JPH06198785A - 着脱自在なシート状部材及びその製造法 - Google Patents

着脱自在なシート状部材及びその製造法

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JPH06198785A
JPH06198785A JP21101092A JP21101092A JPH06198785A JP H06198785 A JPH06198785 A JP H06198785A JP 21101092 A JP21101092 A JP 21101092A JP 21101092 A JP21101092 A JP 21101092A JP H06198785 A JPH06198785 A JP H06198785A
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JP
Japan
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sheet
special
suction
adhesive
flexibility
Prior art date
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Pending
Application number
JP21101092A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Abe
司 阿部
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Takara Yojo Shizai KK
Original Assignee
Takara Yojo Shizai KK
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Publication date
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤または粘着剤を用いることなく吸着に
より着脱自在であって、吸着面に何らの跡も残すことな
く剥がすことができて、何回でも再使用を可能とする。 【構成】 不織布、和紙等のシート状またはフィルム状
基材10の表面に、アンカーコーティング等の手段を介
して液状の特殊ウレタン樹脂を均一に塗布展延し、次い
で、特殊発泡加工手段を介して連続微細孔12を有する
特殊発泡加工を施してウレタンフォーム吸着層11を形
成し、次いで、乾燥手段を介して乾燥して吸着脱自在な
シート状部材とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤や粘着材を要し
ない吸着脱自在なシート状部材及びその製造法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、接着テープは、基材表面に接着
剤、または粘着剤等を塗着した構造のものが一般的であ
り、かかる接着テープによるときは、被着物にのりが残
ってしまったり、下地を剥がしてしまったり、または被
着物にテープのあとを残してしまったり等することがあ
り、これら問題点を解決するため、着脱自在なテープと
して吸着盤を連続的に設けた吸着テープが知られている
(例えば、実公昭58−40330号公報および実開昭
55−8278号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、従来の吸
着盤による着脱テープは、吸着盤を設けているためにそ
の全体が分厚くなるばかりか、幅の広いシート状に形成
することは難しい。したがって、この吸着テープは床
面、階段面、壁面、塗装仕上面、大理石、御影石、エレ
ベーター開閉ドア面、木部への養生のおさえ用等として
用いることはできず、その用途範囲は限定的で、これら
資材の養生等に用いることができる吸着脱自在なシート
部材の提供が要請されていた。
【0004】本発明は、このような要請に応答すべくな
されたもので、その目的とするところは、安定した強い
吸着力を長時間に亘って保持することができると共に、
これを剥がす場合においても、きわめて容易に、しかも
吸着面に何んらの跡も残すことなく剥がすことができ
て、何回でも再使用ができる主に養生資材の保護シート
用として好適な吸着脱自在なシート部材を提供すること
にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、ポリエステル樹脂、不織布、和紙等の柔
軟性、屈撓性に富むシート状またはフィルム状基材の表
面に、特殊発泡加工によるウレタンフォーム吸着層が設
けられた構成を特徴とするものである。
【0006】そして、該吸着脱自在なシート部材の製造
方法としては、ポリエステル樹脂、不織布、和紙等の柔
軟性、屈撓性に富むシーシ状またはフィルム状基材の表
面にアンカーコーティングまたはコロナ放電処理を施し
た後、該処理表面に液状の特殊ウレタン樹脂を塗布展延
し、次いで、該特殊ウレタン樹脂を特殊発泡させ、しか
