JP3787272B2 - ラミネートカード用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面を透視可能なフィルムで被覆保護したラミネートカードを形成するためのラミネートカード用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のラミネートカード用シートとしては、第1に、カードの2倍のサイズの透視可能なフィルムの各半分側に、それぞれ接着剤を設けるとともに剥離紙で被覆したものが知られている。この第1のラミネートカード用シートは、一方の剥離紙を剥がして露出した半分側の接着剤面に、カードをその一面側で接着し、次いで、他方の剥離紙を剥がして残り半分側の接着剤を露出し、この残り半分のフィルムをカードに折り重ねて接着し、ラミネートカードとするものである。また、第2に、カードの2倍のサイズで裏面側に接着剤を設けるとともに剥離紙で被覆してなるカード基材の表面の半分側に、透視可能な2層のフィルムを剥離可能に疑似的に接着してなる表裏表出面に接着剤を設けた疑似接着フィルムの一面を接着し、他面の接着剤は剥離紙で被覆したものが知られている。この第2のラミネートカード用シートは、剥離紙を剥がして露出したフィルムの接着剤面に、カード基材の残り半分側を折り重ねて接着した後、疑似接着フィルムの疑似接着面を剥離して見開き状態とし、カード基材の裏面側の剥離紙を剥離して接着剤を露出して、カード基材を裏面側に二つ折りして接着することにより、ラミネートカードとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来のラミネートカード用シートは、いずれも剥離紙が設けられているため、ラミネートカードを作成する際に不要となった剥離紙を廃棄しなければならないが、剥離紙は再生紙としてリサイクルするのが困難なので、ゴミとして処分されており、環境保護上好ましくないという不都合がある。本発明は、この不都合を解消するとともに、ラミネートカードを簡便に作成できるラミネートカード用シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載したラミネートカード用シートは、カード用シートにカード部を区画形成し、カード部裏面側に、透視可能な第1のフィルムを粘着剤で接着し、この第1のフィルムの前記カード用シートとは反対面側に、剥離処理を施して、粘着剤で透視可能な第2のフィルムを剥離可能に接着し、カード部の区画形成部にスリットを、前記カード用シートの表面側から第1のフィルムの裏面側に達するよう設け、このスリットの延長上には第2フィルムの裏面に達するミシン目を設けたものである。
【0005】
また、同じく上記目的を達成するために、本発明の請求項2に記載したラミネートカード用シートは、カード用シートの表面側にカード情報表示部を有するカード部を区画形成し、カード部の裏面側に、透視可能な第1のフィルムを粘着剤で接着し、この第1のフィルムの前記カード用シートとは反対面側に、剥離処理を施して、粘着剤で透視可能な第2のフィルムを剥離可能に接着し、カード部の区画形成部にスリットを、前記カード用シートの表面側から第1のフィルムの裏面側に達するよう設け、このスリットの延長上には第2のフィルムの裏面に達するミシン目を設けてなり、前記カード部とともに前記第1のフィルムを前記第2のフィルムから剥離し、上下反転して前記カード部表面側を前記第2のフィルムに接着した後、前記第2のフィルムの前記ミシン目を破断することにより、両面を透視可能なフィルムでラミネートしたカードとするラミネートカード用シートであって、前記第2のフィルムのカード作成時に前記カード情報表示部に対応する適所には、表示したカード情報や貼付した写真を装飾するように、装飾模様を施したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明する。ここにおいて、図1はラミネートカード用シートの平面図、図2は背面図、図3はカード情報を印字した状態における図1のA−A線断面図、図4はカード部を剥離して反転後再接着した状態の断面図、図5は作成したラミネートカードの断面図、図6は同じく平面図である。
【0007】
図1及び図2に示すように、ラミネートカード用シート1は、ミシン目2,3で分離可能に区画した入会申込片4と規約表示片5とカード用シート6とからなる。前記入会申込片4は、表面側が申込書となり、「○○友の会入会申込書」という標題7のほか、「○○友の会への入会を申し込みます」という申込文8、入会申込年月日記入欄9、申込者の住所記入欄10、氏名記入欄11、会員番号記入欄12を設けている。また、前記入会申込片4の裏面側には、「○○友の会入会のご案内」という標題とともに、入会案内文13を表示している。さらに、規約表示片5は、その表面側に「○○友の会規約」という標題を表示し、表裏面に規約14を表示している。
【0008】
図1に示すように、カード用シート6のカード部16を区画する区画形成部にスリット15を設けてカード部16を区画形成し、このカード部16には、表面側に、「○○友の会会員証」なる標題17のほか、入会日記入欄18、氏名記入欄19、会員番号記入欄20を設けている。これら各記入欄18,19,20がカード情報表示部を構成する。図3で理解できるように、カード部16の裏面側には、カード部16より大きく透視可能な第1のフィルム21を粘着剤22で接着し、この第1のフィルム21の前記カード部16とは反対面側に、透視可能な剥離剤23を設けて剥離処理をして、粘着剤24で前記第1のフィルム21とほぼ同一大の透視可能な第2のフィルム25を剥離可能に接着している。
