JP7049209B2 - 情報保護ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、情報が表示されるシートに関し、特に、表示される情報の漏洩を回避する技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴い、個人情報の保護の重要性が高まっている。個人情報は個人を特定する情報であることから、漏洩した場合に悪用されてしまう可能性が高い。このような個人情報は、配送物が配送される際、配送物に貼着される配送ラベルに表示されて用いられる場合があるが、その場合、配送物から剥離した配送ラベルの廃棄とともに個人情報が漏洩する可能性が生じてしまう。
ここで、基材の表面に個人情報が表示され、かつ基材の裏面に再剥離可能な構造を有してなるラベルにおいて、その両端部が基材の端辺に位置し、個人情報の表示領域を通過することで基材を2つの領域に分割するミシン目やアンカット部を有するスリットが形成されたラベルが、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された技術によれば、封筒等の被着体に貼着された後に基材を剥離し、ミシン目やアンカット部を破断することで、基材を2つの領域に分割して基材の表面に表示された個人情報を分断して解読することを不可能とすることができる。
特許第4498512号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものにおいては、基材を2つの領域に分割するミシン目やアンカット部を有するスリットが形成されているものの、基材の裏面に再剥離可能な構造を有するものであるため、封筒等の被着体に貼着された後に基材を剥離した際、その剥離の速度等の条件によっては、基材が2つの領域に分割されず、基材の表面に表示された個人情報が分断しないこととなって個人情報が漏洩する可能性が生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、シート上に表示された情報を確実に分断して情報の漏洩を回避できる情報保護ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報が表示される情報表示部が分離可能に区画形成された第1のシートと、
前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に積層された第1の接着層とを有し、
前記第1のシートは、前記情報表示部の外縁上に両端部を具備し、前記情報表示部内にて往復を繰り返すことによって前記情報表示部を2つの領域に分離する切り込み線が、当該第1のシートを貫通して形成され、
前記第1の接着層は、少なくとも前記情報表示部に対向する領域が、当該第1の接着層によって基材または被着体に貼着された前記第1のシートの前記基材または被着体からの剥離を可能とする構造を具備し、かつ、前記情報表示部に対向する領域のうち、少なくとも前記往復における折り返し部の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する。
上記のように構成された本発明においては、第1の接着層によって基材または被着体に貼着された第1のシートのうち情報表示部を第1のシートから分離して基材または被着体から剥離する際、第1の接着層が、第1のシートに形成された切り込み線の往復による折り返し部の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、情報表示部は、切り込み線の往復による折り返し部の内側の領域が基材または被着体から剥離しにくくなっている。そのため、切り込み線の折り返し部側を剥離開始端側として情報表示部を基材または被着体から剥離していくと、情報表示部のうち切り込み線の剥離開始端側となる折り返し部を介した2つの線部に挟まれた領域が基材または被着体に貼着されたままとなる一方、その2つの線部の外側の領域が基材または被着体から剥離していく。それにより、情報表示部が破断されることになり、情報表示部に表示された情報が認識困難なものとなり、情報の漏洩が回避されることとなる。そして、切り離し線の両端部が情報表示部の外縁上に配置されていることで、情報表示部が、切り離し線を介して、基材または被着体に貼着されたままとなる領域と、基材または被着体から剥離された領域とにきれいに分離することとなり、その後、基材または被着体に貼着されたままとなる領域を基材または被着体から一度のアクションで剥離することができる。
このように、第1の接着層が、第1のシートに形成された切り込み線の往復による折り返し部の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有することにより、情報表示部を第1のシートから分離して基材または被着体から剥離した際、情報表示部のうち切り込み線の剥離開始端側となる折り返し部を介した2つの線部に挟まれた領域とその2つの線部の外側の領域とが分離しやすくなり、シート上に表示された情報を確実に分断して情報の漏洩を回避でき、また、その際、切り離し線の両端部が情報表示部の外縁上に配置されていることで、情報表示部が2つの領域にきれいに分離することになる。
また、基材として、第1の接着層によってその全面にて第1のシートに擬似貼着され、第1のシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層された第2のシートを用い、シート基材が2層構造となったラベルとしてもよい。
また、第1の接着層が、情報表示部の少なくとも1つを除く角部にも強接着部を有する構成とすれば、情報表示部が不用意に基材または被着体から剥離してしまうことが回避される。
