JP7114397B2 - 情報保護ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、情報が表示されるラベルに関し、特に、表示される情報の漏洩を回避する技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴い、個人情報の保護の重要性が高まっている。個人情報は個人を特定する情報であることから、漏洩した場合に悪用されてしまう可能性が高い。このような個人情報は、配送物が配送される際、配送物に貼着される配送ラベルに表示されて用いられる場合があるが、その場合、配送物から剥離した配送ラベルの廃棄とともに個人情報が漏洩する可能性が生じてしまう。
ここで、基材の一部に先端部がU字状の切り取り線を形成し、被着体に貼着された状態から、切り取り線の内側の領域を剥離部として基材から分離することで、基材の表面に表示された個人情報を破壊して読み取りにくくする構成を有する宛名ラベルが特許文献1に開示されている。この宛名ラベルを配送ラベルとして用いることで、配送物が配送先に届けられた後に、切り取り線の内側の領域を剥離部として基材から分離することで、個人情報が破壊されることになり、個人情報の漏洩を回避することができる。
特許第5935427号公報
特許文献1に開示されたものにおいては、個人情報を破壊するためにはU字状の切り取り線の内側の領域を基材から分離する必要があるため、基材のU字状の端部側の領域を破断しなければならない。しかしながら、U字状の端部側の領域においては、基材の破断を支援するミシン目等の構造が設けられていないため、U字状の切り取り線の内側の領域を基材からスムーズに分離することができるとは言い難い。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、シート上に表示された情報を、シートに設けられた切り込みを用いてスムーズに分断して情報の漏洩を回避できる情報保護ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報が表示される情報表示部を具備する第1のシートと、
前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に積層された第1の接着層とを有し、
前記第1の接着層は、少なくとも前記情報表示部に対向する領域が、当該第1の接着層によって基材または被着体に貼着された前記第1のシートの前記基材または被着体からの剥離を可能とする構造を具備し、
前記第1のシートは、当該第1のシートを貫通し、突出側とは反対側が開口した細長の凸形状を具備する複数の切り込みが、前記開口側の端部が前記情報表示部の端辺に沿って並ぶように前記情報表示部内にて同一方向を向いて横並びとなって形成され、
前記複数の切り込みは、隣り合う切り込みどうしが、前記開口側の端部間にてカット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されている。
上記のように構成された本発明においては、第1の接着層によって基材または被着体に貼着された第1のシートのうち情報表示部を基材または被着体から剥離する際、第1のシートに形成された切り込みの凸形状の突出側から情報表示部を剥離していくと、切り込みの内側の領域が基材または被着体に貼着されたままとなる一方、切り込みの外側の領域が基材または被着体から剥離していき、情報表示部が、切り込みの内側の領域と外側の領域とに分離していく。その後、切り込みの内側の領域と外側の領域との分離部分が、情報表示部の端辺に沿う領域において切り込みの開口側の端部に達すると、隣り合う切り込みどうしが、開口側の端部間にてカット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されているため、この切り離し線を破断することで、情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域との2つの領域にスムーズに分離させ、第1のシートに表示された情報を分断することができる。
このように、第1のシートに形成された複数の切り込みが、突出側とは反対側の開口側の端部間において、カット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されていることにより、情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域とに分離していき、切り込みの開口側の端部において切り離し線を破断することで、情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域との2つの領域にスムーズに分離させ、シート上に表示された情報を、シートに設けられた切り込みを用いてスムーズに分断して情報の漏洩を回避できる。
また、基材として、第1の接着層によってその全面にて第1のシートに擬似貼着され、第1のシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層された第2のシートを用い、シート基材が2層構造となったラベルとしてもよい。
また、第1の接着層が、情報表示部の切り込みの開口側の端辺に沿う領域であって切り込みに重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する構成であれば、情報表示部が切り込みの凸形状の開口側から剥離されることを回避できる。
また、複数の切り込みのそれぞれが、開口側の2つの端部間も、カット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されていることにより、基材や被着体に貼着されたままとなる切り込みの内側の領域も切り離し線を破断することで、基材や被着体から剥離することができる。
