JP3895061B2 - 重ね合わせ接着用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1枚のシートを折り部を介して折り畳んだり、切り重ねたり、あるいは別体のシートを重ね合わせたりして、重ね合わせ面の全面ないし所定部を剥離可能に接着し、重ね合わせ面に通知情報などが記載される重ね合わせカード、重ね合わせ葉書などを構成する重ね合わせ接着用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、重ね合わせ面を隠蔽情報記載部として利用する重ね合わせ接着用シートは、その情報記載部に記載された通知情報を第三者に見られないように受取人へ連絡する場合に多く用いられている。例えば、重ね合わせ接着用シートを情報隠蔽葉書として構成したものでは、差出人が重ね合わせ面の情報記載部に通知情報を記載した後、重ね合わせ面同士を剥離可能に貼り付け、受取人は、その重ね合わせ面を剥がすことで隠蔽情報を確認することができる。
【0003】
この情報隠蔽葉書に代表されるような重ね合わせ接着用シートは、通常、複数の重ね合わせ紙片が連接されたシートからなり、このシートを当該連接部にて折り畳んだ際、対向する紙片面同士を剥離可能に貼り合わせるため、それぞれの重ね合わせ面には、通常状態では接着性を有しないが、その重ね合わせ面同士を重ね合わせた状態で加圧すると剥離可能に接着する接着剤層が設けられている。したがって、重ね合わせ接着用シートを重ね合わせた状態でドライシーラにて加圧すると、重ね合わせ紙片同士が当該接着剤層により剥離可能に貼り合わされ、情報隠蔽葉書などが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、重ね合わせ接着用シートの重ね合わせ面には、通常、情報が記載されるが、受取人が情報を読み取る際、シート基材の表面に記載された情報は接着剤層の表面が平滑性を有する程、当該情報が美麗に見える。また、重ね合わせ接着用シートが温度や湿度による悪条件にさらされると、接着剤層の表面に記載された情報が、重ね合わせ面を剥離する際に反対側の重ね合わせ面に情報が転移する場合があるが、これについても、接着剤層の表面が平滑性を有する程、転移率が低減することが判明している。
【0005】
すなわち、接着剤層の表面の平滑性を向上させることは、情報がシート基材の表面に記載される場合でも、接着剤層の表面に記載される場合でも、この種の重ね合わせ接着用シートにとっては、その機能上有効なことである。
【0006】
そこで、本発明は、重ね合わせ面に記載された情報を美麗に見せたり、温度や湿度による悪条件下でも情報が反対側の重ね合わせ面に転移し難くなるように、接着剤層の表面の平滑性を向上させた重ね合わせ接着用シートの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を鑑み、本発明者らは、重ね合わせ面における接着剤層の表面の少なくとも情報が記載されている部分を押圧することで、上記目的を達成できることを見いだし、本発明を想到した。
【0008】
すなわち、本発明の重ね合わせ接着用シートは、シートの重ね合わせ面に、通常では接着することがなく、所定の接着条件を付与することにより剥離可能に接着する接着剤層が設けられた重ね合わせ接着用シートであって、前記接着剤層の表面において、少なくとも情報記載部分が押圧により平滑性が向上されていることを特徴とする。
【0009】
したがって、本発明の重ね合わせ接着用シートによれば、接着剤層の表面において、少なくとも情報記載部分が押圧されているため、この部分は押圧しない場合に比べ、その平滑性が向上しており、これにより、重ね合わせ面に記載された情報が美麗に見えたり、温度や湿度による悪条件下でも情報が反対側の重ね合わせ面に転移し難くなる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明の重ね合わせ接着用シートを好適な実施例に基づき、さらに詳述する。なお、ここにおいて、図1は「二つ折り情報隠蔽葉書」を構成する本発明の重ね合わせ接着用シートの説明図で、(イ)は重ね合わせ接着用シートの表面平面図、(ロ)は同裏面平面図、図2は図1の(ロ)のX−X線断面図、図3は図1の重ね合わせ接着用シートの使用状態説明図、図4は「三つ折り情報隠蔽葉書」を構成する本発明の重ね合わせ接着用シートの説明図で、(イ)は重ね合わせ接着用シートの表面平面図、(ロ)は同裏面平面図、図5は図4の(ロ)のX−X線断面図、図6は図4の重ね合わせ接着用シートの使用状態説明図である。
【0011】
図1に示す重ね合わせ接着用シート1は「二つ折り情報隠蔽葉書」として構成されるもので、図示したものは多数の重ね合わせ接着用シート1が横ミシン線4を介して連接された状態にある。(イ)に示すように、この重ね合わせ接着用シート1は、両側のマージナル部にトラクタ・ピンに繋合するマージナル孔5が設けられたシート基材2を縦ミシン線6を境に上位紙片aと下位紙片cとに区画してなり、さらに、上位紙片aの下方角部には剥がし口を形成する切り欠き7が施されている。
【0012】
上位紙片aと下位紙片cの各重ね合わせ面には、(ロ)に示すように、通常の状態では接着することなく、加圧により剥離可能に接着する接着剤層3が設けられている。なお、本発明では、この接着剤層に関しては、この種の重ね合わせ接着用シートで通常に使用されている加圧の他、加熱、加湿など所定の条件を付与することにより剥離可能に接着するものであっても構わない。そして、この重ね合わせ面におけるシート基材2の表面には表題、説明文、差出人標記、罫線、挿し絵などの一般印刷情報j1が記載され、また、接着剤層3の表面には受取人へ通知するの個別印字情報j2などが記載されている。