本発明によれば、第1のシートが、情報表示部の外縁上に両端部を具備し、情報表示部内にて往復を繰り返すことによって情報表示部を2つの領域に分離する切り込み線が、第1のシートを貫通して形成され、第1の接着層が、第1のシートに形成された切り込み線の往復による折り返し部の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成であるため、切り込み線の折り返し部側を剥離開始端側として情報表示部を基材または被着体から剥離した際、情報表示部のうち切り込み線の折り返し部を介した2つの線部に挟まれた領域と2つの線部の外側の領域とがきれいに分離しやすくなり、シート上に表示された情報を確実に分断して情報の漏洩を回避できる。
また、第1の接着層が、情報表示部の少なくとも1つを除く角部にも強接着部を有するものにおいては、情報表示部が不用意に基材または被着体から剥離してしまうことを回避できる。
本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面に積層されたニス層の構成を示す図である。 図1に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面の構成を示す図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面に積層されたニス層の構成を示す図である。 図7に示した配送ラベルが配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送される際の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 配送物の配送先に配送された後の配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シートの裏面の構成を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート110の裏面に積層されたニス層142a~142cの構成を示す図である。
本形態における配送ラベルは図1に示すように、伝票シート110と中間シート120とが擬似接着層140によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート120の伝票シート110との貼着面とは反対側の面に粘着剤層150を介して剥離シート130が剥離可能に貼着された配送ラベル101であって、伝票シート110と擬似接着層140とによって本願発明の情報保護ラベルが構成されている。
伝票シート110は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票111と貼付票112とがミシン目114を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票111には、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄111aが設けられているとともに、配達票111を中間シート120から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク111bが1つの角部に表示されている。
貼付票112は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄112aが設けられているとともに、貼付票112を中間シート120から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク112bが対向する角部にそれぞれ表示されている。さらに貼付票112には、切り込み線となるスリット113が伝票シート110を貫通して形成されている。このスリット113は、貼付票112の外縁上に一方の端部を具備し、その端部から貼付票112上を延び、貼付票112の外縁近傍を折り返し部113aとして折り返し、貼付票112上を再び延びてきて、さらに貼付票112の外縁近傍を折り返し部113aとして折り返すことを繰り返すことで、貼付票112上を、貼付票112の1つの角部からこの角部に対角線上にて対向する角部に向かって往復して進行していく蛇腹状となっている。そして、貼付票112上を往復して進行したスリット113は、貼付票112の外縁上に他方の端部を具備することで、貼付票112を2つの領域に分離するものとなっている。なお、剥離開始マーク112bは、スリット113の蛇腹の進行方向と交差する方向にて対向する2つの角部にそれぞれ表示されており、それにより、スリット113の折り返し部113aが剥離開始マーク112bによる貼付票112の中間シート120からの剥離開始端部側を向いている。
伝票シート110の裏面に積層された擬似接着層140は、本願発明における第1の接着層を構成し、三種類のニス層142a~142cと接着剤層141とが積層されて構成されており、ニス層142a~142cが伝票シート110側となるようにして伝票シート110に積層されている。ニス層142a~142cは、互いにニスの濃度が異なり、それにより、伝票シート110と中間シート120とは擬似接着層140によって剥離可能に貼着されているものの、ニス層142a~142cが積層された領域は、接着力が互いに異なるものとなっている。ニス層142bは、伝票シート110との積層面のうち、スリット113の折り返し部113aの内側の領域に積層されており、ニス層142cは、配達票111及び貼付票112のうち剥離開始端マーク111b,112dが表示された角部にそれぞれ積層されており、ニス層142aは伝票シート110との積層面のそれ以外の領域全面に積層されている。そして、ニス層142cにおけるニス濃度が最も濃く、ニス層142bにおけるニスの濃度が最も薄いことにより、擬似接着層140は、貼付票112に対向する領域のうち、スリット113の折り返し部213aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものとなっている。接着剤層141は、ニス層142a~142cの全面を覆うように積層されている。
