JP4043327B2 - 貼着用端子の製造方法と貼着用端子及び貼着用端子の剥離クッション体 - Google Patents

貼着用端子の製造方法と貼着用端子及び貼着用端子の剥離クッション体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、相手側の端子部に貼着によって端子接続を可能にする貼着用端子の製造方法と貼着用端子及び貼着用端子の剥離クッション体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の貼着用端子の製造方法としては、クッション材101の表面の粘着層102を介して剥離シート103が着脱自在に貼着されているクッション体100を用いて、まず、図9(イ)に示すように剥離シート103を捲り上げたり又は一旦剥がしたりしたクッション材101に、基台300に起立状態に設けられているとともに同軸コード400に接続されている端子部材200を、貫通孔101aを通して貫通し、次に、図9(ロ)に示すように貫通された端子先端部分201を直角に折り曲げてクッション材101の表面の粘着層102に添設状態に貼着した後、図9(ハ)に示すように、再び、剥離シート103を元の状態に貼り直して、図9(ニ)に示すように、クッション材101と剥離シート103との間に端子部材200の端子先端部分201が位置する貼着用端子300を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような製造方法であれば、剥離シート103を捲り上げたり又は一旦剥がした後、再び元の状態に貼り直す必要があるため、製造手間を要する問題があった。
【0004】
本発明は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、手間がかからず製造が簡単な貼着用端子の製造方法と貼着用端子及び貼着用端子の剥離クッション体を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、クッション材の表面に設けられた粘着層を介して剥離シートが着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体に対して、剥離シート側に位置する薄板状の端子部材を積層方向に貫通又は添設して、端子先端部分を剥離シート上に添設されていてもよい
【0006】
上記構成によれば、製造された貼着用端子は、端子先端部分が剥離シート上に添設するものになっており、従来製造方法のように、剥離シートを捲り上げたり又は一旦剥がして、クッション材と剥離シートとの間に端子先端部分を挟み込むような製造方法を採らないので、手間がかからず製造を簡単にすることができる。
【0007】
ところで、このように製造された貼着用端子を使用するには、まず、端子先端部分の剥離シートを残したまま、残りの剥離シートを剥がして、相手側の端子に対して、貼着によって端子同士を接続状態にすることができる。
また、従来の貼着用端子では、長期の使用の間に端子先端部分が粘着層に沈み込むような陥没状態になって、この陥没に起因して端子同士の接触状態が不良となる不都合を生じる懸念があることに比べて、本発明で製造された貼着用端子では、クッション材上に剥離シートを介在する状態で端子先端部分が位置して、端子先端部分が剥離シートによって下支えされている構造になっているので、端子先端部分が粘着層に陥没するような不都合を生じにくく、端子同士の接触状態を良好に維持することができる。
さらに、従来の貼着用端子では、端子先端部分の裏面とクッション材の表面の粘着層とが接着状態になっていることによって、メンテナンス等の際に、クッション材を交換して端子部材を再利用しようと思っても、端子先端部分がクッション材に接着してしまっているので、クッション材の交換に伴う剥がしに追従して端子部材も一緒に剥がれてしまうようなことが起りやすく、再使用しにくいといった不都合があることに比べて、本発明で製造された貼着用端子では、端子先端部分の裏面とクッション材の表面の粘着層とが非接着状態になっているので、クッション材のみを交換しやすく、クッション材を再使用しにくいといった不都合を生じにくい。
【0008】
本発明では、切片状の端子部材に対して、クッション材の表面に設けられた粘着層を介して剥離シートが着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体を積層方向に貫通又は添設させて、剥離シート側に位置する端子先端部分を剥離シート上に添設されていてもよい