また、隣り合う切り込みどうしを開口側の端部間にて接続する切り離し線が、切り込みの開口側の端部にカット部が繋がり、一方、切り込みの開口側の2つの端部間を接続する切り離し線が、切り込みの開口側の端部にタイ部が繋がっていれば、情報表示部の切り込みの外側の領域を基材または被着体から剥離した際に、切り込みの端部から切り離し線を破断しやすくなる。
また、第1の接着層が、切り込みの凸形状の先端部分の内側の領域に強接着部を有する構成とすれば、情報表示部の切り込みの内側の領域が基材または被着体から剥離しにくくなっており、それにより、情報表示部の切り込みの外側の領域を基材または被着体から剥離していく際に、剥離速度等の条件によって、情報表示部の切り込みの内側の領域が外側の領域に釣られて基材または被着体から剥離してしまって情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域との2つの領域に分離させることができなくなってしまうことを回避できる。
本発明によれば、第1のシートに形成された複数の切り込みが、突出側とは反対側の開口側の端部間において、カット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されていることにより、情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域とに分離していき、切り込みの開口側の端部において切り離し線を破断することで、情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域との2つの領域にスムーズに分離させ、シート上に表示された情報を、シートに設けられた切り込みを用いてスムーズに分断して情報の漏洩を回避できる。
また、第1の接着層が、情報表示部の切り込みの開口側の端辺に沿う領域であって切り込みに重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備するものにおいては、情報表示部が切り込みの凸形状の開口側から剥離されることを回避できる。
また、複数の切り込みのそれぞれが、開口側の2つの端部間も、カット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されていることにより、基材や被着体に貼着されたままとなる切り込みの内側の領域も切り離し線を破断することで、基材や被着体から剥離することができる。


また、隣り合う切り込みどうしを開口側の端部間にて接続する切り離し線が、切り込みの開口側の端部にカット部が繋がり、一方、切り込みの開口側の2つの端部間を接続する切り離し線が、切り込みの開口側の端部にタイ部が繋がっているものにおいては、情報表示部の切り込みの外側の領域を基材または被着体から剥離した際に、切り込みの端部から切り離し線を破断しやすくなる。
また、第1の接着層が、切り込みの凸形状の先端部分の内側の領域に強接着部を有するものにおいては、情報表示部の切り込みの内側の領域が基材または被着体から剥離しにくくなり、それにより、情報表示部の切り込みの外側の領域を基材または被着体から剥離していく際に、剥離速度等の条件によって、情報表示部の切り込みの内側の領域が外側の領域に釣られて基材または被着体から剥離してしまって情報表示部を切り込みの内側の領域と外側の領域との2つの領域に分離させることができなくなってしまうことを回避できる。
本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面に積層されたニス層の構成を示す図である。 図1に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面の構成を示す図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面に積層されたニス層の構成を示す図である。 図7に示したスリットとミシン目の詳細な構成を示す図である。 図7に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面の構成を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート10の裏面に積層されたニス層42a~42cの構成を示す図である。
本形態における配送ラベルは図1に示すように、伝票シート10と中間シート20とが擬似接着層40によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート20の伝票シート10との貼着面とは反対側の面に粘着剤層50を介して剥離シート30が剥離可能に貼着された配送ラベル1であって、伝票シート10と擬似接着層40とによって本願発明の情報保護ラベルが構成されている。
伝票シート10は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票11と貼付票12とがミシン目14を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票11には、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄11aが設けられているとともに、配達票11を中間シート20から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク11bが貼付票12に隣接する1つの角部に表示されている。
