JP6965630B2 - Rfidタグラベルシート - Google Patents

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Description

本発明は,小売店で販売されている商品の商品管理に用いるRFIDタグラベルに関する発明である。
小売店で販売されている商品の中には,金属製の缶やペットボトルを容器に用いた飲料水(例えば,缶コーヒー),プラスチック製のボトルを容器に用いた生活用品(例えば,台所洗剤),蒸着フィルムを用いた袋を容器に用いた食品(例えば,ポテトチップス)など,無線通信を阻害させる特性を有する商品が多種・多数あり,小売店で販売されている商品の商品管理にRFIDタグラベル(RFID: Radio Frequency IDentifier)を用いる場合,小売店で販売されている全ての商品に対応できる万能性がRFIDタグラベルに求められる。
無線通信を阻害させる特性を有する商品に対応させたRFIDタグラベルとして,例えば,特許文献1において,放射素子とマッチング回路からなる部分アンテナと金属筐体とでダイポールアンテナを形成するように構成されたRFIDタグラベルが開示されているが,金属面をアンテナの一部として機能させるRFIDタグラベルを金属以外の面に貼り付けると,RFIDタグラベルの通信性能が悪化してしまう。
RFIDタグラベルと商品を離間させれば,RFIDタグラベルが商品から受ける影響を小さくできるため,無線通信を阻害させる特性を有する商品にRFIDタグラベルを対応させるよりも,ペットボトル飲料水などに貼られるアテンションシール(アイキャッチシール,POPシール)のように,RFIDタグラベルの一部を商品から離間させて貼り付けることに着目した方が,小売店で販売されている全ての商品に対応できる万能性を実現し易いと考えられる。
一部を商品から離間した状態で貼り付けることのできるRFIDタグラベルとして,例えば,特許文献2では,容器などの被装着体へ装着するための装着部と、装着時に被装着体から離れて突出しうる突出部とを有し、この突出部にICタグを実装した構成のRFIDタグラベルが開示されているが,この構成のRFIDタグラベルでは,アンテナのサイズが突出部のサイズ以内に限定されてしまい,商品管理に必要な通信距離が得られない。
一部を商品から離間した状態で貼り付けることができ,アンテナのサイズを大きくできるRFIDタグラベルとして,例えば,特許文献3において,ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域を少なくとも有するアンテナが実装され,被着体(書籍)に貼り付けたとき,アンテナの放射領域の一部が被着体から突出するようにしたRFIDタグラベルが開示されている。
しかし,特許文献3で開示されているようなRFIDタグラベルを一部が商品から離間した状態で商品に貼り付けるためには,粘着剤層が露出する部分糊領域と粘着剤層が露出しない糊殺し領域がRFIDタグラベルの裏面に必要になるが,複数のRFIDタグラベルを形成した従来のラベルシートは,部分糊領域と糊殺し領域がRFIDタグラベルの裏面に生じるように,RFIDタグラベルをラベルシートから容易に剥離できるように構成されていない。
特開2012−104985号公報 特開2006−3497号公報 特開2016−62576号公報
そこで,本発明は,粘着剤層が露出する部分糊領域と粘着剤層が露出しない糊殺し領域がRFIDタグラベルの裏面に生じるように,RFIDタグラベルを剥離できるように構成したラベルシートを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は,粘着剤層を積層した剥離台紙の上に,アンテナとこれに接続するICチップとから少なくとも構成されるインレットを内部に有するRFIDタグラベルを複数形成したシートであって,前記RFIDタグラベルの剥離に使用される剥離用カット線として,剥離した前記RFIDタグラベルの裏面に前記剥離台紙が残る糊殺し領域を規定する糊殺し領域用のミシン目線と,剥離した前記RFIDタグラベルの裏面に前記剥離台紙が残らない部分糊領域と前記糊殺し領域の境界線で前記剥離台紙を破断可能にするための境界線用のカット線として,前記RFIDタグラベルの表面から前記剥離台紙までのミシン目線を少なくとも前記剥離台紙に形成したことを特徴とするRFIDタグラベルシートである。本発明に係るRFIDタグラベルシートにおいて,記アンテナを,共振周波数の調整に用いるインダクタンス素子を有するものとし,前記インダクタンス素子を前記糊殺し領域に配置することが好適である。
本発明に係るRFIDタグラベルシートは様々な形態にすることができる。例えば,本発明に係るRFIDタグラベルシートは,前記RFIDタグラベルが所定間隔を隔てて形成され,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされた形態にすることができる。
また,本発明に係るRFIDタグラベルシートは,複数の前記RFIDタグラベルが連接して配置され,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされた形態にすることができる。この場合,前記RFIDタグラベルの連接箇所における前記糊殺し領域用のミシン目線は,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記剥離台紙までのミシン目線になる。
