JP2010262091A - Rfidラベル、rfidラベル付き帳票 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品の外観見栄えが良好で、印字不良を解消することができ、かつ被着体から剥がしても糊残りが発生しないRFIDラベルとRFIDラベル付き帳票を提供する。
【解決手段】台紙10の表面にラベル20を貼付し、台紙10の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレット30を接着するとともに、RFIDインレット30の周囲に沿って台紙10をカットしたカットライン12を形成し、カットライン12より外側の台紙10の表面に剥離剤層13を塗布することにより、台紙10のカットライン12より外側部分をラベル20から剥離する剥離部40を設けるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、被着体に貼り付けて非接触でデータ通信を行うためのRFIDラベルとRFIDラベル帳票に関する。
図8は従来のRFIDラベルの一例を示す断面図である。同図に示すように、従来のRFIDラベルは、ラベルとRFIDインレットと剥離紙により構成されており、ラベルと剥離紙の間にRFIDインレットを挟み込んだ構造を有している。より詳しくは、ラベル基材の裏面に塗布された粘着剤層によりRFIDインレットが接着されているとともに、インレット基材の裏面にも粘着剤層が塗布されており、ラベルと一体化されたRFIDインレットがラベル基材裏面の粘着剤層とインレット基材裏面の粘着剤層によって剥離紙に貼付されている。そして、使用時にはラベルや剥離紙にプリンタで印字を行い、ラベルと一体化されたRFIDインレットを剥離紙から剥がし取り、ラベルの粘着剤層とRFIDインレットの粘着剤層によって被着体に貼り付けて使用するようになっている。
なお、同様な構造のRFIDラベルは、例えば下記の特許文献1に開示されている。
特開2008−299053号公報
ところが、このような従来のRFIDラベルによると、以下のような問題があった。
(1)製造時において、ラベルとRFIDインレットの間や、ラベルとRFIDインレットと剥離紙の間に生じた隙間に空気が入りやすく、製品表面に皺などの外観不良が発生する。特に、ラベル基材とインレット基材が共に樹脂フィルムで構成されている場合には、平滑度の高い樹脂フィルム同士の接合になるため、ラベルとRFIDインレットの間に空気が入りやすく、また一旦入った空気が外部に抜けにくい。
(2)ラベルと剥離紙の間にRFIDインレットを挟み込んだ構造であるため、製品の表面側に数箇所の段差が生じ、ラベルや剥離紙への印字の際、図8に矢印で示す段差部分には印字の抜けやカスレ等の印字不良が発生しやすい。また、ラベルの印字面のすぐ下にICチップが配置されているため、このICチップによって盛り上がった凸部周辺においても印字不良が起きてしまう。
(3)RFIDラベルを被着体に貼り付けて使用した後、被着体から剥がした時に基材から被着体へと粘着剤が転移する現象、いわゆる糊残りが発生しないように、ラベル裏面の粘着剤層とRFIDインレット裏面の粘着剤層の2箇所に塗布された粘着剤層について、それぞれ再剥離適性を有する粘着剤を選定して使用しなければならない。この粘着剤の選定の際、粘着剤を塗布する対象の基材(ラベル基材とインレット基材)が違うので、それぞれの基材に適した粘着剤を選ぶ必要がある。例えば、ラベル基材が紙ベースでインレット基材が樹脂フィルムベースの場合、紙については粘着剤の接着力を強くし過ぎると再剥離性が無くなるので接着力の弱い粘着剤を選ばなければならず、あまり接着力が弱いとRFIDインレットとの接着性が悪くなり、両者がバラバラになってしまう。一方、樹脂フィルムについては接着力の強い粘着剤を用いても再剥離性は問題無いが、樹脂フィルムと粘着剤との密着性が低い場合には、被着体から剥がした時に糊残りが発生しやすくなる。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、製品の外観見栄えが良好で、印字不良を解消することができ、かつ被着体から剥がしても糊残りが発生しないRFIDラベルとRFIDラベル付き帳票を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、台紙の表面にラベルが貼付され、台紙の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレットが接着されてなり、RFIDインレットの周囲に沿って台紙をカットしたカットラインと、そのカットラインより外側の台紙の表面に塗布した剥離剤層とにより、台紙のカットラインより外側部分をラベルから剥離する剥離部が設けられていることを特徴とするRFIDラベルを提供するものである。