【0013】
一般印刷情報j1や個別印字情報j2などを含めた情報記載部分J(点線矩形内部)の接着剤層3は、図2に示すように、押圧により若干凹状化されていると共に、いわゆる「カレンダー効果」により平滑性が向上されている。すなわち、JIS−P8119に定める「ベック試験器による平滑度試験方法」に基づいて平滑度を測定した結果、押圧されていない部分の平滑度が15〜20秒程度であるのに対し、押圧された情報記載部分Jのそれは40〜60秒程度あり、明らかな平滑性の向上が見られた。
【0014】
このような構成により、シート基材2の表面に記載された一般印刷情報j1の視認状態は、官能試験での評価であるが、押圧による接着剤層3の表面の平滑性の向上に伴い、押圧されていないものに比べ美麗に見えた。さらに、接着剤層3の表面に記載された個別印字情報j2についても、重ね合わせ面同士を所定のドライシーラーにて加圧接着し、過剰な加湿、加温により悪条件を再現した上10日間放置した後、重ね合わせ面同士を剥離して観察し、個別印字情報j2の反対側の重ね合わせ面に転移した割合を調べた結果、押圧による接着剤層3の表面の平滑性の向上に伴い、押圧されていないものに比べ転移率の減少が確認された。
【0015】
なお、本実施例の重ね合わせ接着用シート1の使用時には、図3に示す如く、マージナル部が切断された後、縦ミシン線6を介して上位紙片aと下位紙片bの重ね合わせ面が対接するように折り畳まれ、所定のドライシーラーにて加圧されると、それぞれの重ね合わせ面が剥離可能に接着されて好適な「二つ折り情報隠蔽葉書」として構成される。
【0016】
次に、図4に示す重ね合わせ接着用シート1は「三つ折り情報隠蔽葉書」として構成されるもので、図示したものは多数の重ね合わせ接着用シート1が横ミシン線4を介して連接された状態にある。(イ)に示すように、この重ね合わせ接着用シート1は両側のマージナル部にトラクタ・ピンに繋合するマージナル孔5が設けられたシート基材2を二条の縦ミシン線6,6を境に上位紙片a、中位紙片b、下位紙片cとに区画してなり、さらに、上位紙片aおよび下位紙片cの下方角部には剥がし口を形成する切り欠き7,7が施されている。
【0017】
そして、(イ)および(ロ)に示すように、上位紙片a、中位紙片b、下位紙片cの各重ね合わせ面を含めシート基材2の表裏全面には、加圧することにより剥離可能に接着する接着剤層3が塗布され、表題、説明文、差出人標記、罫線、挿し絵などの一般印刷情報j1と共に、受取人へ通知するの個別印字情報j2もシート基材2の表面に記載されている。
【0018】
本実施例では、押圧は重ね合わせ接着用シート1の全面に亘って行われているため、接着剤層3の全面が押圧によって、その表面全体の平滑性が向上されている。したがって、このような構成により、シート基材2の表面に記載された一般印刷情報j1や個別印字情報j2の視認状態は、前述の実施例と同様、官能試験での評価であるが、押圧による接着剤層3の表面の平滑性の向上に伴い、押圧されていないものに比べ美麗に見えた。
【0019】
なお、本実施例の重ね合わせ接着用シート1の使用時には、図6に示す如く、マージナル部が切断された後、二条の縦ミシン線6,6を介して、上位紙片a、中位紙片b、下位紙片cの重ね合わせ面が対接するようにZ字状に折り畳まれ、所定のドライシーラーにて加圧されると、それぞれの重ね合わせ面が剥離可能に接着されて好適な「三つ折り情報隠蔽葉書」として構成される。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の重ね合わせ接着用シートによれば、接着剤層の表面において、少なくとも情報記載部分が押圧されているため、この部分は押圧しない場合に比べ、その平滑性が向上しており、これにより、重ね合わせ面に記載された情報が美麗に見えたり、温度や湿度による悪条件下でも情報が反対側の重ね合わせ面に転移し難くなるなどの効果を泰する。
【図面の簡単な説明】
【図1】「二つ折り情報隠蔽葉書」を構成する本発明の重ね合わせ接着用シートの説明図で、
(イ)は重ね合わせ接着用シートの表面平面図
(ロ)は同裏面平面図
【図2】図1の(ロ)のX−X線断面図。
【図3】図1の重ね合わせ接着用シートの使用状態説明図。
【図4】「三つ折り情報隠蔽葉書」を構成する本発明の重ね合わせ接着用シートの説明図で、
(イ)は重ね合わせ接着用シートの表面平面図
(ロ)は同裏面平面図
【図5】図4の(ロ)のX−X線断面図。
【図6】図4の重ね合わせ接着用シートの使用状態説明図。
【符号の説明】
1 重ね合わせ接着用シート
2 シート基材
3 接着剤層
4 横ミシン線
5 マージナル孔
6 縦ミシン線
7 切り欠き
a 上位紙片
b 中位紙片
c 下位紙片
J 情報記載部分
j1 一般印刷情報
j2 個別印字情報

Claims (1)

  1. シートの重ね合わせ面に、通常では接着することがなく、所定の接着条件を付与することにより剥離可能に接着する接着剤層が設けられた重ね合わせ接着用シートであって、前記接着剤層の表面において、少なくとも情報記載部分が押圧により平滑性が向上されていることを特徴とする重ね合わせ接着用シート。
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