中間シート120は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層140によって伝票シート110に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート120の擬似接着層140とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層150が積層され、この粘着剤層150によって剥離シート130が剥離可能に貼着されている。なお、中間シート120、粘着剤層150及び剥離シート130としては、中間シート120と剥離シート130が粘着剤層150を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
以下に、上記のように構成された配送ラベル101の使用方法及びその際の作用について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル101が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送ラベル101を使用する場合は、まず、図2(a)に示すように、配送情報表示欄111a,112aに、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報111c,112cが印字される。
配送情報表示欄111a,112aに配送情報111c,112cが印字された後、中間シート120から剥離シート130が剥離され、表出した粘着剤層150によって、図2(b)に示すように配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル101が貼着された配送物2は、配送情報表示欄111a,112aに表示された配送情報111c,112cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。
図3は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル101の使用方法を説明するための図である。図4及び図5は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル101の使用方法を説明するための図である。
上記のように配送ラベル101が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図3(a)に示すように、配達票111が配送ラベル101から分離される。配達票111は、ミシン目114を介して貼付票112と分離可能となっているとともに、伝票シート110の裏面に積層された擬似接着層140によって中間シート120に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク111bに従って中間シート120から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク111bが表示された角部に積層されたニス層142cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層142a,142bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク111bが表示された角部の中間シート120との貼着力が最も弱くなっており、それにより、配達票111の剥離開始マーク111bが表示された領域が摘みやすくなっている。また、配達票111と貼付票112との境界のうち、剥離開始マーク111b側の端部に、剥離開始マーク111b側の端部が配達票111側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをミシン目114の代わりに設けておけば、配達票111を配送ラベル101から分離する力が配達票111側に向かった場合でも、配達票111の分離部分がミシン目114からずれて配達票111が破断してしまうことが回避される。
中間シート120から剥離された配達票111は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図3(b)に示すように、配達票111が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図4(a)に示すように、貼付票112が配送ラベル101から分離される。貼付票112は、擬似接着層140によって中間シート120に剥離可能に貼着されているため、中間シート120から剥離することで、配送ラベル101から分離することができる。その際、貼付票112は、貼付票112に表示された剥離開始マーク112bに従って中間シート120から剥離されていくことになる。ここで、剥離開始端マーク112bが表示された角部に積層されたニス層142cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層142a,142bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク112bが表示された角部の中間シート120との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票112の剥離開始マーク112bが表示された領域が摘みやすくなっている。
