JP2009069936A - Rfidラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被着体に貼付した状態から、簡単にインレットを取り除くことができるRFIDラベルを提供することを課題とする。
【解決手段】粘着紙4に、折り返すと先端がインレット8の下方に位置する折り返し片11を設けると共に、インレット8が貼着されている箇所を分断するための破断用切り込み13を折り返し片11の付け根から形成することにより、インレット8の収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、粘着紙4に折り返し片11と破断用切り込み13とを設けるだけで、折り返し片11を折り返した状態で被着体14に貼付されたRFIDラベル1に対し、粘着紙4の側縁から折り返し片11と被着体14との間に指を進入させ、粘着紙4を摘んで引き上げるという簡単な作業により、インレット8を簡単に剥がし取ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)が設けられたRFIDラベルに関する。
ICチップおよび当該ICチップに接続されたアンテナからなるRFIDの普及により、RFIDをラベルとして加工したRFIDラベルを段ボール箱等の紙製の被着体に貼付することで物流管理や商品管理が行われており、RFIDの記憶容量は、ラベル上に印字される情報量に比べて格段に大きいため、RFIDに詳細な物流情報や商品情報を記憶させておくことで、物流管理や商品管理を効果的に行うことが可能になる。
RFIDは、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットとしてラベル基材の裏面側に貼着されるのが一般的であり、RFIDラベルを荷札として紙製の被着体(段ボール箱等)に貼った場合には、紙製の被着体のリサイクルに際し、インレットがリサイクルの障害となる。そこで、インレットを被着体から取り除く必要があるが、強粘着のRFIDラベルは、簡単には剥がれず、インレットを取り除く作業が煩雑なものになってしまう。
ちなみに、RFIDラベルからインレットを取り除く方法としては、インレットの再利用を目的とし、板状部材をラベル表面に貼り付けることで、インレットとして収納する収納スペースを確保し、RFIDラベルへのインレットの着脱を容易に行えるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、インレットの収納スペースを確保するために、ラベル表面に貼り付ける板状部材を新たに用意する必要があると共に、板状部材をラベル表面に貼り付ける製造工程が新たに必要になってしまうため、RFIDラベルがコスト高になってしまうという問題点があった。
特開2001−180163号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インレットの収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、被着体に貼付した状態から、簡単にインレットを取り除くことができるRFIDラベルを提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、ラベル基材の裏面に粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットとを備えたRFIDラベルであって、前記粘着紙には、折り返し片が設けられていると共に、前記インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みが前記折り返し片の付け根から形成されていることを特徴とするRFIDラベルに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記折り返し片を折り返すと先端が前記インレットの下方に位置することを特徴とする請求項1記載のRFIDラベルに存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記折り返し片の付け根には、前記折り返し片を折り返すための折り返し用切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のRFIDラベルに存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記インレットの裏面には、粘着剤層が塗布されており、前記インレットの裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力は、前記ラベル基材の裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のRFIDラベルに存する。
本発明のRFIDラベルは、ラベル基材の裏面に粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットとを備えたRFIDラベルであって、粘着紙に、折り返し片を設けると共に、インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みを折り返し片の付け根から形成することにより、インレットの収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、粘着紙に折り返し片と破断用切り込みとを設けるだけで、折り返し片を折り返した状態で被着体に貼付されたRFIDラベルに対し、粘着紙の側縁から折り返し片と被着体との間に指を進入させ、粘着紙を摘んで引き上げるという簡単な作業により、破断用切り込みが破断され、インレットと当該インレットが貼着されている箇所の粘着紙とを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