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、台紙の表面にラベルが貼付され、台紙の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレットが接着されてなり、RFIDインレットのインレット基材及び台紙をカットしたカットラインと、そのカットラインより外側の台紙の表面に塗布した剥離剤層とにより、インレット基材及び台紙のカットラインより外側部分をラベルから剥離する剥離部が設けられていることを特徴とするRFIDラベルを提供するものである。
ここで、RFIDインレットとは、リーダやリーダライタ等の通信装置との間で無線によるデータ通信を行うRFIDタグとして機能し、少なくとも通信に必要なアンテナとICチップをインレット基材に実装したものをいう。また、RFIDインレットは、被着体に傷を付けないように、アンテナとICチップの実装面が台紙の方を向くように接着するのが好ましい。
更に、上記の目的を達成するため、本発明は、上記のいずれかの構造からなるRFIDラベルを備え、台紙がラベルより大きく形成され、その台紙の余白部分に印字スペースが設けられていることを特徴とするRFIDラベル付き帳票を提供するものである。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)製造時において、台紙の表面にラベルを貼付し、台紙の裏面にRFIDインレットを接着すれば良いため、台紙とラベルの間や、台紙とRFIDインレットの間に空気が入りにくく、製品の表面や裏面に発生する皺を防いで外観見栄えを良好に維持することができる。また、ラベルやRFIDインレットを貼付する対象である台紙が紙で構成されており、紙は平滑性が低く、かつ通気性が高いので、台紙とラベルの間や、台紙とRFIDインレットの間に空気が入ってしまっても外部に抜けやすく、皺が発生しにくいという利点がある。
(2)ラベルと台紙の間にRFIDインレットを挟み込む構造でなく、台紙の裏面にRFIDインレットを配置した構造であるため、台紙の厚み部分がクッションとして機能して、RFIDインレットによるラベルの表面に生じる段差が緩やかになる。これにより、ラベルや台紙への印字の際に、印字面の凹凸が少ない状態で印字が行われ、印字の抜けやカスレ等の印字不良を解消することができる。また、RFIDインレットのICチップ部分についても同様に、ICチップによる凸部が台紙に吸収されてラベル表面に段差が現れないので、ICチップ周辺部の印字不良も改善される。
(3)RFIDラベルを被着体に貼り付けて使用した後、被着体から剥がした時の糊残りを防ぐ場合に、被着体に接触する粘着剤層はラベル裏面に設けた粘着剤層の1箇所のみであるため、この粘着剤層が再剥離適性を満たすように粘着剤を選定して使用すれば良く、従来よりも容易に対応することができる。また、ラベルとRFIDインレットを別々に台紙に貼付することによって、ラベルとRFIDインレットがバラバラにならないように両者の接着性を考慮する必要が無いので、ラベルの粘着剤層に使用する粘着剤について、用途に応じて様々な粘着剤の中から選ぶことが可能になり、ラベル基材やインレット基材の選択自由度も広がるという利点がある。
本発明のRFIDラベル付き帳票を表側から見た平面図である。 本発明のRFIDラベル付き帳票を裏側から見た平面図である。 (a)は図1のRFIDラベル付き帳票におけるRFIDラベル付近の拡大図であり、(b)は図2のRFIDラベル付き帳票におけるRFIDラベル付近の拡大図である。 図3のRFIDラベルのA−A線断面図である。 RFIDラベルの他の構成例を示す断面図である。 図3のRFIDラベルの使用方法を示す説明図である。 RFIDラベルの他の構成例と使用方法を示す説明図である。 従来のRFIDラベルの一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のRFIDラベル付き帳票を表側から見た平面図、図2は同帳票を裏側から見た平面図である。同図に示すように、本実施形態ではRFIDラベル付き帳票1を利用して、車両の物流工程を管理する工程管理票を作製した例を示している。この工程管理票は、全体がA4サイズ相当の熱転写用紙からなる台紙10によって構成されており、台紙10の幅方向及び長手方向に配列された切り取り用のミシン目6,6,…を介して複数の単片帳票に区画されている。
