナーカット7からミシン目2を破断しつつ上紙片4と中紙片5とを相対的に引き離すと、これら各紙片4,5の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた案内文23が露出して視認可能な状態となる(図7参照)。
【0017】
続いて、図9〜図15に基づき本発明の第2の実施形態である窓部を設けた隠蔽葉書について説明する。図14及び図15に示すように、隠蔽葉書31(図9〜図11参照)を作成するための隠蔽葉書用シート41は、折り部たる折り兼切り用のミシン目32と折り用のミシン目33を境として、ともに葉書大の上紙片34、中紙片35、下紙片36を連接してなる。また、前記各ミシン目32,33でZ字状に折り重ねた場合に中紙片35を挟んで上下に対応する、前記上紙片34の下部と前記下紙片36の下部には、それぞれ長方形状の窓部37,38を設け、前記上紙片34と前記下紙片36の右下隅部には、それぞれ直角三角形状のコーナーカット39,40を設けている。
【0018】
図11で理解できるように、隠蔽葉書用シート41の表面側のうち、重ね合わせ面となる中紙片35と下紙片36の表面には、通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤42を全面的に塗布し、前記隠蔽葉書用シート41の裏面側のうち、重ね合わせ面となる上紙片34と中紙片36の裏面には、同じく通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤43を全面的に塗布している。これら感圧性接着剤42,43としては、上述した第1の実施形態における感圧性接着剤9,10と同様のものを用いればよい。
【0019】
そして、図14に示すように、上紙片34の表面側は宛名情報44を印字する折り重ねた時の表出面であり、互いに折り重ねられる重ね合わせ面である中紙片35と下紙片36の表面側には、前記中紙片35には通知内容に関する説明文45をあらかじめ印刷するとともに、窓部38に対応する位置に「重要なお知らせがあります」との注意文46をあらかじめ印刷している。一方、前記下紙片36の重ね合わせ面には、窓部38及びコーナーカット40に対応しない位置に、隠蔽情報である口座番号47、名義人名48、満期日49、預金金額50をそれぞれ記入するための隠蔽情報記入部である口座番号記入欄51、名義人名記入欄52、満期日記入欄53、預金金額記入欄54を印刷によりあらかじめ設けている。また、前記上紙片4の表面側には、コーナーカット39に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示55をあらかじめ印刷している。
【0020】
一方、図15に示すように、下紙片36の裏面側は折り重ねた時の表出面であり、コーナーカット40に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示56をあらかじめ印刷している。上紙片34と中紙片35の裏面側は互いに折り重ねられる重ね合わせ面で、これら重ね合わせ面には一般的な案内文57をあらかじめ印刷するとともに、前記中紙片35の窓部38に対応する位置には、差出人情報58をあらかじめ印刷している。
【0021】
次に、上述のように構成した隠蔽葉書用シート41から図9〜図11に示す隠蔽葉書31を作成する手順について説明する。まず、各宛名人に共通な情報45,46,51,52,53,54,55,56,57,58があらかじめ印刷された隠蔽葉書用シート41を所定方向に移送しながら、図示していないコンピュータの出力装置であるプリンタ装置によって、図14に示すように、前記コンピュータにあらかじめ入力しておいた宛名情報44とこの宛名人に対応する口座番号47、名義人名48、満期日49、預金金額50を、それぞれ記入すべき所定の口座番号記入欄51、名義人名記入欄52、満期日記入欄53、預金金額記入欄54に印字する。
【0022】
続いて、折り重ね装置(図示せず)によって、各重ね合わせ面が対接するように、隠蔽用葉書シート41を各ミシン目32,33でZ字状に三つ折りし(図11参照)、宛名情報44を表出し、注意文46と差出人情報22を対応する窓部38,37から露出する一方、口座番号47、名義人名48、満期日49、預金金額50の各隠蔽情報を隠蔽して外部からは視認不能な状態とする。次に、上下一対の圧着ローラを備えた圧着装置(図示せず)により各感圧性接着剤42,43の接着条件である所定の圧を付与し、重ね合わせ面を剥離可能に接着して隠蔽葉書31とする。
【0023】
この圧着装置による圧着動作において、上紙片34の窓部37及びコーナーカット39に対応する中紙片35と下紙片36の重ね合わせ面には充分な圧がかからないが、この窓部37及びコーナーカット39に上下に対応する下紙片36の部分には、窓部38及びコーナーカット40が設けられているので、中紙片35と下紙片36の重ね合わせ面に非接着部分や、容易に剥離する接着部分が生ずることはなく、重ね合わせ面において確実な接着が行われる。
【0024】
このようにして作成した図9〜図11に示す隠蔽葉書31は、一般の葉書と同様に投函可能である。一方、この隠蔽葉書31を受領した宛名人は、剥離開始端指示表示56にしたがい、コーナーカット40から中紙片35と下紙片36とを相対的に引き離すと、これら各紙片35,36の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた口座番号47、名義人名48、満期日49、預金金額50の各隠蔽情報と説明文45が露出して視認可能な状態となる(図14参照)。また、剥離開始端指示表示55にしたがい、コーナーカット39からミシン目32を破断しつつ上紙片34と中紙片35とを相対的に引き離すと、これら各紙片34,35の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた案内文57が露出して視認可能な状態となる(図15参照)。