更に,本発明に係るRFIDタグラベルシートは,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされていない形態にすることができる。この場合,前記糊殺し領域用のミシン目線は,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記剥離台紙までのミシン目線になっており,更に,前記剥離用カット線として,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記粘着剤層までの部分糊領域用のハーフカット線が前記部分糊領域の形状に沿って形成される。なお,この形態では,前記糊殺し領域用のミシン目線を前記剥離台紙に形成し,前記糊殺し領域用のミシン目線の形状に沿ったハーフカット線を前記糊殺し領域用のミシン目線と連結するようにラベル基材に形成してもよい。
上述の本発明に係るRFIDタグラベルシートは,RFIDタグラベルシートに加工する剥離用カット線に工夫を凝らすことで,RFIDタグラベルシートから剥離したRFIDタグラベルの裏面に,粘着剤層が露出する部分糊領域と粘着剤層が露出しない糊殺し領域がRFIDタグラベルの裏面に生じるように構成されている。
実施形態1に係るRFIDタグラベルシートの形態を説明する図。 実施形態1に係るRFIDタグラベルシートの層構成を説明する図。 実施形態1に係る剥離用カット線を説明する図。 実施形態1に係るRFIDタグラベルの剥がし方を説明する図。 実施形態1に係るRFIDタグラベルシートから剥がしたRFIDタグラベルを説明する図。 実施形態1に係るRFIDタグラベルシートから剥がしたRFIDタグラベルを商品に貼り付けた状態を説明する図。 ロール状にした実施形態に係るRFIDタグラベルシートを説明する図。 実施形態1の変形例1に係るRFIDタグラベルシートを説明する図。 実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシートを説明する図。 実施形態2に係るRFIDタグラベルシートの形態を説明する図。 実施形態2に係るRFIDタグラベルシートの層構成を説明する図。 実施形態2に係る剥離用カット線を説明する図。 実施形態2に係るRFIDタグラベルの剥がし方を説明する図。 実施形態2に係るRFIDタグラベルシートから剥がしたRFIDタグラベルを説明する図。 実施形態2に係るRFIDタグラベルシートから剥がしたRFIDタグラベルを商品に貼り付けた状態を説明する図。 実施形態2の変形例1に係るRFIDタグラベルシートを説明する図。
本発明の好適な実施形態について記載する。なお,これから記載する実施形態は,本発明に係る実施形態の一つにしか過ぎず,本発明の技術的範囲を逸脱することなく,様々な変更が可能である。
[実施形態1]
図1は,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1の形態を説明する図である。図1において,図1(a)は,RFIDタグラベルシート1の表面を説明する図,図1(b)は,RFIDタグラベルシート1の裏面を説明する図である。
実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1は,粘着剤層11を積層した剥離台紙10の上に,アンテナ201とこれに接続するICチップ200とから少なくとも構成されるインレット20を内部に有するRFIDタグラベル2を複数形成したシートで,図1では,RFIDタグラベル2を所定の間隔を隔てて形成し,RFIDタグラベル2として用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされた形態になっている。
RFIDタグラベルシート1には,RFIDタグラベルシート1から剥離したRFIDタグラベル2の裏面に,粘着剤層11が露出する部分糊領域2aと粘着剤層11が露出しない糊殺し領域2bが生じるための工夫となり,RFIDタグラベル2をRFIDタグラベルシート1から剥離するときに使用される剥離用カット線12を形成している。図1において,剥離用カット線12は,RFIDタグラベルシート1から剥離したRFIDタグラベル2の裏面に剥離台紙10が残る糊殺し領域2bを規定する糊殺し領域用のミシン目線120と,RFIDタグラベルシート1から剥離したRFIDタグラベル2の裏面に剥離台紙10が残らない部分糊領域2aと糊殺し領域2bの境界線で剥離台紙10を破断させるための境界線用のカット線121を含んでいる。
図1(a)で図示したように,糊殺し領域用のミシン目線120は,RFIDタグラベル2の形状に沿って剥離台紙10のみに形成された状態になっており,糊殺し領域用のミシン目線120の形状は略コの字状になっている。境界線用のカット線121は,RFIDタグラベルの表面から剥離台紙10まで加工されており,境界線用のカット線121の形状は直線になっている。糊殺し領域用のミシン目線120および境界線用のカット線121を剥離台紙10に形成しているので,図1(b)で図示したように,糊殺し領域用のミシン目線120および境界線用のカット線121は,RFIDタグラベルシート1の裏面にも現れ,糊殺し領域用のミシン目線120および境界線用のカット線121で囲われた領域が糊殺し領域2bになる。
図2は,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1の層構成を説明する図で,図1におけるA−A’線断面図である。
図2で図示したように,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1は,剥離台紙10と,剥離台紙10の上に積層した粘着剤層11と,RFIDタグラベル2のラベル基材21とから構成され,ラベル基材21は,RFIDタグラベル2の表層に表層シート211,表層シート211の裏面に形成した接着剤層212,インレット20を実装したインレットシート210から構成されている。