【0009】
上記構成によれば、製造された貼着用端子は、端子先端部分が剥離シート上に添設するものになっており、従来製造方法のように、剥離シートを捲り上げたり又は一旦剥がして、クッション材と剥離シートとの間に端子先端部分を挟み込むような製造手順を採らないので、手間がかからず製造を簡単にすることができる。
【0010】
ところで、このように製造された貼着用端子を使用するには、まず、端子先端部分の剥離シートを残したまま、残りの剥離シートを剥がして、相手側の端子に対して、貼着によって端子同士を接続状態にすることができる。
また、従来の貼着用端子では、長期の使用の間に端子先端部分が粘着層に沈み込むような陥没状態になって、この陥没に起因して端子同士の接触状態が悪くなる不都合を生じる懸念があることに比べて、本発明で製造された貼着用端子では、クッション材上に剥離シートを介在する状態で端子先端部分が位置して、端子先端部分が剥離シートによって下支えされている構造になっているので、端子先端部分が粘着層に陥没するような不都合を生じにくい。
さらに、従来の貼着用端子では、端子先端部分の裏面とクッション材の表面の粘着層とが接着状態になっていることによって、メンテナンス等の際に、クッション材を交換して端子部材を再利用しようと思っても、端子先端部分がクッション材に接着してしまっているので、クッション材の交換に伴う剥がしに追従して端子部材も一緒に剥がれてしまうようなことが起りやすく、再使用しにくいといった不都合があることに比べて、本発明で製造された貼着用端子では、端子先端部分の裏面とクッション材の表面の粘着層とが非接着状態になっているので、クッション材のみを交換しやすく、クッション材を再使用しにくいといった不都合を生じにくい。
【0011】
本発明では、端子部材が添設する剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って、切れ目又は脆弱部分を形成する工程を備えていてもよい
【0012】
上記構成によれば、使用において、クッション材から剥離シートを剥がす際、切れ目又は脆弱部分によって、端子先端部分に位置する剥離シート部分は残したままで剥離シートを簡単に剥がすことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
【0013】
ここで、切れ目としては、剥離シートに一連に連続形成するものであっても間欠に連続形成するものであってもよく、切れ目自体は、直線状、破線状、種々の点線状、種々の鎖線状、種々の波状線状等の線状等を指す。脆弱部分としては、剥離シートに小さな貫通孔を線状に沿って多数連続形成するミシン目や、剥離シートの肉厚さを貫通しない小穴を線状に沿って多数連続形成するハーフカット目、剥離シートの肉厚さを貫通しない溝を線状に沿って連続形成する溝目等、剥離シートを破れやすく脆弱化する構成を指す。
【0014】
本発明の請求項1による貼着用端子の製造方法の特徴構成は、薄板状の端子部材の端子先端部分が突出されている端子台の端子接続側面に、クッション材の表裏に形成された粘着層のうち、表面側の粘着層に剥離シートが貼着されている剥離クッション体を、該剥離クッション体に形成された貫通孔に前記端子先端部分を貫通させた状態又は前記剥離クッション体の一端側に前記端子先端部分を接当させた状態で裏面側の粘着層を介して貼着する工程と、
前記端子先端部分を折り曲げて剥離シート上に添設する工程とを備える貼着用端子の製造方法であって、
前記剥離シートに予めに、前記端子先端部分が添設されている剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分との境目に沿って切れ目又は脆弱部分を形成する工程が備えられている点にある。
【0015】
本発明の請求項2による貼着用端子の特徴構成は、端子台の端子接続側面に、クッション材の表裏に形成された粘着層のうち、表面側の粘着層に剥離シートが貼着されている剥離クッション体が、該剥離クッション体に形成された貫通孔に前記端子先端部分を貫通させた状態又は前記剥離クッション体の一端側に前記端子先端部分を接当させた状態で裏面側の粘着層を介して貼着され、
この剥離クッション体の剥離シート上には、前記端子部材の端子先端部分を折り曲げて添設されているとともに、前記クッション材の剥離シートには、前記端子先端部分が添設する剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って切れ目又は脆弱部分が形成されている点にある。