貼付票12は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄12aが設けられているとともに、貼付票12を中間シート20から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク12bが配達票11に隣接する1つの角部に表示されている。さらに貼付票12には、切り込み線となるスリット13が伝票シート10を貫通して複数形成されている。この複数のスリット13は、細長の凸形状となるU字状の形状を有し、U字状の突出側が、剥離開始マーク12bによって示される剥離開始端部側となるように互いに同一方向を向いて横並びとなって形成されており、開口側の端部が貼付票12の配達票11とは反対側の端辺またはそれに隣接する端辺に沿って並んでいる。複数のスリット13は、1つのスリット13の直線部分の間隔と、隣接するスリット13の直線部分の間隔とが、互いに等しいものとなっており、例えば4mm程度とすることが考えられる。また、複数のスリット13間には、隣り合うスリット13の開口側の端部間を接続する切り離し線となるミシン目15が形成されている。ミシン目15は、横並びとなった複数のスリット13の両端部のスリット13の開口側の端部のうち外側となる端部から貼付票12の端辺までも形成されている。ミシン目15は、カット部とタイ部とが交互に配置されて構成されており、カット部とタイ部との長さの比率は例えば、7:3とすることが考えられる。
伝票シート10の裏面に積層された擬似接着層40は、本願発明における第1の接着層を構成し、三種類のニス層42a~42cと接着剤層41とが積層されて構成されており、ニス層42a~42cが伝票シート10側となるようにして伝票シート10に積層されている。ニス層42a~42cは、互いにニスの濃度が異なり、それにより、伝票シート10と中間シート20とは擬似接着層40によって剥離可能に貼着されているものの、ニス層42a~42cが積層された領域は、接着力が互いに異なるものとなっている。ニス層42bは、伝票シート10との積層面のうち、貼付票12の配達票11とは反対側の端辺に沿う領域であってスリット13に重ならない領域に積層されており、ニス層42cは、配達票11及び貼付票12のうち剥離開始端マーク11b,12dが表示された角部にそれぞれ積層されており、ニス層42aは伝票シート10との積層面のそれ以外の領域全面に積層されている。そして、ニス層42cにおけるニス濃度が最も濃く、ニス層42bにおけるニスの濃度が最も薄いことにより、擬似接着層40は、貼付票12に対向する領域のうち、貼付票12の配達票11とは反対側の端辺に沿う領域であってスリット13に重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものとなっている。接着剤層41は、ニス層42a~42cの全面を覆うように積層されている。
中間シート20は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層40によって伝票シート10に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート20の擬似接着層40とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで第2の接着層となる粘着剤層50が積層され、この粘着剤層50によって剥離シート30が剥離可能に貼着されている。なお、中間シート20、粘着剤層50及び剥離シート30としては、中間シート20と剥離シート30が粘着剤層50を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用方法及びその際の作用について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル1が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送ラベル1を使用する場合は、まず、図2(a)に示すように、配送情報表示欄11a,12aに、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報11c,12cが印字される。
配送情報表示欄11a,12aに配送情報11c,12cが印字された後、中間シート20から剥離シート30が剥離され、表出した粘着剤層50によって、図2(b)に示すように配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル1が貼着された配送物2は、配送情報表示欄11a,12aに表示された配送情報11c,12cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。
図3は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。図4及び図5は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。
上記のように配送ラベル1が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図3(a)に示すように、配達票11が配送ラベル1から分離される。配達票11は、ミシン目14を介して貼付票12と分離可能となっているとともに、伝票シート10の裏面に積層された擬似接着層40によって中間シート20に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク11bに従って中間シート20から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク11bが表示された角部に積層されたニス層42cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層42a,42bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク11bが表示された角部の中間シート20との貼着力が最も弱くなっており、それにより、配達票11の剥離開始マーク11bが表示された領域が摘みやすくなっている。また、配達票11と貼付票12との境界のうち、剥離開始マーク11b側の端部に、剥離開始マーク11b側の端部が配達票11側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをミシン目14の代わりに設けておけば、配達票11を配送ラベル1から分離する力が配達票11側に向かった場合でも、配達票11の分離部分がミシン目14からずれて配達票11が破断してしまうことが回避される。
