JP2008197887A - Rfid粘着ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】ICチップに対する過剰な圧力や荷重からICチップを効果的に保護すると同時に、プリンターへの通紙に困難を生じないRFID粘着ラベルを得る。
【解決手段】 RFID粘着ラベル1は、表面基材11、第一粘着剤15、一方表面32にICチップ31が取り付けられたインレイ30、第二粘着剤21と剥離紙22からなり、前記剥離紙22は切断線26により隙間保持領域23と剥離領域24に区画され、前記隙間保持領域23に前記ICチップの大きさに切り抜かれた第二貫通穴25を有し、前記表面基材の下面12に、第一粘着剤15を介して前記インレイ30が貼着され、表面基材とインレイ貼着物に第二粘着剤21を介して前記剥離紙22が仮着され、前記ICチップ31は、第二貫通穴25に位置付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明はRFID粘着ラベルに関するものである。
表面基材への印字ムラを防ぎ、また、トランスポンダーの位置が探知されないように、従来、マスク材を備えたRFIDスマートラベルが提案されている。すなわち、従来のマスク材を備えたRFIDスマートラベル101は、図10にその断面を示すように、表面基材111、穴114を空けたマスク材113、突出部が上述の穴114に位置付けられたトランスポンダー130とライナー122が積層されている。マスク材113の上面と下面には、粘着剤112が位置している。(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許US6294998号公報
RFID粘着ラベルは、製造された後、表面基材への印刷、電子データの書き込み、物品への貼付けなどが行われる。
従来のマスク材を備えたRFID粘着ラベルは、ICチップへの不測の荷重を防ぐために、ICチップの厚さに応じてマスク材を厚くしなければならなかった。このためICチップの厚さが大きくなると、必然的にRFID粘着ラベル全体の厚さが大きくなり、プリンターへの通紙が困難になるという新たな問題点が発生した。
例えば、新聞原紙など、紙原紙のロール外周に従来のマスク材を備えたRFID粘着ラベルを貼り付けた状態で、当該ロールを転がして移動させると、ICチップに過度な重量あるいは圧力がかかり、ICチップにクラックが生じるなどしてRFID機能が破壊される。ここで、マスク材を厚くする対策をすれば、RFID粘着ラベル全体の厚さが厚くなる結果、プリンターへの通紙が困難になる。
そこで、本発明は、ICチップに対する過剰な圧力や荷重からICチップを効果的に保護すると同時に、プリンターへの通紙に困難を生じないRFID粘着ラベルを得ることを課題とする。
また、本発明は、同様なRFID粘着ラベルの貼付け方法を得ることを課題とする。
さらに本発明は、製造工程においてインレイに不測の損傷を与えることなく、ICチップを効果的に保護すると同時にプリンターへの通紙に困難を生じないRFID粘着ラベルの製造方法を提供することを課題とする。
本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
課題を解決するための手段を説明する。理解を容易にするために、本発明の実施態様に対応する符号を付けて説明するが、本発明は当該実施態様に限定されるものではない。
本発明の一の態様にかかるRFID粘着ラベル1は、表面基材11、第一粘着剤15、一方表面32にICチップ31が取り付けられたインレイ30、第二粘着剤21と剥離紙22からなり、前記剥離紙22は切断線26により隙間保持領域23と剥離領域24に区画され、前記隙間保持領域23に前記ICチップの大きさに切り抜かれた第二貫通穴25を有し、前記表面基材の下面12に、第一粘着剤15を介して前記インレイ30が貼着され、表面基材とインレイ貼着物に第二粘着剤21を介して前記剥離紙22が仮着され、前記ICチップ31は、第二貫通穴25に位置付けられている。