る後乾燥させて吸着脱自在なシート部材を得る製造方法
がある。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
本シート状部材は、図1及び図2に示されているよう
に、ポリエステル樹脂、不織布、布、塩化ビニル樹脂、
和紙、クラフト紙等の柔軟性、屈撓性に富む例えば厚み
75μのシート状またはフィルム状基材10の表面に、
特殊発泡加工により微細孔12を有する例えば厚み30
0μのウレタンフォーム吸着層11が形成されて成るも
ので、このシート状部材は図4に概略的に示されている
方法によって製造される。
【0008】製造方法を説明すると、先ず、ロール状に
巻かれたポリエステル樹脂、不織布、和紙等の柔軟性、
屈撓性に富む長尺シート状またはフィルム状基材10の
表面にアンカーコーティング手段(プライマー加工)ま
たはコロナ放電処理手段20を介して密着性を高めるた
めの粗面を形成し、次いで、ウレタン樹脂コーティング
手段21を介して粗面に、液状の特殊ウレタン樹脂を
0.3〜2mm厚さに塗布展延し、次いで、特殊発泡加工
手段22を介して熱と空気等を加え連続微細孔12を有
する特殊発泡加工(連続気泡の発泡加工)をなしてウレ
タンフォーム吸着層11を形成し、次いで、乾燥手段2
3を介して好ましくは約120℃の温度下で乾燥した
後、これを巻き取り製品とする。
【0009】本実施例によるシート状部材は、図3に示
されているように、これを被着体30に密着させれば、
ウレタンフォーム吸着層11の微細孔12が吸盤作用を
なして吸着し、またこれを剥がせば容易に剥離する。
【0010】因みに、本実施例で示したシート状部材の
吸着、再剥離性能の測定結果を表1に示す。
【0011】測定方法は、各々の被着体に本シート部材
を室温下で貼付して23℃、65%RHに放置し、1時
間および24時間後に90ピール接着力を測定した。
【0012】
【表1】
【0013】表1によっても、本発明に係るシート状部
材は、その密着、再剥離性能が良好であることが判る。
【0014】
【発明の効果】しかして、本発明によれば接着剤層や粘
着剤層ではなく、吸盤作用の微細孔を有するウレタンフ
ォーム吸着層を介して被着体に貼付するものであるか
ら、被着面が平滑面であれば水膜や油膜があっても確実
に密着し、磁気シート(テープ)で貼り付できない所で
あっても密着させることができる。また、吸着層は特殊
ウレタン樹脂系であって、アクリル系でないので、低温
でも密着し、更に高温でもベタつくことなく密着し、か
つ簡単に剥離できて、その際、糊残りがなく、ウレタン
フォーム吸着層がゴミ、ほこり等で汚染されない限り、
何度でも再使用することができて経済的であり、養生資
材の保護シート等として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状部材の一例での部分拡大
断面部である。
【図2】本発明に係るシート状部材の一例での平面図で
ある。
【図3】被着体との関係を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明シート状部材の製造方法の一例での概略
説明図である。
【符号の説明】
10 シート状またはフィルム状基材 11 ウレタンフォーム吸着層 12 微細孔 20 アンカーコーティング手段またはコロナ放電処理
手段 21 ウレタン樹脂コーティング手段 22 特殊発泡加工手段 23 乾燥手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル樹脂、不織布、和紙等の柔
    軟性、屈撓性に富むシート状またはフィルム状基材の表
    面に、特殊発泡加工によるウレタンフォーム吸着層が設
    けられた構成を特徴とする吸着脱自在なシート状部材。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂、不織布、和紙等の柔
    軟性、屈撓性に富むシート状またはフィルム状基材の表
    面にアンカーコーティングまたはコロナ放電処理を施し
    た後、該処理表面に液状の特殊ウレタン樹脂を塗布展延
    し、次いで、該特殊ウレタンシ樹脂を特殊発泡させ、し
    かる後乾燥させることを特徴とする吸着脱自在なシート
    状部材の製造法。
JP21101092A 1992-07-15 1992-07-15 着脱自在なシート状部材及びその製造法 Pending JPH06198785A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20180065848A (ko) * 2016-12-08 2018-06-18 광운대학교 산학협력단 건식 흡착 패드

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JPH0513732B2 (ja) * 1985-07-15 1993-02-23 Mitsubishi Jukogyo Kk

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