JPH0939449A - 隠蔽情報所持体用シート - Google Patents

隠蔽情報所持体用シート

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JPH0939449A
JPH0939449A JP21292095A JP21292095A JPH0939449A JP H0939449 A JPH0939449 A JP H0939449A JP 21292095 A JP21292095 A JP 21292095A JP 21292095 A JP21292095 A JP 21292095A JP H0939449 A JPH0939449 A JP H0939449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三紙片を重ね合わせ、重ね合わせ面に隠蔽情
報を表示するとともに、圧を加えて接着する接着剤で剥
離可能に接着して葉書やカード等を作成する隠蔽情報所
持体用シートにおいて、切り欠き部を有すると、段差に
より充分な圧が加わらず、これに対応する重ね合わせ部
分が確実に接着しないことを解消する。 【解決手段】 隠蔽葉書用シート11は、上紙片4、中
紙片5、下紙片6からなり、重ね合わせ面には剥離可能
に感圧性接着剤を設け、下紙片6の重ね合わせ面には隠
蔽情報記入欄18,19,20,21を設け、上紙片4
と下紙片6には、互いに対応する位置にコーナーカット
7,8を設ける。コーナーカット7に対応する中紙片5
と下紙片6の重ね合わせ面には充分な圧がかからない
が、これに対応して下紙片6にコーナーカット8を設け
たので、中紙片5と下紙片6の重ね合わせ面は確実に接
着し、非接着部分や容易に剥離する接着部分が生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隠蔽すべき情報
(以下隠蔽情報という)を表示して隠蔽状態で通知す
る、葉書、各種カード等の隠蔽情報所持体を作成するた
めのシートに関し、特に、重ね合わせ用の三紙片からな
り、各重ね合わせ面を、圧を加えて接着する接着剤で接
着する隠蔽情報所持体用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、三紙片を重ね合わせ、各重ね
合わせ面を、感圧性接着剤や熱圧着する接着剤のよう
な、圧を加えて接着する接着剤で接着するとともに、重
ね合わせた紙片に、紙片の端縁と接しないように設けた
切り欠き部である窓部、あるいは、紙片の端縁と接する
ように設けた切り欠き部であるコーナーカットや段差部
(重ね合う紙片の一方の幅を短く形成して設ける帯状の
切り欠き部)を設けた隠蔽情報所持体を作成するための
シートは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種隠蔽情報所持体用シートでは、各重ね合わせ面を
接着する際に加える圧が、切り欠き部に対応する部分の
段差により重ね合わせた他の紙片に充分には加わらない
ので、作成した隠蔽情報所持体の切り欠き部に対応する
重ね合わせ面を確実に接着することができず、この切り
欠き部対応部分が非接着状態のままであったり、一旦接
着しても容易に剥離して非接着状態になるという事態を
生じている。そして、切り欠き部が窓部の場合には、作
成した隠蔽情報所持体の窓部に対応する非接着部分が膨
らんでしまうという不都合を生じる。また、切り欠き部
がコーナーカットや段差部の場合には、作成した隠蔽情
報所持体のコーナーカットや段差部に対応する非接着部
分は通常折り用ミシン目を介して一体化しているが、こ
の折り用ミシン目が破断した場合には、切り欠き部対応
部分が剥離状態になるという不都合がある。本発明はこ
のような不都合を解消した隠蔽情報所持体用シートを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の請求項1に記載した隠蔽情報所持体用シ
ートは、重ね合わせ用の三紙片において、三紙片の各重
ね合わせ面の少なくとも一面側には圧を加えて接着する
接着剤、例えば感圧性接着剤や熱圧着する接着剤が設け
られ、少なくとも一方の重ね合わせ接着面の接着剤は剥
離可能な接着剤であり、この剥離可能な重ね合わせ面の
少なくとも一面には隠蔽すべき情報を表示する隠蔽情報
記入部が設けられ、三紙片を重ね合わせた際の上下の二
紙片には、互いに対応し、好ましくは前記隠蔽情報記入
部に対応しない位置に切り欠き部を設けたことを特徴と
する。
【0005】
【発明の実施形態】以下、本発明を隠蔽葉書用シートに
適用した場合の好適な実施形態について、添付図面に基
づき詳細に説明する。ここにおいて、図1〜図8は第1
の実施形態を示し、図1は隠蔽葉書の表面側の概略的な
平面図、図2はその裏面側の概略的な平面図、図3は図
1のA−A線断面図、図4は隠蔽葉書の表面側コーナー
カット部分の概略的な部分拡大斜視図、図5は隠蔽葉書
の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視