本発明の他の態様にかかるRFID粘着ラベル2は、表面基材11、第一粘着剤15、一方表面32にICチップ31が取り付けられたインレイ30、第三粘着剤19、前記ICチップの大きさに切り抜かれた第一貫通穴20を有する離間シート16、第二粘着剤21と剥離紙22からなり、前記剥離紙22は切断線26により隙間保持領域23と剥離領域24に区画され、前記隙間保持領域23に前記ICチップの大きさに切り抜かれた第二貫通穴25を有し、前記表面基材の下面12に第一粘着剤15を介して前記インレイ30が貼着され、表面基材とインレイ貼着物が、第三粘着剤19を介して前記離間シート16の上面17に貼着され、前記ICチップ31は第一貫通穴20に位置付けられ、前記離間シート16の下面18に第二粘着剤21を介して剥離紙22が仮着され、前記ICチップ31は第二貫通穴25に位置付けられている。
本発明の好ましい実施態様にあっては、前記離間シート22がポリエチエレンテレフタレート製であってもよい。ポリエチエレンテレフタレート(以下「PET」という)シートは、荷重に対する寸法安定性に優れるので、第一貫通穴内にICチップを保持し、荷重からICチップを保護するにふさわしい。
もっとも、本発明において、離間シートの材質は、紙、合成紙、不織布や合成樹脂などであってもよい。
本発明の他の態様にかかるRFID粘着ラベルの貼着方法は、本発明にかかるRFID粘着ラベルを準備し、プリンターにより前記表面基材に情報を印字し、次に、前記剥離紙の前記剥離領域を取り除き、前記取り除きにより露出する第二粘着剤により、被着物に、RFID粘着ラベルを貼り付けるものである。
本発明の他の態様にかかるRFID粘着ラベル2の製造方法は以下の工程よりなる。
イ.表面基材の下面に第一粘着剤を塗布した第一原料粘着シートを準備する工程。
ロ.表面基材の下面に第一粘着剤を介して、一方表面にICチップが取り付けられたインレイを貼着し、表面基材とインレイ貼着物を得る工程。
ハ.離間シートの上面に第三粘着剤を塗布し、前記離間シートの下面に第二粘着剤を塗布し、第二粘着剤を介して剥離紙を仮着した第二原料両面粘着シートを準備し、前記剥離紙を切断線により切断し、前記剥離紙を前記切断線により隙間保持領域と剥離領域に区画する工程。
ニ.ハの工程により得られた切断済第二原料両面粘着シートにおける隙間保持領域内に、剥離紙と離間シートを貫通し、前記ICチップの大きさの貫通穴を空ける工程。
ホ.ロの工程により得られた表面基材とインレイ貼着物と、ニの工程のより得られた穴空き切断済第二原料両面粘着シートを貼り合わせ、前記ICチップを前記貫通穴に位置付けて、RFID粘着ラベルを得る工程。
本発明の好ましい実施態様にあっては、前記表面基材の上面に第一位置表示マークが印刷され、前記剥離紙の下面に第二位置表示マークが印刷されていて、第一位置表示マークを検出するとともに、第二位置表示マークを検出し、ホの貼り合わせ工程が両者の貼り合わせ位置を合致させて行われるRFID粘着ラベルの製造方法であってもよい。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明のRFID粘着ラベルは、剥離紙に第二貫通穴を設け、ICチップを当該第二貫通穴内に位置付けた。よって、表面基材への情報印刷時と被着物への貼付け時に、RFID粘着ラベルの最大厚さが変わらない。つまり、剥離紙の厚さをそのまま、ICチップ保護の間隔として使用でき、ICチップに対する過剰な圧力や荷重からICチップを効果的に保護すると同時に、プリンターへの通紙に困難を生じないRFID粘着ラベルである。さらに、特別の離間シートを必要とせず、簡易な構成でICチップの荷重対策を施したものである。