複数の単片帳票のうち、表側の上段にはRFIDラベル2と熱転写用コート紙ラベル3が、裏側の中段には上質紙ラベル4が、表側の下段には熱転写用紙ラベル5が、それぞれ台紙10に対して剥離可能に貼付されている。そして、表側のラベルには、熱転写プリンタによって各工程の管理に必要な情報を一括して印字できるようになっている。なお、熱転写用コート紙ラベル3、上質紙ラベル4、熱転写用紙ラベル5については、本発明の要旨と関係ないので説明を省略する。
図3はRFIDラベル付き帳票におけるRFIDラベル付近の拡大図、図4はその断面図である。同図に示すように、RFIDラベル2は、台紙10と、ラベル20と、RFIDインレット30とから大略構成されている。
ラベル20は、被着体に貼付する機能を備えた部分であり、台紙10の表面に貼付されている。ラベル20は台紙10より小さな単片状のラベル基材21を有しており、このラベル基材21の裏面全体に粘着剤を塗布した粘着剤層22が設けられている。ラベル基材21の素材は、使用するプリンタ(例えば熱転写プリンタ、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等)により印字可能なものであれば特に限定されず、例えば上質紙、アート紙、コート紙等の各種紙類や、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム等の各種樹脂フィルムのほか、ポリエステルやポリプロピレン等の樹脂を主原料とする合成紙を使用することができる。本実施形態のラベル基材21は、熱転写プリンタで印字でき、かつ、耐水性にも優れたポリプロピレン系の合成紙で構成されている。
また、粘着剤層22を構成する粘着剤は、RFIDラベル2の用途に応じてゴム系、アクリル系、ホットメルト系、シリコーン系等の各種粘着剤を使用することができるが、この中でも特にラベル用途のアクリル系粘着剤が好適である。ただし、本実施形態ではRFIDラベル2を被着体に貼り付けた後で剥がした時に糊残りしないように、粘着剤の接着力が再剥離再貼付タイプのものを選択して使用している。
RFIDインレット30は、リーダやリーダライタ等の通信装置との間で無線によるデータ通信を行うRFIDタグとして機能する部分であり、台紙10の裏面に接着されている。RFIDインレット30はラベル20よりひと回り小さいサイズのインレット基材31を有しており、このインレット基材31にアンテナ32とICチップ33が実装されている。インレット基材31は、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムからなり、アンテナ32とICチップ33を、2枚の樹脂フィルムの間に挟み込んだいわゆるサンドイッチ構造で支持している。なお、インレット基材31は、サンドイッチ構造でなく1枚の樹脂フィルムで支持する構造でも良い。この場合、ICチップ33を保護しつつICチップ33による被着体の傷付きを防止するため、アンテナ32とICチップ33の実装面をラベル20側に向けて配置する。
アンテナ32は、通信装置からの電磁波を受信してICチップ33を起動する電力を発生させるもので、インレット基材31の上に導電性ペーストをスクリーン印刷、インクジェット印刷、凹版印刷等でパターン印刷するか、又は、銅箔やアルミ箔をエッチングもしくはメッキすることにより形成される。アンテナ32の形状は、本実施形態では電磁誘導方式に適応するようにループコイル状に形成されており、コイル両端部に導電性接着剤でICチップ33の給電部が接続されている。
ICチップ33は、データ通信を行う電子部品であり、通信装置からの信号を解析処理するCPU、CPUの実行プログラムを格納したROM、データを一時的に記憶するRAM、通信したデータを書き換え可能に記憶するEEPROMを備えている。なお、データの通信方式は電磁誘導方式に限らず、電磁結合方式や電波方式を採用することもでき、電磁結合方式の場合アンテナ32はコイルアンテナ形状で良いが、電波方式の場合にはアンテナ32をダイポールアンテナ形状にする。
このように構成されたRFIDインレット30は、台紙10の表面に貼付されたラベル20で覆われるように、台紙10の裏面のラベル対応箇所に接着される。その接着方法はインレット基材31の片面に粘着剤を塗布した粘着剤層34を設け、この粘着剤層34によって台紙10に貼り付ける方法である。ここで、RFIDインレット30は台紙10から剥がす必要が無いので、粘着剤層34に使用する粘着剤は特に限定されず、接着できればどのようなものであっても良い。また、RFIDインレット30は、図4に示すようにアンテナ32とICチップ33の実装面を台紙10の側に向けて接着すると、ICチップ33による凸部が台紙10の厚み部分に吸収されて製品の印字面の段差が解消されるとともに、ICチップ33の凸部で被着体を傷付ける心配もない。
