JP2563318Y2 - 三つ折り葉書用シート - Google Patents

三つ折り葉書用シート

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JP2563318Y2
JP2563318Y2 JP1991025469U JP2546991U JP2563318Y2 JP 2563318 Y2 JP2563318 Y2 JP 2563318Y2 JP 1991025469 U JP1991025469 U JP 1991025469U JP 2546991 U JP2546991 U JP 2546991U JP 2563318 Y2 JP2563318 Y2 JP 2563318Y2
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JP
Japan
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adhesive
sheet
paper
postcard
folding
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JP1991025469U
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春美 中村
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Toppan Forms Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、折り部を介して三紙片
を連接してなり、前記折り部で折り重ねて三つ折りにし
て葉書あるいは葉書状の通知カードとする三つ折り葉書
用シートに関する。 【0002】 【従来の技術】従来において、連続する2枚あるいは3
枚の紙片に、電子計算機に連動した印字装置によって宛
名をはじめとする各種の伝達情報を印字あるいは印刷
し、これらを重ね合わせて封書を作成することにより、
所望の伝達情報を隠蔽することは公知である。しかし、
封書の場合には葉書と比較して郵送料が高く、大量の封
書を郵送しなければならない場合には、その差額は膨大
なものになってしまう。このため、三つ折り葉書として
使用し得るとともに、所望の伝達情報を隠蔽し得るもの
として、実公昭59−1833号公報で開示された連続フォー
ムが提案されている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来提案されている連続フォームでは、隠蔽できる情報量
が極めて少ないという欠点がある。この欠点は、重ね合
わせる一方の紙片に印字あるいは印刷した隠蔽すべき伝
達情報(以下隠蔽情報という)部分を、他方の紙片と接
着してしまうと、この伝達情報を直接的に人間の目では
知覚できないため、前記伝達情報部分には接着剤を塗布
することができないことに起因している。すなわち、2
枚以上の紙片を重合一体化して、1枚の葉書として使用
するには、重合面の大部分を確実に接着する必要がある
が、従来例では、隠蔽情報部分を広く設定すると、非接
着部分の占有面積が大となるために、重合一体化が不完
全となるので、必然的に隠蔽情報部分は小面積にならざ
るを得ないのである。 【0004】本考案は、このような従来例における欠点
を解消し、葉書の隠蔽情報部分の占有面積を大きくする
ことができるとともに、葉書となった後には、接着され
た隠蔽情報部分の剥離が容易である三つ折り葉書用シー
トを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本考案は上述した目的を
達成するために、折り部を介して三紙片を連接してな
り、前記折り部でZ字状に折り重ねて三つ折りにし、こ
の重ね合わせ面の略全面を重合接着して葉書とする三つ
折り葉書用シートであって、前記折り部で折り重ねた際
に表出する一つの面が宛名表示面となり、また、所定の
重ね合わせ面となるべき面が隠蔽されるべき伝達情報を
表示するための情報表示面となり、上記三つ折りにした
際の各重ね合わせ面略全面は対向面同士の接着面として
なり、上記情報表示面と重ね合わされる面上には、これ
ら重ね合わせ面略全面を接着しその後にこれら重ね合わ
せ面略全面をもとの連接状態に剥離展開可能とする上位
側に接着剤を有する透視可能なフィルムを、前記接着剤
の接着力より弱い接着力を有する粘着剤を介して接着
たことを特徴とする三つ折り葉書用シートである。 【0006】 【作用】所定の重ね合わせ面となるべき情報表示面に、
隠蔽情報を印字、印刷等により設けるとともに、情報表
示面と重ね合わされる面上には、これら重ね合わせ面略
全面を接着しその後にこれら重ね合わせ面略全面をもと
の連接状態に剥離展開可能とする上位側に接着剤を有す
る透視可能なフィルムを、前記接着剤の接着力より弱い
接着力を有する粘着剤を介して接着するとZ字状に三つ
折りされた三つ折り葉書となる。この際、隠蔽情報は確
実に隠蔽されて外部から見えなくなる。また、前記重ね
合わせ面の所定面を剥離すれば、隠蔽されていた隠蔽情
報は可視状態となる。 【0007】 【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1は葉書
用シートたる連接紙片の平面図、図2はその側面図、図
3は葉書の側面図、図4は隠蔽情報を可視状態とした葉
書の側面図である。 【0008】図1に示すように、連接紙片1の両側には
移送用ピンホール2が透設されたマージナル部3が設け
られ、前記紙片1は、折り用ミシン目4,5で区画連接
された上紙片6、中紙片7、下紙片8の3部分からな
る。前記上紙片6の表面は宛名表示面となり、電子計算
機に連動した印字装置によって宛名13が印字されてい
る。また、下紙片8の表面は情報表示面となり、同じく
前記印字装置によって隠蔽情報14、たとえば預金残高
や定期預金の金額及び満期通知等が印字されている。 【0009】図2で明らかなように、中紙片7の表面に
は、たとえば、天然ゴム、合成ゴム、酢酸ビニル−塩化
ビニル共重合体等を主剤とし、ロジン誘導体、テルピン
樹脂等の粘着付与剤及び充填剤や老化防止剤等を添加し
てなる粘着剤9が全面的に塗布されている。この粘着剤
9は通常の状態で常時粘着性を有しており、接着力は弱