本発明の他の態様にかかるRFID粘着ラベルは、剥離紙に第二貫通穴を設け、さらに、離間シートに第一貫通穴を設け、ICチップを当該第二貫通穴と第一貫通穴内に位置付けた。よって、剥離紙の厚さに加えて、離間シートの厚さをICチップ保護のための厚みとして使用できる。また、剥離紙と離間シートの材質を異ならせれば、例えば、剥離紙は厚さの安定性を重視してPETとし、離間シートは衝撃吸収性を重視して不織布とするなどにより、より、ICチップの保護に優れたRFID粘着ラベルとなる。同時に、RFID粘着ラベル全体の厚さが節約でき、プリンターへの通紙が容易化される。
本発明にかかるRFID粘着ラベルの貼付け方法は、離間シートと剥離紙に設けた間隔保持領域の両者の厚さによりインレイのICチップの突出高さを保護したRFID粘着ラベルを用いるので、貼付け前にプリンターへの通紙が容易であり、また、貼付け後には大きな荷重がかかっても壊れないRFID粘着ラベルの貼付け方法である。
本発明にかかるRFID粘着ラベルの製造方法は、離間シートとして、両面粘着シートを使用したので、インレイに糊を塗布するなどインレイに不測の衝撃がかかる工程が無い。また、剥離紙と両面粘着シートに同時に貫通穴を空けるので、手間がかからず、また、第二貫通穴と第一貫通穴を一致させる工程も不要となり、製造工程でICチップが破損する事故も減少する。このため、簡略、安価な工程により、ICチップを荷重から保護し、同時にプリンターへの通紙も容易なRFID粘着ラベルを製造する方法である。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかるRFID粘着ラベル、RFID粘着ラベルの貼着方法、RFID粘着ラベルの製造方法をさらに説明する。本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。また、本実施例にかかる図面は、本発明の特徴を理解しやすくするため、寸法比率を無視して作成している。
(第一のRFID粘着ラベル1)
まず、第一のRFID粘着ラベル1の構成を説明する。
図1はRFID粘着ラベル1の平面図であり、図2は図1のA−A’線で切断したRFID粘着ラベル1の断面図、図3はRFID粘着ラベル1の底面図である。
第一のRFID粘着ラベル1は、表側より順に、表面基材11、第一粘着剤15、インレイ30、第二粘着剤21と剥離紙22がこの順に積層されている。インレイ30は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などのフィルム上に、アンテナとアンテナに連結されたICチップ31が固定されたRFIDの回路単位をいう。アンテナが形成されたフィルムの片面の一部分に、当該片面から突出する形態で、ICチップが取り付けられている。本発明において、ICチップ31が取り付けられた一方表面32をRFID粘着ラベルの剥離紙側(ラベルの下側)に位置付けている。
剥離紙22は切断線26により隙間保持領域23と剥離領域24に区画されている。図2において、隙間保持領域を線分23で示し、また、剥離領域を線分24で示している。切断線26はいわゆる抜き加工線であり、剥離紙22は切断線26により完全に切断されているが、隙間保持領域23と剥離領域24の両者が、共に、表面基材11に直接に、あるいはインレイ30を通じて表面基材に間接に貼着されているため、剥離紙22はシート形態を保持している。
隙間保持領域23は、第二貫通穴25を有している。第二貫通穴25は、ICチップ31がその中に位置付けられる部分である。このため、第二貫通穴25の大きさの下限は、ICチップ30が外接する大きさである。例えば、第二貫通穴が円形の場合には、ICチップ31の外接円の直径に加工上必要な余裕寸法(例えば直径+余裕寸法(例えば0.5mm))を加算したものである。第二貫通穴の大きさの上限は、通常は特に定まった値はない。しかし、荷重からのICチップ保護の観点から、前記直径の下限値に通常5mmを加えた直径の円以下、好ましくは3mmを加えた直径の円以下である。第二貫通穴は、円形のほかに、例えば方形でもよく、方形の大きさは、前記円形の場合に準じて定めればよい。