なお、接着方法については、粘着剤層34に代えて図5に示すようにインレット基材31の裏面に接着剤を塗布した接着剤層35を設け、この接着剤層35によって台紙10に貼り付ける方法を採用することもできる。
台紙10は、A4サイズ相当の熱転写用紙で構成されており、表面のラベル20を除く余白部分に熱転写プリンタによる印字スペース11,11,…が設けられている。台紙10の裏面にはRFIDインレット30の周囲を取り囲むように、その輪郭に沿ってカットしたカットライン12が形成されている。本実施形態のカットライン12は、RFIDインレット30を接着した後、台紙10の裏面から台紙10の表面まで貫通する深さでカットしたハーフカットである。ただし、ハーフカットに代えて、部分的にアンカット部を設けたミシン目であっても良い。
また、台紙10には、カットライン12より外側部分をラベルから剥離する剥離部40が設けられている。すなわち、台紙10の表面には、少なくともカットライン12より外側の領域にシリコーン系剥離剤を塗布した剥離剤層13が設けられており、対向するラベル裏面の粘着剤層22との接着力が弱められている。なお、剥離部40だけをラベル20から確実に剥がし取るため、剥離剤層13はカットライン12より内側まで及ぶように若干広めに塗布されている。
以上のように、本実施形態のRFIDラベル付き帳票1は、台紙10の表面にラベル20を貼付し、台紙10の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレット30を接着するようにしたので、台紙10とラベル20の間や、台紙10とRFIDインレット30の間に空気が入り込みにくく、製品の表面や裏面に皺が発生するのを防ぎ、外観見栄えの良好な製品を製造することができる。また、ラベル20やRFIDインレット30を貼付した台紙10が上質紙で構成されており、平滑性が低く、かつ通気性が高いため、製造時に台紙10とラベル20の間や、台紙10とRFIDインレット30の間に空気が入ってしまっても、その空気は台紙10の隙間や内部を通って外部へと抜けやすく、製品に皺が発生しにくくなっている。
また、被着体に接着する部分はラベル裏面に設けられている粘着剤層22の1箇所のみであり、この粘着剤層22が再剥離適性を満たすように粘着剤を選定して使用すれば良いため、従来のRFIDラベルよりも容易に対応することができる。このように、ラベル20とRFIDインレット30を別々に台紙10に貼付することにより、ラベル20とRFIDインレット30がバラバラにならないように両者の接着性を考慮する必要が無いので、ラベル20の粘着剤層22に使用する粘着剤について、用途に応じて様々な粘着剤の中から選ぶことが可能になり、ラベル基材21やインレット基材31の選択自由度も広がるという利点がある。
以下、本実施形態のRFIDラベル付き帳票の使用方法について、図6に基づいて説明する。同図に示すように、まずRFIDラベル付き帳票1にプリンタで必要事項を印字する。本実施形態では、熱転写プリンタを利用して、ラベル20の表面と台紙10の表面の印字スペース11に同時に印字Pが施される。
ここで、本実施形態のRFIDラベル付き帳票1によれば、台紙10の裏面にRFIDインレット30を配置した構造であるため、台紙10の厚み部分がクッションとして機能することにより、RFIDインレット30に起因してラベル20の表面に生じる段差が緩やかになる。したがって、ラベル20の表面や台紙10の印字スペース11へ印字する際に、印字面に凹凸が少なくほぼフラットな状態で印字することができ、例えばラベル20と台紙10の境界部分のような印字Pの抜けやカスレ等が発生しやすい部分についても印字不良が解消され、良好な印字処理が可能になる。また、RFIDインレット30のICチップ33による凸部が台紙10の厚み部分に吸収され、ラベル20の印字面に段差となって現れないので、ICチップ33の周辺部の印字不良も解消される。
熱転写プリンタによる印字処理が終わると、次にRFIDラベル付き帳票1のミシン目6を切断し、RFIDラベル2を切り離す。そして、RFIDラベル2の裏面の剥離部40を剥がし取る。ここで、RFIDインレット30の周囲に設けられたカットライン12を切断すると、剥離部40はその表面の剥離剤層13とラベル裏面の粘着剤層22との境界面を介して剥離され、RFIDインレット30の周縁部に粘着剤層22が露出する。