貼付票112が、剥離開始マーク112bに従って中間シート120から剥離されていくと、貼付票112には、蛇腹状のスリット113が形成されており、このスリット113は、蛇腹状の折り返し部113aが剥離開始マーク112bによる貼付票112の中間シート120からの剥離開始端部側を向いているため、図4(a)に示すように、スリット113の折り返し部113aのうち剥離開始端部側を向いた折り返し部113aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート120に貼着されたままとなる一方、この2つの線部の外側の領域が中間シート120から剥離していき、貼付票112が2つの領域に分離していく。
ここで、中間シート120から貼付票112を剥離する際、その剥離の速度等の条件によっては、貼付票112のスリット113の折り返し部113aのうち剥離開始端部側を向いた折り返し部113aを介した2つの線部に挟まれた領域も中間シート120から剥離してしまう虞がある。
しかしながら、本形態における配送ラベル101においては、伝票シート110と中間シート120とを剥離可能に擬似貼着する擬似接着層140が、ニスの濃度が互いに異なる三種類のニス層142a~142cを用いることで、貼付票112に形成されたスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、貼付票112は、スリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域が中間シート120から剥離しにくくなっている。そのため、剥離開始マーク112bに従って貼付票112が中間シート120から剥離されていくと、貼付票112のうちスリット113の剥離開始端部側を向いた折り返し部113aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート120に貼着されたままとなる一方、この2つの線部の外側の領域が中間シート120から剥離していき、貼付票112が2つの領域に分離していく。
そして、スリット113の両端部が貼付票112の外縁上に配置されていることで、貼付票112が2つの領域に分離し、図4(b)に示すように、貼付票112のうち中間シート120から剥離した部分が貼付票112の中間シート120に貼着されたままとなる部分からきれいに分離することになる。
一方、貼付票112のうち中間シート120に貼着されたままとなる部分は、貼付票112のうち中間シート120から剥離した部分からきれいに分離されているため、図5(a)に示すように、中間シート120に貼着されたままとなる部分に表示された剥離開始マーク112bに従って中間シート120から剥離されていくと、図5(b)に示すように、一度のアクションで1つのまとまった形状となって中間シート120から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク112bが表示された角部に積層されたニス層142cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層142a,142bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク112bが表示された角部の中間シート120との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票112の剥離開始マーク112bが表示された領域が摘みやすくなっている。
上記のように中間シート120から剥離された貼付票112においては、スリット113を介した2つの領域に分離されているため、貼付票112に表示された配送情報112cが分断され、認識することが困難となって情報の漏洩が回避されることとなる。
なお、本形態においては、擬似接着層140が、ニスの濃度が互いに異なる三種類のニス層142a~142cを用いることで、貼付票112に形成されたスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成を実現しているが、擬似接着層140の接着剤層141を構成する接着剤の濃度をスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域とそれ以外の領域とで異ならせたり、ニス層142を構成するニスと接着剤層141を構成する接着剤のそれぞれについてその濃度をスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域とそれ以外の領域とで異ならせたりすることで、貼付票112に形成されたスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成を実現してもよい。さらには、貼付票112に形成されたスリット113の蛇腹状の折り返し部113aの内側の領域にニス層を積層しない構成によっても、その領域に強接着部を有する構成を実現することができる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート110aの裏面の構成を示す図である。
本形態は図6に示すように、図1に示した配送ラベル101に対して、伝票シート110aの構成と、伝票シート110aの裏面の構成が異なる配送ラベル101aである。