表面基材11の下面12に、第一粘着剤15を介して前記インレイ30が貼着されている。表面基材とインレイ貼着物に第二粘着剤21を介して剥離紙22が仮着され、ICチップ31は第二貫通穴25内に位置付けられている。よって、ICチップ31の突出高さは、剥離紙22の厚さに隠れる。
通常、インレイ30の平面大きさは、表面基材11の平面大きさと同じか、又は、表面基材11よりも小さい。インレイが存在する部分では、積層状態は、表面基材11、第一粘着剤15、インレイ30、第二粘着剤21と剥離紙22となる。インレイの存在しない部分では、積層状態は、表面基材11、第一粘着剤15、第二粘着剤21と剥離紙22となる。つまり、第一粘着剤15と第二粘着剤21が直接接している。
以上のように構成したので、第一のRFID粘着ラベル1は以下のような利点を有する。
(1) 剥離紙の厚さがそのままICチップを荷重から保護するための厚さとなる。従来のマスク材を備えたRFID粘着ラベルにあっては、マスク材を厚くしてICチップを保護し、さらに仮着された剥離紙の厚さを含む全体として、プリンターに通紙した。ここで剥離紙は被着物への貼付け前に破棄されるものであった。対して、本発明にかかる第一のRFID粘着ラベルは、全体厚さをICチップ保護のために使用可能であり、プリンターの通紙が容易となる。
(2) マスク材なしで、ICチップ保護のための隙間を保持できるため、従来のマスク材を備えたRFID粘着ラベルに比較して、構成が簡略化、材料が減少する。このため、生産工程が簡略化し、製造費用が安価となる。
(第二のRFID粘着ラベル2)
続いて、他の実施例にかかる第二のRFID粘着ラベル2の構成を説明する。
図4はRFID粘着ラベル2の平面図であり、図5は図4のB−B’線で切断したRFID粘着ラベル2の断面図、図6は図4のC−C’線で切断したRFID粘着ラベル2の断面図、図7はRFID粘着ラベル1の底面図である。第二のRFID粘着ラベル2において、第一のRFID粘着ラベル1と同様な構成部品や部分には、同一の符号を付している。以下では、第一のRFID粘着ラベルと異なる点を主として説明する。
第二のRFID粘着ラベル2は、表面基材11、第一粘着剤15、インレイ30、第三粘着剤19、離間シート16、第二粘着剤21と剥離紙22が、この順に積層されたものである。
すなわち、概説すれば、第一のRFID粘着ラベルに、離間シート16を加えたものである。
離間シート16はICチップ31の大きさに切り抜かれた第一貫通穴20を有する。第一貫通穴20は、ICチップ31がその中に位置付けられる部分である。第一貫通穴の大きさ、形状などは、第一のRFID粘着ラベルにおける第二貫通穴の大きさ、形状と同じである。
離間シート16の材質は、ポリエチレンテレフタレートが好適に使用できる。荷重がかかっても、厚さが変化し難いからである。しかし、紙、合成紙、不織布などであってもよい。不織布は、間隔保持及び/又は衝撃吸収の目的で使用することができる。
離間シート16は、シート材料の片面に第三粘着剤19を塗布し、他方の面に第二粘着剤を塗布した両面粘着シートを使用して、表面基材とインレイ貼着物に貼り付けて形成してもよい。このようにすれば、例えば、インレイに第三粘着剤19を塗布する作業が不要となり、インレイに不測の衝撃などが作用する機会を減少することができる。
また、離間シート16と剥離紙22は、前記の両面粘着シートに剥離紙を仮着したシートを準備し、これに、第二貫通穴と第一貫通穴を同時一度に空ける加工を施してもよい。その後、これと表面基材とインレイ貼着物を貼り付ける。このようにすれば、第一貫通穴と第二貫通穴の位置を合わせる手間を省くことができる。ひいては位置合わせに失敗し、ICチップを損傷する事態を防ぐことができる。
以下、第一RFID粘着ラベルと同様な構成部分を簡略に説明する。
剥離紙22は、切断線26により、隙間保持領域23と剥離領域24に区画されている。