したがって、図6に示したように、露出した粘着剤層22によってRFIDラベル2を被着体50に貼り付けることができる。このように、被着体50にRFIDラベル2を貼付することにより、ラベル20に保持されたRFIDインレット30とリーダライタ等の通信装置との間で無線によるデータ通信が行われる。なお、本実施形態では、被着体50に接着されている粘着剤層22が再剥離再貼付タイプの粘着剤で構成されているため、被着体50から剥がした時に糊残りが発生するのを防止することができる。
また、単にラベル20の占有面積に比べてRFIDインレット30の占有面積を大きくするだけでも、ラベル20の印字面がフラットになり、ICチップ33以外の部分における印字不良を完全に防ぐことは可能である。しかし、この場合、ラベル裏面の粘着剤層22の面積が不足して、被着体50への接着力が弱くなり過ぎるので注意が必要である。そこで、その改善策として、例えば次のような構造も考えられる。
図7に示すように、このRFIDラベル付き帳票1は、RFIDラベル2について、台紙10の表面にラベル20が貼付され、台紙10の裏面にRFIDインレット30が接着されている点は図3のものと同じであるが、RFIDインレット30のサイズが異なっている。すなわち、RFIDインレット30がラベル20と同一サイズに設定されており、インレット基材31に実装されたアンテナ32とICチップ33の周囲に余白部分が設けられている。そして、この余白部分には、インレット基材31の裏面から台紙10の表面まで貫通する深さでカットしたカットライン36が形成されており、カットライン36より外側の台紙10の表面に剥離剤層13が塗布されている。これにより、このRFIDラベル2では、カットライン36より外側部分のインレット基材31と台紙10をラベル20から剥離する剥離部40が設けられているのが特徴である。
このような構造のRFIDラベル2によると、プリンタでの印字の際に、ラベル20とRFIDインレット30が同一サイズであるため、ラベル20の印字面が完全にフラットな状態で印字することが可能になり、ラベル20の印字面に印字Pの抜けやカスレ等が発生するのを確実に防止することができる。また、上述した実施形態のものと同様に、ICチップ33による凸部は台紙10の厚み部分に吸収されるので、ICチップ33の周辺部の印字不良も解消される。
なお、被着体50への貼付時には、カットライン36を切断して剥離部40を剥がし取ることにより、カットライン36より外側部分のインレット基材31と台紙10が剥離剤層13と粘着剤層22の境界面を介して剥離され、RFIDラベル2の外周部に粘着剤層22が露出する。したがって、この構造のものにおいても、露出した粘着剤層22によってRFIDラベル2を被着体50に貼り付けることができ、上述した実施形態のものと同様に使用することができる。
1…RFIDラベル付き帳票
2…RFIDラベル
3…熱転写用コート紙ラベル
4…上質紙ラベル
5…熱転写用紙ラベル
6…ミシン目
10…台紙
11…印字スペース
12…カットライン
13…剥離剤層
20…ラベル
21…ラベル基材
22…粘着剤層
30…RFIDインレット
31…インレット基材
32…アンテナ
33…ICチップ
34…粘着剤層
35…接着剤層
36…カットライン
40…剥離部
50…被着体

Claims (4)

  1. 台紙の表面にラベルが貼付され、台紙の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレットが接着されてなり、RFIDインレットの周囲に沿って台紙をカットしたカットラインと、そのカットラインより外側の台紙の表面に塗布した剥離剤層とにより、台紙のカットラインより外側部分をラベルから剥離する剥離部が設けられていることを特徴とするRFIDラベル。
  2. 台紙の表面にラベルが貼付され、台紙の裏面のラベル対応箇所にRFIDインレットが接着されてなり、RFIDインレットのインレット基材及び台紙をカットしたカットラインと、そのカットラインより外側の台紙の表面に塗布した剥離剤層とにより、インレット基材及び台紙のカットラインより外側部分をラベルから剥離する剥離部が設けられていることを特徴とするRFIDラベル。
  3. RFIDインレットは、アンテナとICチップの実装面が台紙の方を向くように接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のRFIDラベル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDラベルを備え、台紙がラベルより大きく形成され、その台紙の余白部分に印字スペースが設けられていることを特徴とするRFIDラベル付き帳票。
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