JP5924839B2 - 内壁補修具、内壁補修キット及び内壁補修方法 - Google Patents

内壁補修具、内壁補修キット及び内壁補修方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の室内の壁や天井等の内壁に生じた穴や亀裂等の破損部を補修するための内壁補修具、内壁補修キット及び内壁補修方法に関するものである。
建築物の室内の壁や天井等の内壁は、木材や石膏ボード等からなる内壁面の表面に壁紙や塗装等の内装材が施されたものである。内壁に衝撃が加えられた場合、内壁に穴や亀裂等の破損部が生じることがある。従来は、このような破損部を補修する方法として、特許文献1に記載のような補修用パテを破損部に埋める方法が一般的に知られていた。
実開平6−83862号公報
しかしながら、従来の補修用パテを用いて面積の大きい破損部を補修する場合には、内壁面と補修用パテからなる面とを面一にする熟練を要する作業を必要し、かつ、長時間を要する。また、従来の補修用パテを用いる方法は、補修部に補修用パテが露出した状態となるため、外観が良くなかった。
従って、取り扱いが容易で、短時間の作業で内壁の破損部を補修することができ、かつ、補修部を外観良く仕上げることができる内壁補修具、内壁補修キット及び内壁補修方法が必要とされている。
本発明の実施形態に係る内壁補修具は、建築物の内壁面に固着される板材と、板材よりも剛性が低いメッシュ状シートであって、板材を覆うように内壁面に固着されるメッシュ状シートと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、取り扱いが容易で、短時間の作業で内壁の破損部を補修することができ、かつ、内壁の補修部を外観良く仕上げることができる。また、内壁の破損部及びその近傍のみを補修することができるため、内壁全体を補修するよりも格段にコストと作業時間を低減することができる。
本発明の実施形態に係る内壁補修具は、上記内壁補修具において、板材が、複数の穿孔を有する金属薄板からなることを特徴とするものでもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修キットは、建築物の内壁面に固着される板材と、板材よりも剛性が低いメッシュ状シートであって、板材を覆うように内壁面に固着されるメッシュ状シートと、内壁面に固着された内装材に切り込みを入れるとともに、内装材を内壁面から除去するカッターと、内壁面とメッシュ状シートとに再固着される内装材の表面を均すヘラと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る内壁補修キットは、上記内壁補修キットにおいて、カッターは、把持部と把持部から延びる刃部とを有し、把持部と刃部とは平面視において直線状に配置され、側面視において把持部の軸線と刃部の軸線とは所定の角度で交わることを特徴とするものでもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、建築物の内壁面に板材を固着し、板材よりも面積が大きいメッシュ状シートを板材の上から内壁面に固着することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、上記内壁補修方法において、板材を固着する前に、板材よりも大きい面積で、建築物の内壁面上に固着された内装材を除去し、内装材を除去した内壁面上に板材を固着することを特徴とするものでもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、上記内壁補修方法において、板材とメッシュ状シートと内壁面との上から、除去した内装材を再固着することを特徴とするものでもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、上記内壁補修方法において、内装材は破損部を有し、破損部上に破損部を覆う破損部補修シートを固着することを特徴とするものでもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、上記内壁補修方法において、破損部補修シートの表面は、内装材の表面と外観上略同じものであることを特徴とするものであってもよい。
本発明の実施形態に係る内壁補修方法は、上記内壁補修方法において、破損部補修シートは、内装材の一部を切りとって形成されたものであることを特徴とするものであってもよい。