図5と図6においては、隙間保持領域を線分23で示し、また、剥離領域を線分24で示している。切断線26はいわゆる抜き加工線であり、剥離紙22は切断線26により完全に切断されているが、隙間保持領域23と剥離領域24の両者が、共に、離間シート16に貼着されているため、剥離紙22はシート形態を保持している。
隙間保持領域23はICチップ31の大きさに切り抜かれた第二貫通穴25を有する。第二貫通穴25は、ICチップ31がその中に位置付けられる部分である。第二貫通穴の大きさの下限と上限及び好ましい範囲は、第一のRFID粘着ラベルにおける第二貫通穴20の大きさの下限と上限及び好ましい範囲と同じである。
表面基材11の下面12に第一粘着剤15を介してインレイ30が貼着されている。インレイ30は、ICチップ31が取り付けられた一方表面32をRFID粘着ラベルの剥離紙22側(ラベルの下側)に位置付けている。
表面基材とインレイ貼着物が、第三粘着剤19により離間シート16の上面17に貼着されている。ICチップ31は第一貫通穴20内に位置付けられる。よって、ICチップの突出高さの一部は、離間シート16の厚さに隠れる。
離間シート16の下面18に第二粘着剤21を介して剥離紙に仮着されている。ICチップ31は第二貫通穴25内に位置付けられる。ICチップの突出高さの一部、すなわち離間シート16の厚さに隠れない高さ部分は、剥離紙の厚さに隠れる。
もっとも、ICチップの突出高さよりも離間シート16の厚さを厚くしてもよい。この場合には剥離紙の厚さは、ICチップを過重から保護する予備的な厚さとして作用する。あるいは、衝撃吸収を主目的として剥離紙(又は離間シート)の厚さを使用することもできる。
通常、インレイ30の平面大きさは、表面基材11の平面大きさと同じか、又は、表面基材11よりも小さい。インレイが存在する部分では、断面の積層状態は、表面基材11、第一粘着剤15、インレイ30、第三粘着剤19、離間シート16、第二粘着剤21と剥離紙22となる。インレイの存在しない部分では、断面の積層状態は、表面基材11、第一粘着剤15、第三粘着剤19、離間シート16、第二粘着剤21と剥離紙22となる。つまり、第一粘着剤15と第三粘着剤19が直接接している。
以上のように構成したので、第二のRFID粘着ラベル2は以下のような利点を有する。
(1) 剥離紙の厚さに加えて、離間シートの厚さをICチップ保護のための間隔として使用できる。
(2) 剥離紙と離間シートの材質を異ならせれば、例えば、剥離紙は厚さの安定性を重視してPETとし、離間シートは衝撃吸収性を重視して不織布とするなどにより、より一層、ICチップの保護に優れたRFID粘着ラベルとなる。もっとも、本発明において、剥離紙と離間シートの材質は任意に選択することができ、例えば、剥離紙を紙、離間シートをPETとして、両者を厚さの安定性を重視する材料とすることができる。
(3) 第一のRFID粘着ラベルと同様に、RFID粘着ラベル全体の厚さが節約でき、プリンターへの通紙が容易化される。
(第一のRFID粘着ラベル1と第二のRFID粘着ラベル2の共通事項)
隙間保持領域23の大きさは、任意に定めることができる。被着物に貼付けた場合に、隙間保持領域は、粘着剤がなく浮いた状態になる。RFID粘着ラベルの貼付けを確実化する観点から、その面積は小さいことが好ましい。一方、荷重に対抗する観点からは、大きな面積で荷重を分散して受け止めることが好ましい。よって、隙間保持領域はインレイの平面面積の50%以上を覆い、かつ、隙間保持領域の面積はインレイの平面面積の200%以下であることが好ましい。
隙間保持領域の形状は、任意に定めることができる。例えば、インレイの平面形状と同じとすることができ、また、その他の形状であってもよい。図8は、隙間保持領域を6角の星型にした一例である。隙間保持領域の形状は、円形、楕円形、多角形、5角の星型、不定形などを採用することができ、意匠上好ましい形態を採用してもよい。
