JPH0222217Y2 - - Google Patents

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JPH0222217Y2
JPH0222217Y2 JP1982104596U JP10459682U JPH0222217Y2 JP H0222217 Y2 JPH0222217 Y2 JP H0222217Y2 JP 1982104596 U JP1982104596 U JP 1982104596U JP 10459682 U JP10459682 U JP 10459682U JP H0222217 Y2 JPH0222217 Y2 JP H0222217Y2
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JP1982104596U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は陶磁器あるいはガラスの被加工面に
貼り付け、サンドをブラストして貼り着けた模様
に相当する所定模様を被加工面に形成する際に用
いられるサンドブラスト用の転写紙の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、サンドブラストにより陶磁器の被加工面
に研削模様を形成する場合に用いる転写紙は製作
し難いものであり、とくに連続しない中抜き模様
の模様パターンのものは製造し難くかつ図柄模様
が限定される欠点があつた。また、従来の転写紙
は被加工面に水貼りする湿式のものであり、転写
紙の貼着性が不十分であつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案においては前述した従来転写紙の欠点を
解消し、かつ被加工面に鮮明模様を形成し得るよ
うにしたものであつて、この考案の目的は単に押
圧手段にて被加工面に接着され、連続模様、線状
模様あるいは模様が分離している中抜き模様にお
いても被加工面に鮮明模様の転写が可能であり、
かつ製作し易い構造のサンドブラスト用の圧着型
転写紙を提供することにある。
また、この考案の他の目的は、被加工面の模様
形成部分が強いサンドブラストに対しても安全で
あり、深い研磨模様の形成に都合の良いサンドブ
ラスト用の圧着型転写紙を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の手段は、陶
磁器あるいはガラスの被加工面に貼り着け、サン
ドをブラストして所定模様を前記被加工面に形成
するサンドブラスト用の転写紙であつて、ブラス
トされるサンドに対して耐摩耗性の小さい離型層
が第1の離型紙上に形成され、該離型層上には所
定模様形状をなし、かつ前記サンドに対して耐摩
耗性の大きい摩耗層が部分的に形成され、模様層
上および露出した離型層上には前記サンドに対す
る衝撃を緩和する耐摩耗性の小さい衝撃緩和層が
樹脂液の塗着乾燥により形成され、該衝撃緩和層
上には常温粘着性の接着層が設けられ、該接着層
上には剥離可能な第2の離型紙が接着され、前記
各層が接合されてなるサンドブラスト用の圧着型
転写紙とされる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。図において、1は厚さ25μmのポリエステル
フイルム等の第1の離型紙であり、2は該離型紙
1上に塗布された離型層である。前記離型層2は
アクリル樹脂(西独国デグサ社製造、商品名
Degussa 83454使用)95重量部(以下、単に部と
略記する。)とポリエチレングリコール(三洋化
成工業〓製造、PEG1500使用)5部とよりなる
アクリル系樹脂液を離型紙1の片面の全体にスク
リーン印刷し乾燥させて得た厚さ10μmのもので
ある。3は離型層2上に所定の模様形状となるよ
うに形成された模様層であつて、ブラストされる
サンドに対して耐摩耗性の大きいゴム質等の材質
よりなる。そして本例の模様層3はスチレンブタ
ジエンゴム20部と、200メツシユ通過のタルク40
部と、ソルベツソ#150(エツソ化学〓製造、芳香
族系高沸点溶剤、商品名)40部との混合組成のゴ
ム系樹脂液を絵柄が白抜きになるようにスクリー
ン印刷し乾燥させて厚さ40μmの層となした。
4は離型層2の露出部位2A〜2A及び模様層
3〜3の上面全体に接着形成された衝撃緩和層で
あつて、ブラストされるサンドに対して耐摩耗性
の小さい材質のものである。衝撃緩和層4は樹脂
液(合成樹脂液)の塗着乾燥により形成され、本
例では例えばアクリル樹脂(西独国デグサ社製
造、商品名Degussa 80431使用)60部と200メツ
シユ通過の珪酸ジルコニウム40部とよりなるアク
リル系樹脂液をスクリーン印刷し乾燥させ離型層
2の露出部位2Aにおいて厚さ50μmにされてい
る。
5は衝撃緩和層上の全体に形成された常温粘着
性の接着層であつて、アクリルエマルジヨン接着
剤等の常温にて粘着力を有する接着剤の塗布層よ
りなり、かつブラストされるサンドに対しては耐
摩耗性の小さい性質を有するものである。本例で
はアクリル酸エステル樹脂エマルジヨン(昭和高
分子〓、商品名ポリゾール1−4LH)80部と、
エチレングリコールモノブチルエーテル20部とよ
りなるアクリルエマルジヨン溶液を衝撃緩和層4
上の全面に塗布し乾燥させて厚さ10μmの常温粘
着性層にされている。6は接着層5上に接着され
た第2の離型紙であつて、ポリプロピレンのフイ
ルムあるいはポリエステルのフイルム、あるいは
離型紙を塗布した紙等の粘着性接着剤に対して離
型性良好な材質のものが用いられる。なお、この
第2の離型紙と接着層との離型性は第1の離型紙
と離型層との離型性より良いことが要求される。
本例では厚さ80μmのシリコン離型紙が用いられ
ている。
しかして、本例の圧着型転写紙7(以下、単に
転写紙ともいう)を使用するに際しては、まず第
2の離型紙6が剥がし、粘着性の接着層5を露出
させる(第1図仮想線部及び第2図参照)。次い
で離型紙6を剥がした転写紙7Aは接着層5側を
ガラス面8に向けて載置し、反対側の第1の離型
紙1側には常温のローラを押付けて転写紙7Aを
接着層5の粘着力によりガラス面8に接着させる
(第3図参照)。しかる後、接着した転写紙7Aの
外層側の第1の離型紙1を剥離除去し(第3図仮
想線部分及び第4図参照)、第1の離型紙1を除
去した転写紙7Bの離型層2に対し、サンドをブ
ラストする。なお、サンドは溶融アルミナからな
る昭和電工〓製造のモランダム#220を使用し、
吹付け距離10cm、ブラスト時間5秒、ブラスト圧
6Kg/cm2(Kgf/cm2)にて実施した。
模様層3はブラストされるサンドに対して耐摩