本発明の第1の実施形態の内壁補修具を説明するものであり、破損した内壁面を内壁補修具で補修した構成を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態としての内壁補修具を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態の内壁補修キットの一構成であるカッターを示す正面図である。 本発明の第3の実施形態の内壁補修キットの一構成であるヘラを示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。 本発明の第4の実施形態の内壁補修方法を順次示す正面図である。
本発明は、破損部を有する内壁を補修するものである。内壁は、内壁面40と内壁面上に装飾のために施された内装材50とを備える。内壁面40は、木材、石膏ボード、コンクリート等の平面からなる。内装材50は、壁紙、塗装材等の平面的な部材からなる。内壁面40は、内装材50よりも剛性が高い。言い換えれば、内装材50は、内壁面40よりも可撓性が高い。内壁に破損部が形成されると、この内壁面40及び内装材50の両方に破損部が形成される。内壁面40及び内装材50の破損部は、凹状溝、貫通穴、切り込み等、いずれの形態でもよい。本発明は、特に、内壁面40及び内装材50の破損部の面積が比較的大きい場合の補修に有効である。
(第1の実施形態)
図1に示すとおり、本発明の第1の実施形態に係る内壁補修具は、板材20とメッシュ状シート30とを備える。板材20及びメッシュ状シート30は、内装材50を除去した状態の内壁面40に適用される。内壁補修具は、破損部を有する内壁面40に板材20とメッシュ状シート30とを順次貼り付けることで、内壁面40の破損部を補修する。板材20とメッシュ状シート30とは、内壁面40に対して、できるだけ面一になるように、薄く平面状に形成される。好ましくは、板材20とメッシュ状シート30とは、その形状を破損部の大きさに適合できるように、ハサミやカッターで容易に切断可能な0.1から0.3mm程度の厚みであることが望ましい。板材20は、内壁面40の破損部と同じ面積又はそれよりも大きい面積で設けられる。メッシュ状シート30は、板材20よりも面積が大きく形成される。また、メッシュ状シート30は、板材20よりも厚みが小さく形成されてもよい。内壁補修材の断面において、板材20のみであると、その側縁部と内壁面40との間に急激な段差が生じ、外観上望ましくないが、メッシュ状シート30を板材20の上から貼り付けることで、この段差が緩和されて施工後の外観が良くなる。また、板材20は平滑面であり、内壁面40に対して突状に設けられることになるが、メッシュ状シート30があるため、接着剤や固着用の樹脂等がメッシュに入り込むことで、内装材50の内装補修具上及び内装補修具と内壁面40の段差部へのそれらの接着性や固着性を高くすることができる。
板材20は、内壁面40と同等若しくはそれよりも高い剛性を有することが好ましく、金属、樹脂、ガラスファイバー等から形成することができる。樹脂には、アクリル系樹脂等を用いることができる。板材20は、施工後の外観を良くするために、円形形状又は楕円形状にしてもよいし、図1に示す如く、矩形形状にしてもよく、この場合、角を落として角部のみ湾曲形状としてもよい。また、板材20の周縁を鋸歯状にしてもよい。板材20は、表面に穿孔や凹凸を有さない平面薄板であってもよい。板材20の一表面には接着層が設けられても良く、これにより、内壁面40に対する固定がさらに容易になる。接着層は板材20の全面に設けられても良いし、外周のみに設けられても良い。接着層の材質は特に限定されないが、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ラテックス系樹脂や熱硬化性又は紫外線硬化性の樹脂等を用いることができる。接着層には更に非接着性の剥離可能シートが含まれても良く、剥離可能シートを除去することで、接着層を露出できるようにしてもよい。板材20は、接着層を予め有していなくともよく、内壁面40に貼り付ける際に板材20の全表面又は外周のみに接着層を塗布してもよいし、板材20を釘やステープラのような固定具で内壁面40に固定されてもよい。
メッシュ状シート30は、複数の縦糸と横糸とを交差させて配置し、交差部を接続したシートである。メッシュ状シート30は、板材20よりも剛性が低い、つまり、可撓性が高い材料からなるほうが好ましく、樹脂、ガラスファイバー、金属等から形成することができる。ガラスファイバーメッシュは、強度等の点から特に好ましい。網目は、1.0から3.0mm程度で形成されてもよい。メッシュ状シート30は、板材20上から内壁面40に貼り付ける。メッシュ状シート30は、施工後の外観を良くするために、円形形状又は楕円形状にしてもよいし、図1に示す如く、矩形形状にしてもよい。メッシュ状シート30は、板材20の形状と相似形であってもよい。