中間シート20から剥離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図3(b)に示すように、配達票11が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図4に示すように、貼付票12が配送ラベル1から分離される。貼付票12は、擬似接着層40によって中間シート20に剥離可能に貼着されているため、中間シート20から剥離することで、配送ラベル1から分離することができる。その際、貼付票12は、貼付票12に表示された剥離開始マーク12bに従って中間シート20から剥離されていくことになる。ここで、剥離開始端マーク12bが表示された角部に積層されたニス層42cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層42a,42bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク12bが表示された角部の中間シート20との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票12の剥離開始マーク12bが表示された領域が摘みやすくなっている。
貼付票12が、剥離開始マーク12bに従って中間シート20から剥離されていくと、貼付票12には、細長のU字状のスリット13が複数形成されており、このスリット13は、U字状の突出側が、剥離開始マーク12bによって示される剥離開始端部側となるように互いに同一方向を向いて形成されているため、図4に示すように、スリット13のU字状の外側の領域が中間シート20から剥離していく一方、U字状の内側の領域が中間シート20に貼着されたままとなって、貼付票12がスリット13のU字状の外側の領域と内側の領域とに分離していく。
そして、貼付票12の分離部分がスリット13のU字状の開口側の端部に達すると、スリット13のU字状の開口側の端部には、隣り合うスリット13の開口側の端部に接続されたミシン目15が接続されているため、このミシン目15を破断することで、図5(a)に示すように貼付票12のスリット13の外側の領域が中間シート20から剥離される一方、図5(b)に示すように貼付票12のスリット13の内側の領域が中間シート20に貼着されたままとなって貼付票12が2つの領域にスムーズに分離されることになる。
上記のように中間シート20から剥離された貼付票12においては、スリット13の外側の領域と内側の領域との2つの領域に分離されているため、貼付票12に表示された配送情報12cが分断され、認識することが困難となって情報の漏洩が回避されることとなる。
ここで、スリット13が、U字状の突出側が、配達票11に隣接する角部に表示された剥離開始マーク12bによって示される剥離開始端部側となるように形成されているため、貼付票12を配達票11とは反対側の端辺側から剥離した場合、上述したように貼付票12がスリット13の外側の領域と内側の領域とに分離されなくなってしまう。しかしながら、本形態においては、上述したように、擬似接着層40が、貼付票12に対向する領域のうち、貼付票12の配達票11とは反対側の端辺に沿う領域であってスリット13に重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものであることで、貼付票12を配達票11とは反対側の端辺側から剥離しにくくなっているため、貼付票12が配達票11とは反対側の端辺側から剥離されてしまうことが回避される。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート10aの裏面の構成を示す図である。
本形態は図6に示すように、図1に示した配送ラベル1に対して、伝票シート10aの構成と、伝票シート10aの裏面の構成が異なる配送ラベル1aである。
本形態における伝票シート10aにおいては、伝票シート10aの外周に沿ってミシン目14aが形成されており、それにより、配達票11及び貼付票12が、ミシン目14aの外側の領域となる余剰部16から分離可能に区画形成されている。
伝票シート10aの裏面には、その全面に、貼着後の剥離及び再貼着を可能とする再剥離糊が塗布されることで再剥離糊層50aが積層され、再剥離糊層50aとニス層42cとによって剥離シート30が剥離可能に貼着されている。本形態においては、再剥離糊層50aとニス層42cとから本願発明における第1の接着層が構成されている。
上記のように構成された配送ラベル1aにおいては、剥離シート30が剥離されて配送物に貼着され、その後、配達票11及び貼付票12が、ミシン目14aが破断されることで配送ラベル1aから分離されて配送物から剥離されることになる。配達票11及び貼付票12は、その裏面に再剥離糊層50aとともにニス層42cが積層されているため、被着体となる配送物から容易に剥離することができる。その際、第1の実施の形態にて示したものと同様に、剥離開始マーク12bに従って貼付票12が配送物から剥離されていくと、貼付票12のうちスリット13のU字状の外側の領域が配送物から剥離される一方、スリット13のU字状の内側の領域が配送物に貼着されたままとなり、その後、ミシン目15を破断することで、貼付票12がスリット13のU字状の外側の領域と内側の領域とにスムーズに分離することになる。