また、本発明のRFIDラベルは、折り返し片を折り返すと先端がインレットの下方に位置するように構成することにより、粘着紙の側縁から折り返し片と被着体との間に指を進入させ、粘着紙と共にインレット側縁部の所定領域を摘んで引き上げることができ、より確実にインレットを剥がし取ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明のRFIDラベルは、折り返し片の付け根に折り返し片を折り返すための折り返し用切り込みを形成することにより、RFIDラベルを被着体に貼付するに際し、先端がインレットの下方に位置するように、折り返し片を確実に折り返すことができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明のRFIDラベルは、インレットの裏面に粘着剤層を塗布し、インレットの裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力を、ラベル基材の裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定することにより、インレット側縁部の所定領域を摘んで引き上げるが小さくても、インレットを裏面に塗布された粘着剤層の粘着力に抗して被着体から簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の構成を示す図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すA−A断面図である。図2は、図1に折り返し片を折り返した状態を示す図であり、図3は、図2(b)に示す折り返し片を折り返したRFIDラベルを被着体に貼付した状態を示す断面図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すB−B断面図である。図4は、図1に示すインレットを粘着紙の端部に設けた例を示す図であり、図5は、図1に示す破断用切り込みをコの字に形成した例を示す図であり、図6は、図1に示す折り返し片の他の形態を示す図であり、図7は、図1に示す折り返し片を両側に設けた例を示す図である。
本実施の形態のRFIDラベル1は、図1を参照すると、表面に印刷やプリンタにより印字が施されるラベル基材2の裏面に対し、第1の粘着剤層3が全面に塗布された粘着紙4と、RFID(Radio Frequency Identification)として、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のフィルム基材5の片面に形成された金属箔(CuやAl)のアンテナ6にICチップ7を接合したインレット8と、インレット8の裏面に塗布された第2の粘着剤層9とで構成され、インレット8を介装した状態、すなわち粘着紙4の裏面にインレット8の表面が貼着されている状態で、粘着紙4が台紙10に仮着されている。なお、RFIDとは、電波を用いて無線(非接触)で情報通信が可能な手段であり、非接触IC回路、無線IC回路等の他の呼称で表される場合もあるが、本明細書では、代表してRFIDと表現する。
ラベル基材2の種類や材質に関しては、紙や合成樹脂フィルムなど特に限定されるものでなく、粘着紙4のラベル基材として一般的に用いられているものが使用可能であるが、印刷適正やプリンタによる印字適正に優れ、且つ段ボール箱等の被着体と共にリサイクル可能な基材、例えばコート紙、アート紙、上質紙、マット紙、厚紙、感熱紙等の紙系基材であることが好ましい。
第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の材質に関しては、特に限定されるものではなく、粘着紙4の粘着剤層として一般的に用いられているものが使用可能であり、例えば天然ゴム系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤が使用できる。
また、第2の粘着剤層9に使用される粘着剤に関しても、特に限定されるものではなく、例えば天然ゴム系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤が使用できるが、第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の粘着力以下の粘着剤を用いるようにすると良く、さらに好ましくは第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の粘着力よりも弱い粘着剤を用いるようにすると良い。また、第2の粘着剤層9には、600gf/25mmを超えない粘着剤が好適であり、さらに好ましくは粘着力が400gf/25mmを超えない粘着剤を用いるようにすると良い。
なお、インレット8は、アンテナ6と、アンテナ6に接合されたICチップ7を、PETフィルム等のフィルム基材5の一面に対して装着したものであり、本実施の形態では、図1(b)に示すように、インレット8を構成するフィルム基材5は、1枚であり、アンテナ6およびICチップ7を、フィルム基材5の片面に露呈した状態で装着されるように構成したが、アンテナ6およびICチップ7を2枚のフィルム基材5で挟むように構成しても良く、また、フィルム基材5の両面にアンテナ6やICチップ7、配線材(不図示)が露呈した状態で装着させるように構成しても良い。さらに、アンテナ6の形状は、任意であり、用いる周波数帯、ラベルサイズに応じて適宜選択することができる。
また、インレット8のアンテナ6およびICチップ7が設けられた面は、第1の粘着剤層3側に向けても良く、第2の粘着剤層9側に向けても良い。しかし、RFIDラベル1を商品などに貼付して使用する際、RFIDラベル1の表面からの衝撃によってICチップ7の損傷の危険性があるために、アンテナ6およびICチップ7の露呈面は、第2の粘着剤層9に面するように設置するのが一般的である。但し、ラベル基材2の強度が強い場合や、被着体に凹凸があり、被着体からの影響を防止する必要がある場合には、第1の粘着剤層3に面するように配置しても良い。