第一のRFID粘着ラベル1と第二のRFID粘着ラベル2において、インレイの形状は方形である。しかしインレイの形状は、方形に限られず、例えば円形であってもよい。
表面基材10の材料は、コート紙、上質紙、クラフト紙、微塗工紙、サーマル紙、その他の紙類が使用できる。また、インク受容加工をした合成樹脂フィルムを使用することもできる。
第一粘着剤、第二粘着剤と第三粘着剤は、アクリル系樹脂、エチレンー酢酸ビニル系樹脂、スチレン・ブタジエン系樹脂など公知の粘着剤を使用することができる。
剥離紙30は、紙の表面に剥離処理を施したものであり、第二粘着剤21に接する一方表面に剥離処理層が露出している。剥離処理として、シリコン樹脂被覆、フッ素樹脂被覆又はアミンベースの剥離剤の被覆などが使用できる。
インレイ30は、樹脂フィルム(例えば、厚さ38μmのPETフィルム)上に接着剤を塗布し、アルミニウムを含むインキを用いてスクリーン印刷により渦巻き状のアンテナを形成し、さらに当該アンテナにICチップを導電的に接続・固定したものである。インレイ30は、上記基本的構成に、さらに片面及び/又は両面に、合成紙、EVA、PETシートなどが積層されていてもよい。インレイ30はその他の材料、製造方法などで製造されたものでもよい。例えば、樹脂フィルムは、ポリイミドフィルム、PBTフィルムであってもよい。アンテナの形状は、例えばダイポールアンテナであってもよい。アンテナの材質は例えば、銅であってもよい。銅箔のアンテナは、樹脂フィルムの上に銅箔層を形成し、レジストを用いてエッチングにより形成してもよく、アンテナ形状の銅箔をプレスなどにより樹脂フィルム上に貼り付けてもよい。
インレイ20の通信周波数は、例えば13.56MHzが使用されるが、他の周波数帯を使用してもよい。
インレイ表面からのICチップの突出量(突出厚さ)は、RFID粘着ラベルの用途などにより様々であるが、一例を挙げると、140μm、150μm、170μmなどがある。
現在一般的な、インクジェット方式のプリンターの通紙許容厚さは、300μm〜400μm程度である。例えば、表面基材の厚さを100μm、第一粘着剤の厚さを30μmとすれば、ICチップの保護のための厚さ(剥離紙や離間シートの厚さなど)を270μm〜170μmにして、RFID粘着ラベルを設計することができる。
(第一のRFID粘着ラベル1と第二のRFID粘着ラベル2の使用方法)
次に第一のRFID粘着ラベル1と第二のRFID粘着ラベル2の使用方法を説明する。両者の使用方法は同じである。
まず、表面基材に、プリンターなどを使用して文字図形などの情報を印刷する。印刷の前、後或いは印刷と同時に、電子データをインレイに書き込む。
次に、剥離紙の剥離領域を取り除き、第二粘着剤を露出させる。このとき、隙間保持領域は、RFID粘着ラベルに仮着した状態を保つ。そして、当該RFID粘着ラベルを、第二粘着剤により被着物に貼着する。
プリンターは、インクジェット方式、感熱記録方式、静電画像形成方式など公知のプリンターを使用することができる。
(第二のRFID粘着ラベル2の製造方法)
次に、第二のRFID粘着ラベル2を製造する製造装置6の概略図である図9を参照して、第二のRFID粘着ラベル2の製造方法を説明する。
第一原料粘着シート41は、表面基材の下面に第一粘着剤を塗布したものである。第一粘着剤に仮剥離紙を仮着しているので、仮剥離紙44を取り除く。表面基材の表面に、光電管マークを印刷している。当該光電管マークは第一位置表示マークである。
インレイ42を準備し、インレイ貼付けロール51により、表面基材の下面に第一粘着剤を介してインレイを貼着し、表面基材とインレイ貼着物61を得る。このとき、第一の光電管46が、表面基材上の光電管マークを検知して、インレイ貼付けロール51への第一原料粘着シート41の送り量を調節する。