本形態における伝票シート110aにおいては、伝票シート110aの外周に沿ってミシン目114aが形成されており、それにより、配達票111及び貼付票112が、ミシン目114aの外側の領域となる余剰部115から分離可能に区画形成されている。
伝票シート110aの裏面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層150が積層され、さらに、粘着剤層150上のうち、スリット113の折り返し部113aの内側の領域と余剰部115以外の領域の全面にシリコンが塗布されることでシリコン層131が積層されており、粘着剤層150とシリコン層131とニス層142cとによって剥離シート130が剥離可能に貼着されている。本形態においては、粘着剤層150とシリコン層131とニス層142cとから本願発明における第1の接着層が構成されている。
これにより、本形態における配送ラベル101aにおいては、貼付票112のうち、貼付票112に形成されたスリット113の折り返し部113aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成が実現されている。
上記のように構成された配送ラベル101aにおいては、剥離シート130が剥離されて配送物に貼着され、その後、配達票111及び貼付票112が、ミシン目114aが破断されることで配送ラベル101aから分離されて配送物から剥離されることになる。配達票111及び貼付票112は、その裏面に粘着剤層150とともにシリコン層131及びニス層142cが積層されているため、被着体となる配送物から容易に剥離することができる。その際、第1の実施の形態にて示したものと同様に、貼付票112に形成されたスリット113の折り返し部113aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、剥離開始マーク112bに従って貼付票112が配送物から剥離されていくと、貼付票112のうちスリット113の剥離開始端部側を向いた折り返し部113aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート120に貼着されたままとなる一方、この2つの線部の外側の領域が中間シート120から剥離していき、貼付票112が2つの領域に確実に分離していく。
このようにして貼付票112が分離されることで、貼付票112に表示された配送情報が分断され、情報の漏洩が回避されることとなる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート210の裏面に積層されたニス層242a~242cの構成を示す図である。
本形態における配送ラベルは図7に示すように、伝票シート210と中間シート220とが擬似接着層240によって剥離可能に擬似貼着されているとともに、中間シート220の伝票シート210との貼着面とは反対側の面に粘着剤層250を介して剥離シート230が剥離可能に貼着された配送ラベル201であって、伝票シート210と擬似接着層240とによって本願発明の情報保護ラベルが構成されている。
伝票シート210は、本願発明における第1のシートを構成し、配達票211と貼付票212とがミシン目214を介して分離可能に区画形成されて構成されている。
配達票211には、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄211aが設けられているとともに、配達票211を中間シート220から剥離する際の剥離開始端部及び剥離方向を示す剥離開始マーク211bが1つの角部に表示されている。
貼付票212は、本願発明における情報表示部となるものであって、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の宛先情報が印字される配送情報表示欄212aが設けられているとともに、貼付票212を中間シート220から剥離する際の剥離開始端部、剥離方向及び剥離の順番を示す剥離開始マーク212b,212dが表示されている。さらに貼付票212には、切り込み線となるスリット213が伝票シート210を貫通して形成されている。このスリット213は、貼付票212の外縁を構成する一方の長辺上に一方の端部を具備し、その端部から貼付票212上を貼付票212の短手方向に延び、貼付票212の他方の長辺近傍を折り返し部213aとして折り返し、貼付票212上を貼付票212の短手方向に再び延びてきて、さらに貼付票212の長辺近傍を折り返し部213aとして折り返すことを繰り返すことで、貼付票212上を、貼付票212の一方の短辺側から他方の短辺側に向かって往復して進行していく蛇腹状となっている。そして、スリット213は、貼付票212の一方の長辺上に両端部を具備することで、貼付票212を2つの領域に分離するものとなっている。また、剥離開始マーク212bは、スリット213の両端部に挟まれた領域において一方の端部の近傍に表示されており、剥離開始マーク212dは、スリット213によって分離される2つの領域のうち剥離開始マーク212bが含まれない領域のうち貼付票212の角部に表示されている。