ラベル基材2には、図1を参照すると、ラベル基材2本体の側縁から延出して設けられた折り返し片11と、折り返し片11を折り返すための折り返し用切り込み12とが形成されており、図2(a)に示すように、折り返し用切り込み12で折り返し片11を裏面側に折り返し、図2(b)に示すように、ラベル基材2本体の裏面側と折り返し片11の裏面側とを貼り合わせ、図3に示すように、ラベル基材2本体の裏面側と折り返し片11の裏面側とを貼り合わせた状態、すなわち折り返し用切り込み12で折り返し片11を折り返した状態のRFIDラベル1を段ボール箱等の被着体14に貼付することができるようになっている。なお、折り返し用切り込み12は、等間隔、周期的もしくはランダムに、ラベル基材2の厚みの全部もしくは一部に施されている切り込みであり、折り返し用切り込み12で折り返し片11を簡単に折り返すことができるようになっている。
図3を参照すると、折り返し用切り込み12で折り返した折り返し片11の先端部分Xは、インレット8の下方に位置し、折り返し用切り込み12で折り返し片11を折り返した状態のRFIDラベル1を被着体14を貼付した際には、折り返し用切り込み12で折り返した折り返し片11によって、インレット8側縁部の所定領域が被着体14に貼付されない非粘着領域になると共に、粘着紙4の側縁からインレット8の非粘着領域に至る粘着紙4の側縁部の所定領域が被着体14に貼付されない非粘着領域になる。なお、本実施の形態では、折り返し用切り込み12を形成することで折り返し片11を折り返しやすいように構成したが、折り返し用切り込み12を形成しない場合であっても、図2(a)に示すように、折り返し片11を裏面側に折り返すと、折り返し片11の付け根部分、すなわち粘着紙4の側縁の延長線にあたる位置に応力が集中するため、折り返し片11は、粘着紙4の側縁の延長線付近で折り返されることになる。
また、粘着紙4には、図1を参照すると、折り返し片11の付け根、すなわち折り返し用切り込み12の両端部からそれぞれインレット8の縁に沿って破断用切り込み13が形成され、破断用切り込み13を破断することによって、インレット8が貼着されている箇所のラベル基材2が分断されるようになっている。なお、破断用切り込み13は、等間隔、周期的もしくはランダムに、ラベル基材2の厚みの全部もしくは一部に施されている切り込みであり、破断用切り込み13を挟んだそれぞれの部位に対してそれぞれ異なる方向に力が加わると簡単に破断されるようになっている。また、本実施形態では、ラベル基材2にインレット8の縁に沿って2本の破断用切り込み13を形成するように構成したが、図4に示すように、インレット8を粘着紙4の端部に設けた場合には、ラベル基材2にインレット8の縁に沿って1本の破断用切り込み13のみを形成すれば良い。さらに、本実施形態では、ラベル基材2を分断できる2本の破断用切り込み13のそれぞれ形成するように構成したが、図5に示すように、1本の破断用切り込み13をインレット8の縁に沿ってコの字に形成するようにしても良い。
なお、本実施の形態では、折り返し片11をラベル基材2本体の側縁から延出させて設けるように構成したが、折り返し片11は、図6(a)に示すように、ラベル基材2本体に側縁から2本のスリット15を形成することで、2本のスリットに挟まれた箇所を折り返し片11としても良く、図6(b)に示すように、ラベル基材2本体に側縁部をくぼませ、くぼませた箇所の両側から2本のスリット15を形成することで、2本のスリットに挟まれた箇所を折り返し片11としても良い。また、折り返し片11は、1つである必要はなく、例えば、図7に示すように、粘着紙4の両端に折り返し片11を設けるようにしても良い。
また、折り返し片11に印刷等を施し、折り返し片11を粘着紙4本体と区別することができる色に着色することにより、折り返し片11を視認しやすくなり、折り返し片11を折り返す作業を忘れることなく簡単に行うことができる。
次に、本実施の形態のRFIDラベル1の使用方法について図8および図9を参照して詳細に説明する。
図8は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態を示す斜視図であり、図9は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態からインレットを引き剥がす引き剥がし動作を説明するための説明図である。
RFIDラベル1は、台紙10から剥がした後、図2に示すように、折り返し片11を折り返し用切り込み12で折り返して、ラベル基材2本体の裏面側と折り返し片11の裏面側とを貼り合わせた状態で、図8に示すように、段ボール箱等の被着体14に貼付し、例えば物流ラベルとして用いられる。なお、図8に示すように、折り返し片11が折り返された状態で被着体14に貼付されたRFIDラベル1は、折り返し用切り込み12で折り返した折り返し片11によって、インレット8側縁部の所定領域が被着体14に貼付されない非粘着領域になると共に、粘着紙4の側縁からインレット8の非粘着領域に至る粘着紙4の側縁部の所定領域が被着体14に貼付されない非粘着領域になり、粘着紙4の側縁から折り返し片11と被着体14との間に指を進入させることにより、インレット8側縁部の所定領域を摘むことができるようになっている。
段ボール箱等の被着体14をリサイクルする場合には、粘着紙4の側縁から折り返し片11と被着体14との間に指を進入させることにより、インレット8側縁部の所定領域を摘んで、図8に矢印で示すように、インレット8側縁部の所定領域を被着体14から離れる方向に引き上げる。
インレット8のフィルム基材5は、通常30〜50μmのPETフィルムで丈夫であるため、インレット8側縁部の所定領域を摘んで引き上げることにより、図9(a)に示すように、インレット8は、第2の粘着剤層9の粘着力に抗して被着体14から剥がされていくと共に、インレット8を引き上げる力は、粘着紙4(ラベル基材2)に形成された破断用切り込み13に集中して破断用切り込み13が破断されていき、図9(b)に示すように、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所すなわち一対の破断用切り込み13に挟まれた箇所の粘着紙4aとを剥がし取ることができる。なお、被着体14のラベル基材2として、破れやすい紙系基材を用いた場合には、破断用切り込み13を形成しなくとも、インレット8を引き上げる力がラベル基材2のインレット8の縁に沿った箇所に集中するため、インレット8側縁部の所定領域を摘んで、図8に矢印で示すように、インレット8を被着体14から離れる方向に引き上げると、ラベル基材2のインレット8の縁に沿った箇所が破れ、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所の粘着紙4aとを剥がし取ることができる。