本発明の請求項3による貼着用端子の剥離クッション体の特徴構成は、クッション材の裏面に、端子台の端子接続側面に貼着するための粘着層が形成されているとともに、前記クッション材の表面に、フィルムアンテナの給電端子に端子台の端子部材を接触状態に貼着するための粘着層が形成され、この粘着層には剥離シートが貼着されている貼着用端子の剥離クッション体であって、
前記剥離シートには、該剥離シート上に沿って折り曲げられる前記端子部材の端子先端部分が添設される重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って切れ目又は脆弱部分が形成されている点にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明を適用した貼着用端子Aの製造方法の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
まず、図1〜図5に示すように、予めに仕掛品として、同軸コード10に接続されている薄銅板からなる端子部材1を、端子接続側面2aから突出する状態に取付けてある合成樹脂製の端子台2と、クッション材3の表面にアクリル系粘着剤等を塗布して形成された粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されているとともに、裏面にも同様にアクリル系粘着剤等を塗布して形成されたベース用粘着層6が設けられている剥離クッション体7とを準備する。クッション材3は、起立台2の端子接続側面2aに対応する形状に形成されているとともに、ウレタン系等の発泡性樹脂、スポンジ状樹脂、ゲル化樹脂、高分子樹脂等の柔軟で弾性変形自在な樹脂から形成された、例えば、約1mm程度の厚さを有する両面粘着テープ状のシートから形成されている。
【0018】
(端子貫通工程)
そして、図1(イ)に示すように、剥離クッション体7に対して、端子台2から起立状態に突出する端子部材1を、積層されたクッション材3と剥離シート5との同じ重なり位置に形成された貫通孔3a,5aを通して貫通状態にする。
【0019】
(端子添設工程)
次に、図1(ロ)に示すように、この貫通手順に合せてベース粘着層6を介して剥離クッション体7を端子台2の端子接続側面2aに貼着し、次いで、図1 (ハ)に示すように、貫通された端子先端部分1Aをほぼ直角に折り曲げ、その折り曲げられた端子先端部分1Aを剥離シート5上に添設して貼着端子Aを完成する。
【0020】
剥離シート5には、予めに、剥離シート5側の貫通孔5aから切れ目8が一連に形成されており、端子先端部分1Aを添設した状態にすることで、端子先端部分1Aが添設する剥離シート5の重なり部分5Aとそれ以外の部分5Bの境目に沿って切れ目8が位置するようになっている。ここで、剥離クッション体7である前記クッション材3と剥離シート5とに形成された貫通孔3a,5aは、端子部材1が貫通する部位に対応して予めに穿孔形成されている。この第1実施形態においては、前記切れ目8は、剥離クッション体7における剥離シート5のみに、端子先端部分1Aが添設する剥離シート5の重なり部分5Bとそれ以外の部分5Cの境目に沿って切込みする前工程によって予めに形成する製造方法を採用している。
【0021】
このように製造された貼着端子Aの具体的な使用例として、車等のガラス窓面Bに貼着使用されるフィルムアンテナCと車内に搭載されたテレビやカーナビ等の受像機器やラジオ等の音響機器に接続される受信側装置DとフィルムアンテナCの給電端子C1,C1との接続を荷う同軸コードの端子部分に適用したものが上げられる。
【0022】
具体的には、図4, 図5に示すように、基端側に一対のピンジャック11,11が設けられたアース端子12付きの同軸コード10の先端側に、本発明の製造方法によって製造された一対の貼着端子A.Aが設けられた例を説明する。
【0023】
基端側のピンジャック11,11は車に搭載された受信装置Dにピン孔接続され、先端側の貼着端子A.Aは車ガラス窓面Bに貼着されたフィルムアンテナCの一対の給電端子C1,C1に貼着接続され、アース端子12は窓枠Eなどに貼着される。また、接続対象となっているフィルムアンテナCは、例えば、樹脂製で透明な長方シート形状のフィルム本体C2に、受信パターンからなる2つのアンテナエレメント部C3,C4と夫々の給電端子C1,C1とが形成されているとともに、フィルム本体C2に塗設された粘着剤層C4を介して車ガラス窓面Bに貼着可能になっているものである。