伝票シート210の裏面に積層された擬似接着層240は、本願発明における第1の接着層を構成し、三種類のニス層242a~242cと接着剤層241とが積層されて構成されており、ニス層242a~242cが伝票シート210側となるようにして伝票シート210に積層されている。ニス層242a~242cは、互いにニスの濃度が異なり、それにより、伝票シート210と中間シート220とは擬似接着層240によって剥離可能に貼着されているものの、ニス層242a~242cが積層された領域は、接着力が互いに異なるものとなっている。ニス層242bは、伝票シート210との積層面のうち、スリット213の折り返し部213aの内側と、貼付票212のスリット213によって分離される2つの領域のうち剥離開始端マーク212dが含まれる領域のスリット213の端部に隣接する領域となる伝票シート210の2つの角部とに積層されており、ニス層242cは、配達票211及び貼付票212のうち剥離開始端マーク211b,212dが表示された角部にそれぞれ積層されており、ニス層242aは伝票シート210との積層面のそれ以外の領域全面に積層されている。そして、ニス層242cにおけるニス濃度が最も濃く、ニス層242bにおけるニスの濃度が最も薄いことにより、擬似接着層240は、貼付票212に対向する領域のうち、スリット213の折り返し部213aの内側の領域と、伝票シート210の角部のうち貼付票212側の2つの角部とに、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するものとなっている。接着剤層241は、ニス層242a~242cの全面を覆うように積層されている。
中間シート220は、本願発明における第2のシートを構成するものであって、擬似接着層240によって伝票シート210に剥離可能に擬似貼着されている。中間シート220の擬似接着層240とは反対側の面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層250が積層され、この粘着剤層250によって剥離シート230が剥離可能に貼着されている。なお、中間シート220、粘着剤層250及び剥離シート230としては、中間シート220と剥離シート230が粘着剤層250を介して剥離可能に貼着されたタック紙を用いることが考えられる。
以下に、上記のように構成された配送ラベル201の使用方法及びその際の作用について説明する。
図8は、図7に示した配送ラベル201が配送物に貼着されるまでの使用方法を説明するための図である。
図7に示した配送ラベル201を使用する場合は、まず、図8(a)に示すように、配送情報表示欄211a,212aに、この配送ラベル201が貼着されて配送される配送物の配送先の住所や氏名等の配送情報211c,212cが印字される。
配送情報表示欄211a,212aに配送情報211c,212cが印字された後、中間シート220から剥離シート230が剥離され、表出した粘着剤層250によって、図8(b)に示すように配送物2に貼着される。
このようにして配送ラベル201が貼着された配送物2は、配送情報表示欄211a,212aに表示された配送情報211c,212cに従って、配送物2の配送先に配送されていく。その際、伝票シート210の角部のうち貼付票212側の2つの角部に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、配送物2の配送途中において、貼付票212が中間シート220から不用意に剥離してしまうことが回避される。なお、貼付票212が中間シート220から不用意に剥離してしまうことを回避するためには、貼付票212の角部に強接着部を設けることが好ましいが、配送物が配送先に配送された後に貼付票212を中間シート220から剥離できるようにするために、強接着部は、貼付票212の少なくとも1つを除く角部に設けることが好ましい。
図9は、配送物2の配送先に配送される際の配送ラベル201の使用方法を説明するための図である。図10及び図11は、配送物2の配送先に配送された後の配送ラベル201の使用方法を説明するための図である。
上記のように配送ラベル201が貼着された配送物2が配送先に配送されると、図9(a)に示すように、配達票211が配送ラベル201から分離される。配達票211は、ミシン目214を介して貼付票212と分離可能となっているとともに、伝票シート210の裏面に積層された擬似接着層240によって中間シート220に剥離可能に貼着されていることで、剥離開始マーク211bに従って中間シート220から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク211bが表示された角部に積層されたニス層242cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層242a,242bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク211bが表示された角部の中間シート220との貼着力が最も弱くなっており、それにより、配達票211の剥離開始マーク211bが表示された領域が摘みやすくなっている。また、配達票211と貼付票212との境界のうち、剥離開始マーク211b側の端部に、剥離開始マーク211b側の端部が配達票211側に斜めに向いたカット部を有するジッパーをミシン目214の代わりに設けておけば、配達票211を配送ラベル201から分離する力が配達票211側に向かった場合でも、配達票211の分離部分がミシン目214からずれて配達票211が破断してしまうことが回避される。
中間シート220から剥離された配達票211は、配送業者によって持ち帰られて配送管理に用いられる。
このようにして、図9(b)に示すように、配達票211が配送物2から分離されることになる。
