JPH0611592Y2 - 電磁波シールドパネルの接合装置 - Google Patents

電磁波シールドパネルの接合装置

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JPH0611592Y2
JPH0611592Y2 JP1986040878U JP4087886U JPH0611592Y2 JP H0611592 Y2 JPH0611592 Y2 JP H0611592Y2 JP 1986040878 U JP1986040878 U JP 1986040878U JP 4087886 U JP4087886 U JP 4087886U JP H0611592 Y2 JPH0611592 Y2 JP H0611592Y2
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JP
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electromagnetic wave
wave shield
shield panel
panel
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JP1986040878U
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太郎 三浦
信幸 小野
順義 赤津
博 辻谷
明秀 伊藤
元生 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電波暗室や電磁シールド室に用いられる電
磁波シールドパネルの接合装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、電波応用の技術が進み、半導体搭載の機器が増大
している。これら機器からの電磁波の発生や、強電界の
電磁波による、これら機器の誤作動が問題となって来て
いる。
そこで、これら機器からの電磁波発生状況や、強電界の
電磁波を実際に機器に照射して、機器の電磁波による誤
作動特性を試験するための電磁波暗室や電磁シールド室
の要求が高まっている。
これら電波暗室等は、外部からの電磁波を遮断し、かつ
室内で照射される電磁波の反射や、外部への影響を遮断
するように構成されている。
これらの接合部は、天井、床および側壁を構成する電磁
波シールドパネル上下左右に接合し、パネル同様に電磁
波を遮断できるように構成されている。
しかし、従来のこの種のパネルと接合部は、ビス止めす
る場合でも、ビス止めと半田づけを併用する場合でも、
いずれもパネル接合部を何重にも接合部材を取付けた
り、しかも、接合部の加工も複雑で施工がきわめて面倒
であった。
また接合部に歪みがあったりすると不良接合となり電波
の遮断効果が著しく低下するいう問題から、接合部を半
田づけするケースが多く作業性が悪かった。
この考案は、前記従来の問題点を解消するために提案さ
れたもので、パネル同士の接合をねじ止め組立てできる
ので、施工がきわめて簡単でかつパネル接合部の電磁シ
ールドを効果的におこなうことができる電磁波シールド
パネルの接合装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、接合される複数枚の電磁波シールドパネル
を亜鉛メッキ鋼板より構成し、この電磁波シールドパネ
ルの縁端部に、この電磁波シールドパネル接合部の表側
と裏側とに双方相まって前記電磁波シールドパネル接合
部の長手方向に連続する凹部をそれぞれ構成するように
段部を設け、前記裏側の凹部に添え板を、前記表側の凹
部に前記電磁波シールドパネル接合部の長手方向に連続
する編組線と断面略リップ溝状の継ぎ部材とを前記凹部
より突出しないようにそれぞれ配すると共に、前記編組
線の上に前記継ぎ部材を重ね、かつ、この継ぎ部材と前
記添え板とを、この継ぎ部材と前記添え板とに前記凹部
より突出しないように配されたねじ部材によってねじ止
めすることにより前記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例によって説明すると
電波暗室Aの天井、床および側壁1は室外側に亜鉛めつ
き鋼板等からなる電磁波シールドパネル2を上下左右接
合しつつ取付け、この電磁波シールドパネル2の内側に
パネル接合部を含め、パネル全体に渡ってフェライトタ
イル3を張り付け、さらにこのフェライトタイル3の表
面にカーボン含有の発砲スチロール又はウレタン等の誘
電体4を張り付けることによって構成されている。
電磁波シールドパネル2は外部からの電波を遮断する役
目を有し、またフェライトタイル3および誘電体4は、
室内で発生した不要反射波を吸収して電波の不要反射に
よる影響をなくす役目を有するものである。
接合される電磁波シールドパネル2,2の縁端部には電
波暗室Aの室外方向に断面略L字状に突出する段部5,
5が電磁波シールドパネル2,2の長手方向に連続して
形成されその結果として、電磁波シールドパネル2,2
の接合部の表側と裏側とには、凹部6,6がパネル接合
部の長手方向に連続して形成されている(第4図参
照)。左右段部5,5間には一定のすき間が形成されて
いる。さらに左右段部5,5の底部5a,5aの先端部
には立上り部5b,5bが電磁波シールドパネル2,2
の長手方向に一定間隔おきに形成されている。段部5お
よび立上り部5bはシールドパネル2の縁端部を折り曲
げることにより形成されている。
裏側の凹部6の中には、添え板7が段部5の底部5a,
5aの双方に渡って、かつ、電磁波シールドパネル2,
2の長手方向に連続して設置され、また、添え板7は凹
部6より外に突出しないように完全に収納された状態に
設置されている。添え板7は、表面に亜鉛メッキを施し
た金属製の細長い桟部材より形成されている。
また、段部5,5の底部5a,5aの表側には編組線
8,8が電磁波シールドパネル2,2の長手方向に沿っ
てそれぞれ設置されている。編組線8は導線等からなる
きわめて細かい金属線を何本も撚るか若しくは編んで細
長い帯状に形成されたもので、きわめて可塑性の高い材
料である。
さらに、段部5,5の底部5a,5aの表側には継ぎ部
材9が左右編組線8,8の上に重なり、電磁波シールド
パネル2,2の長手方向に連続して設置されている。
継ぎ部材9は、パネル接合部の凹部6内に完全に収納さ
れる大きさの断面略リップ溝状に形成され、また継ぎ部
材9の長手方向の両端部も左右両端部と同様にL字状に
形成されている。そして、継ぎ部材9は左右端縁部およ