実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1において,インレット20の幅は剥離台紙10の幅よりも小さく,表層シート211の裏面に形成した接着剤層212の中央部を利用してインレットシート210と表層シート211が接着し,インレットシート210の接着に用いない接着剤層212の領域を利用して,表層シート211と剥離台紙10の上に積層した粘着剤層11が接着している。また,上述したように,糊殺し領域用のミシン目線120は剥離台紙10を貫通するように加工され,境界線用のカット線121は,RFIDタグラベル2のラベル基材21(表層シート211,接着剤層212,インレットシート210)すべてを貫通するように加工されている。
RFIDタグラベルシート1を構成する表層シート211は,RFIDタグラベルシート1の表層になるシートで,この表層シート211には任意の文字や絵柄を印刷できる。RFIDタグラベルシート1を構成する表層シート211としては,例えば,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができる。
RFIDタグラベルシート1を構成する接着剤層212は,表層シート211と他の層(インレットシート210,粘着剤層11)を接着(くっつける)させるための層である。接着剤層212の形成に用いる接着剤は,必要な接着強度を得ることができれば任意でよい。例えば,ゴム系,酢酸ビニルエマルジョン系,アクリル系などの各種接着剤を接着剤層212の形成に用いることができる。
RFIDタグラベルシート1を構成するインレットシート210の基材には,例えば,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムを利用できる。後述するように,インレットシート210に実装するアンテナ201はダイポールアンテナになるため,インレットシート210の上にアンテナ201を形成する手法としては,導電性インキを用いてアンテナ201の形状を基材に印刷するスクリーン印刷方式,インレットシート210に設けた金属箔をアンテナ201の形状にエッチングするエッチング方式を利用できる。インレットシート210に実装するICチップ200は,無線通信用のインターフェースや,商品管理で利用するデータを記憶させるメモリなどを備え,硬化樹脂で覆われた状態でアンテナ201に実装されている。
RFIDタグラベルシート1を構成する粘着剤層11は,RFIDタグラベルシート1から剥がされたRFIDタグラベル2を商品に貼り付けるための層である。RFIDタグラベルシート1を構成する粘着剤層11には,粘着性が維持されるアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。
RFIDタグラベルシート1を構成する剥離台紙10は,RFIDタグラベル2を構成する粘着剤層11を保護するための層である。RFIDタグラベルシート1を構成する剥離台紙10には,粘着剤層11と接する側の面に,シリコーン系などの剥離剤が塗布された合成樹脂製フィルムや紙を利用できるが,破断しやすい紙を剥離台紙10に用いることが望ましい。
RFIDタグラベルシート1に加工した剥離用カット線12について詳細に説明する。図3は,実施形態1に係る剥離用カット線12を説明する図である。
インレットシート210に実装するアンテナ201の種別は任意に決定してよいが,実施形態1では,RFIDタグラベル2に係る電波の周波数帯をUHF帯とし,インレットシート210に実装するアンテナ201を,放射素子201a,放射素子201bおよびインダクタンス素子201cを有するダイポールアンテナとし,インダクタンス素子201cを放射素子201aと放射素子201bの間に配置し,ICチップ200はインダクタンス素子201cと接続している。
図3で図示したように,粘着剤層11を露出させない糊殺し領域2bを規定する糊殺し領域用のミシン目線120の形状は略コの字状になっており,実施形態1では,糊殺し領域用のミシン目線120によって規定される糊殺し領域2b内に放射素子201aおよびインダクタンス素子201cを含ませている。なお,アンテナ201の形状および糊殺し領域2bに含ませるアンテナ201の部分は任意でよい。
加えて,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1には,部分糊領域2aと糊殺し領域2bの境界に境界線用のカット線121を加工している。境界線用のカット線121は,RFIDタグラベルシート1からRFIDタグラベル2を剥離する際に,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界で剥離台紙10を破断させるために設けられたカット線で,図3では,境界線用のカット線121は直線状のミシン目になっている。表層シート211から剥離台紙10まで,ミシン目線である境界線用のカット線121を加工すると,ミシン目線である境界線用のカット線121がアンテナ201の一部(インダクタンス素子201cと放射素子201bの間)を横断するので,アンテナ201が断線しないように,境界線用のカット線121が横断する部分のアンテナ201の幅やミシン目の比率(カット部とアンカット部の比率)を決めることが必要になる。
