JP2003206612A - 壁面補修具 - Google Patents

壁面補修具

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JP2003206612A
JP2003206612A JP2002002626A JP2002002626A JP2003206612A JP 2003206612 A JP2003206612 A JP 2003206612A JP 2002002626 A JP2002002626 A JP 2002002626A JP 2002002626 A JP2002002626 A JP 2002002626A JP 2003206612 A JP2003206612 A JP 2003206612A
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JP
Japan
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sheet
wall surface
wall
boundary
repair tool
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JP2002002626A
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Juzo Fujioka
重三 藤岡
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Gh Meiser & Co
PITSTOP TECHNOLOGIES Inc
Piyo KK
Original Assignee
Gh Meiser & Co
PITSTOP TECHNOLOGIES Inc
Piyo KK
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Publication date
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    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0203Arrangements for filling cracks or cavities in building constructions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練を要することなく、簡単な作業で、速や
かに壁面の傷の補修を行うことができ、しかも良好で安
定した仕上がりを得ることができる壁面補修具の提供を
課題とする。 【解決手段】 壁面Sに生じた凹み、穴、亀裂等の傷を
補修する壁面補修具であって、2枚の薄いシート10、
20からなり、一方のシートは他方のシートよりも面積
が小さく且つより強靭なシートからなり、壁面Sの傷口
Iを覆うように壁面Sに接着される下当てシート10と
し、他方のシートは前記一方のシート10よりも面積が
大きく且つ外周縁を不規則な波形状21とし、前記下当
てシート10の上から壁面Sに接着される上当てシート
20としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は壁面補修具に関し、
詳しくは壁面に生じた穴や凹み等の傷を補修する壁面補
修具に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の室内等の内壁面は、表面が塗装
されたり、壁紙が張られたりして綺麗に仕上げられてい
る。このような壁面に穴が開いたり、割れたり、一部が
削れて凹んだりする等の傷が生じた場合、その部分だけ
を補修できれば、全体を補修する場合に較べて経費が安
くつく。壁面の補修具として従来提供されているのもの
として、例えば実開平6−83862号公報に示される
ような補修用パテがある。この補修用パテは壁面に生じ
た穴や凹み等の傷口に、壁の色に近いパテを埋め込むこ
とで、傷口を元の平面のように復帰させるものである。
また従来用いられている他の補修具として、適当な大き
さにした補修シートがある。この補修シートは壁の色に
近いものを用いて、補修箇所の上から貼り付けること
で、傷口を元の壁面のように復帰させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがパテを用いる
補修具は、パテの取り扱いが必ずしも容易ではなく、壁
面の凹み等を上手く平面状態に復帰させるのには熟練を
要する欠点がある。またパテを練ったり或いはヘラ等を
用いて作業を行う等の煩わしさを伴う問題がある。また