【0025】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、隠蔽葉書1,31の重ね合わせ状態は、Z字状に三つ折りするほか、中紙片5,35の同一面側に上紙片4,34と下紙片6,36を順次折り重ねたり、二つ折りした重ね合わせ紙片に他の紙片を重ね合わせたり、3枚の独立した紙片を重ね合わせる状態でもよい。また、剥離可能に接着するための感圧性接着剤9,10,42,43は重ね合わせ面の双方に限らず、いずれか一方のみに設けてもよいし、剥離可能に接着する重ね合わせ面と同一面側の表出面にも及ぶよう全面的に設けてもよい。さらに、感圧性接着剤9,10あるいは感圧性接着剤42,43は、それぞれいずれか一方が非剥離性の接着剤基材に、これに対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合した剥離可能な接着剤であれば、他方は非剥離性の接着剤のみからなる接着力の強い接着剤であってもよく、この場合には、重ね合わせ面の一方には情報を表示しないで、前記接着力の強い接着剤により剥離不能に接着するものである。
【0026】
さらにまた、切り欠き部は、コーナーカット8,9,39,40や窓部37,38のほか、重ね合う紙片のうち各外側の紙片4,34及び下紙片6,36の幅を短く形成して設ける帯状の切り欠き部である段差部でもよい。但し、この段差部は、二つ折りした紙片に他の紙片を重ね合わせたり、3枚の独立紙片を重ね合わせる場合に設けるもので、三つ折り紙片の場合に設けることはない。またさらに、コーナーカット8,9,39,40は常に、剥離開始端となる必要はなく、他の部分から剥離することはもちろん、コーナーカット8,9,39,40を設けた重ね合わせ接着面のいずれかが情報を表示しない剥離不能な接着面であってもよい。また、コーナーカット8,9,39,40や窓部37,38、あるいは段差部を設ける位置が図示したものに限らないことはもちろんである。加えて、本発明を隠蔽葉書1,31以外にも、重ね合わせ面を持つ各種カードに適用できることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本発明によれば、切り欠き部を重ね合わせ時に両外側となる上下紙片の中紙片を挟んで上下に対応する位置に設けることにより、充分な圧が加わらないことに起因する重ね合わせ面の非接着状態や、一旦は接着しても剥離し易い状態が生ずることを防止し、重ね合わせ面を確実に接着できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の隠蔽葉書の表面側の概略的な平面図。
【図2】同じく隠蔽葉書の裏面側の概略的な平面図。
【図3】同じく図1のA−A線断面図。
【図4】同じく隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図。
【図5】同じく隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図。
【図6】同じく隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面図。
【図7】同じく裏面側の概略的な平面図。
【図8】同じく図6のB−B線断面図。
【図9】第2実施形態の隠蔽葉書の表面側の概略的な平面図。
【図10】同じく隠蔽葉書の裏面側の概略的な平面図。
【図11】同じく図9のC−C線断面図。
【図12】同じく隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図。
【図13】同じく隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視図。
【図14】同じく隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面図。
【図15】同じく裏面側の概略的な平面図。
【符号の説明】
1,31 隠蔽葉書
2,32 折り兼切り用ミシン目
3,33 折り用ミシン目
4,34 上紙片
5,35 中紙片
6,36 下紙片
7,8,39,40 コーナーカット
9,10,42,43 感圧性接着剤
11,41 隠蔽葉書用シート
14,47 口座番号
15,48 名義人名
16,49 満期日
17,50 預金金額
18,51 口座番号記入欄
19,52 名義人名記入欄
20,53 満期日記入欄
21,54 預金金額記入欄
37,38 窓部

Claims (1)

  1. 三紙片を重ね合わせてなり、重ね合わせ三紙片の各重ね合わせ面を、圧を加えて接着する接着剤で接着するとともに、少なくとも一方の前記重ね合わせ接着面は剥離可能に接着し、この剥離可能な重ね合わせ面の少なくとも一面には隠蔽すべき情報を表示した隠蔽情報記入部が設けられ、重ね合わせた三紙片のうち両外側の二紙片には、互いに対応する位置に切り欠き部を設けたことを特徴とする隠蔽情報所持体。
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