糊殺し領域用のミシン目線120で規定される糊殺し領域2b内にインダクタンス素子201cを含ませているのは,無線通信を阻害させる特性を有する商品(例えば,金属缶を容器とする商品)にRFIDタグラベル2を貼り付けても,RFIDタグラベル2を動作可能にするためである。アンテナ201が有するインダクタンス素子201cは,ICチップ200が接続した状態におけるアンテナ201の共振周波数を所定の周波数に調整するためのもので,糊殺し領域2bにインダクタンス素子201cを含ませることで,RFIDタグラベル2を貼り付けた商品の影響をインダクタンス素子201cは商品の影響を受けづらくなるため,無線通信を阻害させる特性を有する商品にRFIDタグラベル2を貼り付けても,インダクタンス素子201cを用いて調整した共振周波数が大幅にシフトすることはなくなる。
また,実施形態1において,境界線用のカット線121をミシン目にしているは,RFIDタグラベル2の表面から目視で糊殺し領域2bと部分糊領域2aを判別可能にするためである。境界線用のカット線121をミシン目線にする際,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界で剥離台紙10が破断するように,ラベル基材21よりも破断しやすい基材を剥離台紙10に用いるとよい。
図4は,実施形態1に係るRFIDタグラベル2の剥がし方を説明する図である。一つのRFIDタグラベル2をRFIDタグラベルシート1から剥離する際,糊殺し領域用のミシン目線120により規定される糊殺し領域2bの箇所を上方向に押し上げて,糊殺し領域用のミシン目線120を破断させた後(図4(a)),糊殺し領域2bの箇所を部分糊領域2aの方向に引っ張り,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界で剥離台紙10を破断させることで,粘着剤層11が露出する部分糊領域2aと粘着剤層11が露出しない糊殺し領域2bが裏面に生じる状態で,一つのRFIDタグラベル2をRFIDタグラベルシート1から剥離できる(図4(b))。粘着剤層11が露出しない糊殺し領域2bは,糊殺し領域用のミシン目線120と境界線用のカット線121で囲われているため,糊殺し領域2bについては,裏面に剥離台紙10が残った状態でRFIDタグラベルシート1からRFIDタグラベル2を剥離できる。また,部分糊領域2aについては,RFIDタグラベルシート1からRFIDタグラベル2を剥離すると,RFIDタグラベル2から剥離台紙10が剥離される。
図5は,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1から剥がしたRFIDタグラベル2を説明する図である。図5において,図5(a)は,RFIDタグラベル2の表面を説明する図,図5(b)は,RFIDタグラベル2の裏面を説明する図である。
図5(a)で図示したように,RFIDタグラベル2の表面には,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界に境界線用のカット線121が加工され,この境界線用のカット線121をミシン目線としているので,RFIDタグラベル2の表面は,RFIDタグラベル2の表面から目視で糊殺し領域2bと部分糊領域2aを判別できる状態になっている。また,部分糊領域2aにある剥離台紙10は剥離されているので,図5(b)で図示したように,RFIDタグラベル2の裏面において,部分糊領域2aに対応する粘着剤層11は露出した状態になっている。これに対し,糊殺し領域2bにある剥離台紙10は剥離されていないので,図5(b)で図示したように,RFIDタグラベル2の裏面において,糊殺し領域2bに対応する粘着剤層11は剥離台紙10により露出していない状態になっている。
図6は,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1から剥がしたRFIDタグラベル2を商品3に貼り付けた状態を説明する図である。RFIDタグラベルシート1から剥がしたRFIDタグラベル2は,小売店の商品管理に利用される際,図6で図示したように,部分糊領域2aの粘着剤層11が利用されて,糊殺し領域2b側が商品から突出した状態で商品3に貼り付けられる。
なお,RFIDタグラベルシート1の形態は,ロール状の形態にすることもできる。図7は,ロール状にした実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1を説明する図である。図7で図示したRFIDタグラベルシート1は,ラベルプリンタやラベル自動貼付装置に装着して利用できるように,ロール状に巻き取った形態をなしている。RFIDタグラベルシート1において,粘着剤層11が露出しない糊殺し領域2bは,糊殺し領域用のミシン目線120と境界線用のカット線121で囲われているため,RFIDタグラベル2の貼付にラベル自動貼付装置を用いても,糊殺し領域2bにある剥離台紙10が剥離されていない状態で,RFIDタグラベルシート1に形成されているRFIDタグラベル2を物品に貼付することができる。
ここから,実施形態1の変形例について説明する。図8は,実施形態1の変形例1に係るRFIDタグラベルシート1aを説明する図である。なお,図8において,実施形態1と同じ要素については同じ符号を付している。実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1では,境界線用のカット線121をミシン目線で実現していたが,RFIDタグラベルシート1からRFIDタグラベル2を剥離する際に,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界で剥離台紙10を破断させることができれば,境界線用のカット線121はミシン目線でなくともよい。実施形態1の変形例1に係るRFIDタグラベルシート1aにおいて,境界線用のカット線121aは剥離台紙10に加工する背割りで,背割りである境界線用のカット線121aは,糊殺し領域2bと部分糊領域2aの境界に合せて剥離台紙10に加工されている。