このようにして貼付票12が分離されることで、貼付票12に表示された配送情報が分断され、情報の漏洩が回避されることとなる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート110の裏面に積層されたニス層142a~142cの構成を示す図である。図8は、図7に示したスリット113とミシン目115の詳細な構成を示す図である。
本形態における配送ラベルは図7に示すように、伝票シート110と中間シート120とが擬似接着層140によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート120の伝票シート110との貼着面とは反対側の面に粘着剤層150を介して剥離シート130が剥離可能に貼着された配送ラベル101であって、伝票シート110と擬似接着層140とによって本願発明の情報保護ラベルが構成されている。
伝票シート110は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票111と貼付票112とがミシン目114を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票111には、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄111aが設けられているとともに、配達票111を中間シート120から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク111bが貼付票112に隣接する1つの角部に表示されている。
貼付票112は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄112aが設けられているとともに、貼付票112を中間シート120から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク112bが表示されている。さらに貼付票112には、切り込み線となるスリット113が伝票シート110を貫通して複数形成されている。この複数のスリット113は、一方の側が開口した細長の凸形状となる傾いたコの字状の形状を有し、突出側が、剥離開始マーク112bによって示される剥離開始端部側となるように互いに同一方向を向いて横並びとなって形成されており、開口側の端部が貼付票112の配達票111とは反対側の端辺またはそれに隣接する端辺に沿って並んでいる。また、複数のスリット113の開口側の端部には、開口側の全ての端部を接続する切り離し線となるミシン目115が形成されている。また、ミシン目115は、横並びとなった複数のスリット113の両端部のスリット113の開口側の端部のうち外側となる端部から貼付票112の端辺までも形成されている。スリット113は、図8に示すように、突出側が、カット部113aの両端に、例えば1mm程度の長さを具備するタイ部113bを有する構成となっている。また、ミシン目115は、カット部115aとタイ部115bとが交互に配置されて構成されており、隣り合うスリット113どうしを開口側の端部間にて接続するミシン目115においては、スリット113の端部にカット部115aが繋がり、ミシン目115の開口側の2つの端部間を接続するミシン目115においては、その端部にタイ部115bが繋がっている。
伝票シート110の裏面に積層された擬似接着層140は、本願発明における第1の接着層を構成し、三種類のニス層142a~142cと接着剤層141とが積層されて構成されており、ニス層142a~142cが伝票シート110側となるようにして伝票シート110に積層されている。ニス層142a~142cは、互いにニスの濃度が異なり、それにより、伝票シート110と中間シート120とは擬似接着層140によって剥離可能に貼着されているものの、ニス層142a~142cが積層された領域は、接着力が互いに異なるものとなっている。ニス層142bは、伝票シート110との積層面のうち、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域と、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域であってスリット113に重ならない領域とに積層されており、ニス層142cは、配達票111及び貼付票112のうち剥離開始端マーク111b,112bが表示された角部にそれぞれ積層されており、ニス層142aは伝票シート110との積層面のそれ以外の領域全面に積層されている。そして、ニス層142cにおけるニス濃度が最も濃く、ニス層142bにおけるニスの濃度が最も薄いことにより、擬似接着層140は、貼付票112に対向する領域のうち、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域と、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域とに、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものとなっている。接着剤層141は、ニス層142a~142cの全面を覆うように積層されている。
中間シート120は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層140によって伝票シート110に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート120の擬似接着層140とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層150が積層され、この粘着剤層150によって剥離シート130が剥離可能に貼着されている。なお、中間シート120、粘着剤層150及び剥離シート130としては、中間シート120と剥離シート130が粘着剤層150を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