耗性大なるため、模様層3下部のガラス面8は保
護される。離型層2及び模様層3に被われない衝
撃緩和層4及び接着層5部分は耐摩耗性が小さい
ため、ブラストされるサンドにより数秒間で摩耗
損失してガラス面8を摩耗する(第5図参照)。
そこでサンドブラストを止め、残存の転写紙6A
を60℃の温湯にて洗い落すことにより、ガラス面
8には模様層3に被われ摩耗されない部分と、模
様層3に被われないで摩耗された凹部8Aとによ
る転写摩耗9が得られた(第6図参照)。本例で
は模様層3〜3下のガラス面8にはキズが生じな
く、かつ凹部8A〜8Aは100μmの深さとなつ
た鮮明な転写模様9が形成された。
(考案の作用及び効果) 以上説明したように本考案は、前記した課題解
決手段となしたので、本考案の所期の諸目的が確
実に達成されるものである。
すなわち、本考案は第1の離型紙より上方へ離
型層、模様層、衝撃緩和層、接着層、第2の離型
紙を順次重ね合せて形成され、粘着性の接着層に
は剥離可能な離型紙を付着させてなるため、転写
紙不使用の際は第2の離型紙により接着層が保護
され、第1の離型紙により他面側が保護され、転
写紙の使用の際は第2の離型紙を剥離し粘着面を
露出させ、転写紙は圧着により簡単に陶磁器ある
いはガラスの被加工面に固着させることができ便
利である。そして、本考案の転写紙は模様層が衝
撃緩和層にて接合支持されるため連続模様は勿論
のこと中抜きの模様であつても接合支持が充分で
ある。また、本考案においては各層はスクリーン
印刷あるいは塗布手段にて形成することができる
ため製造し易いものである。さらに、本考案転写
紙においては、サンドブラストする際に模様層の
下面側に衝撃緩和層が介在されているため、サン
ドの強いブラストに対して模様層下面の被加工面
部位が保護されキズが生ずることなくかつ模様層
のない部分の研削は充分に深くされ、模様層を傷
めることなく、陶磁器あるいはガラスに鮮明な模
様が転写されるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は転写紙の構成を示す説明図、第2図は第2の
離型紙を除去して接着層を露出させた転写紙断面
の説明図、第3図は接着層を被加工面側にして被
加工面に接着した転写紙を示す説明図、第4図は
被加工面に接着した転写紙より第1の離型紙を除
去した状態の説明図、第5図はサンドブラスト後
の状態図、第6図は形成された転写模様の説明図
である。 1,6……離型紙、2……離型層、3……模様
層、4……衝撃緩和層、5……接着層、7,7
A,7B……転写紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陶磁器あるいはガラスの被加工面に貼り着け、
    サンドをブラストして所定模様を前記被加工面に
    形成するサンドブラスト用の転写紙であつて、ブ
    ラストされるサンドに対して耐摩耗性の小さい離
    型層が第1の離型紙上に形成され、該離型層上に
    は所定模様形状をなし、かつ前記サンドに対して
    耐摩耗性の大きい摩耗層が部分的に形成され、模
    様層上および露出した離型層上には前記サンドに
    対する衝撃を緩和する耐摩耗性の小さい衝撃緩和
    層が樹脂液の塗着乾燥により形成され、該衝撃緩
    和層上には常温粘着性の接着層が設けられ、該接
    着層上には剥離可能な第2の離型紙が接着され、
    前記各層が接合されてなることを特徴としたサン
    ドブラスト用の圧着型転写紙。
JP10459682U 1982-07-08 1982-07-08 サンドブラスト用の圧着型転写紙 Granted JPS5974057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10459682U JPS5974057U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 サンドブラスト用の圧着型転写紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10459682U JPS5974057U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 サンドブラスト用の圧着型転写紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5974057U JPS5974057U (ja) 1984-05-19
JPH0222217Y2 true JPH0222217Y2 (ja) 1990-06-14

Family

ID=30245529

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10459682U Granted JPS5974057U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 サンドブラスト用の圧着型転写紙

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034579A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Alps Engineering Co, .Ltd. 隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015181A (ja) * 1973-06-11 1975-02-18
JPS554549A (en) * 1978-06-28 1980-01-14 Funken:Kk Instantaneous weight flow rate measuring method and instantaneous weight flowmeter of powder in powder feeding machine

Patent Citations (2)

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JP2007087615A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Alps Engineering Co Ltd 隔壁パターンを有するマスキング被膜の形成方法

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JPS5974057U (ja) 1984-05-19

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