次に,実施形態1の変形例2について説明する。図9は,実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート4を説明する図である。なお,図9において,実施形態1と同じ要素については同じ符号を付している。
図9(a)は,実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート4の形態を説明する図で,実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート4は,複数のRFIDタグラベル2を連接して剥離台紙10の上に配置し,RFIDタグラベル2として用いないラベル基材21の余白部分を製造時にカス上げした形態になっている。
図9(b)は,実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート4の剥離用カット線12を説明する図である。実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート4では,一つのRFIDタグラベル2は,長手方向の辺を介して,隣り合うRFIDタグラベル2と連接しているため,実施形態1の変形例2に係る糊殺し領域用のミシン目線420は,RFIDタグラベル2の連接箇所における糊殺し領域用のミシン目線420aとRFIDタグラベル2の連接箇所以外の箇所における糊殺し領域用のミシン目線420bに分割される。
RFIDタグラベル2の連接箇所以外の箇所における層構成は剥離台紙10のみになるので,RFIDタグラベル2の連接箇所以外の箇所における糊殺し領域用のミシン目線420bは,RFIDタグラベル2の形状に沿って剥離台紙10のみに形成された状態になっている。また,RFIDタグラベル2の連接箇所における層構成は,裏面に粘着剤層11が積層されているラベル基材21と剥離台紙10になるため,RFIDタグラベルの連接箇所における糊殺し領域用のミシン目線420aは,ラベル基材21から剥離台紙10までされ加工された状態になっている。なお,境界線用のカット線121については,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1と同じであるため,ここでは説明を省く。
[実施形態2]
図10は,実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5の形態を説明する図である。図10において,図10(a)は,RFIDタグラベルシート5の表面を説明する図,図10(b)は,RFIDタグラベルシート5の裏面を説明する図である。
実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5は,粘着剤層51を積層した剥離台紙50の上に,アンテナ601とこれに接続するICチップ600とから少なくとも構成されるインレット60を内部に有するRFIDタグラベル6を複数形成したシートで,図10では,RFIDタグラベル6を所定の間隔を隔てて形成し,図1とは異なり,RFIDタグラベル6として用いないラベル基材の余白部分を製造時にカス上げしていない形態になっている。
RFIDタグラベルシート5には,RFIDタグラベルシート5から剥離したRFIDタグラベル6の裏面に,粘着剤層51が露出する部分糊領域6aと粘着剤層51が露出しない糊殺し領域6bが生じるための工夫となり,RFIDタグラベル6をRFIDタグラベルシート5から剥離するときに使用される剥離用カット線52を形成している。図10において,剥離用カット線52は,RFIDタグラベルシート5から剥離したRFIDタグラベル6の裏面に剥離台紙50が残る糊殺し領域6bを規定する糊殺し領域用のミシン目線520と,RFIDタグラベルシート5から剥離したRFIDタグラベル6の裏面に剥離台紙50が残らない部分糊領域6aを規定する部分糊領域用のハーフカット線522と,部分糊領域6aと糊殺し領域6bの境界線で剥離台紙50を破断させるための境界線用のカット線521を含んでいる。
部分糊領域用のハーフカット線522は,剥離台紙50のみを残した状態の切り込みを加工することで形成され,図10(a)で図示したように,RFIDタグラベルシート5の表面に部分糊領域用のハーフカット線522は現れているが,図10(b)で図示したように,RFIDタグラベルシート5の裏面に部分糊領域用のハーフカット線522は現れていない。糊殺し領域6bを規定する糊殺し領域用のミシン目線520は,RFIDタグラベルシート5の表面から剥離台紙50まで破線状の全カット線を加工することで形成され,図10(a),(b)で図示したように,糊殺し領域用のミシン目線520は,RFIDタグラベルシート5の表裏面に現れている。また,図10では,RFIDタグラベルシート5の表面から剥離台紙50まで破線状の全カット線を加工することで形成されたミシン目線として境界線用のカット線521を図示し,境界線用のカット線521は,RFIDタグラベルシート5の表裏面に現れている。
図11は,実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5の層構成を説明する図で,図10におけるB−B’線断面図である。