以下に、上記のように構成された配送ラベル101の使用方法及びその際の作用について説明する。
図9は、図7に示した配送ラベル101が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図7に示した配送ラベル101を使用する場合は、まず、図9(a)に示すように、配送情報表示欄111a,112aに、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報111c,112cが印字される。
配送情報表示欄111a,112aに配送情報111c,112cが印字された後、中間シート120から剥離シート130が剥離され、表出した粘着剤層150によって、図9(b)に示すように配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル101が貼着された配送物2は、配送情報表示欄111a,112aに表示された配送情報111c,112cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。
図10は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル101の使用方法を説明するための図である。図11及び図12は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル101の使用方法を説明するための図である。
上記のように配送ラベル101が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図10(a)に示すように、配達票111が配送ラベル101から分離される。配達票111は、ミシン目114を介して貼付票112と分離可能となっているとともに、伝票シート110の裏面に積層された擬似接着層140によって中間シート120に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク111bに従って中間シート120から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク111bが表示された角部に積層されたニス層142cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層142a,142bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク111bが表示された角部の中間シート120との貼着力が最も弱くなっており、それにより、配達票111の剥離開始マーク111bが表示された領域が摘みやすくなっている。また、配達票111と貼付票112との境界のうち、剥離開始マーク111b側の端部に、剥離開始マーク111b側の端部が配達票111側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをミシン目114の代わりに設けておけば、配達票111を配送ラベル101から分離する力が配達票111側に向かった場合でも、配達票111の分離部分がミシン目114からずれて配達票111が破断してしまうことが回避される。
中間シート120から剥離された配達票111は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図10(b)に示すように、配達票111が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図11(a)に示すように、貼付票112が配送ラベル101から分離される。貼付票112は、擬似接着層140によって中間シート120に剥離可能に貼着されているため、中間シート120から剥離することで、配送ラベル101から分離することができる。貼付票112は、貼付票112に表示された剥離開始マーク112bに従って中間シート120から剥離されていくことになる。その際、剥離開始端マーク112bが表示された領域に積層されたニス層142cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層142a,142bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク112bが表示された領域の中間シート120との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票112の剥離開始マーク112bが表示された領域が摘みやすくなっている。
貼付票112が、剥離開始マーク112bに従って中間シート120から剥離されていくと、貼付票112には、細長の凸形状のスリット113が複数形成されており、このスリット113は、凸形状の突出側が、剥離開始マーク112bによって示される剥離開始端部側となるように互いに同一方向を向いて形成されているため、図11(a)に示すように、スリット113の外側の領域が中間シート120から剥離していく一方、スリット113の内側の領域が中間シート120に貼着されたままとなって、貼付票112がスリット113の外側の領域と内側の領域とに分離していく。
ここで、本形態においては、スリット113の突出側が、カット部113aとタイ部113bとから構成されていることもあって、中間シート120から貼付票112を剥離する際、その剥離の速度等の条件によっては、貼付票112のスリット113の内側の領域も外側の領域とともに中間シート120から剥離してしまう虞がある。