補修シートを用いる従来の補修具の場合には、通常1枚
の補修シートを用いて、壁面の穴や凹みの上に貼るた
め、厚みが薄いと強度が弱く、シート自体が凹んでしま
ったりして、良好な元の平面状態に復帰、維持できない
問題があった。一方、シートの厚みを厚くして強度を持
たせようとすると、壁面との間に段差が目立つ等の問題
があった。更に補修シートは、前記強度や厚み等の条件
が要求される他に、シートの上面を壁面の色や模様、肌
触りに近い状態にするため、色付けや模様付け或いは凹
凸等の肌触りを容易に付与することができる材質である
ことが要求される。しかし、その様な全ての条件を1枚
の補修シートで満たすことは困難であり、何れかに欠点
があった。また最近は、小さな凹凸からなる梨地状の表
面組織を有する壁面が室内の壁面として多く用いられる
ようになってきている。この様な梨地状の凹凸表面組織
を持つ壁面の補修を行う場合、ペイント等で表面に塗布
した時に該表面が前記のような凹凸表面組織にならず、
その部分が目立ってしまうという欠点があった。
【0004】そこで本発明は上記従来の欠点を解消し、
熟練を要することなく、簡単な作業で、速やかに壁面の
傷の補修を行うことができ、しかも良好で安定した仕上
がりを得ることができる壁面補修具の提供を課題とす
る。また本発明は、補修シートと壁面との境界を十分に
目立たなくすることができる壁面補修具の提供を課題と
する。また本発明は、梨地状の凹凸表面組織を有する壁
面に対しても、補修シートと壁面との境界を殆どわから
なくすることができる壁面補修具の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた発
明の壁面補修具は、壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の傷
を補修する壁面補修具であって、2枚の薄いシートから
なり、一方のシートは他方のシートよりも面積が小さく
且つより強靭なシートからなり、壁面の傷口を覆うよう
に壁面に接着される下当てシートとし、他方のシートは
前記一方のシートよりも面積が大きく且つ外周縁を不規
則な波形状とし、前記下当てシートの上から壁面に接着
される上当てシートとしていることを第1の特徴として
いる。また本発明の壁面補修具は、上記第1の特徴に加
えて、一対のシートの他に、上当てシートの外周縁と壁
面との境界付近に塗布することで境界を消去する境界消
去用塗布剤を有することを第2の特徴としている。また
本発明の壁面補修具は、壁面に生じた凹み、穴、亀裂等
の傷を補修する壁面補修具であって、2枚の薄いシート
からなり、一方のシートは他方のシートよりも面積が小
さく且つより強靭なシートからなり、壁面の傷口を覆う
ように壁面に接着される下当てシートとし、他方のシー
トは前記一方のシートよりも面積が大きく、外周縁を不
規則な波形状に構成し、且つ上面を壁面に構成された表
面組織と同様の梨地状の凹凸模様からなる表面組織に構
成し、前記下当てシートの上から壁面に接着される上当
てシートとしていることを第3の特徴としている。また
本発明の壁面補修具は、上記第3の特徴に加えて、上当
てシートの外周縁と壁面との境界付近に塗布され、熱を
加えられることで発泡して梨地状の凹凸模様からなる表
面組織を構成する境界消去用塗布剤を有することを第4
の特徴としている。また本発明の壁面補修具は、壁面に
生じた凹み、穴、亀裂等の傷を補修する壁面補修具であ
って、外周縁を不規則な波形状に構成すると共に上面を
壁面の表面組織と同様の梨地状の凹凸模様からなる表面
組織に構成し、壁面の傷口を覆うように壁面に接着され
る上当てシートと、該上当てシートの外周縁と壁面との
境界付近に塗られ、熱によって発泡して梨地状の凹凸模
様からなる表面組織を構成する境界消去用塗布剤とを有
することを第5の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の壁面補修具につい
て図面を参照しながら更に説明する。図1は下当てシー
トの平面図、図2は下当てシートの断面の拡大図、図3
は上当てシートの平面図、図4は上当てシートの断面の
拡大図、図5は境界消去用塗布剤の抽出容器を示す図、
図6は壁面の傷口に下当てシートと上当てシートとを当
てた状態を示す平面図、図7は上当てシートと壁面との
境界付近の拡大断面図である。
【0007】本発明の好ましい実施形態に係る壁面補修
具は、下当てシート10と、上当てシート20と、境界
消去用塗布剤30とからなる。
【0008】図1、図2、図6を参照して、下当てシー
ト10は使用前の状態で、台紙40の上面に貼り付けら
れた状態で提供することができる。使用に際しては、台