図11で図示したように,実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5は,剥離台紙50と,剥離台紙50の上に積層した粘着剤層51と,RFIDタグラベル6のラベル基材61とから構成され,ラベル基材61は,RFIDタグラベル6の表層に表層シート611,表層シート611の裏面に形成した接着剤層612,インレット60を実装したインレットシート610から構成されている。
実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5において,インレットシート610の幅は剥離用カット線52のサイズよりも小さく,表層シート611の裏面に形成した接着剤層612の中央部を利用して,インレットシート610と表層シート611が接着し,インレットシート610の接着に用いない接着剤層612の領域を利用して,表層シート611と剥離台紙50の上に積層した粘着剤層51が接着している。また,上述したように,部分糊領域用のハーフカット線522は,表層シート611,接着剤層612および粘着剤層51までを貫通するように加工され,剥離台紙50は貫通していない。また,糊殺し領域用のミシン目線520は,表層シート611,接着剤層612,粘着剤層51および剥離台紙50すべてを貫通するように加工されている。
RFIDタグラベルシート5を構成する表層シート611は,RFIDタグラベルシート5の表層になるシートで,この表層シート611には任意の文字や絵柄を印刷できる。RFIDタグラベルシート5を構成する表層シート611としては,例えば,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができる。
RFIDタグラベルシート5を構成する接着剤層612は,表層シート611と他の層(インレットシート610,粘着剤層51)を接着(くっつける)させるための層である。接着剤層612の形成に用いる接着剤は,必要な接着強度を得ることができれば任意でよい。例えば,ゴム系,酢酸ビニルエマルジョン系,アクリル系などの各種接着剤を接着剤層612の形成に用いることができる。
RFIDタグラベルシート5を構成するインレットシート610の基材には,例えば,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムを利用できる。後述するように,インレットシート610の上に実装するアンテナ601はダイポールアンテナになるため,インレットシート610に実装するアンテナ601を形成する手法としては,導電性インキを用いてアンテナ601の形状を基材に印刷するスクリーン印刷方式,インレットシート610に設けた金属箔をアンテナ601の形状にエッチングするエッチング方式を利用できる。インレットシート610に実装するICチップ600は,無線通信用のインターフェースや,商品管理で利用するデータを記憶させるメモリなどを備え,硬化樹脂で覆われた状態でアンテナ601に実装されている。
RFIDタグラベルシート5を構成する粘着剤層51は,RFIDタグラベルシート5から剥がされたRFIDタグラベル6を商品に貼り付けるための層である。RFIDタグラベルシート5を構成する粘着剤層51には,粘着性が維持されるアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。
RFIDタグラベルシート5を構成する剥離台紙50は,RFIDタグラベル6を構成する粘着剤層51を保護するための層である。RFIDタグラベルシート5を構成する剥離台紙50には,粘着剤層51と接する側の面に,シリコーン系などの剥離剤が塗布された合成樹脂製フィルムや紙を利用できるが,破断しやすい紙を剥離台紙50に用いることが望ましい。
RFIDタグラベルシート5に加工した剥離用カット線52について詳細に説明する。図12は,実施形態2に係る剥離用カット線52を説明する図である。
実施形態2において,RFIDタグラベルシート5に形成するRFIDタグラベル6の形状は角丸四角形の形状で,剥離用カット線52の全体形状も角丸四角形になっている。実施形態2では,RFIDタグラベル6に係る電波の周波数帯をUHF帯とし,インレットシート610に実装したアンテナ601を,放射素子601a,放射素子601bおよびインダクタンス素子601cを有するダイポールアンテナで,インダクタンス素子601cは放射素子601aと放射素子601bの間に配置され,インダクタンス素子601cにICチップ600が接続している。
図12では,剥離台紙50が剥離して粘着剤層51が露出する部分糊領域6aを規定する部分糊領域用のハーフカット線522の形状は逆コの字状になっており,部分糊領域用のハーフカット線522により規定される部分糊領域6a内に放射素子601bのみを含ませている。また,剥離台紙50が剥離せず粘着剤層51を露出させない糊殺し領域6bを規定する糊殺し領域用のミシン目線520の形状はコの字状になっており,糊殺し領域用のミシン目線520によって規定される糊殺し領域6b内に放射素子601aおよびインダクタンス素子601cを含ませている。
加えて,実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5には,部分糊領域6aと糊殺し領域6bの境界に境界線用のカット線521を形成している。境界線用のカット線521は,RFIDタグラベルシート5からRFIDタグラベル6を剥離する際に,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界で剥離台紙50を破断させるために設けられたカット線で,図12では,境界線用のカット線521は直線状のミシン目になっている。