図、図6は隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面
図、図7は同じく裏面側の概略的な平面図、図8は図6
のB−B線断面図、図9〜図15は第2の実施形態を示
し、図9は隠蔽葉書の表面側の概略的な平面図、図10
はその裏面側の概略的な平面図、図11は図9のC−C
線断面図、図12は隠蔽葉書の表面側コーナーカット部
分の概略的な部分拡大斜視図、図13は同じく隠蔽葉書
の裏面側コーナーカット部分の概略的な部分拡大斜視
図、図14は隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平面
図、図15は同じく裏面側の概略的な平面図である。
【0006】まず、図1〜図8に基づき本発明の第1の
実施形態であるコーナーカットを設けた隠蔽葉書用シー
トについて説明する。図6〜図8に示すように、隠蔽葉
書1(図1〜図3参照)を作成するための隠蔽葉書用シ
ート11は、折り部たる折り兼切り用のミシン目2と折
り用のミシン目3を境として、ともに葉書大の上紙片
4、中紙片5、下紙片6を連接してなる。また、前記各
ミシン目2,3でZ字状に折り重ねた場合に、中紙片5
を挟んで上下に対応する前記上紙片4の右下隅部と前記
下紙片6の右下隅部には、それぞれ直角三角形状のコー
ナーカット7,8を設けている。
【0007】図8に示すように、隠蔽葉書用シート11
の表面側のうち、重ね合わせ面となる中紙片5と下紙片
6の表面には、通常では接着せず所定の圧を加えると接
着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷
が可能な感圧性接着剤9を全面的に塗布し、前記隠蔽葉
書用シート11の裏面側のうち、重ね合わせ面となる上
紙片4と中紙片6の裏面には、同じく通常では接着せず
所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能
で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤10を全面
的に塗布している。
【0008】上述した感圧性接着剤9,10としては、
印字、印刷が可能であり、感圧性で一旦接着すると再剥
離不能な非剥離性の接着剤基剤に、この接着剤基剤に対
して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなるもの
が好適である。前記接着剤基剤としては、従来用いられ
ている通常の感圧性接着剤でよいが、特に挙げれば、天
然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共
重合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキ
ング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。
【0009】一方、前記微粒状充てん剤としては、前記
接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白
土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉
末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、
単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと
他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。ま
た、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤
塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上す
る。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうると
ともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しや
すいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点が
ある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタ
で、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合でも、
シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤がシ
リコーンオイルにより接着しなくなることもない。
【0010】上述した微粒状充てん剤の配合割合によっ
て、感圧性接着剤9,10による接着面の剥離強度を調
整する。また、微粒状充てん剤の配合割合による調整に