び長手方向の両端部がL字形状に形成されていることに
より上から押し付けた際に、ある程度の弾性力を有する
ことができる。また継ぎ部材9は金属製で、その表面は
亜鉛メッキ処理が施されている。
このように形成された継ぎ部材9は左右縁端部のL字形
部9a,9aを左右編組線8,8の上に重ねるとともに
長手方向の両端部のL字形部9b,9bを底部5a,5
aの立上がり部5b,5bが形成されていない位置にお
いて編組線8の下側に接続材として銅箔等の金属箔11
を敷設した上に重ねた状態で、パネル接合部の凹部6内
に設置されている。
そして、凹部6の立上がり部5b,5bが形成されてい
ない位置において、継ぎ部材9と添え板7とで段部5,
5(接合部)が両側より挟み付けられ、かつ、連結ねじ
10によってねじ止めされている。
継ぎ部材9と添え板7とを連結ねじ10によってねじ止
めすると、左右編組線8,8は、大きく塑性変形して段
部5の底部5aと継ぎ部材9との間に完全に密着するた
めに、パネル接合部を確実に電磁シールドすることがで
きる。
〔考案の効果〕
この考案は以上の構成からなるので以下の効果を有す
る。
電磁波シールドパネルはパネル接合部において、添え
板と継ぎ部材とねじ止めすることにより接合されかつ継
ぎ部材と電磁波シールドパネル縁端部との間に外力によ
って容易に可塑変形可能な編組線が介在されているの
で、電磁波シールドパネル間の接合がきわめて簡単にで
きるとともに編組線の働きによってパネル接合部の電磁
シールを効果的におこなうことができる。
また、編組線、継ぎ部材、添え板及びこれらをねじ止
めするねじ部材が電磁波シールドパネルの接合部に構成
された凹部の中に、この凹部より外に突出しないように
取り付けられているので、電磁波シールドパネルの表面
にフェライトタイル等の電波吸収材を何らの支障なく取
り付けることができ、より高い電波吸収特性を容易に確
保することができる。
また、電磁波シールドパネルの接合部は、継ぎ部材と添
え板とによって両側より挟み付けられ、かつ、編組線が
電磁波シールドパネルと継ぎ部材との間に配置されてい
るので、パネル接合部の電気的接合がより高められ、よ
り高いシールド効果を奏するものである。
さらに、構造がきわめて簡単であるため電磁波シール
ドパネルの寸法精度の向上、規格化並びに工場における
大量生産も可能である。
パネルの組立て作業が室内側から行うことができる。
電磁シールドパネルは、亜鉛メッキ鋼板より構成さ
れ、充分な耐力および耐火性能を有するものであるた
め、壁パネルなどとしてそのまま取り付けることができ
る。
段部の裏側に導電性の良い添え板が添え付けられ、表
側に継ぎ部材が添え付けられ、さらに、段部と継ぎ部材
との間に銅線などからなる導電性のきわめて良い編組線
が介在されている。そして、継ぎ部材と添え板とが連結
ねじによって強くねじ止めされている。したがって、パ
ネルどうしは継ぎ部材と添え板とによって両面が電気的
に確実に接合されるため、接合部のシールド率は著しく
高められる(90〜100デシベル以上)。
特に、編組線を介在することにより、高周波のもとでの
シールド率が一層高められる。
継ぎ部材が断面略リップ状に形成されているため(第
2図〜第4図参照)、連結ねじを締め込んだとき、ばね
効果を発揮し、このばね効果によって連結ねじのゆるみ
を防止することができ、パネルどうしを確実に接合する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の一実施例を示したもの
で、第1図は電波暗室の一部破断斜視図、第2図は電波
暗室の天井部および側壁部に取付けられた電磁波シール
ドパネルの一部平面図、第3図および第4図は第2図に
おけるI−I線,II−II線断面図である。 1……電波暗室の天井および側壁、2……電磁波シール
ドパネル、 3……フェライトタイル、4……誘電体、 5……段部、6……凹部、7……添え板、 8……編組線、9……継ぎ部材、 10……連結ねじ、11……金属箔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小野 信幸 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)考案者 赤津 順義 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内 (72)考案者 辻谷 博 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内 (72)考案者 伊藤 明秀 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内 (72)考案者 鈴木 元生 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内 (56)参考文献 実開 昭59−81084(JP,U) 実開 昭60−103895(JP,U) 実公 昭55−52720(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合される電磁波シールドパネルを亜鉛メ
    ッキ鋼板より構成し、この電磁波シールドパネルの縁端
    部に、この電磁波シールドパネル接合部の表側と裏側と
    に双方相まって前記電磁波シールドパネル接合部の長手
    方向に連続する凹部をそれぞれ構成するように段部を設
    け、前記裏側の凹部に添え板を、前記表側の凹部に前記
    電磁波シールドパネル接合部の長手方向に連続する編組
    線と断面略リップ溝状の継ぎ部材とを前記凹部より突出
    しないようにそれぞれ配すると共に、前記編組線の上に
    前記継ぎ部材を重ね、かつ、この継ぎ部材と前記添え板
    とを、この継ぎ部材と前記添え板とに前記凹部より突出
    しないように配されたねじ部材によってねじ止めしてな
    ることを特徴とする電磁波シールドパネルの接合装置。
JP1986040878U 1986-03-20 1986-03-20 電磁波シールドパネルの接合装置 Expired - Lifetime JPH0611592Y2 (ja)

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JPS62152499U JPS62152499U (ja) 1987-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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