しかしながら、本形態における配送ラベル101においては、伝票シート110と中間シート120とを剥離可能に擬似貼着する擬似接着層140が、ニスの濃度が互いに異なる三種類のニス層142a~142cを用いることで、貼付票112に形成されたスリット113の凸形状の先端部分の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、貼付票112は、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域が中間シート120から剥離しにくくなっている。そのため、剥離開始マーク112bに従って貼付票112が中間シート120から剥離されていくと、スリット113の突出側に設けられたタイ部113bが破断し、貼付票112のうちスリット113の内側の領域が中間シート120に貼着されたままとなる一方、スリット113の外側の領域が中間シート120から剥離していき、貼付票112が2つの領域に分離していく。
そして、貼付票112の分離部分がスリット113の開口側の端部に達すると、スリット113の開口側の端部には、複数のスリット113の開口側の全ての端部を接続する切り離し線となるミシン目115が形成されているため、このミシン目115のうち、隣り合うスリット113の開口側の端部に接続されたミシン目115を破断することで、図11(b)に示すように貼付票112のスリット113の外側の領域が中間シート120から剥離される一方、貼付票112のスリット113の内側の領域が中間シート120に貼着されたままとなって貼付票112が2つの領域にスムーズに分離されることになる。
この際、隣り合うスリット113どうしを開口側の端部間にて接続するミシン目115においては、スリット113の端部にカット部115aが繋がっているため、スリット113の開口側の端部からミシン目115を破断しやすくなっている。
上記のように中間シート120から剥離された貼付票112においては、スリット113の外側の領域と内側の領域との2つの領域に分離されているため、貼付票112に表示された配送情報112cが分断され、認識することが困難となって情報の漏洩が回避されることとなる。
ここで、スリット113が、凸形状の突出側が、配達票111に隣接する角部に表示された剥離開始マーク112bによって示される剥離開始端部側となるように形成されているため、貼付票112を配達票111とは反対側の端辺側から剥離した場合、上述したように貼付票112がスリット113の外側の領域と内側の領域とに分離されなくなってしまう。しかしながら、本形態においては、上述したように、擬似接着層140が、貼付票112に対向する領域のうち、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域であってスリット113に重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものであることで、貼付票112を配達票111とは反対側の端辺側から剥離しにくくなっているため、貼付票112が配達票111とは反対側の端辺側から剥離されてしまうことが回避される。
一方、貼付票112のうちスリット113の内側の領域においては、貼付票112のうち中間シート120から剥離した部分から分離されているため、図12(a)に示すように、ミシン目115とは反対側の端部から剥離していき、ミシン目115を破断することで、図12(b)に示すように、中間シート120から剥離することができる。
なお、本形態においては、擬似接着層140が、ニスの濃度が互いに異なる三種類のニス層142a~142cを用いることで、貼付票112に対向する領域のうち、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域と、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域とに、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成を実現しているが、擬似接着層140の接着剤層141を構成する接着剤の濃度を、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域及び貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域と、それ以外の領域とで異ならせたり、ニス層142を構成するニスと接着剤層141を構成する接着剤のそれぞれについてその濃度を、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域及び貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域と、それ以外の領域とで異ならせたりすることで、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域と、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域とに、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成を実現してもよい。さらには、スリット113の凸形状の先端部分の内側の領域と、貼付票112の配達票111とは反対側の端辺に沿う領域とにニス層を積層しない構成によっても、それらの領域に強接着部を有する構成を実現することができる。
(第4の実施の形態)
図13は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート110aの裏面の構成を示す図である。
本形態は図13に示すように、図7に示した配送ラベル101に対して、伝票シート110aの構成と、伝票シート110aの裏面の構成が異なる配送ラベル101aである。
本形態における伝票シート110aにおいては、伝票シート110aの外周に沿ってミシン目114aが形成されており、それにより、配達票111及び貼付票112が、ミシン目114aの外側の領域となる余剰部115から分離可能に区画形成されている。