その後、配送物2の配送先においては、配送物2のパッケージ等の外装を廃棄する際、図10(a)に示すように、貼付票212が配送ラベル201から分離される。貼付票212は、擬似接着層240によって中間シート220に剥離可能に貼着されているため、中間シート220から剥離することで、配送ラベル201から分離することができる。貼付票212は、貼付票212に表示された剥離開始マーク212b,212dのうち剥離開始マーク212b,212dによって剥離の順番が先であることが示される剥離開始マーク212bに従って中間シート220から剥離されていくことになる。その際、剥離開始端マーク212bが表示された領域に積層されたニス層242cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層242a,242bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク212bが表示された領域の中間シート220との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票212の剥離開始マーク212bが表示された領域が摘みやすくなっている。また、貼付票212のうち剥離開始マーク212bが表示された領域にスリット213を介して隣接する領域に積層されたニス層242bが、他の領域に積層されたニス層242a,242cを構成するニスの濃度よりも薄いことから、貼付票212のうち剥離開始マーク212bが表示された領域にスリット213を介して隣接する領域の中間シート220との貼着力が最も強くなっており、それにより、貼付票212の剥離開始マーク212bが表示された領域を中間シート220から剥離する際、剥離開始マーク212bが表示された領域にスリット213を介して隣接する領域が釣られて中間シート220から剥離してしまうことがない。
貼付票212が、剥離開始マーク212bに従って中間シート220から剥離されていくと、貼付票212には、蛇腹状のスリット213が形成されているため、図10(a)に示すように、スリット213の折り返し部213aのうち剥離開始端部側を向いた折り返し部213aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート220に貼着されたままとなる一方、この2つの線部の外側の領域が中間シート220から剥離していき、貼付票212が2つの領域に分離していく。
ここで、中間シート220から貼付票212を剥離する際、その剥離の速度等の条件によっては、貼付票212のスリット213の折り返し部213aのうち剥離開始端部側を向いた折り返し部213aを介した2つの線部に挟まれた領域も中間シート220から剥離してしまう虞がある。
しかしながら、本形態における配送ラベル201においては、伝票シート210と中間シート220とを剥離可能に擬似貼着する擬似接着層240が、ニスの濃度が互いに異なる三種類のニス層242a~242cを用いることで、貼付票212に形成されたスリット213の蛇腹状の折り返し部213aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、貼付票212は、スリット213の蛇腹状の折り返し部213aの内側の領域が中間シート220から剥離しにくくなっている。そのため、剥離開始マーク212bに従って貼付票212が中間シート220から剥離されていくと、貼付票212のうちスリット213の剥離開始端部側を向いた折り返し部213aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート220に貼着されたままとなる一方、2つの線部の外側の領域が中間シート220から剥離していき、貼付票212が2つの領域に分離していく。
そして、スリット213の両端部が貼付票212の外縁上に配置されていることで、貼付票212が2つの領域に分離し、図10(b)に示すように、貼付票212のうち中間シート220から剥離した部分が貼付票212の中間シート220に貼着されたままとなる部分からきれいに分離することになる。
一方、貼付票212のうち中間シート220に貼着されたままとなる部分は、貼付票212のうち中間シート220から剥離した部分からきれいに分離されているため、図11(a)に示すように、中間シート220に貼着されたままとなる部分に表示された剥離開始マーク212dに従って中間シート220から剥離されていくと、図11(b)に示すように、一度のアクションで1つのまとまった形状となって中間シート220から剥離することができる。その際、剥離開始端マーク212dが表示された角部に積層されたニス層242cを構成するニスの濃度が、他の領域に積層されたニス層242a,242bを構成するニスの濃度よりも濃いことから、剥離開始端マーク212dが表示された角部の中間シート220との貼着力が最も弱くなっており、それにより、貼付票212の剥離開始マーク212dが表示された領域が摘みやすくなっている。
上記のように中間シート220から剥離された貼付票212においては、スリット213を介した2つの領域に分離されているため、貼付票212に表示された配送情報212cが分断され、認識することが困難となって情報の漏洩が回避されることとなる。
本形態においては、スリット213が、貼付票212の一方の短辺側から他方の短辺側に向かって往復して進行していく蛇腹状となっていることから、スリット213の折り返し部213aの内側に積層されるニス層242bが配達票211と貼付票212との連接方向に直交する方向に並んでいる。そのため、第3の実施の形態に示したものと比べて、ニス層242bの積層工程が容易なものとなる。
なお、本形態においては、まず、剥離開始マーク212b,212dによって剥離の順番が先であることが示される剥離開始マーク212bに従って貼付票212が中間シート220から剥離され、その後、剥離開始マーク212dに従って貼付票212が中間シート220から剥離されることになるが、これらの剥離の順番はこの順に限らない。