紙40から剥がして壁面Sの傷口I上に貼る。下当てシ
ート10は円形、多角形等の比較的丸い形状としてい
る。しかし勿論、四角や三角のような余り丸くない形で
あっても可能である。また下当てシート10は、その周
縁をギサギザ状11にしている。これによって壁面Sへ
の接着がし易くなるという作用効果を得ることができる
と共に、下当てシート10の上から上当てシート20を
貼った時に段が目立ち難いという作用効果を得ることが
できる。勿論、下当てシート10は、その周縁がギザギ
ザ状11になっていないものであってもよい。前記下当
てシート10は、壁面Sの穴や凹み等の傷口Iを覆うよ
うにして、壁面Sに直接接着される補強用のシートであ
る。即ち、上当てシート20を壁面Sの傷口Iに接着す
るのに先立って、傷口Iに接着して傷口Iを覆い、上当
てシートでは不足する強度の補強を行う。この下当てシ
ート10は上当てシート20よりも面積を小さくし、上
当てシート20の下に完全に隠れることができるように
している。
【0009】下当てシート10は、既述したように、前
記傷口Iの穴等を完全に覆って補強する役割を主として
果たすものであり、従って下当てシート10の本体10
aの材質は、簡単には破れたりしない耐破断性に優れた
材質で且つ簡単に延ばされ凹むことのない耐湾曲性に優
れた材質のものを用いる。このような耐破断性に優れ且
つ耐湾曲性に優れた材質を、ここでは強靭性に優れた材
質と定義する。下当てシート10の本体10aは、本実
施形態では、アクリル樹脂シートを用いている。これに
よって、穴等の傷口Iの上に貼られた時に簡単に破断し
たり、また凹んだりしない状態を得ることができる。勿
論、下当てシート10は他の種類の強靭な樹脂シートや
硝子繊維シートのようなもの、薄い金属シートのような
もの、或いは強靭な紙であっても可能である。下当てシ
ート10の厚みは、本実施形態では約0.1mmとして
いる。下当てシート10の厚みは上記した強靭性を保持
した状態において薄い方がよい。下当てシート10の本
体10aの下面には接着層10bが設けられている。こ
の接着層10bでもって壁面Sに粘着する。接着層10
bの材質は特に限定されないが、ゴム系の接着剤から構
成することができる。
【0010】図3、図4を参照して、前記上当てシート
20は使用前の状態で台紙50の上面に貼り付けられた
状態で提供することができる。使用に際しては、台紙5
0から剥がして壁面Sの傷口I上に貼る。上当てシート
20は円形としている。が、多角形等の比較的丸い形状
であってもよい。また四角や三角のような、余り丸くな
い形であっても可能である。上当てシート20は、その
周縁を不規則な小さな波形状21としている。波形状2
1とすることで、壁面Sに接着された時に壁面Sとの境
界を不鮮明にすることができる。そして不規則で且つ小
さな波形状21とすることで、前記不鮮明にする作用効
果を一層上げることができる。前記波形状21は上当て
シート20の周縁に設けられる、その他の小さな凸凹状
のものを含むものとする。勿論、上当てシート20の周
縁を必ずしも前記波形状21にしなくてもよい。前記上
当てシート20は、前記下当てシート10の上から壁面
Sの穴や凹み等の傷口Iを覆うようにして壁面Sに接着
されるシートである。この上当てシート20は下当てシ
ート10よりも面積を大きくし、下当てシート10が完
全に下に隠れるようにして貼り付けられる。
【0011】上当てシート20は、前記傷口Iの穴等を
完全に覆って、且つ周囲の壁面Sと似通った状態を与え
る役割を果たすためのシートで、本体20aの下面に接
着層20bを設ける他、上面に表面組織層20cを設け
ている。接着層20bを構成する接着剤の種類は特に限
定されない。前記上当てシート20の本体20aの材質
は、勿論、簡単には破れたりしない耐破断性に優れた材
質であるほうがよいが、上面に表面組織層20cを積層
するのに容易な材質が好ましい。上当てシート20の本
体20aは紙、プラスチックの材質を用いることができ
る。勿論、その他の材質で構成することも可能である。
前記本体20aの上面は適当な表面粗さを有するように
することで、表面組織層20cの積層を容易にすること
が可能である。前記表面組織層20cにおける表面組織
とは、色、模様、表面の凹凸模様及びそれらの組合せを
言うものとする。この表面組織層20cは周囲の壁面S
と類似させるために本体20aの上面に積層されるもの
で、周囲の壁面Sの色と同じ色を施したもの、周囲の壁
面Sの模様と同じ模様を施したもの、周囲の壁面Sの凹
凸模様と同様な凹凸模様を施したものとすることができ
る。これらの表面組織層20cは、適用される壁面Sの
色や模様、凹凸模様を予め定めて、それと同じになるよ