糊殺し領域用のミシン目線520で規定される糊殺し領域6b内にインダクタンス素子601cを含ませているのは,無線通信を阻害させる特性を有する商品(例えば,金属缶を容器とする商品)にRFIDタグラベル6を貼り付けても,RFIDタグラベル6を動作可能にするためである。アンテナ601が有するインダクタンス素子601cは,ICチップ600が接続した状態におけるアンテナ601の共振周波数を所定の周波数に調整するためのもので,糊殺し領域6bにインダクタンス素子601cを含ませることで,RFIDタグラベル6を貼り付けた商品の影響をインダクタンス素子601cは商品の影響を受けづらくなるため,無線通信を阻害させる特性を有する商品にRFIDタグラベル6を貼り付けても,インダクタンス素子601cを用いて調整した共振周波数が大幅にシフトすることはなくなる。
また,実施形態2において,境界線用のカット線521をミシン目にしているは,RFIDタグラベル6の表面から目視で糊殺し領域6bと部分糊領域6aを判別可能にするためである。境界線用のカット線521をミシン目線にする際,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界線で剥離台紙50が破断するように,ラベル基材61よりも破断しやすい基材を剥離台紙50に用いるとよい。
なお,RFIDタグラベルシート5からRFIDタグラベル6を剥離する際に,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界で剥離台紙50を破断させることができれば,境界線用のカット線521はミシン目線でなくともよく,例えば,境界線用のカット線521は,剥離台紙50に加工する背割りでもよい。境界線用のカット線521を実現する際,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界に合せた背割りを剥離台紙50に加工することになる。
図13は,RFIDタグラベル6の剥がし方を説明する図である。一つのRFIDタグラベル6をRFIDタグラベルシート5から剥離する際,糊殺し領域用のミシン目線520により規定される糊殺し領域6bの箇所を上方向に押し上げて,糊殺し領域用のミシン目線520を破断させた後(図13(a)),糊殺し領域6bの箇所を部分糊領域6aの方向に引っ張り,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界で剥離台紙50を破断させることで,粘着剤層51が露出する部分糊領域6aと粘着剤層51が露出しない糊殺し領域6bが裏面に生じる状態で,一つのRFIDタグラベル6をRFIDタグラベルシート5から剥離できる(図13(b))。粘着剤層51が露出しない糊殺し領域6bは,糊殺し領域用のミシン目線520と境界線用のカット線521で囲われているため,糊殺し領域6bについては,裏面に剥離台紙50が残った状態でRFIDタグラベルシート5からRFIDタグラベル6を剥離できる。また,部分糊領域6aについては,部分糊領域用のハーフカット線522により剥離台紙50から切断された状態になっているので,RFIDタグラベルシート5からRFIDタグラベル6を剥離すると,RFIDタグラベル6から剥離台紙50が剥離される。
図14は,RFIDタグラベルシート5から剥がしたRFIDタグラベル6を説明する図である。図14において,図14(a)は,RFIDタグラベル6の表面を説明する図,図14(b)は,RFIDタグラベル6の裏面を説明する図である。
図14(a)で図示したように,RFIDタグラベル6の表面には,糊殺し領域6bと部分糊領域6aの境界に境界線用のカット線521が形成され,この境界線用のカット線521をミシン目線としているので,RFIDタグラベル6の表面は,RFIDタグラベル6の表面から目視で糊殺し領域6bと部分糊領域6aを判別できる状態になっている。また,部分糊領域6aにある剥離台紙50は剥離されているので,図14(b)で図示したように,RFIDタグラベル6の裏面において,部分糊領域6aに対応する粘着剤層51は露出した状態になっている。これに対し,糊殺し領域6bにある剥離台紙50は剥離されていないので,図14(b)で図示したように,RFIDタグラベル6の裏面において,糊殺し領域6bに対応する粘着剤層51は露出していない状態になっている。
図15は,RFIDタグラベルシート5から剥がしたRFIDタグラベル6を商品7に貼り付けた状態を説明する図である。RFIDタグラベルシート5から剥がしたRFIDタグラベル6は,小売店の商品管理に利用される際,図15で図示したように,部分糊領域6aの粘着剤層51が利用されて,糊殺し領域6b側が商品から突出した状態で商品7に貼り付けられる。このように,RFIDタグラベルシート5から剥がしたRFIDタグラベル6を商品7に貼り付けることで, 無線通信を阻害させる特性を有する商品3にRFIDタグラベル6を貼り付けても,RFIDタグラベル6が動作しづらくなってしまうことはない。
なお,実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5においても,実施形態1に係るRFIDタグラベルシート1と同様に,ロール状にすることができ,更に,RFIDタグラベル6を連接して形成する形態にすることができる。