インレイ42は、その一方表面の一部分にICチップが取り付けられている。また、インレイ42は、帯状の基材に島状にインレイ部分が形成されたインレイ連続体をそのまま第一原料粘着シートに貼着してもよく、あるいは、インレイ部分を切断して、当該切断した個々のインレイを第一原料粘着シートに貼着してもよい。
以上により、表面基材とインレイ貼着物61が得られる。
一方で、離間シートの上面に第三粘着剤を塗布し、前記離間シートの下面に第二粘着剤を塗布し、第二粘着剤を介して剥離紙を仮着した第二原料両面粘着シート(図示しない)を準備し、前記剥離紙を切断線により切断し、前記剥離紙を前記切断線により隙間保持領域と剥離領域に区画した、切断済第二原料両面粘着シート43を製造する。剥離紙に光電管マークを印刷している。当該光電管マークは第二位置表示マークである。
切断済第二原料両面粘着シート43の、第三粘着剤塗布面に仮剥離紙45を仮着しているので、これを取り除く。
第一抜き刃ロール52と第一受けロール53により、剥離紙と離間シートが重なり合った状態で、第二貫通穴と第一貫通穴を同時に空ける。第二の光電管47で剥離紙の光電管マークを読み取り、第一抜き刃ロール52への、切断済第二原料両面粘着シート43の送り量を調節する。
これにより、穴空き切断済第二原料両面粘着シート63が得られる。
次に、貼り合わせロール54、55により、表面基材とインレイ貼着物61と穴空き切断済第二原料両面粘着シート63を貼り合せる。このとき、第一の光電管46の検知による第一原料粘着シート41の送り量(すなわち、表面基材とインレイ貼着物61の送り量に等しい)と、第二の光電管47の検知による切断済第二原料両面粘着シートの送り量(すなわち、穴空き切断済第二原料両面粘着シート63に等しい)が調節され、両者の貼り合わせ位置を合致させることにより、ICチップが、第一貫通穴と第二貫通穴の内部に位置付けられる。
その後、第二抜き刃ロール56と、第二受けロール57により、表面基材の周囲が切断され、滓が滓上げロール58に巻き取られ、RFID粘着ラベル60が出来上がる。ここで、RFID粘着ラベルは、帯状の剥離紙の上に、多数のRFID粘着ラベルが島状に載置された連続体として得られる。
以上のように、光電管マークと光電管による位置表示と位置検出および、当該検出データによる送り量の制御を行ったので、ICチップが貫通穴に過不足なく収まり、製品の歩留まりが向上する。
位置検出手段は、光電管マークと光電管によるものに限られず、例えば、印刷マークとCCDカメラなど、公知の手段を使用すればよい。
以下のような寸法の第二のRFID粘着ラベル2を製造した。
表面基材 上質紙 厚さ100μm
離間シート PETシート 厚さ25μm
剥離紙 上質紙 厚さ100μm
RFID粘着ラベルの全体厚さ 275μm
インレイのICチップ突出高さ150μm
上記のRFID粘着ラベルを作成し、直径1.2m、長さ1.6mの新聞原紙ロール(重量約1.2トン)の外周に貼付けた。
原紙ロールを転がして移動したのち、RFID粘着ラベルの通信機能を試験したところ、通信機能に障害はなかった。
第一のRFID粘着ラベル1の平面図である。 図1のA−A’線で切断した第一のRFID粘着ラベル1の断面図である。 第一のRFID粘着ラベル1の底面図である。 第二のRFID粘着ラベル2の平面図である。 図4のB−B’線で切断した第二のRFID粘着ラベル2の断面図である。 図4のC−C’線で切断した第二のRFID粘着ラベル2の断面図である。 第二のRFID粘着ラベル2の底面図である 別形状の隙間保持領域の一例を示す、RFID粘着ラベル2の底面図である。 第二のRFID粘着ラベル2を製造する製造装置6の概略図である。 従来のマスク材を備えたRFIDスマートラベル101の断面図である。
符号の説明
1 第一のRFID粘着ラベル
2 第二のRFID粘着ラベル
6 第二のRFID粘着ラベルの製造装置
11 表面基材
15 第一粘着剤
16 離間シート
19 第三粘着剤
20 第一貫通穴
21 第二粘着剤
22 剥離紙