【0024】
フィルムアンテナCの給電端子C1,C1に対して貼着端子Aは、図3に示すように、端子先端部分1Aを取囲む剥離シート5Bを剥がして粘着層4を露出して、相手側の給電端子C1に端子先端部分1Aが対応位置するように位置合わせしながら、同時に端子台2を車ガラス窓面Bにクッション材3の弾性を利用しながら押し付けて、図4に示すように、粘着層4を介して端子台2をフィルムアンテナCに貼着することによって, 端子1,C1同士を接続状態にすることができる。
【0025】
〔第2実施形態〕
以下、本発明を適用した貼着用端子Aの製造方法の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
上記第1実施形態と異なる点を説明し、同様構成部分には同一符号を附して詳細を省略する。
【0026】
まず、図6に示すように、仕掛品として、薄銅板によって形成された端子部材1と、クッション材3の表面にアクリル系粘着剤等を塗布して形成された粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されているとともに、裏面にも同様にアクリル系粘着剤等を塗布して形成されたベース粘着層6が設けられている剥離クッション体7と、端子部材1の基部1Bを差し込むことによって同軸コード10と接続状態になるように形成された合成樹脂製の端子台2とを準備する。
【0027】
(端子貫通工程)
まず、図6(イ)に示すように、薄板状の端子部材1に対して、積層されたクッション材3と剥離シート5との同じ重なり位置に形成された貫通孔3a,5aを通して剥離クッション体7に貫通させる。
【0028】
(端子添設工程)
次いで、図6(ロ)(ハ)に示すように、貫通された端子先端部分1Aをほぼ直角に折り曲げ、その折り曲げられた端子先端部分1Aを剥離シート5上に添設する。そして、端子部材1の基部1Bを端子台2の差込み孔2bに差し込むとともに、端子接続面側となる面2aにクッション材3のベース粘着層6 を貼着して貼着端子Aを完成する。
【0029】
尚、この第2実施形態の場合、予めに、倒立L 字状に折り曲げた端子部材1を用いると製造がより簡単にすることができる。
また、この第2実施形態においても、切れ目8は、剥離クッション体7における剥離シート5のみに、端子先端部分1Aが添設する剥離シート5の重なり部分5Aとそれ以外の部分5Bの境目に沿って切込みする前工程によって予めに形成する製造方法を採用している。
【0030】
〔その他の実施形態〕
1)上記第1実施形態では、クッション材3の表面に設けられた粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体7に対して、薄板状の端子部材1を積層方向に貫通して、端子先端部分1Aを剥離シート5上に添設する貼着用端子Aの製造方法について説明したが本発明はこれに限らず、図7に示すように、クッション材3の表面に設けられた粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体7に対して、薄板状の端子部材1を剥離クッション体7の一端側に接当した状態で、端子先端部分1Aを折り曲げて剥離シート5上に添設する貼着用端子Aの製造方法であってもよい。
【0031】
2)上記第2実施形態では、切片状の端子部材1に対して、クッション材3の表面に設けられた粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体7を積層方向に貫通して、端子先端部分1Aを剥離シート5上に添設する貼着用端子Aの製造方法について説明したが、本発明はこれに限らず、図8に示すように、切片状の端子部材1に対して、クッション材3の表面に設けられた粘着層4を介して剥離シート5が着脱自在に且つ積層状態に貼着されている剥離クッション体7の一端側に接当した状態で、端子先端部分1Aを折り曲げて剥離シート5上に添設する貼着用端子Aの製造方法であってもよい。
【0032】
3 )上記実施形態では、フィルムアンテナCの給電端子C1,C1に貼着接続可能な貼着端子Aについて説明したが、使用例はこれに限らず、一般的な端子同士の接続部分に用いてもよいのは勿論のこと、これ以外に例えば、フィルムアンテナの給電端子部分に本発明の貼着端子の製造方法を適用してもよい。
【0033】