これにより、被着体14に貼付したRFIDラベル1から被着体14と異なる素材であるインレット8を簡単に剥がして取り除くことができ、残った粘着紙4bは、紙箱である被着体14と共にリサイクル可能になる。なお、剥がし取ったインレット8と粘着紙4aとは、受領書や控えラベルとして利用することもできる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ラベル基材2の裏面に第1の粘着剤層3が塗布された粘着紙4と、当該粘着紙4に裏面に貼着され、フィルム基材5に形成されたアンテナ6にICチップ7を接合したインレット8とを備えたRFIDラベル1であって、粘着紙4に、折り返し片11を設けると共に、インレット8が貼着されている箇所を分断するための破断用切り込み13を折り返し片11の付け根から形成することにより、インレット8の収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、粘着紙4に折り返し片11と破断用切り込み13とを設けるだけで、折り返し片11を折り返した状態で被着体14に貼付されたRFIDラベル1に対し、粘着紙4の側縁から折り返し片11と被着体14との間に指を進入させ、粘着紙4を摘んで引き上げるという簡単な作業により、破断用切り込み13が破断され、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所の粘着紙4aとを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、折り返し片11を折り返すと先端がインレット8の下方に位置するように構成することにより、粘着紙4の側縁から折り返し片11と被着体14との間に指を進入させ、粘着紙4と共にインレット8側縁部の所定領域を摘んで引き上げることができ、より確実にインレット8を剥がし取ることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、折り返し片の付け根に折り返し片を折り返すための折り返し用切り込み12を形成することにより、RFIDラベルを被着体に貼付するに際し、先端がインレットの下方に位置するように、折り返し片を確実に折り返すことができるという効果を奏する。
さらにまた、本実施の形態によれば、インレット8の裏面に第2の粘着剤層9を塗布し、インレット8の裏面に塗布されたに第2の粘着剤層9用いられる粘着剤の粘着力を、ラベル基材2の裏面に塗布された第1の粘着剤層3に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定することにより、インレット8側縁部の所定領域を摘んで引き上げるが小さくても、インレット8を裏面に塗布された第2の粘着剤層9の粘着力に抗して被着体14から簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の構成を示す図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すA−A断面図である。 図1に折り返し片を折り返した状態を示す図である。 図2(b)に示す折り返し片を折り返したRFIDラベルを被着体に貼付した状態を示す断面図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すB−B断面図である。 図1に示すインレットを粘着紙の端部に設けた例を示す図である。 図1に示す破断用切り込みをコの字に形成した例を示す図である。 図1に示す折り返し片の他の形態を示す図である。 図1に示す折り返し片を両側に設けた例を示す図である。 本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態を示す斜視図である。 本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態からインレットを引き剥がす引き剥がし動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1 RFIDラベル
2 ラベル基材
3 第1の粘着剤層
4、4a、4b 粘着紙
5 フィルム基材
6 アンテナ
7 ICチップ
8 インレット
9 第2の粘着剤層
10 台紙
11 折り返し片
12 折り返し用切り込み
13 破断用切り込み
14 被着体
15 スリット

Claims (4)

  1. ラベル基材の裏面に粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットとを備えたRFIDラベルであって、
    前記粘着紙には、折り返し片が設けられていると共に、前記インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みが前記折り返し片の付け根から形成されていることを特徴とするRFIDラベル。
  2. 前記折り返し片を折り返すと先端が前記インレットの下方に位置することを特徴とする請求項1記載のRFIDラベル。
  3. 前記折り返し片の付け根には、前記折り返し片を折り返すための折り返し用切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のRFIDラベル。
  4. 前記インレットの裏面には、粘着剤層が塗布されており、
    前記インレットの裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力は、前記ラベル基材の裏面に塗布された粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のRFIDラベル。
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