ここから,実施形態2の変形例について説明する。図16は,実施形態2の変形例1に係るRFIDタグラベルシート5aを説明する図である。なお,図16において,実施形態1と同じ要素については同じ符号を付している。実施形態2に係るRFIDタグラベルシート5では,RFIDタグラベルシート5の表面から剥離台紙50まで,糊殺し領域6bを規定する糊殺し領域用のミシン目線520を加工していたが,実施形態2の変形例1に係るRFIDタグラベルシート5aでは,糊殺し領域6bを規定する糊殺し領域用のミシン目線520aを剥離台紙50のみに加工し,糊殺し領域用のミシン目線520aに沿った形状のハーフカット線520bを糊殺し領域用のミシン目線520aと連結するようにラベル基材61に加工している。なお,糊殺し領域用のミシン目線520aに沿った形状のハーフカット線520bをラベル基材61に加工しているのは,ミシン目線を剥離台紙50のみにすることで,RFIDタグラベル6に剥離し易くするためである。
1 RFIDタグラベルシート
10 剥離台紙
11 粘着剤層
12 剥離用カット線
120 糊殺し領域用のミシン目線
121 境界線用のカット線
2 RFIDタグラベル
2a 部分糊領域
2b 糊殺し領域
20 インレット
200 ICチップ
201 アンテナ
201a,b 放射素子
201c インダクタンス素子
21 ラベル基材
210 インレットシート
211 表層シート
212 接着剤層
1a 実施形態1の変形例1に係るRFIDタグラベルシート
4 実施形態1の変形例2に係るRFIDタグラベルシート
420 実施形態1の変形例2に係る糊殺し領域用のミシン目線
420a 糊殺し領域用のミシン目線
420b 糊殺し領域用のミシン目線
5 RFIDタグラベルシート
50 剥離台紙
51 粘着剤層
52 剥離用カット線
520 糊殺し領域用のミシン目線
521 境界線用のカット線
522 部分糊領域用のハーフカット線
6 RFIDタグラベル
6a 部分糊領域
6b 糊殺し領域
60 インレット
600 ICチップ
601 アンテナ
601a,b 放射素子
601c インダクタンス素子
61 ラベル基材
610 インレットシート
611 表層シート
612 接着剤層
5a 実施形態2の変形例1に係るRFIDタグラベルシート
520a 糊殺し領域用のミシン目線
520b 糊殺し領域用のミシン目線に沿った形状のハーフカット線

Claims (6)

  1. 粘着剤層を積層した剥離台紙の上に,アンテナとこれに接続するICチップとから少なくとも構成されるインレットを内部に有するRFIDタグラベルを複数形成したシートであって,
    前記RFIDタグラベルの剥離に使用される剥離用カット線として,剥離した前記RFIDタグラベルの裏面に前記剥離台紙が残る糊殺し領域を規定する糊殺し領域用のミシン目線と,剥離した前記RFIDタグラベルの裏面に前記剥離台紙が残らない部分糊領域と前記糊殺し領域の境界線で前記剥離台紙を破断させるための境界線用のカット線として,前記RFIDタグラベルの表面から前記剥離台紙までのミシン目線を少なくとも前記剥離台紙に形成したことを特徴とするRFIDタグラベルシート。
  2. 前記アンテナは,共振周波数の調整に用いるインダクタンス素子を有し,前記インダクタンス素子を前記糊殺し領域に配置していることを特徴とする,請求項1記載したRFIDタグラベルシート。
  3. 前記RFIDタグラベルシートは,前記RFIDタグラベルが所定の間隔を隔てて形成され,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされた形態になっていることを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したRFIDタグラベルシート。
  4. 前記RFIDタグラベルシートは,複数の前記RFIDタグラベルが連接して配置され,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされた形態になっており,前記RFIDタグラベルの連接箇所における前記糊殺し領域用のミシン目線は,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記剥離台紙までのミシン目線になっていることを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したRFIDタグラベルシート。
  5. 前記RFIDタグラベルシートは,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされていない形態になっており,前記糊殺し領域用のミシン目線は,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記剥離台紙までのミシン目線になっており,更に,前記剥離用カット線として,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記粘着剤層までの部分糊領域用のハーフカット線を前記部分糊領域の形状に沿って形成したことを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したRFIDタグラベルシート。
  6. 前記RFIDタグラベルシートは,前記RFIDタグラベルとして用いないラベル基材の余白部分が製造時にカス上げされていない形態になっており,前記糊殺し領域用のミシン目線を前記剥離台紙に形成し,前記糊殺し領域用のミシン目線の形状に沿ったハーフカット線を前記糊殺し領域用のミシン目線と連結するようにラベル基材に形成し,更に,前記剥離用カット線として,前記RFIDタグラベルのラベル基材から前記粘着剤層までの部分糊領域用のハーフカット線を前記部分糊領域の形状に沿って形成したことを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したRFIDタグラベルシート。
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