JP2596867B2 - 出隅の処理方法 - Google Patents

出隅の処理方法

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JP2596867B2
JP2596867B2 JP3352576A JP35257691A JP2596867B2 JP 2596867 B2 JP2596867 B2 JP 2596867B2 JP 3352576 A JP3352576 A JP 3352576A JP 35257691 A JP35257691 A JP 35257691A JP 2596867 B2 JP2596867 B2 JP 2596867B2
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敏廣 矢神
葉子 林
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Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の内外壁表
面,構築物表面へ適用される表装材を利用した仕上げの
うち出隅の処理方法に関するものであり、その利用分野
は建築分野である。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状の表装材としては、建築
物の内装用壁紙があったが、一般に、薄肉であり、かつ
柔軟性の高い素材によっていたため、出隅部においても
入隅部においても追従でき問題が発生することはなかっ
た。
【0003】一方、本願出願人は、先に建築物の外壁表
面に適用可能な表装材を提案(特願平2−199456
等)したが、表面に模様を形成する化粧材の種類あるい
は厚みによっては、出隅,入隅部分にヒビ割れあるいは
シワを生じ、きれいな仕上がりとはならなかった。ま
た、この問題を避ける為に、出隅線,入隅線にわざと目
地を設けることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は、シート
全体として可撓性を有していても、角ばった出隅部分に
折り曲げて張り付けた時に、ヒビ割れの生じる表装材に
ついて、出隅の処理方法を提案するものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】この発明では、前記課題
を解決するために、出隅部分へ表装材を張り付けるに当
たって、出隅の角部に当たる表装材に対し、出隅線に合
わせて、表面側より基材部に届かない深さの切り込みを
入れ、出隅部分を折り曲げ、端面を磨いた後、出隅に取
り付けることを特徴とするものである。また、艶を必要
とする場合には、当出隅部分の表装材における磨き面に
対してクリヤー塗料を塗装するものである。
【0006】以下、図面とともにこの発明の出隅処理方
法を説明する。図1は、この発明の処理方法によって仕
上げた際の横断断面を含む外観斜視図である。図中20
は下地としての躯体であり、10は表装材であり、3が
表装材を張り付けるのに用いている接着材である。ま
た、表装材10は仕上げの意匠付与のための化粧材部1
とこの化粧材部を支持する基材部2を主要構成要素とし
て有している。表装材における基材部の素材としては、
不織布,ガラスクロス,セラミックペーパー,合成紙な
どがある。化粧材部2は、天然石やその砕石,着色骨
材,着色プラスチック粒,プラスチック砕粒を、合成樹
脂エマルション,溶剤型合成樹脂,ホットメルト樹脂等
により成形したもの、あるいは建築用吹付材を用いた塗
装塗膜により化粧材部とすることができる。基材部上へ
の化粧材部の複合化については、貼り合わせ、あるいは
塗装によってなすことができる。
【0007】図2は、表装材10の加工手順を断面図に
より表している。上段より、イ)は折り曲げ線に今わせ
て切り込み4を入れたところ、ロ)は折り曲げ線で折り
曲げ、折り曲げ端部を磨いている状態、ハ)は出隅の角
度に合わせて戻した状態を示している。切り込み4を入
れるには、市販のカッターナイフなどを用い、曲尺,ス
チール定規に合わせて線を引けばよい。また、端面を磨
くには砥石5を用いるのが好適である。図2のロ)にお
いては、砥石を端面の出隅線方向に対し直行するように
動かして磨いているように表しているが、実際は切り込
みの線に沿って砥石を動かし、基材部まで磨かないよう
にした方がが良い。表装材を壁面等に接着させる接着材
には、合成ゴム系,酢酸ビニル系,ポリマーセメント
系,アクリルゴム系など各種の接着材が使用できる。表
装材裏面に粘着材加工がなされ、かつ、雨掛かりがない
場合においては、表装材裏面への接着材塗布を省くこと
ができる。
【0008】
【実施例】実施例では、下記説明の表装材を製作して施
工テストを実施した。表装材の基材部2は、ポリエステ
ル製不織布の両面に濃灰色のアクリル樹脂ペイントをナ
イフコーターによりコーティングしたシートを用いた。
化粧材部1は、基材部2の片側表面に、下記表1中の実
施配合1による塗料を吹付により塗装して形成させた。
なお、表装材の化粧材部寸法は40cm×60cmとし
た。表装材の基材部の隣接2辺に設けた幅5cmの目地
兼重ね代部分の裏面には、粘着材部を設け、厚み0.2
mm幅4.5cmにした非加硫ブチルゴムシートを用い
た。このようにした表装材を角柱状に組み立てたコンパ
ネ下地に対して、この発明の方法により張り付け、施工
性や納まりを確認した。表装材への切り込みは、カッタ
ーナイフ(tajima製)を用い表面から2mm程傷
をつけ、折り曲げて、目の粗さ100番の砥石により端
面を磨いた。施工時の接着材としては、下記の実施配合
2に示す、ポリマーセメントを用いた。施工テストの結
果は、出隅部分においても基材が浮くことがなく、接着
材がはみ出ることもなく、きれいな納まりであった。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】実施例2では、先の実施例に用いた表装材
の化粧材部を平坦にする為に、サンダー掛けを行ったも
のを使用した。そして、接着材は同じものを用いて、先
の例と同じように角柱状にしたコンパネ下地に対して表
装材を張り付けた。更に、フッ素樹脂系のクリアー仕上
材を施工した表装材の化粧材部端面に対し、刷毛塗塗装
した。施工テストの結果は、問題もなく全面に艶も出、
石調の美しい仕上がりとなった。
【0012】
【効果】この発明の方法により、表装材を出隅部分に適
用することにより、納まりのよい仕上げが可能となる。
すなわち、出隅部分において表装材の端部がそのまま露
出するとがなく、出隅部分が浮くこともない。また、表
装材の端部が出隅の角にきた時に、張り付けに用いてい
る接着材が表面にはみ出る心配もない。更に、風雨ある
いは人力による外部からの力に対する抵抗力も強くする
ことになる。この発明の出隅処理方法は、表装材に関す
るものであるが、従来のタイル張り施工時において、役
物と呼ばれる特別のタイルを必要としたのに対し、この
方法を用いることにより、表装材を多品種とする必要が
なくなる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明における表装材を出隅部分に適用し仕
上げた際の、横断断面を含む外観斜視図である。図2
は、表装材を出隅部分に張り付ける前の加工手順を断面
図により表したものである。イ)は折り曲げ線に合わせ
切り込みを入れた状態であり、ロ)は折り曲げ線で折り
曲げ、端面を砥石により磨いている状態であり、ハ)
は、表装材を出隅角度まで戻した状態を示している。 1…化粧材部 2…基材部 3…接着材 4…切
り込み 5…砥石 10…表装材 20…躯体出隅

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有し、厚さ1〜10mmにあ
    り、主要構成要素として化粧材部と基材部を有する表装
    材を用いて、建築物,構築物等の表面を仕上げるに際
    し、予め出隅の角部に当たる表装材に対し、出隅線に合
    わせて、表面側より基材部に届かない深さの切り込みを
    入れ、出隅部分を折り曲げ、端面を磨いた後、出隅に張
    り付けることを特徴とする出隅の処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の処理を行った後、出隅表
    装材の磨き面にクリアー塗料を塗装することを特徴とす
    る出隅の処理方法。
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