(第4の実施の形態)
図12は、本発明の情報保護ラベルを利用した配送ラベルの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は伝票シート210aの裏面の構成を示す図である。
本形態は図12に示すように、図7に示した配送ラベル201に対して、伝票シート210aの構成と、伝票シート210aの裏面の構成が異なる配送ラベル201aである。
本形態における伝票シート210aにおいては、伝票シート210aの外周に沿ってミシン目214aが形成されており、それにより、配達票211及び貼付票212が、ミシン目214aの外側の領域となる余剰部215から分離可能に区画形成されている。
伝票シート210aの裏面には、その全面に粘着剤が塗布されることで粘着剤層250が積層され、さらに、粘着剤層250上のうち、スリット213の折り返し部213aの内側の領域と伝票シート210aの角部のうち貼付票211側となる2つの角部と余剰部215とを除く領域の全面にシリコンが塗布されることでシリコン層231が積層されており、粘着剤層250とシリコン層231とニス層242cとによって剥離シート230が剥離可能に貼着されている。本形態においては、粘着剤層250とシリコン層231とニス層242cとから本願発明における第1の接着層が構成されている。
これにより、本形態における配送ラベル201aにおいては、貼付票212のうち、貼付票212に形成されたスリット213の折り返し部213aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する構成が実現されている。
上記のように構成された配送ラベル201aにおいては、剥離シート230が剥離されて配送物に貼着され、その後、配達票211及び貼付票212が、ミシン目214aが破断されることで配送ラベル201aから分離されて配送物から剥離されることになる。配達票211及び貼付票212は、その裏面に粘着剤層250とともにシリコン層231及びニス層242cが積層されているため、被着体となる配送物から容易に剥離することができる。その際、第3の実施の形態にて示したものと同様に、貼付票212に形成されたスリット213の折り返し部213aの内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有するため、剥離開始マーク212bに従って貼付票212が配送物から剥離されていくと、貼付票212のうちスリット213の剥離開始端部側を向いた折り返し部213aを介した2つの線部に挟まれた領域が中間シート220に貼着されたままとなる一方、この2つの線部の外側の領域が中間シート220から剥離していき、貼付票212が2つの領域に確実に分離していく。
このようにして貼付票212が分離されることで、貼付票212に表示された配送情報が分断され、情報の漏洩が回避されることとなる。
なお、上述した実施の形態においては、切り込み線としてスリット113,213を例に挙げて説明したが、切り込み線としては、スリットの一部にタイ部を有するものや、カット部とタイ部とからなるミシン目等、シートを分離可能なものであれば適宜使用することができる。
2 配送物
101,101a,201,201a 配送ラベル
110,110a,210,210a 伝票シート
111,211 配達票
111a,112a,211a,212a 配送情報表示欄
111b,112b,211b,212b,212d 剥離開始マーク
111c,112c,211c,212c 配送情報
112,212 貼付票
113,213 スリット
114,114a,214,214a ミシン目
115,215 余剰部
120,220 中間シート
130,230 剥離シート
131,231 シリコン層
140,240 擬似接着層
141,241 接着剤層
142c~142c,242c~242c ニス層
150,150 粘着剤層

Claims (3)

  1. 情報が表示される情報表示部が分離可能に区画形成された第1のシートと、
    前記第1のシートの前記情報が表示される面とは反対側の面に積層された第1の接着層とを有し、
    前記第1のシートは、前記情報表示部の外縁上に両端部を具備し、前記情報表示部内にて往復を繰り返すことによって前記情報表示部を2つの領域に分離する切り込み線が、当該第1のシートを貫通して形成され、
    前記第1の接着層は、少なくとも前記情報表示部に対向する領域が、当該第1の接着層によって基材または被着体に貼着された前記第1のシートの前記基材または被着体からの剥離を可能とする構造を具備し、かつ、前記情報表示部に対向する領域のうち、少なくとも前記往復における折り返し部の内側の領域に、それ以外の領域よりも強い接着力を具備する強接着部を有する、情報保護ラベル。
  2. 請求項1に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記基材として、前記第1の接着層によってその全面にて前記第1のシートに擬似貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に第2の接着層が積層された第2のシートを有する、情報保護ラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報保護ラベルにおいて、
    前記第1の接着層は、前記情報表示部の少なくとも1つを除く角部に前記強接着部を有する、情報保護ラベル。
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