伝票シート110aの裏面には、その全面に、貼着後の剥離及び再貼着を可能とする再剥離糊が塗布されることで再剥離糊層150aが積層され、さらに、貼付票112に形成されたスリット113の凸形状の先端部分の内側の領域に粘着剤層150が積層され、再剥離糊層150aとニス層142cと粘着剤層150とによって剥離シート130が剥離可能に貼着されている。本形態においては、再剥離糊層150aとニス層142cと粘着剤層150とから本願発明における第1の接着層が構成されている。
これにより、本形態における配送ラベル101aにおいては、貼付票112のうち、貼付票112に形成されたスリット113の凸形状の先端部分の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成が実現されている。
上記のように構成された配送ラベル101aにおいては、剥離シート130が剥離されて配送物に貼着され、その後、配達票111及び貼付票112が、ミシン目114aが破断されることで配送ラベル101aから分離されて配送物から剥離されることになる。配達票111及び貼付票112は、その裏面に再剥離糊層150aとともにニス層142cが積層されているため、被着体となる配送物から容易に剥離することができる。その際、第3の実施の形態にて示したものと同様に、スリット113が、凸形状の突出側が、剥離開始マーク112bによって示される剥離開始端部側となるように互いに同一方向を向いて形成されているため、剥離開始マーク112bに従って貼付票112が配送物から剥離されていくと、スリット113の外側の領域が配送物から剥離していく一方、スリット113の内側の領域が配送物に貼着されたままとなって、貼付票112がスリット113の外側の領域と内側の領域とに分離していく。なお、本形態においても、スリット113の突出側が、カット部113aとタイ部113bとから構成されていることもあって、配送物から貼付票112を剥離する際、その剥離の速度等の条件によっては、貼付票112のスリット113の内側の領域も外側の領域とともに配送物から剥離してしまう虞があるが、配送ラベル101aを配送物に貼着する接着構造が、貼付票112に形成されたスリット113の凸形状の先端部分の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、剥離開始マーク112bに従って貼付票112が配送物から剥離されていくことによって、貼付票112が、スリット113の内側の領域と外側の領域との2つの領域に分離していく。
このようにして貼付票112が分離されることで、貼付票112に表示された配送情報が分断され、情報の漏洩が回避されることとなる。
1,1a,101,101a 配送ラベル
2 配送物
10,10a,110,110a 伝票シート
11,111 配達票
11a,12a,111a,112a 配送情報表示欄
11b,12b,111b,112b 剥離開始マーク
11c,12c,111c,112c 配送情報
12,112 貼付票
13,113 スリット
14,14a,15,114,114a,115 ミシン目
16,116 余剰部
20,120 中間シート
30,130 剥離シート
40,140 擬似接着層
41,141 接着剤層
42a~42c,142c~142c ニス層
50,150 粘着剤層
50a,150a 再剥離糊層
113a,115a カット部
113b,115b タイ部

Claims (4)

  1. 情報が表示される情報表示部を具備する第1のシートと、
    前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に積層された第1の接着層とを有し、
    前記第1の接着層は、少なくとも前記情報表示部に対向する領域が、当該第1の接着層によって基材または被着体に貼着された前記第1のシートの前記基材または被着体からの剥離を可能とする構造を具備し、
    前記第1のシートは、当該第1のシートを貫通し、突出側とは反対側が開口した細長の凸形状を具備する複数の切り込みが、前記開口側の端部が前記情報表示部の端辺に沿って並ぶように前記情報表示部内にて同一方向を向いて横並びとなって形成され、
    前記第1の接着層は、前記情報表示部の前記切り込みの開口側の端辺に沿う領域であって前記切り込みに重ならない領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有し、
    前記複数の切り込みは、隣り合う切り込みどうしが、前記開口側の端部間にてカット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されており、該複数の切り込みのそれぞれは、前記開口側の2つの端部間も、カット部とタイ部とからなる切り離し線で接続されている、情報保護ラベル。
  2. 請求項1に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記基材として、前記第1の接着層によってその全面にて前記第1のシートに擬似貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層された第2のシートを有する、情報保護ラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記隣り合う切り込みどうしを前記開口側の端部間にて接続する切り離し線は、前記端部に前記カット部が繋がり、前記切り込みの開口側の2つの端部間を接続する切り離し線は、前記端部に前記タイ部が繋がっている、情報保護ラベル。
  4. 請求項乃至のいずれか1項に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記第1の接着層は、前記切り込みの凸形状の先端部分の内側の領域に前記強接着部を有する、情報保護ラベル。
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