加えて、感圧性接着剤9,10を網点状に塗布したり、
塗布厚を調整したり、あるいは地紋印刷を施して調整を
行うと、剥離強度の調整はより容易となる。感圧性接着
剤9,10の具体例としては、天然ゴム100重量部に
対し、スチレン2重量部とメタクリル酸10重量部とを
グラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスに、
テルペン樹脂系粘着付与剤5重量部に対し、平均粒径5
μmのシリカゲル20重量部を添加したものを加えてな
るものが好適である。
【0011】そして、図6に示すように、上紙片4の表
面側は宛名情報12を印字する折り重ねた時の表出面で
あり、中紙片5と下紙片6の表面側は互いに折り重ねら
れる重ね合わせ面で、前記中紙片5の重ね合わせ面には
通知内容に関する説明文13をあらかじめ印刷する一
方、前記下紙片6の重ね合わせ面には、コーナーカット
8と対応しない位置に、隠蔽情報である口座番号14、
名義人名15、満期日16、預金金額17をそれぞれ記
入するための隠蔽情報記入部である口座番号記入欄1
8、名義人名記入欄19、満期日記入欄20、預金金額
記入欄21を印刷によりあらかじめ設けている。また、
前記上紙片4の表面側には、コーナーカット7に向けた
矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥
離開始端指示表示24があらかじめ印刷されている。
【0012】一方、図7に示すように、下紙片6の裏面
側は差出人情報22をあらかじめ印刷する折り重ねた時
の表出面であり、上紙片4と中紙片5の裏面側は互いに
折り重ねられる重ね合わせ面で、これら重ね合わせ面に
は一般的な案内文23をあらかじめ印刷している。ま
た、前記下紙片6の裏面側には、コーナーカット8に向
けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からな
る剥離開始端指示表示25があらかじめ印刷されてい
る。
【0013】次に、上述のように構成した隠蔽葉書用シ
ート11から図1〜図3に示す隠蔽葉書1を作成する手
順について説明する。まず、各宛名人に共通な情報1
3,22,23,24,25と記入欄18,19,2
0,21があらかじめ印刷された隠蔽葉書用シート11
を所定方向に移送しながら、図示していないコンピュー
タの出力装置であるプリンタ装置によって、図6に示す
ように、前記コンピュータにあらかじめ入力しておいた
宛名情報12とこの宛名人に対応する口座番号14、名
義人名15、満期日16、預金金額17を、それぞれ記
入すべき所定の口座番号記入欄18、名義人名記入欄1
9、満期日記入欄20、預金金額記入欄21に印字す
る。
【0014】続いて、折り重ね装置(図示せず)によっ
て、各重ね合わせ面が対接するように、隠蔽用葉書シー
ト11を各ミシン目2,3でZ字状に三つ折りし(図3
参照)、宛名情報12と差出人情報22を表出する一
方、口座番号14、名義人名15、満期日16、預金金
額17の各隠蔽情報を隠蔽して外部からは視認不能な状
態とする。次に、上下一対の圧着ローラを備えた圧着装
置(図示せず)により各感圧性接着剤9,10の接着条
件である所定の圧を付与し、重ね合わせ面を剥離可能に
接着して隠蔽葉書1とする。
【0015】この圧着装置による圧着動作において、上
紙片4のコーナーカット7に対応する中紙片5と下紙片
6の重ね合わせ面には充分な圧がかからないが、このコ
ーナーカット7に上下に対応して下紙片6のコーナーカ
ット8が設けられているので、中紙片5と下紙片6の重
ね合わせ面に非接着部分や、容易に剥離する接着部分が
生ずることはなく、重ね合わせ面において確実な接着が
行われる。
【0016】このようにして作成した図1〜図3に示す
隠蔽葉書1は、一般の葉書と同様に投函可能である。一
方、この隠蔽葉書1を受領した宛名人は、剥離開始端指
示表示25にしたがい、コーナーカット8から中紙片5
と下紙片6とを相対的に引き離すと、これら各紙片5,
6の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた口座番
号14、名義人名15、満期日16、預金金額21の各
隠蔽情報と説明文13が露出して視認可能な状態となる
(図4参照)。また、剥離開始端指示表示24にしたが
い、コーナーカット7からミシン目2を破断しつつ上紙
片4と中紙片5とを相対的に引き離すと、これら各紙片
4,5の重ね合わせ接着面が剥離し、隠蔽されていた案
内文23が露出して視認可能な状態となる(図5参
照)。
【0017】続いて、図9〜図15に基づき本発明の第
2の実施形態である窓部を設けた隠蔽葉書用シートにつ
いて説明する。図14及び図15に示すように、隠蔽葉
書31(図9〜図11参照)を作成するための隠蔽葉書
用シート41は、折り部たる折り兼切り用のミシン目3
2と折り用のミシン目33を境として、ともに葉書大の
上紙片34、中紙片35、下紙片36を連接してなる。
また、前記各ミシン目32,33でZ字状に折り重ねた