メッシュ状シート30の縁部は、縁部を構成するメッシュ状のシートの複数の縦糸及び横糸の各端部が離間配置された状態であってもよい。すなわち、メッシュ状シート30の縁部において、縦糸端部は横糸によって固着されておらず、横糸端部は縦糸によって固着されていない状態であってもよい。これにより、内壁補修具と内壁面40との段差をより緩和し、固着性を向上することができ、外観を良くすることができる。
メッシュ状シート30は、その一表面に設けられた接着層を更に有しても良い。接着層が予め設けられていると、内壁面40及び板材20に対する固定がさらに容易になる。接着層はメッシュ状シート30の全面に設けられても良いし、外周のみに設けられても良い。接着層には更に非接着性の剥離可能シートが含まれても良く、剥離可能シートを除去することで、接着層を接着できるようにしてもよい。接着層の材質は特に限定されないが、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ラテックス系樹脂や熱硬化性又は紫外線硬化性の樹脂等を用いることができる。メッシュ状シート30は、接着層を予め有していなくともよく、内壁面40に貼り付ける際にメッシュ状シート30の全表面又は外周のみに接着層を塗布してもよい。
(第2の実施形態)
図2に記載のとおり、本発明の第2の実施形態に係る内壁補修具は、板材として穿孔201を有する板材200を用いるものである。薄板の材質は、金属や樹脂等からなるものであってもよい。板材200の周縁は、鋸歯状縁202としてもよい。これにより、穿孔201を有する板材200は、接着剤や固着用の樹脂が穿孔201や鋸歯状縁202の間に入り込むことで、内壁面、メッシュ状シート、及び/又は内装材に対する板材200の接着性や固着性を高くすることができる。本発明の第2の実施形態に係る内壁補修具は、第1の実施形態に係る内壁補修具とこれらの構成においてのみ異なり、これらの構成以外に関しては、第1の実施形態において開示された構成がそのまま適用される。すなわち、第1の実施形態における板材20は第2の実施形態における板材200に対応しており、第2の実施形態は第1の実施形態とは、板材200と板材20との形状のみにおいて異なり、それ以外の構成は第1の実施形態と第2の実施形態とは同じである。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る内壁補修キットは、第1の実施形態又は第2の実施形態に開示された内壁補修具と、更に、内装材を内壁面から除去するためのカッターと、内壁を均すためのヘラと、を備えるものである。図3に示すように、カッター60は、全体として細長形状であり、その長手方向における中心軸Aに沿って、把持部62と刃部61とが並んで配されたものである。刃部61は、把持部62の端部に固着されており、中心軸Aと略平行な側縁に刃が形成されている。刃部61の先端は、刃を有さない湾曲形状となっていてもよい。樹脂などで形成された把持部62の厚みは、薄い金属などで形成された刃部61よりも厚い。把持部62は、その表面に複数の中心軸Aに直行する複数の直線突状部からなる滑り止め部を含んでいても良い。中心軸Aを通る断面において、把持部62を通る中心軸と、刃部61を通る中心軸とは、所定の角度で交差していてもよい。すなわち、刃部61は、把持部62に対して傾斜して配置されている。これにより、刃部61を内壁面40と内装材50との間に平行に移動でき、既存の内装材50の表面にできるだけ傷をつけずに内装材50を内壁面40から除去可能であるため、除去された内装材50を再利用することが可能となる。
図4に示すように、ヘラ70は、全体として細長形状であり、その長手方向における中心軸Bに沿って、把持部72と先端部71とが並んで配されている。先端部71は、把持部72の端部に固着されており、先端部71は、把持部72に対する遠位端が先鋭で、遠位端から近位方向に向かって幅広になる形状である。施工後の内壁表面を均すために、ヘラ70の先端部71の少なくとも一方の表面は平面状に形成される。中心軸Bを通る断面において、把持部72を通る中心軸と、先端部71を通る中心軸とは、所定の角度で交差していてもよい。すなわち、先端部71は、把持部72に対して傾斜して配置されている。これにより、先端部71を内壁の表面に対して平行に移動しやすく、内壁の表面を均しやすい。カッター60とヘラ70とは、長手方向に略同じ長さであってもよい。本発明の第3の実施形態に係る内壁補修キットは、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る内壁補修具に更にカッター60とヘラ70とを備えた構成であるから、カッター60及びヘラ70以外の構成については第1の実施形態又は第2の実施形態において開示された構成が第3の実施形態にそのまま適用される。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る内壁補修方法には、第1の実施形態若しくは第2の実施形態に開示された内壁補修具又は第3の実施形態の内壁補修キットを用いることができる。図5から図11は、本発明の第4の実施形態に係る内壁補修方法を説明するものである。