いものである。前記粘着剤9上には、たとえばポリエチ
レンフィルムからなる、中紙片7と同一大で改竄防止用
の透明なフィルム10が、所定以上の離反力を付与すれ
ば剥離可能に接着されている。また、前記フィルム10
の表面には、粘着剤9と比較して接着力が強固である透
明な永久接着剤、たとえば通常の状態では接着すること
なく、所定以上の圧力が付与されると接着する透明な感
圧性接着剤11が全面的に塗布されている。したがっ
て、中紙片7と、粘着剤9と、フィルム10と、感圧性
接着剤11とが、一体となっている。これら一体となっ
た積層構造によって剥離可能な接着層を構成し、前記粘
着剤9と、前記フィルム10との間で剥離可能である。
また、中紙片7の裏面には、前記感圧性接着剤11と同
様の感圧性接着剤12が全面的に塗布されている。 【0010】図3は上述した連接紙片1を各折り用ミシ
ン目4,5でZ字状に三つ折りにして葉書15を形成し
た状態を示し、下紙片8の隠蔽情報14表示面に中紙片
を粘着剤9をはじめとする剥離可能な接着層を介して
接着した状態である。すなわち、上紙片6の裏面と中紙
片7の裏面とが、また、中紙片7の表面と下紙片8の表
面とが、それぞれ対向するよう折り重ねられたうえ、所
定以上の圧力が付与されることによって各紙片6,7,
8は全面接着され、一体化されたものである。したがっ
て、この図示状態において通常の葉書と同様に使用する
ことが可能であり、前述の隠蔽情報14は外部から見る
ことができない状態にある。 【0011】ここで、葉書15を受領した宛名人が、隠
蔽情報14を見る場合には、下紙片8を中紙片7から離
反すればよい。すると、感圧性接着剤11の接着力は粘
着剤9の接着力より強いから図4に示すごとく、フィル
ム10とともに下紙片8は中紙片7から剥離され、それ
ぞれ透明な前記フィルム10及び感圧性接着剤11を通
して、前記下紙片8に表示された隠蔽情報14を読み取
ることができる。そして、前記下紙片8に表示された隠
蔽情報14は前記フィルム10に被覆保護され、改竄が
防止される。 【0012】なお、上述した実施例においては、接着力
の強固な永久接着剤として感圧性接着剤11を用いた
が、本考案においてはこれに限定されず、感熱性接着剤
あるいは感湿性接着剤等の通常の状態では接着せず一定
の条件が付与されると接着する他の接着剤を用いること
もできる。また、フィルム10の粘着剤9との接触面に
シリコン樹脂をコーティングする等の剥離容易化処理を
施すことも可能であり、特に加工紙を用いる場合には、
この処理は有効である。さらに、剥離可能及び剥離不能
に接着させる部分の接着強度は均一である必要はなく、
部分的に強弱があってもよい。またさらに、下紙片8の
裏面側にその剥離の指示を印刷により設けてもよく、あ
るいは所定コーナに未接着部分を形成するか、または、
下紙片8のコーナにスリットを形成し剥離作業が容易に
行えるよう構成してもよい。また、Z字状ではなく、真
中の紙片に対して左右の紙片を順次折り重ねて、三つ折
り葉書とするものでもよい。 【0013】 【考案の効果】以上説明したところで明らかなように、
本考案によれば、展開状態で印字、印刷できるので、最
終形態である葉書の3分の1の厚みのシートに印字、印
刷することになり、この印字、印刷作業が容易、かつ確
実になされ、また、情報表示面と重ね合わされる面上に
は、これら重ね合わせ面略全面を接着しその後にこれら
重ね合わせ面略全面をもとの連接状態に剥離展開可能と
する上位側に接着剤を有する透視可能なフィルムを、前
記接着剤の接着力より弱い接着力を有する粘着剤を介し
て接着して葉書とすることができるので、接着動作が容
易かつ確実であるとともに、容易かつ確実に隠蔽情報を
隠蔽でき、さらに、隠蔽情報の確認時には、紙片を容易
に剥離して、情報の判読を確実に行えるほか、情報表示
面を有する紙片とこの紙片の情報表示面と重ね合わされ
る紙片がもとの連接状態に剥離展開可能としてなるの
で、紙片を部分的に切り取って隠蔽情報を確認すること
なく、紙片の剥離見開きにより隠蔽情報を確認できると
ともに、隠蔽情報が分断されることがないという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】連接紙片の平面図。 【図2】図1の側面図。 【図3】葉書の側面図。 【図4】隠蔽情報を可視状態とした葉書の側面図。 【符号の説明】 1 連接紙片 4,5 折り用ミシン目 6 上紙片 7 中紙片 8 下紙片 9 粘着剤 13 宛名 14 隠蔽情報

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.折り部を介して三紙片を連接してなり、前記折り部
    でZ字状に折り重ねて三つ折りにし、この重ね合わせ面
    の略全面を重合接着して葉書とする三つ折り葉書用シー
    トであって、前記折り部で折り重ねた際に表出する一つ
    の面が宛名表示面となり、また、所定の重ね合わせ面と
    なるべき面が隠蔽されるべき伝達情報を表示するための
    情報表示面となり、上記三つ折りにした際の各重ね合わ
    せ面略全面は対向面同士の接着面としてなり、上記情報
    表示面と重ね合わされる面上には、これら重ね合わせ面
    略全面を接着しその後にこれら重ね合わせ面略全面をも
    との連接状態に剥離展開可能とする上位側に接着剤を有
    する透視可能なフィルムを、前記接着剤の接着力より弱
    い接着力を有する粘着剤を介して接着したことを特徴と
    する三つ折り葉書用シート。
JP1991025469U 1991-03-22 1991-03-22 三つ折り葉書用シート Expired - Lifetime JP2563318Y2 (ja)

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JPH0489380U JPH0489380U (ja) 1992-08-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH061827Y2 (ja) * 1988-03-30 1994-01-19 トッパン・ムーア株式会社 隠蔽情報所持体

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