JPH0330484Y2 - - Google Patents

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JPH0330484Y2
JPH0330484Y2 JP1988049412U JP4941288U JPH0330484Y2 JP H0330484 Y2 JPH0330484 Y2 JP H0330484Y2 JP 1988049412 U JP1988049412 U JP 1988049412U JP 4941288 U JP4941288 U JP 4941288U JP H0330484 Y2 JPH0330484 Y2 JP H0330484Y2
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noncombustible
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insulating partition
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この考案は、建築物に使用する耐火遮音間仕切
壁に関するものである。 [従来の技術] 従来、耐火遮音間仕切壁は、第4図に示すよう
に、チヤンネル型等の鋼製スタツドaの両側辺ま
たは一側辺に石綿、岩綿、ガラス綿等のフエルト
状物や石綿発泡体等の不燃質材bを取付け、その
表裏に石綿けい酸カルシウム板、石綿セメント板
等の同じ厚さの不燃系板cからなる表面板dを取
付けたもの(実開昭54−35508号公報参照)が、
また耐火パネルとしては第6図に示すように、金
属製枠eで囲まれた部分にロツクウールfを充填
したパネルgの表面に厚さの薄いけい酸カルシウ
ム板hが取付けられその外方に厚さの厚い石綿ス
レート板iを積層するとともにパネルgの裏面に
厚さの厚い石こうスラグ板jを取付けその外方に
厚さの薄い石こうボード板kを積層したもの(実
開昭56−87438号公報参照)が知られている。 [考案が解決しようとする問題点] 上記従来の耐火遮音間仕切壁は鋼製スタツドの
不燃系表面板を取付ける側の面に不燃質材を接着
する構成であるので、不燃質材が高耐熱、断熱性
を有し、かつ表面板の不燃性と相まつて間仕切壁
全体が耐火性を有するとともに、第5図に示すよ
うに不燃質材を使用した従来の間仕切壁Aは建築
基準法による遮音間仕切壁認定ラインBを超える
遮音性を有するが2000Hzないし、3000Hz近辺の周
波数帯域での音響透過損失が小となつて遮音性能
が低下する問題点があつた。また、上記従来の耐
火パネルはパネル本体の表裏とも2重の耐火構造
とすることによつて耐火性を向上させるとともに
異なつた材料の板材のうち安価な厚さの厚い材料
を内側に使用することによつて材料費を安価にす
ることを目的とするものであり、遮音性を向上さ
せること、すなわち2000Hzないし3000Hz近辺の周
波数帯域での音響透過損失を少なくし遮音性の極
端な低下を防止することについて何等の考慮もな
されていない問題点があつた。 [問題点を解決するための手段] この考案は、前記の問題点を解決するため、鋼
製スタツドの表裏に不燃質材を介して厚さの異な
る同一材質の2枚の不燃系板からなる表面板を取
付けた耐火遮音間仕切壁の手段を講じるものであ
る。 [作用] この考案の耐火遮音間仕切壁は、表面板の板厚
が異なる同一材質の2枚の不燃系板を重ねたので
その遮音性は第3図に示すように、板厚15mmと12
mmのものを重ねたものPおよび板厚9mmと12mmの
ものを重ねたものQは前記遮音間仕切壁認定ライ
ンBを超し、しかも2000Hzないし3000Hz近辺の周
波数帯域における音響透過損失が増加するかまた
は減少が極めてわずかであり遮音性はほとんど失
われないのに対して、板厚が12mmのもの2枚を重
ねたものRは音響透過損失が著しく減少し遮音性
が損われる。 また、この考案の耐火遮音間仕切壁は実験によ
れば次表に示すように従来の鋼製スタツドに直接
表面板を取付けたものよりも不燃系表面板の厚さ
を薄くしても耐火性が劣ることがない。
【表】 従来の間仕切壁における不燃系表面板の板厚は
21mm×2が規格化され、それ以下では耐火性を有
しないため板厚を薄くすることができなかつた
が、この考案においては上表のように21mm×2と
同等の耐火性を有しながら板厚を薄くすることが
できる。 [実施例] この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、1はチヤンネル型の鋼製スタ
ツドであり、厚さの異なる同一材質の2枚の不燃
系板2,3からなる表面板4の貼着面の側辺5に
ガラス繊維混入石こう板のような不燃質材6を接
着剤で貼り着けるか、またはロツクウールのよう
な不燃質材6を吹付けてコーテイングされてい
る。この鋼製スタツド1の前後の側辺5の不燃質
材6部分に表面板4をビス留めして間仕切壁を構
成する。 また、遮音性をさらに良好にするものとして第
2図に示すように、チヤンネル型等の鋼製スタツ
ド1を間仕切壁の横断面において千鳥状に配置し
て表面板4を取付ける側の鋼製スタツド1の側辺
5に不燃質材6を設けてもよい。 [考案の効果] この考案は、表面板の板厚を薄くできるので厚
さの薄い間仕切壁とすることができるので重量が
軽く取扱いが容易で価格を低くすることができる
うえ、特に同一材質の表面板の板厚が異なるよう
に板厚を種々選択して耐火性を満たす組合わせと
することによつて2000Hzないし3000Hz近辺の周波
数帯域での音響透過損失を少なくし遮音性の極端
な低下をなくすることができるので耐火性と同時
に遮音性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の1実施例を
示すもので、それぞれ横断平面図、第3図は各種
板厚の表面板を使用した間仕切壁の音響透過損失
を示すグラフ、第4図は従来例を示す横断平面
図、第5図は同じ板厚の表面板を使用した間仕切
壁の音響透過損失を示すグラフ、第6図は他の従
来例を示す横断平面図である。 1……鋼製スタツド、2,3……不燃系板、4
……表面板、6……不燃質材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鋼製スタツド1の表裏に不燃質材6を介して
    厚さの異なる同一材質の2枚の不燃系板2,3
    からなる表面板4を取付けた耐火遮音間仕切
    壁。 2 不燃質材6がガラス繊維混入石こう板である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の耐火遮音
    間仕切壁。 3 ロツクウールを吹付けコーテイングされた不
    燃質材6を鋼製スタツド1に取付けた実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の耐火遮音間仕切
    壁。
JP1988049412U 1988-04-14 1988-04-14 Expired JPH0330484Y2 (ja)

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JPS63174220U JPS63174220U (ja) 1988-11-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435508B2 (ja) * 1972-11-17 1979-11-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635448Y2 (ja) * 1977-08-16 1981-08-21
JPS5940416Y2 (ja) * 1979-12-05 1984-11-16 ナショナル住宅産業株式会社 耐火パネル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435508B2 (ja) * 1972-11-17 1979-11-02

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JPS63174220U (ja) 1988-11-11

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