図5及び6に示すように、内壁は内装材5000と内壁面4000とを有し、内装材5000は破損部5003を有し、内壁面4000は破損部4003を有する。破損部5003及び4003は、凹状溝、貫通穴、切り込み等、いずれの形態でもよい。図6のように、図5の内装材5000にカッター6000を用いて切り込みを形成する。内装材5000は、切り込みの切取縁5002が破損部5003を略囲むように切り取られる。図6においては、切取縁5002が円孤状に形成されたものを示すが、切取縁5002の形状は特に限定されず、円形状若しくは矩形形状に形成されても良い。この切り取りの際には、カッター6000の刃部6001の平面が、内装材5000と内壁面4000との間を、内装材5000及び/又は内壁面4000の表面と略平行に移動して、内装材5000を削ぐように切り取ることが好ましい。また、内装材5000の内壁面4000側の面と反対側の表面に、切断縁5002以外の傷をつけないように、内装材5000を切り取ることが好ましい。
図7のように、内装材5000の破損部5003を含む部分5001が捲られて、内壁面4000から除去され、破損部4003を含む内壁面4000が露出される。図7には、破損部5003を含む部分5001が、内壁に少なくとも一部が繋がった状態が開示されているが、これに限定されず、内装材5000の破損部5003を含む部分5001は内壁面5000から完全に分離除去されてもよい。破損部4003を含む内壁面4000には、内装材5000の一部又は内装材5000を内壁面4000に固着していた接着材等が残っている場合があるため、この内壁面4000をヤスリ等で研磨して平滑化してもよい。
次に、図8に示すように、破損部4003を含む内壁面4000に、破損部4003を覆うように板材2000を固着する。板材2000の表面には、最表面の非接着性の剥離可能シートを除去するタイプの接着層が全面又は外周に沿って予め設けられていて良いし、内壁面4000に固着する前に接着剤を塗ることによって接着層を設けても良い。板材2000の接着層が設けられた表面を内壁面4000側に向けて、板材2000を破損部4003に位置合わせして内壁面4000に貼り付ける。板材2000を張り付けた後、板材2000を内壁面4000に向かって押圧することで、板材2000と内壁面4000との段差をできるだけ小さくしてもよい。図6において、板材2000を接着により固着する場合を示したが、本発明の実施形態はそれに限定されず、釘やステープラ等の固定具によって固着されてもよい。
図9に示すように、板材2000の上から、板材2000を内壁面4000に固着するようにメッシュ状シート3000を固着する。メッシュ状シート3000の表面には、最表面の非接着性の剥離可能シートを除去するタイプの接着層が全面又は外周に沿って予め設けられていて良いし、内壁面4000に固着する前に接着剤を塗ることによって接着層を設けても良い。メッシュ状シート3000の接着層が設けられた表面を内壁面4000側に向けて、板材2000を覆うようにメッシュ状シート3000を内壁面4000に貼り付けて固着する。
図10に示すように、板材2000及びメッシュ状シート3000によって補修された内壁面4000上に、内装材5000の破損部5003を有する部分5001を戻して再固着する。この際、板材2000及びメッシュ状シート3000によって補修された内壁面4000上に接着剤を全面的又は部分的に塗布してから、内装材5000の破損部5003を有する部分5001を内壁面4000に接着してもよいし、内装材5000の破損部5003を有する部分5001に接着剤を全面的又は部分的に塗布してから、内装材5000の破損部5003を有する部分5001を内壁面4000に接着してもよい。
次に、図11に示すように、内装材5000の破損部5003を覆うように、破損部補修シート8000を内装材5000に固着する。破損部補修シート8000は、破損部5003と同じ面積、または、それよりも大きい面積を有する。この際、破損部5003による内装材5000の段差や破損部5003の面積が大きければ、この段差や破損部5003を埋めるように、破損部5003内にコーキング剤を埋め込むことができる。コーキング剤には、アクリル系樹脂、変成シリコーン系樹脂等を用いることができる。
破損部補修シート8000の内装材5000及び/又はコーキング剤への固着方法としては、破損部補修シート8000の一表面に接着剤を全面的又は部分的に塗布してから、内装材5000及び/又はコーキング剤に破損部補修シート8000を固着してもよいし、破損部5003近傍の内装材5000及び/又はコーキング剤に接着剤を塗布してから、内装材5000及び/又はコーキング剤に破損部補修シート8000を固着してもよい。破損部補修シート8000は、内装材5000の破損部5003の面積よりも大きい面積で設けられ、形状は限定されないが、略円形状又は略楕円状に設けられることが好ましい。