うに施す。本実施形態では、近年においてよく用いられ
ている表面組織が梨地状の凹凸模様である壁面Sに対
し、その補修を前提に、前記表面組織層20cを梨地状
凹凸模様22からなる表面組織としている。色は白やそ
の他の色とすることができる。
【0012】図5を参照して、前記境界消去用塗布剤3
0は、抽出容器31に入れられ、その先端のノズルから
押し出される。境界消去用塗布剤30はペイントのよう
な粘性液で構成され、貼り付けられた上当てシート20
と壁面Sとの境界付近に塗布されることで、該境界線を
消去する役割を果たす。この境界消去用塗布剤30はそ
れが塗布された時に、壁面S及び上当てシート20と同
様な色を有するもの、同様な色と模様を有するもの、或
いは同様な色と模様と凹凸模様を有するものが採用され
る。本実施例では、近年においてよく用いられている梨
地状の凹凸模様からなる表面組織を持つ壁に適応すべ
く、梨地状の凹凸模様からなる表面組織を構成すること
ができる境界消去用塗布剤30を用いている。この塗布
剤30は、例えばウレタン樹脂86.0%、酸化チタン
顔料2.5%、熱膨張マイクロカプセル3.0%、水
8.5%からなる構成することができる。この塗布剤3
0の色は白であるが、色については適当な色顔料を必要
に応じて添加することで、壁の色と同じにすることがで
きる。本実施例の境界消去用塗布剤30は、それが塗布
された後にヘアードライアー等で温風をあてると、塗布
剤30が発泡し、梨地状の凹凸模様を形成する。この梨
地状の凹凸模様は、前記上当てシート20の表面組織層
20c及び壁面Sの梨地状の表面模様と非常によく似た
状態となり、これによって上当てシート20と壁面Sと
の境界が同様な凹凸模様を形成した塗布剤30で連続さ
れ、境界が消去される。
【0013】図6、7を参照して、今、壁面Sの一部に
開いた穴や凹みからなる傷口Iが生じている場合の壁面
補修の作業を説明する。先ず、台紙40から下当てシー
ト10を剥がし、これを壁面Sの傷口Iの上から該傷口
Iを覆う様に壁面Sに貼る。この時、壁面Sとの間に気
泡等が残らないように注意する。次に台紙50から上当
てシート20を剥がし、壁面Sに貼り付けた下当てシー
ト10の上から該下当てシート10を覆うように壁面S
に貼る。その次に境界消去用塗布剤30の入った抽出容
器31を用いて、上当てシート20の終端と壁面Sとの
境界及びその付近に境界消去用塗布剤30を塗布する。
そして更に、境界消去用塗布剤30が乾かないうちに、
ヘアードライアー等の加熱手段を用いて塗布された境界
消去用塗布剤30を加熱する。これによって境界消去用
塗布剤30に含まれる熱膨張マイクロカプセルが膨張
し、発泡によって塗布表面を周囲の壁面S及び上当てシ
ート20の梨地状凹凸模様22と同じ梨地状の凹凸模様
にする。
【0014】前記境界消去用塗布剤30は、必ずしも発
泡して梨地状の凹凸模様からなる表面組織になる必要は
ない。この場合には、境界消去用塗布剤30が梨地状凹
凸模様22を有する上当てシート20と壁面Sとの境界
付近に塗布されても、該境界消去用塗布剤30の塗布表
面が発泡しないので、前記境界付近が梨地状の凹凸模様
からなるそっくりの表面組織で連続することはないが、
それでもなお境界線を不鮮明にする効果を奏する。勿
論、壁面Sが梨地状の凹凸模様からなる表面組織を有さ
ないものにあっては、前記上当てシート20は元より境
界消去用塗布剤30もまた、発泡して梨地状の凹凸模様
を形成する必要がない。本発明の壁面補修具は、発泡し
て梨地状の凹凸模様を形成することのない境界消去用塗
布剤30を、下当てシート10や上当てシート20と一
緒に組み合せたものもその範囲に含むものとする。
【0015】更に前記境界消去用塗布剤30は必ずしも
用いる必要はない。境界消去用塗布剤30を用いない場
合は、上当てシート20の外周縁と壁面Sとの境界線を
消去し難いが、外周縁に不規則な波形状21を有する上
当てシート20を用いる場合には、その境界線は不鮮明
となって判別し難いから、それほど問題とならない。本
発明の壁面補修具は、境界消去用塗布剤を用いない、下
当てシート10と上当てシート20とだけの組合せから
なるものも、その範囲に含むものとする。
【0016】補修すべき壁面Sが梨地状の凹凸模様から
なる表面組織を有さない場合は、上記上当てシート20
の表面組織層20cとしても、梨地状凹凸模様22から
なる表面組織を有する必要はない。本発明の壁面補修具
は、梨地状凹凸模様22からなる表面組織を有さない上
当てシート20を用いたものも、その範囲に含むものと
する。
【0017】補修すべき壁面Sの傷口Iが線状の傷であ
るとか、傷の面積が小さい場合には、傷口Iが再び凹ん