23 隙間保持領域
24 剥離領域
25 第二貫通穴
26 切断線
30 インレイ
31 ICチップ
41 第一原料粘着シート
42 インレイ
43 切断済第二原料両面粘着シート
46 第一の光電管
47 第二の光電管
52 第一抜き刃ロール
53 第一受けロール
54、55 貼り合わせロール
60 第二のRFID粘着ロール
61 表面基材とインレイ貼着物
63 穴空き切断済第二原料両面粘着シート
101 従来のマスク材を備えたRFIDスマートラベル

Claims (6)

  1. RFID粘着ラベルにおいて、
    表面基材、第一粘着剤、一方表面にICチップが取り付けられたインレイ、第二粘着剤と剥離紙からなり、
    前記剥離紙は切断線により隙間保持領域と剥離領域に区画され、前記隙間保持領域に前記ICチップの大きさに切り抜かれた第二貫通穴を有し、
    前記表面基材の下面に、第一粘着剤を介して前記インレイが貼着され、
    表面基材とインレイ貼着物に第二粘着剤を介して前記剥離紙が仮着され、前記ICチップは第二貫通穴に位置付けられたRFID粘着ラベル。
  2. RFID粘着ラベルにおいて、
    表面基材、第一粘着剤、一方表面にICチップが取り付けられたインレイ、第三粘着剤、前記ICチップの大きさに切り抜かれた第一貫通穴を有する離間シート、第二粘着剤と剥離紙からなり、
    前記剥離紙は切断線により隙間保持領域と剥離領域に区画され、前記隙間保持領域に前記ICチップの大きさに切り抜かれた第二貫通穴を有し、
    前記表面基材の下面に第一粘着剤を介して前記インレイが貼着され、
    表面基材とインレイ貼着物が、第三粘着剤を介して前記離間シートの上面に貼着され、前記ICチップは第一貫通穴に位置付けられ、
    前記離間シートの下面に第二粘着剤を介して剥離紙が仮着され、前記ICチップは、第二貫通穴に位置付けられたRFID粘着ラベル。
  3. 前記離間シートがポリエチエレンテレフタレート製である請求項2に記載のRFID粘着ラベル。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載したRFID粘着ラベルを準備し、
    プリンターにより前記表面基材に情報を印字し、次に、
    前記剥離紙の前記剥離領域を取り除き、前記取り除きにより露出する第二粘着剤により、被着物に、RFID粘着ラベルを貼り付けるRFID粘着ラベルの貼着方法。
  5. 以下の工程よりなるRFID粘着ラベルの製造方法。
    イ.表面基材の下面に第一粘着剤を塗布した第一原料粘着シートを準備する工程。
    ロ.表面基材の下面に第一粘着剤を介して、一方表面にICチップが取り付けられたインレイを貼着し、表面基材とインレイ貼着物を得る工程。
    ハ.離間シートの上面に第三粘着剤を塗布し、前記離間シートの下面に第二粘着剤を塗布し、第二粘着剤を介して剥離紙を仮着した第二原料両面粘着シートを準備し、前記剥離紙を切断線により切断し、前記剥離紙を前記切断線により隙間保持領域と剥離領域に区画する工程。
    ニ.ハの工程により得られた切断済第二原料両面粘着シートにおける隙間保持領域内に、剥離紙と離間シートを貫通し、前記ICチップの大きさの貫通穴を空ける工程。
    ホ.ロの工程により得られた表面基材とインレイ貼着物と、ニの工程のより得られた穴空き切断済第二原料両面粘着シートを貼り合わせ、前記ICチップを前記貫通穴に位置付けて、RFID粘着ラベルを得る工程。
  6. 前記表面基材の上面に第一位置表示マークが印刷され、前記剥離紙の下面に第二位置表示マークが印刷されていて、第一位置表示マークを検出するとともに、第二位置表示マークを検出し、ホの貼り合わせ工程が両者の貼り合わせ位置を合致させて行われる請求項5に記載したRFID粘着ラベルの製造方法。
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