また、破損部補修シート8000の一表面は、できるだけ内装材5000の内壁面4000に固着される面とは逆の表面と外観が近似していることが好ましい。従って、破損部補修シート8000は、破損部5003が形成されていない内装材5000の一部、例えばコンセントの内側や家具の裏側に位置する内装材5000の一部を、カッター6000等で削ぐことで形成してもよい。内装材5000の表面と破損部補修シート8000の表面には、凹凸状や平面状の模様が付されていてもよく、破損部補修シート8000の模様と内装材5000の模様とが合うようにして、破損部補修シート8000を内装材5000及び/又はコーキング剤に固着することが外観上好ましい。
破損部補修シート8000を内装材5000及び/又はコーキング剤に固着した後に、ヘラ7000の先端部平面を用いて、破損部補修シート8000とその周辺の内装材5000を均すことで、補修部を平坦化して、外観形状を整える。
本発明の第4の実施形態に係る内壁補修方法は、第1の実施形態若しくは第2の実施形態に係る内壁補修具又は第3の実施形態に係る内壁補修キットを用いることができるから、第1の実施形態、第2の実施形態及び/又は第3の実施形態において開示された構成は、第4の実施形態においてそのまま適用される。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は図示された実施形態に限定されず、様々な変更、追加、削除を施して、多様な他の形態に変形されることができるものである。例えば、上述した実施形態では、破損部5003を覆うように破損部補修シート8000を接着したが、破損部補修シート8000に代えて、破損部5003を覆うように破損部補修材を内装材5000及び/又はコーキング剤上から塗布又はスプレーすることで補修部を形成してもよい。
20…板材、30…メッシュ状シート、40…内壁面、50…内装材
51…破損部を有する部分、52…切取縁、53…破損部
200…板材、201…穿孔、202…鋸歯状縁
300…メッシュ状ガラスファイバーシート、60…カッター、61…刃部
62…把持部、A…中心軸線、70…ヘラ、71…先端部、72…把持部
B…中心軸線、2000…板材、3000…メッシュ状シート
4000…内壁面、4003…破損部、5000…内装材
5001…破損部を有する部分、5002…切取縁
5003…破損部、6000…カッター、6001…刃部、6002…把持部
7000…ヘラ、8000…破損部補修シート

Claims (7)

  1. 建築物の内壁面に固着される板材と、
    前記板材よりも剛性が低いメッシュ状シートであって、前記板材を覆うように前記内壁面に固着されるメッシュ状シートと、
    前記内壁面に固着された内装材に切り込みを入れるとともに、前記内装材を前記内壁面から除去するカッターと、
    前記内壁面と前記メッシュ状シートとに再固着される前記内装材の表面を均すヘラと、
    を備えることを特徴とする内壁補修キット。
  2. 請求項記載の内壁補修キットであって、カッターは、把持部と前記把持部から延びる刃部とを有し、前記把持部と前記刃部とは平面視において直線状に配置され、側面視において前記把持部の中心軸線と前記刃部の中心軸線とは所定の角度で交わることを特徴とする内壁補修キット。
  3. 建築物の内壁面に板材を固着することと、
    前記板材よりも面積が大きいメッシュ状シートを前記板材の上から内壁面に固着することと、を備える内壁補修方法であって、
    前記板材を固着する前に、前記板材よりも大きい面積で、前記建築物の内壁面上に固着された内装材を除去し、前記内装材を除去した前記内壁面上に前記板材を固着すること、をさらに備えることを特徴とする内壁補修方法。
  4. 請求項記載の内壁補修方法であって、前記板材と前記メッシュ状シートと前記内壁面との上から、前記除去した内装材を再固着することを特徴とする内壁補修方法。
  5. 請求項記載の内壁補修方法であって、前記内装材は破損部を有し、前記破損部上に前記破損部を覆う破損部補修シートを固着することを特徴とする内壁補修方法。
  6. 請求項に記載の内壁補修方法であって、前記破損部補修シートの表面は、前記内装材の表面と外観上略同じものであることを特徴とする内壁補修方法。
  7. 請求項に記載の内壁補修方法であって、前記破損部補修シートは、前記内装材の一部を切りとって形成されたものであることを特徴とする内壁補修方法。
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