だりするおそれがないので、必ずしも下当てシート10
は必要ではない。この場合には、上当てシート20と境
界消去用塗布剤30を用いて補修を行う。本発明の壁面
補修具は、上当てシート20と境界消去用塗布剤30と
の組合せからなるものも、その範囲に含むものとする。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の壁面補修具によれば、壁面に生じた凹
み、穴、亀裂等の傷を補修する壁面補修具であって、2
枚の薄いシートからなり、一方のシートは他方のシート
よりも面積が小さく且つより強靭なシートからなり、壁
面の傷口を覆うように壁面に接着される下当てシートと
し、他方のシートは前記一方のシートよりも面積が大き
く且つ外周縁を不規則な波形状とし、前記下当てシート
の上から壁面に接着される上当てシートとしているの
で、2枚のシートを用いて、熟練を要することなく、簡
単な作業で、速やかに壁面の傷の補修を行うことができ
る。また2枚のシートを重ねて用いる場合には、1枚の
シートだけを用いる場合に較べて、全体としての厚みを
より薄くして且つより強靭に壁面を補修することができ
る。しかも1枚のシートで強度を持たそうとすると、シ
ートが厚くなり、それだけ外周縁での壁面との段差が大
きくなって境界がはっきりする問題が生じるのに対し、
2枚のシートを用いて、下当てシートの面積を小さくし
て用いる場合には、上当てシート外周縁と壁面の段差を
小さく抑えることができる(下当てシートの厚みは実質
的に加算されない)。よって境界線をより不鮮明にする
ことが可能となる。更に外当てシートの外周縁を不規則
な波形状とすることで、外当てシートの外周縁と壁面と
の境界を一層わかり難くすることができる。また上当て
シートと下当てシートとを別々にして組み合せること
で、下当てシートには十分に強靭な材質からなる材料を
採用することができ、また上当てシートには上当てシー
トにふさわしい材質からなる材料を用いることができ
る。よって壁面の補修が、十分に好ましい強度と十分に
好ましい壁面修正状態をもって行うことができる。また
上記請求項2に記載の壁面補修具によれば、上記請求項
1に記載の構成による効果に加えて、一対のシートの他
に、上当てシートの外周縁と壁面との境界付近に塗布す
ることで境界を消去する境界消去用塗布剤を有するの
で、下当てシートと上当てシートを用いて壁面の傷を補
修した後の境界の段差を無くすることで、補修箇所を目
立たなくすることができる。また上記請求項3に記載の
壁面補修具によれば、壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の
傷を補修する壁面補修具であって、2枚の薄いシートか
らなり、一方のシートは他方のシートよりも面積が小さ
く且つより強靭なシートからなり、壁面の傷口を覆うよ
うに壁面に接着される下当てシートとし、他方のシート
は前記一方のシートよりも面積が大きく、外周縁を不規
則な波形状に構成し、且つ上面を壁面に構成された表面
組織と同様の梨地状の凹凸模様からなる表面組織に構成
し、前記下当てシートの上から壁面に接着される上当て
シートとしているので、上記請求項1に記載の構成によ
る上記各効果と同等の効果を、少なくとも奏する。加え
て、上当てシートの上面を梨地状の凹凸模様からなる表
面組織に構成しているので、近年、壁面の表面組織とし
てよく用いられている梨地状の凹凸模様の壁面の補修に
対しても、補修箇所が目立たないように補修することが
できる。また上記請求項4に記載の壁面補修具によれ
ば、上記請求項3に記載の構成による効果に加えて、上
当てシートの外周縁と壁面との境界付近に塗布され、熱
を加えられることで発泡して梨地状の凹凸模様からなる
表面組織を構成する境界消去用塗布剤を有するので、梨
地状の凹凸模様からなる表面組織を有する壁面の補修の
際に、該壁面と同じく梨地状の凹凸模様からなる表面組
織を有する上当てシートとの境界付近を、発泡して同じ
梨地状の凹凸模様からなる表面組織を構成する境界消去
用塗布剤で修正することができ、この種、梨地状の凹凸
模様からなる表面組織を有する壁面を殆ど目立つことな
く補修することができる。また上記請求項5に記載の壁
面補修具によれば、壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の傷
を補修する壁面補修具であって、外周縁を不規則な波形
状に構成すると共に上面を壁面の表面組織と同様の梨地
状の凹凸模様からなる表面組織に構成し、壁面の傷口を
覆うように壁面に接着される上当てシートと、該上当て
シートの外周縁と壁面との境界付近に塗られ、熱によっ
て発泡して梨地状の凹凸模様からなる表面組織を構成す