場合に中紙片35を挟んで上下に対応する、前記上紙片
34の下部と前記下紙片36の下部には、それぞれ長方
形状の窓部37,38を設け、前記上紙片34と前記下
紙片36の右下隅部には、それぞれ直角三角形状のコー
ナーカット39,40を設けている。
【0018】図11で理解できるように、隠蔽葉書用シ
ート41の表面側のうち、重ね合わせ面となる中紙片3
5と下紙片36の表面には、通常では接着せず所定の圧
を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字
あるいは印刷が可能な感圧性接着剤42を全面的に塗布
し、前記隠蔽葉書用シート41の裏面側のうち、重ね合
わせ面となる上紙片34と中紙片36の裏面には、同じ
く通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能とな
り、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感
圧性接着剤43を全面的に塗布している。これら感圧性
接着剤42,43としては、上述した第1の実施形態に
おける感圧性接着剤9,10と同様のものを用いればよ
い。
【0019】そして、図14に示すように、上紙片34
の表面側は宛名情報44を印字する折り重ねた時の表出
面であり、互いに折り重ねられる重ね合わせ面である中
紙片35と下紙片36の表面側には、前記中紙片35に
は通知内容に関する説明文45をあらかじめ印刷すると
ともに、窓部38に対応する位置に「重要なお知らせが
あります」との注意文46をあらかじめ印刷している。
一方、前記下紙片36の重ね合わせ面には、窓部38及
びコーナーカット40に対応しない位置に、隠蔽情報で
ある口座番号47、名義人名48、満期日49、預金金
額50をそれぞれ記入するための隠蔽情報記入部である
口座番号記入欄51、名義人名記入欄52、満期日記入
欄53、預金金額記入欄54を印刷によりあらかじめ設
けている。また、前記上紙片4の表面側には、コーナー
カット39に向けた矢印と「ここからはがして下さい」
という文からなる剥離開始端指示表示55をあらかじめ
印刷している。
【0020】一方、図15に示すように、下紙片36の
裏面側は折り重ねた時の表出面であり、コーナーカット
40に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という
文からなる剥離開始端指示表示56をあらかじめ印刷し
ている。上紙片34と中紙片35の裏面側は互いに折り
重ねられる重ね合わせ面で、これら重ね合わせ面には一
般的な案内文57をあらかじめ印刷するとともに、前記
中紙片35の窓部38に対応する位置には、差出人情報
58をあらかじめ印刷している。
【0021】次に、上述のように構成した隠蔽葉書用シ
ート41から図9〜図11に示す隠蔽葉書31を作成す
る手順について説明する。まず、各宛名人に共通な情報
45,46,51,52,53,54,55,56,5
7,58があらかじめ印刷された隠蔽葉書用シート41
を所定方向に移送しながら、図示していないコンピュー
タの出力装置であるプリンタ装置によって、図14に示
すように、前記コンピュータにあらかじめ入力しておい
た宛名情報44とこの宛名人に対応する口座番号47、
名義人名48、満期日49、預金金額50を、それぞれ
記入すべき所定の口座番号記入欄51、名義人名記入欄
52、満期日記入欄53、預金金額記入欄54に印字す
る。
【0022】続いて、折り重ね装置(図示せず)によっ
て、各重ね合わせ面が対接するように、隠蔽用葉書シー
ト41を各ミシン目32,33でZ字状に三つ折りし
(図11参照)、宛名情報44を表出し、注意文46と
差出人情報22を対応する窓部38,37から露出する
一方、口座番号47、名義人名48、満期日49、預金
金額50の各隠蔽情報を隠蔽して外部からは視認不能な
状態とする。次に、上下一対の圧着ローラを備えた圧着
装置(図示せず)により各感圧性接着剤42,43の接
着条件である所定の圧を付与し、重ね合わせ面を剥離可
能に接着して隠蔽葉書31とする。
【0023】この圧着装置による圧着動作において、上
紙片34の窓部37及びコーナーカット39に対応する
中紙片35と下紙片36の重ね合わせ面には充分な圧が
かからないが、この窓部37及びコーナーカット39に
上下に対応する下紙片36の部分には、窓部38及びコ
ーナーカット40が設けられているので、中紙片35と
下紙片36の重ね合わせ面に非接着部分や、容易に剥離
する接着部分が生ずることはなく、重ね合わせ面におい
て確実な接着が行われる。
【0024】このようにして作成した図9〜図11に示
す隠蔽葉書31は、一般の葉書と同様に投函可能であ
る。一方、この隠蔽葉書31を受領した宛名人は、剥離
開始端指示表示56にしたがい、コーナーカット40か
ら中紙片35と下紙片36とを相対的に引き離すと、こ
れら各紙片35,36の重ね合わせ接着面が剥離し、隠
蔽されていた口座番号47、名義人名48、満期日4