4)上記各実施形態において、端子先端部分1Aが添設する剥離シート5の重なり部分5Bとそれ以外の部分5Cの境目に沿って切れ目8を形成する工程を、仕掛品としての剥離クッション体7に予めに施す例を説明したが、仕掛り準備された剥離クッション体7には切れ目8を形成しないで、端子先端部分1Aが剥離シート5に添設した後の段階で、端子先端部分1Aが添設する剥離シート5の重なり部分5Bとそれ以外の部分5Cの境目に沿って切れ目8形成する工程を設定してもよい。
また、端子部材が添設する剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って切れ目8に換えて脆弱部分を形成してもよく、脆弱部分としてミシン目や、ハーフカット目、溝目等が具体例に上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である貼着端子の製造方法を示す説明図
(イ)は剥離クッション体と端子部材との関係を示す説明図
(ロ)は端子先端部分を剥離シートに添設した状態の説明図
(ハ)は貼着端子の完成外観を示す説明図
【図2】貼着端子の構造を示す断面図
【図3】貼着端子から剥離シートを剥がした状態を示す斜視図
【図4】フィルムアンテナの給電端子に貼着端子を貼着使用した状態を示す断面図
【図5】フィルムアンテナの給電端子と貼着端子との関係を示す簡略正面図
【図6】本発明の第2実施形態である貼着端子の製造方法を示す説明図
(イ)は剥離クッション体と端子部材との関係を示す説明図
(ロ)は端子先端部分を剥離シートに添設した状態の説明図
(ハ)は貼着端子の完成外観を示す説明図
【図7】本発明のその他の実施形態である貼着端子の製造方法を示す説明図
【図8】本発明のその他の実施形態である貼着端子の製造方法を示す説明図
【図9】従来の貼着端子の製造方法を示す説明図
(イ)は剥離クッション体と端子部材との関係を示す説明図
(ロ)は端子台に剥離クッション体を貼着した状態の説明図
(ハ)は端子先端部分を剥離シート上に添設した状態の説明図
(ニ)は従来の貼着端子の完成外観を示す説明図
【符号の説明】
A 貼着端子
C フィルムアンテナ
1 端子部材
1A 端子先端部分
2 端子台
3 クッション材
4 粘着層
5 剥離シート
5A 端子先端部分が重なる部分
5B 端子先端部分が重なる部分以外の部分
7 剥離クッション体
8 切れ目

Claims (3)

  1. 薄板状の端子部材の端子先端部分が突出されている端子台の端子接続側面に、クッション材の表裏に形成された粘着層のうち、表面側の粘着層に剥離シートが貼着されている剥離クッション体を、該剥離クッション体に形成された貫通孔に前記端子先端部分を貫通させた状態又は前記剥離クッション体の一端側に前記端子先端部分を接当させた状態で裏面側の粘着層を介して貼着する工程と、
    前記端子先端部分を折り曲げて剥離シート上に添設する工程とを備える貼着用端子の製造方法であって、
    前記剥離シートに予めに、前記端子先端部分が添設されている剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分との境目に沿って切れ目又は脆弱部分を形成する工程が備えられている貼着用端子の製造方法。
  2. 端子台の端子接続側面に、クッション材の表裏に形成された粘着層のうち、表面側の粘着層に剥離シートが貼着されている剥離クッション体が、該剥離クッション体に形成された貫通孔に前記端子先端部分を貫通させた状態又は前記剥離クッション体の一端側に前記端子先端部分を接当させた状態で裏面側の粘着層を介して貼着され、
    この剥離クッション体の剥離シート上には、前記端子部材の端子先端部分を折り曲げて添設されているとともに、前記クッション材の剥離シートには、前記端子先端部分が添設する剥離シートの重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って切れ目又は脆弱部分が形成されている貼着用端子。
  3. クッション材の裏面に、端子台の端子接続側面に貼着するための粘着層が形成されているとともに、
    前記クッション材の表面に、フィルムアンテナの給電端子に端子台の端子部材を接触状態に貼着するための粘着層が形成され、この粘着層には剥離シートが貼着されている貼着用端子の剥離クッション体であって、
    前記剥離シートには、該剥離シート上に沿って折り曲げられる前記端子部材の端子先端部分が添設される重なり部分とそれ以外の部分の境目に沿って切れ目又は脆弱部分が形成されている貼着用端子の剥離クッション体。
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