【0009】
また、図3に示すように、カード部16を区画形成するスリット15は、カード用シート6の表面側から第1のフィルム21の裏面にまで達するよう設け、このスリット15の延長上には第2のフィルム25の裏面(表出面)に達するミシン目26を設けている。図2及び図3に示すように、前記第2のフィルム25の前記ミシン目26の内側に沿って、カード部16に表示する後述のカード情報を装飾するための装飾模様27を施している。
【0010】
続いて、上述のように構成したラミネートカード用シート1からラミネートカードを作成する手順を説明する。まず、申込書の入会申込年月日記入欄9、申込者の住所記入欄10、氏名記入欄11、会員番号記入欄12に、それぞれ所定の会員情報28を記入するとともに、カード部16の入会日記入欄18、氏名記入欄19、会員番号記入欄20にもそれぞれ所定の情報であるカード情報29を表示する(図3参照)。
【0011】
次に、カード用シート6をミシン目2,3を破断して分離する。そして、スリット15で区画された、カード部16とこれに対応する第1のフィルム21の部分を、剥離剤23面において第2のフィルム25から剥離し、上下反転して前記カード部16のカード情報表示面を前記第2のフィルム25に接着する。これによって、図4に示すように、カード部16の表裏面は、前記各フィルム21,25で被覆された状態となる。前記接着は、カード部16とフィルム21を、剥離して抜けた部分に再び嵌め込んで行うので、正確に位置決めした状態でなされる。
【0012】
さらに続いて、図4状態から第2のフィルム25を、スリット15の延長上に位置するミシン目26を破断して、カード用シート6から分離することにより、図5に示すように、カード部16の表裏両面を透視可能なフィルム21,25でラミネートしたカード30となる。図6に示すように、このカード30は、カード情報29の周りを装飾模様27で囲まれた状態にあり、見栄えもよいものとなる。
【0013】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、ラミネートカード用シート1は、カード用シート6を備えていればよく、入会申込片4と規約表示片5はなくてもよい。また、カード部16は会員証に限らず、身分証明書などでもよい。また、カード情報29の内容は、カード部16の用途に応じて種々変更される。装飾模様27は、カード部16の周縁を全体的に縁取るほか、部分的に設けるものでもよく、例えば、カード部16に写真を貼付する場合は、写真に対応する部分に設ければよい。さらに、この装飾模様27は設けなくてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明の請求項1に記載したラミネートカード用シートによれば、剥離紙を使用しないので、ラミネートカード作成後に不要となった部分の廃棄処理を、通常の紙と同様に行うことができ、また、特別な装置を用いることなく、簡便にラミネートカードを作成できるという効果を奏する。
【0015】
また、本願発明の請求項2に記載したラミネートカード用シートによれば、上述の効果に加えて、ラミネート用のフィルムに装飾模様を施すことによって、装飾性が高まって、見栄えがよくなり、カードとしての価値もあがるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラミネートカード用シートの平面図。
【図2】同じく背面図。
【図3】カード情報を印字した状態における図1のA−A線断面図。
【図4】カード部を剥離して反転後再接着した状態の断面図。
【図5】作成したラミネートカードの断面図。
【図6】同じく平面図
【符号の説明】
1 ラミネートカード用シート
6 カード用シート
15 スリット
16 カード部
18 入会日記入欄
19 氏名記入欄
20 会員番号記入欄
21 第1のフィルム
22,24 粘着剤
23 剥離剤
25 第2のフィルム
26 ミシン目
27 装飾模様
29 カード情報
30 ラミネートカード
Claims (2)
- カード用シートにカード部を区画形成し、カード部裏面側に、透視可能な第1のフィルムを粘着剤で接着し、この第1のフィルムの前記カード用シートとは反対面側に、剥離処理を施して、粘着剤で透視可能な第2のフィルムを剥離可能に接着し、カード部の区画形成部にスリットを、前記カード用シートの表面側から第1のフィルムの裏面側に達するよう設け、このスリットの延長上には第2のフィルムの裏面に達するミシン目を設けたことを特徴とするラミネートカード用シート。
- カード用シートの表面側にカード情報表示部を有するカード部を区画形成し、カード部裏面側に、透視可能な第1のフィルムを粘着剤で接着し、この第1のフィルムの前記カード用シートとは反対面側に、剥離処理を施して、粘着剤で透視可能な第2のフィルムを剥離可能に接着し、カード部の区画形成部にスリットを、前記カード用シートの表面側から第1のフィルムの裏面側に達するよう設け、このスリットの延長上には第2のフィルムの裏面に達するミシン目を設けてなり、前記カード部とともに前記第1のフィルムを前記第2のフィルムから剥離し、上下反転して前記カード部表面側を前記第2のフィルムに接着した後、前記第2のフィルムの前記ミシン目を破断することにより、両面を透視可能なフィルムでラミネートしたカードとするラミネートカード用シートであって、前記第2のフィルムのラミネートカード作成時に前記カード情報表示部に対応する適所には、装飾模様を施したことを特徴とするラミネートカード用シート。
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