9、預金金額50の各隠蔽情報と説明文45が露出して
視認可能な状態となる(図14参照)。また、剥離開始
端指示表示55にしたがい、コーナーカット39からミ
シン目32を破断しつつ上紙片34と中紙片35とを相
対的に引き離すと、これら各紙片34,35の重ね合わ
せ接着面が剥離し、隠蔽されていた案内文57が露出し
て視認可能な状態となる(図15参照)。
【0025】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、例えば、隠蔽葉書1,31の重ね
合わせ状態は、Z字状に三つ折りするほか、中紙片5,
35の同一面側に上紙片4,34と下紙片6,36を順
次折り重ねたり、二つ折りした重ね合わせ紙片に他の紙
片を重ね合わせたり、3枚の独立した紙片を重ね合わせ
る状態でもよい。また、剥離可能に接着するための感圧
性接着剤9,10,42,43は重ね合わせ面の双方に
限らず、いずれか一方のみに設けてもよいし、剥離可能
に接着する重ね合わせ面と同一面側の表出面にも及ぶよ
う全面的に設けてもよい。さらに、重ね合わせ面の一方
には情報を表示しないで、接着力の強い接着剤により剥
離不能に接着してもよい。
【0026】さらにまた、切り欠き部は、コーナーカッ
ト8,9,39,40や窓部37,38のほか、重ね合
う紙片の一方の幅を短く形成して設ける帯状の切り欠き
部である段差部でもよい。またさらに、コーナーカット
8,9,39,40は常に、剥離開始端となる必要はな
く、他の部分から剥離することはもちろん、コーナーカ
ット8,9,39,40を設けた重ね合わせ接着面が情
報を表示しない剥離不能な接着面であってもよい。ま
た、コーナーカット8,9,39,40や窓部37,3
8、あるいは段差部を設ける位置が図示したものに限ら
ないことはもちろんである。加えて、本発明を隠蔽葉書
1,31以外にも、重ね合わせ面を持つ各種カードを作
成するための隠蔽情報所持体用シートに適用できること
はいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、切り欠き部を重ね合わせ時に上下紙片
の中紙片を挟んで上下に対応する位置に設けることによ
り、充分な圧が加わらないことに起因する重ね合わせ面
の非接着状態や、一旦は接着しても剥離し易い状態が生
ずることを防止し、重ね合わせ面を確実に接着できる隠
蔽情報所持体用シートを得ることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の隠蔽葉書の表面側の概略的な平
面図。
【図2】同じく隠蔽葉書の裏面側の概略的な平面図。
【図3】同じく図1のA−A線断面図。
【図4】同じく隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分の
概略的な部分拡大斜視図。
【図5】同じく隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分の
概略的な部分拡大斜視図。
【図6】同じく隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な平
面図。
【図7】同じく裏面側の概略的な平面図。
【図8】同じく図6のB−B線断面図。
【図9】第2実施形態の隠蔽葉書の表面側の概略的な平
面図。
【図10】同じく隠蔽葉書の裏面側の概略的な平面図。
【図11】同じく図9のC−C線断面図。
【図12】同じく隠蔽葉書の表面側コーナーカット部分
の概略的な部分拡大斜視図。
【図13】同じく隠蔽葉書の裏面側コーナーカット部分
の概略的な部分拡大斜視図。
【図14】同じく隠蔽葉書用シートの表面側の概略的な
平面図。
【図15】同じく裏面側の概略的な平面図。
【符号の説明】
1,31 隠蔽葉書 2,32 折り兼切り用ミシン目 3,33 折り用ミシン目 4,34 上紙片 5,35 中紙片 6,36 下紙片 7,8,39,40 コーナーカット 9,10,42,43 感圧性接着剤 11,41 隠蔽葉書用シート 14,47 口座番号 15,48 名義人名 16,49 満期日 17,50 預金金額 18,51 口座番号記入欄 19,52 名義人名記入欄 20,53 満期日記入欄 21,54 預金金額記入欄 37,38 窓部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ用の三紙片において、三紙片
    の各重ね合わせ面の少なくとも一面側には圧を加えて接
    着する接着剤が設けられ、少なくとも一方の重ね合わせ
    接着面の接着剤は剥離可能な接着剤であり、この剥離可
    能な重ね合わせ面の少なくとも一面には隠蔽すべき情報
    を表示する隠蔽情報記入部が設けられ、三紙片を重ね合
    わせた際の上下の二紙片には、互いに対応する位置に切
    り欠き部を設けたことを特徴とする隠蔽情報所持体用シ
    ート。
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