る境界消去用塗布剤とを有するので、梨地状の凹凸模様
からなる表面組織を有する壁面に生じた線状の傷等の面
積の小さい傷の補修を、上当てシートと境界消去用塗布
剤とによって、壁面と同様の梨地状の凹凸模様からなる
表面組織を構成して、殆ど目立つことなく補修すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下当てシートの平面図である。
【図2】下当てシートの断面の拡大図である。
【図3】上当てシートの平面図である。
【図4】上当てシートの断面の拡大図である。
【図5】境界消去用塗布剤の抽出容器を示す図である。
【図6】壁面の傷口に下当てシートと上当てシートとを
当てた状態を示す平面図である。
【図7】上当てシートと壁面との境界付近の拡大断面図
である。
【符号の説明】 10 下当てシート 10a 本体 10b 接着層 11 ギザギザ状 20 上当てシート 20a 本体 20b 接着層 20c 表面組織層 21 波形状 22 梨地状凹凸模様 30 境界消去用塗布剤 31 抽出容器 40、50 台紙 S 壁面 I 傷口
フロントページの続き (71)出願人 502011317 ジー.エイチ.メイザー アンド カンパ ニー G.H.MEISER & Co. アメリカ合衆国, イリノイ州 60469, ポーゼン, ピー.オー.ボックス 315, ウエスト ワンハンドレッドフォ ーティース プレイス 2407 2407 West 140th Place, P.O.Box 315, Posen, IL 60469, U.S.A. (71)出願人 502011292 ピットストップ テクノロジーズ インコ ーポレイテッド PITSTOP TECHNOLOGIE S, INC. アメリカ合衆国, コロラド州 80251, レイクウッド, ウエスト シックステ ィーンス アベニュー 7100 7100 W. 16th Ave., Lak ewood, CO 80251, U.S. A. (72)発明者 藤岡 重三 兵庫県神戸市北区ひよどり台2丁目10−4 株式会社ピヨ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の傷を補
    修する壁面補修具であって、2枚の薄いシートからな
    り、一方のシートは他方のシートよりも面積が小さく且
    つより強靭なシートからなり、壁面の傷口を覆うように
    壁面に接着される下当てシートとし、他方のシートは前
    記一方のシートよりも面積が大きく且つ外周縁を不規則
    な波形状とし、前記下当てシートの上から壁面に接着さ
    れる上当てシートとしていることを特徴とする壁面補修
    具。
  2. 【請求項2】 一対のシートの他に、上当てシートの外
    周縁と壁面との境界付近に塗布することで境界を消去す
    る境界消去用塗布剤を有することを特徴とする請求項1
    に記載の壁面補修具。
  3. 【請求項3】 壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の傷を補
    修する壁面補修具であって、2枚の薄いシートからな
    り、一方のシートは他方のシートよりも面積が小さく且
    つより強靭なシートからなり、壁面の傷口を覆うように
    壁面に接着される下当てシートとし、他方のシートは前
    記一方のシートよりも面積が大きく、外周縁を不規則な
    波形状に構成し、且つ上面を壁面に構成された表面組織
    と同様の梨地状の凹凸模様からなる表面組織に構成し、
    前記下当てシートの上から壁面に接着される上当てシー
    トとしていることを特徴とする壁面補修具。
  4. 【請求項4】 上当てシートの外周縁と壁面との境界付
    近に塗布され、熱を加えられることで発泡して梨地状の
    凹凸模様からなる表面組織を構成する境界消去用塗布剤
    を有することを特徴とする請求項3に記載の壁面補修
    具。
  5. 【請求項5】 壁面に生じた凹み、穴、亀裂等の傷を補
    修する壁面補修具であって、外周縁を不規則な波形状に
    構成すると共に上面を壁面の表面組織と同様の梨地状の
    凹凸模様からなる表面組織に構成し、壁面の傷口を覆う
    ように壁面に接着される上当てシートと、該上当てシー
    トの外周縁と壁面との境界付近に塗られ、熱によって発
    泡して梨地状の凹凸模様からなる表面組織を構成する境
    界消去用塗布剤とを有することを特徴とする壁面補修
    具。
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